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研修1
外国語教育についての理解を深める
○研修のねらい
「研修1」では、外国語教育の基本的な内容について理解を深めます。外国語教育を通 して、児童にどのような力を身に付けさせるのかなどについて考えます。そのためには、
学習指導要領を丁寧に読み、目標や内容等を理解することが大切です。その際、外国語活 動と外国語科の接続、さらに中学校への接続を意識し、その違いを明らかにしながら読み 解いていきます。
学習指導要領改訂の背景と要点
○現行学習指導要領(平成20年改訂)
・ 社会や経済のグローバル化の急速な進展により、学校教育において外国語教育を充実 することが重要な課題
・挨拶、自己紹介等の初歩的な外国語は小学校段階での活動になじむもの ・中学校に入学した段階で4技能を一度に取扱う点に指導上の難しさ 等 →小学校第5・6学年に外国語活動を導入
〔成果〕
・小学校第5・6学年児童の高い学習意欲 ・中学生の外国語教育に対する積極性の向上
〔課題〕
・ 小学校段階において音声中心で学んだことが、中学校の段階で音声から文字への学習 に円滑に接続されていない。そのため、中学校に進学した後に、生徒はそれまでの学 習内容が十分に理解できず、発展的に生かすことができない状況がある。
○新学習指導要領(平成29年改訂)
現行の学習指導要領の成果・課題を踏まえ、中学校への接続を図ることを重視し、下記 のように改訂
・外国語活動を中学年に導入
→現行の学習指導要領において第5・6学年で取り扱っていた外国語活動を中学年か ら導入(年間35時間)
「聞くこと」、「話すこと」を中心とした活動を通じて外国語に慣れ親しみ、外国語 学習への動機付けを高める。
・教科としての外国語科を高学年に導入
→現行の学習指導要領において第5・6学年で取り扱っていた外国語活動を高学年か ら教科学習として導入(年間 0時間)
発達の段階に応じて段階的に「読むこと」、「書くこと」を加えて総合的・系統的な 指導を行う。
解説編
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新学習指導要領の外国語活動・外国語科の目標
○「何ができるようになるか」、「何を学ぶか」、「どのように学ぶか」
新学習指導要領においては、現行の学習指導要領の目標を深化・発展させ、中学年では
「コミュニケーションを図る素地となる資質・能力」、高学年では「コミュニケーションを 図る基礎となる資質・能力」の育成を目指すこととしています。
【学習指導要領における外国語活動・外国語科の目標】
外国語活動(第3・4学年) 外国語科(第5・6学年)
第1 目 標
外国語によるコミュニケーションにおける 見方・考え方を働かせ、外国語による聞くこ と、話すことの言語活動を通して、コミュニ ケーションを図る素地となる資質・能力を次 のとおり育成することを目指す。
第1 目 標
外国語によるコミュニケーションにおける見 方・考え方を働かせ、外国語による聞くこと、読 むこと、話すこと、書くことの言語活動を通して、
コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力 を次のとおり育成することを目指す。
○外国語教育を通じて育成を目指す資質・能力
子供たちの発達の段階に応じた「外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え 方」を働かせながら、外国語教育における「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力等」、
「学びに向かう力・人間性等」の三つの資質・能力を育成する必要があります。
【学習指導要領における外国語活動・外国語科において育成を目指す資質・能力】
外国語活動(第3・4学年) 外国語科(第5・6学年)
「知識・技能」
(1 )外国語を通して、言語や文化について体 験的に理解を深め、日本語と外国語との音 声の違い等に気付くとともに、外国語の音 声や基本的な表現に慣れ親しむようにする。
「知識・技能」
(1 )外国語の音声や文字、語彙、表現、文構造、
言語の働きなどについて、日本語と外国語との 違いに気付き、これらの知識を理解するととも に、読むこと、書くことに慣れ親しみ、聞くこと、
読むこと、話すこと、書くことによる実際のコ ミュニケーションにおいて活用できる基礎的な 技能を身に付けるようにする。
「思考力・判断力・表現力等」
(2 )身近で簡単な事柄について、外国語で聞 いたり話したりして自分の考えや気持ちな どを伝え合う力の素地を養う。
「思考力・判断力・表現力等」
(2 )コミュニケーションを行う目的や場面、状況 などに応じて、身近で簡単な事柄について、聞 いたり話したりするとともに、音声で十分に慣 れ親しんだ外国語の語彙や基本的な表現を推測 しながら読んだり、語順を意識しながら書いた りして、自分の考えや気持ち等を伝え合うこと ができる基礎的な力を養う。
