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(1)

那覇港総合物流センター整備に関する

取り組み状況について

平成25年3月

那覇港管理組合

1.那覇港総合物流センター整備の取り組み状況等 2.総合物流センターを整備する目的 3.総合物流センターの整備効果 4.企業ヒアリングを踏まえた導入機能のイメージ・建屋必要規模等 5.事業スキームの検討結果 6.総合物流センター入居企業への優遇措置 資料-1

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【那覇空港と那覇港国際コンテナターミナルの位置】 【物流センターの整備位置】 今回対象 第1期予定地 【約2.6ha】 1 【取り組み状況】 ・平成24年度は、需要の見込みと企業の入居ニーズを捉えつつ、整備にかかる コスト縮減方策と事業化方策を検討 (可能性調査として実施) ・母体である沖縄県、那覇市、浦添市との調整を踏まえ、平成25年度より整備 着手予定

1.那覇港総合物流センター整備の取り組み状況等

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2.総合物流センターを整備する目的

2 ○地域的視点 ・港頭地区の倉庫が不足している ため、輸送コストが嵩む内陸倉 庫にドレージ して、コンテナ詰め ・出ししており、大型車両の都市 部での走行が交錯している。 ・輸移入貨物が大きく超過する片 荷輸送のため、海上輸送費用 が嵩んでいる。 ○グローバルな視点 ・沖縄県は、本土と経済成長が著 しい東アジアの中心に位置して おり、那覇港が、我が国と東アジ アを結ぶ国際物流拠点として発 展することは、単に沖縄県の振 興に資するだけでなく、今後の 我が国の社会・経済の発展に 大きく寄与する。 ○那覇港を取り巻く現状 ○地域的視点 ・港頭地区を拠点として効率的な 貨物輸送が可能になる。 ・貨物を創出する企業の入居も 期待でき、輸出入貨物量のバ ランスにより、海上輸送費用の 低減が期待できる。 ○グローバルな視点 ・臨空・臨港型産業の集積による 国内外貨物の物流拠点の形成 及び国際流通港湾としての機能 拡充が図れる。 ・高付加価値型ものづくり産業の 集積などの保管・流通拠点の 形成等が図れる。 ○総合物流センターの整備によって (沖縄21世紀ビジョン基本計画P.56、66) (沖縄21世紀ビジョン基本計画P.120) 【 沖縄国際物流戦略チーム 提言】 国内外発着貨物の仕分け・流通 加工を行うことができる高機能物流 支援施設が必要

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【那覇港総合物流センターのコンセプト】 東アジアの中心に位置する那覇港の特性を活かし、 東アジアネットワークと国内ネットワークを繋ぐ 物流結節拠点(クロスドックポイント) 那覇港 ロジスティクス・ハブ ●物流効率化機能 ●価値付加機能 【国際輸送】 外貿コンテナ船 航空機 【国内輸送】 内貿定期船 トラック、航空機 東アジアの物流結節拠点(クロスドックポイント)としての機能 沖縄県産品や海外・本土から部品を調達し、 流通加工して国内外へ出荷 総合物流センター 外貿と内貿の“クロスドックポイント“ 3

