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(1)

平成28年の警察活動

YAMAGUCHI PREFECTURAL POLICE

(2)

第1 基本姿勢

県民の期待と信頼に応える強い警察

~安全・安心な社会の実現~

第2 活動重点

1 子供・女性・高齢者を犯罪から守る対策の推進

2 犯罪の起きにくい社会づくりの推進

3 重要犯罪等の徹底検挙

4 交通死亡事故抑止総合対策の推進

5 暴力団等組織犯罪対策の推進

6 大規模災害・テロ等緊急事態対策の推進

(3)

第2

犯罪情勢に対応した捜査活動

第1 県民の安全と安心のための諸活動

第3

安全な交通を確保するための諸活動

1 犯罪の起きにくい社会づくりの推進状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 2 子供・女性・高齢者の安全対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 3 少年非行防止対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 4 児童ポルノ被害防止対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 5 悪質商法、ヤミ金融等犯罪対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 6 環境犯罪対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 7 風俗環境浄化対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 8 サイバー犯罪対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 9 「110番」通報の現状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 10 事件・事故への即応・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 11 交番・駐在所活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 12 警察安全相談活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 13 犯罪被害者支援活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 ◇ 活躍する警察官Ⅰ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 ◇ 活躍する警察官Ⅱ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20 1 犯罪情勢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 2 重要犯罪対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22 3 重要窃盗犯罪対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23 4 特殊詐欺の現状と対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24 5 暴力団対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26 6 薬物・銃器対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28 7 犯罪のグローバル化・犯罪インフラ対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30 8 犯罪鑑識活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31 ◇ 活躍する警察官Ⅲ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32 1 警護警備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44 2 テロ対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45 3 災害警備活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46 4 警備広報活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47 ◇ 活躍する警察官Ⅴ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48 ☆ 山口県警察の概要

第5

公安委員会制度と警察署協議会

1 交通事故の発生状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33 2 高齢者の交通事故防止対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34 3 速度抑制対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36 4 安全・快適な交通環境の整備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37 5 違法駐車対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39 6 交通指導取締り・交通事故事件捜査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40 7 運転免許保有者数の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41 8 運転免許の行政処分・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42 ◇ 活躍する警察官Ⅳ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51 ◇ 活躍する警察官Ⅵ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 53 ☆ 警察署管轄区域及び位置図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・52

第4 テロの防止と災害警備活動

特集 日露首脳会談に伴う警護警備実施 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

(4)

-1-12月15日・16日の2日間、プーチン・ロシア連邦大統領 が、安倍内閣総理大臣との日露首脳会談のため、長門市 を訪問しました。 県警察では、 ・ 日露首脳を始めとする要人の身辺の安全確保 ・ 首脳会談の円滑な進行の確保 ・ 県民生活の安全・安心の確保 を基本方針として、県警察の総力を挙げて警護警備 に取り組んだ結果、任務を無事完遂することができ ました。 ○ 警護警備の実施に当たり、事件・事故を未然に 防止するため、警察本部及び関係警察署に「警護 警備準備本部」を立ち上げ、関係機関や団体等と 連携を密にして、組織一丸となった総合的な警備 諸対策を推進しました。 ○ 警護警備では、県民の皆様に対し、テロ等を未 然に防止するための情報提供を呼びかけるととも に、交通規制を予定する路線と交通混雑が予想さ れる区域を公表し、事前広報による交通総量抑制 にも配意しました。 12月14日(水)~ 12月16日(金) ※ 期間については変更される可能性があります。 長門市内で開催される日露首脳会談に伴い、長門市やその周辺において警戒 検問や一時的な交通規制を実施するため、交通混雑が予想されます。 をよろしくお願いします。 【問合せ先】 山口県警察本部 TEL (083)-933-0110 交通規制等予定路線・交通混雑予想区域 ○ 車両の乗り入れ自粛 ○ 時間に余裕を持った移動 ○ 交通規制等へのご理解とご協力 山口IC 12月14日(水)~ 12月16日(金) ※ 期間については変更される可能性があります。 長門市内で開催される日露首脳会談に伴い、長門市やその周辺において警戒 検問や一時的な交通規制を実施するため、交通混雑が予想されます。 をよろしくお願いします。 【問合せ先】 山口県警察本部 TEL (083)-933-0110 交通規制等予定路線・交通混雑予想区域 ○ 車両の乗り入れ自粛 ○ 時間に余裕を持った移動 ○ 交通規制等へのご理解とご協力 山口IC

(5)

○ 県警察では、プーチン・ロシア 連邦大統領来県中、警察本部長を 長とする「山口県警察警護警備実 施本部」を設置 ○ 県警察史上最大規模の約4,100人 (うち特別派遣:32都道府県約2,500人) の警備態勢を構築しました。 2

-警 護 訓 練

車 列 訓 練

警 護 教 養

合衆国大統領の広島訪問及びケリー・アメリ カ合衆国国務長官の外務大臣会合出席に伴う 来県等大規模警護警備の経験を生かし、綿密 な警備計画を策定しました。 あらゆる事態を想定 した実戦的な訓練を反 復実施して、従事する 警察官の知識と技術を 向上しました。

(6)

○ 刑法犯認知件数は6,852件で、平成15年以降14年連続減少し、戦後最少の記 録を更新 ○ 侵入盗、万引き、自転車盗等の犯罪が減少 ○ うそ電話詐欺対策の推進 講習会等での被害防止活動、情報発信、水際対策、警 告メッセージ付通話録音装置の普及等の「うそ電話詐欺 撲滅県民運動」を推進しました。 ○ 防犯ボランティアに対する積極的な支援 青色回転灯装備車両を使用した防犯パトロール団体に、 青色回転灯や表示板の貸付け等、防犯ボランティアの活性化に向けた各種支援 を実施しました。 ○ 防犯CSR活動の活性化 企業等による防犯ボランティア活動への支援、被害防止啓発グッズやチラシ の制作、子供・高齢者の見守り活動等の社会貢献活動(防犯CSR活動)を促 進しました。 ○ 地域防犯力の強化 世代間の交流行事や全国地域安全運動期間等における防犯広報、駅・商店街 等における環境整備や防犯カメラの設置等、地域防犯力の強化を図りました。 刑法犯認知件数の推移 【自転車の盗難被害防止対策に向けた取組】 平成28年7月から9月までの間、県内43の高等学校が参加 して、自転車の盗難被害防止対策に取り組む「自転車盗難被 害防止コンクール「KEY-LEAGUE(キー・リーグ)」 を開催しました。 駅、商業施設等の施錠点検や環境整備、広報用チラシの作 成、被害防止に向けた意見交換会の開催等、防犯意識の高揚 に取り組みました。

~刑法犯認知件数は14年連続減少~

平成28年の傾向

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 全刑法犯 25,675 23,600 20,311 17,346 16,328 15,196 14,000 13,025 12,360 11,451 10,798 10,292 8,695 7,701 6,852 侵入盗 2,968 2,683 2,264 1,593 1,341 1,365 1,127 1,171 824 884 693 716 536 576 505 万引き 2,108 2,011 2,002 1,999 1,874 1,712 1,710 1,714 1,854 1,746 1,550 1,494 1,217 1,209 1,104 自転車盗 4,805 4,141 3,598 3,231 3,300 3,138 2,891 2,633 2,626 2,556 2,234 2,215 1,818 1,449 1,327 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28

-3-1 犯罪の起きにくい社会づくりの推進状況

うそ電話詐欺の被害防止広報 (件数) (件数) 駐輪場の点検・整備状況

(7)

