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一 海外における"実践性を強調する"中国語教育モデルについて

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三重大学教育学部 附属教育実践総合 セ ンター紀要

2 009

,

2 9

号,

1 7‑ 21

海外 にお ける "実践性を強調する"中国語教育 モデル につ いて

伊藤 彰男 *・鍾 英華 **・楊 ***・田 ****

国際化が著 しく進 む現代社会 において、 コ ミュニ ケー シ ョンの手段 と しての非母語言語能力 を習得す ることの 意味 は大 き。 これ まで、 いかなる教育方式 によ って習得 させ るか、多 くの研究がな され見解が提示 されて きた。

しか し、非母語言語 を どのように習得 させ るか とい う外国語教育方式 のあ り方 は、現在で もなお重要 な課題 であ る。本研究 で は、非母語言語 を中国語 と し、実践性 を強調 した方式が、効果的であ り有効であ ることを明 らか に す る。①総 合力 と しての言語能力形成 に関わ る二つの能 力系統 ‑ 「聴解会話」系統 と 「読解作文」 系統 一 をい か に結 びつ けるか。②言語習得過程 におけるカ リキ ュラムー教育 内容編成 のあ り方。③ 中国語教育 モデルの設計 につ いて言語習得 の基本 は、「聞 く

「話す

読 む

「書 く」 の四要素 の総合力 と しての言語能力 を形成す るこ とであ る以上の三点か ら、本研究では、児童 とは違 った成人の言語習得過程では、実際の生活 に結 びつ く生 き た生 の言語習得 を重視す る、実践性 を核 と した教育 モデルの構築が重要であ ることを提起す る

キー ワー ド :実践性、聴解会話系統 一 読解作文系統、 カ リキ ュラム編成、母語 一 外国語関係

海外 における "実践性を強調する"中国 語教育 モデルの基本定義

海外 にお ける中国語教育 モデルは、海外 の中国語以外 の言語 を母語 とす る言語環境 において、 中国語 を外 国語 と して教 え る教育 モデル と捉 え るす なわ ち、海外 の中 国語学習者 の要望 に応 じて、系統性 のある教学方式 を展 開 し、質 が高 く且つ効率 の良 い教学の基本 モデルである

海外 にお ける "実践性 を強調す る"中国語教育 モデル は、実践性教学原則 に基づ いて、学習 プロセ スの中 に学 習者 の実践 を強調 す る教学 モデルであ り、実践過程 にお いて言語知識 と言語能力 を育 て、確実 に中国語 を身 につ けるプロセスであ る。海外 における中国語教育 の環境 は、

他 の非母語言語教学 の環境 と同 じよ うに、外 国語 と して の言語環境 の乏 しさ、教員不足、教材 の乏 しさ、実践 の 場 を創 り出す困難 さ、課程編成 の不合理性、 カ リキ ュラ ム体系構築 の問題、 な ど様 々な問題 を抱 えてい るそれ に対 して、標準方式 と認 め られ る教育 モデルを確立 し、

学習者 が求 め る教育 を提供す ることは重要 な ことであ る 一 般 的 に教育 モ デ ル とは、 次 の よ うに指摘 され る

「特定 の教育思 想 と理論 を基 に、典型 的且つ標準化 され た教育又 は学習方式、す なわ ちモデルであるカ リキ ュ ラム、教材、教育活動 の規範 を創 り出す ことは、教育思 想 と教育理論 を示す有効 な道 であ り、 その教育 モデル と 操作 の基準 の重要性 は、 中国語教育 の国際化 が進 む とと もにます ます明 らか とな るであろ う

。 」

(馬箭飛、2004)

*三重大学 国際交流 セ ンター客員教授

**天津師範大学 国際教育交流学院院長 ・教授

***天津師範大学 国際教育交流学院副院長 ・講師

****天津師範大学 国際教育交流学院 ・講師

近年、 多 くの研究者が、 国際学生 の立場 か ら、外 国語 と しての 中国語 教育 の基 本 モデルに関す る研 究 を進 めて きている例えば、 フランスのJ

elBel l as s e n

(白楽桑)氏 が提 起 した "中国語 再 循環 教 育 モデル

( Chi nes eRec y‑

cl ed

、2

002)"

、 中国の研究者 馬箭飛氏 の "中国語 交際任 務教育 モデル

( 2000)' '

