• 検索結果がありません。

育ちゆく体とわたし

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "育ちゆく体とわたし"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

第4学年2組 体育科(保健)学習指導案

1 単元 育ちゆく体とわたし(4時間) 2 目標 (1) 体は、年齢に伴って変化するが個人差があること、体をよりよく発育・発達させるには、調和の とれた食事、適切な運動、休養・睡眠が必要であることや、思春期になると次第に大人の体つきに なっていき、異性への関心が芽生えることを理解することができる。 【健康をつくる知】 (2) よりよい発育・発達のための食事、適切な運動、休養・睡眠の調和のとれた生活を送ろうとする 気持ちや、お互いの体を大切にしようとする気持ちを持つことができる。 【健康をつくる心】 (3) よりよい発育・発達のために、調和のとれた食事、適切な運動、休養・睡眠を心がけて生活する ことができる。 【健康をつくる技】 3 本単元の指導の立場 (1)教材の価値 「体の発育・発達と生活」では、自分の成長を振り返らせることで、身長、体重などは年齢に 伴って変化するが個人差があることや体の発育・発達には、調和のとれた食事、適切な運動、休 養と睡眠などが必要であることを理解させる。このことは、これからの自分の体の発育・発達に 見通しを持たせ、望ましい発育・発達のためにはどのような生活を送ったらよいかを自ら考え、 判断して実生活へとつなぐことができる。また、「思春期の体の変化」では、思春期の体の変化が 起こり、個人差があるが大人の体に近づく現象であることを理解することで、子ども達の体の変 化への不安を解消し、自分のこれからの体の変化に見通しを持つことができ、男女協力し合うこ とへとつながっていく。 (2)学習活動の工夫 「情報収集活動」・・自分の身長の伸びとモデルを比べる活動、骨密度増加のグラフ、骨や筋肉 と栄養との関係を示した図の提示、野菜を300g計り取る活動。 睡眠と成長ホルモンのグラフの提示、GT(校医の先生)による説明。 体の変化のしくみに関するVTRや図を視聴する活動。心の変化に関する 挿絵の提示。 「ふれあい活動」・・食事のとりかたについて話し合う活動。適度な運動、休養・睡眠に関して グループで話し合い振り返る活動。異性に関する心の変化の様子について 出し合い、共通点や差異点をだして個人差があることをお互いに理解し合 う活動。 「実践活動」・・・・発育をさせる調和のとれた食事、適切な運動、休養・睡眠に関して、学習 したことを振り返り、生活の記録カードを用いて日頃の自分の生活に生か す活動。 (3)個に応じた支援の充実 事前の生活アンケート、食事アンケートの結果から、調和のとれた食事、適切な運動、休養及 び睡眠について課題意識をもたせ、自分の体の発育・発達に大切なことを考えさせることで、日 常化へと結びつける。毎日の実践の中で自己評価をし、家庭へ学級通信などで情報発信する。 4 子どもの実態 (1) 本学級の子ども達は、第3学年時に毎日を健康に過ごすためには、食事、運動、休養及び睡眠 の大切さや生活環境を整えることが必要であることを学習してきている。しかし、自分との成長 との関わりで、どんな食事を取ったらいいか、どのように運動や休養・睡眠を取ったらいいかは 理解できていない。また、第二次性徴に関して視覚的にとらえられる特徴に関しては理解してい るが、その変化への意味理解や体の内側に起こる変化に対しては理解できていない。 【健康をつくる知】 (2) 日頃の生活を見直してみると、ほとんどの子ども達が朝ご飯を毎日食べており、給食は残さず 食べるが、家では嫌いなものはあまり食べていない。外で遊ぶ子どもも多いが、夜遅く寝ている 子も数人おり食事、運動、休養・睡眠の調和のとれた生活を自ら進んで送ろうとする気持ちは少 ない。また、男女の仲はよいが、男女の個人差もあり、自分自身も友達も大切にする心が育って いるとはいえない。 【健康をつくる心】 (3) 実際、生活アンケート等で実態調査をしながら、「早寝、早起き、朝ご飯」を実践し、外遊び や体力アップスポーツカード等運動を推進したりしている。しかし、進んでバランスのよい食事 を取ったり、早く寝て睡眠を十分取ったりすることができていない子も多く、自分の成長を意識 した実践とはいえない。 【健康をつくる技】

