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「事例研究、オーケストラに見る多様性の組織戦略」-統一性と多様性の共存は組織に何をもたらすのか-

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Academic year: 2021

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45 自由論題

「事例研究、オーケストラに見る多様性の組織戦略」

ー 統一性と多様性の共存は組織に何をもたらすのかー

A Case Study, Organizational Strategy Based on Diversity in Orchestra

―What does unity and diversity coexistence create in organizations?―

淺津光孝

淺津中小企業診断士・社労士事務所 Mitsutaka Asazu

Asazu Management and Social Insurance Consultant Office e-mail asazu-rm@nifty.com 抄録:今日、従来型の予定調和に基づく「計画的戦略」のコモディティ化により,戦略の優劣による競争優位性の確保が 困難になりつつある。これに対し「多様性」を組織に活かし,そこから生まれる偶発性を巧みに取り入れた新たなタイプの 戦略が議論されている。この「多様性を組織に活かす戦略」を日常的に取り入れているのがオーケストラという組織であ る。本論では筆者が所属するアマチュアオーケストラの危機突破の経験を元に,その成功要因を一見トレードオフと思える 「統一性」と「多様性」の共存という観点から検証する。更にそこから浮かび上がる集合知の意義について考察する。 Key Words: リーダーシップ行動モデル、多様性予測定理、集合知、危機突破、偶発性 1. 緒言 オーケストラをモデルとして、「組織における統一性と 多様性の共存」というテーマを設定し,2つの切り口から 考察を行う。まず,「統一性」についてはリーダーシップ 行動理論に基づき組織変革の過程でリーダーが果たした 役割を分析する。次に「多様性」に関して,その組織変革 の過程において集団の多様性がもたらした効果を測定し, 「個人毎の演奏表現の多様性」と「集合知としてのオー ケストラの表現力」の関係を検証する。組織における統 一性と多様性の共存は可能であり,むしろこの状態こそ が組織に創発的な成果をもたらし得ると結論付ける。 2. 先行研究 高名な指揮者でありビジネスコンサルタントでもある クリスティアン・ガンシュ(墺)は著書「オーケストラ・ モデル」で,「オーケストラに存在する明確な役割とヒエ ラルキー,揺るぎないリーダーシップ,全員が同じゴール を追う意識の中で、多様な個性から組織の調和を創るマ ネジメントが日常的に展開されている」としている。 さらに「このような性格を前提として,オーケストラ組 織におけるプロセスと成功戦略は、企業にとっての新た な視点からの組織戦略としてそのまま置き換え、応用す る事が出来る」と主張し,オーケストラ組織のもつ統一性 と多様性の共存が企業組織においても有効であると提唱 している。 3. 事例

筆者が以前,全国アマチュアオーケストラ連盟演奏会 (以下、オケ連)に参加した時のエピソードである。 オケ連演奏会は全国のアマチュアオケより数名ずつが 参加し,それぞれのメンバーが通常2曲に分かれて演奏を 行う。この大会でのスケジュールは、2 日と半日で合奏練 習をした後,3日目の午後に約2000人収容のホールで演奏 会を催すというものであった。私はラヴェル作曲の「ダフ ニスとクロエ」組曲第 2 番の 2nd バイオリンパートとして 参加した。集まったメンバーは全国のアマチュアオーケス トラからの参加者で構成されており,①年齢は 30~40 代 の各オケの中堅どころが中心,②各個人の技量は比較的高 い,③それぞれが所属する個別のオーケストラの文化を持 ち,音楽づくりに関してバラバラの考え方を持っている, という特徴があった。 尚、今大会については,世界的バイオリニストである安 永徹氏(当時ベルリンフィルハーモニーの第 1 コンサー トマスター)に練習のトレーナーを務めて頂くという夢 のような催しであった。 3.1 練習第 1 日目のエピソード 練習が始まってみるとそれぞれの出身オケの持つ文化 の違いのようなものも少し気にはなったが,指揮者のポ イントをついた指示もあり当初は順調に曲が仕上がって いく様に見えた。 初日の練習も佳境に入ったころ,思わぬハプニングが 起こった。指揮者からスネアドラム(小太鼓)奏者に対