、 北京大学 の李 暁瑛氏 が提起 した

"単語 一文法教育 モデル

( 2 00 4)"

、天津 師範大学 の孟 国 氏 、 王 埠 氏 、 鍾 英 華 氏 が提起 した "生 視 聴 教 育 モデル

(1 997)"な どが挙 げ られ る

世 界全体 の国 際化 に伴 うコ ミュニケーションの増加 に従 って、外国語 としての言語 は、

交流 の架 け橋 として役立つ一方、 言語 を通 した文 化 につ いての 自 らの理解 と体験 は、特 別 の親近 感 と現実性 を持 ち、 数 へ きれない価値 を付加す るであろうその意 味 と 価値が多 くの人 たちに認識 され、欠かせないコ ミュニケー ションの手段 として認 め られた。従 って、教育 モデルにつ いての研 究、 特 に、 教育 モデルに内在す る教育 規律 の立 ち入 った研 究 は、 中国語 が外 国語 教育 の領 域 において解 決すべき学術上 の急務のテーマである。

海外 にお ける "実践性 を強調す る" 中国語教育 モデル の研究 は、従来 の カ リキ ュラム体系 の理論 と実践、言語 知識 と応用 の間のつ なが りが切 れて い る現状 にメスを入 れ ることで あ る"実践性 を強調 す る" 中国語 教学原則 の特色 は、長期 の実践 を基 に新 たな教育 モデルを探究 し、

外 国語 と しての中国語教育活動 に対す る理論 と応用 の促 進 に寄与 す ることにあ る。一つ の特色 あ る立場 か ら、 中 国語教材 の編集 に理論 的基礎 を提供 し、言語習得理論 を 豊 か に し、 自然状態 の下 に外 国語学習過程 にお ける母語 の負の転移 の影響 を取 り除 く上 で、理論 と実践経験 の両 面 か ら貢献す ることにある。

なお、母語 と学習言語 との関係 に関わ って は、次 のよ

(2)

伊藤 彰男 ・ 鍾 英華 ・楊 葡 ・田

うに捉え用 いることにす る。既 に獲得 している言語 の規 則 を学習 してい る他 の言語 に適用す ること、 これを 「 移」 と呼称す る。 「転移」 によ り学習言語 の理解が しや す くな ることを 「正 の転移」 といい、 「積極的転移」 と 呼ぶ。反対 に 「転移」 によ り学習言語 の理解が妨 げ られ た り、 あるいは間違 って理解 した り使用 して しまうこと を 「負の転移」 と呼ぶ ことにす る。 「負の転移」 の こと を 「干渉」 と言 うこともある。

海外 にお ける "実践性 を強調 す る" 中国 語教育 モデ ルの言 語能 力要 素 につ いての教 育構想

外国語教育 に関 して、数多 くの成功 している教育流派 が挙 げ られ る。例えば、"直接法"、"構造法"、"機能法''

"機能構造法"等 々であ る。 各流派 は、一定 の歴史段 階 と言語環境 の下 で、外国語教育 に対 して欠かせない重要 な役割を果た して きた。言語学習の手段 と方法が歴史的 制約 を乗 り越 えた現在、新 しい言語学習条件の下 にある 言語学習者が伝統 的な外国語教育 と学習方法 に沿 って学 ぶ とすれば、現実条件下 の優位性 を見失 って しまい目的 を達成で きないことにな るに違 いない。現代技術条件 の 保障の下で、人 び とは、長 い間、待 ち望んでいた真実の 学習環境 で外国語 を学ぶ ことが、一定の教育 モデルを通

して実現できるよ うにな った。

1

.外国語聴解訓練

伝統的な従来 の聴解練習 は、 テープ レコーダーで会話 教材 を放送す ることによ って行 われ る。 しか し、現代の 技術条件下で、新 たな手段で訓練 を展開す ることが可能 とな った。すなわ ち、

(1 )

イ ンターネ ッ トを通 じた一対 一 の生聴解訓練、

( 2 )

イ ンターネ ッ トで提供 されている 外国語 ラジオ放送、

TV

番組 の音声材料、

( 3)

イ ンター ネ ッ ト電話

( s ky l i f e )

を使 っての言語 の実践練習、

( 4)

実 際の文化 的背景 を も りこんだ外 国語

TV

ドラマ、 映 画、 イ ンタ ビューな どを記録 した

DVD

( 5)

常 に携帯 して利用 ので きる便利 な

MP3

、MP4を活用 した電子視 聴教材、である。

2.

