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PCのデータアクセス高速化の現状と情報教育活用についての研究

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PC のデータアクセス高速化の現状と

情報教育活用についての研究

大 道   卓

要旨

現時点で入手可能な PC 用補助記憶装置を用いてどの程度高速なデータ転送速 度を実現できるのかを検証した。用いた装置として特に注目したのは、PCIe× 16 接続 RAID カードおよび第 4 世代 PCIe での RAID0 の 2 種類の接続機構であ る。その他の代表的な補助記憶装置をも計測の対象とし結果を比較した。データ 転送速度の計測には 3 種類の転送速度計測ソフトを用いた。計測した結果から PCIe×16 接続 RAID カードでは一般的に利用されている PC と比較し約 30 倍の 転送速度を実現していることが確認できた。また、OS の実行速度に影響を与え る小容量データの書き込み速度では、第 4 世代 PCIe での RAID0 環境が最速にな ることも確認できた。また、これらの転送速度計測は PC パーツを組み立てて行 うが、この作業を授業の一環として採用し、情報教育に活用できることも検証し た。本稿はこれらの一連の作業の実践報告である。 キーワード: データ転送速度、PCIe 接続、RAID、NVMe、SSD、情報教育

第 1 章 はじめに

1.PC ハードウェア教育の動向 本学の情報科学専攻演習の一つのテーマとして PC 作成を行ってきたが、この目的は学 生の PC 構成要素およびその性能や機能の理解を深め、また PC 動作原理理解を高めるこ とにある。この方法と同一の方法を用い、授業内で PC 組み立てを行わせ教育を行ってい る大学としては山梨大学工学部コンピュータ・メディア工学科、四日市大学環境情報学部 さらに江戸川大学情報文化学科等の実践が報告されている。また、教育効果については江 上邦博(2010)や檀裕也(2015)が研究し教育上の効果が検証されている。 これらの教育は一般的な PC 部品に基づく内容が大半であった。一方、PC パーツに採 用される技術は新規開発のものが次々に実用化されているが、最新のものを授業内で用い るには至っていない。その理由の一つには授業内で PC 作成を行うためには、あらかじめ 組み立て方法およびその性能を検証しておかないといけないことがあげられる。新規機能

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を実現するには最新機器を用い、性能および組み立て方法を十分検証しておく必要があ る。本研究は、市販されている PC パーツを組み合わせ、どの程度高い性能の PC を作成 することができるかを検証し、その結果を教育で活用することである。最新機器を教材に 用いることは、体系だった知識の育成だけではなく、最新技術の動向を理解させることも 可能となる。 2.データアクセス技法の動向 PC の高性能化は様々な利用形態が進む中で、多くの技術が継続的に開発され実用化さ れてきた。主な開発項目としては、CPU の高性能化(高クロック化、マルチコア等)、記 憶装置のデータ転送速度の高速化、さらにグラフィックの高速高精度表示等である。CPU の高性能化に関して、最近はマルチコアが注目され、並列処理能力を向上させることが注 目されている。さらに CPU に画像表示モジュールを追加し、演算および描画を同一 CPU で行う方式も実用化されている。 一方記憶装置のデータ転送速度高速化に関する取り組みとしては、ハードディスクに代 わるフラッシュメモリーを用いた SSD の実用化、SSD やハードディスク接続方式の高速 化およびその規格化、RAID 技術の実装等である。SSD に関してはその構成モジュールの 研究開発が進み、SLC に始まり MLC、TLC、最近では QLC まで実現され、高速化および 大容量化が進められている。SSD の接続規格としては SATA2.0 から SATA3.0 が実現され 600MB/s までの転送速度高速化が図られてきた。一方 PCI Express 接続で SSD を接続する 技術も実現され、PCI Express×4 の M.2 接続での NVMe 方式では 4GB/s のアクセス速度 を実現している。2019 年にはこの PCI Express に新しい規格(第 4 世代:PCIe 4.0)が登 場し、それまでのデータ転送速度を倍にする技術が実現された。NVMe SSD で一般的に 用いられる 4 レーンの場合は 2GB/s×4 = 8GB/s になる。

以上の高速化状況にある中で、本研究では、特に記憶装置の高速化に着目し、現状でど の程度高速アクセスが可能であるのかを検証する。具体的には M.2 接続 SSD(NVMe 接 続)4 枚を RAID カードに RAID0 にて実装し、さらにこの RAID カードを PCI Express 接 続によりマザーボードに装填する方法をはじめに検証する。この方式をサポートしている CPU およびマザーボード上のコントローラは AMD Ryzen Threadripper と X399 である。 メーカーの報告によるとアクセス速度は SATA3.0 ハードディスク単体の 60 倍に達してい る。この速度を実測することが一つの研究目的である。さらに最近の PC 環境では第 4 世 代 PCI Express を持つマザーボードおよび対応する CPU や NVMe M.2 SSD が出荷される ようになった。これらの中で特に M.2 SSD 2 枚による RAID0 をマザーボード上で実現す ることも可能になった。この環境も上記 RAID カードとともに、高速データアクセス環境 のテーマとして取り扱うことは意義がある。

− 146 −

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第 2 章 計測環境

1.データ転送速度計測環境

今回の研究では以下の 7 種類の環境においてデータ転送速度を計測した。 (1)ULTRA QUAD M.2 CARD を用いた接続(以下 ULTRA QUAD と記す)

Asrock 社製の ULTRA QUAD M.2 CARD は、Intel Core X や AMD Ryzen Threadripper な どのハイエンドデスクトップ向けプロセッサ利用環境で、PCI Express×16 レーンを有効 に活用し最大 4 枚の NVMe M.2 SSD をカード内で RAID0 接続にて高速データアクセス環 境を実現することを目的とした拡張カードである。上記接続を実現するチップセットは Intel X299 もしくは AMD X399 である。今回測定を行った PC で利用した主な構成は以下 の通りである。

•  CPU:AMD 社製 Ryzen Threadripper 1920X(12 コア、定格クロック 3.5GHz、最大ク ロック 4GHz)

•  マザーボード:ASRock X399 Taichi

•  RAID カード:ASRock ULTRA QUAD M.2 CARD(PCIe 3.0×16 レーン対応)

•  SSD:SAMSUNG 970EVO PLUS NVMe M.2(TLC(3bit MLC)、Phoenix Controller、 読み込み速度最大 3500MB/s、4 枚、合計 1TB)

•  メモリー:DDR4-2666 (PC4-21300) 16GB

(2)第 4 世代 PCI Express で RAID0 を構成した接続(以下 Gen4 RAID0 と記す) 第 4 世代 PCI Express(PCIe 4.0)は 2019 年夏に出荷開始された新しい接続規格である。 PCIe 4.0 は、これまで利用されてきた PCIe 3.0 の帯域を倍に引き上げたものである。PCIe ×1 レーンでは旧規格では 1GB/s だったが PCIe 4.0 では 2GB/s になった。NVMe SSD で 一般的に用いられる 4 レーンで見た場合の論理値は 8GB/s になる。この接続規格を利用 するためには AMD X570 チップセットが必要であり、必然的に CPU は第 3 世代以降の Ryzen シリーズになる。また、当然ではあるが NVMe SSD は PCIe 4.0 に対応したものが 必要となる。

今回の計測では、単に 1 枚の NVMe SSD を接続するだけではなく、マザーボード上の RAID コントローラを用い、RAID 構築を行うことを試みた。用いた PC パーツの主なも のは以下の通りである。

•  CPU:AMD Ryzen7 3700X(8 コア、定格クロック 3.6GHz、最大クロック 4.4GHz) •  マザーボード:AsRock X570 TAICHI(チップセット AMD X570)

•  SSD:CFD PG3VNF CSSD-M2B5GPG3VNF (3D TLC、コントローラ Phison PS5016- E16、2 枚、合計 1TB、M.2、Type2280、読み込み速度最大 5000MB/s)

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(3)第 3 世代 PCI Express の NVMe M.2 接続 SSD(以下 NVMe M.2 と記す)

第 3 世代 PCI Express を利用し、NVMe M.2 接続 SSD を単体で接続して計測した。用い た PC のスペックは以下の通りである。

•  CPU:Intel Core i7-6700K (4 コア、定格クロック 4GHz、最大クロック 4.2GHz) •  マザーボード:Gigabyte Z170X-UD5-CF(チップセット Intel Z170、LGA1151 対応) •  SSD:Samsung SSD 960 Pro(3D NAND MLC、コントローラ Samsung Polaris、M.2、

Type2280、容量 1TB、読み込み速度最大 3500MB/s)

•  メモリー:CORSAIR DDR4-2666MHz VENGEANCE LPX Series 8GB×2 枚キット (4)市販 PC(SSD 内蔵)の SATA3.0 接続(以下基準 PC(SSD)と記す)

データ転送速度の比較基準として一般に販売されている PC を採用した。対象とした PC は HP Compac Elite 8300 であり、CPU は Core i5 3570、SSD は容量 120GB の Micron 製 SSD の C400 MTFDDAK128MAM-1J1 である。接続は SATA3.0(SATA600)であり OS が 導入されている。SATA3.0 接続は 2009 年に制定された Serial ATA 規格であり、論理的デー タ伝送速度は 6Gbps となっている。PC 内部の SSD や HDD、光学ドライブ等の接続に用 いられている。なお、誤り訂正ビット等をも含むために実効転送速度は 600MB/s である。 (5)HDD の SATA3.0 接続(以下 SATA3.0 HDD と記す)

計測に利用した HDD は TOSHIBA DT01ACA100 で SATA3.0 接続であり、OS はこのド ライブには導入されていない。速度計測のために事前にデフラグを実行しフラグメンテー ションの影響を少なくした。用いた PC のその他のスペックは以下の通りである。

•  CPU:Intel Core i7-6700(4 コア、定格クロック 4GHz、最大クロック 4.2GHz) •  マザーボード:Gigabyte Z170X-UD5-CF(チップセット Intel Z170、LGA1151 対応) •  メモリー:CORSAIR DDR4-2666MHz VENGEANCE LPX Series 8GB×2 枚キット (6)USB3.0 接続 USB メモリー(以下 USB3.0 接続と記す)

