第181回NRIメディアフォーラム
ソ シャルメディアはイケてるのか
ソーシャルメディアはイケてるのか
~いま起きてること、これから起きること~
2012年11月12日
株式会社野村総合研究所
株式会社野村総合研究所
ICT・メディア産業コンサルティング部
主任コンサルタント 杉山誠 コンサルタントンサルタント 木村康宏木村康宏 コンサルタント 塚本鋭 〒100‐0005 東京都千代田区丸の内1‐6‐5 丸の内北口ビル現実(人・関係・行動)をインターネット上に写像し(移し)
ソーシャルメディアとは・・・
現実(人 関係 行動)をインタ ネット上に写像し(移し)
多様なコミュニケーションツールを提供するサービス
ソーシャルメディア
ソ シャルメディア
ひとつのプラットフォーム上に集約
いつでも・どこでもコミュニケーションできる
写真
映像
PC
ケータイ
現実
電話
手紙
文字
音声
本発表の範囲
GREE
YouTube
Linked In
i i
動
日本で利用者数が多く、企業の活用事例も多い
ネットワーク系ソーシャルメディアを取り上げます
mixi
DeNA
ニコニコ動画
Four Square
mixi
ネットワ ク系ソ シャルメディアを取り上げます
ZYNGA
ustream
・・・・・
LINE
数え切れないほどソーシャルメディアはある
目次
1. ソーシャルメディアの利用動向
2. ソーシャルメディアユーザーの成長モデル
3. ソーシャルメディアが誘発する消費
4 企業におけるソ シャルメディア利活用
4. 企業におけるソーシャルメディア利活用
1. ソーシャルメディアの利用動向
2. ソーシャルメディアユーザーの成長モデル
3. ソーシャルメディアが誘発する消費
4 企業におけるソ シャルメディア利活用
4. 企業におけるソーシャルメディア利活用
1.ソーシャルメディアの利用動向<わが国における利用者規模>
直近1ヶ月でソーシャルメディアを利用したユニークユーザーは約2,700万人
直近1ヶ月におけるソーシャルメディアの利用者数
mixi
1,330万人
1,730万人
1,450万人
万人
ユニークユーザー
※
2,670万人
※ Facebook mixi Twitterの利用者合計から重複利用者を除いたユーザー数
Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 5
※ Facebook、mixi、Twitterの利用者合計から重複利用者を除いたユ ザ 数
(注)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」、総務省「通信利用動向調査」および 「人口推計」からNRI推計。日本に住民登録をしている人に限る。
1.ソーシャルメディアの利用動向<ソーシャルメディア上でのコミュニケーション>
3つのサービスのいずれかを毎日利用する人の
約6割(=42%/76%)が毎日「いいね!」をしている
ソーシャルメディアで行う行動と頻度
(3サービスの中で最も高い頻度を集計)76%
(93%)
アクセス(ログイン)する 自分で32%
(53%)
書き込みをする ※括弧内は週1回以上行う人の割合 凡例 毎日 週1回 以下 凡例42%
(63%)
いいね!(Like)/イイネ!/ リツイート(RT)をする11%
(32%)
写真を アップロードする 週1回以上いいね
!29%
(53%)
コメント・返信をする 動画を3%
(6%)
アップロードするCopyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 6
・・・
(出所)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」
1.ソーシャルメディアの利用動向<ソーシャルメディアでの“いいね!”の意味>
相手の書き込みに対し、共感・興味を持って押す「“本気”いいね!」の割合は約3割
「“本気”いいね!」以外の「“建前”いいね!」が7割強を占める
いいね!を押す時の気持ちの割合
(直近1週間で押したことのある回数)“本気”いいね!
いいね! (直近1週間で押したことのある回数)本気 いいね!
27%
見たよ! “見たよ”いいね!30%
お返し!“建前”いいね!
73%
“お返し”いいね!19%
いいね! (仕方なく) “仕方なく”いいね!10%
“理由なし”いいね! (理由なく)Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 7
理由なし いいね!
