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著者 関西大学人間健康学部 浦和男研究室, 浦 和男, 与

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大阪に関する地域資源の掘り起こし・再評価とDCH (Digitalised Cultural Heritage) 化による繋がり の創出 : 関西大学図書館所蔵資料の活用(2018年 度関西大学教育研究高度化促進費研究成果報告書)

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著者 関西大学人間健康学部 浦和男研究室, 浦 和男, 与

謝野 有紀, 林 直保子, 岡 絵理?, 堀 雅洋, 橋本  行史

ページ 1‑11

発行年 2020‑12‑21

URL http://hdl.handle.net/10112/00022669

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『⼤阪市街精密地図(船場之部)』

明治 39 年 徳⼭昇三(著作権印刷発⾏⼈) 河内屋(発売) 55 ㎝×78 ㎝ 関⻄⼤学図書館蔵

船場地域限定の営業者地図である。道路を⻩、区画を⾚で印刷し、建物区域を⽩地に彩⾊

している。すべての営業者を掲載していないが、いろいろな商店、会社、銀⾏などが細かく 書き⼊れられている。

『浪華名所獨案内』に記載されている「⼩⼭ひぜん薬」、「ウルユス本舗」がある。⼼斎橋 筋の「丸善書籍商」は今の「丸善」で、⼤正半ば、⼤阪⾼校在学中の藤沢桓夫、秋⽥実、⻑

沖⼀らが、難波からぶらぶらと歩いて⽴ち寄った店だ。少し北に進むと、当時の⼤⼿出版社

「⻘⽊嵩⼭堂」があり、その並びに「⽯原時計店」がある。現在は淀屋橋で営業をしている。

時計台がある三階建ての⾚煉⽡の建物だったそうだ。右向かいの「⽯原楽器部」も⽯原時計 店の経営である。「浅⽥飴」の名前もあるが、⼤阪⽀店だ。淡路町の「藤沢私塾」は「泊園 書院」だ。「灘万」、「⼤林組」、「⼤阪毎⽇新聞」、「花外楼」の名前も⾒える。安綿橋北詰に は「⾼橋コーヒ商」もある。その他、弁護⼠、医院、謡曲師、易者、などなど、船場には実 に多様な職種の⼈たちが⽣活していたことがよくわかる。絵はがき商、電気⾃療機械商、神 輿商、⾻牌商、活字製造、三味線商、⼤⼯道具商、と、店の種類も多様で、「商店」で⼀括 することができない。⽡町に「秘密通信社」なる名前があるが、どのような仕事をする会社 だろうか。

この地図を⾒ると、「船場は商⼈の町」といえども、商⼈だけの町ではないことがよくわ かる。地図には出てこない、多数の職能技能を有する⼈たちも暮らしていたのが船場の実態 であり、そうなると「⼤阪は商⼈の町」という⾔い⽅も疑問に思える。このように、さまざ まな職業者が同じ空間に集まり、⽣活の場と仕事の場がほぼ同⼀で、その中に寄席などの娯 楽の場も存在する。これが⼤阪の都市空間の特徴の⼀つで、⽣活、仕事、娯楽の場が同⼀で あることから、⽇常⽣活に笑いがあふれることになり、⼤阪の笑いの⽂化を育て上げること になるのではないか。この地図を⾒ると、そのような状況がよくわかってくる。

この地図は、国際⽇本⽂化研究センターがネット公開している。「⼤阪市街精密地図 船 場之部」で検索→検索結果の「国際⽇本⽂化研究センター」のサイトを開く。

「古地図で愉しむ⼤阪まち物語」が「船場の通と筋の名前についての考察と提案」という 興味深いブログを公開している。「⼤阪市街精密地図 船場の通」で検索→検索結果の「古 地図で愉しむ⼤阪まち物語」のサイトを開く。

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