USB3.0 対応の USB メモリーを USB3.0 ポートに接続し計測した。使用した USB メモ リーは SanDisk Extreme Pro(USB3.0 対応)である。用いた PC のその他のスペックは(5) と同じである。USB3.0 接続規格は高速 USB 接続を目的に定められたものであり、5Gbps の論理的転送速度であり、実効速度としては最大 600MB/s のデータ転送速度である。 (7)USB2.0 接続 USB メモリー(以下 USB2.0 接続と記す)

USB3.0 対応の USB メモリーを USB2.0 ポートに接続し計測した。使用した USB メモ リーは(6)と同じ SanDisk Extreme Pro(USB3.0 対応)であり、用いた PC のその他のス ペックは(5)と同じである。USB2.0 接続規格は 2000 年に策定されたものであり、 480Mbps の論理的転送速度の規格であり、実効速度としては最大 60MB/s となる。     

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(5)

2.アクセス速度測定ベンチマークソフト

上記 7 項目でのデータ転送速度測定を行うために以下の 3 種類のベンチマーク環境を用 意した。なお(1) Crystal Disk Mark V7.0 は 7 項目すべてを対象とした測定を行い、(2) ATTO Disk Benchmark と(3) バッチプログラムによる測定は基準 PC より高速アクセスを 実現している環境に対してのみ測定した。なお、M.2 SSD は高温になるとアクセス速度が 低下する場合もあるので、連続利用を避け、常温環境で電源を入れた直後に行った。 (1) Crystal Disk Mark V7.0

データ転送速度計測で一般的に利用されているベンチマークソフトとして Crystal Disk Mark V7.0(64 ビット、以降 CDM7 と記す)がある。このベンチマークソフトはひよひよ 氏作成のフリーソフトであり、以下の測定項目を有している。

① SEQ1M Q8T1:マルチキュー(8Queues)を 1 スレッド(1Thread)、ブロックサイズ 1024KiB を連続して読み込む(Read)もしくは書き込む(Write)際のデータ転送速 度を、1 秒間あたり何 MB であるのかを計測する。 ② SEQ1M Q1T1:シングルキューおよび 1 スレッド、ブロックサイズ 1024KiB を連続 して読み込むもしくは書き込む際のデータ転送速度を、1 秒間あたり何 MB であるの かを計測する。 ③ RND4K Q32T16:32 個のマルチキュー(32Queues)を 16 スレッド(16Thread)、ブ ロックサイズ 4KiB でランダムに読み込むもしくは書き込む際のデータ転送速度を、 1 秒間あたり何 MB であるのかを計測する。 ④ RND4K Q1T1:シングルキューおよびシングルスレッドでブロックサイズ 4KiB の命 令をランダムに読み込むもしくは書き込む際のデータ転送速度を、1 秒間あたり何 MB であるのかを計測する。 なお、計測回数、計測に用いるデータサイズ、対象とするドライブ等も指定することが できる。

(2)ATTO Disk Benchmark

ATTO Disk Benchmark (以下 ATTO ベンチマークと記す)は ATTO Technology, Inc. が作 成・公開しているディスクアクセス速度計測のフラーソフトである。異なるサイズの複数 のデータを用い、各データをディスクに 1 秒間で Read/Write するデータ転送速度がグラ フ表示され、計測結果も MB/s もしくは GB/s 単位の値が示される。データサイズでの書 き込み / 読み込み速度を議論することができる。 (3)バッチプログラムによる測定 容量の異なるデータファイルを作成し、複数回コピーするのに要する時間を測定する バッチプログラムを作成した。データの大きさとコピー回数は以下の通りとした。①

(6)

3MB×30 回、② 3GB×3 回、③ 10GB×3 回。

第 3 章 計測結果

1.CDM7 測定結果 CDM7 の測定結果の代表例として図 3︲1 に ULTRA QUAD の結果を示した。今回の測 定は 7 種類の項目についてすべて同一の測定 方法で行った。書込みデータ容量は正確性を 確保するため大容量の 32GiB とし、計測を 9 回繰り返すモードにした。CDM7 の測定は この繰り返しの中でのピーク値が計測結果に なる。このベンチマークを 3 回実施すること により、27 回計測の最大値を各項目の測定 値とした。表 3︲2 が得られた CDM7 測定結 果である。   (3) ࣂࢵࢳࣉࣟࢢ࣒ࣛ࡟ࡼࡿ ᐃ  ᐜ㔞ࡢ␗࡞ࡿࢹ࣮ࢱࣇ࢓࢖ࣝࢆసᡂࡋࠊ」ᩘᅇࢥࣆ࣮ࡍࡿࡢ࡟せࡍࡿ᫬㛫ࢆ ᐃࡍࡿࣂ ࢵࢳࣉࣟࢢ࣒ࣛࢆసᡂࡋࡓࠋࢹ࣮ࢱࡢ኱ࡁࡉ࡜ࢥࣆ࣮ᅇᩘࡣ௨ୗࡢ㏻ࡾ࡜ࡋࡓࠋձ3MB™ 30 ᅇࠊղ3GB™㸱ᅇࠊճ10GB™㸱ᅇࠋ ➨䠏❶㻌 ィ ⤖ᯝ㻌 㸯㸬CDM7  ᐃ⤖ᯝ CDM7 ࡢ ᐃ⤖ᯝࡢ௦⾲౛࡜ࡋ࡚ᅗ 3-1 ࡟ ULTRA QUAD ࡢ⤖ᯝࢆ♧ࡋࡓࠋ௒ᅇࡢ ᐃࡣ 7 ✀㢮ࡢ㡯┠࡟ࡘ࠸࡚ࡍ࡭࡚ྠ୍ࡢ ᐃ᪉ἲ࡛ ⾜ࡗࡓࠋ᭩㎸ࡳࢹ࣮ࢱᐜ㔞ࡣṇ☜ᛶࢆ☜ಖࡍࡿ ࡓࡵ኱ᐜ㔞ࡢ32GiB ࡜ࡋࠊィ ࢆ 9 ᅇ⧞ࡾ㏉ࡍ ࣮ࣔࢻ࡟ࡋࡓࠋCDM7 ࡢ ᐃࡣࡇࡢ⧞ࡾ㏉ࡋࡢ ୰࡛ࡢࣆ࣮ࢡ್ࡀィ ⤖ᯝ࡟࡞ࡿࠋࡇࡢ࣋ࣥࢳ ࣐࣮ࢡࢆ3 ᅇᐇ᪋ࡍࡿࡇ࡜࡟ࡼࡾࠊ27 ᅇィ ࡢ ᭱኱್ࢆྛ㡯┠ࡢ ᐃ್࡜ࡋࡓࠋ⾲3-2 ࡀᚓࡽࢀࡓ CDM7  ᐃ⤖ᯝ࡛࠶ࡿࠋ (1)ULTRA QUAD ࡢ ᐃ⤖ᯝ

ULTRA QUAD M.2 CARD ࡟ SAMSUNG 970EVO PLUS SSD4 ᯛࢆ᥋⥆ࡋ࡚ RAID0

ࢆᵓ⠏ࡋࡓࠋࡇࡢࢻࣛ࢖ࣈࢆC ࢻࣛ࢖ࣈ࡜ࡋ࡚ Windows 10 Home ࢆᑟධࡋࡓࠋࡇࡢࢻࣛ ਦ  8/75$ 48$' ͹ܯ଎ න  &'0 ଎ఈ݃Վ 㻿㻱㻽㻝㻹 㻽㻤㼀㻝 㻿㻱㻽㻝㻹 㻽㻝㼀㻝 㻾㻺㻰㻠㻷 㻽㻟㻞㼀㻝㻢 㻾㻺㻰㻠㻷 㻽㻝㼀㻝 㻿㻱㻽㻝㻹 㻽㻤㼀㻝 㻿㻱㻽㻝㻹 㻽㻝㼀㻝 㻾㻺㻰㻠㻷 㻽㻟㻞㼀㻝㻢 㻾㻺㻰㻠㻷 㻽㻝㼀㻝 ULTRA QUAD 12984.28 6310.86 851.55 42.67 9413.45 6853.22 576.21 181.26 Gen4 RAID0 8360.90 5529.33 1480.60 56.51 4962.23 5060.75 1077.46 312.10 NVMe M.2 3342.83 1626.99 1830.64 32.71 2080.46 1456.05 1415.85 106.24 ᇶ‽PC䠄SSD䠅 462.92 439.37 288.62 26.47 194.84 193.57 110.40 67.62 SATA3.0 HDD 197.11 195.65 0.76 0.47 195.22 194.19 0.83 0.82 USB3.0᥋⥆ 264.06 245.17 10.89 7.19 234.02 229.03 13.16 11.46 USB2.0᥋⥆ 43.20 42.37 8.76 6.76 33.55 44.03 12.95 11.41 5HDG 0%V :ULWH 0%V ᑐ㇟ 表 3‐2 CDM7 測定結果 (1)ULTRA QUAD の測定結果

ULTRA QUAD M.2 CARD に SAMSUNG 970EVO PLUS SSD4 枚を接続して RAID0 を構 築した。このドライブを C ドライブとして Windows 10 Home を導入した。このドライブ を用い CDM7 を計測した結果を表 3-2 に示す。NVMe SSD4 枚の RAID0 接続の論理的上 限(14GB/s)に近い値を SEQ1M Q8T1 Read で得ていることがわかる。