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46 して,「テンポがオケと合っていない」という注意が飛ん だ。この奏者に向けた個人的な練習が繰り返し行われ, 本人も修正をしていったのであるが,その度にますます 齟齬をきたしているように見えた。テンポの感じ方自体 がオケと違っていたのである。その時、業を煮やした指 揮者が若さも手伝って言い放った言葉が波紋を呼んだ。 「本当は,誰かに担当を代わってもらった方がいいんだ けどな!」。これは学生オケならまだしも社会人オケでは 禁句である。オケ全体から指揮者に対し無言のブーイン グが起こった。また、タイトなスケジュールの中,練習の 進捗も少し遅れが目立ってきた。指揮者とオーケストラ、 それに加え出身の違う寄せ集めのメンバー間に不統一感 が生まれ始めていた。 3.2 練習第 2 日目のエピソード 練習も 2 日目にはいり,指揮者も遅れを取り戻すべく 自らが描く戦略にそった音楽づくりを目指して細かく指 示をオケに出していった。そのさ中、安永氏がトレーナ ーとして我々の練習に姿を現された。尊敬と憧れを孕ん だ空気がその場を支配し全員の背筋が一瞬ピンと伸びた。 練習の様子を暫く覗っておられた安永氏より突然、 我々は厳しい指摘を受けることとなった。それは、それ ぞれ個人が自分の演奏する箇所を弾き終わった後,次に 出てくるパートにメロディを引き継ぐ意識を持っていな い事に対してであった。「そのような終わり方をして次の 人がスムーズに出ることが出来ますか?」、「自分がうま く弾いたらハイおしまい,次の人どうぞではダメなんで す」,「これは技術ではなく気持ちの問題なんです」。雲 の上の人の一言は全員に気付きを与え、以降は、お互い の音を聞き合う事により,演奏の引継ぎにおける好循環 が生まれた。この時点から音楽に「統一感のあるはっき りとした意思」が芽生えた。この時、リーダーの持つ強 いカリスマ性が大きく寄与したことは言うまでもない。 3.3 練習第 3 日目のエピソードおよび演奏会本番 いよいよ練習も最終日を迎え,演奏のポイントとなる 箇所の重点練習が行われていった。練習が進んでいく中 で曲中の「夜明け」のテーマ(静かな森の夜明け,主人公 のダフニスが恋人のクロエと再会するシーン)に差し掛 かった時,突然、安永氏から思いもよらない指示が出され た。「皆さん,なんでもいいから何かを思い切りイメージ して演奏してください,夜明けのイメージには敢えてこ だわりません」。一瞬、意味が分からず一同が唖然とした。 しかし何といってもマエストロ安永氏の指示であり,何 か深い意味が込められているのだろうとそれぞれが素直 にその謎めいた指示に従った。めいめいがバラバラのイ メージを抱いて渾身の演奏をしたのである。果たしてど のような音が出たのか。 「この音は本当に自分達が出しているのか?」。