公共交通としてのレンタサイクルシステム フィージビリティ調査
【調査都市:横浜市】
報告書
平成 22 年 5 月
財 団 法 人 日 本 自 転 車 普 及 協 会
―目次―
1 調査の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
p1-1
1.1 調査目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p1-1 1.2 調査手順・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p1-2 1.3 調査内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p1-3
2 検討の背景と基礎知識の整理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p2-1
2.1 海外におけるコミュニティサイクルの導入事例・・・・・・・・・・・・p2-1 2.2 国内におけるコミュニティサイクルの状況・・・・・・・・・・・・・・p2-5 2.3 横浜みなとみらいにおけるコミュニティサイクル社会実験実施結果・・・p2-6 2.4 コミュニティサイクルシステムの必要性や課題・・・・・・・・・・・・・p2-17
3 検討範囲の設定と現況確認・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
p3-1
3.1 検討範囲の設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p3-1 3.2 現況確認・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p3-2
4 アンケート調査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p4-1
4 . 1 調査目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p4-1
4 . 2 調査概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p4-2
4 . 3 スクリーニング条件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p4-3
4 . 4 スクリーニングの優先順位・調査手順・・・・・・・・・・・・・・・・ p4-5
4 . 5 Web アンケート調査項目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p4-6
4 . 6 Web アンケート調査票 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p4-7
4 . 7 Web アンケート集計結果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p4-24
5 基本システムの想定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
p5-1
5.1 利用者のインターフェイス仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p5-1 5.2 自転車・ラック仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p5-2 5.3 サイクルポートの設置方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p5-5 5.4 運営方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p5-7 5.5 広告事業等の必要性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p5-8 5.6 料金制度・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p5-9 5.7 法的整備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p5-11
6 需要予測式の構築・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p6-1
6.1 需要予測の考え方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p6-1 6.2 ゾーン間のサービスレベル調査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p6-8 6.3 需要予測式の構築・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p6-11 6.4 パラメータ推定結果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p6-14