(2)Gen4 RAID0 の測定結果

CFD PG3VNF CSSD-M2B5GPG3VNF 2 枚を AsRock X570 TAICHI の M.2 コネクターに接 続して RAID0 を構築した。このドライブを C ドライブとして Windows 10 Home を導入し た。このドライブを用い CDM7 を計測した結果を表 3︲2 に示した。PCIe 4.0 NVMe SSD2   (3) ࣂࢵࢳࣉࣟࢢ࣒ࣛ࡟ࡼࡿ ᐃ  ᐜ㔞ࡢ␗࡞ࡿࢹ࣮ࢱࣇ࢓࢖ࣝࢆసᡂࡋࠊ」ᩘᅇࢥࣆ࣮ࡍࡿࡢ࡟せࡍࡿ᫬㛫ࢆ ᐃࡍࡿࣂ ࢵࢳࣉࣟࢢ࣒ࣛࢆసᡂࡋࡓࠋࢹ࣮ࢱࡢ኱ࡁࡉ࡜ࢥࣆ࣮ᅇᩘࡣ௨ୗࡢ㏻ࡾ࡜ࡋࡓࠋձ3MB™ 30 ᅇࠊղ3GB™㸱ᅇࠊճ10GB™㸱ᅇࠋ ➨䠏❶㻌 ィ ⤖ᯝ㻌 㸯㸬CDM7  ᐃ⤖ᯝ CDM7 ࡢ ᐃ⤖ᯝࡢ௦⾲౛࡜ࡋ࡚ᅗ 3-1 ࡟ ULTRA QUAD ࡢ⤖ᯝࢆ♧ࡋࡓࠋ௒ᅇࡢ ᐃࡣ 7 ✀㢮ࡢ㡯┠࡟ࡘ࠸࡚ࡍ࡭࡚ྠ୍ࡢ ᐃ᪉ἲ࡛ ⾜ࡗࡓࠋ᭩㎸ࡳࢹ࣮ࢱᐜ㔞ࡣṇ☜ᛶࢆ☜ಖࡍࡿ ࡓࡵ኱ᐜ㔞ࡢ32GiB ࡜ࡋࠊィ ࢆ 9 ᅇ⧞ࡾ㏉ࡍ ࣮ࣔࢻ࡟ࡋࡓࠋCDM7 ࡢ ᐃࡣࡇࡢ⧞ࡾ㏉ࡋࡢ ୰࡛ࡢࣆ࣮ࢡ್ࡀィ ⤖ᯝ࡟࡞ࡿࠋࡇࡢ࣋ࣥࢳ ࣐࣮ࢡࢆ3 ᅇᐇ᪋ࡍࡿࡇ࡜࡟ࡼࡾࠊ27 ᅇィ ࡢ ᭱኱್ࢆྛ㡯┠ࡢ ᐃ್࡜ࡋࡓࠋ⾲3-2 ࡀᚓࡽࢀࡓ CDM7  ᐃ⤖ᯝ࡛࠶ࡿࠋ (1)ULTRA QUAD ࡢ ᐃ⤖ᯝ

ULTRA QUAD M.2 CARD ࡟ SAMSUNG 970EVO PLUS SSD4 ᯛࢆ᥋⥆ࡋ࡚ RAID0

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(7)

枚の RAID0 接続における論理的上限(10GB/s)に近い値を SEQ1M Q8T1 Read で得てい ることが確認できる。

(3)NVMe M.2 の測定結果

NVMe 接続の Samsung SSD 960 Pro を PCIe Gen3 接続機能を有する GIGABYTE Z170X-UD5-CF の M.2 コネクターに接続し、このドライブを C ドライブとして Windows 10 Home を導入した。このドライブでの CDM7 の計測結果は表 3︲2 の通りである。PCIe 3.0 NVMe SSD の論理的上限(3500MB/s)に近い値を SEQ1M Q8T1 Read で得ている。

(4)基準 PC(SSD) の測定結果

表 3︲2 に基準 PC(SSD)での CDM7 結果を示した。この値は一般的な PC のデータア クセス速度と考えてよいであろう。SATA3.0 の規格で接続された Micron 製の SSD を用い ている PC であるが、SEQ1M Q8T1 Read の値は 460MB/s となり、SATA3.0 の転送速度上 限(600MB/s)に近い値を得られていることがわかる。

(5)SATA3.0 HDD の測定結果

表 3︲2 に SATA3.0 接続の HDD(TOSHIBA DT01ACA100)での CDM7 結果を示したが、 この値は一般的な HDD のデータアクセス速度と考えてよいであろう。SEQ1M Q8T1 Read の値は 200MB/s となり、SATA3.0 の実効転送速度上限(600MB/s)に比べた場合、接続規 格の問題ではなく HDD そのもののデータアクセス速度の限界が出ていると考えられる。 注意すべき点は SEQ1M Q8T1 Write の値は Read 値とほぼ同じと言うことであり、これは SSD と比べた場合の HDD の特徴の一つでもある。またシーケンシャルアクセスではそれ ほど遅い値にはなっていないが、ランダムアクセスになると極端に転送速度が遅くなって いることが確認できる。これは物理的なアクセスを行う必要がある HDD の性能限界が出 ていると言える。

(6)USB3.0 接続の測定結果

USB3.0 接続の USB メモリー(SanDisk Extreme Pro)での CDM7 結果を表 3︲2 に示し た。この値は一般的な USB メモリーに比べて高速であると考えてよいであろう。SEQ1M Q8T1 Read の値は 255MB/s となり、SATA3.0 接続の SSD の値と比較できる速度を提示し HDD よりも高速アクセスを実現している。USB3.0 の実効転送速度上限(600MB/s)を考 えても、USB メモリーとしては高速アクセスを行っている結果になっている。

(7)USB2.0 接続の測定結果

表 3︲2 に USB2.0 接続の USB メモリー(SanDisk Extreme Pro)での CDM7 結果を示し た。この値は USB3.0 の高速 USB メモリーを用いても接続方式が USB2.0 の場合は接続方

(8)

式がボトルネックとなり高速アクセスが妨げられている結果になっている。 2.ATTO Disk Benchmark での計測結果

ATTO ベンチマークで得られた結果は以 下の通りである。

(1)ULTRA QUAD

図 3︲3 は ULTRA QUAD の ATTO ベンチ マーク結果である。データ容量が小さい場 合はデータ転送速度に優位性を認めること はできないが、データ容量が大きくなるに つれて転送速度が向上していることを確認 することができる。特に 1MB 以上の場合 の読み込み速度は高速化されており Gen3 PCIe×16 の限界速度 15.7GB/s に近い値を 示 し て い る。 ま た、NVMe SSD4 枚 で の RAID0 接続の論理的上限(14GB/s)にも 近い値となっていることは特筆できる。 (2)Gen4 RAID0

図 3︲4 は Gen4 RAID0 の ATTO ベンチ マーク結果である。データ容量が小さい場 合はデータ転送速度に優位性を認めること はできないが、データ容量が大きくなるに つれて転送速度が向上していることを確認 することができる。特に 64KB 以上の場合 の読み込み速度が高速化されていることが 特徴である。この場合、転送速度は Gen4 PCIe×4 の限界速度 7.877GB/s に近い値を 示している。また、利用した NVMe SSD2 枚での RAID0 接続の論理的上限(10GB/s) と比較できる値を確認することができる。   ࡣࡑࢀ࡯࡝㐜࠸್࡟ࡣ࡞ࡗ࡚࠸࡞࠸ࡀࠊࣛࣥࢲ࣒࢔ࢡࢭࢫ࡟࡞ࡿ࡜ᴟ➃࡟㌿㏦㏿ᗘࡀ㐜ࡃ ࡞ࡗ࡚࠸ࡿࡇ࡜ࡀ☜ㄆ࡛ࡁࡿࠋࡇࢀࡣ≀⌮ⓗ࡞࢔ࢡࢭࢫࢆ⾜࠺ᚲせࡀ࠶ࡿ HDD ࡢᛶ⬟㝈 ⏺ࡀฟ࡚࠸ࡿ࡜ゝ࠼ࡿࠋ (6)USB3.0 ᥋⥆ࡢ ᐃ⤖ᯝ

 USB3.0 ᥋⥆ࡢ USB ࣓࣮ࣔࣜ㸦SanDisk Extreme Pro 㸧࡛ࡢ CDM7 ⤖ᯝࢆ⾲ 3-2 ࡟♧

ࡋࡓࠋࡇࡢ್ࡣ୍⯡ⓗ࡞USB ࣓࣮ࣔࣜ࡟ẚ࡭࡚㧗㏿࡛࠶ࡿ࡜⪃࠼࡚ࡼ࠸࡛࠶ࢁ࠺ࠋSEQ1M

Q8T1 Read ࡢ್ࡣ 255MB/s ࡜࡞ࡾࠊSATA3.0 ᥋⥆ࡢ SSD ࡢ್࡜ẚ㍑࡛ࡁࡿ㏿ᗘࢆᥦ♧

ࡋHDD ࡼࡾࡶ㧗㏿࢔ࢡࢭࢫࢆᐇ⌧ࡋ࡚࠸ࡿࠋUSB3.0 ࡢᐇຠ㌿㏦㏿ᗘୖ㝈(600MB/s)ࢆ⪃

࠼࡚ࡶࠊUSB ࣓࣮ࣔࣜ࡜ࡋ࡚ࡣ㧗㏿࢔ࢡࢭࢫࢆ⾜ࡗ࡚࠸ࡿ⤖ᯝ࡟࡞ࡗ࡚࠸ࡿࠋ

(7)USB2.0 ᥋⥆ࡢ ᐃ⤖ᯝ

 ⾲3-2 ࡟ USB2.0 ᥋⥆ࡢ USB ࣓࣮ࣔࣜ㸦SanDisk Extreme Pro 㸧࡛ࡢ CDM7 ⤖ᯝࢆ

♧ࡋࡓࠋࡇࡢ್ࡣUSB3.0 ࡢ㧗㏿ USB ࣓࣮ࣔࣜࢆ⏝࠸࡚ࡶ᥋⥆᪉ᘧࡀ USB2.0 ࡢሙྜࡣ

᥋⥆᪉ᘧࡀ࣎ࢺࣝࢿࢵࢡ࡜࡞ࡾ㧗㏿࢔ࢡࢭࢫࡀጉࡆࡽࢀ࡚࠸ࡿ⤖ᯝ࡟࡞ࡗ࡚࠸ࡿࠋ

2. ATTO Disk Benchmark ࡛ࡢィ ⤖ᯝ

 ATTO ࣋ࣥࢳ࣐࣮ࢡ࡛ᚓࡽࢀࡓ⤖ᯝࡣ௨ୗ

ࡢ㏻ࡾ࡛࠶ࡿࠋ (1)ULTRA QUAD

ᅗ3-3 ࡣ ULTRA QUAD ࡢ ATTO ࣋ࣥࢳ࣐

࣮ࢡ⤖ᯝ࡛࠶ࡿࠋࢹ࣮ࢱᐜ㔞ࡀᑠࡉ࠸ሙྜࡣ ࢹ࣮ࢱ㌿㏦㏿ᗘ࡟ඃ఩ᛶࢆㄆࡵࡿࡇ࡜ࡣ࡛ࡁ ࡞࠸ࡀࠊࢹ࣮ࢱᐜ㔞ࡀ኱ࡁࡃ࡞ࡿ࡟ࡘࢀ࡚㌿ ㏦㏿ᗘࡀྥୖࡋ࡚࠸ࡿࡇ࡜ࢆ ☜ㄆࡍࡿࡇ࡜ࡀ ࡛ࡁࡿࠋ≉࡟1MB ௨ୖࡢሙྜࡢㄞࡳ㎸ࡳ㏿ᗘ ࡣ㧗㏿໬ࡉࢀ࡚࠾ࡾGen3 PCIe™16 ࡢ㝈⏺㏿ 15.7GB/s ࡟㏆࠸್ࢆ♧ࡋ࡚࠸ࡿࠋࡲࡓࠊ