998 970 877 907 855 0 400 800 1200 H24 H25 H26 H27 H28 257 278 283 282 284 0 100 200 300 400 H24 H25 H26 H27 H28 山口県男女共同参画相談センター 083-901-1122 DVホットライン(緊急用) 0120-238122 ○ ストーカー事案の相談等件数は284件で、前年に比べ2件 増加し、過去最多 ○ 配偶者暴力事案の相談等件数は855件で、前年に比べ52件 減少したが、依然として高水準 ○ 生活安全企画課内に「人身安全対策室」を設置するとともに、 「ストーカー・配偶者暴力対策本部」から「人身安全対策本部」 に組織改編するなど体制を強化し、県警察が一体となって、迅 速・的確な捜査を推進しました。 ○ 被害者の保護・支援のため、各種会議・合同研修会等を通じ て県や保護観察所等との連携を強化しました。

-4-対

子供・女性・高齢者の安全対策

平成28年の傾向

○ 元交際相手の女性に対して、連絡を要求するメールや連続電話をした男をス トーカー行為等の規制等に関する法律違反で逮捕しました。 (岩国警察署) ○ 夫に暴力を振るい、地方裁判所から保護命令の決定を受けるもこれに従わず、 夫の居宅付近をはいかいした妻を配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等 に関する法律違反で逮捕しました。 (下関警察署) 〇 妻や同棲相手等の女性に対して、暴力を振るった男を暴行、傷害等で逮捕し ました。 (周南警察署ほか10警察署) 配偶者暴力事案認知件数 ストーカー事案認知件数

配偶者からの暴力に関する相談窓口(電話番号)

警 察 総 合 相 談 短縮ダイヤル♯9110 又は 083-923-9110 レディース・サポート110 フリーダイヤル 0120-378387 又は 083-932-7830

ストーカー・配偶者暴力事案対策

~事案の相談等件数は高水準で推移~

(8)

242 228 118 190 176 0 50 100 150 200 250 300 H24 H25 H26 H27 H28 546 507 458 592 592 0 100 200 300 400 500 600 700 H24 H25 H26 H27 H28 ○ 誘拐や性犯罪等の重大犯罪に発展する可能性のある子供・女性対象の声かけ 等の事案について、行為者を早期に特定し、検挙や指導・警告を行い、学校、 防犯ボランティア等と連携した通学路等における見守り活動を推進しました。 ○ ストーカー・DV事案や性犯罪等の捜査を行う警察官に対し、被害者に寄り添った適 切な対応の習得及びヒアリング技術の向上等を目的とした「女性犯罪被害者支 援講習」を開催しました。 ○ 県下の各学校において、子供達の危険回避能力向上のための不審者対応訓練 を実施したほか、女性の多い職場等において、性犯罪被害防止教室(303回、 約37,000人参加)等を実施しました。 性犯罪被害防止教室

-5-子供・女性安全対策

~子供や女性を狙った声かけ・つきまとい事案が多発~

女性犯罪被害者支援講習

平成28年の傾向

子供に対する声かけ事案等認知件数 ○ 子供に対する声かけ・つきまとい事案は592件で、過去 最多の前年と同数 ○ 女性に対する声かけ・つきまとい事案は176件で、前年 に比べ19件減少したが、依然として高水準 小学校での防犯講習 女性に対する声かけ事案等認知件数

(9)

児童虐待事案対策

~警察から児童相談所に通告した被害児童数が過去最多~

平成28年の傾向

0 100 200 300 400 未就学 37 54 62 80 135 小学生 38 41 53 90 141 中学生 18 21 21 49 58 その他 7 19 8 25 35 合計 100 135 144 244 369 H24 H25 H26 H27 H28 児童虐待事案で通告した児童数

各種警察活動を通じて児童虐待事案の早期発見に努め、児 童相談所への確実な通告や同所と連携しての一時保護、学校 等関係機関との情報共有、加害者の検挙等、児童の安全確認 及び安全確保を最優先とした取組を推進しました。 ○ 警察で取り扱った児童虐待事案の うち、児童相談所に通告した被害児 童数は369人で、過去最多 ○ 通告した被害児童のうち、276人 (全体の74.8%)が小学生以下の低 年齢児童

行方不明事案対策

~認知症を原因とする高齢者等の行方不明事案が過去最多~

平成28年の傾向

行方不明事案の受理件数の推移

認知症高齢者等のはいかい事案は命の危機に直結することから、状況に応じて、 警察官の大量動員及び警察犬・県警ヘリ等の投入、更には消防団等と連携した捜索 をはじめ、市町と連携して構築した「徘徊高齢者等発見、保護のためのネットワー ク 」 を活用し、メール・防災無線等による手配を行い、早期発見・保護に努めました。 ○ 行方不明者届の受理総数は886件 で、前年に比べ70件減少するも、そ のうち、認知症(疑いを含む。)を 原因とする行方不明者は5年連続増 加の138件で、過去最多

(10)

-6-○ 少年相談員等と連携した「居場所づくり活動」や地域住民との「ふれあい 活動」等、非行少年を生まない社会づくりに向けた取組を推進しました。 ○ 中・高校生・大学生による万引き防止対策(C・C作戦)等、「少年リー ダーズ活動」を推進しました。 ○ 学校関係者、少年安全サポーターとの合同補導や 非行防止教室を開催しました。

~刑法犯少年の検挙・補導人員が大幅に減少~

-7-3

少年非行防止対策

平成28年の傾向

居場所づくり活動「農業生産体験」 ○ 刑法犯で検挙・補導した少年は370人(-198人)で、統計の残る昭和24年以降 最少 ○ 万引き、自転車盗等の「初発型非行」が200人(全体の54.1%) ※ 初発型非行~少年非行の入口的な罪種 の総称で、万引き、自転車盗、オートバ イ盗及び占有離脱物横領をいう。 ※ 少年リーダーズ活動 中学生、高校生、大学生の有志(少年リーダーズ)が主体となり 同世代の青少年に対し、非行防止や被害防止を呼びかけ、啓発を促 す各種活動 人 員 万引き防止対策「C・C作戦」 犯罪少年の検挙人員 触法少年の補導人員 初発型非行 H24 H25 H26 H27 H28 犯罪少 年の 検挙 人員 742 619 454 441 265 触法少年の補導人員 162 132 113 127 105 初 発 型 非 行 593 496 358 286 200 【事例】 ○ 県下各地区において、少年相談員等とともに 「綱引き大会」や「宿泊体験学習」を通じた健 全育成活動などを実施しました。 ○ 県下各地区において、延べ3,541人の少年リ ーダーズが、万引き防止対策、自転車の防犯点 検等の活動を計151回実施しました。

(11)

0 20 40 60 80 100 児童買春 5 6 4 3 5 児童ポルノ 7 6 7 11 31 風営適化法 10 10 12 10 8 その他 47 32 33 28 20 合計 69 54 56 52 64 H24 H25 H26 H27 H28 【事例】 教育機関等と連携して中・高校生による「スマートフ ォンの正しい使用方法」等を議題とした「少年サミット」 を開催し、中・高校生によるネット問題の原因・課題に 対する討論、ネットトラブル根絶に向けた目標の設定等、 生徒の規範意識の高揚を図りました。

~児童ポルノ被害児童数が過去最多~

福祉犯の被害児童数

-8-4

児童ポルノ被害防止対策

平成28年の傾向

○ 児童ポルノ事犯を福祉犯の重点犯罪に指定し、サイバーパトロールやサイバ ー補導による端緒情報の入手等により、取締りの強化を図りました。 ○ 児童の立ち直り支援対策「アクティブ・サポート・プラン」を策定し、少年 サポートセンターを中心に被害児童の継続的な支援を推進しました。 ○ 学校等関係機関と連携し、児童・生徒が関係するインターネットに起因した トラブル事案の解決・改善を図ったほか、サイバーセキュリティに関する講習 等を通じ、フィルタリングの利用促進やインターネットの危険性等に関する広 報・啓発活動を推進しました。 (単位:人) (単位:人) ※ 福祉犯~児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に 関する法律違反、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律違反等の少年の 福祉を害する犯罪 「少年サミット」の開催状況 H24 H25 H26 H27 H28 小学生以下 1 1 1 0 12 中学生 4 2 4 4 8 高校生 2 3 2 7 11 その他 0 0 0 0 1 合計 7 6 7 11 32 0 5 10 15 20 25 30 35 児童ポルノの被害児童数(学職別) ○ 警察で取り扱った福祉犯の被害児童数は64人、そのうち児童ポルノ事犯の 被害児童は31人で全体の48.4% ○ 児童ポルノ事犯の被害児童のうち小学生以下が12人で全体の38.7%