14%
(出所)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」 (注)それぞれの気持ちでの「いいね!」の回数を聞くことにより算出
1.ソーシャルメディアの利用動向<ソーシャルメディアの使い分け>
3つのサービスをすべて利用する人は500万人
2つのサービスを利用する人は合計840万人
複数ソーシャルメディアの直近1ヶ月利用状況
(15歳以上、インターネット利用者)mixi
F
b
k× i i
mixiのみ
340万人
Facebookのみ
600万人
Facebook×mixi
280万人
Facebook×mixi×Twitter
500万人
340万人
mixi×Twitter
210万人
Facebook×Twitter
350万人
Twitterのみ
390万人
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390万人
(注)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」、総務省「通信利用動向調査」および 「人口推計」からNRI推計。日本に住民登録をしている人に限る。
1.ソーシャルメディアの利用動向<媒体×リアル充実度×ネット充実度>
3つのサービスをすべて利用している人が最もリアル充実度・ネット充実度が高い
Facebook利用者はリアル充実度が高く、Twitter利用者はネット充実度が高い傾向
リアル・インターネットでのコミュニケーション量と
ネット充実度i i
ソーシャルメディアの使い分け
mixi
ネット充実度 (インターネット上での コミュニケーション量・満足度)mixi
利用者
mixi
×mixi
×のみ
利用者
mixi
mixi
のみ
のみ
リアル充実度利用者
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※円の大きさは推計した利用者数
リアル充実度
(現実世界での
コミュニケーション量・満足度) (出所) 2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」
1.ソーシャルメディアの利用動向<「Facebook×mixi×Twitter」の特徴ユーザー像>
20代前半の男子大学生で、現実の友達が多く、様々なインターネットサービスを利用する
翔太 21歳♂
現実(リアル)の行動
翔太 21歳♂
大学生
人と会うことが好き
交友関係が広く、自ら企画して遊びに行く
様々なインターネットサービスを利用する
特に
LINE 食べログ
を常用し ブログも執筆している
インターネットの使い方
特に、
LINE
・食べログを常用し、ブログも執筆している
ソーシャルメディアの使い方
ソーシャルメディアの利用時間は1時間半と長い
Facebookは1年前に始め、最近も利用は増加
mixi とTwitterにも毎日ログイン
主
友人と
を
るため
利
主に
友人とコミュニケーションを取るために利用
“いいね”は毎日押しており、日に1回以上は書き込みを行う
ファッション
や外食の企業とつながりを持つ
コミュニケーションのためや自分を良く見せるための消費
を行う
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コミュニケ ションのためや自分を良く見せるための消費
を行う
(注)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」から 平均より5ポイント以上高い条件を基に作成
1.ソーシャルメディアの利用動向<「Facebook×mixi」の特徴ユーザー像>
20代後半の子供がいる女性で、コミュニケーションを重視し、消費は少ない
麻衣 27歳♀
現実(リアル)の行動
麻衣 27歳♀
旦那
と1歳の息子の3人家族
交友関係が広く、色々な友達とメールをやりとりする
家族と外出
することも多い
LINE
をよく利用するが 、
Amazonや楽天市場は利用しない
インターネットの使い方
ソーシャルメディアの使い方
Facebookは3ヶ月前に始め、現在も利用は増加
mixiではたまに書き込みをするが、「イイネ!」は使ったことはない
1年前にTwitterを利用していたが、やめてしまった
主に
友人とコミュニケーションを取るために利用している
書き込むことは身の回りの話題
が多く、企業とはつながりを持っていない
ただし、
旅行やテーマパークなどの企業とはつながりを持ちたいと思う
ソーシャルメディアをキッカケにした
消費はしたことがない
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ソ シャルメディアをキッカケにした
消費はしたことがない
(注)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」から 平均より5ポイント以上高い条件を基に作成
1.ソーシャルメディアの利用動向<「mixi×Twitter」の特徴ユーザー像>
女子高生でインターネットをよく利用し、ソーシャルメディアをきっかけにした消費が多い
美咲 17歳♀
現実(リアル)の行動
美咲 17歳♀
高校生
で親と同居
メールは女子としかしないが、
インターネットで知り合った友達はいる
Mobage
などのソーシャルゲームを利用する
2ちゃんねるを見たり ブログを書いたりする
インターネットの使い方
2ちゃんねるを見たり、ブログを書いたりする
ソーシャルメディアの使い方
Twitterを毎日に10回以上ログイン
し、利用は増加
友人とのコミュニケーション以外に、
暇つぶしや同じ趣味・趣向を持つ人を
探すために利用している
は 年前に利用し始めた
は利用した とがな
mixiは1年前に利用し始めた 、
Facebookは利用したことがない
身の回りのことだけでなく、世の中の出来事を書き込むことも多い
CD・映画・雑誌・書籍
の企業とつながりを持っている
コミュニケーションのためや自分を良く見せるための消費
を行う
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コミュ ケ ションのためや自分を良く見せるための消費
