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「水溶液」

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Academic year: 2021

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1学年◯組 理科学習指導案

1 単元名 「 水溶液 」 2 指導観 ○本単元は,物質の溶解度を利用して水に溶けた物質は再結晶させて取り出すことができることや水溶液 中では溶質が均質に分散していることを理解させることをねらいとしている。水溶液は,私たちの身の回 りにあふれている身近な存在である。しかし,その性質や成分に着目して生活している生徒は少ない。こ の学習を通して,水溶液への興味・関心を高め,観察,実験を通して物質を調べるための基礎的な実験技 能を習得できると考える。また,水溶液について科学的にとらえ,日常生活に使われている水溶液と関連 付けた学習を行いながら思考力を高めていくのに適していると考える。 本単元は,第2学年で学習する「化学変化と原子・分子」,そして,第3学年で学習する「化学変化と イオン」へつながっていく。目に見えない物質の性質や反応を粒子モデルと関連付けて考える学習を進め ることにより,微視的な見方や考え方を習得していくための基盤としての見方や考え方を養う上でも非常 に意義深い。 ○本学級の生徒は,アンケートやテストの観察・実験に対する問題の正答率から,観察・実験に対する興 味・関心は高いが,実験の結果からわかることを考えたり,それを表現したりすることが苦手な生徒が多 いことがわかる。また,自分の考えを適切に表現したり伝えたりすることに苦手意識をもっていると考え られる。生徒はこれまでに,小学校第5学年で「物の溶け方」について学習しており,物が水に溶けても, 水と物とを合わせた重さは変わらないことや物が水に溶ける量には限界があることなどを学んでいる。 これらのことから,水溶液への興味・関心を高め,観察,実験を通して物質を調べるための基礎的な実 験技能を習得させ,自然の事物・現象や日常生活や社会への活用をうながす活動を通して,知識として水 溶液を身近に感じさせる必要がある。そらに,学習の中に他者との交流を通して,考えを生かす場面を設 定し,自分の考えが深まる実感をもたせることで,科学的な思考力・表現力が高め,めざす生徒像に近づ けたいと考える。 ○本単元の指導にあたっては,物質が水に溶ける様子の観察を行い,結果を解釈し,水溶液では溶質が均 一に分散していることを見いださせ,粒子のモデルと関連付けて理解させるとともに,溶質の温度を下げ たり溶媒を蒸発させたりすることによって溶質を取り出すことができることを溶解度と関連付けて理解さ せることをねらいとしている。そのためにまず,水溶液においては溶質が均一に分散していることを粒子 のモデルを使って理解させるために,物質が水に溶ける様子の観察,実験を行う。次に,水溶液から溶質 が取り出せることを溶解度と関連付けて理解させるとともに,再結晶は純粋な物質を取り出す方法の一つ であることを理解させるために,水溶液の温度を下げたり水溶液から水を蒸発させたりする実験を行う。 さらに,水溶液に溶けている物質の量を計算で表せるようにさせるために,実際に質量パーセント濃度の 求める計算を行う。 3 単元の目標 ○ 物質が水に溶ける現象や水溶液に溶けている物質を取り出すことができることに関心を持ち,事象を 日常生活との関わりでみようとする。 【関心・意欲・態度】 ○ 物質が水に溶けるしくみや溶ける量は水の量と温度によって限度があることについて,自らの考えを 導いたりまとめたりして表現している。 【思考・表現】 ○ 物質が水に溶けるようすの記録や整理のしかた,および再結晶に関する実験の基本操作を習得すると ともに,実験の計画的な実施のしかたを身につけている。 【技能】 ○ 水溶液の中では溶質が均一に分散していることや,溶解度が物質によって異なることを理解し,飽和 水溶液,結晶,再結晶などについて基本的な知識を身につけている。 【知識・理解】