(12)

○ 高利回りの海外投資をうたい金融商品を勧誘した利殖勧誘事犯で3人を検挙 ○ 県民生活を脅かす悪質商法事犯で21人を検挙 ○ 多重債務者等を対象としたヤミ金融事犯で10人を検挙 ○ 偽ブランド商品の販売等、知的財産権侵害事犯で12人を検挙 ○ 高齢者等を対象とする悪質商法事犯、悪質なヤミ金 融事犯を重点に取り締まりました。 また、山口県消費生活センター等関係機関との情報 交換を推進しました。 ○ 被害防止のため、犯罪被害防止アドバイザーによる 出前型防犯講習の開催やラジオ等を利用した情報発信 活動を推進しました。 【事例】 ○ 「外国の投資運用会社に投資すれば必ず儲かる。」などと勧誘して、多額の投 資金を募集した業者等を金融商品取引法違反で検挙しました。 (長府警察署・下関警察署・宇部警察署・山陽小野田警察署合同捜査) ○ 高額な護摩行祈祷を契約する際に、契約書面を交付等しなかった業者を特定商 取引に関する法律違反で検挙しました。 (岩国警察署・柳井警察署・山口警察署合同捜査) ○ 無登録で貸金業を営んでいた業者等を貸金業法違反、ヤミ金融業者に通帳等を 譲り渡した男性を犯罪による収益の移転防止に関する法律違反で検挙しました。 (岩国警察署ほか) ○ 偽ブランド商品をインターネットオークションを利用して販売していた会社員 等を商標法違反で検挙しました。 (山口警察署ほか)

~悪質商法事犯等の取締りを重点的に実施~

0 5 10 15 20 25 30 35 利殖勧誘事犯 0 19 0 15 3 悪質商法事犯 17 14 18 22 21 金融事犯 4 3 10 12 10 その他 17 19 18 34 22 合計 38 55 46 83 56 H24 H25 H26 H27 H28 平成28年中の検挙人員 ※ その他~知的財産権侵害事犯、医事・薬事事犯、食の安全関係事犯等

-9-5

悪質商法、ヤミ金融等犯罪対策

平成28年の傾向

(13)

0 25 50 75 100 125 150

不法投棄事犯 88 72 86 62 47 不法焼却事犯 77 53 57 57 67 その他事犯 1 0 3 5 4 合計 166 125 146 124 118 H24 H25 H26 H27 H28 環境犯罪検挙人員 ○ 環境犯罪で118人を検挙 ○ 廃棄物の不法投棄事犯で47人、不法焼却事犯で67人を検挙 ○ 山口県、海上保安本部等で構成する山口県産業廃 棄物不法処理防止連絡協議会での意見交換や環境保 健所及び市・町の環境部局との情報交換を推進しま した。 ○ 環境保健所等関係機関と連携して、廃棄物運搬車 両の検問、空き地等を拠点とする使用済家電製品等 の回収業者に対する実態調査を実施しました。

~ 産業廃棄物不適正処理事犯の取締りを重点的に実施 ~

不法投棄された廃棄物

-10-6

環境犯罪対策

平成28年の傾向

【事例】 無許可で廃棄物を収集運搬していた業者や廃材等の廃棄 物を不法投棄又は焼却した業者等を廃棄物の処理及び清掃 に関する法律違反で検挙しました。 (各警察署)

(14)

○ 風俗店等における無許可営業や年少者使用事件、外国人による不法就労事件 等が後を絶たず発生 ○ 盗撮等の山口県迷惑行為防止条例違反で40人を検挙 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 110

風営適正化法違反 12 18 12 17 6 売春防止法違反 2 4 2 0 1 その他 80 98 85 104 76 合計 94 120 99 121 83 H24 H25 H26 H27 H28 -11-風俗関係事犯の検挙人員

~風俗実態の把握及び悪質風俗営業事犯の取締りを重点的に実施~

※ その他~公然わいせつ、出入国管理及び難民認定法違反、山口県迷惑行為防止条例違反等

風俗環境浄化対策

平成28年の傾向

【事例】 ○ 成人女性を困惑の上、売春させたとして暴力団組員を売春防止法違反で 検挙しました。 (長門警察署) ○ インターネット上にわいせつ画像を掲載し不特定多数の者が閲覧できる 状態にした会社員等をわいせつ物陳列等の罪で検挙しました。 (岩国警察署ほか) ○ 無許可風俗営業や18歳未満の少女を接客業務に従事させていた6業者を 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律違反で検挙しました。 (柳井警察署ほか) ○ 風俗実態の把握のため、風俗店等に対する立 入り等を強化しました。 ○ 風俗店又は飲食店による年少者使用事件や不 法就労事件の取締りを推進しました。

(15)

○ 県内各地域の商工会、婦人会等と連携して「サイバーセキュリティパートナー シップ」を構築し、各地域で計14回、主として中 小企業事業者対象の講習会を開催したほか、メー ルでセキュリティ情報を配信しました。

平成28年の傾向

0 200 400 600 800 1000 1200 1400 件 数 詐欺・悪質商法 150 215 270 234 296 オークション 84 78 78 112 269 名誉毀損・誹謗中傷 171 122 157 155 216 不正アクセス 42 46 105 73 103 迷惑メール 82 70 90 80 98 違法・有害情報 16 19 22 15 36 その他 101 72 176 169 222 合計 646 622 898 838 1240 H24 H25 H26 H27 H28 ○ サイバー犯罪の検挙件数は122件で、前年に比べ53件の増加 ○ サイバー犯罪相談の受理件数は1,240件で、前年に比べ402件増加

~官民連携によるサイバー空間の脅威への対策を推進~

サイバー犯罪相談受理状況 サイバー犯罪検挙状況 0 20 40 60 80 100 120 件 数 コンピュータ対象犯罪 ※1 3 0 0 5 9 ネットワーク利用犯罪 ※2 49 60 63 62 109 不正アクセス ※3 1 7 1 2 4 合計 53 67 64 69 122 H24 H25 H26 H27 H28 ※1 コンピュータ、電磁的記録を対象とした犯罪 ※2 インターネットを犯罪の手段として利用する犯罪 ※3 他人のID・パスワード等を使用し、サーバ等に不正に接続するなどの犯罪 ○ 自身のサイトにわいせつ画像を公開した者 を検挙しました。 (岩国警察署ほか) ○ 知人のIDとパスワードを使用して不正ア クセスした者を検挙しました。(宇部警察署)

-12-8

サイバー犯罪対策

【事例】

○ 県内の小・中・高校等において、警察職員等に よるサイバーセキュリティに関する講習会を158 回開催し、約21,000人の参加者に対して、インタ ーネットの安全な使い方などについて、意識啓発 を行いました。

(16)

0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 90,000 100,000 1 1 0 番 通 報 5,000 8,000 11,000 14,000 17,000 20,000 23,000 い た ず ら 通 報 受理件数 93,651 94,644 90,441 89,760 87,348 出動件数 66,174 65,422 61,405 61,545 60,198 いたずら通報 13,168 8,127 7,264 6,809 10,666 H24 H25 H26 H27 H28 110番受理状況 ○ 110番通報(有効)の受理件数は87,348件で、前年に比べ2,412件(2.7%)減少 ○ 携帯電話からの通報件数は全体の71.4%で、年々増加 ○ 通報内容別では、交通関係の通報が最も多く、全体の36.2% ○ いたずらによる通報件数は10,666件で、前年に比べ3,857件(56.6%)増加 ○ 通信指令担当者等のレベルアップを図るため、 教養・訓練を繰り返し実施しました。 ○ 不要・不急通報を防止するため、総合相談電 話(#9110)等の各種相談電話の活用につ いての広報を実施するとともに、いたずら通報 に対する事件化を推進しました。 -13-【事例】 宇部市内で発生した暴行事件では、素早い110番通報と的確な通信指令により、 検索中の捜査員が犯人を発見・検挙しました。 (宇部警察署)