を行う
(注)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」から 平均より5ポイント以上高い条件を基に作成
1.ソーシャルメディアの利用動向<「Facebook×Twitter」の特徴ユーザー像>
50代前半の男性で所得は多く、AV・デジタル機器をインターネットで購買している
浩一 52歳♂
現実(リアル)の行動
浩
52歳♂
妻
と大学生の子供がおり、友人と食事することはあまりない
世帯年収は高め
価格コム
や
Amazon
をよく利用する
インターネットショッピングサイト(EC)での
消費額が大きい
インターネットの使い方
インターネットショッピングサイト(EC)での
消費額が大きい
ソーシャルメディアの使い方
ソーシャルメディアは2004年から利用しているが、利用時間は増えていない
2004年のサービス開始直後には
mixiを利用してたが、やめてしまった
ニュースや記事など
興味関心のある情報を入手するために利用している
Facebookでは
書き込みをせず
、友達の数は10人以下である
Twitterではよく企業の投稿を目にしており、
AV・デジタル機器
の企業とつな
がりを持っている
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(注)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」から 平均より5ポイント以上高い条件を基に作成
1.ソーシャルメディアの利用動向<ソーシャルメディアの使い分けによる特徴まとめ>
どのように3つのサービスを使い分けるかによって、利用者の特徴は異なる
媒体別利用者の特徴
mixi
×mixi
×mixi
mixi
属性 (特徴ユーザー)
大学生
20代主婦
女子高生
50代会社員
リアル充実度◎
◎
○
△
ネット充実度◎
△
◎
○
興味のある 消費金額 フ シ ン 外食○
CD 映画 雑誌 書籍△
AV デジタル機器◎
旅行 テ マパ ク○
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興味 ある
分野 ファッション、外食 旅行、テーマパーク CD・映画・雑誌・書籍 AV・デジタル機器
(出所)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」
1.ソーシャルメディアの利用動向のまとめ
直近1ヶ月でソ シャルメディア(Facebook・mixi・Twitter)を利用した人
直近1ヶ月でソーシャルメディア(Facebook・mixi・Twitter)を利用した人
は、Facebookの利用者増がけん引し、ユニークユーザーは約2,700万人
毎日ソーシャルメディアを利用するユーザーの6割が“いいね!”を押して
いるが “いいね!”の中で“本気いいね!”は3割にすぎない
いるが、 いいね! の中で 本気いいね! は3割にすぎない
3つのサ ビスを利用する人は約500万人で リアル充実度 ネット充実
3つのサービスを利用する人は約500万人で、リアル充実度・ネット充実
度ともに高い
また 複数サービス併用状況によって興味の強い分野は異なる
また、複数サ ビス併用状況によって興味の強い分野は異なる
1. ソーシャルメディアの利用動向
2. ソーシャルメディアユーザーの成長モデル
3. ソーシャルメディアが誘発する消費
4 企業におけるソ シャルメディア利活用
4. 企業におけるソーシャルメディア利活用
2.ソーシャルメディアユーザーの成長モデル<全体像>
ソーシャルメディアユーザーは、どのようにソーシャルメディアにのめりこんでいくのか?
どうしてソーシャルメディアから離脱してしまうのか?
①どのように
①どのように
ソーシャルメディアに
のめりこんでいくのか?
あるソーシャルメディア を利用し始める 3.併用組 2.一途組 4 他のソーシャルメディア 1.とりあえず組440万人
4.他のソーシャルメテ ィア に移行440万人
2,700万人
②どうして
ソーシャルメディアから
離脱してしまうのか?
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5.ソーシャルメディア から離脱
2.ソーシャルメディアユーザーの成長モデル<利用経験者の内訳>
あるソーシャルメディアのサービスを利用し始めた人は、
使いこんでいくにつれ他のサービスも併用するケースが多い
mixi
2100万人
2300万人
2070万人
230
人
450万人
5 ソ シ ルメデ アから離脱 4.他のソーシャルメディアに移行140万人
520万人
320万人
230万人
450万人
300万人
5.ソーシャルメディアから離脱 • 現在どのソーシャルメディアも使っていない層1130万人
3.併用組 • 複数のソーシャルメディアを使っている層 .他のソ シャ デ ア 移行 • 他のソーシャルメディアに移行してしまった層520万人
2.一途組 • 他のソーシャルメディアを使わないまま1年以上経過した層 他 シ メデ を使う をやめ 流入し きた層990万人
1070万人
• 複数のソ シャルメディアを使っている層 現 在 の250万人
290万人
340万人
• 他のソーシャルメディアを使うのをやめて流入してきた層260万人
1.とりあえず組 • ソーシャルメディアを1つしか使ったことがなく、 利 用 者Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 18
290万人
260万人
130万人
50万人
ソ シャルメディアを1つしか使ったことがなく、 かつ使い始めて1年未満の層 (注)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」、総務省「通信利用動向調査」および 「人口推計」からNRI推計。日本に住民登録をしている人に限る。2.ソーシャルメディアユーザーの成長モデル<のめりこむ要因>
現実世界でのコミュニケーションが充実している人ほど、