7 需要予測・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
p7-1
7.1 需要予測の手順・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p7-1 7.2 パーソントリップデータの整理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p7-2 7.3 コミュニティサイクル利用見込み者の抽出・・・・・・・・・・・・・・・p7-11 7.4 交通機関別の転換量(需要)の算出・・・・・・・・・・・・・・・・・・p7-13 7.5 需要予測結果の考察・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p7-22 7.6 オペレーションの上限値を考慮した需要予測の実施・・・・・・・・・・・p7-24
8 運営・配置計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p8-1
8 . 1 運営計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p8-1 8 . 2 配置計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p8-8 8 . 3 段階整備計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p8-24
9 収支採算性の検討・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
p9-1
9.1 収支採算性の検討手順・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p9-1
9.2 概算事業費の検討・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p9-2
9.3 収支採算性の検討・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p9-3
10
GPS
調査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p10-1
10.1 調査概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p10-1 10.2 調査結果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p10-6 10.3 主要な利用経路の抽出・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p10-12
11 フィージビリティ・スタディ(案)の設定・・・・・・・・・・・p11-1 12 まとめ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
p12-1
1 調査の概要
1.1 調査目的
コミュニティサイクルとは都市内に複数の自転車貸出拠点(サイクルポート)を設置し、どのポート でも自転車の貸出・返却ができるシステムであり、平成
19(2007)年 7
月にフランスのパリ市において
20,000
台規模で導入された「ヴェリブ」を筆頭に欧州各国で普及が進んでいる。国内においても平成
21
年に東京大丸有(大手町・丸の内・有楽町)地区や横浜市、名古屋市などでコミュニティサイク ルの社会実験が行われ、翌22
年3
月には富山市で本格的なコミュニティサイクルが営業を開始するな ど、全国各地において導入の機運が高まっている。自転車を新たな公共交通手段として位置付け、都市における短距離移動の利便性向上や、回遊性の向 上による市街地活性化、自動車から自転車への利用転換による
CO2
削減効果などが期待されるコミュ ニティサイクルの普及を図ることはきわめて有意義であると考えられる。この背景を踏まえ、(財)日本自転車普及協会では平成
20
年度にコミュニティサイクルの導入可能性 を検討するため、「公共交通としてのレンタサイクルシステム研究会」を発足させ、海外および国内の 事例を調査し、コミュニティサイクルの必要性や日本へ導入する場合の問題・課題を整理し、基本的な ビジネスモデルについて検討を行った。さらに平成
21
年度は、前年度に得られた成果を継続・発展させる取り組みとして、特性の異なる5
都 市を選定し、各都市に適したコミュニティサイクルシステムの導入、実現可能性について検討すること とした。モデル都市については(財)日本自転車普及協会が公募を実施し、横浜市は「需要や広告収入 条件の高い人口200
万人以上の都市」として選定された。1.2 調査手順
本調査の実施手順は以下のとおりである。
1.計画準備
2.検討の背景と基礎知識
3.検討範囲の設定と現況確認
4.アンケート調査
5.基本システムの想定 6.需要予測式の構築
