これらの情報を聞く文書で読むなどして理解すると暴露することになりますねこの絵を見た場合はそれだけで暴露します暴露したシーンを含めて 3 シーンが経過すると対象に情報災害の秘密が配られることになります

(1)

インセインSCP シナリオ「にゃんこハザード」このシナリオは、プレイヤーの立場がそれぞれ敵対している上で協力しないといけない特殊型となっています。PL の立ち回りと情報災害や狂気の効果により、バトルロワイヤル型から協力型まで幅広い展開をする可能性があります。 ●シナリオの舞台日本某所にある財団の日本支部「サイト-8120」が舞台です。PC たちは、サイト全体に蔓延した情報災害を収容するために奔走することになります。 ●背景シナリオの開始時点で、サイト-8120 全体に情報災害に暴露しています。職員たちにミーム汚染の徴候が現れたのはシナリオ導入時ですが、その時点でPC2 もすでに暴露しており、ミーム汚染の潜伏によって2 次感染を周囲に振りまくことができる状態です。また、サイト-8120 には現在、この新しく財団に確保された SCP-040-JP をめぐって２つの要注意団体勢力のエージェントが入り込んでいます。特に、SCP を利己的に利用しようとする「カオスの反乱」エージェントにSCP-040-JP が奪われれば、情報災害は外部に広がり、収容不可能になってしまう可能性もあります。 ●プレイヤー人数このシナリオのプレイヤー人数は３人です。 ●リミットこのシナリオのリミットは３です。 ●狂気インセインから【血への渇望】【絶叫】【怪物】【記憶喪失】【闇からの祝福】、インセイン２から【憑依】【誇大妄想】、インセインSCP から【上層部の腐敗】【連絡】【破壊衝動】【露出】【神経質】を 1 枚づつ用意してください。 ●プライズこのシナリオにはプライズとして「ねこの絵」「インシデントレポート-040-JP-00-1」があります。 ●SCP-040-JP このSCP による情報災害には井戸小屋の井戸の中を直視することで暴露しますが、暴露した対象から情報災害の内容を見聞きすることで、2 次的に暴露が拡散されていきます。情報災害に暴露した対象は、暗がりや物陰に奇妙な生物「ねこ」を視認します。・トリガーこの情報災害は「ねこ」の詳細を見聞きする、もしくは「ねこ」の絵を見ることで暴露します。以下の内容を満たすことで、その詳細を知ったことになります。１．「ねこ」の容姿（毛が無く造作のない顔、人間のような二つの目が付いた動物）。２．どの方向から見てもこちらを真っ直ぐ見つめてくる様に見える。３．暗がりや物陰に「ねこ」がいる。

(2)

これらの情報を聞く、文書で読むなどして理解すると暴露することになります。「ねこ」の絵を見た場合は、それだけで暴露します。暴露したシーンを含めて3 シーンが経過すると、対象に「情報災害」の秘密が配られることになります。アビリティの効果やレポートなどで「情報災害」の秘密が公開された場合、2 次感染が引き起こされます。しかし、その効果が発揮されるのはそのシーンを含めて３シーン後になります。その猶予に PC たちは自由に対策を練ることができます。PC2 は最初から暴露しているので、導入シーンが終わったあと、２シーンが経過すると「情報災害」の秘密が配られます。この情報災害を無効化するにはクラスB 記憶処理が有効です。 ●レポートシート初期情報インシデントレポート：040-JP-00 ・分類番号／SCP-040-JP ・オブジェクトクラス／Euclid 現在、SCP-040-JP と正式にナンバリングされたこのオブジェクトについて、収容プロトコルが検討されています。オブジェクトが移動不可能と思われることから、SCP-040-JP に覆いかぶせるような収容棟の建設が提案されます。 SCP-040-JP の井戸の内部を直接視認した対象にはミーム汚染が認められるため、井戸に蓋と重しをし保安職員による遠隔監視することによって暫定的な対応をしています。概要：SCP-040-JP は、██ 県の旧██ 村に放置されていた、井戸小屋です。小屋は木造で、幅約 5m、奥行き 4m ほどの平屋です。小屋の中央には古い年代に造られたと推測される石造の井戸が存在し、真っ直ぐ地下へと続いています。井戸は異常に深く、探査機による調査でもこの井戸が何処まで続いているのかは未だ不明のままです。・要SCP-040-JP クリアランスレベル３プレイヤー資料：インシデントレポート-040-JP-00-1 参照 ●エネミーデータ「浦桐研究員」は「カオスの反乱のスパイ」のものを、「偽エージェント猫宮」は「カオスの反乱のテロリスト」にアビリティ【装甲】を追加したものを使用します（共にインセインSCP の p204）。 ●導入フェイズ・シーン１ PC1 はサイト-8120 のリラクゼーションルームを改装した猫カフェを利用しています。黒猫のヤマト、白猫のシロ、三毛猫のミケ、キジトラのココという4 匹の猫がいて、猫耳の装飾を付けた若い女性職員が給仕をします。彼女はエージェント猫宮です。「猫之宮へようこそ！ゆっくりしていってくださいね！」「一番触らせてくれるのは･･･ミケかなぁ？ヤマトは落ち着いてます。シロは気難しくて、ココは聞かんぼうですかね！？おやつをあげるときは注意してください！」