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■削減額の試算 16t換算個数 (積載率80%) 総合物流 20ftコンテナ輸送(10km以内) 20,140 80,560 センター 10tトラック輸送(4時間) 15,270 61,080 なし 合計 141,640 総合物流 横持ち費用 5,000 20,000 センター 10tトラック輸送(4時間) 15,270 61,080 あり 合計 81,080 削減額 60,560 削減率 43% 輸送料金は「貨物運賃と各種料金表(交通日本社・刊)」より    20ftコンテナ:一般貨物自動車運送事業料金(国際大形海上コンテナ)    10tトラック:一般貨物自動車運送事業(貸切)(時間制運賃:4時間貸切)  但し、「横持ち費用」は一般的な実勢値(港運業者ヒアリングによる) センター 利用 64 万トン 40,000 従来 流通 合計金額 (万円) 64 万トン 40,000 区分 経路 貨物量 輸送手段(適用) 輸送料金 (円/unit) ①沖縄県内陸上輸送費用を削減でき、製品の価格競争力を向上できる 荷主:市街地 輸送距離10~15km 10トン車(積載量8t想定) ×2往復=16t(4時間) 総合物流センターで バン詰め・出し 国際海上コンテナの陸上ドレージ料金は一般のトラック輸送に比べ割高であるため、トラックに積替作業 を行う総合物流センターの整備により、陸上輸送費用を低減する事ができる。 総合物流センターなし 総合物流センターあり 荷主:市街地 輸送距離10~15km バン詰め・出し施設が分散 10トン車(積載量8t想定) ×2往復=16t(4時間) 横持ち 4 荷主の需要・生産に合わせた 在庫調整、出荷管理(保税状態で可) センター利用 【その他の効果】効率的な配送により、大型トレーラ-・トラックの走行量が減少し、 温室効果ガスの発生が抑制できる(環境向上効果) 約6億円/年、43%削減 注)試算値は、総合物流センターの効果を定量的に 捉えるためのもので、特に目標値等ではない ■想定年間取扱量 取扱量 64万トン/年 ・横浜YCC取扱量 425万トン/年        延床面積 305,449㎡ ・単位面積あたり取扱量 14t/㎡ ・4.6万㎡×14t/㎡≒64万トン (4.6万㎡は第1期面積;【設計編】参照) 横浜YCC事 例から面積 割合で算出

3.総合物流センターの整備効果

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【機能】集荷・出荷・在庫管理 総合物流センターなし 総合物流センターあり 機能【小】→貨物量【小】→雇用【小】 機能【大】→貨物量【大】→雇用【大】 施設が各地分散し、事業所間連 携が図りにくい 【機能】集荷・出荷・在庫管理 +製造・加工・梱包・温度管理等 +センター建屋管理・警備等 施設内での効率的な連携 [横浜YCCの関連機能] 展示室、会議室、食堂、コンビニ、銀行ATM、休憩室 セキュリティセンター(24時間警備員常駐)、駐車場 5 ②物流施設の集約配置で、設備投資や人材配置等を効率的に行え、企業収益を向上できる。 また、貨物に新たな価値を付加する流通加工等により、雇用の創出が図られる。 ※外(内地)←→外(海外)貨物の中継取扱にも対応 想定雇用人数 300人 (うち新規雇用70人)※ ※1‐3企業ヒアリングにお ける「作業員数」と「物流セ ンター入居に伴う新規事 業分の割合」に基づき算 出

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6

4.企業ヒアリングを踏まえた導入機能のイメージ・建屋必要規模等

(1)アンケート結果 【アンケート調査の概要】 ・沖縄県内企業のほか、本土に本社があり、全国展開している物流関連企業、通信販売業、 外食産業、EV(電気自動車)関連企業 合計257社に送付し、回収は52社(回収率20.2%)で あった。 ・主な質問事項 1)沖縄で利用している倉庫の現状 2)本事業への参画意向 3)参画するための条件 等 【本事業への参画意向】 ・“積極的に参加したい”、“できれば参加したい”、“参加するか検討したい”といった、“参加 意向”のある企業は37社で、参加形態は、“自社施設として整備・運営”は4社(10.8%)、“テ ナントとして入居“は22社(59.5%)であった。 積極的に参 加したい 20 38.5% できれば参加 したい 4 7.7% 参加するか検 討したい 13 25.0% 参加しない 15 28.8% 合計:52社 100.0%

(8)

