OddsParkClub
vol.40
2016. 1
～3
2016. 1
～3
高知競馬特集
ジ
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キーインタビ
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岡村卓弥 騎手
Graded Dirt Races
1/13 TCK 女王盃 JpnⅢ（大井） 1/27 川崎記念 JpnⅠ（川崎） 2/11 佐賀記念 JpnⅢ（佐賀） 3/ 2 エンプレス杯 JpnⅡ（川崎） 3/ 9 ダイオライト記念 JpnⅡ（船橋） 3/15 黒船賞 JpnⅢ（高知） 3/17 名古屋大賞典 JpnⅢ（名古屋）
地方競馬応援隊
高知競馬場
高知競馬場
いつか馬主に……と夢見ている競馬ファ ンには高知競馬での資格取得をお勧めしま す。賞金は高くはないですが、預託料がリ ーズナブルなため、出走手当などと相殺す ると大きなマイナスになりません。一獲千 金を目指す方には向いていませんが、細く 長く馬主を続けたい人にはうってつけか と。ジョッキーも全国で活躍する赤岡修次 騎手、女性ナンバーワンの別府真衣騎手な ど人気騎手がいて、彼らに騎乗してもらう ことも夢ではありませんし。 私にとっても高知競馬は遠くにある地方 競馬場のひとつでした。しかし、愛馬ビー ボタンダッシュの移籍をきっかけに、一気 に距離が縮まりました。福山競馬最後の勝 ち馬となった彼の終の棲家として、名門・ 田中守厩舎へ移るや初戦を快勝、さらに大 晦日の名物重賞・高知県知事賞で２着に入 るなど、馬主孝行の走りを披露したことも あり、高知競馬への親近感は増すばかり。 ついには道営競馬にいた愛馬ソラニサクハ ナまで高知入りという蜜月状態となり、高 知競馬場に足を運ぶようにもなりました。 最初に訪れたのは 2014 年 12 月、ビー ボタンダッシュ引退のとき。多くの仲間の 厚意と縁で JRA 競馬学校の訓練馬として 第二の馬生を送ることが決まったため、移 籍前に田中守厩舎へ。メンバー次第ではま だまだ勝負になる……という実力でした が、近々 10 歳を迎える彼の将来を考え、 譲渡を決意しました。競馬学校の施設で暮 らせること、未来の騎手や厩舎スタッフた ちのお役に立てること……こんなありがた い話はなかなかありません。これも高知競 馬の皆さんが高齢の彼をこよなく愛し、調 教してくれた賜物だと思っています。ちな みに彼はその後、東京競馬場で行われた模 擬レースに出走し、６年ぶりに東京コース を走るという快挙も成し遂げました。 ２回目の高知遠征は昨年２月の『全日本 新人王争覇戦』の日。この時はいちファン として高知競馬を楽しみました。昔ながら の雰囲気の残る食堂、目の前を歩いてくれ るパドック、スタンドから一望できるコー ス。ビギナーが競馬を楽しむにはピッタリ の環境だと思います。基本、ナイター開催 なので昼は名所巡り、夜は競馬観戦という 観光ツアーも可能。私も朝はひろめ市場で Ｂ級グルメ、昼は土佐黒潮牧場で馬たちと ふれあい、夕方は高知競馬で馬券三昧、夜 は皿鉢料理を堪能……という濃い１日を過 ごしました。 まさにいいことづくめの高知競馬ツアー ですが、ひとつだけ注意点を。それは『地 元の人と同じペースで飲み食いするな！』 高知の方々は皆さんビックリするほどお酒 が強いです。下手に付き合うと私のように 翌日の飛行機に乗り遅れます。まあ、それ も今となればいい思い出。ああ、また高知 競馬に行きたくなっちゃいました。黒船賞 でも見に行っちゃおうかなぁ !?愛馬に導かれて
村上卓史 （むらかみたかふみ） 1966年９月26日生まれ。テ リー伊藤に師事し、放送作 家の道へ。「炎の体育会 TV」「みんなのKEIBA」な ど担当。馬主としてビーボタ ンダッシュ（福山・ファイナ ルグランプリ）、キングスナッ プなど所有。 ビーボタンダッシュは高知所属として川崎記念にも出走 冠目と勝った07年度のコンバットキック 以外は、このレース不出走か敗れるかで三 冠制覇を逃している。過去5回の勝ち馬は、 ベストマイヒーローや、一、二冠目とも2 着だった14年ラブバレット、15年スペク トルらこの路線での連対馬と、12年ファ イトホーマー、13年ブリリアントロビン のように金杯が三冠初出走だった馬とに分 けられる。 現在、兵庫で実施されている3歳牝馬の 限定重賞は、このレースと、グランダム・ ジャパン（GDJ）の、のじきく賞（園田 1700m・地方全国交流）の2つ。2000年 に創設され、06 年に重賞へ格上げ。JRA 桜花賞GIステップ競走代表馬選定競走に なっている。過去5年では、地元兵庫が3 勝、名古屋が2勝で、いずれもJRA認定競 走での勝ち鞍があった。なお兵庫所属の勝 ち馬3頭、11年マンボビーン、14年トー コーニーケ、15年トーコーヴィーナスは、 のちにのじきく賞も勝ち、GDJ3歳シーズ ンで総合優勝を果たしているという縁起の 良いレースだ。 10 月の若駒賞（盛岡ダート 1600m）、 11月の南部駒賞（水沢1600m・地方全国 交流）から続く岩手2歳シーズン三冠の最 終戦。過去、三冠馬は、2008年度ワタリ シンセイキ、10年度ベストマイヒーロー の2頭のみ。二冠馬は5頭いるが、一、三 「イレネー」は、1910 年にフランスか ら輸入された種牡馬。残した直系種牡馬は 196頭を数え、現在活躍している多くの馬 にもその血は受け継がれている。同馬の功 績を讃え、帯広競馬場には銅像が建立さ れ、現在でも生前の姿をうかがい知ること ができる。この重賞は、ばんえい2歳シー ズン三冠のラスト。2014年度は、ナナカ マド賞、ヤングチャンピオンシップとも制 していたセンゴクエースがここも勝ち、初 の2歳シーズン三冠馬となった。過去5年 では、連対馬10頭すべてが牡馬で、うち 8頭が1番人気か2番人気と堅く収まる傾 向。牝馬は3着1回が最高と苦戦している。Pickup!!
Pickup!!