「普段はSweet Cat Paradise って近くの猫カフェに出向してるんです。割引券あげますね！あっ･･･財団職員にはあんまりあげちゃいけないんだった。･･･えへへ、内緒ですよー？」

(3)

・シーン２ PC ２は新しくナンバリングされた SCP-040-JP の評価実験について、数名の研究員と会議を行っています。目の前には眼鏡をかけた神経質そうな研究員がおり、彼は浦桐研究員です。浦桐研究員は、SCP-040-JP の井戸について、写真媒体での暴露実験を説明します。インシデントレポートと初期情報を公開します。「資料の通り、SCP-040-JP 井戸内部を直視するとミーム汚染が認められる。カメラ映像による視認については今のところこの効果が認められないが、今回は写真媒体についての評価を実施したい。これにはD クラス職員を起用する」「対象に井戸の中の写真を見せ、反応をモニタリングする。インタビューは私が行い、諸君には立会いと観察を行っていただきたい。」「もしこのSCP オブジェクトが 2 次感染を引き起こさないという評価が下されれば、財団による収容は井戸小屋を覆うサイトの建設で達成されるだろう。諸君らの仕事は人類の存亡に関わる崇高なものだ。心して臨んでいただきたい」シーン３ PC3 は実験用の小部屋にて、浦桐研究員と対峙しています。刑務所の面会室のようなつくりで、相手側の多くのものは見えません。また、PC2 と数名の研究員がこの様子をモニターしています。 PC3 の前に一枚の茶封筒が渡され、中を見るように指示されます。PC3 には事前情報は特に与えられません。中身はSCP-040-JP の井戸の中の写真ですが、これに特別な効果はありません。「ではこれより録音を開始する。気分はどうだね？D-040-JP-XX」「これを見てくれ。何が写っている？他に見えるものはないか？周囲に変わったことは？」ひとしきり質問が終わると、浦桐研究員は実験の終了を宣言しようとします。すると、PC2 と一緒に立会いをしていた研究員たちが一斉に「ねこが見える」と騒ぎ始めます。実験室は混乱につつまれ、実験は中止になります。・シーン４ PC1 と猫宮のシーンに戻ります。サイト内にアラームが響き渡り、アナウンスが聞こえます。PC は全員＜生物学＞で恐怖判定を行います。「現在、館内全てでねこが確認された！よろしくおねがいします。大規模汚染と推定されます。ねこです。ねこはいます。きいてますか？サイト-8120 は防災壁を降ろされます。ねこがいるので外部との連絡は遮断されます。この件はインシデント：040-JP-01 として定義される。よろしくおねがいします。ねこでした」・シーン５浦桐研究員の元にPC たちが集められ、SCP-040-JP 収容に尽力するように指示を受けます。「事態の収拾に向けて、ひとまず諸君でチームを組んでいただく。ミーム汚染の兆候を見せているものは全て隔離されるようにすでに手配した。緊急プロトコルが発令されたため、サイト-8120 は外界と隔絶される。ひとまずミーム汚染が外部に漏れる心配は無いだろう」「万が一ミーム汚染が外部に漏れることがあれば、デブリーフィングで厳しく処断されることだろう。そのような事態を引き起こす事象が確認できた場合、初期であれば財団からの支援を受けることによって被害は最小に抑えられるが、それには諸君の進捗点6 点が必要になる。これは今回のケースだけの特別な処置となる」「私は独自の権限で調査を行う。これには異論は認められない。諸君の健闘を祈る」「SCP-040-JP」「サイト-8120」「猫カフェ猫之宮」を公開します。

(4)