7.需要予測
8.運営・配置計画
9.収支採算性の検討
11.フィージビリティ・スタディ案
検
討
会
の
開
催
10.GPS調査
図 1-1 調査手順
1.3 調査の内容
1.3.1 検討背景と基礎知識の整理
平成 20 年度検討成果などを活用し、ヨーロッパのコミュニティサイクルの状況や、我が国のレンタ サイクルシステムの状況、コミュニティサイクル・システムの必要性と課題など、検討の背景と基礎知 識を再整理した。
1.3.2 検討範囲の設定と現況確認
モデル都市の中心市街地もしくは観光地を対象として、コミュニティサイクルの利用が見込める地域 を、検討の範囲として設定した。
また、対象範囲の人口や従業者数、主要観光地分布、道路条件、鉄道・バス等の公共交通条件を整理 した。
1 . 3 . 3 アンケート調査
設定した対象地域の住民と従業者(事業所)、来街者等を対象として、現在の交通行動と、コミュニ ティサイクル利用の意識、自転車利用への転換条件等をアンケート手法によって把握した。
1.3.4 基本システムの想定
平成 20 年度検討の成果や既存システムを踏まえ、利用者のインターフェイス仕様や、自転車の車両 及びラックの仕様、運営方法、広告事業の必要性、料金制度等の基本システムを想定した。
この際、運営方法については、地域の交通に配慮した検討を行なった。また、ステーションの設置や 広告掲出等に関する法的整備の検討を行なった。
1.3.5 需要予測式の構築
アンケート調査の集計結果を踏まえて、需要感度に係る各種パラメーターを設定し、需要予測に用い る非集計分析モデル式を構築した。
1.3.6 需要予測
対象地域にコミュニティサイクルを導入した場合における、利用の需要量を検討した。
移動の基本的な構造についてはパーソントリップ調査を基に把握し、アンケート調査からコミュニテ ィサイクルへの転換量と移動 OD を予測した。
転換量の算定には、非集計モデルによる解析を行なった。
1.3.7 運営・配置計画
①運営計画
コミュニティサイクル・システムの運営スキームと、コミュニティサイクル・センターやス トック・ヤードなど運営に必要な施設と必要人員など、運営計画を策定した。
②配置計画
基本システムの検討と需要予測の結果を踏まえ、ステーションとパネルの配置計画を検討し た。
また、自転車の移動パターンを予測して、運搬計画を策定した。
ステーションの配置は、目的地で駐車ラックが満車状態となった場合、隣接するステーショ ンに置き、徒歩で目的地まで向かえるよう、300mピッチを原則としながら、駅・バス停・空 港・港等の交通結節点や、大きな重要が見込まれる、主要施設や観光地を中心とした配置計画 とした。
1 . 3 . 8 収支採算性の検討
①概算事業費の検討
システムの導入・運営に必要な事業費の積算を行なう。費用はインフラ整備を伴うイニシャル コストと、その後の運営に係る、補修や大規模な施設更新を含めたランニングコスト別に算出し た。
②広告事業計画
コミュニティサイクルの運営として、広告事業を想定した場合の計画案を策定した。
自治体による広告事業を実施する場合に必要となる条例や規則・要綱の策定や、運営組織の立 ち上げ、広告の募集方法、広告の形態と設置位置、広告事業による収入見通しを検討した。
③収支採算性の検討
必要経費と収入バランスを検討し、収支がマイナスとなる場合には、イニシャルコストの調達 方法(補助等)や、公費による補填の可能性と必要額を算定し、採算モデルを構築した。
1.3.9 フィージビリティスタディ(案)の設定
以上の検討を踏まえ、地域の状況に適したコミュニティサイクル・システムのフィージビリティ・ス タディ案として設定した。
2 検討の背景と基礎知識の整理
2.1 海外におけるコミュニティサイクルの導入事例
海外では既に多くの都市でコミュニティサイクルが導入されている。ヨーロッパのコミュニティサイ クルは、都市内に多数のサイクルポートを配置し、どこでも貸出、返却が可能なシステムとなっている。
また、デザイン性に優れた専用自転車、ラック、無人貸出機を配置し、見た目にも美しいのが特徴とし て挙げられる。利用方法としては、無人の貸出機による IC カードを用いた認証システムが多く用いら れている。利用料金は、最初の 30 分は無料で、その後課金されていくものが多い。
<貸出システム>
無人のサイクルポート(無人貸出機、専用ラック) 現地ポートで簡単に新規登録
専用 IC カードによる個人認証
写真 2-1 海外のコミュニティサイクルの貸出システムの一例
<利用風景>
(パリ) (バルセロナ)
(カナダ) (ローマ)
(ドイツ) (リヨン)
写真 2-2 海外のコミュニティサイクルの導入状況と利用風景
表 2-1 海外事例の事業主体及びポート数・自転車配置台数
表 2-2 利用方法と利用料金 利用方法と利用料金
利用者の特定 利用システム(決済方法) 料金 年間パス所有者数 データ送信システム
(ステーションと管理センター間) 利用方法の特徴
パリ ヴェリブ
(シクロシティ)
ターミナルのリーダーが パスを認証する
年間登録のためにはパス(スイカ式)が必要 年間パス、1 週間パス、1 日パス 口座(クレジットカード)から自動引き落とし