弾き終 わってみんなが思わず顔を見合わせた。発せられたのは 見違えるような生命感に満ちた豊かな響きであり,その 中に自らが包み込まれていたのであった。メンバーは卓 越した音楽性と指導力をもったリーダーの一言で,内な る力を引き出されていたのである。 練習はその後も順調に進んでいき,午後になり、いよい よ本番となった。いうまでもなく演奏会は大成功。オケ 連史上,屈指の名演となった。 4.事例におけるリーダーシップ行動理論に基づく考察 演奏会は, 何故,一時は危機的状況に陥りながらも成 功する事が出来たのか。これを「リーダーシップ 4 領域 行動モデル」即ち,①価値創造型リーダーシップ、②目標 達成型リーダーシップ,③人材育成型リーダーシップ,④ 戦略実行型リーダーシップに対応させ,分析を試みる。 4.1 練習第 1 日目におけるリーダーの行動分析 指揮者は事前に作曲家が曲に込めた意図,思想,感情, 技法などを総合的に分析し演奏上の戦略を立てる。この 戦略を以ってオーケストラと対峙し,課題解決を行いな がら目標とすべき演奏レベルにオーケストラを導いてい く。指揮者の戦略に基づく問題解決型のこの行動は 4 領 域行動モデルの中の「戦略実行型リーダーシップ」にあ たる。しかし本事例においては指揮者が課題解決にこだ わるあまり,それがスネアドラム奏者に対する執拗な指 導となってメンバー全体との不和を招いた。戦略遂行に 対する過剰な執着は戦略実行型リーダーの留意すべき点 である。 4.2 練習第 2 日目におけるリーダーの行動分析 バーナードは協働体系論の中で,組織が成立する必要 充分条件として,①共通の目的、②コミュニケーション, ③貢献意欲,の 3 点を掲げている。 練習も2日目にはいり、指揮者とメンバーの間に多少 の溝はあるものの,「①共通の目的」に向けた指揮者の指 示が目指すべき方向を明解にし,徐々にメンバー全員に もそのポリシーが共有されていった。しかしメンバーが 全国の団体からの寄せ集めという事情もあり,「②コミュ ニケーション」については各プレーヤー間の連携に対す る意識は希薄で,「③貢献意欲」については、各個人はオ ーケストラ全体に対する演奏上の貢献よりも自分自身の 演奏の完成度を高めることに高い関心があるように見え た。つまりこの時点では,協働体系論が示す組織としては まだ未成熟の段階にあったのである。 ところがその後,安永氏による「パートにメロディを引 き継ぐ際の配慮」に関する注意喚起により,「寄せ集めの 組織がもつ周囲への無関心の文化」が一変した。カリス マから発せられた真に的を射た一言が,「②コミュニケー ション」と「③貢献意欲」の両方に強力に作用したので ある。この時の安永氏のとった行動は,人材の組織化によ り共鳴コミュニケーションを促す「目標達成型リーダー シップ」にあたる。この行動は同時に,前述の「戦略実行 型リーダーシップ」の欠点である「戦略遂行に対する過