NVMe SSD4 ᯛ࡛ࡢ RAID0 ᥋⥆ࡢㄽ⌮ⓗୖ 図 3‐3  ULTRA QUADのATTOベンチマーਦ 8/75$48$' ͹ $772 ϗϱοϜʖέ݃Վク結果

 

㝈(14GB/s)࡟ࡶ㏆࠸್࡜࡞ࡗ࡚࠸ࡿࡇ࡜ࡣ≉➹࡛ࡁࡿࠋ

(2)Gen4 RAID0

 ᅗ3-4 ࡣ Gen4 RAID0 ࡢ ATTO ࣋ࣥࢳ࣐ ࣮ࢡ⤖ᯝ࡛࠶ࡿࠋࢹ࣮ࢱᐜ㔞ࡀᑠࡉ࠸ሙྜࡣ ࢹ ࣮ ࢱ ㌿ ㏦ ㏿ ᗘ ࡟ ඃ ఩ ᛶ ࢆ ㄆ ࡵ ࡿ ࡇ ࡜ ࡣ ࡛ ࡁ࡞࠸ࡀࠊࢹ࣮ࢱᐜ㔞ࡀ኱ࡁࡃ࡞ࡿ࡟ࡘࢀ࡚ ㌿ ㏦ ㏿ ᗘ ࡀ ྥ ୖ ࡋ ࡚ ࠸ ࡿ ࡇ ࡜ ࢆ ☜ ㄆ ࡍ ࡿ ࡇ ࡜ࡀ࡛ࡁࡿࠋ≉࡟64KB ௨ୖࡢሙྜࡢㄞࡳ㎸ ࡳ ㏿ ᗘ ࡀ 㧗 ㏿ ໬ ࡉ ࢀ ࡚ ࠸ ࡿ ࡇ ࡜ ࡀ ≉ ᚩ ࡛ ࠶ ࡿࠋࡇࡢሙྜࠊ㌿㏦㏿ᗘࡣGen4 PCIe™㸲ࡢ 㝈⏺㏿ᗘ7.877GB/s ࡟㏆࠸್ࢆ♧ࡋ࡚࠸ࡿࠋ ࡲࡓࠊ฼⏝ࡋࡓNVMe SSD2 ᯛ࡛ࡢ RAID0 ᥋ ⥆ ࡢ ㄽ ⌮ ⓗ ୖ 㝈(10GB/s)࡜ẚ㍑࡛ࡁࡿ್ ࢆ☜ㄆࡍࡿࡇ࡜ࡀ࡛ࡁࡿࠋ (3)NVMe M.2  ᅗ3-5 ࡀ NVMe M.2 ࡢ ATTO ࣋ࣥࢳ࣐࣮ ࢡࡢ⤖ᯝ࡛࠶ࡿࠋࢹ࣮ࢱᐜ㔞ࡀ32KB ௨ୖ࡛ 㧗 ㏿ ㌿ ㏦ ㏿ ᗘ ࡟ ࡞ ࡿ ࡀ ࠊ ㄞ ࡳ ㎸ ࡳ ࡢ ୖ 㝈 ࡣ 3GB/s ⛬ᗘ࡛࠶ࡿࠋGen3 PCIe ࡢ 4 ࣮ࣞࣥ ࡢ ୖ 㝈 ್ 3.938GB/s ࠾ ࡼ ࡧ ฼ ⏝ ࡋ ࡚ ࠸ ࡿ Samsug M.2 SSD ࡢୖ㝈್ 3.5GB/s ࡜ẚ㍑ ࡋࡓሙྜࠊ㧗࠸㌿㏦㏿ᗘࡀᚓࡽࢀ࡚࠸ࡿࡇ࡜ ࢆ☜ㄆ࡛ࡁࡿࠋ (4)ᇶ‽ PC㸦SSD㸧  ᅗ3-6 ࡀᇶ‽ PC ࡛ࡢ ATTO ࣋ࣥࢳ࣐࣮ࢡ ࡢ⤖ᯝ࡛࠶ࡿࠋࢹ࣮ࢱᐜ㔞ࡀ 16KB ࠿ࡽ㧗㏿࡟࡞ࡗ࡚࠸ࡿࡇ࡜ࢆㄆࡵࡿࡇ࡜ࡀ࡛ࡁࡿࡀࠊ

ਦ Gen4 RAID0 ࡢ ATTO ࣋ࣥࢳ࣐࣮ࢡ⤖ᯝ

ਦ 190H0 ͹ $772 ϗϱοϜʖέ݃Վ 図 3‐4  Gen4 RAID0 の ATTO ベンチマー

ク結果

− 152 −

(9)

(3)NVMe M.2 図 3︲5 が NVMe M.2 の ATTO ベンチマー クの結果である。データ容量が 32KB 以上 で高速転送速度になるが、読み込みの上限 は 3GB/s 程度である。Gen3 PCIe の 4 レー ンの上限値 3.938GB/s および利用している Samsug M.2 SSD の上限値 3.5GB/s と比較 した場合、高い転送速度が得られているこ とを確認できる。 (4)基準 PC(SSD) 図 3︲6 が基準 PC での ATTO ベンチマー クの結果である。データ容量が 16KB から 高速になっていることを認めることができ るが、上限は 440MB/s 程度である。この PC は SATA3.0 を用いており、実効転送速 度上限は 600MB/s であり、この環境では 性能を発揮していると認めることができる が、やはり PCIe 接続を用いた他の環境と 比較すると低い値に留まっている。 3.バッチプログラムによる計測結果 前節と同じ環境にて、実際の PC 作業環 境に近い形での速度を計測するためにバッ チプログラムを作成した。作成したプログラム は、 ① 3MB×30、 ② 3GB×3、 ③ 10GB ×3 でありそれぞれのコピーに要する時間 を計測した。3MB×30 は、デジカメ撮影 ファイルの平均的な容量である 3MB を 30 枚コピーする時間を想定したものである。 3GB×3 は、1080pHD/30fps の動画 30 分程 度のファイルを 3 回コピーする時間を考えて いる。10GB×3 は、4K/30fps のビデオ 30 分 程度の動画ファイル 3 回コピーする時間を想定している。表 3︲7 は要した時間を 1/100 秒単 位で表したものである。ULTRA QUAD、Gen4 RAID0、NVMe M.2 もすべて基準 PC より短 時間で作業を終えていることがわかる。特に Gen4 RAID0 の書き込み時間は短時間である。

 

(2)Gen4 RAID0

 ᅗ3-4 ࡣ Gen4 RAID0 ࡢ ATTO ࣋ࣥࢳ࣐

࣮ࢡ⤖ᯝ࡛࠶ࡿࠋࢹ࣮ࢱᐜ㔞ࡀᑠࡉ࠸ሙྜࡣ ࢹ ࣮ ࢱ ㌿ ㏦ ㏿ ᗘ ࡟ ඃ ఩ ᛶ ࢆ ㄆ ࡵ ࡿ ࡇ ࡜ ࡣ ࡛ ࡁ࡞࠸ࡀࠊࢹ࣮ࢱᐜ㔞ࡀ኱ࡁࡃ࡞ࡿ࡟ࡘࢀ࡚ ㌿ ㏦ ㏿ ᗘ ࡀ ྥ ୖ ࡋ ࡚ ࠸ ࡿ ࡇ ࡜ ࢆ ☜ ㄆ ࡍ ࡿ ࡇ ࡜ࡀ࡛ࡁࡿࠋ≉࡟64KB ௨ୖࡢሙྜࡢㄞࡳ㎸ ࡳ ㏿ ᗘ ࡀ 㧗 ㏿ ໬ ࡉ ࢀ ࡚ ࠸ ࡿ ࡇ ࡜ ࡀ ≉ ᚩ ࡛ ࠶ ࡿࠋࡇࡢሙྜࠊ㌿㏦㏿ᗘࡣGen4 PCIe™㸲ࡢ 㝈⏺㏿ᗘ7.877GB/s ࡟㏆࠸್ࢆ♧ࡋ࡚࠸ࡿࠋ ࡲࡓࠊ฼⏝ࡋࡓNVMe SSD2 ᯛ࡛ࡢ RAID0 ᥋ ⥆ ࡢ ㄽ ⌮ ⓗ ୖ 㝈(10GB/s)࡜ẚ㍑࡛ࡁࡿ್ ࢆ☜ㄆࡍࡿࡇ࡜ࡀ࡛ࡁࡿࠋ (3)NVMe M.2  ᅗ3-5 ࡀ NVMe M.2 ࡢ ATTO ࣋ࣥࢳ࣐࣮ ࢡࡢ⤖ᯝ࡛࠶ࡿࠋࢹ࣮ࢱᐜ㔞ࡀ32KB ௨ୖ࡛ 㧗 ㏿ ㌿ ㏦ ㏿ ᗘ ࡟ ࡞ ࡿ ࡀ ࠊ ㄞ ࡳ ㎸ ࡳ ࡢ ୖ 㝈 ࡣ 3GB/s ⛬ᗘ࡛࠶ࡿࠋGen3 PCIe ࡢ 4 ࣮ࣞࣥ ࡢ ୖ 㝈 ್ 3.938GB/s ࠾ ࡼ ࡧ ฼ ⏝ ࡋ ࡚ ࠸ ࡿ Samsug M.2 SSD ࡢୖ㝈್ 3.5GB/s ࡜ẚ㍑ ࡋࡓሙྜࠊ㧗࠸㌿㏦㏿ᗘࡀᚓࡽࢀ࡚࠸ࡿࡇ࡜ ࢆ☜ㄆ࡛ࡁࡿࠋ (4)ᇶ‽ PC㸦SSD㸧  ᅗ3-6 ࡀᇶ‽ PC ࡛ࡢ ATTO ࣋ࣥࢳ࣐࣮ࢡ ࡢ⤖ᯝ࡛࠶ࡿࠋࢹ࣮ࢱᐜ㔞ࡀ 16KB ࠿ࡽ㧗㏿࡟࡞ࡗ࡚࠸ࡿࡇ࡜ࢆㄆࡵࡿࡇ࡜ࡀ࡛ࡁࡿࡀࠊ