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- 2 - 4 単元計画(全7時間) 関:関心・意欲・態度,知:知識・理解,思:思考・表現,技:技能 学習活動(数字)・内容(○) 対話を深める場と活動の工夫 評価規準 配時 1 物質が水に溶けるようす を調べ説明する。 ○溶質・溶媒・溶解・溶液 ○拡散 ・多様な考えを引き出させるた めに,4人班による対話活動の 場を設定する。 関:物質が水に溶ける現象に関 心をもち,事象を日常生活と の関わりでみようとする。 知:水溶液の中では溶質が均一 に分散していることを理解 できている。 1 2 水溶液から物質を取り出 す方法を覚え,結晶になる時 のようすを説明する。 ○溶解度 ○飽和水溶液 ○再結晶 (本時3/3) ・実験方法を考える際に班で一 つの方法にしぼるために対話 活動の場を設定する。 思:水に溶ける物質の量は水の 量,温度によって限度がある ことについて自らの考えを まとめて表現している。 <発言><様相観察> 3 3 水溶液に溶けている物質 の量を計算で求める。 ○質量パーセント濃度 ・自分で問題を作り友達に問題 を出す場を設定する。 知:質量パーセント濃度は,計 算で求めることができている ことを理解し,その方法を身 につけている。 1 4 今までの知識を使い3種 類の水溶液を見分け,根拠を 説明する。 ・実験方法を考える際に班で一 つの方法にしぼるために対話 活動の場を設定する。 技:物質を区別するため,結果 を予想し,実験を計画するこ とができる。 <レポート><様相観察> 2 5 本 時 平成◯年◯月◯日(◯) ◯:◯~ 第◯理科室において (1) 本時の指導観 本時では,塩化アンモニウムの再結晶の実験を通して,水の温度と溶ける物質の量についての関係の 理解を深め,水の温度が下がり溶けきれなくなった物質が結晶として出てくることを説明させることが ねらいである。 まず,「つかむ」段階では,本時での関心を高めるために19世紀に天気予報の道具として使われて いたストームグラスを見せる。 次に,「ひろげる」段階では,塩化アンモニウムが溶けている水溶液から塩化アンモニウムの結晶を 取り出す方法を予想し,実験を行う。その際,塩化アンモニウムは冷やすこことで再結晶できることに 気付かせるために,塩化アンモニウムの溶解度曲線のグラフを提示する。そして,結晶がどのようにで きたのか考察し,班で意見をまとめ発表する。この時,多様な考えを出させるために,4人班になり一 人一人役割を決めて,ホワイトボードを使いながら班で考えをまとめさせる。 最後に,「ふかめる」段階では,知識を定着させたり,達成感を味わわせたりするために違う物質で も規則性が成り立つことを溶解度の違いを利用した問題を解かせて確かめさせる。 (2)本時の主眼 塩化アンモニウムの再結晶の実験を通して,水の温度と溶ける物質の量の関係を理解し,水の温度が下が り溶けきれなくなった物質が結晶として出てくることを説明することができる。 (3)授業仮説 塩化アンモニウムの再結晶の実験を通して,実験結果をもとに一人一人の役割を決めた班で考察の交流を させれば,水の温度と溶ける物質の量についての関係について理解し,水の温度が下がり溶けきれなくなっ た物質が結晶として出てくることを説明することができるようになる。 (4)準 備 結晶観察装置(500mL ペットボトル,試験管,ゴム栓),塩化アンモニウム,ルーペ,ビーカー,お湯, ホワイトボード

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- 3 - 6 展 開 段 階 学習活動(数字)・内容(○) 手立て(◇),評価規準(◎) 態 配時 つ か む 1 課題を把握し,めあてをつかむ。 〇ストームグラス ◇溶解度についてさらに考えを深めるため に,天気予報の道具であるストームグラス を見せる。本時では塩化アンモニウム水溶 液から塩化アンモニウムを結晶として取 り出す実験から,どのように結晶ができた のかを考えていくことを伝える。 一 斉 5 ひ ろ げ る 2 塩化アンモニウムが溶けている 水溶液から塩化アンモニウムの結 晶を取り出す方法を予想する。 ○溶解度と温度の関係 ○再結晶の方法 ・冷やすと結晶として取り出せる ・水を蒸発させると取り出せる 3 塩化アンモニウムの再結晶の実 験を行う。 ○塩化アンモニウムの再結晶 4 結晶がどのようにできたのか考 察し,班で意見をまとめ発表する。 ○実験の結果をまとめて発表 ○自分が考えたことの説明と修正 ○他の意見の解釈 ・塩化アンモニウム水溶液を冷や すと,結晶ができたことから,水 溶液を冷やすと溶解度が下がり溶 けきれなくなった物質が結晶とし て出てくると言える。 ◇考察の時に温度と溶解度の関係を理解させ るために、温度50℃の 20mL のお湯に塩化ア ンモニウムを 60g 溶かしていることを伝えて おく。 ◇考察の時に温度と溶解度の関係を理解させ るために、結晶が出てきた時の温度を測っ ておく。 〔交流活動の流れ〕 個人→班(ホワイトボード)→全体(黒板) ◎塩化アンモニウムの結晶ができたことを溶 解度の変化を用いて説明することができた か。<発表・ワークシート> A:塩化アンモニウムの結晶ができたことを 溶解度と温度の関係から説明することが できる。 B:塩化アンモニウムの結晶ができたことを 自分の言葉で説明することができる。 ◇考察を考える時に、 温度と溶解度の関係 から説明できるよう にするために、塩化 アンモニウムの溶解 度曲線と、キーワー ドとして「温度」 「溶解度」を使うこ とを提示する。 一 斉 班 個 ↓ 4 人 班 10 15 15 ふ か め る 5 溶解度と温度の関係をさらに深 める。 ◇天気予報の道具であるストームグラスの原 理を考えさせる。 一 斉 5 <めあて> 塩化アンモニウムの結晶ができる様子を観察し,どのように結晶ができ るのか説明できるようになろう。 対話を深める場と活動の工夫 多様な考えを出させるために,4人班に なり一人一人役割を決めて,ホワイトボー ドを使いながら班で考えをまとめさせる。

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- 4 - 7 板書計画 めあて 実験 塩化アンモニウムの 溶解度曲線 問題 塩化アンモニウムの結晶ができる様子を観察し,どのよ うに結晶ができるのか説明できるようになろう。 復習 Time ホワイトボード 塩化アンモニウム水溶液から塩化アンモニウム の結晶を取り出す。 考察

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