●ゾーキングこのシナリオでゾーキングを行った場合、以下の情報が得られる可能性があります。・情報災害に暴露している場合、症状が潜伏状態であったとしても、イエネコを直視すれば、それが「ねこ」の姿に見えます。・このシナリオのプライズは任意に破壊することができます。また、補助判定に成功すれば新たにプライズを複製することができます。レポートは＜教養＞、ねこの絵は＜芸術＞で判定します。 ●メインフェイズ・情報災害拡散と光明１サイクル２シーン目のあとに挿入します。PC2 に「情報災害｣のハンドアウトを渡します。直後、 PC3 の端末に外部から通信が入ります。これはエージェント猫宮の兄、猫宮研究員からのものです。彼は事態収拾のために、ミーム汚染の原因を求めます。「誰か聞こえているか？この通信はサイト-8120 の外部から特殊な専用回線を用いて送られている。セキュリティレベルを維持するためにランダムで接続された君の端末としかやりとりできない。現状を教えろ。あと僕の妹は無事か？返信求む」「事態は把握した。君たちは引き続きミーム汚染源を特定してくれ。こちらで対ミーム予防措置を模索してみよう」以降、各サイクルの最後にレポートを送信するマスターシーンは猫宮研究員とやりとりを行うことになります。・怪しい職員「サイト-8120」の秘密が明らかになった後に続いて挿入します。浦桐研究員が人目をはばかって通信室に入っていくのを目撃します。浦桐研究員は、厳戒態勢がしかれて外部との連絡が完全に遮断しているにも関わらず、なんとか外部と連絡を取ろうとしているようです。「浦桐研究員」のハンドアウトを公開します。浦桐研究員は、PC たちに気付くと、どこかに逃亡して見えなくなってしまいます。・エージェント猫宮？「猫カフェ猫之宮」の秘密が判明したあとに挿入します。 PC たちは、トイレに猿ぐつわと目隠し拘束をされて監禁されている本物のエージェント猫宮を発見します。彼女の言葉から、今までPC たちと話していたのは偽者のエージェント猫宮であったことが判明します。「朝、猫カフェの設営をしてたらいきなり後ろからガツンってやられたんですー！もう信じられない！うちの子たち無事ですか！？もうー！バッキバキにしてやるー！プンプン！」「偽エージェント猫宮」のハンドアウトを公開します。本物のエージェント猫宮は1 度だけ PC たちの判定に＋２の修正をつけることができます。これは共通財産として扱います。

(5)

・外部との連絡「偽エージェント猫宮」の秘密が判明していない場合、2 サイクル目の最後に挿入します。誰も居ない通信室に、エージェント猫宮だけがいます。彼女は財団の通信設備をクラッキングし、カオスの反乱支部にSCP-040-JP の情報を送信します。このままでは外部に情報災害が広がってしまいます。「偽エージェント猫宮」の「居所」を入手して戦闘を挑み勝利するというプロセスを経た場合、このマスターシーンは発生せず、戦闘に参加したPC の人数と同じ進捗点を得るという処理を行います。・カオスの反乱エージェント偽エージェント猫宮の秘密が明らかになった後に挿入します。PC たちは今まさにカオスの反乱本部と連絡をしようとしている偽猫宮を発見します。「偽エージェント猫宮」「浦桐研究員」との戦闘を行います。エネミーは「プライズ：インシデントレポート-040-JP-00-1」を持っている PC を優先的に狙います。彼らが戦闘の勝者になった場合、「プライズ：インシデントレポート-040-JP-00-1」を戦果に選びます。また、「プライズ：インシデントレポート-040-JP-00-1」を奪うことに成功した場合、彼らは自発的な脱落を試みます。この場合、戦果をエネミーから得ることはできません。GM は事前に説明すること。「バレたら仕方ないわね！行きがけのお駄賃をいただこうかしら！」「フフフ･･･この私が裏切り者だとは夢にも思わなかっただろう！」・広域クラスB 記憶処理情報災害が外部に漏れた場合に挿入します。これは情報災害がレポートに送られた場合や、カオスの反乱エージェントによる漏洩、狂気の効果などが考えられます。この場合、【進捗点】を6 点消費すれば、外部への拡散を防ぐことができます。担当部署へ申請を行い、多大な労力を投入して収容を目指します。 ●クライマックスフェイズ３サイクルが経過するとクライマックスフェイズに移行します。PL が能動的にクライマックスへの移行を選んだ場合、残りの手番の数だけ進捗点を加算します。クライマックスフェイズに移行すると、PC3 の端末に連絡が入ります。猫宮研究員から、「プライズ：インシデントレポート-040-JP-00-1」や「プライズ：ねこの絵」からのミーム汚染効果を無効にするプログラム、処置253-"柳煤"プロトタイプが送られてきます。この処置を受けることにより、レポートを読むだけで情報災害に暴露することはなくなります。「処置253-"柳煤"を使用すれば、これ以上の情報媒体の感染は避けられる。と、思う！あとはクラス B 記憶処理によって人から人への感染を根絶するだけだ！」 PC たちが処置 253-"柳煤"を手に入れると、これを狙って偽エージェント猫宮と浦桐研究員が襲い掛かってきます。クライマックスの戦闘を行います。 ●その後戦闘に勝利すれば、処置253-"柳煤"プロトタイプの効果により SCP-040-JP は本当の意味で確保されることになります。情報災害に暴露されたサイト内の職員やテロリストたちは、財団の手によっ