ピックアップピックアップ 第17回 園田クイーンセレクション 1月21日（木） 3歳牝馬 園田1400m 第42回 金杯 1月2日（土） 3歳 水沢1600m 第47回 イレネー記念 3月6日（日） 3歳 帯広200m 2015年金杯 スペクトル 2015年イレネー記念 センゴクエース 写真●岩手県競馬組合 写真●ばんえい十勝写真●○○○○ 場番号 門別 06# 場番号 門別 06# 場番号 帯広03# 場番号 帯広03# ●「障害次第」のばんえい競馬 ばんえい十勝では、10月25日に「第 36回北見記念」が行われ、キタノタイ シ ョ ウ が 2 分 36 秒 7（ 晴・ 馬 場 水 分 1.2％）の好タイムで優勝した。昨季は 春一番のばんえい十勝オッズパーク杯、 定量1トンのばんえい記念の2重賞を制 し、ばんえい競馬の年度代表馬に輝いた 現役最強馬だが、今季は障害が切れずに 苦しみ、15戦目にしての初勝利だった。 「障害次第」という言葉が予想紙など でよく使われるが、ばんえい競馬では、 いかにして馬に負担をかけず大障害を上 げるかが一番のポイント。その巧拙が勝 ●14年ぶりの快挙タイニーダンサー 11 月 12 日、第 58 回道営記念をもっ て平成27年度シーズンの幕を下ろした 門別グランシャリオナイター開催。今季 も「強い2歳馬」たちの活躍めざましい シーズンとなったわけだが、中でも凄か ったのが“角川秀樹厩舎”＆“牝馬”勢の 圧倒的パフォーマンスだった。 それを象徴するのが、実質 7カ月に満 たない開催期間で重賞 4 勝（うちJpnⅢ・ 2 勝）という破格の成績を残したタイニー ダンサー。世代最初の重賞・栄冠賞をイ ンから突き抜けると、JRA 函館 2 歳ステー クスGⅢで15 番枠から4コーナーでは5 頭分ほど外を回らされる厳しい展開をもの 写真●ひだか応援隊 11月5日 北海道2歳優駿 タイニーダンサー 写真●ばんえい十勝 近年は、観光でのばんえい観戦も多 く、馬券デビューで初めて買った馬が障 害で転倒しても、決して嫌いにならない でほしい。メイチ勝負の結果なのだか ら。 文●小寺雄司 線で突き抜けて勝利。そして、なにしろ 圧巻だったのが JRA 牡馬勢を向こうに 回し、パワーで外から捻じ伏せた北海道 2歳優駿JpnⅢだった。エーデルワイス 賞→北海道2歳優駿でのダートグレード 連勝は、同じ（有）グランド牧場のオー ナーブリーディング馬だったJRA・フェ スティバル以来14年ぶりの快挙。移籍 したJRAでは「芝の重賞で能力を確かめ たい」意向ということだが、ダートグレ ードの舞台で引き続き活躍を見せてくれ る可能性も考えられるだけに、地方ファ ンとして引き続き大注目していくべき存 在と言えるだろう。 文●ひだか応援隊 ち負けを大きく左右する。よく若馬が障 害を上がれずに転倒し、必死で騎手が立 て直しを図る光景が見られるが、あるベ テラン騎手が「馬は正直だからね、最初 のひと腰で障害の向こう側の景色が見え ると、そのあとは意外と楽に上がること が多いんだよ」と。当然、馬の能力に応 じて、スタートから何度か刻んでさえ行 けば、勝てないまでも転倒などせずにゴ ールすることはできる。しかし勝負であ る以上、それでは来シーズンはないのが 競馬の世界。勝ちに行くとどうしても、 道中のペースが速くなり、当然、失格や 賞金面でのペナルティもあるが制裁覚悟 で挑む。勝ち負けは「障害次第」である。 ともせず4 着に追い込み、芝適性の高さ も発揮。結果的にこの好走がオーナーサ イドにシーズン後のJRA 移籍を決断させ る大きな要因となったのだろう。 前に壁を作れないと引っ掛かって行き たがり、自慢の末脚が鈍るケース（リリ ーカップ3着）もあったが、道中で溜め を作れた際の強さは本当に圧倒的。距離 延長、初めての内回り1600メートルだ った9月のフローラルカップでは2着に 大差をつけてブッチギリ圧勝、その勢い を駆って JRA 勢に挑んだエーデルワイ ス賞JpnⅢも、インで前に壁を作って直 9月14日 岩見沢記念 オイドン 10月25日 北見記念 キタノタイショウ ●ばんえい競馬重賞勝ち馬一覧 2015年9月～ 2015年11月 日付 レース名（条件） 距離 勝ち馬名（性齢） 騎手名 所属・調教師名 9/14 岩見沢記念（3歳以上） 200 オイドン（牡7） 安部憲二 ばんえい・鈴木邦哉 9/20 銀河賞（4歳） 200 カイシンゲキ（牡4） 浅田達矢 ばんえい・槻舘重人 10/12 ナナカマド賞（2歳） 200 フウジンライデン（牡2） 安部憲二 ばんえい・岩本利春 10/25 北見記念（3歳以上） 200 キタノタイショウ（牡9） 大河原和雄 ばんえい・服部義幸 11/1 ばんえい菊花賞（3歳） 200 センゴクエース（牡3） 鈴木恵介 ばんえい・槻舘重人 11/8 クインカップ（4歳牝） 200 フェアリードール（牝4） 安部憲二 ばんえい・岩本利春 11/22 ドリームエイジカップ（4歳以上） 200 オレノココロ（牡5） 鈴木恵介 ばんえい・槻舘重人 11/29 ばんえいオークス（3歳牝） 200 ホクショウモモ（牝3） 松田道明 ばんえい・松井浩文 ●ホッカイドウ競馬重賞勝ち馬一覧 2015年9月～ 2015年11月 日付 レース名（条件） 距離 勝ち馬名（性齢） 騎手名 所属・調教師名 9/3 リリーカップ（2歳牝） 1200 モダンウーマン（牝2） 阿部 龍 北海道・角川秀樹 9/15 旭岳賞（3歳以上） 1600 アウヤンテプイ（牡6） 石川 倭 北海道・原 孝明 9/17 イノセントカップ（2歳） 1200 リンダリンダ（牝2） 桑村真明 北海道・角川秀樹 9/22 フローラルカップ（2歳牝） 1600 タイニーダンサー（牝2） 桑村真明 北海道・角川秀樹 10/1 道営スプリント（3歳以上） 1200 アウヤンテプイ（牡6） 宮崎光行 北海道・原 孝明 10/13 サンライズカップ（2歳） 1700 タービランス（牡2） 佐々木国明 北海道・若松 平 10/14 瑞穂賞（3歳以上） 1800 グランプリブラッド（牡6） 服部茂史 北海道・田中淳司 10/15 エーデルワイス賞JpnⅢ（2歳牝） 1200 タイニーダンサー（牝2） 桑村真明 北海道・角川秀樹 10/20 サッポロクラシックカップ（2歳） 1200 リンダリンダ（牝2） 桑村真明 北海道・角川秀樹 11/5 北海道2歳優駿JpnⅢ（2歳） 1800 タイニーダンサー（牝2） 桑村真明 北海道・角川秀樹 11/12 ブロッサムカップ（2歳牝） 1600 ラッキーバトル（牝2） 石川 倭 北海道・原 孝明 11/12 道営記念（3歳以上） 2000 グランプリブラッド（牡6） 服部茂史 北海道・田中淳司
場番号 盛岡11・水沢12# 場番号 盛岡11・水沢12# 場番号 41#場番号 41# 場番号 41# 写真●愛知県競馬組合、石川県競馬事業局 写真●岩手県競馬組合 うのではないかと不安がつきまとってい た。それだけに無事にソルテが重賞4連 勝を達成できたことは非常にうれしかっ た。「今回ケガをしたことで遠征に対し て新たな気持ちで挑めるようになった。 今冬も南関東で昨年以上の勝ち星を目指 して頑張りたい」と力が入っている。 文●中部地方競馬記者クラブ ●2歳三冠馬誕生なるか 2歳路線は若駒賞、南部駒賞、そして 明け3歳正月に行われる金杯の3レース。 そのうち2レースが終了し、ともにメジ ャーリーガーが優勝した。若駒賞は好位 抜け出し。北海道からの遠征馬が3頭い た南部駒賞は1番枠から動向が注目され たが、強気の逃げ戦法で後続を完封し た。盛岡所属の関本淳騎手は、調教など で水沢所属のメジャーリーガーに跨がる ことがないが、「レースで乗るごとに成 長を感じる」と絶賛。このコンビで1月 2日の金杯は2歳シーズン三冠を目指す ことになるが、岩手競馬最年長（50歳） の関本騎手にとっては、7年前のワタリ シンセイキに続く2回目の三冠挑戦とな る。 ●激戦の騎手リーディング リーディングジョッキーはここ3年、 1位村上忍、2位山本聡哉という順位が 固定されているが、本年度はこの2名の 争いが激しくなっている。週単位で順位 変動を調べてみると、1・2位間の変動 がシーズン開幕時から計9回。決して 10勝以上の差が開くことなく、シーズ 11月15日 南部駒賞 メジャーリーガー ●ケガを乗り越え飛躍する吉原騎手 吉原寛人騎手にとって2015年は天国 と地獄を味わった激動のシーズンだっ た。