30 分まで無料 30 分から 60 分まで 1 ユーロ 60 分から 90 分まで 2 ユーロ 90 分から 120 分まで 4 ユーロ
198,913 人 GPRS
(パケットデータ通信)
ターミナルのリーダーに パスを認証させ、レンタルする
バルセロナ ビシング
(スマートバイク)
ターミナルのリーダーが パスを認証する
パス(スイカ式)が必要 年間パスのみ
口座(クレジットカード)から自動引き落とし
30 分まで無料
30 分以降 120 分までは、30 分毎に 30 センツ 120 分以降は 60 分毎に 3 ユーロの罰金
170,000 人
(年間パス)
GPRS
(パケットデータ通信)
ターミナルのリーダーに パスを認証させ、レンタルする
ベルリン コールアバイク
コールセンターに携帯で 電話する
登録は必要だが、パスは必要ない 年間登録、1 週間登録、1 日登録 口座(クレジットカード)から自動引き落とし
1 分につき 8 センツ。1 日(24 時間)9 ユーロ 但し、一年登録者の場合には、
最初の 30 分は無料
45,000 人(ベルリン)
150,000 人(ドイツ全体)
携帯電話
(GSM)
携帯で連絡し、4 桁のコードを もらいロックを解除 返却時はロックし、表示された 4 桁のコードを携帯で連絡する その際、置いた場所も知らせる
ローマ ビチンチッタ
ターミナルのリーダーが パスを認証する
パス(スイカ式)が必要 10 ユーロの保証金 5、10、20、ユーロの残高要
30 分まで無料 30 分から 60 分まで 1 ユーロ
60 分から 90 分まで 2 ユーロ 2,182 人 GPRS
(パケットデータ通信)
ターミナルのリーダーに パスを認証させ、レンタルする
事業主体 事業受託者
事業形態
ポート 自転車台数
事業主体者 事業受託者 実施体 運営費用 事業開始年月日 ポート数 ポートの配置 自転車台数 人口
パリ ヴェリブ
(シクロシティ)
パリ市
(10年かけて 400km 弱の自転車道を整備、
広告掲出特権付与)
㈱JC ドコー社
(フランス)
㈱SOMUPI 社
ドコー社系子会社 広告収入+利用料 2007 年 7 月 15 日 1,451 箇所 300 メートルごとに配置
地下鉄、バス、公共施設の近く 20,600 台 215 万人
バルセロナ ビシング
(スマートバイク)
㈱BSM 社
(バルセロナ市の 100%子会社)
㈱クリアチャネル社
(USA) ㈱クリアチャネル社 自動車駐車場収入
+利用料 2007 年 3 月 22 日 400 箇所 国鉄、地下鉄、バス、公共施設の近く
市営駐車場、市営特別施設の近く 6,000 台 161 万人
ベルリン コールアバイク
㈱DB レント
(ドイツ鉄道〔DB〕の 100%子会社)
㈱DB レント
(ドイツ) ㈱DB レント 利用料 2002 年 7 月 1 日
主要な 交差点に 止めてある
ベルリン市内環状線
(Sバーン)内部(面積は 100 平方km 80 万人が住む)
2,000 台 342 万人
ローマ ビチンチッタ
㈱セムーサ社
(スペイン)
(広告掲出特権付与)
㈱セムーサ社 ㈱セムーサ社 ㈱セムーサ社が負担
ローマ市が一部負担
2008 年 6 月 13 日
6 ヶ月限定の試験実施 19 箇所 ローマ市内、パンテオン周辺 200 台 272 万人
表 2-3 利用状況およびサービス体制等
利用状況盗難&故障 使用自転車 サービス体制
利用状況
(年間利用者数)
1日あたり利用台
数 自転車稼動(1 日) 盗難 故障状況 ホイール径 重量 自転車のメーカー 自転車管理
&修理用アトリエ スタッフ数 配送者 パリ
ヴェリブ
(シクロシティ)
30,000,000 人 82,192 台(推定)
(*) 約 4.0(**) 3,000 台 3,000 台 26 インチ 22.4kg ラピエール
(フランス)
12 箇所
自転車修理専用船 400 名 20 台
バルセロナ ビシング
(スマートバイク)
20,075,000 人
(55,000 台×365 日) 55,000 台 約 9.2(**)
1,500 台
〜 2,500 台
21,840 台
(推定 1 日 35 台
×2 アトリエ×312 日)
前輪は 20 インチ
後輪は 24 インチ 16.5kg インターサイクル
(フランス) 2 箇所 200 名 24 台
ベルリン コールアバイク
600,000 人
(推定 2000 台×300 日)
・冬期(1,2 月)は休業
約 2,000 台 約 1.0(**) 100 台 不明 26 インチ 23.4kg パンテール
(ドイツ) 1 箇所 5 名 3 台
ローマ ビチンチッタ
48,470 人
(6 ヶ月) 269 台 約 1.4(**) 8 台(6 ヶ月) 10 台(1 日平均) 28 インチ 14.0kg ペナロラ
(イタリア) 1 箇所 8 名 3 台
財団法人日本自転車普及協会 公共交通としてのレンタサイクルシステム研究会 報告書 を基に作成
2.2 国内におけるコミュニティサイクルの状況
日本国内においても、近年複数の都市で社会実験が実施されている。また富山市においては平成