ソーシャルメディア上での発信に反応される率が高い
ソーシャルメディアユーザーのうち発信に対して反応される率の高い人の割合
0% 20% 40% 60% 80% 100%ソ シャルメディアユ ザ のうち発信に対して反応される率の高い人の割合
40% 50% 10% リアル充実リアル充実度
高
(n=946) 17% 59% 24% リアル非充実リアル充実度
(現実世界での コミュニケーション量・満足度)低
(n=1,118)高
低
ROM
反応される率
※ (ソーシャルメディア上で反応される率)高
低
ROM
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※ 具体的には、反応される率を友人10~100人:15%以上、友人100~500人:10%以上、友人500人以上:5%以上 で“高い”と判定している ※いいね!(Like)は最低5人以上、 イイネ!/リツイート(RT)は最低3人以上
2.ソーシャルメディアユーザーの成長モデル<のめりこむ要因>
ソーシャルメディア上での発信に対して反応がもらえる率が高い層ほど、
ソーシャルメディアの利用時間が増えている傾向
各サービス利用者のうち利用時間が増えている人の割合
65% 35% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1 F b k (n=321)反応される率:高
49% 51% 2 Facebook (n=728) ( )応される率 高
反応される率:低
23% 15% 77% 85% 3 4 mixi (n=230) (n=702)反応される率:低
反応される率:高
47% 53% 5 Twitter (n=208)反応される率:高
40% 60% 6 (n=751)反応される率:低
利用時間:増
利用時間:減
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※ 具体的には、反応される率を友人10~100人:15%以上、友人100~500人:10%以上、友人500人以上:5%以上 で“高い”と判定している ※いいね!(Like)は最低5人以上、 イイネ!/リツイート(RT)は最低3人以上
2.ソーシャルメディアユーザーの成長モデル<のめりこむ要因まとめ>
現実世界でのコミュニケーションが豊かな人ほど、
ソーシャルメディアにのめりこみやすい
“リア充”と“非リア充”のソーシャルメディアへののめりこみ方の違い
リア充
(現実世界でのコミュニケーション量・ 満足度が高い)非リア充
(現実世界でのコミュニケーション量・ 満足度が低い)離脱
投稿してみる 利用時間増加 利用時間減少 投稿してみる リアルの充実ぶりが 加速度的に可視化され、 のめりこんでいく 徐々に離れていく、 あるいは“独り言”状態に なっていく 反応もらえて 反応もらえず独り言状態
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2.ソーシャルメディアユーザーの成長モデル<離脱要因>
ソーシャルメディアから離脱する理由は、“なんとなく派”“プライバシーを懸念派”
“そもそもネットでコミュニケーションする必要なし派”に分かれる
利用者の離脱の状況(2011年以降)
150万人
140万人
150万人
140万人
mixi
Facebookをやめた理由 i iをやめた理由 Facebookをやめた理由 1. プライバシー上の懸念 2. なんとなく 3. ネットでコミュニケーションしたくない 4. 対面の会話やメール・電話などで十分 mixiをやめた理由 1. なんとなく 2. プライバシー上の懸念 3. ネットでコミュニケーションしたくない 4. 対面の会話やメール・電話などで十分160万人
(注)離脱者の人数は、2012年9月にNRIが実施した 「ソーシャルメディア利用実態調査」 、総務省「通信 利用動向調査」および「人口推計」からNRI推計。日 本に住民登録をしている人に限る。 1. なんとなく 2. プライバシー上の懸念 3. ネットでコミュニケーションしたくない 4. 対面の会話やメール・電話などで十分Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 22
離脱
160万人
本に住民登録をしている人に限る。 ※ 2011年以降に離脱した人数のみの集計であるた め、P21の人数とは一致しない ※ 各サービスをやめた理由は、上記アンケートでの 設問(MA)への解答の上位4つを抜粋2.ソーシャルメディアユーザーの成長モデル<ポテンシャルユーザー数と拡大への課題>
既に離脱者は累計700万人に達しており、今後は離脱をいかに食い止めるか、
潜在的なソーシャルメディアユーザーをいかに取り込むかが課題となる
利用経験者 潜在的ユーザー 利用経験者 潜在的ユ ザ 利用者2,700万人
②離脱をいかに
食い止めるか
①潜在的なソーシャル
メディアユーザーを
いかに取り込むか
離脱者700万人
いかに取り込むか
1年以内に 使っていた人300万人
今後利用するかもしれない2,700万人
1年以内に 使い始めた人440万人
これまでソーシャルメディアを利用した これまでソーシャルメディアを利用した ことはないが、利用意向はある層潜在的利用者数
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(注)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」 、総務省「通信利用 動向調査」および「人口推計」からNRI推計。日本に住民登録をしている人に限る。
潜在的利用者数
5,400万人
2.ソーシャルメディアユーザーの成長モデルのまとめ
ソ シャルメディアを使い始めたユ ザ は 使っていくうちに他の
ソーシャルメディアを使い始めたユーザーは、使っていくうちに他の
ソーシャルメディアに移行したり、併用するようになるケースが多い
ソーシャルメディアでは、“リアルでのコミュニケーションが充実している人”
ほどコメントやいいね!/イイネ!/RTがもらえてのめりこんでいく
ほどコメントやいいね!/イイネ!/RTがもらえてのめりこんでいく