とにかく重賞での活躍が目立った。 極め付きだったのが7月に盛岡で行われ たマーキュリーカップJpnⅢで、スター トして後方位置につけたが、ペースが遅 いと判断すると向正面で一気に上がって 行き、4コーナー先頭で回って押し切っ てしまう大胆な騎乗で、念願だったダー トグレードレース初制覇を果たした。 「体が勝手に動いてあのようなレースに なったけど、負けていたらボロカスだっ たでしょうね」と苦笑いだったが、全国 各地いろいろな競馬場の重賞レースを経 験したことで、以前よりも勝敗を見極め る嗅覚が研ぎ澄まされてきたのは確か だ。 その後も順調かと思われたが、9月に 名古屋であった秋桜賞でようやくケンブ リッジナイスを重賞初Vに導きながら、 ゴール入線後に落馬。背中と顔を強打 し、背骨圧迫骨折と鼻骨骨折の重傷を負 った。医師には全治3カ月と診断された が、JBC 翌日の 11 月 4 日に大井で行わ れるマイルグランプリでソルテが戦列復 帰することが決まっていただけに、何と しても治したかった。背中の痛みをこら えながらも10月末からレースに騎乗し たが、自分がソルテの連勝を止めてしま ン終盤を迎えている。両名の騎手が同じ レースに騎乗すると、互いを意識して近 辺に位置取りを構えているように映るか ら不思議だ。このままいけば、最終週ま で争いが続くことはまず確実だろう。 文●深田桂一（ケイシュウニュース） 日付 レース名（条件） 距離 勝ち馬名（性齢） 騎手名 所属・調教師名 9/8 イヌワシ賞（3歳以上） 2000 ジャングルスマイル（牡9） 平瀬城久 金沢・金田一昌 9/13 サラブレッド大賞典（3歳） 2000 ライブザドリーム（牝3） 鈴木太一 金沢・中川雅之 10/4 金沢プリンセスカップ（2歳牝） 1500 グランスーリール（牝2） 畑中信司 金沢・金田一昌 10/6 白山大賞典 JpnⅢ（3歳以上） 2100 マイネルバイカ（牡6） 柴田大知 JRA・西村真幸 11/1 兼六園ジュニアカップ（2歳） 1500 ブライトエンプレス（牝2） 平瀬城久 金沢・金田一昌 11/15 北國王冠（3歳以上） 2600 ジャングルスマイル（牡9） 平瀬城久 金沢・金田一昌 11/29 金沢ヤングチャンピオン（2歳） 1700 ヤマノカミ（牡2） 佐藤友則 金沢・中川雅之 ●金沢競馬重賞勝ち馬一覧 2015年9月～ 2015年11月 名古屋・秋桜賞で1位入線後に吉原騎手が落馬 9月13日 サラブレッド大賞典 ライブザドリーム ●岩手競馬重賞勝ち馬一覧 2015年9月～ 2015年11月 日付 レース名（条件） 距離 勝ち馬名（性齢） 騎手名 所属・調教師名 9/6 ビギナーズカップ（2歳） 水沢1400 サプライズハッピー（牝2） 山本聡哉 岩手・櫻田浩三 9/12 ヴィーナススプリント（OP牝） 水沢1300 グッドギアー（牝3） 齋藤雄一 岩手・櫻田康二 9/13 青藍賞（OP） 水沢1600 ナムラタイタン（牡9） 坂口裕一 岩手・村上昌幸 9/19 イーハトーブマイル（3歳） 盛岡1600 シークロム（牡3） 村上 忍 岩手・千葉幸喜 9/20 ジュニアグランプリ（2歳） 盛岡芝1600 ソロフライト（牝2） 高松 亮 岩手・千葉幸喜 9/27 岩手県知事杯OROカップ（OP） 盛岡芝1700 ロゾヴァドリナ（牝3） 矢野貴之 大井・森下淳平 10/10 ハーベストカップ（OP） 盛岡芝1000 エゴイスト（牝4） 菅原俊吏 岩手・石川 栄 10/12 マイルチャンピオンシップ南部杯JpnⅠ（3歳以上） 盛岡1600 ベストウォーリア（牡5） 福永祐一 JRA・石坂 正 10/19 若駒賞（2歳） 盛岡1600 メジャーリーガー（牡2） 関本 淳 岩手・小林義明 10/24 OROターフスプリント（OP） 盛岡芝1000 エゴイスト（牝4） 菅原俊吏 岩手・石川 栄 10/25 不来方賞（3歳） 盛岡2000 ダイワエクシード（牡3） 村上 忍 岩手・千葉幸喜 11/1 知床賞（2歳） 盛岡1400 リックカグラ（牡2） 井上俊彦 北海道・林 和弘 11/8 絆カップ（OP） 盛岡1600 ナムラタイタン（牡9） 坂口裕一 岩手・村上昌幸 11/15 南部駒賞（2歳） 水沢1600 メジャーリーガー（牡2） 関本 淳 岩手・小林義明 11/22 栗駒賞（OP） 水沢1400 スフィンクス（牝6） 坂口裕一 岩手・佐藤雅彦 11/23 ダービーグランプリ（3歳） 水沢2000 ストゥディウム（牡3） 石崎 駿 船橋・矢野義幸 11/30 プリンセスカップ（2歳牝） 水沢1400 サプライズハッピー（牝2） 山本聡哉 岩手・櫻田浩三
場番号 42# 場番号 42# 場番号 43#場番号 43# 場番号 43# 写真●岐阜県地方競馬組合 写真●愛知県競馬組合 メンバーによる名古屋ナンバーワン決定 戦にファンも注目した。 レースはサイモンロードがマイペース で巧みな逃げに持ち込んだが、後方待機 のマヤノクレドが最終3コーナー手前か ら大外をまくり気味に上昇し、そのまま 直線一気に突き抜けた。2着クワイアー ソウルに2馬身半差つける快勝ゴールで 名古屋ナンバーワンの座を大きくアピー ルした。展開有利に運んだサイモンロー ドが3着に粘り込み、中団外の絶好位置 で流れに乗った人気のノゾミダイヤは、 マヤノクレドの上昇についていけず見せ 場ない7着だった。「追い出したら気持 ちよく動いてくれる。7歳だけどこれか らも活躍できる馬ですね」と今井貴大騎 手。川西毅調教師は「負けない気持ちは ありましたが、前が残る馬場状況で逆風 ●マヤノクレドが主役へ名乗り 「名古屋で今一番強いのは誰？」 そんなファンの問いに明確に答えを出 したのが、スターホース勢ぞろいの東海 菊花賞だった。女王ピッチシフターが脚 部不安で10月に急きょ引退すれば、一 昨年秋から重賞 V ラッシュでエースへ と急成長したノゾミダイヤは、夏場の重 賞路線でらしくない姿を連続して露呈。 変わって頭角を現してきたのが、名港 盃、くろゆり賞でノゾミダイヤを連続撃 破で連勝したアップアンカーであり、笠 松・オータムカップで重賞ウイナーの仲 間入りしたマヤノクレドだった。キャリ ア上位のサイモンロードも参戦し、豪華 が吹いてるなとも感じていました。そん ななかでの勝利。コツコツと重賞勝ち星 を増やしていってほしい」と早くも次を 見据えていた。 絶 対 主 役 不 在 で 推 移 し た 名 古 屋 の 2015年にピリオドを打ったマヤノクレ ドが、16 年の東海トップシーンをリー ドしていくことだろう。 文●中部地方競馬記者クラブ ●秋の大一番は岩手バレットがV 笠松競馬の秋は、交流重賞が盛んに開 催される時期。なかでも一番盛り上がる のは笠松1着最高賞金を誇る、地方全国 交流重賞の笠松グランプリだ。今回は 2014年JBCスプリントJpnIで銀メダル を獲得した快速サトノタイガーが南関東 から参戦。全国レベルの大物に、当然の ように笠松ファンは期待を寄せた。 しかし、勝ったのは岩手から西下した ラブバレットだった。ひと叩き効果とメ キメキ蓄えはじめた地力が、キャリアを 上回った。小回りコースで不利な大外 10番スタートもなんのその、外の3、4 番手を難なくキープ。サトノタイガーの 真後ろからレースを進めて、3コーナー 手前から併せ馬のようにしのぎを削った 難敵を直線半ばで競り落とし、1馬身半 差をつける快勝で飾った。「12時間ほど かかりましたが、輸送に強いことも分か りましたし、収穫です。今後は中央馬相 手でも頑張ってほしい」と菅原勲調教師 は目を細めた。5月さきたま杯JpnⅡで 遠征経験はあったが、地元岩手を主戦場 にするラブバレットが、大物撃破に成功 し、長距離輸送も克服。なによりまだ成 長が見込める明け5歳馬。遠征という今 後のレース選択に、可能性と未来が広が る価値ある勝利だった。 ●新鋭尾島師が笠松を盛り上げる 一方、笠松勢は秋4戦の交流重賞は全 敗。一昨年8月くろゆり賞（タッチデュ ールV）後、不名誉な交流重賞連敗が相 変わらず続いている。ただ救世主も、こ の秋同時に誕生しはじめている。ラブミ ーチャン記念 V 後に、笠松へトレード されたミスミランダーに、移籍後初重賞 の東海菊花賞でいきなり2着に食い込ん だクワイアーソウルだ。ともに8月に開 業したばかりの尾島徹厩舎の所属馬。