22
年3
月からコミュニティサイクルの本格運用が開始され機運が高まっている状況であるといえる。○富山市(H22.3.20から本格実施)
シクロシティ
○大丸有(H21年度)
JTB
○藤沢市社会実験(21 年度)
㈱ペダル
○横浜市社会実験(H21 年度)
サイカパーキング(株)
写真 2-3 国内におけるコミュニティサイクルの実施状況
2.3 横浜みなとみらいにおけるコミュニティサイクル社会実験実施結果 2.3.1 実験概要
2.2に示したとおり横浜みなとみらい地区においては平成
21
年度に社会実験を実施した。本節で は社会実験の概要および結果について報告する。実験概要を表 2-4に示す。
表 2-4 実験概要
実験エリア
横浜都心部(みなとみらい21〜関内・山下町地区)
実験実施期間
平成21年10月29日(木)〜11月30日(月) (33日間)規模
自転車100台サイクルポート10カ所(1ヵ所あたり平均
10
台の自転車を配置)ポート配置
駅や主要施設等に配置ターゲット
観光利用、業務利用、私事利用対象年齢
中学生以上の方システム
ICカードの認証による貸出返却関連調査内容
利用者アンケート、地域へのヒアリング、システム検証等その他
・自転車の偏在調整のための車両運搬を随時実施・実験実施事業者が必要な保険に加入
(出典:横浜市都心部自転車施策検討(コミュニティサイクル導入検討)報告書)
2.3.2 サイクルポート設置箇所
サイクルポートを以下の10箇所に設置した。
1
2 3
4
5 6
7
8
9
10 1
2 3
4
5 6
7
8
9
10 1
2 3
4
5 6
7
8
9
10
図 2-1 サイクルポート設置箇所
(出典:横浜市都心部自転車施策検討(コミュニティサイクル導入検討)報告書)
①新高島駅 ②日産カーパレス ③パシフィコ横浜 ④みなとみらい駅 ⑤桜木町駅
⑥馬車道駅 ⑦横浜ワールドポーターズ前 ⑧関内駅 ⑨大さん橋 ⑩横浜マリンタワー
2.3.3 システム
(1)貸出システム
貸出はサイクルポート10箇所それぞれに以下のシステム、人員を配置した。
・ICカード(利用者カード)PCシステムによるデータ管理 (貸出・返却情報)
☆システム構成
図 2-2 貸出システムの構成
(出典:横浜市都心部自転車施策検討(コミュニティサイクル導入検討)報告書)
ポートPC カードリーダ
ポート1
ポートPC カードリーダ
ポート2
ポートPC カードリーダ
ポート10
・
・
・
自転車 50〜100台 各ポートに
管理人を配置
カードタッチ(貸出・返却時)
カードに貸出・返却情報を書き込む
管理PC
管理本部
データ データ データ
各ポートの データを取込
・ノートPC
・ICカードリーダライタ
・ICカード
・自転車
(2)自転車
以下の2種類の自転車を50台ずつ準備した。
図 2-3 配置した自転車の様式
(出典:横浜市都心部自転車施策検討(コミュニティサイクル導入検討)報告書)
(3)サイクルポート
サイクルポートは以下の示す備品等を用いて設置した。
○自転車:平置き(専用ラックなし)
○受付用机、椅子
○フェンス
○ポート名看板
○のぼり旗設置
ブリヂストンサイクル べガス20インチ 前カゴ付 3段変速
ミヤタ
ストロンガー26 湘南バージョン 前カゴ付 26インチ 6段変速
前カゴに車両№入りのロゴマークを貼付。
2.3.4 利用方法・利用料金
(1)利用方法
利用方法を以下に示す。
図 2-5 コミュニティサイクルの利用方法
(出典:横浜市都心部自転車施策検討(コミュニティサイクル導入検討)報告書)
(2)利用料金
利用料金は以下に示す設定とした。利用料金は登録料と利用料の組み合わせによる設定を行った。ま た長時間連続利用の利用料金を高く設定することにより、短時間利用を促し、自転車の利用回転率を上 げ、より多くの方に利用していただく仕組みを設定した。
図 2-6 コミュニティサイクルの利用料金
(出典:横浜市都心部自転車施策検討(コミュニティサイクル導入検討)報告書)
○ +
2.3.5 実験結果
実験の実施状況を以下に示す。
実験実施日数 26.5 実験中止日数 6.5
○会員登録者数
新規登録者数 1,340
平日平均 36
休日平均 74
○利用回数
貸出回数累計 3322 平均利用回数 125 回転率 1.3
平日平均利用回数 93 平日回転率 0.9
休日平均利用回数 179 休日回転率 1.8
10/29〜11/30(33日間)のうち 26.5日間開催、6.5日間中止 11/11〜14、17および19(午後)は雨のため中止。
ポート別登録者数(人)
131
69 53 41 158
73 165
124 164 362
500 100150 200250 300350 400
新高島駅 日産カーパレス
パシフィコ横浜 みなとみらい駅
桜木町駅 馬車道駅
ワールドポーターズ 関内駅
大さん橋 マリンタワー
ポート別貸出回数(回)
270
166 197 143
245 210 431
329 521
810
0 100 200 300 400 500 600 700 800 900
新高島駅 日産カーパレス
パシフィコ 横浜
