富山大学医学部医学科6年生は毎年5月〜6月は8週間の選択制臨床実習を行っている。今年度はその選 択制臨床実習を利用して下記の10名が海外で臨床実習を実施してきた。
米国(Massachusetts General Hospital):盛田真弘君
米国(University of South Dakota):植木愛さん,柿沼智彦君,
韓国(Chungnam National University):新井真理奈さん,高橋綾さん,飯田優理香さん,木戸敏喜君 マレーシア(Universiti Teknologi MARA):飯泉天志君,人見浩介君,井上哲君
あらゆる分野でグローバル化が叫ばれている近年,残念なことであるが海外留学をする日本の大学生が減 少しているという。そのような中,毎年10名前後の富山大学医学部6年生が海外で臨床実習にチャレンジし ていることは素晴らしいことである。海外実習では,まず受け入れ先を決める事,そして事前の手続きや準 備が意外と面倒である。同時に英会話と医学の勉強,さらに渡航準備,そして現地での臨床実習と様々の課 題が待っている。また,帰国後には報告会の準備と報告書の作成をしなければならない。
毎年,彼らの報告書を読んで思うことは,さめた現代っ子が多い世代の中で,色々の事にチャレンジする 積極性と何でも吸収しようとする貪欲性を彼らの中に強く感じることである。普段の学生生活や臨床実習で はあまり感じられないことである。困難に立ち向かう姿勢と地道な努力は,我々教官の想像を超えている。
医学生のこのような潜在能力を引き出すことも教官の役割かも知れない。
毎年,彼らの海外実習への思いとその努力の成果を報告書として富山大学医学誌に掲載している。将来,
留学をしたいと考えている若い医師や学生の皆さん,その思いを維持し実現に向かって,彼らの報告書を役 立てて下さい。
平成2 4年度の選択制臨床実習の海外コースの報告
山城清二
Seiji YAMASHIRO
学生研修レポート
富山大医学会誌 23巻1号 2012年
平成24年7月12日の海外実習報告会
富山大学付属病院総合診療部 教授
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