新 鋭トレーナーの手腕に期待したい今後で ある。 文●中部地方競馬記者クラブ 11月20日 東海菊花賞 マヤノクレド 10月22日 ゴールドウィング賞 サカジロゴーゴー ●名古屋競馬重賞勝ち馬一覧 2015年9月～ 2015年11月 日付 レース名（条件） 距離 勝ち馬名（性齢） 騎手名 所属・調教師名 9/10 秋桜賞（3歳以上牝） 1400 ケンブリッジナイス（牝5） 吉原寛人 船橋・新井清重 9/23 秋の鞍（3歳） 1600 バズーカ（牡3） 赤岡修次 兵庫・田中範雄 10/22 ゴールドウィング賞（2歳） 1600 サカジロゴーゴー（牝2） 岡部 誠 名古屋・角田輝也 11/20 東海菊花賞（3歳以上） 1900 マヤノクレド（牡7） 今井貴大 名古屋・川西 毅 11月10日 ラブミーチャン記念 ミスミランダー 11月26日 笠松グランプリ ラブバレット ●笠松競馬重賞勝ち馬一覧 2015年9月～ 2015年11月 日付 レース名（条件） 距離 勝ち馬名（性齢） 騎手名 所属・調教師名 9/17 オータムカップ（3歳以上） 1900 マヤノクレド（牡7） 今井貴大 名古屋・川西 毅 10/15 岐阜金賞（3歳） 1900 バズーカ（牡3） 木村 健 兵庫・田中範雄 11/10 ラブミーチャン記念（2歳牝） 1600 ミスミランダー（牝2） 吉井友彦 北海道・松本隆宏 11/26 笠松グランプリ（3歳以上） 1400 ラブバレット（牡4） 山本聡哉 岩手・菅原 勲
場番号 55# 場番号 55# 場番号 園田51・姫路52# 場番号 園田51・姫路52# 力は他馬を凌駕するものだった。2着に は粘りに粘ったペイシャクィーン。ペー スを考えると強い内容であり、3着に追 い込んだ高知優駿馬オトコノヒマツリも 意地を見せた。この世代は、それまで全 ての重賞レースで勝ち馬が異なる混戦模 様だったが、終わってみればタイトルホ ース3頭による決着。古馬となっての活 躍も実に楽しみである。 文●風間恒一（中島競馬号） 籍した5戦目に結果が出た。今年は3月 に3連覇を目指し相性の良いはがくれ大 賞典へ遠征、地元では1月の新春賞、5 月の兵庫大賞典などでタイトルを狙う。 ●3歳はタイザン両馬に注目 明け3歳はマイタイザン、ノブタイザ ンの両タイザンが引っ張る。デビュー 4 連勝で兵庫若駒賞を制したマイタイザン は、兵庫ジュニアグランプリJpnⅡでは 馬を怖がって力を出し切れず7着に敗れ た。一方のノブタイザンもデビューから 連勝。厩舎は違うがオーナーが同じ両馬 は兵庫ダービーまでは使い分ける予定 だ。 ●川原騎手2年ぶりのリーディングへ 昨年は田中学、木村健両騎手に腰痛の 戦線離脱があって、川原正一騎手が頑張 ってくれた。移籍後、2013 年以来 2 度 目の兵庫リーディングは間違いなさそう だ。最後に園田ファンには悲しいニュー スがあった。兵庫所属として3頭目のダ ートグレード馬タガノジンガロが11月 3日の大井・JBCスプリントJpnIのレー ス後、輸送厩舎へ帰る途中に心不全で倒 れ急死した。冥福を祈りたい。 文●池永博省（大阪日刊スポーツ） ●クリアー久々の地元重賞V エーシンクリアーが10月16日の姫山 菊花賞を制し、2歳時の園田ジュニアカ ップ以来となる地元重賞 3 勝目を飾っ た。1 番枠から内の好位をキープ。「3、 4コーナーでいつも動かないので必死だ った」と木村健騎手。向正面から鞍上の パワーに反応して 3、4 コーナーでは、 逃げる金沢・ヒカルカミヒコーキの2番 手まで進出。そして、直線を向いてから の末脚が違った。グィーッと伸びアッと 言う間に2馬身半差をつけた。佐賀・は がくれ大賞典連覇や、笠松・岐阜金賞勝 ちと遠征競馬に強かった。地元競馬より も輸送競馬との判断に園田から西脇に移 写真●高知県競馬組合 写真●兵庫県競馬組合 10月16日 姫山菊花賞 エーシンクリアー 10月29日 兵庫若駒賞 マイタイザン ●新王者メイショウツチヤマ 11月8日に行われた第11回黒潮マイ ルチャンピオンシップは、高知転入後6 連勝でメイショウツチヤマが重賞初制覇 を飾った。同馬はJRA5勝の元オープン 馬ながら、番組賞金的に高知では最下級 条件からのスタート。8月の転入初戦を 大差で圧勝すると、その後は格上挑戦を 繰り返しながら連勝を重ねていた。黒潮 マイルチャンピオンシップには重賞9勝 のエプソムアーロン、同3勝のマウンテ ンダイヤが出走していたが、それらの実 績馬を完封。オープンのペースにも動じ る様子はなく、好位のインから楽々と抜 け出す横綱競馬で新王者の座についた。 コンビを組む赤岡修次騎手は、距離が延 びても大丈夫とのジャッジ。今回の勝利 で今後の選択肢が広がったことは間違い なく、今後は県内外での活躍が期待でき るだろう。マウンテンダイヤは2014年 に引き続き2着。エプソムアーロンは3 着に終わり、黒船賞JpnⅢ以外では初め て地元で土がついてしまった。勢力図の 移り変わりを感じさせる黒潮マイルチャ ンピオンシップだった。 ●タイトルホース3頭による決着 11月23日に行われた3歳重賞最後の 一戦である第4回土佐秋月賞は、2歳王 者ブルージャスティスの差し切り勝ち。 重賞2勝目を手にした。前半は、1番人 気に支持されていた黒潮菊花賞馬ペイシ ャクィーンがハイペースで逃げる展開を 後方でジッと我慢。先行勢の脚色が鈍っ たこともあったが、勝負どころでの瞬発 ●兵庫競馬重賞勝ち馬一覧 2015年9月～ 2015年11月 日付 レース名（条件） 距離 勝ち馬名（性齢） 騎手名 所属・調教師名 9/4 園田チャレンジカップ（3歳以上） 園田1400 ヒシサブリナ（牝4） 川原正一 兵庫・盛本信春 9/17 園田プリンセスカップ（2歳牝） 園田1400 ランランラン（牝2） 川原正一 北海道・田中淳司 10/16 姫山菊花賞（3歳以上） 園田1700 エーシンクリアー（牡5） 木村 健 兵庫・橋本忠明 10/29 兵庫若駒賞（2歳） 園田1400 マイタイザン（牡2） 杉浦健太 兵庫・新井隆太 11/5 兵庫クイーンカップ（3歳以上牝） 園田1700 エーシンサルサ（牝5） 下原 理 兵庫・橋本忠男 11/25 兵庫ジュニアグランプリJpnⅡ（2歳） 園田1400 サウンドスカイ（牡2） 戸崎圭太 JRA・佐藤正雄 ●高知競馬重賞勝ち馬一覧 2015年9月～ 2015年11月 日付 レース名（条件） 距離 勝ち馬名（性齢） 騎手名 所属・調教師名 9/21 珊瑚冠賞（3歳以上） 1900 マウンテンダイヤ（牡7） 中西達也 高知・炭田健二 10/11 黒潮菊花賞（3歳） 1900 ペイシャクィーン（牝3） 岡村卓弥 高知・目迫大輔 11/8 黒潮マイルチャンピオンシップ（3歳以上） 1600 メイショウツチヤマ（牡8） 赤岡修次 高知・松木啓助 11/23 土佐秋月賞（3歳） 1600 ブルージャスティス（牝3） 宮川 実 高知・打越勇児 11月23日 土佐秋月賞 ブルージャスティス 11月8日 黒潮マイルチャンピオンシップ メイショウツチヤマ
場番号 61# 場番号 61# 写真●佐賀県競馬組合 ●新興勢力の台頭進む 九州大賞典は、逃げたダンツキャッチ に2周目3コーナーでコウユーヒーロー が並びかけ、2頭が後続を突き放しての 一騎打ち。ゴール前で内から差し返した ダンツキャッチが勝利し、9月の佐賀転 入から3戦目でのS1重賞制覇となった。 一方、夏場を休養に充てた九州ダービー 栄城賞馬キングプライドは、秋初戦のB 級 S2 重賞の英彦山賞を勝って A2 級へ 昇級。続く烏帽子岳特別（11 月 22 日） では、九州大賞典1、2着馬との対戦と なったが、ダンツキャッチとの先行争い を制して逃げを打つと、そのまま押し切 って勝利した。また、B級で圧勝を続け ていたミスタージャックも、11 月 7 日 のA2級昇級初戦を快勝と、A級では新 興勢力の台頭が一気に進んでいる。佐賀 記念JpnⅢ（2月11日）、はがくれ大賞 典（3月13日）と続く交流重賞へ向けて、 楽しみなメンバーが揃ってきた。 ●他地区デビュー組が優勢な3歳 九州ジュニアチャンピオンは、1着か ら8着までコンマ8秒差という接戦とな ったが、ソウダイショウがわずかに抜け 出し、東眞市厩舎がこのレースの5連覇 を達成した。しかし、天山賞ではソウダ イショウが不在となったとはいえ、門別 からの転入馬が掲示板を独占。