ਦ Gen4 RAID0 ࡢ ATTO ࣋ࣥࢳ࣐࣮ࢡ⤖ᯝ

ਦ 190H0 ͹ $772 ϗϱοϜʖέ݃Վ 図 3‐5  NVMe M.2 の ATTO ベンチマーク 結果 ୖ㝈ࡣ 440MB/s ⛬ᗘ࡛࠶ࡿࠋࡇࡢ PC ࡣ SATA3.0 ࢆ⏝࠸࡚࠾ࡾࠊᐇຠ㌿㏦㏿ᗘୖ㝈 600MB/s ࡛࠶ࡾࠊࡇࡢ⎔ቃ࡛ࡣᛶ⬟ࢆⓎ ᥹ ࡋ ࡚ ࠸ ࡿ ࡜ ㄆ ࡵ ࡿ ࡇ ࡜ ࡀ ࡛ ࡁ ࡿ ࡀ ࠊ ࡸ ࡣ PCIe ᥋⥆ࢆ⏝࠸ࡓ௚ࡢ⎔ቃ࡜ẚ㍑ࡍࡿ ࡜ప࠸್࡟␃ࡲࡗ࡚࠸ࡿࠋ 3.ࣂࢵࢳࣉࣟࢢ࣒ࣛ࡟ࡼࡿィ ⤖ᯝ  ๓⠇࡜ྠࡌ⎔ቃ࡟࡚ࠊᐇ㝿ࡢPC సᴗ⎔ቃ ࡟ ㏆ ࠸ ᙧ ࡛ ࡢ ㏿ ᗘ ࢆ ィ   ࡍ ࡿ ࡓ ࡵ ࡟ ࣂ ࢵ ࢳ ࣉ ࣟ ࢢ ࣛ ࣒ ࢆ స ᡂ ࡋ ࡓ ࠋ స ᡂ ࡋ ࡓ ࣉ ࣟ ࢢ ࣛ ࣒ࡣࠊձ3MB™30ࠊղ3GB™㸱ࠊճ10GB™ 㸱 ࡛ ࠶ ࡾ ࡑ ࢀ ࡒ ࢀ ࡢ ࢥ ࣆ ࣮ ࡟ せ ࡍ ࡿ ᫬ 㛫 ࢆ ィ ࡋࡓࠋ3MB™30 ࡣࠊࢹࢪ࣓࢝᧜ᙳࣇ࢓࢖ࣝࡢᖹᆒⓗ࡞ᐜ㔞࡛࠶ࡿ 3MB ࢆ 30 ᯛࢥࣆ ࣮ࡍࡿ᫬㛫ࢆ᝿ᐃࡋࡓࡶࡢ࡛࠶ࡿࠋ3GB™㸱ࡣࠊ1080pHD/30fps ࡢື⏬ 30 ศ⛬ᗘࡢࣇ࢓ ࢖ࣝࢆ㸱ᅇࢥࣆ࣮ࡍ ࡿ ᫬ 㛫 ࢆ ⪃ ࠼ ࡚ ࠸ ࡿ ࠋ10GB ™㸱 ࡣ ࠊ 4K/30fps ࡢ ࣅ ࢹ ࢜ 30 ศ ⛬ ᗘ ࡢ ື ⏬ ࣇ ࢓࢖ࣝ3 ᅇࢥࣆ࣮ࡍࡿ᫬㛫ࢆ᝿ᐃࡋ࡚࠸ࡿࠋ⾲ 3-7 ࡣせࡋࡓ᫬㛫ࢆ 1/100 ⛊༢఩࡛⾲ࡋࡓ ࡶࡢ࡛࠶ࡿࠋULTRA QUADࠊGen4 RAID0ࠊNVMe M.2 ࡶࡍ࡭࡚ᇶ‽ PC ࡼࡾ▷᫬㛫࡛

సᴗࢆ⤊࠼࡚࠸ࡿࡇ࡜ࡀࢃ࠿ࡿࠋ≉࡟Gen4 RAID0 ࡢ᭩ࡁ㎸ࡳ᫬㛫ࡣ▷᫬㛫࡛࠶ࡿࠋ ➨䠐❶㻌 ィ ㏿ᗘ䛾ẚ㍑㻌 ࡇࡇ࡛ࡣ㸱❶࡛ࡢィ ⤖ᯝࢆẚ㍑᳨ウࡍࡿࠋ 㸯㸬CDM7  ᐃ⤖ᯝࡢẚ㍑ ਦ  خ६ 3& ͹ $772 ϗϱοϜʖέ݃Վ න  ώροϕϫήϧϞܯ଎݃Վʤභʥ 8/75$48$' *HQ5$,' 190H0 خ६3& 66' ̑0%ʹ     ̑*%ʹ̑     *%ʹ̑     図 3‐6 基準 PC の ATTO ベンチマーク結果 − 153 − 総合人間科学研究 第 1 号(2020 年度)

(10)

第 4 章 計測速度の比較

ここでは 3 章での計測結果を比較検討する。 1.CDM7 測定結果の比較 7 種類の環境での CDM7 測定 結果を用いデータ転送速度を比 較することができる。用いる指 標は SEQ1M Q8T1 Read の値お よび RND4K Q1T1 Write の値と した。図 3︲8 は SEQ1M Q8T1 Read の計測結果を基準 PC(SSD) の結果を 1 としたときの比較結 果である。ULTRA QUAD では NVMe M.2 SSD 4 枚が RAID 構 築されたものであるが、基準 PC (SSD)に比較すると約 30 倍高 速のデータ転送環境を実現して いることがわかる。また、第 4 世代 PCI Express 接続の NVMe SSD2 枚で構成した RAID も約 17 倍の高速化を実現している。 図 3︲9 は RND4K Q1T1 Write の速度比較を基準 PC(SSD)の 結果を 1 としたときの比較結果 である。ここでの書き込み速度 に 関 す る 比 較 で は、ULTRA Quad より Gen4 RAID0 の方が高 速であり基準 PC と比較すると 4.55 倍高速化されるという結果

ULTRA QUAD Gen4RAID0 NVMe M.2 基準PC(SSD)

3MB×30 0.09 0.08 0.11 0.27 3GB×3 7.96 5.40 12.09 67.98 10GB×3 27.30 17.45 21.58 189.20 表 3-7 バッチプログラム計測結果(秒) 表 3‐7 バッチプログラム計測結果(秒)    7 ✀㢮ࡢ⎔ቃ࡛ࡢ CDM7  ᐃ ⤖ᯝࢆ⏝࠸ࢹ࣮ࢱ㌿㏦㏿ᗘࢆẚ ㍑ࡍࡿࡇ࡜ࡀ࡛ࡁࡿࠋ⏝࠸ࡿᣦ ᶆࡣ SEQ1M Q8T1 Read ࡢ್ ࠾ࡼࡧRND4K Q1T1 Write ࡢ ್ ࡜ ࡋ ࡓ ࠋ ᅗ 3-8 ࡣ SEQ1M Q8T1 Read ࡢィ ⤖ᯝࢆᇶ‽ PC(SSD)ࡢ⤖ᯝࢆ 1 ࡜ࡋࡓ࡜ࡁ ࡢ ẚ ㍑ ⤖ ᯝ ࡛ ࠶ ࡿ ࠋULTRA QUAD ࡛ࡣ NVMe M.2 SSD 4 ᯛࡀRAID ᵓ⠏ࡉࢀࡓࡶࡢ࡛࠶ ࡿࡀࠊᇶ‽PC(SSD)࡟ẚ㍑ࡍࡿ ࡜⣙30 ಸ㧗㏿ࡢࢹ࣮ࢱ㌿㏦⎔ቃ ࢆᐇ⌧ࡋ࡚࠸ࡿࡇ࡜ࡀࢃ࠿ࡿࠋࡲ ࡓࠊ➨4 ୡ௦ PCI Express ᥋⥆ NVMe SSD2 ᯛ ࡛ ᵓ ᡂ ࡋ ࡓ RAID ࡶ⣙ 17 ಸ ࡢ㧗㏿໬ࢆᐇ ⌧ࡋ࡚࠸ࡿࠋ ᅗ3-9 ࡣ RND4K Q1T1 Write ࡢ㏿ᗘẚ㍑ࢆᇶ‽ PC(SSD)ࡢ⤖ ᯝࢆ 1 ࡜ࡋࡓ࡜ࡁࡢẚ㍑⤖ᯝ࡛ ࠶ࡿࠋࡇࡇ࡛ࡢ᭩ࡁ㎸ࡳ㏿ᗘ࡟㛵 ࡍࡿẚ㍑࡛ࡣࠊULTRA Quad ࡼ ࡾGen4 RAID0 ࡢ᪉ࡀ㧗㏿࡛࠶ࡾᇶ‽ PC ࡜ẚ㍑ࡍࡿ࡜ 4.55 ಸ㧗㏿໬ࡉࢀࡿ࡜࠸࠺⤖ᯝ ࡟࡞ࡗࡓࠋࡇࡢRND4K Q1T1 ࡣ 4K ༢఩ࡢ᭩ࡁ㎸ࡳࡢ㏿ᗘࢆ⾲ࡋ࡚࠸ࡿࡢ࡛ OS ࡢ࣮࣌