ソ シャルメディアを使い始めたのに離脱してしまう層が1割から2割の割
ソーシャルメディアを使い始めたのに離脱してしまう層が1割から2割の割
合で存在しており、累計では既に700万人に達する
z
今後は 離脱をいかに食い止めるか 潜在的なソーシャルメディアユーザーをいかに
z
今後は、離脱をいかに食い止めるか、潜在的なソ シャルメディアユ ザ をいかに
取り込むか、が課題
1. ソーシャルメディアの利用動向
2. ソーシャルメディアユーザーの成長モデル
3. ソーシャルメディアが誘発する消費
4 企業におけるソ シャルメディア利活用
4. 企業におけるソーシャルメディア利活用
3.ソーシャルメディアが誘発する消費<消費が誘発される背景>
ソーシャルメディアを通して、クチコミが広範囲かつ大勢にバイラル(伝播)することで、
消費活動が誘発される
多人数 広範囲 拡散顧客との関係性強化
リーチの拡大
多人数・広範囲へ拡散顧客との関係性強化
友人フィルタリング
によるクチコミが
強力に消費を誘発
リ チの拡大
クチコミが
“広範囲かつ大勢”
の友人に広がる
情報の評価・選択 短期間での拡散3.ソーシャルメディアが誘発する消費<ソーシャルメディア誘発消費のパターン>
ソーシャルメディアが誘発する消費のパターンは4つ
ソーシャルメディアにより誘発される4つの消費
玉突き消費
ゆる誘い消費
オススメ情報 購入 お誘い 概要:友人の興味を知ってお試し買い(超ロングテー ル消費)/友人の推薦により 好きなモノを消費(ロッ 概要:目的や相手を定めない“ゆるい”誘いによる消 オススメ情報 商品・ サービス 購入 商品・ サービス 共同購入・消費 ル消費)/友人の推薦により、好きなモノを消費(ロッ クイン消費) 対象:コンテンツ、外食、レジャー、ファッション 等 概要:目的や相手を定めない ゆるい 誘いによる消 費拡大 対象:外食、レジャー旅行 等プレゼント消費
アピール 購入 購入 記念日等情報欲しいもの・ネタ消費
概要:コミュニケーション/アピールのために、面白い ものやこだわりのあるものを消費 概要:友人の好みを知ることで、プレゼントの質が向 上/気軽さ故にプレゼントの機会が拡大 商品・ サービス 購入 記念日等情報 商品・ サービス 送付 商品・ サービスCopyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 27
ものやこだわりのあるものを消費
対象:ファッション、レジャー、コンテンツ、外食等
上/気軽さ故にプレゼントの機会が拡大 対象:ファッション 等
3.ソーシャルメディアが誘発する消費<ソーシャルメディア誘発消費の規模>
2012年は、コミュニケーションのための“ネタ消費”の規模が増加している
ソーシャルメディアにより誘発される4つの消費
2011年の 消費規模 2012年の 消費規模(推計) ポテンシャル 消費規模(注)億円
玉突き消費
5,500億円
300億円
5,800億円
1.8兆円
ゆる誘い消費
4,600億円
500億円
5,100億円
1.7兆円
ネタ消費
3,400億円
4,600億円
1.2兆円
1,200億円
プレゼント消費
1 700億円
1 600億円
0 6兆円
‐100億円
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プレゼント消費
1,700億円
1,600億円
0.6兆円
(注)ポテンシャル消費規模とは、ソーシャルメディアの利用者が飽和している時(潜在的利用意向者が全て利用している時) の消費規模を示している。2011年9月及び2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」から推計
3.ソーシャルメディアが誘発する消費<ソーシャルメディア上での発信力>
ソーシャル充実度が高い層を捉えることが、消費誘発の近道ではないか
ソ シャルメディア上で発信に反応をもらえる割合
ソーシャル充実度
ソーシャルメディア上で発信に反応をもらえる割合
※②を①で除し算出 ①友人(友達/マイミク/フォロワー)の数 ②「いいね!(Like)/イイネ!/リツイート(RT)」を押される数 RTソーシャル充実度:高
いいね! イイネ!ソ シャル充実度:高
いいね! いいね!ソーシャル充実度:低
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具体的には、3つのソーシャルメディアのいずれかで、反応される率を友人10~100人:15%以上、友人100~500人: 10%以上、友人500人以上:5%以上で“高い”と判定する ※いいね!(Like)は最低5人以上、 イイネ!/リツイート(RT)は最低3人以上
3.ソーシャルメディアが誘発する消費<ソーシャル誘発消費を牽引するユーザー層>
ソーシャルメディア上での発信力が高く、自分ネタに偏らず情報発信してくれるユーザーは、
ソーシャルメディアでの情報の流通を媒介するいわば“ソーシャル商人(あきんど)”といえる
ソーシャルメディアにおけるユーザ像の分類(“士農工商”)
高 ソーシャル商人 ソーシャル農民 ソ ー シ ャ 高 い490万人
250万人
ャ ル 充実度 ソーシャル職人 ソーシャル武士490万人
50万人
低 い920万人
550万人
パブリック(世の中の事柄) プライベート(自分・身の回りのこと) 発信するコンテンツの種類920万人
550万人
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発 類
※ ROM(何も発信していない、Read Only Member)は460万人存在 (上記の4つのセグメントと合せて、2670万人)
(注)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」 、
3.ソーシャルメディアが誘発する消費行動のまとめ
ソ シャルメディアによって誘発される4つの消費は 2012年でそれぞれ
ソーシャルメディアによって誘発される4つの消費は、2012年でそれぞれ
約2000~6000億円の規模
z
2011年と比べて、2012年はコミュニケーションのための“ネタ消費”の規模が増加し