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47 剰な執着」が及ぼすチームビルディングへの悪影響をリ カバーするものであった。 4.3 練習第 3 日目におけるリーダーの行動分析 演奏は技術的には完成に近づきつつあった。しかし周 到な戦略に基づく短期間の曲作りには限りなく予定調和 の香りが漂っていた。この無機質な演奏に生命を吹き込 んだのが安永氏の「なんでもいいから何かを思いっきり イメージして演奏してください」という指示である。 安永氏のとったこの行動は,人材・組織の潜在能力を引 き出し成長させる「人材育成型リーダーシップ」にあた る。この型のリーダーシップは時として組織に今回のよ うな「突然変異」をもたらす。 4.4 3 日間のリーダーの行動分析の総括 順を追って 3 日間の練習の課程をたどると,1 日目:指 揮者の戦略実行型リーダーシップによる戦略の実行およ び課題解決 → 2 日目:安永氏の目標達成型リーダー シップによる共鳴コミュニケーションの元での集団の組 織化 → 3 日目:安永氏の人材育成型リーダーシップ による組織の潜在能力の引き出し(突然変異の喚起)と いうことになる。 この間、指揮者と安永氏という 2 人のリーダーはそれ ぞれの特徴を活かし,相互に補完し合いながら「論理(戦 略実行型)」と「感情(目標達成型、人材育成型)」の両 面からのコントロールを繰り返すことで組織に「統一 性」を与え,演奏会を成功に導いていたことがわかる。 5. 多様性が組織に与えた影響(3 日目の練習時) 3 日目の練習で、安永氏が個人の潜在能力を引き出し, 集団を成長させた(突然変異を起こした)。ここからはこ の点に着目し,そのメカニズムについて「多様性予測定理 (Scott E. Page)」を元に分析を行う。 この定理は、「集団の多様性が一様性に勝る」,「集団 の多様性が専門家の能力に勝る」という考え方が元とな っている。本来、新商品の売上,株価,選挙の当選者,など の予測や意思決定のためのモデルとされているが,筆者 はこの定理が,「予測という課題の解決」だけにとどまら ず、集団が取り組む様々な場面での課題の解決にも応用 が可能であると考えた。 そこで本論では,オーケストラという集団が行った演 奏会へ向けての課題解決について,この定理をもとに分 析を試みた。 6.「多様性予測定理(Scott E. Page)」の応用 多様性予測定理(Scott E. Page),の命題は「集合知 は多様性が大きいほど正解に近づく」というものであり, 次の算式で表わされている。 「①集合知の誤差」=「②個人の誤差」―「③多様性」 ①集合知の誤差=(回答平均―正解)2 ②個人の誤差=Σ(各個人の回答―正解)2/n ③多様性=Σ(各個人の回答―回答平均)2/n そこでこの式に本事例の各項目を代入してみる。音楽 の表現の優劣に尺度があるという前提に立ち,上の式の 「正解」を「最も優れた表現の値」と定義する。また「多 様性」については「各演奏者の表現の多様性」とする。 すると以下の関係が成り立つ。 「①集合知の誤差」=「回答平均(演奏者全員の表現の 平均値)」と「正解(最も優れた表現の値)」との差 「②個人の誤差」=「各個人の回答(各演奏者の表現の 値)」と「正解(最も優れた表現の値)」との差の平均 「③多様性」=「各個人の回答(各演奏者の表現の値)」 と「回答平均(演奏者全員の表現の平均値)」との差の 平均 尚,スコット E. Page は多様性予測定理が成立する要 件として、①課題が難しいものでなければならない,②集 団の持つ問題解決法が多様でなければならない,③参加 者の集団は多様でなければならない,④参加者の集団は 小さすぎてはならない,という 4 項目を掲げている。従っ てこれらの条件が揃う場合に限り定理が有効となること を理解しておく必要がある。 以上を前提として,「多様性の増加」が「集合知として のオケ全体の表現力の向上」に繋がるという現象を裏付 けるための仮説検証を行う。 3 日目の練習における出来事をそのまま多様性予測定 理の数式(「①集合知の誤差」=「②個人の誤差」―「③ 多様性」)に当てはめてみる。この時「②個人の誤差」を 一定として「③多様性」のみを増加(個人間の回答のバ ラツキを増加)させると,「①集合知の誤差」は減少する (より正解に近づく)はずである。それに基づき,数式に 任意の数値を入れてみてシミュレーションを行ったのが 図2である。 図2 多様性の増加と集合知の変化のシミュレーション 図2の中の上半分が安永氏の指示が出る前,下半分が 安永氏の指示が出た後の状態である。右辺第二項の「多 様性」の値が 54.75 から 120.75 に上昇したことにより, 左辺の「集合知の誤差」の値が 72.25 から 6.25 に減少し た。「多様性」の値と「集合知の誤差」の値は負の相関関 係である。