外国語会話訓練

従来の伝統 的な会話訓練 は、実際の会話環境 を模倣 し 編集 した教材 を使用 して、学習者 に練習 させ ることであ る。 だが、 ほん とうに自然 な会話環境での訓練形式 は、

海外では様 々な制約がある。現在、 このような制約 は、

国際企業でのイ ンター ンシップや海外留学生 との交流、

また、現代技術 を利用 して開発 された学習機器、実践性 を もつカ リキ ュラム体系 の編成 な どによ り改善 しつつあ る。

3.

外国語閲読訓練

従来の閲読訓練の材料は、教科書や補助読み物、新聞、

書籍 な どで構成 され る。 しか し、教科書 の真実性 の乏 し さ、又、海外 での閲読材料収集の難 しさとい った問題 を 抱えている。現在の技術条件下で、閲読資料の取得源 は、

大幅に拡大 した。すなわち、

(1 )

イ ンターネ ッ トによ り、

各種原版 の読 み物 を手 に入れ ることが容易 にな った。 た だ し、重視 されなか った り十分 に採 り入れ られていない。

学習者 の 目的によって、 イ ンターネ ッ トで検索 しダウン ロー ドした材料 は、基本的に学習者 の閲読 と分析 を満足 させ、外国語 閲読 の範囲を幅広 く拡張す ることになるだ ろう。閲読資源 の十分な利用 は、教育体系設計 において 鍵 とな る問題 と思 われ る。教師の閲読指導、授業 中の教 育的配慮、教育思想の認識な どは、学生 が閲読資源 を十 分 に利用 で き るか どうかの決定 的な重要要素 で あ る。

( 2 )学生 に とって原版の閲読 は、言語 に内在的な構造、

言葉 のスタイル、素材 の豊か さな どを味わえ る有効 な学 習である。 しか し、外国語学習者 にとっては、限 られた 語嚢数 に妨 げ られて、大量 の時間が単語 の意味探 しに費 や されて しま う。 この間題 による閲読数 の量的減少、学 生 の閲読 に対す る興味の喪失 な ど、外国語 の総合能力の 向上 にマイナス影響が出てきている。現代 の技術条件 に 支え られて、外国語 としての中国語閲読方式 には、 いろ ん な選 択 肢 が あ る。 学生 が 中国 中央

TV

( CCTV.

COM)

、 中央人民 ラジオ放送局

( CNR.CN)

のホーム ペー ジに登録すれば、新聞や番組の材料 を読 みなが ら閲 読文字 と対応す る音声 も聞 くことができる。同時に、ネ ッ ト上 の文字 を閲読 し翻訳 ソフ トを使用 して、語嚢 の意味 理解 を可能 にす る このように して、学生 は、閲読効率 を高 め、閲読 の魅力 を増長 させ ることになるだろう。

4.

外国語作文訓練

伝統的な作文訓練 は、教師が指定 した範囲 に作文条件 を決 め、説明 された文体 の仕組み と作文技術 に沿 って、

作文 を完成す る実践過程である。 このような練習 は、 日 常の実際の作文、特 に職場 に求め られ る作文能力 とあわ ない点 も存在 している。作文要領、能力、言葉使 い、構 成の仕組 み、又、作文 スタイルな どの訓練 を強化 し、実 際の必要 に応 え る能力を向上 させ ることがポイ ン トとな るだろう。 この間題 の解決 は、理論指導 によ り効 き目を 現わす方法ではな く、 はっき りした 目標 の上 に実際の任 務 を与 えて、学生 に練習 させ ることに価値 をお く実践性 を強調す る作文訓練である。 このような作文練習 は、学 生 の成功意識 を高 め、学習の熱意 を強 め、無意味な模倣 を避 けることになる。

一方 それ以外 に も、 イ ンターネ ッ トのサポー トを通 し

( YAHOO.COM

,

SI NA.COM

等)、 文 章 を翻訳 す る技術 もえ られ る。 この条件では、外国語 で文章 を作文

(3)

海外 における ̀̀実践性を強調す る" 中国語教育 モデルについて

す る過程での根本的な問題 を解決できない。 しか し、言 語能力が不足 している段階で、単語 と言葉 の数量 を増や す一つの手段 と して、時間を節約 し効率 を高める道 とな ると考 え られ る。