(2)

男女の体の変化が起 こるのは大人に近づ いているんだね。 5 単元指導計画(全4時間 2/4) つかむ段階(1時間) これまでの身長の伸び方を調べ、これからの体の発育や変化の様子について見通しを立てる。 ○ これまでの身長の伸び方について棒グラフに表現させると共に友達の伸びや資料と比較させる ことで発育の仕方には個人差があることを理解する。 ※ 健康な体を作るために大切なことについて話し合わせ、学習課題 を設定させる。 つくる段階(1時間) (本時) 健康な体を作るための、食事、運動、休養・睡眠のあり方について調べる。 ○ 自分の食事や給食の献立を見ながら食事について話し合う。 ・育ち盛りには、タンパク質、カルシウム、ビタミンが大切で、 バランスよい食事を取ることを理解する。 ・給食の食品や自分の食事の食品を3つのグループに分け、給食のよさを知る。 ※ 野菜を実際に計り取ることで、1日の 1/3 の野菜の摂取量を体感させる。 ○ よりよい発育・発達と適切な運動の関係について調べる。 ・どんな運動をするとよいか、運動を続けることでよいことを理解する。 ※ 運動のやり過ぎやまちがった行い方がけがにつながることをGT(校 医の先生)の話により理解させる。 ○ よりよい発育・発達と睡眠の関係について調べる。 ・成長と睡眠の関係の図をもとに話し合い、寝る時間や睡眠時間の大切さを 理解する。 ※ 成長ホルモンが発育にとって重要な役割を果たしていることをGT(校 医の先生)の話により理解させる。 ○ GT(校医の先生)の話を聞き、今日の学習をまとめる。 ・成長のひみつは、調和のとれた食事、適切な運動、休養・睡眠が大切である。 ※ 自分の生活を振り返り、よりよい発育・発達のため、これから実行しようとするめあてをも たせる。 深める段階(1時間) 【男女の体の変化の様子】 思春期に起きる体の変化や男女の体のちがいについて調べる。 ○ 体におきる目に見える変化について,出し合わせることで男女共通する 部分や異なる部分を理解する。 ○ 体の中に起きる変化として月経・射精のしくみについてVTRを視聴さ せ,初経や精通が新たな生命をつくり出すための準備であることを理解させ 【体の中の男女の変化】 ※ 初経や精通も体の発育と一緒で個人差がある ことを理解させる。 ○ 自分の体がこれから先,どのような成長・変化 をしていくのか見通しを持つ。 生かす段階(1時間) 思春期に起きる心の変化の様子について調べる。 ○ 異性に対する心の変化の様子について挿絵資料をもとに,これまでの経験を振り返らせ、これ からの見通しをもたせる。 ・単元を振り返って,分かったことや考えたことを感想に書く。 去 年 か ら 身 長 が 5 センチも伸びたよ。 発育の仕方は、ひとに よってちがうみたい。 タンパ質、カ ルシウム、ビ タミンが大 切なのね。 成長ホルモ ンの関係で 早く寝るこ とが大切だ ね。 自分の体の成長にとって大切なことや、これからどのように成長するのか調べよう。 運動のやり過ぎはけ がのもとになるよ。

(3)