z
2011年と比べて、2012年はコミュニケ ションのための ネタ消費 の規模が増加し
ている
ソーシャルメディアでの情報の流通を媒介する“ソーシャル商人(あきん
ど)”が消費誘発の鍵である
z
ソーシャル商人は、ソーシャルメディア上での影響力が高く(発信に対する反応される
率がよい)、自分ネタに偏らず情報発信してくれるユーザー
1. ソーシャルメディアの利用動向
2. ソーシャルメディアユーザーの成長モデル
3. ソーシャルメディアが誘発する消費
4 企業におけるソ シャルメディア利活用
4. 企業におけるソーシャルメディア利活用
4.企業におけるソーシャルメディア利活用<企業のソーシャルメディア活用の意義>
ソーシャルメディアの特徴である“ゆるいコミュニケーション”が、
企業と既存顧客の心地よい関係を築けるのでは
ソーシャルメディア利用前
ソーシャルメディア利用後
ソーシャルメディア利用前
ソーシャルメディア利用後
自社 たまにしか見ない ホームページ見づらい ソーシャルメディアによる コミュニケーション 自社サイト (ホームページ、ブログ) 既存顧客 企業 遠くに居るので ユーザーにアクセスできない 顧客が日頃利用している ソーシャルメディア上で つながる 専門サイト顧客と長期的な関係を
既存顧客 企業 つながる 写真や映像と組み合わせる など工夫可能 PCメール築くのは大変難しい状況
など工夫可能 好きなタイミングで グ 携帯電話メール 近づきすぎると 煙たがられるCopyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 33
ログインするので 良い距離感になる 近すぎる
4.企業におけるソーシャルメディア利活用<ソーシャルメディア上のユーザーと企業のコミュニケーション状況>
企業ページの内容を読んでもらう割合が20~50%程度となっており、
一定の成果を生んでいる
各サービス別に見たソーシャルメディアユーザーの企業ページ利用率
しっかり読んでいる 目は通している53%
49%
31%
%
31%
28%
26%
22%
21%
16%
10%
mixi
Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」 34
4.企業におけるソーシャルメディア利活用<ソーシャルメディアによるコミュニケーション効果>
直接的には既存顧客の深化に効果がある。ソーシャル商人等がハブとなって
新規顧客へのリーチやロイヤルカスタマーの維持も伝播効果により実現可能である。
企業のソーシャルメディア活用による効果領域
ロイヤル
ロイヤルカスタマーの維持
この効果に波及することも
ソーシャル商人が
キーマン
カスタマー
ン
レベル
既存顧客
企業とゆるくコミュニケーションすることで
ファ
ン
既存顧客
いつのまにか好きになっている
リピート数の増加(深化)新規顧客
認知の獲得(リーチ)
この効果に波及することも
ソーシャル商人が
キーマン
4.企業におけるソーシャルメディア利活用<企業が注目すべきユーザー>
2700万人の全体ユーザー規模よりも、バイラル効果が高まる(=費用対効果が良い)
ソーシャル商人が魅力的
ソーシャル商人 ソ シャル商人ソーシャルメディアへの書き込みはパブリック(自分事以外)の方が多く、友人から
“いいね”をもらう割合が高いことが特徴。250万人居ると推計される。
いいね をもらう割合が高いことが特徴。250万人居ると推計される。
ユーザー像別の企業ページ・アカウント利用率 ソーシャル商人の利用率の高い業種 76% 62% 66%旅行
(29%)AV家電
52%AV家電
(29%)ファッション
(27%) ソーシャル ソーシャル ソーシャル ソーシャル ( )CD・映画・雑誌
(26%)外食
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ソ シャル 商人 ソ シャル 職人 ソ シャル 武士 ソ シャル 農民 (23%) (出所)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」 赤枠は、全体平均より5ポイント以上高いことを示す
4.企業におけるソーシャルメディア利活用<ソーシャル商人のペルソナ>
性・年代、職業などの特徴は少ない。リアルとネットの双方が充実している割合が高い。
ネットサービスの利用は多岐に亘り、AV機器やネットへの興味度が高い層
日常の行動
独立した生活力を有している(親や兄弟とは非同居)
交友関係がやや広く、自ら企画して遊びに行く
あまり他人の意見には流されず、悩み事を相談される兄貴姉御肌
様々なインタ ネットサ ビス
F
b
k
i i T itt の3つと
ソーシャルメディアの使い方
インターネットの使い方
様々なインターネットサービス
利用する
特に、
GREE・Skype・2chを常
Facebook、mixi、Twitterの3つと
も利用している
利用頻度や利用時間には、特徴
はない
?
特に、GREE Skype 2chを常
用し、ブログも執筆している
Q&Aサイトやブログへのコメント
等を行 ている
はない
主に
情報入手・発信のために利
用、ひまつぶし利用はあまりしない
本気いいね以外の建前いいね
をす
ることも
?
等を行っている
EC(Amazon、楽天市場)をよ
く利用している
ることも
AV家電、外食、旅行
の企業とつな
がりを持つ
ソーシャル消費は総じて
経験あり
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く利用している
シ
消費は総じ
経験あり
(注)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」から平均 より5ポイント以上高い条件を基に作成
4.企業におけるソーシャルメディア利活用<ソーシャルメディア活用の成功要件の1つ>
ソーシャル
商人をターゲティングすることは困難である。
彼らが取り上げたくなるコンテンツの提供ができるかどうかが成否を分ける
企業から見て、ソーシャル商人は是非ともリーチしたい/確保したい
どうやって捕まえればよいのか?