九州ジュ ニアチャンピオンの上位馬は、9月の転 入後3連勝で制したドンプリムローズに 5秒以上の大差をつけられた。花吹雪賞 （1月17日）からの3歳S1重賞戦線も、 ドンプリムローズらの他地区デビュー組 が上位を形成していきそうだ。 文●上妻輝行 10月25日 九州ジュニアチャンピオン ソウダイショウ ●佐賀競馬重賞勝ち馬一覧 2015年9月～ 2015年11月 日付 レース名（条件） 距離 勝ち馬名（性齢） 騎手名 所属・調教師名 9/5 大淀川賞（3歳以上） 1400 タイセイマスタング（牡6） 竹吉 徹 佐賀・山田義人 9/19 雷山賞（3歳以上） 1400 ケージーヨシツネ（牡7） 田中直人 佐賀・井樋明正 9/20 ロータスクラウン賞（3歳） 1800 マイネルジャスト（牡3） 真島正徳 佐賀・真島元徳 9/26 長月賞（3歳以上） 1750 カンスタントリー（牡4） 鮫島克也 佐賀・西久保政等 10/3 玄界灘賞（3歳以上） 2000 マイネルパルフェ（牡7） 竹吉 徹 佐賀・山田義人 10/10 耶馬溪賞（3歳以上） 1400 ミスタージャック（牡4） 石川慎将 佐賀・東 眞市 10/17 五ケ瀬川賞（3歳以上） 1800 キョウワカイザー（牡5） 真島正徳 佐賀・大垣敏夫 10/18 九州大賞典（3歳以上） 2500 ダンツキャッチ（セン4） 鮫島克也 佐賀・古賀光範 10/25 九州ジュニアチャンピオン（2歳） 1750 ソウダイショウ（牡2） 兒島真二 佐賀・東 眞市 10/31 英彦山賞（3歳以上） 1400 キングプライド（牡3） 鮫島克也 佐賀・土井道隆 11/7 韓国岳賞（3歳以上） 1800 キョウワカイザー（牡5） 真島正徳 佐賀・大垣敏夫 11/14 天山賞（2歳） 1750 ドンプリムローズ（牝2） 真島正徳 佐賀・真島元徳 11/21 周防灘賞（3歳以上） 1400 ケージーヨシツネ（牡7） 田中直人 佐賀・井樋明正 11/28 カペラ賞（2歳） 1400 ドンプリムローズ（牝2） 真島正徳 佐賀・真島元徳 ばんえい競馬 順位 氏名 騎乗回数 1着 2着 3着 勝率（％） 連対率（％） 収得賞金（円） 1 藤本 匠 872 138 128 108 15.8 30.5 18,473,500 2 藤野俊一 844 128 122 122 15.2 29.6 17,431,500 3 鈴木恵介 845 126 116 88 14.9 28.6 20,568,000 ホッカイドウ競馬 順位 氏名 騎乗回数 1着 2着 3着 勝率（％） 連対率（％） 収得賞金（円） 1 五十嵐冬樹 538 106 79 87 19.7 34.4 57,999,000 2 桑村真明 559 89 67 67 15.9 27.9 109,829,000 3 阿部 龍 477 76 62 56 15.9 28.9 72,350,000 岩手競馬 順位 氏名 騎乗回数 1着 2着 3着 勝率（％） 連対率（％） 収得賞金（円） 1 村上 忍 827 183 155 118 22.1 40.9 65,951,000 2 山本聡哉 758 169 108 100 22.3 36.5 64,801,000 3 山本政聡 775 134 109 101 17.3 31.4 52,837,000 金沢競馬 順位 氏名 騎乗回数 1着 2着 3着 勝率（％） 連対率（％） 収得賞金（円） 1 田知弘久 402 96 44 44 23.9 34.8 33,837,000 2 藤田弘治 547 91 71 65 16.6 29.6 27,848,000 3 平瀬城久 415 77 50 51 18.6 30.6 38,726,000 笠松競馬 順位 氏名 騎乗回数 1着 2着 3着 勝率（％） 連対率（％） 収得賞金（円） 1 向山 牧 374 114 74 49 30.5 50.3 27,583,000 2 吉井友彦 467 113 97 69 24.2 45.0 28,679,000 3 佐藤友則 450 91 66 61 20.2 34.9 25,705,000 名古屋競馬 順位 氏名 騎乗回数 1着 2着 3着 勝率（％） 連対率（％） 収得賞金（円） 1 岡部 誠 408 109 82 65 26.7 46.8 40,288,000 2 大畑雅章 711 106 102 105 14.9 29.3 35,767,000 3 今井貴大 577 102 111 93 17.7 36.9 40,409,000 兵庫競馬 順位 氏名 騎乗回数 1着 2着 3着 勝率（％） 連対率（％） 収得賞金（円） 1 川原正一 961 221 109 112 23.0 34.3 117,635,000 2 木村 健 813 184 129 112 22.6 38.5 115,095,250 3 下原 理 977 179 154 125 18.3 34.1 102,494,500 高知競馬 順位 氏名 騎乗回数 1着 2着 3着 勝率（％） 連対率（％） 収得賞金（円） 1 永森大智 708 185 127 103 26.1 44.1 35,663,500 2 赤岡修次 566 164 117 79 29.0 49.6 31,318,500 3 佐原秀泰 680 109 92 93 16.0 29.6 19,969,500 佐賀競馬 順位 氏名 騎乗回数 1着 2着 3着 勝率（％） 連対率（％） 収得賞金（円） 1 山口 勲 634 216 118 85 34.1 52.7 68,014,500 2 鮫島克也 479 100 80 63 20.9 37.6 40,540,000 3 倉富隆一郎 543 70 83 78 12.9 28.2 20,700,000
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騎手リーディング
（2015年1月1日～ 11月24日） ※2015年11月現在の所属者のみ岡村卓弥騎手はデビュー６年目となった 昨年、秋までに重賞３勝をマーク。一気に 飛躍する足掛かりを作った。 重賞３勝目となった黒潮菊花賞はペイシャ クィーンに騎乗して、インコースを回って差し 切り勝ちをおさめた。 ２周目の３コーナーで仕掛けようという ときに外を見たら４頭ぐらいいたので、こ れは外を回れないなと判断して内に入れま した。その結果が会心の勝利だったわけで すが、馬が強かったおかげですね。じつは レースの前、自分では上位人気だとは思っ ていなかったんですが、先生（目迫大輔調 教師）がかなり入れこんでいたんですよ。 ただ、出負けした瞬間はダメかなと思いま した。それまでずっと前に行っていた馬で したし、行きたがるタイプというイメージ もありましたから。でもレースでは折り合 えて、砂をかぶっても大丈夫でした。だか らゴールの瞬間はとてもうれしくて。なん か、場内の映像に僕の叫び声が入っていた らしいですね。 同じ雑賀正光厩舎所属の永森大智騎手が 2011年に制した出世レース。岡村騎手も先 輩に続きたいところだろう。 いや、まだまだですよ。永森さんが乗っ ていた馬に乗ることもありますが、イメー ジ通りに動いてくれない感じがあるんで す。コース取りとか仕掛けどころとか、い ろいろ要因はあるんでしょうが、なかなか 思ったとおりの結果が出ない気がします。 それでもケガによる離脱などがありながら、 昨年は11月中旬の時点で前年の騎乗数とほ ぼ同じくらいになっていた。 そうなんですか。そこまでの実感はなか ったですね。ウチの厩舎は所属馬が多いか ら仕事量も多くて、他厩舎の手伝いに行っ て乗る馬を確保するというようなことがで きないんですが、ありがたいですね。でも 松木大地騎手が新人として来てくれたので 助かっています。 そのおかげもあって、岡村騎手は2014年 に続いて金沢競馬場での期間限定騎乗に行 くことができた。 最初は先生が修業に行くかと言ってくれ て、実現することになりました。でも当初 は本当に戸惑いましたね。高知と違って内 ラチ沿いを回るんですが、公平なコースに 見えて、仕掛けどころを少し間違うだけで 結果が変わってくるんですよ。高知の馬と は背中の感触が違いますし、走っていると きの雰囲気、そして追わせかたも違いま す。2015年は前回よりも良い成績でした が、勝つのは難しいコースだと思います。 その金沢遠征、本来は春に行く予定だっ たが、落馬負傷の影響で２カ月ほど延期に なった。 ２歳馬の調教で、４コーナーで手前を替 えたときに馬が脚をすべらせて、崩れるよ うな形で落ちたんです。その瞬間「鎖骨が 折れたな」と思いました。それですぐに病 院で手術して、１カ月ぐらい入院しまし た。以前にも脊髄の近くの場所を骨折して １カ月ほど休んだんですが、やはり筋力が 落ちますね。入院中もハードにリハビリを して足の筋肉を鍛えていましたが、騎手は 馬に乗るのがいちばんの筋トレになると実 感しました。 そのため福永洋一記念では、黒潮スプリン ターズカップで初めて重賞勝利を挙げたマウ ンテンダイヤとのコンビが、レース当日に乗替 りになってしまった。 でも高知は、次も絶対に同じ馬に乗れる という保証がぜんぜんない競馬場ですよ。 ウチの先生はレースで結果を出せなくても それほど怒ることはないんですが、次は黙 って乗替りになっていることがよくありま す。だからひとつひとつのレースを一所懸 命に乗るしかないですね。デビューのころ によく言われていたのは、負けるにしても 見どころのある負けかたをしろというこ と。そして勝つときは強いと思わせるよう な勝ちかたをしろと。自分としても心がけ ているのは、このレースをどう見せるか、 ということですね。それは次も乗せてもら うためでもあるんです。また、高知はイン の砂が深くても、日によってそこが不利に ならないことがあります。先生にもコーナ ーは内を通って直線は外に出すようにと言 われていますし、そういうレース運びが常 にできるようにと思っています。 まだ６年ではあるが、着実に成長している 実感が本人にもあるようだ。 当たり前のことですが、レースに対する 考え方が以前とは変わってきたように思い ます。新聞を見て、自分の馬に本命印がた くさんついていたらプレッシャーに感じる ところはまだありますが、最近はレースの シミュレーション以上のことは考えないよ うにしています。 デビューから間もないころに福山競馬場で 期間限定騎乗をしたことも、役立っているの かもしれない。 福山での騎乗も先生の後押しで実現した のですが、福山で乗れて本当によかったと 思います。あの競馬場は、ほんのちょっと のロスで勝負にならなくなってしまう、と てもむずかしいコース。うまく乗れなく て、レース後に何回も怒られました。廃止 直前の開催にも行かせてもらって、最後の ファイナルグランプリにも乗せていただき ましたが、アグリノキセキで３着。あのと きは予想していた展開とは違う馬が行く気 を見せた影響で、自分が主導権を取ること ができなくなってしまいました。今でも悔 いが残っていますね。 そういった経験も糧にして、実績が伴って きた面があるのだろう。 他地区の騎手が来たときは特にそうです が、レース後の飲み会での先輩がたの話は すごくためになりますね。先輩同士で話を しているのを横でずっと聞いています。で も自分はけっこう人見知り。金沢に行った ときは高知で乗っていた畑中さんがいたの でうまく入れましたが、今後はそのあたり も成長させていきたいですね。そしてこれ からは他厩舎の馬はもちろんですが、もっ と先生に信用されて、自厩舎の馬にたくさ ん乗れるようになりたいと思います。 岡村騎手が育った場所は、競馬場から車 で５分ほど。中学校の授業の一環で職場体 験をしたのが雑賀正光厩舎で、それが騎手 を志すきっかけのひとつになったそうだ。 その門下に入って目指すのは、リーディン グ争いの常連となった先輩、永森騎手の 姿。世代交代の波を岡村騎手が起こしてい くことを期待したい。
岡村卓弥
（高知） おかむら たくや 1993年1月15日生まれ やぎ座 A型 高知県出身 雑賀正光厩舎 初騎乗／2010年4月3日 地方通算成績／3,173戦170勝 重賞勝ち鞍／黒潮菊花賞、二十四万石賞、黒潮 スプリンターズカップ ※2015年11月26日現在 重賞初制覇となった黒潮スプリンターズカップ 取材・文●浅野靖典 写真●高知県競馬組合☆
☆
ゲート番号のLED化
高知競馬場が市街地から現在の場所に移 っておよそ 30 年。2009 年にナイター設 備が設置されたことが、この間における最 大の変化だろう。そのおかげで高知競馬の 馬券発売額はＶ字回復を遂げた。 一時は廃止のがけっぷちにまで行った高 知競馬がそこで踏みとどまり、そして攻め の姿勢で蘇ったのは、関係者が一丸となっ たことによるものだ。 「ナイターが実現したのは、タイミング が良かったの一言に尽きます。工事の見積 もりを取ってみたら、工事業者さんに安い 額を提示していただけたんですよ」と、高 知県競馬組合の松本太一さんは振り返る。 そのときに決断できる数字が出てこなかっ たら、高知競馬はそこで行き詰っていたか もしれない。その幸運もあって、苦しい時 期にひたすら耐え忍んだ競馬関係者に還元 できるまでになった。 そのひとつの手段が、重賞をはじめとし たレースの賞金や出走手当などの増額。そ してもうひとつ、1999年から長らく途絶 えていたサラブレッド系新馬戦の復活に踏 み切ったのだ。 「高知でデビューする馬に対して、頭数 の上限はありますが補助金を出すと馬主会 を通じて呼びかけて、枠をほぼ満たす頭数 が集まりました。2016年はその枠を増や すか、補助金や出走奨励金などの額を増や すか、検討しているところです」という船 出となったが、高知の厩舎関係者は他の競 馬場に比べると、レース経験がない馬を育 てる経験に乏しいのは否めないところ。別 府真司調教師は、「高知は移籍馬がほとん どだから、新馬戦は怖いという感覚で、こ ちらも戸惑うことがありますよ。入厩後に ゲート練習をして能力試験をするわけです から出走まで2カ月ほど。けっこう気を遣 います。まだスキルも人手も足りないしと いうところですが、それでも来年は今年よ りもうまく仕上げられると思います」と、 初年度の感想を話してくれたが、「あとは 賞金ですね。新馬戦の 1 着は 50 万円です が、そのあとが安いから」と、注文も。表 に出ている数字はそのとおりだが、高知デ ビュー馬に対しては各種手当の積み増しが あるとのことで、今後はそれも考慮されて いくことだろう。 そのほかにも、高知競馬場には新しく導 入されたものがいくつかある。ゲートの上 にある馬番ボードをLED化したのもその ひとつ。これをオートメーション化したの は日本で初めてだ。私はゲート上の馬番ボ ードを取り換える作業を経験したことがあ るのだが、ゲートの骨組みによじ登っての 人力作業には、かなりの危険が伴う。 「ウチでも落下してケガにつながったと いう事例がありました。でも、あれを作っ たのはまったくの偶然。馬場内のビジョン を取り換えたとき、そこで使われている LED画面は小さいブロックの集合体なん ですが、それを使えばゲートの番号が LED化できるのではという提案があった んです」 夜になると見やすくなるのはもちろんだ が、各馬が4コーナーにさしかかるころに は、すでに次のレースの馬番表示に切り替 わっているという手軽さは斬新だ。これを 施工したのは地元の電気工事業者。このあ たりの創意工夫を実現するところは、さす が高知競馬場と思わせる。また、パドック の出走馬掲示板も、以前の手書きから LED表示に変わった。この運用にはパソ コンの表計算ソフトを利用しているとのこ と。 「数年前、本当にお金がなかったときは、 掃除から何から自分たちで全部やっていか なければどうしようもなかったですから ね。まだその気持ちは続いていますよ」と 松本さん。そしてその目線の先には、常に ファンの姿がある。 そのひとつの試みになっているのが、キ ャッシュレスで馬券を買えるシステム。フ ァンは会員登録して貸与されたICカード に現金をチャージして、それとマークカー ドを使って馬券を買う。買った内容はレシ ートで出てきて、当たれば自動的にICカ ードに加算される。 「ネット投票の割合が高い競馬場だから こそ、現地に来て買っていただけるお客様 に利便性を提供していきたいんです。あの システムには将来性がありますから、これ からの主流にしていきたいと考えています。 もちろん、既存の発売機も継続しますよ」 そしてもうひとつ、今年からファンファ ーレも一部がリニューアルされた。作曲し たのは現在使われているものと同じく、実 況アナウンサーの橋口浩二さん。このかた も高知競馬場復活のキーパーソンの一人と いえる。 「新たに準重賞というカテゴリーができ たのですが、ファンファーレは一般戦と同 じものだったんですよ。ならば新しいもの を作ろうと、準重賞と特別戦の２曲を１週 間ぐらいかけて仕上げました」 高知競馬は実況アナウンサーが本来業務 以外の面で競馬の運営に貢献している割合 が、ほかの競馬場よりもはるかに高く、橋 口さんの存在は高知競馬にとって大きな財 産だ。手作り感が利する意思疎通と決断の 早さで、これからも高知競馬が変化してい く姿を楽しみにしたい。 ゲート番号のLED表示は日本初新発見！