「学びに向かう力・人間性等」
(3 )外国語を通して、言語やその背景にある 文化に対する理解を深め、相手に配慮しな がら、主体的に外国語を用いてコミュニケ ーションを図ろうとする態度を養う。
「学びに向かう力・人間性等」
(3 )外国語の背景にある文化に対する理解を深め、
他者に配慮しながら、主体的に外国語を用いて コミュニケーションを図ろうとする態度を養う。
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研修1
外国語教育についての理解を深める
○事前に準備する物
・小学校学習指導要領解説 外国語活動編(文部科学省 平成29年7月)
・小学校学習指導要領解説 外国語編(文部科学省 平成29年7月)
・中学校学習指導要領解説 外国語編(文部科学省 平成29年7月)
・研修1「解説編」(P18、19) ・演習シート(P80、81)
○研修の留意点
・ 学習指導要領改訂の趣旨、目標、育成を目指す資質・能力及び内容について、現行の 学習指導要領との比較を通して理解を深めること。
・グループでの演習を通して学習指導要領等を読み深めること。
○研修例(45分)
時間 研修項目 研修内容 使用する物
10分 ○ 学習指導要領改訂の背 景 と 要 点、 外 国 語 活 動・外国語科の目標を 理解すること。
○ウォームアップを行う。
○研修のねらいを伝える。
○ 学習指導要領改訂の背景と要 点を説明する。
○ 外国語活動・外国語科の目標 を比較し、それぞれの特徴を まとめて、共有する。
・本書P18、19
・小学校学習指導 要領解説 外国語活動編 外国語編
・中学校学習指導 要領解説 外国語編 30分 ○ 外国語活動・外国語科
で育てる資質・能力を 理解すること。
○ 外国語活動・外国語科におい て育てる資質・能力の三つの 柱について比較し、それぞれ の特徴をまとめて、共有する。
【活動例】
・グループで考える時間:20分
・ まとめたことを共有する時間
:10分
・演習シート P80、81
5分 ○研修を振り返ること。 ○ 外国語活動・外国語科共通で 求められていること、又はそ れぞれで求められていること 等について共有する。
研修の実際編
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○研修例(15分①)
時間 研修項目 研修内容 使用する物
15分 ○ 外国語活動・外国語科 の目標を理解すること。
○ 研修のねらいを伝える。
○ 外国語活動・外国語科の目標 を比較し、それぞれの特徴を まとめる。
・ 相違点に下線、類似点に波線 を引くなど、それぞれの特徴 を分かりやすくする。
・本書P19
・小学校学習指導 要領解説 外国語活動編 外国語編
○ 外国語活動・外国語科 の目標で気付いたこと を共有すること。
・ 外国語科には、「読むこと」、「書 くこと」が加わっていること 等を共有する。
○研修例(15分②)
時間 研修項目 研修内容 使用する物
15分 ○ 外国語活動・外国語科 において育てる資質・
能力を理解すること。
○研修のねらいを伝える。
○ 外国語活動・外国語科におい て育てる資質・能力の三つの 柱について比較し、それぞれ の特徴をまとめる。
・ 三つの資質・能力別でグルー プに分かれ、相違点に下線、
類似点に波線を引くなど、それ ぞれの特徴を分かりやすくする。
・本書P19
・小学校学習指導 要領解説 外国語活動編 外国語編
○外国語活動・外国語科にお いて育てる資質・能力で気 付いたことを共有すること。
○外国語活動は、基本的な表現 に慣れ親しむようにすること 等を共有する。
外国語活動(第3・4学年) 外国語科(第5・6学年)
外国語によるコミュニケーションにおける見方・考 え方を働かせ、外国語による聞くこと、話すことの言 語活動を通して、コミュニケーションを図る 素地 と なる資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え 方を働かせ、外国語による聞くこと、 読むこと 、話す こと、 書くこと の言語活動を通して、コミュニケーシ ョンを図る 基礎 となる資質・能力を次のとおり育成す ることを目指す。
記入例
外国語活動(第3・4学年) 外国語科(第5・6学年)
(1)「知識・技能」
外国語を通して、言語や文化について体験的に理解 を深め、日本語と外国語との 音声の 違い 等に 気付く とともに、外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しむ ようにする。
(1)「知識・技能」
外国語の音声や文字、語彙、表現、文構造、言語の働 きなどについて、日本語と外国語との違いに気付き、こ れらの知識を理解するとともに、読むこと、書くことに 慣れ親しみ、聞くこと、読むこと、話すこと、書くこと による実際のコミュニケーションにおいて活用できる基 礎的な技能を身に付けるようにする。
記入例