6 本時 (1)主眼 体のよりよい発育・発達のためには、調和のとれた食事、適度な運動、休養・睡眠が必要であ ることや、体をよりよく発育・発達させるための生活の仕方について理解することができる。 (2)準備 骨密度増加のグラフ、骨・筋肉・ビタミンの図、野菜の色の濃淡の図、野菜,皿、睡眠と成長ホル モンの関係図、学習ノート (3)展開 学習活動と内容 指導上の留意点(※)評価基準(☆) 学 習 活 動 の 工 夫 つ か む つ く る 深 め る 生 か す 1 前時学習を想起し、学習のめあてをつか む。 ・身長が伸びている ・食事等必要 2 体の成長と食事、運動、休養・睡眠の関係 について考える。 (1) 体の成長と食事について考える。 ○ 給食に使われている食品を見て気づい たことを話し合う。 ○ 成長に大切な栄養を理解し、1食分の野 菜の量について話し合う。 (2) 体の成長と運動について考える。 ○ 自分達の運動をふり返り、どんな運動を すればよいか予想した後、GTの話を聞 く。 (3) 体の成長と休養・睡眠について考える。 ○ 睡眠と成長ホルモンの関係図を見て話 合った後、GTの話を聞く。 3 食事、運動、休養・睡眠の3つの調和のと れた生活の大切さを理解する。 ○ 校医の先生の話を聞く。 4 本時学習を振り返り、まとめる。 すくすく育つためには、調和のとれた食 事、適切な運動、休養・すいみんが必要で ある。 ○ 今日の学習で理解したことをもとに、こ れからの生活に生かすようにする。 ・家でもバランスよく食べよう。 わたしたちの体がすくすく育つための 食事、運動、すいみんのひみつを考えよう。 ※ 前時の学習を想起させ、めあ てをつかませる。 ※ 給食について話し 合わせた後骨密度増 加のグラフを提示し、 骨がしっかりできる 時期を視覚的に理解 させる。 ※ 骨や筋肉,成長を助 け、ビタミンの様子が 分かる図を提示する。 ※ 1日分の野菜300g を提示し、 グループごとに1食分の野菜を 計り取らせ体感させる。 ※ GTに運動を続ける効果や運 動のしすぎで起こる故障につい て説明してもらう。 ※ 睡眠と成長ホル モンの図を提示し、 いつ成長してるか 理解させる。 ※ GTより休養・睡眠について 説明してもらう。 ※ 校医の先生からの話の要点を 板書する。 ※ 子どもたちの発表した内容を もとに,本時のまとめをする。 ☆ 成長と食事、運動、睡眠につ いて、生活を振り返り、実践し ようと思うめあてを書かせる。 給食の食品を 3つに分けた 表を活用。 (情) 骨密度増加の 様子を見る活 動。 (情) 骨や筋肉と食 事の関係につ いて理解する 活動。 (情) 野菜の量を体 感させ、自分 達の食事につ いて話し合う 活動。 (ふ) 成長と運動の 関係について 理解する。 (情) 成長と休養・ 睡眠について 理解する。 (情) 校医の先生の 話を聞く。 (情) 生活へ生かす 活動。 (実) ・骨→カルシウム→魚・牛乳他 ・きん肉→タンパク質→肉・大豆他 ・成長を助ける→ビタミン→野菜 一つずつも大切だけど、3つをバラン スよく生活することがもっと大切だよ。 ・適切な運動って全身運動なんだ。 ・1日に30分ぐらいするといいのね。 ・給食はたくさんの食品があるね。 ・赤や緑の栄養の食品が多いよ。 ・成長ホルモンは9時から10時の間 が一番多いから、ねる時刻は大切だ。 ・成長には、タンパク質、カルシウ ムビタミンが大切だ。 ・ぼくの食事野菜が少ないけど・・・ ・野菜ってこんなに取るの。 <効果>・骨が丈夫になる。 ・色々な動きができる。 ・心臓や肺が強くなる

参照

関連したドキュメント

基本目標2 一 人 ひとり が いきいきと活 動するに ぎわいのあるま ち づくり.

基本目標2 一人ひとりがいきいきと活動する にぎわいのあるまちづくり 基本目標3 安全で快適なうるおいのあるまちづくり..

小学校学習指導要領総則第1の3において、「学校における体育・健康に関する指導は、児

「PTA聖書を学ぶ会」の通常例会の出席者数の平均は 2011 年度は 43 名だったのに対して、2012 年度は 61 名となり約 1.5

「PTA聖書を学ぶ会」の通常例会の出席者数の平均は 2011 年度は 43 名、2012 年度は 61 名、2013 年度は 79 名、そして 2014 年度は 84

2011

今年度は 2015

今回のアンケート結果では、本学の教育の根幹をなす事柄として、