I

」 海外 における "実践性を強調する"中国 語教育 モデルの システム設計

海外 における "実践性 を強調す る"中国語教育 モデル は、現代 の技術条件 を利用 して、 "実践 しなか ら学習す る"環境 を創 り、教師の指導、 カ リキュラム体系の編成、

学生の実践 の強調、評価 と実践 のつなが りな どを含 めた 総合的なモデルである このモデルの枠 内で、教師の教 授段取 りは、外国語学習の内在的な習得規律の下 に、又、

中国語学習 を実践 の一環 に向け押 し進 める前提 となる教 育理論 の下 に、 カ リキ ュラムの編成、教育 内容の構成、

実践環境 の設定、実践成果の評価 と単位の認定、現代技 術 の利用 な ど、体系的で一環 させて行 うことによ り実現 できることとなる。

1.海外 における "実践性を強調する"中国語教育 モデ ルは、 内在的な習得規律の把握を重視する

長 い間、人 びとは、外 国語学習 の早期習得を重視 し、

成人の習得過程 を軽視 してきた。児童 の言語学習 は習得 を主 とし、成人 の学習 は学習 を主 とす ると考え られてき た。 しか し、外国語 の実際能力 と目標 レベルは、知識 の 学習だけに解消できない ことである。成人 は、 日進月歩 の新 しい概念、新 しい語嚢、新 しい言葉 の特徴 に直面 し て、外国語能力 と母語能力 で表現 できるところとな り、

主要 には習得 の過程で獲得す るのである実践的環境 を 踏 まえた習得過程 は、従来 の単調 な言語知識だけの学習 環境 に比べて、言語 を身 につ ける上 で優位である。

児童であると成人であるとにかかわ らず、習得の過程 は系統的である。誰で も一つの言語習得の過程 における 系統 の隔た りを避 けることはで きない 。 す なわち、"聞 ぐ'か ら "話す" までの "聴解会話"系統 と "読む"か ら "書 ぐ'までの "読解作文"系統 である。"聴解会話"

系統 と "読解作文''系統 のバ ラ ンスは、言語 レベル上 のバ ランスである。個人 によって このバ ランスの とらえ 方 は一様ではない、 ということを観察す ることができる。

例 えば、

(1 )話 し上手だが字 を知 らない人 の場合。 これ

は、「聞 くと話す」能力が高 いのに対 して、「読む と書 く」

能力が弱 い現象であ り、"聴解会話''系統 と "読解作文'' 系統 のバ ラ ンスが崩 れて る証 明の一つであ る

。 ( 2 )請

がで きない外 国語学習者 の場合。 「読 む と書 く」能力 が 優れているけれ ども、外 国語 を話せない、外国語ニ ュー スを聞いて も分か らない とい う現象である。 これ も系統 のバ ランスが崩れたケースである。以上 の例 に示 したよ

うに、言語学習 の過程 においては、"聴解会話"系統 と

"読解作文''系統 の間 には独立性 と不均衡性があるとい うことである

"聴解会話"系統 内部 には、研究の価値があ る規律が 存在す る。児童 の言葉能力 は、沢山聞 くことの基礎 の上 に形成 された ものである。最初、話せ る言葉 の数 が少 な いけれ ども、意味の分か る言葉の数 はすでに多 い。 これ は、"聞 ぐ'が "話す" よ り先、又、"強 い" とい うこと の証拠ではないか。外国語学習者 にとって、話せ ること は大体聞いた ことであ り、聞いたことがない言葉 は表現 できないのが一般的ではないだろうか。

"読解作文''系統 内部 に も類似の規律がある書 ける 文 は、読んだ ことがあるのが普通である。文章 を読 めな い人 は文章 を書 けないだろう言語習得規律か ら見れば、

"読 む"は "書 ぐ'よ り先であ り、強 いのである。

"聴解会話"系統 と "読解作文"系統間のバ ラ ンス、

又、 その系統 内部 のバ ラ ンスは、"実践性 を強調す る'' 中国語教育 モデルにあ って、又、成人の言語習得 の潜在 力 を兄 いだす過程 において、特別 に重視す るべ き点であ る。 この二つの系統 のバ ランスと連係 に配慮 し、又、学 生 の要望 と興味を考慮 して、バ ランスと整合性 をはか ら ねばな らないのである。