ソーシャルメディア 活用企業商人と企業を結びつけるのは“コンテンツ”
コンテンツというのは、ソーシャルメディア上のネタだけではない
企業が提供するモノ・サービスそのものも含む
商人と企業を結びつけるのは コンテンツ
ソーシャル商人は、デモグラフィック属性の目立った特徴は少ない
インターネットサービスをうまく利用し、ソーシャルメディアはその中の1つ
ソーシャル消費も多め
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ソーシャル商人
4.企業におけるソーシャルメディア利活用<ソーシャルメディアによる波及イメージ>
ソーシャルメディアの効果は、ボトムアップ×波紋型が理想的
ユ ザ 巻き込み型 ユ ザ へのリサ チ ユ ザ の声収集ロイヤルカスタマーの
ユーザー巻き込み型 サービス開発 ユーザーへのリサーチ (企画) ユーザーの声収集 (アフターメンテナンス)囲い込み
新規顧客へのリーチ
ソーシャルメディアによる
プロモーションモデル
既存顧客(ファン)の
深化
プロモ ションモデル
深化
4.企業におけるソーシャルメディア利活用のまとめ
ソ シャルメディアは企業とユ ザ をゆるく結びつける有効な方法
ソーシャルメディアは企業とユーザーをゆるく結びつける有効な方法
z
現時点では、ユーザーも企業とつながることにポジティブな反応を示す
短期的には“ソーシャル商人”をうまく味方に付けられるかがポイント
z
ターゲティングするのではなく 彼らに取り上げられそうなコンテンツを提供する
z
ターゲティングするのではなく、彼らに取り上げられそうなコンテンツを提供する
長期的には ボトムアップ×波紋のような伝播が理想形
長期的には、ボトムアップ×波紋のような伝播が理想形
z
プロモーション成功後に、アフターメンテナンス、企画リサーチ、サービス開発
と広げることが可能
と広げることが可能
本日の発表のまとめ
現在のユ ザ 数
P 5 8
ソ シャル消費規模
P 28
現在のユーザー数
複数サ ビス
•P.5、8
ソーシャル消費規模
•P.28
複数サービス
ユーザーの特徴
•P.9~14
ソーシャル士農工商
•P.30
ユーザーの成長モデル
(嵌る/脱退)
•P.17~22
ソーシャル商人の
特徴
•P.36、37
•P.23
潜在ユーザー数
企業活用モデル
•P.39
参考資料
アンケート概要
2012年9月にNRIが「ソーシャルメディア利用実態調査」を実施
「ソーシャルメディア利用実態調査」の概要
ソ シャルメディア利用実態調査」の概要
①事前調査
イ タ ネ
調査
②本調査
イ タ ネ
調査
実施日
9月10日(月)
手法
インターネットアンケート調査
手法
インターネットアンケート調査
実施日
9月13日(木)
対象年齢
15歳~64歳
対象年齢
15歳~64歳
対象地域
全国
(有効)
30 000人
対象地域
全国
(有効)
2 064人
回答数
30,000人
回答数
2,064人
対象属性
ソーシャルメディア利用者
対象属性
インターネット利用者
リアル充実度・ネット充実度の定義
リアル・ネットでのコミュニケーション量と満足度を、点数化し指標化する
リアル充実度・ネット充実度の定義
リアル充実度
リアル充実度・ネット充実度の定義
ネット充実度
“現実世界” での
コミュニケーションの量・満足度を測る指標
“インターネット” での
コミュニケーションの量・満足度を測る指標
※①~③を点数化し合計して算出① 友人の数
• 携帯電話で気軽にメールできる同性(異性)の 人数 ※①~③を点数化し合計して算出① インターネット利用時間
• 気軽にメールできる同性(異性)の人数 人数② 休日に外出する頻度
• 同姓(異性)と自分で企画して(誘われて)外出 する頻度③ 現状の生活
の満足度
② インターネットでの発信頻度
• インターネットサービス(ソーシャルメディア以 外)で書き込みを行う頻度③
③ 現状の生活への満足度
• 現状に満足しているか否か、将来に希望かある か否かの主観判断③ インターネット生活への満足度
• インターネット上における自身の行動に満足し ているか否かの主観判断1.ソーシャルメディアの利用動向<ソーシャルメディアの使い分けによる特徴>
3つのサービスの利用パターンにより、興味のある分野に特徴がある
3つのサービスの利用パターン別にみた
ソーシャルメディア上でつながりを持っている企業の業種
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※赤字は全体よりも5ポイント以上高いセル
ソーシャルメディアの使い分けによる特徴ユーザ像の算出方法
属性(性・年代)をアンケート結果から判断して設定
mixi
×Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. (出所)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」 46
ソーシャルメディアの使い分けによる特徴ユーザ像の算出方法
属性はアンケート結果から判断して設定
その他は全体平均より5ポイント以上高い属性を抜粋し、特徴をまとめる
mixi
×属性 大学 通う学生 結婚は な 日常の行動 21歳(20歳~24歳(23%))の男性(53%) 1991年生まれで最も多い名前が“翔太”(出所:明治安田生命相互保険会社) 大学(62%/55%)に通う学生(26%/20%)で結婚はしていない(68%/58%) 友人と食事することが多く(45%/37%)、会ったことのない人に会うのは楽しみ(59%/47%) アドレス帳には100人以上登録されており(49%/35%)、月に1回は自分で企画して友人と外に遊びに行く(35%/23%) インターネットの使い方 インターネットサービス全般をよく利用し(47%/37%)、毎日書きこむ(37%/24%)
特に、Line(47%/30%)、Skype(36%/22%)、ブログ執筆(42%/28%)、 ぐるなび(39%/30%)、食べログ(40%/30%)、Amazon(42%/38%)の利
