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婦人科癌でのケモカイン受容体CCR7発現によるセンチネルリンパ節微小転移巣の検討

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Academic year: 2021

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(1)

婦人科癌でのケモカイン受容体CCR7発現によるセン

チネルリンパ節微小転移巣の検討

著者

新倉 仁

(2)

▼-′一一 一ニーー、.

婦人科癌でのケモカイン受容体CCR7発現による

センチネルリンパ節微小転移巣の検討

(研賓藻琴番号 壬6591'634)

平蕗1-6年度∼平舷17年度科嚢画究費補助金

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ー(基盤研究(C))研究

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こ研究代表者 新倉†仁

東北大学療院講師 一言

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(3)

はしがき センチネルリンパ節とは腫癌細胞が原発巣から最初に到達すると考えられる リンパ節であり、"最初に転移の成立するリンパ節"と言い換えることもできる。 臨床的な意義としてはSLNを生検もて転移を認めなければ系統的なリンパ節郭 清は省略できることになることになり、患者側にとっての副作用、医療者側に とっての負担の軽減に役立つ。下肢の浮腫と密接に関連する婦人科癌での検討 はほとんどなされておらず、微小転移との関連についても同様である0 われわれは、婦人科癌におけるセンチネルリンパ節の同定法を開発し、その センチネルノリンパ節において微小転移の存在を検討することにより、治療の個 別化やリンパ節転移のメカニズムの解明をするべく、今回の研究を行った。 今回の研究により婦人科癌においてもセンチネルリンパ節を同定することが 可能で臨床的な妥当性を明らかにできたと考えている。また、われわれの検出 するセンチネルリンパ節において高率に微小転移が存在することを明らかにし た。今後、この手法を用いることにより微小転移を効率的に発見でき、微小転 移の生物学的意味の解明やひいては転移のメカニズムの解明につながると考え ている。

(4)

-1-研究組織 研究代表者: 新倉  仁(東北大学病院講師) 研究分担者:伊藤  潔(東北大学大学院医学系研究科助教授) 研究分担者:八重樫伸生(東北大学大学院医学系研究科教授) 交付決定額(配分額)       (金額単位:円) 直接経費 亊I ィニ N 合計 平成16年度 テc テ 0 テc テ 平成17年度 テC テ 0 テC テ ・総計 テ テ 0 テ テ 研究発表 (1)学会誌等

Hitoshi Niikura, Chikako Okamura, Junichi Akahira, Tadao Takano,

Kiyoshi Ito, Kunihiro Okamura, Nobuo Yaegashi.

Sentinel lymph node detection in early cervical cancer with combination

99mTc phytate and patent blue. Gynecol Onco1 94: 528・32, 2004

Hitoshi Niikura, Chikako Okamura, Hiroki Utsunomlya, Kousuke

Yoshinaga, Junichi Akahira,Kiyoshi lto, Nobuo Yaegashi.

Sentinel lymph node detection in patients with endometrial cancer.

Gynecol Onco1 92: 669・674, 2004 新倉 仁,八重樫 伸生 子宮体癌の治療 センチネルリンパ節同定 日本臨床62: 3911395, 2004 新倉 仁,片平敦子,高野忠夫,伊藤 潔,八重樫伸生 子宮体癌におけるセンチネルリンパ節同定の妥当性 日本婦人科腫癌学会雑誌 24(2): 105・109, 2006

(5)

(2)口頭発表

Tadao Takano, Chikako Okamura, Junichi Akahira, Hitoshi Niikura,

Kiyoshi Ito, Kunihiro Okamura, Nobuo Yaegashi.

Sentinel lymph node detection in patients with cervical cancer・

35thAnnual Meeting SGO Feb. 7・11, 2004

Hitoshi Niikura, Chikako Okamura, Hiroki Utsunomlya, Junichi Akahira,

Takeo Otsuki, TakakoKitamura, Naoko Sato, Sumika Tanno, TakeshiAida , Tadao Takano ,Kiyoshi Ito, Nobuo Yaegashi.