7 ・今回実施したアンケート調査、もしくは過年度調査で、“積極的に参加したい”との回答企業を 中心に31社(本社:沖縄県)を選定し、より具体的な意向を把握するためのヒアリング調査を 実施した。 ・また、本土企業については、通販1社、外食2社にヒアリングを実施した。 ・今回の事業では、“一括交付金“を導入した施設整備の可能性があることを説明して、意見を 伺った。 【ヒアリング結果の概要】次頁参照 ・基礎工事など事業費が大きいことから”一括交付金の導入”を念頭においた、”公設民営 (テ ナント入居)”の希望が最も多かった。 ・ ”民設民営”での整備を希望する企業もいるが、面積も小さく平屋での整備となっており、土 地の有効利用が図られる形態とはなっていない。 ・一つの施設への入居企業は、“グループ企業のみの入居”と“多様な業種の入居”の相反す る意見が見られた。 ・施設は平屋のニーズが最も多いが、複数階であればトレーラーが最上階に行けるスロープを 設置すれば対応可能との意見であった。 ・冷凍、冷蔵倉庫の需要も多い。 ・輸入素材等を当センターで保税状態で加工した後、海外輸出や本土への移出を希望する企 業もみられた。 ・本土企業については、現時点では沖縄への物流拠点の配置は考えていないとの回答であっ たが、本土企業と提携している県内企業数社が入居に前向きであった。 (2)ヒアリング結果

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8 1企業連合A 船社A社 積極的参加 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) グループ企業(船社、港運、陸運)での入居 を希望 一般雑貨 2.2平屋 2~3階でも可 冷凍、冷蔵、陸上電源 等 2企業連合A 港運A社 積極的参加 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) グループ企業(船社、港運、陸運)での入居 を希望 一般雑貨 2.0 2階 冷凍、冷蔵、陸上電 源、薫蒸施設等 3企業連合A 陸運A社 積極的参加 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) グループでの入居が前提 1.9~2.3 2~3階でも可 冷凍、冷蔵、常温施設 4 港運B社 積極的参加 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) 自社で使い勝手の良い施設を整備したいが事業費が 大きい。 0.3平屋 2~3階でも可 5 陸運B社 積極的参加 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) 港運、陸運、多様な業種の入居が望ましい 一般雑貨 0.2平屋 6 港運C社 積極的参加 公設公営 (テナント入居)本来は、施設の利用で自由度がある民設を希望する 物流事業者以外に、荷主等の入居が必要で ある 第2期 予定地 第1期予定地は地盤 が悪く事業費が嵩 む 冷凍生エサ 0.5平屋 冷蔵、保湿、エチレンガス 除去施設 7 港運D社 積極的参加 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) 公設にしないと公平性が保てない 石材 0.3平屋 冷凍・冷蔵コンテナ用の電 源プラグ 8 陸運C社 参加希望 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) 同じ建物で、港運業者と陸運事業者の共存 が可能か疑問 どちらでも良い 家電、家具、 日用雑貨 2.0 2階 冷凍、冷蔵、常温施設 9 倉庫A社 積極的参加 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) 0.2平屋 2~3階でも可 10陸運D (グループ) 積極的参加 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) 民設の対応も可能と考えられる 第2期 予定地 第1期予定地の様子 を見て検討 3.2 2階 11陸運E (グループ) 積極的参加 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) 第1期 予定地 条件次第 2.2 2~3階でも可 12 陸運F社 積極的参加 