~1日平均約239件の110番を受理~

「110番」通報の現状

平成28年の傾向

(件) (件)

(17)

0 50 100 150 200 250 300 350 件 数 20% 30% 40% 50% 60% 70% 検 挙 率 発令件数 109 131 134 110 104 検挙件数 68 71 85 65 55 検挙率(%) 62.4% 54.2% 63.4% 59.1% 52.9% H24 H25 H26 H27 H28 緊急配備発令状況 ○ 緊急配備の発令件数は104件で、前年に比べ6件(5.5%)減少 ○ 緊急配備の発令は、凶悪犯が最も多く、全体の20.2% ○ 緊急配備中の検挙件数は55件で、発令件数の52.9% ○ 新たな道路の整備等に伴う道路環境の変化に対応するため、 緊急配備箇所等の見直しを行い、迅速かつ効率的な緊急配備を 実施しました。 ○ 事件の早期認知と迅速な初動対応が犯人検挙や被害拡大防止 の鍵となることから、事件・事故を見たり聞いたりしたときの 「素早い110番通報」と「適切な通報要領」について、110番教 室の開催等による広報啓発活動を実施しました。 ※ 緊急配備~発生後間がない事件について、速やかに広域にわたる警戒網(検問、 検索、警ら等)を敷き、早期に犯人を検挙するための初動捜査活動

-14-~素早い通報が事件解決の鍵~

10

事件・事故への即応

平成28年の傾向

【事例】 光市内で発生した逮捕監禁事件では、素早い110番通報と緊急配備により、検索 中の捜査員が犯人を発見・検挙しました。 (光警察署) (件)

(18)

犯罪の検挙や事件・事故を未然に防止するため、地域住民の要望や実態に応じ て、制服警察官やパトカーによるパトロールを強化しました。 また、パトロールに際しては、安心感を醸成するため、「あんしんカード」を 積極的に活用しました。 交番周辺、駅・主要交差点、人が 多く集まる場所等において、事件・ 事故の未然防止を図るため、一定の 時間駐留して警戒等を行いました。

要望に応えるパトロール

※ 平成28年中、「あんしんカード」を 115,348 枚配布しました。

-15-~地域住民の要望に応える活動を展開~

立番等による警戒活動

○ 交 番 70 所 ○ 駐在所 153 所 【県内の交番・駐在所】 (平成28年4月現在)

11

交番・駐在所活動

活動内容

巡回連絡による予防活動

担当する区域内の家庭や事業所等 を訪問し、犯罪の予防や事故の防止 等について、指導・連絡を行う巡回 連絡を推進しました。 【事例】 のぞき被害の届出を受理したことから、 捜査活動と並行して、夜間のパトロールと あんしんカードの投函を継続したところ、 「いつも見守られていることが実感でき、 とても心強いです。」との謝辞が寄せられ ました。 (柳井警察署)

(19)

0 20,000 40,000 60,000 80,000 100,000 120,000 140,000 取 扱 件 数 取扱件数 128,850 115,225 110,758 111,911 108,598 H24 H25 H26 H27 H28 ○ 事件・事故等への対応で、警察 官の不在が常態化する「空き交番」 を解消するため、県下に72人の交 番相談員を配置し、 住民が気軽に相談で きる環境づくりに努 めました。 ○ 交番において、地域の方々の各種相談等 に応じるとともに、遺失届及び拾得物の受 理、被害届の代書及び預かり、事件・事故 発生時の警察官への連絡、地理案内等の業 務を行い、交番勤務員の街頭活動を支援し ました。 ○ 警察官に代わって立番勤務、子供の見 守り活動を行い、住民の安心感の一層の 醸成に努めました。 -16-交番相談員の取扱件数

地域住民と連携した活動

警らや巡回連絡を通じて困り事・ 要望等を把握して問題解決を図ると ともに、事件・事故等の情報を掲載 した「交番・駐在所速報」を発行す るなど、地域住民の平穏な生活を確 保するための活動を推進しました。 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000

発行件数 10,191 12,296 15,759 13,357 11,120 H24 H25 H26 H27 H28 交番・駐在所速報発行件数 交番相談員による活動 【事例】 高齢女性から、電話で「漏れている個人情報を食 い止めるのに1,000万円必要で、現金と分からない方 法で送ってください。」と言われたという相談を受 理した交番相談員が「うそ電話詐欺」を看破し、関 係各課へ速報して未然に被害を防止しました。 (山口警察署)

(20)

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 相談受理件数 21,533 22,463 25,131 27,084 24,934 H 24 H 25 H 26 H 27 H 28 ○ 警察安全相談の総受理件数は24,934件で、前年に比べ2,150件(7.9%)減少 ○ うそ電話詐欺やワンクリック詐欺等の相談は、平成23年から平成27年までは増 加していたが、平成28年の受理件数は3,258件(前年対比-1,243件)と減少

警察安全相談取扱状況

-17-○ ストーカー、DV、児童・高齢者虐待等の相談者 やその家族に危害が及ぶおそれのある相談を「命に かかる相談」として、安全と安心を守るため積極的 に対応しました。 ○ 県民から寄せられる様々な相談に適切に対応する ため、専門的な教養を実施し、相談員の更なるレベ ルアップを図りました。 ○ 各種相談窓口を保有する関係機関との連携強化を 図るため、会議や研修会を開催しました。

~「命にかかる相談」への的確な対応~

警察の 相談ダイヤル

#9110

(083-923-9110) 又は最寄りの警察署の 警察安全相談課(係) まで

12

警察安全相談活動

平成28年の傾向

9月11日は「警察相談の日」 (件) 【事例】 ○ 「元交際相手からの復縁メールや待ち伏せ行為が発展し、脅迫メールが届くよ うになった。」との相談を受け、その後相談者が県外に転居したため、転居先の 管轄警察署と連携し、行為者を脅迫罪及びストーカー規制法違反で検挙しました。 (山口南警察署) ○ 「車のタイヤが2回パンク被害にあったほか、パソコンに不正アクセスされた り、身に覚えがない通信販売の商品が届けられた。」との相談を受け、徹底した 裏付け捜査で被疑者を早期に割り出し、不正アクセス禁止法違反、ストーカー規 制法違反、器物損壊罪等で検挙しました。 (宇部警察署)

(21)

○ 臨床心理士の資格を有する職員を採用し、被害者等に対してカウンセリング や捜査状況の情報提供をするなど、精神的・身体的支援を実施しました。 ○ ハウスクリーニング費用の公費負担制度を新設するとともに、犯罪被害者給 付金制度や身体犯の医療費負担制度を活用して、損害回復・経済的支援を実施 しました。 ○ 山口県公安委員会指定の犯罪被害者等早期援助団体 「山口被害者支援センター」と連携して、被害直後の 早い段階から必要な支援を行いました。 山口県被害者支援連絡協議会総会 -18-【事例】 ○ 山口県被害者支援連絡協議会総会及び講演会を開催 し、関係機関・団体が、被害者支援の推進に対する共 通認識を持つとともに、取組意欲の高揚を図りました。 ○ 山口県健康づくりセンターにおいて、「犯罪被害者 週間山口大会」を開催し、殺人事件の被害者遺族によ る講演会やパネルディスカッションを行い、被害者の 心情や関係機関の取組を周知しました。 ○ 県内の中・高校生等を対象にした被害者遺族による 「命の大切さを学ぶ教室」を開催し、被害者も加害者 も出さない社会づくりに向けた機運の醸成に努めた結 果、警察庁主催の「命の大切さを学ぶ教室全国作文コ ンクール」において、下松高校の学生が全国1位とな る国家公安委員会委員長賞を受賞しました。