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48 以上から「多様性の増加」、即ち各演奏者の表現のバラ ツキの増加が,「集合知としての誤差の減少(集合知とし てのオケ全体の表現力の向上)」に繋がっていたことがわ かる。つまりそれは多様性予測定理の命題である,「集合 知は、多様性が大きいほど正解に近づく」を意味し,言い 換えれば、「衆愚(アマチュアの集まり)であっても,そ の集合が多様であれば全体として優秀な集団(優れた楽 団)になれる」ということである。 6.1 提言が組織にもたらした効果について 安永氏の「なんでもいいから何かを思いっきりイメー ジして演奏してください」という指示は、それまで音楽 表現上の既成概念により押し込められていた「個人の中 にある豊かな個性」を解放した。幼少時から専門教育を 受けて音楽の道をひたすら歩んできた同質的なプロの演 奏家の集団には真似の出来ない「多様なヒューリスティ ック」をもって,このアマチュア楽団は演奏に臨む事がで きたのである。その結果、集団内に独立性,分散性およ び多様性が生まれ,その要素が一つの目的に向かって集 約され,集団としての集合知の向上を生んだ。安永氏の とったこの行動は「意図された偶発性」により集合知の 向上を巧みに引き起こしたものであり、これは示唆に富 んだ極めて興味深い課題解決方法である。 7. 結言 オーケストラの演奏は楽譜と指揮者の指示に従い,当 初の計画どおりに「予定調和」をもって進行する。しか しそこには,それとは対極の自律性をもった多様な個人 が存在する。 クリスティアン・ガンシュは著書「オーケストラ・モ デル」において「オーケストラに存在する明確な役割と ヒエラルキー,揺るぎないリーダーシップ,全員が同じゴ ールを追う意識の中で多様な個性から組織の調和を創る マネジメントが日常的に展開されている」としている。 本論ではオーケストラ活動における危機突破の事例につ いて,まずリーダーシップ4領域行動モデルに基づく組 織変革による「組織の統一性の確立」を検証し,また一方 でその過程に内在していた多様性予測定理に裏付けられ た「多様性がもたらす集合知の向上」を論証するという アプローチを試みた。その結果,検討のプロセスは異なる ものの、諮らずも、クリスティアン・ガンシュによる先 行研究と同様の結論、即ち「組織における統一性と多様 性の共存の有効性」との一致を見たのである。 さらに多様性による集合知向上の論証の過程を通して, 組織においては「統一性と多様性の共存」は可能であり, むしろこの状態こそが集団における創発的な成果を組織 にもたらすとの結論を得た。それは「自律的な個を組織 に活かす」これからの戦略の方向性を指し示している。 今後,集団のもつ多様性が効果を発揮するメカニズムを 解明し一般化することにより,「統一性と多様性の共存」 が企業を始め オーケストラ以外の様々な組織において も課題解決の手段として応用される事に期待する。 【参考文献】 [1]大中達夫『MBAリーダーシップ』pp.18~19、ダイヤモンド社、 2006 年 [2]クリスティアン・ガンシュ(シドラ房子訳)『オーケス トラ・モデル』pp.1~7、阪急コミュニケーションズ、 2014 年 [3]スコット E・ペイジ(水谷淳訳)『多様な意見はなぜ正し いのか』pp.261~267、日経 BP、2009 年 [4]有馬淑子 講演会資料『集合知とは何か、どう使うか』 pp.10、2018 年 [5]山口周『ニュータイプの時代』ダイヤモンド社、2019 年 [6]ジェームズ・スロウィッキー(小高尚子訳)『みんなの 意見は案外正しい』pp.27~28、角川書店、2006 年

A Case Study, Organizational Strategy Based on Diversity in Orchestra

―What does unity and diversity coexistence create in organizations?―

Mitsutaka Asazu

Asazu Management and Social Insurance Consultant Office asazu-rm@nifty.com

Abstract: The commoditisation of "planned strategies" based on conventional planned harmony It is becoming difficult to secure a competitive advantage due to the superiority or inferiority of the strategy. In contest We made use of "diversity" in our organization and skillfully incorporated the contingency that comes from it. A new type of strategy is being discussed. This "Strategy to Utilize Diversity in Organizations" It is an organization called the orchestra to adopt it on a daily basis. In this book, the author Based on the experience of breaking through the crisis of the amateur orchestra to which it belongs, The coexistence of "unity" and "diversity" that seems to be a trade-off at first glance the success factor It is verified from the viewpoint of. And I consider the significance of collective knowledge.

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