みなとみらい駅 桜木町駅
馬車道駅 ワールドポーターズ
関内駅 大さん橋
マリンタワー
図 2-7 社会実験中のコミュニティサイクル利用状況
(出典:横浜市都心部自転車施策検討(コミュニティサイクル導入検討)報告書)
・利用者の属性は、性別は男女比が概ね 6:4 であった。年齢は 20 代、30 代の利用が多かったが、
60 代以上の利用も確認された。
・居住地は横浜市外からの利用がやや高くなっている。
→利用者属性については、大きな偏りはなく、幅広い層の方にご利用いただいている。
性別利用者数(実験中合計)
176 104
126 94 172 121 233
238 277 419
93 62
69 48 72 85 193
89 238 385
0% 20% 40% 60% 80% 100%
新高島駅 日産カーパレス パシフィコ横浜 みなとみらい駅 桜木町 馬車道駅 横浜ワールドポーターズ前 関内駅 大さん橋 横浜マリンタワー
(ポート名) 男性 女性
住居地別利用者数(実験中合計)
150 63
90 53
105 83 137
166 193 276
119 103
105 89
139 123 289
161 322 528
0% 20% 40% 60% 80% 100%
新高島駅 日産カーパレス パシフィコ横浜 みなとみらい駅 桜木町 馬車道駅 横浜ワールドポーターズ前 関内駅 大さん橋 横浜マリンタワー
(ポート名) 市内 市外
年代別利用者数(実権中合計)
5 6 7 9 4
30 7 22 40
77 59 56
45 68 62
163 94
175 276
61 42 47
28 72
79 105 77
118 200
57 37 26
28 35
32 64 68
89 149
43 10 29
19 35
23 31 49
73 78
18 8 29
9 21
5 29 22
28 50
8 4 1 2 8 5 4 10 10 11
2 1
新高島駅 日産カーパレス パシフィコ横浜 みなとみらい駅 桜木町 馬車道駅 横浜ワールドポーターズ前 関内駅 大さん橋 横浜マリンタワー
10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代
・利用種類は1日利用の割合が非常に高い。
・日別の利用では土日祝日の利用が多く、平日は実験が進むにつれ、やや減少傾向であった。
→短時間の 1 日利用、休日の利用が多かった。
利用種類別利用者数(実験中合計)
108 53 52 38 68
105 65
172 63
114
161 113 143 104 176
101 361
155 452
690
0% 20% 40% 60% 80% 100%
新高島駅 日産カーパレス パシフィコ横浜 みなとみらい駅 桜木町 馬車道駅 横浜ワールドポーターズ前 関内駅 大さん橋 横浜マリンタワー
(ポート名) 定期利用 1日利用
図 2-9 社会実験期間中の定期利用1日利用比率
日別利用者数
58 83
179 75
60 85
95
253 275 71
96 72
113 100
148
193 138
74
145
191 69
221 180 164 102
49
0人 50人 100人 150人 200人 250人 300人
11/30 月 11/29 日 11/28 土 11/27 金 11/26 木 11/25 水 11/24 火 11/23 月 11/22 日 11/21 土 11/20 金 11/18 木 11/16 水 11/10 火 11/9 月 11/8 日 11/7 土 11/6 金 11/5 木 11/4 水 11/3 火 11/2 月 11/1 日 10/31 土 10/30 金 10/29 木
・利用時間帯は昼間から夕方にかけての時間帯の利用が多い。
・1回当たりの平均利用時間は、日によって大きな差は見られない。お昼前後の時間帯において 利用している人の利用時間が長い。
時間帯別利用者数(実験中合計)
85
382
554 587 488
498 373
283 38
1
0人 100人 200人 300人 400人 500人 600人 700人
17時 16時 15時 14時 13時 12時 11時 10時 9時 8時
図 2-11 社会実験期間中の時間帯別利用者数
1回あたり平均利用時間(実験中合計)
0:23:33 0:34:01
0:38:14 0:43:48
0:44:38 0:41:19
1:00:49 0:47:40
0:15:23
0:24:52
0:38:17 0:48:14 0:48:23
0:55:57
1:09:29 1:02:18
1:07:24 0:41:42
0:35:08
0:24:12 0:36:16
0:43:22 0:46:30
0:51:05 0:56:32
1:01:34 0:57:30 0:30:37
0:35:08
17時 16時 15時 14時 13時 12時 11時 10時 9時 8時
平日 休日 全体
表 2-5 社会実験期間中のポート別の貸出/返却数
(出典:横浜市都心部自転車施策検討(コミュニティサイクル導入検討)報告書)