ࢪࣥࢢ➼㏿ᗘࡢᣦᶆ࡟࡞ࡿ࡜⪃࠼ࡽࢀࡿࠋࡇࡢ⤖ᯝ࠿ࡽࠊPCIe Gen4 ࡛ RAID0 ᵓ⠏ࡣຠ

ᯝࢆⓎ᥹ࡋ࡚࠸ࡿ࡜ゝ࠺ࡇ࡜ࡀྍ⬟࡛࠶ࡿࠋ 2.ATTO ࣋ࣥࢳ࣐࣮ࢡ࡛ࡢẚ㍑ ਦ  6(4047 ଐౕർֳ 0.00 5.00 10.00 15.00 20.00 25.00 30.00 SEQ1M Read Q8T1:خ६PC(SSD)ͳ͹ଐౕർֳ ਦ  RND4K Q1T1 Write ㏿ᗘ 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 4.00 4.50 5.00 RND4K Write Q1T1:خ६PC(SSD)ͳ͹ଐౕർֳ 図 3‐8 SEQ1M Q8T1 速度比較    7 ✀㢮ࡢ⎔ቃ࡛ࡢ CDM7  ᐃ ⤖ᯝࢆ⏝࠸ࢹ࣮ࢱ㌿㏦㏿ᗘࢆẚ ㍑ࡍࡿࡇ࡜ࡀ࡛ࡁࡿࠋ⏝࠸ࡿᣦ ᶆࡣ SEQ1M Q8T1 Read ࡢ್ ࠾ࡼࡧRND4K Q1T1 Write ࡢ ್ ࡜ ࡋ ࡓ ࠋ ᅗ 3-8 ࡣ SEQ1M Q8T1 Read ࡢィ ⤖ᯝࢆᇶ‽ PC(SSD)ࡢ⤖ᯝࢆ 1 ࡜ࡋࡓ࡜ࡁ ࡢ ẚ ㍑ ⤖ ᯝ ࡛ ࠶ ࡿ ࠋULTRA QUAD ࡛ࡣ NVMe M.2 SSD 4 ᯛࡀRAID ᵓ⠏ࡉࢀࡓࡶࡢ࡛࠶ ࡿࡀࠊᇶ‽PC(SSD)࡟ẚ㍑ࡍࡿ ࡜⣙30 ಸ㧗㏿ࡢࢹ࣮ࢱ㌿㏦⎔ቃ ࢆᐇ⌧ࡋ࡚࠸ࡿࡇ࡜ࡀࢃ࠿ࡿࠋࡲ ࡓࠊ➨4 ୡ௦ PCI Express ᥋⥆ NVMe SSD2 ᯛ ࡛ ᵓ ᡂ ࡋ ࡓ RAID ࡶ⣙ 17 ಸ ࡢ㧗㏿໬ࢆᐇ ⌧ࡋ࡚࠸ࡿࠋ ᅗ3-9 ࡣ RND4K Q1T1 Write ࡢ㏿ᗘẚ㍑ࢆᇶ‽ PC(SSD)ࡢ⤖ ᯝࢆ 1 ࡜ࡋࡓ࡜ࡁࡢẚ㍑⤖ᯝ࡛ ࠶ࡿࠋࡇࡇ࡛ࡢ᭩ࡁ㎸ࡳ㏿ᗘ࡟㛵 ࡍࡿẚ㍑࡛ࡣࠊULTRA Quad ࡼ ࡾGen4 RAID0 ࡢ᪉ࡀ㧗㏿࡛࠶ࡾᇶ‽ PC ࡜ẚ㍑ࡍࡿ࡜ 4.55 ಸ㧗㏿໬ࡉࢀࡿ࡜࠸࠺⤖ᯝ ࡟࡞ࡗࡓࠋࡇࡢRND4K Q1T1 ࡣ 4K ༢఩ࡢ᭩ࡁ㎸ࡳࡢ㏿ᗘࢆ⾲ࡋ࡚࠸ࡿࡢ࡛ OS ࡢ࣮࣌

ࢪࣥࢢ➼㏿ᗘࡢᣦᶆ࡟࡞ࡿ࡜⪃࠼ࡽࢀࡿࠋࡇࡢ⤖ᯝ࠿ࡽࠊPCIe Gen4 ࡛ RAID0 ᵓ⠏ࡣຠ

ᯝࢆⓎ᥹ࡋ࡚࠸ࡿ࡜ゝ࠺ࡇ࡜ࡀྍ⬟࡛࠶ࡿࠋ 2.ATTO ࣋ࣥࢳ࣐࣮ࢡ࡛ࡢẚ㍑ ਦ  6(4047 ଐౕർֳ 0.00 5.00 10.00 15.00 20.00 25.00 30.00 SEQ1M Read Q8T1:خ६PC(SSD)ͳ͹ଐౕർֳ ਦ  RND4K Q1T1 Write ㏿ᗘ 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 4.00 4.50 5.00 RND4K Write Q1T1:خ६PC(SSD)ͳ͹ଐౕർֳ 図 3‐9 RND4K Q1T1 Write 速度比較 − 154 − 総合人間科学研究 第 1 号(2020 年度)

(11)

になった。この RND4K Q1T1 は 4K 単位の書き込みの速度を表しているので OS のページ ング等速度の指標になると考えられる。この結果から、PCIe Gen4 で RAID0 構築は効果 を発揮していると言うことが可能である。

2.ATTO ベンチマークでの比較 ULTRA QUAD、Gen4 RAID0、 NVMe M.2 さ ら に 基 準 PC の ATTO ベンチマーク結果を比較 した。図 3︲10 に Read 速度の比 較、 図 3︲11 に Write 速 度 の 比 較が示されている。PCIe 接続の 場合、データ容量が少ない場合 は大きな差を見ることはできない。 64KB 以上になった場合 RAID の効果が見られるようになる。 さらに、1MB 以上のファイルの 場合 ULTRA QUAD の高速デー タ転送の性能が発揮されてお り、基準 PC と比較した場合 26 倍のデータ転送速度となってい る。図 3︲11 の Write 速度比較も Read と同様に 64KB から RAID 効果を確認することができる。 ULTRA QUAD の 4 枚 RAID 効 果は発揮されるのはデータ容量 256KB からであり、基準 PC と比較した場合、 40 倍以上の速度となっていることがわかる。 一方、Gen4 RAID0 との速度差はそれほど大 きくなく 1.7 倍に留まっている。 3.バッチプログラムでの比較 表 3︲7 の結果から、小容量ファイルの書 き込み時間(3MB×30)の比較を行ったもの が 図 3︲12、3GB ファイル の 書 き込 み 時 間 (3GB×3)の比較を行った結果を図 3︲13 に、さらに大容量ファイルの書き込み時間  ULTRA QUAD ࠊ Gen4

RAID0ࠊNVMe M.2 ࡉࡽ࡟ᇶ‽ PC ࡢ ATTO ࣋ࣥࢳ࣐࣮ࢡ⤖ᯝ ࢆẚ㍑ࡋࡓࠋᅗ3-10 ࡟ Read ㏿ ᗘࡢẚ㍑ࠊᅗ3-11 ࡟ Write ㏿ᗘ ࡢẚ㍑ࡀ♧ࡉࢀ࡚࠸ࡿࠋPCIe ᥋ ⥆ࡢሙྜࠊࢹ࣮ࢱᐜ㔞ࡀᑡ࡞࠸ ሙྜࡣ኱ࡁ࡞ᕪࢆぢࡿࡇ࡜ࡣ࡛ ࡁ࡞࠸ࠋ64KB ௨ୖ࡟࡞ࡗࡓሙ RAID ࡢຠᯝࡀぢࡽࢀࡿࡼ࠺ ࡟࡞ࡿࠋࡉࡽ࡟ࠊ1MB ௨ୖࡢࣇ ࢓࢖ࣝࡢሙྜULTRA QUAD ࡢ 㧗㏿ࢹ࣮ࢱ㌿㏦ࡢᛶ⬟ࡀⓎ᥹ࡉ ࢀ࡚࠾ࡾࠊᇶ‽ PC ࡜ẚ㍑ࡋࡓ ሙྜ 26 ಸࡢࢹ࣮ࢱ㌿㏦㏿ᗘ࡜ ࡞ࡗ࡚࠸ࡿࠋᅗ3-11 ࡢ Write ㏿ ᗘẚ㍑ࡶ Read ࡜ྠᵝ࡟ 64KB ࠿ࡽ RAID ຠᯝࢆ☜ㄆࡍࡿࡇ࡜

ࡀ࡛ࡁࡿࠋULTRA QUAD ࡢ 4 ᯛ RAID ຠᯝࡣⓎ᥹ࡉࢀࡿࡢࡣࢹ࣮ࢱᐜ㔞 256KB ࠿ࡽ࡛

࠶ࡾࠊᇶ‽PC ࡜ẚ㍑ࡋࡓሙྜࠊ40 ಸ௨ୖࡢ ㏿ᗘ࡜࡞ࡗ࡚࠸ࡿࡇ࡜ࡀࢃ࠿ࡿࠋ୍᪉ࠊGen4 RAID0 ࡜ ࡢ ㏿ ᗘ ᕪ ࡣ ࡑ ࢀ ࡯ ࡝ ኱ ࡁ ࡃ ࡞ ࡃ 1.7 ಸ࡟␃ࡲࡗ࡚࠸ࡿࠋ 3.ࣂࢵࢳࣉࣟࢢ࣒࡛ࣛࡢẚ㍑  ⾲3-7 ࡢ⤖ᯝ࠿ࡽࠊᑠᐜ㔞ࣇ࢓࢖ࣝࡢ᭩ࡁ ㎸ࡳ᫬㛫㸦3MB™30㸧ࡢẚ㍑ࢆ⾜ࡗࡓࡶࡢࡀ ᅗ3-12ࠊ3GB ࣇ࢓࢖ࣝࡢ᭩ࡁ㎸ࡳ᫬㛫(3GB ™㸱)ࡢẚ㍑ࢆ⾜ࡗࡓ⤖ᯝࢆᅗ 3-13 ࡟ࠊࡉࡽ ᅗ3-10 ATTO ࣋ࣥࢳ࣐࣮ࢡ Read ㏿ᗘẚ㍑ 0 2 4 6 8 10 12 512B 1KB 2KB 4KB 8KB 16KB 32KB 64KB 128KB 256KB 512KB 1MB 2MB 4MB 8MB 12MB 16MB 24MB 32MB 48MB 64MB Readଐౕ(GB/s)

ULTRA QUAD Gen4 RAID0 NVMe M.2 خ६PC(SSD)

ਦ 3-11 ATTO ࣋ࣥࢳ࣐࣮ࢡ Write ㏿ᗘẚ㍑ 0 2 4 6 8 10 12 512B 1KB 2KB 4KB 8KB 16KB 32KB 64KB 128KB 256KB 512KB 1MB 2MB 4MB 8MB 12MB 16MB 24MB 32MB 48MB 64MB Writeଐౕ(GB/s)

ULTRA QUAD Gen4 RAID0 NVMe M.2 خ६PC(SSD)

ਦ 0%ʹ ଐౕർֳ 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 4.00

ULTRA QUAD Gen4RAID0 NVMe M.2 خ६PC(SSD)