~被害者や遺族に対する精神的・経済的な支援を推進~

活動内容

命の大切さを学ぶ教室 犯罪被害者週間山口大会

13

犯罪被害者支援活動

○ 故意の犯罪行為により、重大な被害を受けたにもかかわらず、加害者側か らの損害賠償が行われない被害者等に対して、平成28年中は5人に犯罪被害 者等給付金制度を活用して経済的支援を行いました。

(22)

-19-警察本部生活安全部 生活安全企画課 成冨 翔悟

人身安全関連事案への対処について

県内では、ストーカー・配偶者暴力、児童虐待、子供・女性対象の声か け・つきまとい等の人身安全関連事案が昼夜を問わず発生していますが、 この種事案は、相談等を受理した段階において危険性や切迫性が低いと認 められる事案であっても、事態が急展開して被害者の生命に危険が及ぶな ど、重大事件に発展するおそれがあります。 私は現在、生活安全企画課生活安全特命班に所属し、この種事案の事件 捜査や被害者宅等の警戒といった保護対策を主な任務としていますが、 私が今まで対応した中で一番記憶に残っている事案は、「自宅付近で知ら ない男による待ち伏せが数日間続いており、とても怖い。」と涙を浮かべ ながらストーカー被害を訴える女性からの相談でした。 被害女性の平穏な日常生活を取り戻すため、女性の身辺や自宅等の警戒 を行うとともに、事件解決に向けた捜査を実施した結果、早期に行為者を 特定して検挙することができました。 その後、女性から「これで、やっと安心して寝ることができます。大変 ありがとうございました。」との感謝の言葉が寄せられ、私は達成感と充 実感を得るとともに、自分の仕事に対する誇りとやりがいを再認識するこ とができました。 私は、これからも被害者の安全確保を最優先に、行為者の検挙及び被害 者の保護対策等を迅速・的確に行い、被害者が安心して生活ができるよう 日々の業務に邁進します。

(23)

-20-警察本部地域部 地域運用課 藤井 博

活躍する警察官Ⅱ

県民の安全、安心を守るために

私が所属する広域自動車警ら隊は、若手を中心に編成された警察 本部所属のパトカー部隊で、県下3つのブロックに拠点を置き、警 察署の管轄にとらわれることなく、パトカーの機動力を活用した警 ら活動、事件・事故への迅速な対応、不審者の発見と職務質問によ る犯罪の検挙等を任務として活動を行っています。 私は、広域自動車警ら隊に配属され2年目になりますが、これま でに、パトカーから視線をそらす不審な男を見つけ、直ちに職務質 問を開始した結果、所持するバッグからナイフを発見した事案、あ るいは、駐車中の他県ナンバーの車両に乗車している男性に職務質 問を行っていたところ、突然態度を荒げて逃走する素振りを見せた ため鋭意追及した結果、覚醒剤の使用事実を看破した事案等、犯罪 を未然に防止し、犯人の検挙に結び付けることができました。 街に潜む犯罪を暴き出し、職務質問等の活動を積極的に行い、警 察官の姿を見せていくことで、犯罪を減少させ、県民の安心感の醸 成に繋がるよう、これからも日々努力していきたいと思います。

(24)

犯罪情勢

○ 認知件数6,852件、検挙件数3,158件、検挙率46.1% ○ 認知件数・検挙件数は減少し、検挙率はほぼ横ばい ○ 検挙件数で最も多いのは「窃盗犯」で全体の66.1%

罪種別検挙状況

-21-刑法犯認知・検挙状況 ※ 凶悪犯~殺人、強盗、強姦、放火 ※ 風俗犯~強制わいせつ、公然わいせつ、わいせつ物頒布等 ※ その他~占有離脱物横領、器物損壊、住居侵入等

~刑法犯の検挙率は全国第15位~

平成28年の傾向

0件 4,000件 8,000件 12,000件 16,000件

0% 20% 40% 60% 80%

認知件数 10,798 10,292 8,695 7,701 6,852 検挙件数 4,632 4,515 3,747 3,621 3,158 検挙率 42.9% 43.9% 43.1% 47.0% 46.1% H24 H25 H26 H27 H28 凶悪犯 1.1% 粗暴犯 11.9% 窃盗犯 66.1% 知能犯 8.2% 風俗犯 1.4% その他 11.3%

(25)

2 重要犯罪対策

○ 認知件数63件、検挙件数57件、検挙率90.5% ○ 殺人、強盗の認知が大幅に減少、その他の認知は前年並み

~重要犯罪の検挙率は全国第11位~

○ 重要犯罪の早期検挙に向けて、迅速・的確な初動捜査を推進しました。 ○ 凶悪犯罪、連続発生する犯罪、子供・女性・高齢者が被害者となる犯罪等、 県民が大きな不安を感じる犯罪の検挙活動を強化しました。 【事例】 ○ 平成28年5月、下松市南花岡において高齢男性被害の強盗致傷事件が発生し ましたが、徹底した捜査により被疑者を逮捕しました。 (下松警察署) ○ 平成28年12月、下関市豊北町において男性被害の殺人・死体遺棄事件が発生 しましたが、徹底した捜査により被疑者を逮捕しました。 (小串警察署)

重要犯罪認知・検挙状況

※ 重要犯罪~殺人、強盗、強姦、放火、略取・誘拐、強制わいせつ

平成28年の傾向

-22-対

(件)

(26)

重要窃盗犯罪対策

○ 強盗等の二次的犯罪に移行するおそれのある重要窃盗犯に重点を置いた検挙 活動を推進しました。 ○ 連続的・広域的に犯行に及ぶ被疑者の検挙に向けた諸対策を推進しました。 ○ 認知件数534件、検挙件数441件、検挙率82.6% ○ 認知件数は減少、検挙件数・検挙率は上昇 -23-【事例】 ○ 平成28年1月、岩国市内を中心に発生していた一般住宅対象の忍込み事件 で被疑者を逮捕し、その後の捜査により、山口県、広島県における忍込み事 件等約90件(被害総額約800万円相当)を解決しました。 (岩国警察署・光警察署) ○ 平成28年8月、防府市内の高校で発生した学校荒し事件で被疑者を逮捕し、 その後の捜査により、中国・近畿・中部・関東・東北・北海道の18都道県下 に及ぶ同種窃盗事件約60件(被害総額約620万円相当)を解決しました。 (防府警察署)

~重要窃盗犯の検挙率は全国第7位~

平成28年の傾向

重要窃盗犯認知・検挙状況

※ 重要窃盗犯~侵入窃盗、自動車盗、ひったくり、すり (件)

(27)

○ 認知件数108件、被害額約3億2千万円 ○ 認知件数は減少、被害額は増加 ○ 現金やカードの手交型詐欺が件数、被害額とも増加し、全体の約4割 ※ 単位は万円(千円以下四捨五入) ※ 被害額については、だまし取ったキャッシュカードを使用して払い戻された窃盗 被害額を含む。

特殊詐欺被害金額

1 認知状況

平成28年の傾向

0 20 40 60 80 100 120 件 数 オレオレ詐欺 8 3 18 23 40 架空請求詐欺 16 21 56 57 44 融資保証金詐欺 12 7 7 5 4 還付金等詐欺 10 3 12 19 15 買え買え詐欺 47 30 21 10 5 合計 93 64 114 114 108 H24 H25 H26 H27 H28 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000 50,000 被 害 金 額 オレオレ詐欺 1,200 1,100 5,526 5,002 10,160 架空請求詐欺 3,803 7,559 26,577 17,342 18,158 融資保証金詐欺 1,167 341 507 240 121 還付金等詐欺 957 369 775 888 1,550 買え買え詐欺 29,653 21,511 16,958 6,112 1,959 合計 36,780 30,880 50,343 29,584 31,948 H24 H25 H26 H27 H28