成人の潜在的な言語能力を最大限に開発す るには、学 習者 の根本的な要求 と学習の特徴を重視 しなければな ら ない。成人 の外国語学習の動機 は、職場で運用 できる一 つの ツールを身 につ けることにあると観察 され るした が って、実践 内容がある習得過程 は、学習者 の根本的な 要求 を満た し、又、言語能力 の向上開発への道である。

"実践性 を強調す る"中国語教育モデルは、 システム上 か ら、 "聴解会話''系統 と "読解作文''系統 間のバ ラ ン スと内部バ ランスを総合的に把握 して、必要 な実践環境 を提供 し、成人の外国語学習条件を改善 し、 よ り整 った 体系的な言語教授方式ではないか と考 え られ る

2.海外 における "

実践性を強調する"中国語教育 モデ ルのカ リキ ュラム と教育内容の構成

カ リキ ュラム編成 と教育内容の構成 は、 内在す る習得 規律把握 の基礎 の上 に、組み立て られ る計画 である リキ ュラム編成で は、 "実践"の位置 を特別 に強調 し、

現代技術手段 を利用 して、学生 の 「聞 く、話す、読 む、

書 く」の総合的実際能力を養成する。実践を含むカ リキュ ラムの比率 は

7 0%以上 と設定す る。 教育 内容 は、 実 際

的な視聴教材、実際的な会話訓練、刊行物 な どを主要 な 教材 内容 として、学生指導の過程で実践 しなが ら学 ばせ、

実践 中に問題 を発見 し、学んだ知識 を運用 して問題 を解 決す る。又、足 りない部分 を認識 し学んだ知識 を検証す る過程で もある。学生 の勉学意識を励 ま し、間違 いを恐 れ ることな く引き続 き挑戦す る勇気を持 って、言語運用

(4)

伊藤 彰男 ・ 錘 英華 ・楊 燕 ・田

能力 の経験 を積み重ね実践能力 を鍛錬す る教育内容の 構成 で は、 演習実践 は

1 0%前後 の単位 と し、 学生 の学

業完成の必須条件 として実践段階を促進 し、実践の効果 を評価す る。例えば、指定 した ウェブサイ トでの聴解練 習、指定 したウェブサイ トでの閲読練習、指定時間に目 的語 国の留学生 との会話練習、規定 された文体 と文字数 での作文完成等 々である 又、 カ リキュラム体系の中に、

実践科 目に合致 した弁論大会や聴解、会話、閲読、作文、

文字入力、職場 中国語 コンテス トな どの競争活動 も設 け て、優勝 した者 には相応の単位 を与 え る。 このように実 践 を奨励 し実践環境 を創 りだ しなが ら、学生 の実際の言 語能力 を向上 させ る道 を開いてい くことである。

3.

海外 における "実践性を強調する"中国語教育モデ ルの実践活動の準備 と実践成果の評価

海外 における "実践性 を強調す る"中国語教育 モデル は、実践活動 とその成果 に対す る評価が とて も大事 なポ イ ン トである。 カ リキ ュラム体系 の中に、実践 の理念を 実現す るためには実践活動のサポー トが必須条件 となる。

パ ソコンやイ ンターネ ッ トの他 に、会話 内容を記録 し、

繰 り返 し練習できる専用語学学習機器 (天津師範大学国 際教育交流学院 は、"実践性 を強調す る" 中国語教育 モ デルに対応 した学生用学習機器 をすでに開発 した。)、学 生実習の受 け皿、指定す るウェブサイ トの整理、海外 中 国人留学生 団体 との連携、教師のイ ンターネ ッ ト上 の言 語資料 に対す る研究 と指導、7

0%以上 の実践教育 内容の

設定、競争意識 を高める言語技能 コンテス ト、

1 0%の実

習単位 な どの内容を、実施す ることが必要である。実践 カ リキ ュラムの開設のために、発音、文法 に関す る授業 は、講義、誤 りの訂正、知識構造 の組 み立てな どを重点 として力 を入れ、理論か ら理論 に至 る伝統的なモデル と 区別す る特 に文化的背景 を含 む授業教材 は、学生 を喜 ばせ る時代感があ り、言語習得 の正 の転移規律 に上手 く 利用できる。例えば、 日本人学生 に対 して、学生が好む 日本 のアニ メ作品を選んで、字幕 と中国語会話の中国語 版 を見せ特定の画面 と背景 の下 に、従来 している日本語 の会話 内容 と文化が 自然 に中国語へ転移 し、 中国語の表 現方式 を積極的に受 け入れ学 び とることができる。 この ような正の転移 (積極的転移 と呼ぶ)を十分 に利用 して、