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) 第1期 予定地 条件次第で第2、3 期予定地でも可 一般雑貨 0.5平屋 2~3階でも可 13 港運D社 参加するか 検討したい 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) 複数企業の入居は可能なのか疑問 14 港運E社 参加するか 検討したい 15 荷主A社 できれば参 加したい 民設民営 民間主体でなければコスト意識が低くなる どちらでも良い フローリング、家 具、長尺物 等 0.3平屋 16 荷主B社 積極的参加 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) 組合として入居したい 健康食品 0.1 17 荷主C社 積極的参加 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) テナント入居も可 冷凍食品、果 物 0.1 冷凍・冷蔵施設 18 荷主D社 参加するか 検討したい 現在の場所での拡張が基本だが、必要によ り検討する  但し3ha以上必要 一般雑貨 3.0 19 荷主E社 参加するか 検討したい テナント入居 一般雑貨、建 設機器 20 荷主F社 参加するか 検討したい テナント入居 ドライアイス 0.3 21 荷主G社 参加するか 検討したい 自社所有 土地購入(売却しないのなら参画しない) 中古建設機械 中古建機のオークション会場 22 倉庫B社 積極的参加 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) 薫蒸施設や低温倉庫は自社で整備する どちらでも良い 玄米 0.1平屋 2~3階でも可 冷凍、冷蔵、常温、薫 蒸施設 23 荷主H社 できれば参 加したい 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) 保税地域であること どちらでも良い良い ホームセンター用品 1.0平屋 2~3階でも可 24 荷主I社 積極的参加 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) 雑貨 0.2平屋 2~3階でも可 25倉庫C (グループ) 積極的参加 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) 第1期 予定地 条件次第 食料・飲料・ 雑貨等 2.6 2階 26荷主J (グループ) 積極的参加 民設民営 土地も購入したい 薫蒸施設の専用利用 輸入果物 0.3平屋 低温倉庫、薫蒸庫 27 荷主K社 できれば参 加したい 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) 購入も考えている 保税状態で食品加工をできること 第1期 予定地 条件次第 小麦粉、食材 0.5 2~3階でも可 加工工場、冷凍・冷 蔵・低温庫 28 荷主L社 積極的参加 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) 購入も考えている 保税状態で食品加工をできること 豚肉等、食材 0.1 2~3階でも可 加工工場、冷凍・冷 蔵・低温庫 29 荷主M社 積極的参加 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) 入居期限の制約(最低○年以上)等がない こと 第1期予定地 自動車関連製 品 0.1 2~3階でも可 30 荷主N社 積極的参加 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) 太陽光発電パネ ル関連 0.2 2~3階でも可 無菌、定温・湿度ルーム 31 陸運G社 参加するか 検討したい 公設民営 ( テ ナ ン ト 入 居 ) 冷凍・冷蔵施設 32 税関 0.1 第1期予定地 第1期予定地 進出希望場所 第1期予定地 第1期予定地 第1期予定地 第1期予定地 第1期予定地 第1期予定地 第1期予定地 第1期予定地 第1期予定地 那覇港総合物流センター可能性調査 ヒアリング結果(H25.2月末時点) 必要 施設等 事業参画 意志 主な品目 必要 床面積 (ha) 望ましい事業形態 希望建屋 企業名 主な参画要件等