特殊詐欺の現状と対策

~徹底した取締りと被害の未然防止対策の推進~

-24-特殊詐欺認知件数

(28)

○ オレオレ詐欺 ~ 70歳以上が95% ○ 架空請求詐欺 ~ 60歳以上が60% ○ 融資保証金詐欺 ~ 幅広い年代で被害が発生 ○ 還付金等詐欺 ~ 60歳以上が93% ○ 買え買え詐欺 ~ 60歳以上が80% 【事例】 静岡県警との共同捜査により、特定の高校卒業生の実家を対象とした息子を騙る オレオレ詐欺の受け子グループを摘発しました。 (捜査第二課・山口警察署・山口南警察署・下松警察署) -25-3 検挙状況 ○ 特殊詐欺75件、29人を検挙 ○ 被害防止機運の高揚と犯行に対する抵抗力強化に向けて、県民総ぐるみによ る「うそ電話詐欺撲滅県民運動」に取り組みました。 ○ 振り込め詐欺等被害防止コールセンターによる電話での注意喚起や警察官の 戸別訪問による防犯指導を実施しました。 ○ 特殊詐欺被害防止ポスターを活用した被害防止の呼びかけや金融機関と連携 した声かけ訓練等の被害防止対策を実施しました。 ○ 県や関係団体と連携し、警告メッセージ付通話録音装置の普及や留守番電話 機能の設定などを呼びかけました。 ○ 警備業等の企業・団体と連携し、うそ電話詐欺被害防止に向けた広報啓発活 動を推進しました。 ○ 山口ふるさと大使である初代タイガーマスクの佐山聡氏の協力を得て、うそ 電話詐欺被害防止広報を実施しました。 2 % 2 0 % 5 0 % 2 % 2 0 % 7 % 2 5 % 1 1 % 5 % 2 0 % 1 3 % 1 6 % 5 % 6 0 % 8 0 % 2 5 % 4 4 % 9 5 % 買え買え詐欺 還付金等詐欺 融資保証金詐欺 架空請求詐欺 オレオレ詐欺 20歳未満 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上 オレオレ詐欺 架空請求詐欺 融資保証詐欺 還付金等詐欺 買え買え詐欺 合計 件数 28 12 0 31 4 75 人員 16 8 0 1 4 29 通帳詐欺 犯収法違反 携帯電話詐欺 携帯電話不正利用防止法違反 合計 件数 25 37 2 0 64 人員 10 27 0 0 37

対 策

○ 特殊詐欺等を助長する犯罪64件、37人を検挙

(29)

-26-~暴力団組織の実態解明と検挙を推進~

1 暴力団の勢力・情勢 2 暴力団犯罪の取締り

平成28年の傾向

○ 暴力団関係者103人を検挙 ○ 組織別では、合田一家関係者が最も多く、42人を検挙(全体の40.8%) ○ 罪種別では、覚醒剤事犯が最も多く、40人を検挙(全体の38.8%) 《 暴力団構成員等の推移》 《 暴力団の分布 》 ○ 平成28年末現在、24組織、約310人の暴力団構成員等を把握しています。 ○ 暴力団は、活動形態を不透明化させながら、様々な資金獲得活動を行っています。

対 策

○ 六代目山口組と神戸山口組との対立抗争を防止するため両団体に対する取締 りを強化しました。 ○ 暴力団の資金源を封圧するための取締りを推進しました。

5 暴力団対策

【事例】 福岡県警察との合同捜査により、土地の売買に絡み業務を妨害したとして、七代目 合田一家総長らを逮捕しました。 (下関警察署・長府警察署) 0 20 40 60 80 100 120 140 160 検 挙 人 員 1 4 1 1 3 2 1 1 7 1 1 8 1 0 3 H 2 4 H 2 5 H 2 6 H 2 7 H 2 8 暴力団検挙状況 検挙人員の罪種別構成比 五代目甲斐組 合田一家 下関 長門 山口 防府 宇部 山陽小野田 周南 岩国 柳井 合田一家 合田一家 砂 田 組 合田一家 工 藤 會 四代目松正会 篭縞組山口事務所 合田一家 二代目田中組 二代目一松組 片 山 組 合田一家 合田一家本部 二代目中川組 五代目小桜組 日 下 組 琴 村 組 岡 吉 組 二代目阿部組 下 川 組 田中(久)組 成 田 組 二代目椎木組 高 橋 組 酒 井 組 合田一家 神戸山口組 合田一家 二代目岡村組 喜 竜 会 神戸山口組 下松 神戸山口組 竜 仁 会 神戸山口組 喜 竜 会 六代目山口組 二代目巻田組 0 100 200 300 400 500 600 700 H2 4 H2 5 H2 6 H2 7 H2 8 七 代 目合田一家 六 代 目山口組傘下 神 戸 山口組傘下 そ の 他

(30)

中止命令等発出状況 5 暴力団排除活動の推進 第25回山口県暴力追放県民大会(下関市) ○ 暴力団による犯罪等の被害に遭った 人からの相談に対応しました。 ○ 暴力的要求行為に対し、迅速・的確 な中止命令を発出しました。

○ 下関市で第25回山口県暴力追放県民 大会を開催しました。 ○ 県内各地で不当要求防止責任者講習 を実施しました。 0 3 6 命令件数 4 4 3 5 4 H24 H25 H26 H27 H28

運用状況

【事例】 知人男性に不当贈与要求をしたとして、六代目山口組傘下の暴力団幹部に対 し、中止命令を発出しました。 (萩警察署) -27-※ 中止命令 ~ 指定暴力団員がその所属する暴力団の威力を示して行う、みかじめ料や用心棒料の要 求等の暴力的要求行為に対して、山口県公安委員会が暴力団対策法の規定に基づき、当 該行為を中止するように命令するもの 【山口県内における警戒区域】 警戒区域の変更はなく、引き続き山 口市、防府市、下関市が警戒区域とな ります。 暴力団対策法に基づき、五代目工藤 會の特定危険指定暴力団等の指定が延 長されました。

特定危険指定暴力団等の指定延長

指定の効果

特定危険指定暴力団等の構成員が、警戒区域内で不当要求等を行った場合に は、中止命令等の行政命令を経ずに直接検挙できます。 部分が県内の警戒区域 (山口市、防府市、下関市) 4 特定危険指定暴力団等の指定延長と警戒区域の設定

(31)

使用 50人(52.6%) 所持 35人(36.9%) 譲渡 8人(8.4%) 譲受 2人(2.1%) 20歳未満 1人 (1.0%) 20歳代 10人 (10.5%) 30歳代 24人 (25.3%) 40歳代 41人 (43.2%) 50歳代以上 19人 (20.0%) 人員 ○ 覚醒剤事犯で95人を検挙 ○ 覚醒剤事犯のうち、「使用」による検挙人員は50人(全体の52.6%) ○ 覚醒剤事犯のうち、暴力団関係者の検挙人員は40人(全体の42.1%) -28-【事例】 ○ 七代目合田一家傘下組員及び道仁会傘下組員の2人を覚醒剤の譲渡で逮捕し ました。 (下関警察署) ○ 七代目合田一家傘下組員を覚醒剤の所持で逮捕しました。 (周南警察署)

~暴力団構成員が覚醒剤密売に深く関与~

平成28年の傾向

覚醒剤事犯検挙人員の違反態様別構成比

6 薬物・銃器対策

1 薬物対策 ※平成28年は、医薬品医療機器等法違反で1人検挙 ○ 暴力団等による組織的な覚醒剤密売事件の摘発を推進しました。 ○ 税関等の関係機関と協力して薬物密輸入事犯の取締りを推進しました。 ○ 小学生から社会人までの各世代を対象とした薬物乱用防止教室を開催する など、薬物乱用防止活動を推進しました。 覚醒剤事犯検挙人員の年齢別構成比