̑MBʹ30ܯ଎࣎ؔർ 図 3‐10 ATTO ベンチマーク Read 速度比較 ULTRA QUAD ࠊ Gen4

RAID0ࠊNVMe M.2 ࡉࡽ࡟ᇶ‽ PC ࡢ ATTO ࣋ࣥࢳ࣐࣮ࢡ⤖ᯝ ࢆẚ㍑ࡋࡓࠋᅗ3-10 ࡟ Read ㏿ ᗘࡢẚ㍑ࠊᅗ3-11 ࡟ Write ㏿ᗘ ࡢẚ㍑ࡀ♧ࡉࢀ࡚࠸ࡿࠋPCIe ᥋ ⥆ࡢሙྜࠊࢹ࣮ࢱᐜ㔞ࡀᑡ࡞࠸ ሙྜࡣ኱ࡁ࡞ᕪࢆぢࡿࡇ࡜ࡣ࡛ ࡁ࡞࠸ࠋ64KB ௨ୖ࡟࡞ࡗࡓሙ RAID ࡢຠᯝࡀぢࡽࢀࡿࡼ࠺ ࡟࡞ࡿࠋࡉࡽ࡟ࠊ1MB ௨ୖࡢࣇ ࢓࢖ࣝࡢሙྜULTRA QUAD ࡢ 㧗㏿ࢹ࣮ࢱ㌿㏦ࡢᛶ⬟ࡀⓎ᥹ࡉ ࢀ࡚࠾ࡾࠊᇶ‽ PC ࡜ẚ㍑ࡋࡓ ሙྜ 26 ಸࡢࢹ࣮ࢱ㌿㏦㏿ᗘ࡜ ࡞ࡗ࡚࠸ࡿࠋᅗ3-11 ࡢ Write ㏿ ᗘẚ㍑ࡶ Read ࡜ྠᵝ࡟ 64KB ࠿ࡽ RAID ຠᯝࢆ☜ㄆࡍࡿࡇ࡜

ࡀ࡛ࡁࡿࠋULTRA QUAD ࡢ 4 ᯛ RAID ຠᯝࡣⓎ᥹ࡉࢀࡿࡢࡣࢹ࣮ࢱᐜ㔞 256KB ࠿ࡽ࡛

࠶ࡾࠊᇶ‽PC ࡜ẚ㍑ࡋࡓሙྜࠊ40 ಸ௨ୖࡢ ㏿ᗘ࡜࡞ࡗ࡚࠸ࡿࡇ࡜ࡀࢃ࠿ࡿࠋ୍᪉ࠊGen4 RAID0 ࡜ ࡢ ㏿ ᗘ ᕪ ࡣ ࡑ ࢀ ࡯ ࡝ ኱ ࡁ ࡃ ࡞ ࡃ 1.7 ಸ࡟␃ࡲࡗ࡚࠸ࡿࠋ 3.ࣂࢵࢳࣉࣟࢢ࣒࡛ࣛࡢẚ㍑  ⾲3-7 ࡢ⤖ᯝ࠿ࡽࠊᑠᐜ㔞ࣇ࢓࢖ࣝࡢ᭩ࡁ ㎸ࡳ᫬㛫㸦3MB™30㸧ࡢẚ㍑ࢆ⾜ࡗࡓࡶࡢࡀ 3-12ࠊ3GB ࣇ࢓࢖ࣝࡢ᭩ࡁ㎸ࡳ᫬㛫(3GB ™㸱)ࡢẚ㍑ࢆ⾜ࡗࡓ⤖ᯝࢆᅗ 3-13 ࡟ࠊࡉࡽ 3-10 ATTO ࣋ࣥࢳ࣐࣮ࢡ Read ㏿ᗘẚ㍑ 0 2 4 6 8 10 12 512B 1KB 2KB 4KB 8KB 16KB 32KB 64KB 128KB 256KB 512KB 1MB 2MB 4MB 8MB 12MB 16MB 24MB 32MB 48MB 64MB Readଐౕ(GB/s)

ULTRA QUAD Gen4 RAID0 NVMe M.2 خ६PC(SSD)

ਦ 3-11 ATTO ࣋ࣥࢳ࣐࣮ࢡ Write ㏿ᗘẚ㍑ 0 2 4 6 8 10 12 512B 1KB 2KB 4KB 8KB 16KB 32KB 64KB 128KB 256KB 512KB 1MB 2MB 4MB 8MB 12MB 16MB 24MB 32MB 48MB 64MB Writeଐౕ(GB/s)

ULTRA QUAD Gen4 RAID0 NVMe M.2 خ६PC(SSD)

ਦ 0%ʹ ଐౕർֳ 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 4.00

ULTRA QUAD Gen4RAID0 NVMe M.2 خ६PC(SSD)

̑MBʹ30ܯ଎࣎ؔർ 図 3‐11 ATTO ベンチマーク Write 速度比較

 

ULTRA QUAD ࠊ Gen4 RAID0ࠊNVMe M.2 ࡉࡽ࡟ᇶ‽ PC ࡢ ATTO ࣋ࣥࢳ࣐࣮ࢡ⤖ᯝ ࢆẚ㍑ࡋࡓࠋᅗ3-10 ࡟ Read ㏿ ᗘࡢẚ㍑ࠊᅗ3-11 ࡟ Write ㏿ᗘ ࡢẚ㍑ࡀ♧ࡉࢀ࡚࠸ࡿࠋPCIe ᥋ ⥆ࡢሙྜࠊࢹ࣮ࢱᐜ㔞ࡀᑡ࡞࠸ ሙྜࡣ኱ࡁ࡞ᕪࢆぢࡿࡇ࡜ࡣ࡛ ࡁ࡞࠸ࠋ64KB ௨ୖ࡟࡞ࡗࡓሙ ྜRAID ࡢຠᯝࡀぢࡽࢀࡿࡼ࠺ ࡟࡞ࡿࠋࡉࡽ࡟ࠊ1MB ௨ୖࡢࣇ ࢓࢖ࣝࡢሙྜULTRA QUAD ࡢ 㧗㏿ࢹ࣮ࢱ㌿㏦ࡢᛶ⬟ࡀⓎ᥹ࡉ ࢀ࡚࠾ࡾࠊᇶ‽ PC ࡜ẚ㍑ࡋࡓ ሙྜ 26 ಸࡢࢹ࣮ࢱ㌿㏦㏿ᗘ࡜ ࡞ࡗ࡚࠸ࡿࠋᅗ3-11 ࡢ Write ㏿ ᗘẚ㍑ࡶ Read ࡜ྠᵝ࡟ 64KB ࠿ࡽRAID ຠᯝࢆ☜ㄆࡍࡿࡇ࡜

ࡀ࡛ࡁࡿࠋULTRA QUAD ࡢ 4 ᯛ RAID ຠᯝࡣⓎ᥹ࡉࢀࡿࡢࡣࢹ࣮ࢱᐜ㔞 256KB ࠿ࡽ࡛

࠶ࡾࠊᇶ‽PC ࡜ẚ㍑ࡋࡓሙྜࠊ40 ಸ௨ୖࡢ ㏿ᗘ࡜࡞ࡗ࡚࠸ࡿࡇ࡜ࡀࢃ࠿ࡿࠋ୍᪉ࠊGen4 RAID0 ࡜ ࡢ ㏿ ᗘ ᕪ ࡣ ࡑ ࢀ ࡯ ࡝ ኱ ࡁ ࡃ ࡞ ࡃ 1.7 ಸ࡟␃ࡲࡗ࡚࠸ࡿࠋ 3.ࣂࢵࢳࣉࣟࢢ࣒࡛ࣛࡢẚ㍑  ⾲3-7 ࡢ⤖ᯝ࠿ࡽࠊᑠᐜ㔞ࣇ࢓࢖ࣝࡢ᭩ࡁ ㎸ࡳ᫬㛫㸦3MB™30㸧ࡢẚ㍑ࢆ⾜ࡗࡓࡶࡢࡀ ᅗ3-12ࠊ3GB ࣇ࢓࢖ࣝࡢ᭩ࡁ㎸ࡳ᫬㛫(3GB ™㸱)ࡢẚ㍑ࢆ⾜ࡗࡓ⤖ᯝࢆᅗ 3-13 ࡟ࠊࡉࡽ ᅗ3-10 ATTO ࣋ࣥࢳ࣐࣮ࢡ Read ㏿ᗘẚ㍑ 0 2 4 6 8 10 12 512B 1KB 2KB 4KB 8KB 16KB 32KB 64KB 128KB 256KB 512KB 1MB 2MB 4MB 8MB 12MB 16MB 24MB 32MB 48MB 64MB Readଐౕ(GB/s)

ULTRA QUAD Gen4 RAID0 NVMe M.2 خ६PC(SSD)

ਦ 3-11 ATTO ࣋ࣥࢳ࣐࣮ࢡ Write ㏿ᗘẚ㍑ 0 2 4 6 8 10 12 512B 1KB 2KB 4KB 8KB 16KB 32KB 64KB 128KB 256KB 512KB 1MB 2MB 4MB 8MB 12MB 16MB 24MB 32MB 48MB 64MB Writeଐౕ(GB/s)

ULTRA QUAD Gen4 RAID0 NVMe M.2 خ६PC(SSD)

ਦ 0%ʹ ଐౕർֳ 0.00 0.50 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 4.00

ULTRA QUAD Gen4RAID0 NVMe M.2 خ६PC(SSD)

̑MBʹ30ܯ଎࣎ؔർ

図 3‐12 3MB × 30 速度比較

(12)

(10GB×3)の比較を図 3︲14 に示した。い ずれも基準 PC の値を 1 として比較した結 果である。PCIe 接続の環境は SATA3.0 の接 続環境よりも高速に書き込みを行っている ことを確認することができる。特に、3MB ×30 の場合で Gen4 RAID0 は基準 PC と比 較して約 3.5 倍高速であり、大容量の 3GB では 12 倍強の書込み速度を確認することが できる。特筆すべき結果として、CDM7 測 定結果では最も高速であった ULTRA QUAD において 3GB×3 や 10GB×3 の大容量ファ イル書込みでの高速性が再現されないこと で あ る。 こ の 原 因 は 定 か で は な い が、 ULTRA QUAD の RAID コントローラの特性 も し く は 用 い て い る SAMSUNG 970EVO PLUS の Intelligent TurboWrite に起因するの ではないかと考えられる。今回計測に用い ている 250GB の 970EVO PLUS では、フラッ シュメモリーの一部を擬似的に SLC として 扱って書き込み時のキャッシュとして利用 し、 書 き 込 み 速 度 を 向 上 す る Intelligent TurboWrite 機 能 を 有 し て い る。 こ の 際 の Intelligent TurboWrite 向けに確保される容量は標準で 4GB であり、この容量以内ではシー ケンシャルライト速度は 1500MB/s であるがこれを超えると 300MB/s になる。