Sentinel lymph node detection in patients with endometrial cancer・

35thAnnual Meeting SGO Feゎ. 7・11, 2004

新倉 仁,岡村智佳子,赤平純一,大槻健郎,北村恭子,片平敦子,佐藤直子, 会田剛史,阿部遵子,丹野純香,高野忠夫,伊藤潔,岡村州博,八重樫伸生 子宮体癌におけるセンチネルリンパ節の検出法の検討とその妥当性 第5 6回日本産科婦人科学会2004 新倉 仁 婦人科癌におけるセンチネルリンパ節の同定 群馬Navigation Surgery研究会2004 新倉 仁 子宮癌におけるセンチネルリンパ節生検 第5 1 0回宮城地方部会集談会2005 新倉 仁,片平敦子,高野忠夫,伊藤潔,八重樫伸生 子宮頚癌、体癌におけるセンチネルリンパ節生検 第3 8回日本婦人科腫癌学会2005 新倉 仁,片平敦子,高野忠夫,伊藤潔,八重樫伸生 子宮頚癌におけるセンチネルリンパ節生検の妥当性の検証 第4 3回日本癌治療学会 2005

(6)

-3-研究成果の概要 研究1.子宮体癌46例に対して99mTc-フチン酸、パテントブルーを用いてセン チネルリンパ節の同定を試みた。 RIを手術の前日に子宮鏡下に投与後、ダイナ ミックシンチグラフィ-を施行し、術当′日にも撮像した。 38例中46例(83%)で 同定に成功した。平均のセンチネルリンパ節の個数は3.1個であった。筋層浸 潤が1/2に満たない症例では31例中35例(89%)で同定可能であった。 sensitivity, specificityとも100%であった。センチネルリンパ節の同定部位 としては外腸骨節、閉鎖節、傍大動脈節がほとんどであった。 研究2.子宮頚癌39例に対して99mTc-フチン酸およびパテントブルーを用いた 併用法にてセンチネルリンパ節の同定を試みた。 RIは手術の前日に直視下に子 宮腹部に投与後ダイナミックシンチグラフィ-を施行し、術当日にも撮像した。 色素は開腹後、 RIと同様に投与した。色素法では78%、 RI法では82%、併用法 では87%(34/39)の同定率であった。系統的なリンパ節廓清によって転移を認め た5例は全てセンチネルリンパ節にも転移を認め、 Sensitivity, specificity とも100%であった。同定部位では外腸骨節、閉鎖節、基靭帯節が多かった。平 均のセンチネルリンパ節同定数では2.8個であった。 研究3.子宮体癌における微小転移巣の検索は通常のHE標本にて転移を認めな かった症例に対して抗サイトケラチン抗体を用いて免疫染色を行って検討した。 20例から得られた全摘出リンパ節の検討により3症例のそれぞれ1個のSLNに 微小転移が検出された。また1症例においては1個のSLNに孤立性の癌細胞を 認めた。2症例では外腸骨節、 1症例においては大動脈周囲リンパ節に存在した。 1症例においては検出領域ではない大動脈周囲のリンパ節領域のnon-SLNに微 小転移が検出された。 SLNにおいては74個のうち4個に癌細胞が検出され、 non-sLNでは668個のうち4個(1症例)のみに検出された。

(7)

[考案] 研究1では子宮体癌において子宮鏡下にtracerを注入してセンチネルリンパ 節を検出するという方法を開発し、その検出率の高さを示すことができた。今 後の子宮体癌における治療の個別化に貢献できると考えられる。 研究2では99mTc-フチン酸を用いても子宮頚癌においてセンチネルリンパ節 を検出できることを初めて示した。感度、特異度ともに100%で、十分に臨床応 用が可能と考えられた。 研究3では子宮体癌におけるセンチネルリンパ節での微小転移の存荏を初め て示し、我々の開発した検出方法の妥当性を示すことができた.今後効率的な 微小転移の発見が可能になり転移の研究の進歩に貢献できると考えられる。

(8)

-5-TOUR : Tohoku University Repository コメント・シート 本報告書収録の学術雑誌等発表論文は本ファイルに登録しておりません。なお、このうち東北大学 在籍の研究者の論文で、かつ、出版社等から著作権の許諾が得られた論文は、個別にTOUR に登録 しております。 TOUR

参照

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