新発見！
高知競馬場
高知競馬場
取材・文●浅野靖典取材・文●浅野靖典すじ煮込み（300円）
高知競馬場の食堂は早めの時間に閉店 することが多いが、パドック横の屋台は 営業時間が長め。それでも秋冬は夕方に なると“通年ナイター ”の地でも肌寒い。 ということで『はっとり』で、温まりそう な『すじ煮込み』を選択してみた。する と「ねぎとにんにくは入れますか？」と 聞かれたので反射的にハイと返事すれ ば、渡された小さめの器にはねぎがたく さん。澄んだスープはほどよい塩加減で うまみがあって、当たりのメニューを引 いたとうれしくなった。そして最後まで 食べ進むと、器の底に野菜が。むむ、こ れがにんにくか。噛んでみると柔らかく て、にんにくっぽさがあまりない。その ことをお店のかたに確認すると、「そうで すよ、ほら」と見せてくれたボウルには、 細かく切った生のにんにくがあった。「煮 込みの味によく合うでしょ。こんどは生 ビールといっしょにどうぞ」と。確かに ビールとの相性がよさそうだ。●近走好調な地元馬 ■所属別成績 ◇地元高知が7勝、2、3着各6回で圧倒。 他地区は、基本的に一線級が参戦してこ ないこともあるが、【0-1-1-20】と厳し い。他地区で唯一の連対は、2014 年 2 着クリスタルボーイ（名古屋）だが、同 馬は前走の重賞・名古屋記念2着という バリバリのオープン馬で例外的存在とい ●前走フェブラリー Sの牡馬 ■所属別分析 ◇JRA所属が【8-7-5-18】で強いが、斤量 59kg での勝利は 2010 年が最後。近年 は勝ちきれない傾向がある。地方所属は 2着1回、3着3回。06年2着ロッキーア ピール（川崎）はさきたま杯GⅢの勝ち 馬で、15年3着タガノジンガロ（兵庫） もかきつばた記念JpnⅢを制しており、 JRA勢に負けない実績があった。 える。 ■騎手別分析 ◇赤岡修次が 4 勝、2 着 2 回（着外 1 回） で抜群の相性。例え人気になっても逆ら えない。 ■ローテーション分析 ◇前年の兵庫ゴールドトロフィー JpnⅢを 使われていた高知所属馬が 3 勝、2 着 1 回。勝利は10年ポートジェネラル、13 年コスモワッチミー、14 年ファイアー フロート。また、前走がダートグレード ■性別・年齢分析 ◇3着以内はすべて牡馬かセン馬。牝馬は 7頭出走して5着が最高。07年5着メイ ショウバトラー（1 番人気）、13 年 6 着 ラブミーチャン（3番人気）など、上位 人気でも狙えない。 ◇JRA 所属のうち、一番若い牡馬が毎年 連対。10 年 1 着スーニは 4 歳、15 年 1 着ダノンレジェンドは5歳だった。 ■騎手別分析 ◇岩 田 康 誠が 4 勝、2 着 2 回 で 連 対 率 100％。12 〜 14年には、セイクリムズ だった高知所属馬3頭いずれもが勝利。 12 年タノゴノセック（前走川崎記念 JpnI・8着）などが該当する。 ◇過去4年では、近3走ですべて連対、も しくは2勝以上を挙げていた高知所属馬 11 頭中 8 頭が 3 着以内（2 勝、2、3 着 各 3 回）と好相性。15 年はこの条件に 当てはまった3頭が上位を独占した。 ◇過去4年で3着以内に入った高知所属馬 で、上記パターンにはまらなかったの は、13年3着セトノジャーニーのみ。 ンで3連覇を果たしている。 ◇武豊は2着1回、4着以下5回。07年メ イショウバトラー、15 年ワイドバッハ がともに1番人気で5着などイマイチ。 ■ローテーション分析 ◇前走がフェブラリーステークスGIとい う牡馬が【6-4-2-1】で相性抜群。10年 は同レースで9、8、11着だった3頭に よる決着だった。 ◇前走兵庫ゴールドトロフィー Jpn Ⅲは 【0-0-2-8】。同レースで馬券に絡んでい ても厳しい。 枠番 馬番 馬名（所属） 性齢 重量 騎手 調教師 タイム・着差 人気 通過 前走 2走前 15.3.17 高知1400m 晴・重12頭 4 4 ダノンレジェンド（JRA） 牡5 57 丸田恭 村山明 1.27.3 2 3-3-2-1 カペラSGⅢ① J京都・OP特別⑤ 3 3 ドリームバレンチノ（JRA） 牡8 59 岩田康 加用正 2 3 5-5-3-2 JBCスプリントJpnⅠ① 東京盃JpnⅡ② 7 9 タガノジンガロ（兵庫） 牡8 57 木村健 新子雅 1/2 5 7-7-7-4 園田・A1特別① 園田・A1特別① 14.3.18 高知1400m 曇・重12頭 5 5 セイクリムズン（JRA） 牡8 58 岩田康 服部利 1.27.6 2 3-2-1-1 根岸SGⅢ⑫ カペラSGⅢ④ 6 7 ドリームバレンチノ（JRA） 牡7 57 バルジ 加用正 2 1 7-7-4-2 フェブラリー SGⅠ⑨ 根岸SGⅢ⑧ 3 3 ダイショウジェット（JRA） 牡11 56 柴山雄 大根田 2 4 8-8-8-5 兵庫ゴールドTJpnⅢ③ 浦和記念JpnⅡ⑤ 13.3.19 高知1400m 晴・不良12頭 3 3 セイクリムズン（JRA） 牡7 58 岩田康 服部利 1.27.3 1 6-6-5-4 フェブラリー SGⅠ④ 根岸SGⅢ③ 7 10 ダイショウジェット（JRA） 牡10 56 柴山雄 大根田 クビ 4 7-7-5-5 根岸SGⅢ⑫ 兵庫ゴールドTJpnⅢ② 7 9 ティアップワイルド（JRA） 牡7 57 石橋脩 西浦勝 2 2 3-3-2-1 兵庫ゴールドTJpnⅢ① カペラSGⅢ⑤ 12.3.20 高知1400m 曇・不良12頭 7 9 セイクリムズン（JRA） 牡6 57 岩田康 服部利 1.28.4 3 1-1-1-1 フェブラリー SGⅠ⑮ 根岸SGⅢ⑥ 8 11 トウショウカズン（JRA） 牡5 56 武 豊 領家政 クビ 2 3-2-2-2 フェブラリー SGⅠ⑬ 根岸SGⅢ② 5 5 ダイショウジェット（JRA） 牡9 56 柴山雄 大根田 ハナ 4 6-7-6-5 根岸SGⅢ⑪ ジャパンCダートGⅠ⑭ 枠番 馬番 馬名（所属） 性齢 重量 騎手 調教師 タイム・着差 人気 通過 前走 2走前 15.2.1 高知1300m 晴・不良12頭 1 1 マウンテンダイヤ（高知） 牡7 57 岡村卓 炭田健 1.21.6 3 1-1-1-1 高知・A2特別② 高知・A1特別② 8 11 バーチャルトラック（高知） 牡7 57 永森大 雑賀正 11/2 2 6-6-5-2 大高坂賞② 高知・A2特別① 6 7 リゼコーフィー（高知） 牡4 57 佐原秀 那俄哲 3 5 4-4-5-3 高知・C3① 高知・C3① 14.2.2 高知1300m 晴・不良11頭 4 4 ファイアーフロート（高知） 牡8 57 赤岡修 松木啓 1.21.3 2 2-2-2-1 兵庫ゴールドTJpnⅢ⑧ JBCスプリントJpnⅠ⑧ 2 2 クリスタルボーイ（名古屋） 牡7 57 戸部尚 川西毅 11/2 3 4-4-4-4 名古屋記念② 名古屋・A1特別① 3 3 マウンテンダイヤ（高知） 牡6 57 中西達 炭田健 1/2 1 3-3-3-3 高知県知事賞③ 高知・A1特別① 13.2.3 高知1300m 晴・不良7頭 2 2 コスモワッチミー（高知） 牡5 57 赤岡修 田中守 1.23.7 1 2-3-1-1 兵庫ゴールドTJpnⅢ④ 高知・A1特別① 1 1 ブレーヴキャンター（高知） 牡7 57 中西達 雑賀正 3 2 3-2-1-2 久松城賞① 高知・A ① 4 4 セトノジャーニー（高知） 牡6 57 倉兼育 松木啓 6 4 4-4-4-4 高知・A② 久松城賞③ 12.2.10 高知1300m 曇・重11頭 3 3 タンゴノセック（高知） 牡8 57 赤岡修 田中守 1.22.9 2 6-3-3-1 川崎記念JpnⅠ⑧ 高知県知事賞② 2 2 チュニジアンブルー（高知） 牡6 57 倉兼育 別府真 4 1 11-11-9-3 高知・A特別① 高知・C1① 8 12 レーザーブレイド（高知） 牡5 57 宮川実 細川忠 アタマ 4 2-2-2-2 高知・A ① 高知・A5 ② 3/15 黒 船 賞 3/15 黒 船 賞 3/15 黒 船 賞 3/15 黒 船 賞 3/15 黒 船 賞 1/31 黒潮スプリンターズカップ 1/31 黒潮スプリンターズカップ 1/31 黒潮スプリンターズカップ 1/31 黒潮スプリンターズカップ 1/31 黒潮スプリンターズカップ