第 5 章 教育での利用

PC パーツに採用される技術は新規開発のものが次々に実用化されているが、最新のも のを授業内で用いるには至っていない。その理由の一つには授業内で実現するためには、 あらかじめ組み立ておよびその性能を検証しておかないといけないことがあげられるであ ろう。新規機能を実現するには最新機器を用い、性能および組み立て方法を十分検証して おく必要がある。

ULTRA QUAD M.2 CARD を用いた接続のテーマは卒業研究のテーマとした。PC パーツ を購入し、PC を組み立てた後、ULTRA QUAD M.2 CARD を用いた RAID 環境の構築を行 い、その内容を卒業研究にまとめさせた。また、第 4 世代 PCI Express で RAID0 を構成し た接続のテーマは、専攻演習のテーマとした。履修学生を指導しながら PC 組み立てを行   ࡟኱ᐜ㔞ࣇ࢓࢖ ࣝࡢ᭩ ࡁ㎸ࡳ᫬㛫(10GB™ )ࡢẚ㍑ࢆᅗ 3-14 ࡟♧ࡋࡓࠋ࠸ࡎࢀࡶᇶ ‽PC ࡢ್ࢆ㸯࡜ࡋ࡚ẚ㍑ࡋࡓ⤖ᯝ࡛࠶ࡿࠋ PCIe ᥋⥆ࡢ⎔ቃࡣ SATA3.0 ࡢ᥋⥆⎔ቃࡼ ࡾࡶ㧗㏿࡟᭩ࡁ㎸ࡳࢆ⾜ࡗ࡚࠸ࡿࡇ࡜ࢆ☜ ㄆࡍࡿࡇ࡜ࡀ࡛ࡁࡿࠋ≉࡟ࠊ3MB™30 ࡢሙ ྜ࡛Gen4 RAID0 ࡣᇶ‽ PC ࡜ẚ㍑ࡋ࡚⣙ 3.5 ಸ㧗㏿࡛࠶ࡾࠊ኱ᐜ㔞ࡢ 3GB ࡛ࡣ 12 ಸ ᙉࡢ᭩㎸ࡳ㏿ᗘࢆ☜ㄆࡍࡿࡇ࡜ࡀ࡛ࡁࡿࠋ ≉➹ࡍ࡭ࡁ⤖ᯝ࡜ࡋ࡚ࠊCDM7  ᐃ⤖ᯝ࡛ ࡣ᭱ࡶ㧗㏿࡛࠶ࡗࡓ ULTRA QUAD ࡟࠾࠸ 3GB™㸱ࡸ 10GB™㸱ࡢ኱ᐜ㔞ࣇ࢓࢖ࣝ᭩ ㎸ࡳ࡛ࡢ㧗㏿ᛶࡀ෌⌧ࡉࢀ࡞࠸ࡇ࡜࡛࠶ࡿࠋ ࡇࡢཎᅉࡣᐃ࠿࡛ࡣ࡞࠸ࡀࠊULTRA QUAD ࡢRAID ࢥࣥࢺ࣮ࣟࣛࡢ≉ᛶࡶࡋࡃࡣ⏝࠸࡚

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TurboWrite ྥࡅ࡟☜ಖࡉࢀࡿᐜ㔞ࡣᶆ‽࡛ 4GB ࡛࠶ࡾࠊࡇࡢᐜ㔞௨ෆ࡛ࡣࢩ࣮ࢣࣥࢩࣕ ࣝࣛ࢖ࢺ㏿ᗘࡣ1500MB/s ࡛࠶ࡿࡀࡇࢀࢆ㉸࠼ࡿ࡜ 300MB/s ࡟࡞ࡿࠋ ➨䠑❶㻌 ᩍ⫱䛷䛾฼⏝㻌 PC ࣃ࣮ࢶ࡟᥇⏝ࡉࢀࡿᢏ⾡ࡣ᪂つ㛤Ⓨࡢࡶࡢࡀḟࠎ࡟ᐇ⏝໬ࡉࢀ࡚࠸ࡿࡀࠊ᭱᪂ࡢࡶ ࡢࢆᤵᴗෆ࡛⏝࠸ࡿ࡟ࡣ⮳ࡗ࡚࠸࡞࠸ࠋࡑࡢ⌮⏤ࡢ୍ࡘ࡟ࡣᤵᴗෆ࡛ᐇ⌧ࡍࡿࡓࡵ࡟ࡣࠊ ࠶ࡽ࠿ࡌࡵ⤌ࡳ❧࡚࠾ࡼࡧࡑࡢᛶ⬟ࢆ᳨ドࡋ࡚࠾࠿࡞࠸࡜࠸ࡅ࡞࠸ࡇ࡜ࡀ࠶ࡆࡽࢀࡿ࡛࠶ ਦ *%ʹ̑ଐౕർֳ 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 10.00 12.00 14.00

ULTRA QUAD Gen4RAID0 NVMe M.2 خ६PC(SSD)

̑GBʹ̑ܯ଎࣎ؔർ 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 10.00 12.00

ULTRA QUAD Gen4RAID0 NVMe M.2 خ६PC(SSD)

10GBʹ̑ܯ଎࣎ؔർ ਦ  *%ʹ̑ଐౕർֳ 図 3‐13 3GB ×3速度比較   ࡟኱ᐜ㔞ࣇ࢓࢖ ࣝࡢ᭩ ࡁ㎸ࡳ᫬㛫(10GB™ )ࡢẚ㍑ࢆᅗ 3-14 ࡟♧ࡋࡓࠋ࠸ࡎࢀࡶᇶ PC ࡢ್ࢆ㸯࡜ࡋ࡚ẚ㍑ࡋࡓ⤖ᯝ࡛࠶ࡿࠋ PCIe ᥋⥆ࡢ⎔ቃࡣ SATA3.0 ࡢ᥋⥆⎔ቃࡼ ࡾࡶ㧗㏿࡟᭩ࡁ㎸ࡳࢆ⾜ࡗ࡚࠸ࡿࡇ࡜ࢆ☜ ㄆࡍࡿࡇ࡜ࡀ࡛ࡁࡿࠋ≉࡟ࠊ3MB™30 ࡢሙ ྜ࡛Gen4 RAID0 ࡣᇶ‽ PC ࡜ẚ㍑ࡋ࡚⣙ 3.5 ಸ㧗㏿࡛࠶ࡾࠊ኱ᐜ㔞ࡢ 3GB ࡛ࡣ 12 ಸ ᙉࡢ᭩㎸ࡳ㏿ᗘࢆ☜ㄆࡍࡿࡇ࡜ࡀ࡛ࡁࡿࠋ ≉➹ࡍ࡭ࡁ⤖ᯝ࡜ࡋ࡚ࠊCDM7  ᐃ⤖ᯝ࡛ ࡣ᭱ࡶ㧗㏿࡛࠶ࡗࡓ ULTRA QUAD ࡟࠾࠸ ࡚3GB™㸱ࡸ 10GB™㸱ࡢ኱ᐜ㔞ࣇ࢓࢖ࣝ᭩ ㎸ࡳ࡛ࡢ㧗㏿ᛶࡀ෌⌧ࡉࢀ࡞࠸ࡇ࡜࡛࠶ࡿࠋ ࡇࡢཎᅉࡣᐃ࠿࡛ࡣ࡞࠸ࡀࠊULTRA QUAD RAID ࢥࣥࢺ࣮ࣟࣛࡢ≉ᛶࡶࡋࡃࡣ⏝࠸࡚

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ਦ  *%ʹ̑ଐౕർֳ 図 3‐14 10GB ×3速度比較

− 156 −

(13)

い、RAID 構築やデータアクセス速度計測等をゼミ論にまとめさせた。 これらの実践的な教育内容は、作業内容が可視化され、結果もベンチマークソフト等に よって数値的に評価することができるようになる。様々な問題やトラブルに遭遇すること により、問題解決能力の育成にもつながったと考えている。特に最新版 BIOS の導入、 OS の Update、RAID BIOS 環境の構築等は問題点の把握、解決策の検討およびその実践等 で時間も必要であったが、明確な成果を出すことができた。

第 6 章 まとめ

本研究では、PCIe×16 接続 RAID カードおよび第 4 世代 PCIe での RAID0 の 2 種類の 接続機構に特に注目して、PC のデータ転送速度を計測した。その結果を他の代表的な補 助記憶装置の転送速度と比較した。その結果以下の項目を明らかにすることができた。① PCIe×16 接続 RAID カードを用いた環境は基準 PC と比較し約 30 倍の速度となっている。 ②第 4 世代 PCIe での RAID0 接続環境は小容量のデータ転送時には PCIe×16 接続 RAID カードと比較しても高速書き込みを実現している。以上の高速データ転送環境を実現する ことは、プログラムや OS の起動時間の短縮化、動画等の大容量データの高速転送、OS のページングの高速化等を実現することとなり、PC 利用環境を向上させることが可能と なる。これらの技術をサーバー構築に用いた場合、同時期に多数のユーザーアクセスを可 能とするシステムを実現する事も可能になる。 第 4 世代 PCIe 接続技術に関しては、新しい機器が開発され利用可能となっている。 2020 年 10 月には、転送速度が 7GB/s の NVMe M.2 SSD(Samsung 980 PRO 1TB PCIe Gen 4.0×4)も発表され、ますます高速化が進められている。これからも CPU の高速化、 SSD の高速化、GPU の高速化等が進むことが期待されているので研究対象とする計画で ある。 本稿は 2019 年度学内学術研究振興費の補助を用いて研究を行った報告である。 参考文献 江上邦博、「教材としての PC 組み立て実習の教育的効果に関する一考察」、千葉経済大学短期大学 部研究紀要第 6 号 27 ~ 38(2010) 檀裕也、「パソコン製作によるハードウェア理解の実践的な情報教育」、松山大学論集、第 27 巻第 1 号、2015 年 4 月

Crystal Disk Mark V7.0

https://crystalmark.info/en/2019/10/31/crystaldiskmark-7-0-0/(2020/10/15 現在) ATTO Disk Benchmark

参照

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