(6)

て記憶処置されたあと適切に管理されるでしょう。もし「ねこ」の情報が外部に漏れてしまった場合、世界規模の情報災害が起きる可能性があります。この場合、デブリーフィングで責任を問われることになるでしょう。カオスの反乱にレポートと処置 253-"柳煤"を奪われてしまった場合は事態は更に深刻です。彼らによって SCP-040-JP がどのように悪用されるのか誰にもわかりません。このシナリオデータは、以下を参考にしました。カオスの反乱、世界オカルト連合についてはインセイン３SCP の記事を参考にしました。 http://www.scp-wiki.net/　　著作権：SCP Foundation http://ja.scp-wiki.net/　著作権：SCP Foundation-JP SCP-040-JP – ねこですよろしくおねがいします　-執筆者：Ikr_4185 エージェント・猫宮の人事ファイル　-執筆者：nekomiya_guu インセイン3SCP -著者：齋藤高吉/冒険企画局　監修：河嶋陶一朗 http://www.shinkigensha.co.jp/book/978-4-7753-1410-4/ （敬称略）このシナリオデータはクリエイティブ・コモンズ表示-継承 3.0 （CC-BY-SA3.0）の下に公開されています。 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/ ※プレイする楽しみのため、このシナリオのリプレイを公開する行為はお控えください。ねこでしたシナリオ作成：ゆっちー https://twitter.com/you_ko_lal

(7)