注目レース
データ分析
1
月3
月高知競馬
着馬に優先出走権が与えられる。3歳の土 佐春花（とさしゅんか）賞は今回で4回目と 歴史の浅い重賞だが、上位入線馬からは、 のちに高知3歳三冠路線で上位争いする馬 が毎年出ており、見逃せない一戦だ。ここ では、広域交流の1300m戦となった2009 年以降、過去7回の黒潮スプリンターズカ ップと、06年以降、過去8回（08、11年は 実施されず）の黒船賞の結果から傾向を探 っていく。 実施日 レース名（条件） 距離 前年の勝ち馬（所属） 1/17（日） 大高坂賞（4歳以上） 1400m サクラシャイニー（高知） 1/31（日） 黒潮スプリンターズカップ（4歳以上） 1300m マウンテンダイヤ（高知） 2/14（日） だるま夕日賞（4歳以上） 1600m バーチャルトラック（高知） 3/15（火） 黒船賞ＪｐｎⅢ（4歳以上） 1400m ダノンレジェンド（JRA） 3/21（振・月） 土佐春花賞（3歳） 1300m リワードヘヴン（高知） 3/27（日） 御厨人窟賞（4歳以上） 1400m サクラシャイニー（高知） 高知競馬、春の古馬戦線は、当地で唯一 のダートグレード競走・黒船賞JpnⅢへ向 けての戦い。大高坂（おおたかさ）賞、黒潮 スプリンターズカップ、だるま夕日賞の3 重賞が選考競走となっており、それぞれ110月11日に行われた高知競馬の３歳ク ラシック最終戦・黒潮菊花賞（1900m）を 勝ったのは牝馬のペイシャクィーン。JRA で５戦０勝の後転売され、移籍４戦目の３ 勝目が重賞初出走初制覇となった。同馬の 血統を分析してみよう。 父バトルプランの現役時代は脚部不安 との闘いだった。３歳11月の遅いデビュ ーから２カ月後の２戦目で初勝利を挙げ ると、さらに１年の休養を挟み４連勝。米 ダート９ＦのニューオーリンズハンデGⅡ でGI馬ジェネラルクウォーターズを破り、 ５歳にしてキャリア５戦目の重賞初制覇を 果たした。続くスティーヴンフォスターハ ンデGIでは後に名牝ゼニヤッタに唯一の 黒星をつけるブレイムの２着に健闘した が、レース後に故障が判明し、僅か６戦４ 勝で引退している。 その父エンパイアメーカーは米クラシック 最終戦ベルモントステークスGIの勝ち馬で、 米国で多くのGI馬を出して2012 年には北 米リーディングサイアーに輝いている。日本 でもフェデラリスト（中山記念 GⅡ）などが活 躍し、2011 年から日本で種牡馬入りしてい たが、2015 年、直系の孫アメリカンフェイロ アが37 年ぶりの米三冠馬となったことなどか ら買い戻され、2016 年から再び米国で繋養 される。2015 年に350 万円だった種付料 は10 万ドル（約 1200 万円）と高額に設定さ れたが、既に満口となっており、米国での需 要の高さがうかがえる。 バトルプランは牝系も素晴らしい。姉サ ーフサイドはサンタアニタオークスなど GI４勝を挙げた米３歳牝馬チャンピオン で、母フランダースもBCジュヴェナイル フィリーズなどGI３勝で米２歳牝馬チャ ンピオンに輝いた馬である。さらに、牝系 は2015年の欧州２歳GIを３勝し、2016 年のクラシック戦線の有力馬と目されてい るエアフォースブルーや、日本でも重賞２ 勝のショウリノメガミなどがいる名門だ。 GI級の能力とこの血統背景から、多くの 可能性を秘めた種牡馬と言える。 産駒は現３歳が初年度で、JRAでは昨年 の札幌２歳ステークスGⅢ２着のマイネル シュバリエや、噴火湾特別（1000万下）の ジョリーアップなどが活躍している。地方 ではペイシャクィーンが産駒初の重賞勝ち 馬で、その後２世代目のラッキーバトルが 門別のブロッサムカップを勝利した。エン パイアメーカーがいなくなってしまったこ ともあり、今後は一層注目を集めそうだ。 ペイシャクィーン自身の血統も優秀だ。 母クィーンオブキネマはBSN賞（オープ ン、新潟ダート1200m）など６勝を挙げ、 スパーキングレディーカップJpnⅢでも２ 着に入った活躍馬。母の兄マサアンビショ ンは東海桜花賞など東海地区で重賞３勝、 同じく母の兄マリスブラッシュは本馬を管 理する目迫大輔調教師が騎手時代に騎乗し て2009年黒潮スプリンターズカップを勝 っており、高知競馬にも縁のある血統だ。 11月23日の土佐秋月賞は2着だったが、 ４歳を迎える2016年はさらなる飛躍が期 待される。 写真●高知県競馬組合 高知競馬にも縁のある超良血のペイシャクィーン バトルプランUSA 鹿毛2005 エンパイアメーカー USA 黒鹿毛2000 UnbridledToussaud Flanders
栗毛1992 Seeking the GoldStarlet Storm クィーンオブキネマ 鹿毛2004 タイキシャトルUSA 栗毛1994 Devilʼs BagウェルシュマフィンGB シネマライフ 鹿毛1992 マルゼンスキーデイオラマUSA ■総合（2422レース） 種牡馬名 収得賞金（千円） 出走頭数 勝馬頭数 出走回数 1着 2着 3着 単勝回収率（％） 複勝回収率（％） 活躍馬 1 エイシンサンディ 22,846 7 4 151 8 16 13 67.0 82.4 セイクリムズン 2 ロージズインメイ 21,231 18 12 384 65 54 57 74.0 97.8 ドリームバレンチノ 3 Macho Uno 21,000 1 1 1 1 0 0 310.0 160.0 ダノンレジェンド 4 ハーツクライ 14,909 20 11 470 79 81 52 66.9 71.8 モスコーオペラ 5 クロフネ 13,621 23 18 480 73 59 58 66.5 66.3 サトノロマネ 6 ネオユニヴァース 10,351 23 17 391 47 56 48 82.1 83.8 ジョーメテオ 7 ジャングルポケット 10,135 23 12 469 57 64 44 130.6 68.9 グルービーメテオ 8 キングカメハメハ 8,936 15 7 243 34 29 36 64.8 77.8 タガノジンガロ 9 グラスワンダー 8,771 19 13 467 53 59 35 65.0 62.6 ビューティワンダー 10 マイネルラヴ 8,635 18 11 438 37 51 46 71.1 78.9 チェルカトローバ ■800m（31レース） 1 ブラックタイド 750 3 2 5 3 2 0 334.0 130.0 ニヨドスカイ 2 スパイキュール 612 2 1 4 2 0 1 77.5 77.5 ディアマルコ 3 メイショウボーラー 500 2 1 2 1 0 0 60.0 50.0 ハチキン ■1300m（1468レース) 1 クロフネ 6,108 20 11 221 40 29 31 72.5 64.8 サトノロマネ 2 グラスワンダー 5,910 18 13 295 39 36 22 57.8 56.2 ビューティワンダー 3 ハーツクライ 5,889 18 9 230 38 36 21 53.0 60.3 サイモンリッター ■1400m（696レース） 1 エイシンサンディ 21,791 5 4 67 4 7 5 54.6 77.9 セイクリムズン 2 Macho Uno 21,000 1 1 1 1 0 0 310.0 160.0 ダノンレジェンド 3 ロージズインメイ 13,333 14 9 136 16 20 22 61.4 72.6 ドリームバレンチノ ■1600m（217レース） 1 ハーツクライ 2,821 9 6 61 13 16 10 105.1 110.5 モスコーオペラ 2 クロフネ 2,494 15 3 80 11 13 8 48.5 69.5 サトノロマネ 3 ロージズインメイ 2,283 11 4 45 12 6 4 229.1 102.4 ブラックバカラ ※1900m、2400mはレース数が少ないため割愛した 文●平出貴昭（サラブレッド血統センター） 黒潮菊花賞 黒潮菊花賞