H24 H25 H26 H27 H28 検挙件数 146 117 119 112 120 検挙人員 110 101 90 88 95 0 20 40 60 80 100 120 140 160

覚醒剤事犯検挙状況

H24 H25 H26 H27 H28 麻薬・向精神薬 0 9 2 0 2 大麻 1 2 7 0 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 検挙人員

その他の薬物事犯検挙状況

(32)

○ 拳銃発砲事件の発生なし ○ 拳銃2丁を押収(遺品拳銃) -29-○ 暴力団等が組織的に所持する拳銃の摘発を推進しました。 ○ 門司税関密輸出入取締対策山口地区協議会において、税関等関係機関との 連携強化を図り、水際対策を推進しました。 ○ 銃器犯罪の根絶と違法銃器の排除に向けて広報活動を推進しました。

平成28年の傾向

暴力団関係者から押収した拳銃(H24) ジュウ ミ ナ ナ シ あなたの情報が拳銃根絶につながります。 実名・匿名を問わず、あなたの情報により銃器等が押収され、 かつ犯人が検挙された時、状況に応じて報奨金をお支払いする 制度です。 ○ 知り合いが拳銃を持っているのを見た ○ インターネット上で拳銃が売られている ○ 拳銃のような物を預けられて悩んでいる など、拳銃に関する情報を24時間体制で受け付けておりますの で、拳銃のない安全な社会を作るため、情報提供をよろしくお願 いします。 匿名でも 受け付けます! H24 H25 H26 H27 H28 拳銃押収丁数 2 1 2 8 2 暴力団拳銃 2 0 0 0 0 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9

銃器押収状況

丁数

(33)

中国 12人 (25%) フィリピ ン 5人 (10%) ベトナム 18人 (38%) インドネシア 2人(4%) その他 11人 (23%) ○ 来日外国人犯罪で95件、48人を検挙 ○ 来日外国人犯罪のうち、窃盗が68件(全体の71.6%) ○ 検挙人員では、ベトナム人等アジア諸国が42人(全体の87.5%) ○ 犯罪インフラ事犯で75件、44人を検挙 ○ 入国管理局等の関係機関との連携による水際対策を推進しました。 ○ 外国人雇用企業に対して、不法就労防止の注意を喚起しました。 ○ 外国人研修生や留学生等の正規滞在者に対して、防犯指導等の講習会を開 催し、犯罪被害防止等を呼びかけました。 ○ 金融機関、携帯電話会社と連携して、犯罪に使用された口座の凍結や携帯 電話の契約解除等、犯行ツールの遮断対策を推進しました。

平成28年の傾向

7 犯罪のグローバル化・犯罪インフラ対策

-30-対 策

犯罪に関 わる通信・ 運搬インフラ 7人 (16%) 犯 罪収益 の集金 ・送金 インフラ 36人 (82% ) 不法滞在者等の 生活手段インフラ 1人 (2%) 犯罪インフラ事犯検挙状況 【犯罪インフラとは】 ○ 犯罪を助長し、または容易にする基盤のこ とをいい、他人名義の預貯金口座や不正に取 得した身分・資格等、様々な形態があります。 ○ 犯罪インフラは外国人犯罪に限らず、様々な 犯罪の分野で見られます。 【事例】 ○ ドラッグストアで化粧品等を万引きしたベトナム人留学生及び不法残留者 等を逮捕し、その商品を買い取っていた定住者のラオス人や日本人を検挙し ました。 (周南警察署・下松警察署) ○ インドネシア国籍とフィリピン国籍の女性技能実習生が、許可なく他の職 種の仕事に就き働いていたことで逮捕し、またその仕事を手助けして雇い入 れていた日本人経営者を検挙しました。 (柳井警察署) 0 50 100 150 200 250 検挙件数 61 210 50 64 95 検挙人員 45 49 36 42 48 H24 H25 H26 H27 H28 来日外国人犯罪検挙状況 検挙人員の国籍別構成比

(34)

~ 犯罪現場に残された証拠資料の完全採取 ~

8 犯罪鑑識活動

活動内容

鑑識課及び科学捜査研究所は、犯罪現場に残された証拠資料を見逃さず、採 取・証拠化し、様々な鑑定により立証する犯罪鑑識のプロ集団です。

-31-鑑識活動による資料の収集

三次元画像により、角度や縮尺を変えな がら映像を重ね合わせ、犯人を特定し、事 件を解決しています。

法医鑑定による犯罪の立証

DNA型鑑定、血液型検査等の法医鑑定 により高い精度で個人を特定し、事件を解 決に導いています。 指紋のデータベースを活用し、犯罪現場 等から採取した指掌紋との照合を行って、 犯人を割り出しています。

指紋鑑定による犯人割り出し

様々な現場で活動する警察犬

3D画像鑑定による犯人の特定

警察犬は、犯人の追跡や遺留品の発見等 の犯罪捜査のほか、災害現場での行方不明 者の捜索等、様々な警察活動において活躍 しています。 指紋や足跡等の現場資料から犯人を特定 し、犯行を立証するため、徹底した鑑識活 動を行っています。

(35)

-32-警察本部刑事部 組織犯罪対策課 峰岡 旬太郎

活躍する警察官Ⅲ

私は現在、組織犯罪対策課で違法薬物事犯や銃器事犯の取締りに従事し ています。 特に違法薬物は、一度手を出すと止められないもので、これら違法薬物 の密売には暴力団組織が必ず関わっており、密売が暴力団組織の有力な資 金源となっているのが実態です。 薬物事犯は、「被害者なき犯罪」とも言われています。 薬物事犯そのものに被害者はいませんが、犯人の取調べや薬物捜査を経 験し、その家族と接することで「一番の被害者は、薬物事犯で捕まった犯 人の家族や身内など、周りにいる人たちである」と痛感しています。 なぜ、家族や周りにいる人たちを悲しませるんだろうか。 幼くかわいい自分の子供になんと声をかけるんだろうか、抱きかかえる ことができるんだろうか。 犯人の家族だけでなく、犯人自身も被害者ではないのかと思います。 私は、これからも暴力団組織が関与する密売組織の摘発や壊滅はもちろ んのことですが、一人でも多くの薬物乱用者を検挙し、真の被害者を減ら すように全力で頑張っていきたいと思います。

「被害者なき犯罪」の取締りに全力で立ち向かう

(36)

○ 人身事故件数は5,401件 (前年比 -326件) ~平成12年から17年連続で減少 ○ 交通事故死者数は64人 (前年比 ± 0人) ○ 負傷者数は6,660人 (前年比 -494人) ~平成13年から16年連続で減少 ○ 物損事故件数は40,178件 (前年比 +153件)

~死者数は、統計が残る昭和26年以降3番目に少ない64人~

平成28年の傾向

交通事故の発生状況

-33-交通死亡事故の特徴

交通事故発生状況の推移

○ 58件発生し、死者64人 (前年比-4件、±0人) ○ 夜間に34人 (全死者の53.1%、前年比+10人) ○ 20~22時に11人 (全死者の17.2%、前年比+5人) ○ はみだし事故で19人 (全死者の29.7%、前年比+6人) ○ 高齢者が30人 (全死者の46.9%、前年比-14人) 7,176 6,914 6,268 5,727 5,401 8,933 8,549 7,756 7,154 6,660 56 65 58 64 64 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 10,000 H24 H25 H26 H27 H28 50 55 60 65 70 75 80 人身事故件数 負傷者数 死者数

(37)