ＨａｎｄｏｕｔＨａｎｄｏｕｔＨａｎｄｏｕｔＨａｎｄｏｕｔ名前秘密名前秘密使命ショック全員使命ショックなしＨａｎｄｏｕｔＨａｎｄｏｕｔＨａｎｄｏｕｔＨａｎｄｏｕｔ名前秘密名前 SCP-040-JP 秘密使命ショック全員使命ショックＨａｎｄｏｕｔＨａｎｄｏｕｔＨａｎｄｏｕｔＨａｎｄｏｕｔ名前秘密名前猫カフェ「猫之宮」秘密使命ショックなし使命ショックＨａｎｄｏｕｔＨａｎｄｏｕｔＨａｎｄｏｕｔＨａｎｄｏｕｔ名前感染経路秘密名前浦桐研究員秘密使命ショック PC2 使命ショック全員 PC1　Cクラス職員 PC2　Cクラス職員あなたはサイト-8120を訪れた財団のCクラス職員である。猫好きなあなたは不定期に開催されるエージェント猫宮の猫カフェを楽しみにしていたが、折り悪くSCP-040-JPの収容違反に巻き込まれてしまった。あなたの使命は、SCP-040-JPの収容違反を解決することである。あなたは要注意団体のひとつ、世界オカルト連合（GOC）のスパイである。あなたの上司はSCP-040-JPを、根絶するに値する危険なSCPオブジェクトであると判断した。あなたの本当の使命は、SCP-040-JPによる情報災害を根絶することである。なお、この秘密が財団に知られずにクライマックスフェイズが終われば、SCP-404-JPの井戸小屋はGOC によって破壊される。あなたはインシデントレポート： 040-JP-00の担当の一人であり、SCP-040-JPクリアランスレベル3の職員である。どうやら今回の情報災害は、自分の担当しているSCP-040-JP によって引き起こされたらしい。あなたの使命は、SCP-040-JP の収容違反を解決することである。あなたはSCP-040-JPの調査報告書を読んだ。奇妙な報告書だったが、どうしてサイト内にミーム汚染が蔓延しているのかは調査が必要である。あなたの本当の使命は、情報災害のトリガーをすべて突き止めることである。あなたは「プライズ：インシデントレポート-040-JP-00-1」を所持している。この秘密を自分から明らかにすることはできにゃい･･･この秘密を自分から明らかにすることはできにゃい･･･ PC3　Dクラス職員この秘密を調査したPC あなたはSCP-040-JPの評価のために動員されたDクラス職員である。だが試験の最中、どうやらサイト内でよくないことが起こったらしい。あなたの試験は中断され、そのまま事態の収拾に借り出されることになった。あなたの使命は、SCP-040-JP の収容違反を解決することである。実はあなたは、要注意団体に対抗する任務を帯びた財団のエージェントである。独自の情報から、あなたはサイト-8120にカオスの反乱のスパイが入り込んでいることを掴んでいる。あなたの本当の使命は、カオスの反乱エージェントからSCPオブジェクトを保護することである。ストレス。最近、SCPオブジェクトとして正式にナンバリングされた。そのため、現在は暫定的にオブジェクトクラス：Euclidに指定され、その詳細が調べられている最中である。拡散情報。このSCPによる情報災害は、一種の感染性の認識災害である。感染者は常に”ねこ”の視線を感じるようだ。これには一定の潜伏期間があり、その間も感染能力があるらしい。この秘密を知ったものは＜時間＞で恐怖判定を行う。ハンドアウト「感染経路」が公開される。この秘密を自分から明らかにすることはできにゃい･･･この秘密を自分から明らかにすることはできにゃい･･･サイト-8120 この秘密を調査したPC ストレス。 SCP財団日本支部のサイトのひとつ。現在、SCP-040-JPによる大規模情報災害に暴露されているため、隔壁が降ろされ、外部との連絡はシャットダウンされている。情報災害に暴露されたものは隔離されている。サイトの隔離状態を確認しよう。拡散情報。物理的には完全に隔離された状態を保っているが、ネットワークにおかしな部分がある。誰かが外部と通信を行っている形跡がある。マスターシーン「怪しい職員」を挿入する。財団で猫がいるといえばココ！サイトの休憩室を利用したイベントスペース。これを楽しみにしている職員も多く、コルクボードのファンの交流掲示板もある。収容違反が発生したため、猫たちは一時的にキャリーの中に入れられている。交流掲示板には奇妙なねこの絵があった。猫カフェの客がここの猫を見て書いたものらしい。＜芸術＞で恐怖判定を行う。プライズ：ねこの絵を受け取ること。この秘密を自分から明らかにすることはできにゃい･･･この秘密を自分から明らかにすることはできにゃい･･･ストレス。 SCP-040-JPによる情報災害は、どうやら人から人へと感染するようだ。だが、どこからサイト内に持ち込まれたかは不明のままだ。記録を精査してみよう。 SCP-040-JPが確保された現場とサイト-8120に物理的な接触の記録は確認できなかった。現地から送られてきたものは、インシデントレポートのみだ。これがミーム汚染の原因で間違いない。あなたはインシデントレポート： 040-JP-00の担当の一人であり、SCP-040-JPクリアランスレベル3の職員である。今回あなたはDクラス職員を用いて、SCP-040-JPの井戸の写真媒体を見せた場合の実験を行うはずだった。しかし、周囲の職員に情報災害が見られたのは予想外だ。あなたの使命は、SCP-040-JP の調査をすることである。あなたは囮である。 2サイクル目の最後に仲間のカオスの反乱エージェントが行動を起こすことになっている。その詳細は知らされていないが、あなたの本当の使命は、うまく財団の注意を自分に向けることである。この秘密を知ったものは＜戦争＞で恐怖判定を行う。この秘密を自分から明らかにすることはできにゃい･･･この秘密を自分から明らかにすることはできにゃい･･･

(8)