用頻度が高い インターネットの使い方 ソーシャルメディアの利用時間が長い(日83分/日56分) Facebookは1年前(45%/39%)に始め、最近も利用は増加している(55%/47%) mixi(64%/46%)とTwitter(76%/62%)にも毎日ログインしている ソーシャルメディアの使い方 mixi(64%/46%)とTwitter(76%/62%)にも毎日ログインしている 主に友人とコミュニケーションを取るため(Facebook:77%/65%)に利用しているが、情報収集のためには利用していない (Twitter:60%/51%) いいね!は毎日押しており(Facebook:53%/43%)、日に1回以上は書き込みを行っている(Facebook:29%/22%) ファッション(37%/27%)や外食(23%/17%)の企業とつながりを持っている
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ファッション(37%/27%)や外食(23%/17%)の企業と ながりを持っている
ソーシャルメディアきっかけの消費が多く(65%/45%)、特にコミュニケーションのためや自分を良く見せるための消費を行う(4 7%/30%)
※括弧内の数字は(セグメントにおける割合/ソーシャルメディア利用者における割合)を示す (出所)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」
ソーシャルメディアの使い分けによる特徴ユーザ像の算出方法
属性はアンケート結果から判断して設定
その他は全体平均より5ポイント以上高い属性を抜粋し、特徴をまとめる
mixi
属性 旦那 と 歳の息子 の 人家族 日常の行動 27歳(25歳~29歳(31%))の女性(55%) 1985年生まれで2番目に多い名前が“麻衣”(最も多いのは“愛”)(出所:明治安田生命相互保険会社) 旦那(52%/42%)と、1歳の息子(22%/12%)の3人家族 携帯電話のアドレス帳には100人以上登録されており(49%/35%)、10人以上の友人には気軽にメールが送れる(39%/28%) 友人と食事することが多く(45%/37%)、月に1回以上家族で“おでかけ”もする(39%/28%) インターネットの使い方 Lineをよく利用するが(43%/33%)、Amazonや楽天市場は利用しない(43%/38%) インターネットの使い方 Facebookは3ヶ月前(44%/35%)に友人に勧められて始めた mixiは月に1回程度の書き込みを続けているが(14%/9%)、“イイネ!”の機能は使ったことはない(30%/25%) ソーシャルメディアの使い方 は月に 回程度の書き込みを続けて るが( / )、 イイネ の機能は使 た とはな ( / ) 1年前(41%/34%)にTwitterを利用していたが、やめてしまった(24%/9%) 主に友人とコミュニケーションを取るために利用しており(Facebook:77%/65%)、Facebookの利用は増加している(53%/47%) 書き込むことは身の回りの話題が多く(75%/64%)、企業とはつながりを持っていない(Facebook:53%/40%) ただし、旅行(27%/21%)やテーマパーク(21%/15%)などの企業とはつながりを持ちたいと思うCopyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 48
ただし、旅行( / )やテ ク( / )な 企業 は な りを持ちた 思う
コミュニケーションを生むための、ネタ消費はしない(49%/41%)
※括弧内の数字は(セグメントにおける割合/ソーシャルメディア利用者における割合)を示す (出所)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」
ソーシャルメディアの使い分けによる特徴ユーザ像の算出方法
属性はアンケート結果から判断して設定
その他は全体平均より5ポイント以上高い属性を抜粋し、特徴をまとめる
mixi
×Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 49
ソーシャルメディアきっかけの消費が多く(62%/45%)、特にコミュニケーションのためや自分を良く見せるための消費を行う (43%/30%)
※括弧内の数字は(セグメントにおける割合/ソーシャルメディア利用者における割合)を示す (出所)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」
ソーシャルメディアの使い分けによる特徴ユーザ像の算出方法
属性はアンケート結果から判断して設定
その他は全体平均より5ポイント以上高い属性を抜粋し、特徴をまとめる
Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 50
Twitterではよく企業の投稿を目にしており(56%/49%)、AV デジタル機器の企業とつながりを持っている(25%/18%) (43%/30%)
※括弧内の数字は(セグメントにおける割合/ソーシャルメディア利用者における割合)を示す (出所)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメディア利用実態調査」
利用者の流動状況/併用化
他のサービスとの併用で利用し始めた利用者数は
Facebook>Twitter>mixiの順に多い
利用者の併用開始の状況(2011年以降)
20万人
460万人
+700万人
+40万人
mixi
mixi
b
k
i i
40万人
320万人
mixi
×240万人
20万人
Facebookを併用 mixiを併用Copyright(C) Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 51
人
Twitterを併用 (注)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメ ディアの利用のアンケート」、総務省「通信利 用動向調査」および「人口推計」からNRI推 計。日本に住民登録をしている人に限る。+360万人
利用者の流動状況/他サービスからの移行
他のサービスから移行してきた利用者数は、
Facebook>Twitter>mixiの順に多い
利用者の他のサービスへの移行状況(2011年以降)
40万人
+270万人
+110万人
120万人
mixi
60万人
70万人
150万人
100万人
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Twitterへの移行 (注)2012年9月にNRIが実施した「ソーシャルメ ディアの利用のアンケート」、総務省「通信利 用動向調査」および「人口推計」からNRI推 計。日本に住民登録をしている人に限る。