・利用の多い横浜ワールドポーターズ前、大さん橋、横浜マリンタワーは、貸し出した台数の約3割は 貸出ポートに返却している。
返却ポート
新高島駅
日産 カー パレス
パシフィ コ 横浜
みなと
みらい駅桜木町駅 馬車道駅
横浜 ワールド ポーター ズ 前
関内駅 大さん橋
横浜 マリン タワー
総計
新高島駅 34 14 37 31 19 14 36 34 22 27 268
日産
カーパレス 37 17 10 10 10 6 18 19 11 28 166 パシフィコ
横浜 21 7 29 12 14 11 33 22 13 32 194
みなと
みらい駅 20 14 8 8 11 11 18 18 9 25 142
桜木町駅 26 12 18 9 46 5 23 38 32 34 243
馬車道駅 11 8 11 10 10 50 17 33 18 38 206
横浜ワール ド ポーターズ前
49 21 20 26 17 19 59 26 68 120 425
関内駅 30 16 10 15 35 34 24 76 23 63 326
大さん橋 45 13 21 16 38 25 92 45 67 153 515
横浜 マリンタワ
ー
59 23 27 30 44 20 130 96 141 234 804
貸出ポート
総計 332 145 191 167 244 195 450 407 404 754 3289
2.4 コミュニティサイクルシステムの必要性や課題 2.4.1 社会実験をもとに把握したコミュニティサイクル評価
各種調査結果、利用実績等から社会実験についての評価、課題等を整理した。
移動時間の短縮や周遊時の利便性が評価されたことから利用ニーズはあり、特に「観光・レジャー」
「買い物・飲食」を目的とした利用が本格導入時にも期待される。
40 代までの利用が多かったが、電動アシストなど高齢者にも利用しやすい車体や関連ハード整備 などで、他世代の利用促進が考えられる。
利用料金、営業時間、ポート設置場所・台数等は、それほど評価が高くないため、これら項目は改 善の余地があり、それにともなう利用者の増加が考えられる。
ポート間で待機する自転車の台数には大きな片寄りが出なかったことから、ポート間の自転車の移 動は殆ど実施しなかった。このことからポート間の自転車再配置を頻繁に行う必要はないと考えら れる。(ポート数が増えた場合、別途検証は必要)
2.4.2 今後の課題
今後の課題として以下のことが挙げられる。
ポート用地の確保
民地利用の場合:借地代等を考慮した活用可能性
道路上の場合:通行者の通行との調整、法的問題の解決(道路占用)
公開空地の場合:法的問題の解決
利用者の利便性のみでなく、安全面、防犯面にも配慮したポートの管理、運営方法 持続可能な施策とするための採算性(利用料金等)
コミュニティサイクル関連設備設置に伴う周辺景観との調和 コミュニティサイクル導入に伴い増加する自転車交通量への対応
(目的地周辺の駐輪場整備、利用経路において歩行者の安全等に配慮した自転車通行空間の確保)
コミュニティサイクル利用中の事故等への対応方法 周辺の商店街等の関係者を巻き込んでの施策推進
3 検討範囲の設定と現況確認
3.1 検討範囲の設定
検討範囲は,商業施設および観光施設の集積状況をもとに、図 3-1に示すみなとみらい地区〜関内、
関外、山下町エリアとした。対象範囲は約
665ha
である。横浜駅
桜木町駅
関内駅 新高島駅
みなとみらい駅
日本大通駅 元町・中華街駅 馬車道駅
図 3-1 検討対象範囲
(横浜ベイシティマップをもとに作成 横浜市ホームページ http://www.baycitymap.jp/top.html)
3.2 現況確認
3.2.1 検討対象範囲の人口
検討対象エリアの人口は平成
18
年以降増加傾向にあったが、平成21
年度以降横ばいとなっている。平成
22
年4
月時点の人口は約24
万人となっている。220,000 225,000 230,000 235,000 240,000 245,000
H18.10 H19.10 H20.10 H21.10 H22.4
人口(人)
図 3-2 検討対象範囲の人口推移(西区、中区の人口を集計)
(横浜市統計ポータルサイトを基に作成)
3.2.2 検討対象範囲の従業者数
検討対象エリア内のみなとみらい21地区の就業人口は増加傾向にあり、平成
20
年時において6
万 万人を上回っている。0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000
H15 H16 H17 H18 H19 H20
就業者人口(人)
図 3-3 みなとみらい地区の従業者数の推移
(横浜市 都市整備局 みなとみらい21推進課 記者発表資料をもとに作成)
3.2.3 検討対象範囲の主要観光地分布
図 3-4に検討対象エリアに存在する主要観光施設を示す。同図より検討対象エリア内では横浜中華 街や山下公園等、国内有数の観光施設が存在しており、またランドマークタワーやワールドポーターズ、
赤レンガ等の商業施設も充実したエリアとなっていることがわかる。さらに、横浜美術館、歴史博物館、