ＨａｎｄｏｕｔＨａｎｄｏｕｔＨａｎｄｏｕｔＨａｎｄｏｕｔ名前偽エージェント猫宮秘密名前秘密使命ショック全員使命ショックＨａｎｄｏｕｔＨａｎｄｏｕｔＨａｎｄｏｕｔＨａｎｄｏｕｔ名前ねこの絵秘密名前情報災害秘密使命ショック使命ショック全員インシデントレポート-040-JP-00-1 猫カフェ「猫之宮」を開いている職員･･･であったのだが、トイレで目隠し猿轡をして縛り転がされていた。朝からここに監禁されていたらしい。さっきまで猫カフェにいたのは誰だったのか？拡散情報あなたは実は猫宮ではなくカオスの反乱のエージェントだ。導入シーン以前に、本物の猫宮と入れ替わったのだ。あなたは2サイクルの終わりに、マスターシーン「外部との連絡」を起こす。プライズ。このハンドアウトに秘密はない。詳細はプレイヤー資料を参照。この秘密を自分から明らかにすることはできにゃい･･･この秘密を自分から明らかにすることはできにゃい･･･プライズ。このハンドアウトに秘密はない。詳細はプレイヤー資料を参照。

情報

災害

２次感染：ありトリガーを引いたシーンを含めて３シーンが経過すると発現する。あなたは暗がりや物陰に、毛が無く造作のない顔に人間のような二つの目が付いた動物がいるように見える。それはどの方向から見てもこちらを真っ直ぐ見つめてきて、視線が気になる。＜物陰＞で恐怖判定を行う。あなたの本当の使命は、平静を装いながら「"ねこ"が居る」という観念を他者に積極的に伝えることに変更される。 ※無理やり聞かせるのではなく、合理的な理由が無ければならない。この秘密を自分から明らかにすることはできにゃい･･･この秘密を自分から明らかにすることはできにゃい･･･

(9)

■プレイヤー資料：インシデントレポート-040-JP-00-1

この小屋の中を人間が覗き込むと、対象は激しく動揺し、「ねこが居た」と報告します。更に対象はこの"ねこが居る"という観念に、以降強く執着する事になります。この影響は写真や映像では発生せず、肉眼で直接小屋内部を視認した場合のみ発生します。なおカメラ映像では、前述の小屋の様子が映し出されるされるのみで、報告される猫は確認されていません。

曝露した対象は全てのイエネコ(学名：Felis silvestris catus)に対する認識が歪められます。曝露した被験者へのインタビューでは、イエネコが毛が無く造作の無い顔に人間の様な二つの目が付いた動物に見え、どの方向から見てもこちらを真っ直ぐ見つめてくる様に見えると報告されています。さらに、曝露した対象は数日～数週間の間に、この"ねこ"が暗闇に居るように感じると報告し始め、常にこの"ねこ"の視線を気にする様になります。"ねこ"の存在が報告される暗闇の条件には一切の規則性が判明しておらず、暗闇にねこが現れるには曝露した対象が監視されている様に感じられます。監視の目的やその総数も判明していません。ねこはこのような見た目でした。　　　　

(10)

研究班の調査記録によると、この"ねこ"が現れる位置として、人間の視野角の内水晶体或いは角膜辺の位置が有力視されています。つまり、中心視野から外れた位置及び視野中の暗所に集中し統計的に有意な結果を示していました。結果として、19██年に行われた D クラス職員を用いた診査でこの性質が明らかに示されましたが、[データ削除済]の提唱した仮説に依れば SCP-040-JP の内部に存在する大深度地下構造からの暗所が、明らかに影響を及ぼしている物と推測されています。直接的に人間が視認した際にのみ発生する事が判明しており、そのためSCP-040-JP 内部井戸構造への無線探査装置による探査が行われました。結果では29██m 地下迄到達しましたが、壁が玄武岩から構成されている事は判明しましたが、きいてますかSCP-040-JP 外部からの平行調査では明らかに岩盤のみが存在しているのみでした。曝露した対象の報告する実体は観測されませんでした。 [データ削除済] また、曝露した対象は「"ねこ"が居る」という観念を他者に積極的に伝えようとします。ある程度この観念を理解した人間は、最初に曝露した対象と同様の反応及び認識異常を被る事になります。どの程度話を聞けばそうなるのか、それとも何かトリガーとなるワードが存在するのかはわかっていませんが、これはねこですねこはいます。いますその観念を伝えるのに必要な媒体は特に制限は無く、発話・文章・映像・絵画など、あらゆる媒体でも効果があります。その為曝露した対象自体に異常性があるのではなく、この"ねこ"はそこに居ます観念その物にミーム的効果があると推測されています（担当者は文書「[編集済]」を参照してください）。います。この観念伝達の為の行動は極めて自然な物を装う為、曝露最初期の動揺を抜けた後では、対象が曝露して影響下にあるかどうか判断する事は困難です。ねこでした　　よろしくおねがいします