富山大学医学部6年生は毎年5月から8週間を選択制臨床実習として,興味のある診療科や研究室,また 関連病院や海外の病院を自由に選択できる。平成21年度は,下記の4名の学生が海外臨床実習を経験してき た。また,マレーシアのマラ工科大学医学部から2名の学生が富山大学病院で臨床実習をするために6週間 の短期留学をした。
フランス(ストラスブール大学):蒲ひかり
マレーシア(マラ工科大学):田村麻由子,宮崎真希,中島孝彰 マラ工科大学医学生:
Audi Adawiah(アウディ・アダウィア),Nur HaziqaH(ノロ・ハジカ)
今年度は,Samy 先生のところへ富山大学から3名の学生の実習をお願いした。また昨年から交流が発展 し,今年初めてマレーシアから2名の学生を受け入れた。フランスの大学で実習した蒲さんは,小学生の時 に滞在していた地域の大学を選び,自ら受け入れの交渉をして実習を実現させた。今年の4月にはメキシコ で新型インフルエンザが流行し始めたので,海外への渡航が微妙な状況となり実習ができるかどうか心配で あった。しかし,学生たちが細心の注意をしたおかげで特に混乱もなく無事帰国し実習を終えることができ た。
マレーシアの学生は当院で,第2内科と第3内科を1週間ずつ,小児科と産婦人科を合わせて1週間,そ して総合診療部で2週間の実習をした。二人とも日本への興味が強く,週末は観光や遊びに積極的に出かけ ていた。その時には,彼らは富山大学の医学生や留学中の東南アジアの学生とも交流を深めていた。従っ て,今年は非常に有意義な交換留学の形となった。
7月10日には実習報告会を開催したが,彼らの発表を聞いて,言葉の壁を乗り越えて実習を終えた彼らの 積極性と若さに圧倒され,非常に頼もしく見えたのは私だけではなかったと思う。また,後輩の医学生は大 いに刺激を受けたのではないだろうか。
今回も海外実習報告書を記念として,彼らために富山大学医学会誌に載せることにした。また,後輩の皆 さんはこの報告書を将来の海外実習や留学に大いに役立てて下さい。
平成2 1年度の選択制臨床実習の海外コースのまとめ
山城清二
Seiji YAMASHIRO
学生研修レポート
富山大医学会誌 20巻1号 2009年
7月10日の報告会 マレーシアの医学生
富山大学医学部総合診療部
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