(10)

(3)導入機能のイメージ ①従来型物流の高度化:保管、積み替え、検査、混載 韓国、中国、台湾等 那覇港 総合物流センター 本土各地へ ②メイドインジャパン製品等による販路拡大・経済活性化拠点 当地区に上記のような組立加工企業を誘致するため、各種優遇制度を活用できる “国際物流拠点産業集積地域“に指定された(H25.2.8指定) 韓国、中国、台湾製 製造業における付加価値例:部品の組み立て、流通加工(検品、動作確認)、ソフトウェアの埋め込み等の最終加工 日本製 世界各国へ 輸出 付加価値 沖縄で考えられる例・・・・・・・ ○電動ミニバイクや太陽光発電パネル機器: 海外で生産した部品と、県産品を組みわせ、 日本製として国内外に販売 ○化粧品(コスメ):モズク等を原料とした県産 品の化粧水を、 海外で生産した特殊な容器に詰め、日本製 として国内外に販売。 ○加工食品:輸入した原料に、黒糖やシークワーサー等の 県産品をブレンドした食品や、県産品の牛・豚の スライス製品を国内外に販売 9

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10 今回実施した32社・グループ等への企業ヒアリング調査(協会、組合、公的機関等含 む)では、総合物流センターにおける希望床面積として、第1期 4.6ha、第2~3期8.2ha、 合計12.8haを把握した。施設の設計(【設計編】参照)では、この希望床面積を目安とし て、対象地区の建坪率や容積率、及びユーザーにとっての利便性(階層)を考慮して、3 階建て(専用区画面積約3.5ha)の規模として検討した。 地区 希望数 希望する形態 希望床面積 第1期 11社・ グループ等 10社・グループ等が公設民営(テナント 入居) 4.6ha 第2~3期 9社・ グループ等 7社・グループ等が公設民営(テナント 入居) 8.2ha 合計 20社・ グループ等 17社・グループ等が公設民営(テナン ト入居) 12.8ha ※グループ企業や協会、組合等の加盟会社の重複を除いた値 (4)建屋の必要規模

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5.事業スキームの検討結果

(1)これまでの経緯 本物流センターに関し、過去2回のPFI事業の事業者募集手続きを実施したが、事業実施には至らなかった。 ・BOO(土地の有償賃借、独立採算) ・公募型プロポーザル方式 ・事業期間:30年 ・業務内容:設計施工,維持管理運営に関する業務 ・主な不調理由:地盤条件が想定より悪く、工費が増大し収益が見込めないこと (2)市場調査 11 企業に対しアンケート及びヒアリング調査を実施した結果は、以下の通りとなっている。 ○個別の民間企業は、自ら大規模な施設整備や、投資を望んでいない ○利用しやすい施設とするため、設計への関与意向はある ○輸入した素材や沖縄県産品を当施設で加工し、海外輸出や県外出荷を展望している企業が複数みられた ○賃貸需要は十分見込める (3)PFI事業不調後の動き ○一括交付金制度の導入 ○国際物流拠点産業集積地域の指定 (4)民活事例の調査 類似施設のPFI事業などについて概要を整理した。 ○独立採算型事業でプロポーザル方式が多い ○港湾の公共性から自治体の出資事例も有 ○プロポーザル方式は時間がかかっているものもある

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12 (5)事業方式の策定方針 (1)これまでの経緯(PFI事業の2回の失敗) (2)市場調査 (賃貸需要はあるが、新規機能導入等の投資やPFI事業への抵抗感) (3)PFI事業不調後の動き (一括交付金の導入、国際物流拠点産業集積地域の指定) (4)民活事例の調査(独立採算性プロポーザル方式は、時間がかかるケースもある) ■ 事業スキームの策定方針 ○早期に確実に完成することができる事業スキーム ○国際物流拠点産業集積地域にふさわしい 政策を反映した新たなビジネスモデルが創出できる事業スキーム ○利用する民間企業の意向を反映した施設づくりの可能な事業スキーム ○コスト縮減を図り、競争力ある施設づくりの可能な事業スキーム ○その他、手続きが煩雑でないなど具体化に向け実現性が高い事業スキーム (6)事業方式の抽出

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13 (7)事業方式の選定 事業スキームについて、民間企業にヒアリングを実施した結果は以下の意見であった。 ①公設民営で実施した方が望ましいと考えること ②計画・設計に関しては、利用者の意見を確認してほしいこと また、企業ヒアリング、これまでの経緯等を考慮すると民間事業で整備する場合、以下の懸念 事項がある。 ➂当面必要な施設の整備(平屋)のみにとどまり、当該土地の有効活用、施設の機能高度化 に対応できないこと ④一部、公的資金を導入しても建設コスト等より賃貸料は4,000円程度/坪(月)となること が想定され、港湾貨物の物流倉庫としては割高となるため、民間事業での整備は厳しい ことが想定されること (ヒアリングでも民間事業での整備は一部、公的資金を導入しても事業計画上厳しいとの 意見であった。) 以上より、一括交付金を含めた公的資金を充当し、直接建設方式により施設整備を図る。 直接建設方式(公設民営) 那覇港管理組合が、一括 交付金を含めた公的資金に より、民間企業の意見を聞き ながら設計を行い、工事発注 する。