○ 高齢者宅への戸別訪問指導 高齢者宅への戸別訪問指導等を通じ、高齢者の事故 実態に応じた具体的な指導を行い、高齢者の交通安全 意識の高揚を図りました。

~交通事故死者の約5割が高齢者~

平成28年の傾向

高齢者の交通事故防止対策

-34-現場講習会 高齢者宅戸別訪問 ○ あらゆる機会を捉えた高齢者向け講習会 重大交通事故現場の周辺に居住している高齢者を対 象とした「現場講習会」や、デイケア等に通う高齢者 を対象とした講習会等、地域と連携し、高齢者の特性 に合わせた講習を実施しました。 ○ 反射材着用促進に向けた活動 高齢者を始めとする全ての歩行者を保護するため、 平成28年3月、毎月9日を「反射材着用促進の日」に 制定し、反射材の着用を定着させる活動を推進してい ます。 ○ 夜間11人被害 ~ 全て反射材未着用 ○ 自宅から100m以内の場所で7人被害 ○ 道路横断中に12人被害 ~ 右から来た車(横断前半)1人 ~ 左から来た車(横断後半)11人 ○ 高齢者(65歳以上)の死者数は30人 (前年比 -14人) ○ 18時~20時の間に7人 (前年比 +5人) ○ 歩行中の死者数は16人 (前年比 -4人) ○ 高齢ドライバーによる事故の死者数は15人 (前年比 -6人) 交通事故死者数の推移(年齢別)

高齢歩行者の交通死亡事故の特徴

高齢歩行者の交通事故死者数の推移 (昼夜別) 25 33 29 20 34 31 32 29 44 30 0 10 20 30 40 50 60 70 H24 H25 H26 H27 H28 65歳以下の死者数 高齢死者 高齢者に反射材を配布 14 11 7 10 11 2 5 9 10 5 0 5 10 15 20 25 H24 H25 H26 H27 H28 夜 昼

(38)

○ 交通安全定期診断の推進 県内の自動車学校と連携し、高齢ドライバーを対 象に実車講習「交通安全定期診断」を行い、加齢に 伴う身体機能の低下等、自身の運転技能を認識させ、 個別に具体的な交通安全指導を行いました。 運転卒業証と 運転卒業者サポート手帳 実車講習を受ける 高齢ドライバー

○ 運転卒業証制度 運転免許証を自主返納した高齢者に対して、運転 卒業証と運転卒業者サポート手帳を配布しました。 協定を締結した県内企業や店舗等で運転卒業者サ ポート手帳を提示することで、料金の割引を受けら れるようになるなど、自主返納後の高齢者を支援し ました。 ドライバーによる交通事故死者の推移 ○ 全年齢ドライバーによる交通事故死者数に占める 高齢ドライバー死者数の割合は24.2% ○ 75歳以上のドライバーによる交通事故死者数は8人 ○ 車両単独が4人 ○ 正面衝突が2人 ○ 対向はみ出しが5人 ○ ASV(先進安全自動車)の普及促進 衝突回避支援ブレーキや踏み間違え防止機能等、 交通事故減少や被害軽減効果が期待されるASVの 普及促進に向け、県下の指定自動車教習所や自動車 ディーラー等と連携し、高齢ドライバーを対象とす るイベントを開催しました。 39 48 43 40 47 16 15 14 21 15 0 10 20 30 40 50 60 70 H24 H25 H26 H27 H28 65歳未満のドライバー 高齢ドライバー ASV技術を体験する 高齢ドライバー 3 8 7 9 7 13 7 7 12 8 0 5 10 15 20 25 H24 H25 H26 H27 H28 65歳以上74歳未満 75歳以上 高齢運転者の内訳(年代別)

(39)

-35-○ スピードダウン推進事業所及びペースメーカー車の拡充 平成23年から県内200事業所がスピードダウン推進事業所としてスピー ドダウン運動に参加し、事業所の車両に専用のステッカーを貼付の上、 制限速度で走行するペースメーカー車を運行させています。 平成28年中は、推進事業所を拡充するとともに、ペースメーカー車を増 車するなど、県内の路線全体の速度抑制 に取り組みました。

~県民総ぐるみによる「スピードダウン県民運動」を推進~

速度抑制対策

-36-スピードダウン運動への取組状況

スピードダウン県民運動の概要

○ 交通事故の直前速度が高いことが、重大 事故につながることから、平成23年度から 県民総ぐるみの運動として開始しました。 ○ 平成28年には新しいデザインの速度 抑制ステッカーを作成し、県民の交通 安全意識の向上を図りました。 出 発 式

重大事故防止

○ スピードダウン推進事業所の活動状況 指定書交付式 ペースメーカー車の 活動概要 指定書交付式や出発式等を行い、 従業員や運転中のドライバーの 速度抑制意識の向上を図りました。 新デザインのステッカーを披露

(40)

交通の安全と円滑を確保するため、信号機・道路標識等の交通安全施設等の整 備を進めています。 交通安全施設等整備事業については、社会資本整備重点計画に基づいて推進し ており、平成28年末現在の主な整備状況は、 ○ 信号機 2,863 基 ※ うちLED灯器 1,750 基 ○ 道路標識 40,199 基 ○ 光ビーコン(光学式車両感知器) 725 基 ○ 交通管制センター 本部センター1か所 サブセンター5か所 となっています。 今後も引き続き、安全で快適な交通環境の整備を計画 的に推進していきます。

4 安全・快適な交通環境の整備

-37-1

交通安全施設等整備事業の推進

視認性が高いLED灯器

ゾーン30の整備

生活道路や通学路における交通安全対策として、区域(ゾーン)を設定し、最高 速度30キロメートル毎時の区域規制を実施する「ゾーン30」を整備しています。 ゾーン30では、地域住民や通学児童・生徒の安全を確保するため、道路管理者と 連携して、路側帯の設置・拡幅、横断歩道・交差点のカラー化やポストコーンの設 置による狭さく等の対策を行い、区域内における速度抑制や通過交通の抑制・排除 を図っており、県内では、平成28年末現在で43か所を整備しています。 ゾーン30のイメージ ゾーン入口の対策 区域規制標識の設置 道路標示(法定外)の設置 ゾーン内の対策 路側帯の設置・拡幅 横断歩道のカラー化 交差点のカラー化、狭さく 信号制御の見直し ゾーン周辺の対策 公安委員会の対策 道路管理者の対策 公安委員会又は道路管理者の対策 凡例 通行制限の実施

(41)

4 バリアフリー対応型信号機等の整備

高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する 法律に基づき、高齢者・障害者等が道路を安全に横断 できるよう、バリアフリー対応型信号機や見やすく分 かりやすい道路標識・道路標示等の整備を進めていま す。 ① バリアフリー対応型信号機 歩行者用信号が「青」であることを「ピヨピヨ・カ ッコー」で知らせる視覚障害者用付加装置、歩行者用 信号が「青」に変わったことをチャイムと音声で知ら せる音響式歩行者誘導装置、押ボタン式信号機に設置 された高齢者等の専用押ボタンを押した場合に、歩行 者の「青」を延長する高齢者等感応式信号機等を整備 しています。 ② 見やすく分かりやすい道路標識・道路標示等 横断歩道上における歩行者や視覚障害者の安全性を 向上させるため、横断歩道に突起物を設置して道筋を 示すエスコートゾーン、内照式で見やすく分かりやす い照明灯付横断歩道標識等を整備しています。 カ ッ コ ー ピ ヨ ピ ヨ エスコートゾーン 照明灯付 横断歩道標識 視覚障害者用 付加装置 高齢者等感応式 信号機 交通管制システムにより、車両感知器等で収集した交通量・走行速度等のデータ を収集・分析し、信号の制御や交通情報の提供を行うことにより、交通の安全と円 滑を確保しています。 交通管制システムのイメージ 信号機を制御 交通情報板で情報提供 ラジオで情報提供 車両感知器から情報収集 交通監視カメラから情報収集 カーナビで情報提供 交通管制センター 光ビーコンで情報収集・情報提供

参照

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