外国語学習 の効率を高 め、実践的 に言語能力の向上がは か られ ることになるであろう。

実践成果の評価 には、実践科 目の単位 と実習単位を含 めている学生が実践 を通 して獲得 した実際的な言語能 力 と言語応用 レベルが、評価の重点である。特 に、言語 表現に関する各種コンテス トは、学生の学習にプレッシャー を与 え ると同時に動力 ともな る。試験 の代わ りにみんな の前 に公開す るとあ って、学生 と教師間の対立 (試験 の ため)を避 けうる積極的な評価方式である。評価の旨は、

学生 が実践 に参加す る度合 い (多 いか少 ないか)、学生 が実際的な能力 を高 めているか否か、教育効率が向上 し ているか どうか、 な どに重点が置かれ る

海外 にお ける "実践性を強調する''中国 語教育モデルに関する認識

外国語 と しての中国語教育の中心 は、 中国語 の応用能 力 を育成す ることである。実際的な中国語学習環境 を創 り、 中国語学習 と中国語使用の雰囲気を創 り出す ことに よって、学生 に実践 の中で生 きた生 の言葉を学 ばせ、言 葉 に対す る感覚 を育 て るこれは母語 による負の転移 を 取 り除 き、成人が言語習得す る際の潜在能力を兄 いだす もっとも有効 な道 である。例えば、英語 を母語 とす る場 合。「私 は、教室で中国語 を学ぶ。」 は、我在教室学習漢 語。 であ るが、我学習漢語在教室。 とな り、「教室で」

と い う場 所 を 表 す 表 現 を ど こ に置 くか 母 語

Is t udy Chi ne s ei nt hec l as s r oom.

に引 きづ られ 目的語 の後 に置

く誤 りであ る。 日本語 の場合。 「私 は、パ ンを一つ食べ る。」 は、我吃一介面包。 であるが、我吃面包一介。 と な り、数量詞が名詞 の前 に来 るという位置が間違 ってい る。 これが 「負の転移」 である。 自然な環境 の中で中国 語 を学ぶ ことによって、留学生の中間言語 の生成 を最大 限に防 ぐことができ、母語 と外国語 との 自然な転換 ( 極的転移) の実現率 を高 めることができる。 中国語学習 の過程 にある "イ ンプ ッ ト" と "アウ トプ ッ ト"の二つ のルー トを結 びつ け、「イ ンプ ッ ト」 と 「アウ トプ ッ ト」

の相互の転換 を中国語 の学習過程 に用 いることは、 中国 語水準を高め、応用能力を向上 させ る重要な手段である。

学生 の 「聞 く

話す

読 む

書 く」 の四技能 の総合 的な運用能力 と均衡 の とれた発展を育成す ることは、外 国語 と しての中国語教育 の基本的任務である。

私 たちの研究 目標 は、海外 における中国語教育 の有効 な道 を明 らか にす ることである中国語教育 は他 の外国 語教育 と同 じような問題 に直面 している。私 たちの主張 は、実践 を通 じて、歴史的に構成 された社会的共有 とし ての記号体系である言語 (

l angue)

か ら、実践 的な言語 表現行為 であ る言

( par ol e)

に移 り、 さらに言語 に戻 っ て言語能力 を上昇 させ る、 す なわ ち、 "

( par ol e)

言語

( l angue)

‑言

( par ol e)

" とい う成人 の言語 習得 モデルを実現す ることである海外の外国語教育専 門家 の意見 を得なが ら、海外 における外国語教育の教育効率 を向上 させ るために、運用可能で有効 なモデルを探求 し たい と考 えている。

(5)

海外 における "実践性を強調す る"中国語教育モデルについて

[参考文献]

1

.

「21

世紀 に向けた中高級 中国語研究生 を育 て る目標 とスタ ンダー ドの教育 アプローチ

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2001

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(中国語原文か らの 日本語訳は、楊蕨 と伊藤が担当 した)

参照

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