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6.総合物流センター入居企業への優遇措置

(1)指定について ○“那覇港総合物流センター”が立地する地区は、平成25年2月8日に 「国際物流拠点産業集積地域那覇港地区」として指定を受けた。 (沖縄振興特別措置法第42条第1項の規定に基づく) ○“国際物流拠点産業集積地域”は立地企業の増加や貿易振興のために指定するものである。立地企業 には、様々な優遇措置がある。 ■国税・地方税の優遇措置 ■関税の優遇措置 ○また、“国際物流拠点産業集積地域“指定による優遇措置ではないが、沖縄県においては人材確保・人 材育成に対する助成がある。 ■沖縄若年者雇用奨励金等の助成 他 ○“那覇港総合物流センター”にテナント入居した企業を想定し、そのメリットを整理する。 (本検討は制度紹介を主たる目的としており、助成金額等を保証するものではない) (2)企業の想定 項目 内容 備考 住所 沖縄県那覇市港町 総合物流センター内 業種 製造業 資本金 1,000万円 従業員 25人 新規採用(35歳未満)は20人 投資規模 3億円 加工機械、梱包機械購入 売上高 2億円 経常利益 1,000万円(利益率5%) ・総合物流センターにテナント入居し、原料輸入→加工→梱包 →出荷を行う ・製品単価:2000円/個、販売個数:10万個 ・2000円×10万個=売上2億円 A社 想定企業A社の概要 14

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(3)優遇制度の試算結果 地域内への新設法人(20名以上雇用)への 10年間の法人課税所得40%控除 ①法人税の所得控除(国税) ②法人事業税の課税免除(地方税) ■売上高 2億円 ■経常利益 1千万円 (利益率5%) 1,000万円を超える設備投資を行った場合、法人事業 税が5年間一部(総従業員に占める新増設設備に従事 する職員の割合)課税免除 ※「法人税の投資税額控除」、「特別償却」を含めた 3制度から選択式 ■資本金 1億円 ■設備投資 3億円 ■総従業員に占める新増設設備従事割合 100% 15 所得控除 課税対象 税率 所得税 優遇措置なし なし 1000万円 25.5% 255万円 優遇措置あり 40% 600万円 25.5% 153万円 差額 102万円 沖縄県に在住する35歳未満の者を3人以上雇用した事 業主に対し、賃金の一部を助成 支給額:1人につき最大120万円 給与の4分の1(中小企業事業主の場合は1/3) ・最長2年間 ③沖縄若年者雇用促進奨励金 ④地域就職者雇用奨励金 ■雇用人数 20人 ■基準給与 185万円/人・・・1/3の61万円が助成対象 雇用開発促進地域(県内全域該当)に居住する求職者3 人以上を雇用 支給額:一定額(40~900万円/年)を支給(3年間) ■設備投資 3億円 ■雇用人数 20人 対象人数 助成額 助成額合計 支援措置なし - - - 支援措置あり 20人 61万円 1220万円 助成額 1220万円 3~4人 5~9人 10~19人 20人以上 300万円以上 1,000万円未満 40万円 65万円 90万円 120万円 1.000万円以上 5,000万円未満 180万円 300万円 420万円 540万円 5,000万円以上 300万円 500万円 700万円 900万円 対象労働者の数 設置・整備に 要した費用 ①~④の経費削減効 果の合計は、 2259万円(初年度1 年間)となる。 投資3億円に対して約 7.5%の経費削減効果 優遇制度の適用による経費削減効果 優遇措置等の種類 削減額 ①法人税の所得控除(国税) 102万円 ②法人事業税の課税免除(地方税) 37万円 ③沖縄若年者雇用促進奨励金 1220万円 ④地域就職者雇用奨励金 900万円 合計 2259万円 課税対象 税率 事業税 優遇措置なし 1000万円 2.7~5.3% 37万円 優遇措置あり 1000万円 免除 差額 37万円 税率は課税対象の金額区分ごとに異なる ⑤関税の優遇措置 選択課税 特定の品目を除き、原料課税か製品 課税かを選択できる。 保税許可手数料の軽減 保税蔵置場等の許可手数料が1/2 に 軽減される。

参照

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