パシフィコ横浜等の施設も存在し、様々な目的をもつ方が訪れるエリアであることがわかる。
図 3-5に観光施設の入れ込み客数の推移を示す。同図より、データの存在する平成
9
年以降、日帰 り客を中心に、入れ込み客数が増加傾向にあることがわかる。横浜駅
桜木町駅
関内駅 新高島駅
みなとみらい駅
日本大通駅 元町・中華街駅 馬車道駅
赤レンガ 倉庫
山下公園 コスモ
ワールド ワールド ポーターズ ジャック
モール
ランドマーク タワー 横浜
美術館 パシフィコ
横浜
中華街
元町 商店街
港の見える 歴史博物館 丘公園
横浜 スタジアム
図 3-4 主要観光地の分布状況
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500
H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19
観光入込客数(万人)
観光施設等(日帰り) 宿泊
3.2.4 検討対象範囲の自転車の走行環境
図 3-6に検討対象エリア内の自転車通行帯のある路線を示す。同図からみなとみらい地区において は、比較的自転車通行帯が整備されている路線が多いことがわかる。一方、桜木町、関内地区について はエリア外縁部の路線にしか自転車通行帯が整備されていないことがわかる。横浜中華街についても同 様の条件となっており、自転車利用の促進、コミュニティサイクルの本格導入を目指すうえでは自転車 走行環境の整備を進めていくことが望ましいと考えられる。
※現地での目視による実地調査で把
歩行者及び自転車専用の交通標識
記号
両側 片側 凡例
意味 自転車歩道通行可の標
識がある歩道
図 3-6 検討対象範囲の自転車走行環境
3.2.5 検討対象範囲の鉄道・バス等の交通条件
検討対象範囲においては、JR 横浜駅、桜木町駅、関内駅をはじめ、みなとみらい線、市営地下鉄の 駅が存在している。
また横浜市営バスのほかに、横浜観光スポットを周遊するバス「あかいくつ」が運行されている。
横浜駅
桜木町駅
関内駅 新高島駅
みなとみらい駅
日本大通駅 元町・中華街駅 馬車道駅
図 3-7 検討対象範囲内の鉄道・バス路線
3.2.6 検討対象範囲の自転車事業者(レンタサイクル)
検討対象範囲においては既に複数の自転車事業者が存在している。自転車事業者のポート配置状況を 以下に示す。
横浜駅
桜木町駅
関内駅 新高島駅
みなとみらい駅
日本大通駅 元町・中華街駅 馬車道駅
表 3-1 自転車事業者とポート配置状況
自転車事業者 ポート配置状況
ハマチャリ 日本丸、赤レンガ、桟橋、馬車道、石川町 横浜サイクルージング 山下公園(県民ホール前:Green
Style
店舗)パノレン 中華街東門 旅チャリ 石川町駅
THE SPACE
日本大通駅付近●ハマチャリ ●横浜サイクルージング
●ハマチャリ
●ハマチャリ
●パノレン
●THE SPACE
●ハマチャリ
●旅チャリ
3.2.7 検討対象範囲の放置自転車および自転車駐輪場利用状況
検討対象範囲の放置自転車および自転車駐輪場の利用状況を示す。収容台数に空きのある自転車駐車場もあるが、放置自転車も多いことがわかる。
57 536
560
128 648
115%
150 81%
6 235%
570 50%
新高島駅(1)
平 沼 橋 駅 神奈川駅(0)
みなとみらい駅
高島駅(1)
戸部駅(1)
日ノ出町駅
馬車道駅(0)
日本大通り駅(0)
地下鉄関内駅(0)
石川町駅 99
200
141 351
193
122 253
143
127 652
100
710 32
71%
113%
自転車等駐車場の利用状況
凡例
62%
収容台数(日/
利用台数(日/
放置台数(台)
利用率(%)
横浜駅(11) 駅名(自転車等駐車場 115%
214
160 150 107%
駅 全 第 第
141 137 97%
224 186 120%
第
918
727 126%
第 108 98%
106 第
410
293 140%
第 102 100 102%
第 駅西口
59 60 102%
東
235 261 90%
第 第
160 150 107%
第 横浜駅(11) 駅東口
118 2
420 625 100 62%
桜木町駅
駅 全 第
37%
267 98 桜 木 町
69%
403 585
14 152 12%
第
462 739
674 91%
元町・中華街駅(2) 駅 全 元町・中華街
28%
230 65 609 120%
509
第二
駅 全 伊勢佐木 長者町駅
第二 伊勢佐木長者町駅(2) 156
4 204 77
79%
96
76 1
1%
108
データなしデータ出典:横浜市道路局「横浜市内鉄道駅周辺放置自転車等実態に関する調査(平成 18 年 11 月調
配置等別紙参照配置等別紙参照
配置等別紙参照
JR関内駅(2) 駅 全 関内駅 第二
386 881 337
282 98%
55 276 110 200%
配置等別紙参照
配置等別紙参照
東口 59 60 102%
出典:横浜市道路局/横浜市交通安全協 235
261
東口第二 東口第三 90%
160 150 107%
西口第四
西口第三 123 124 西口第七 101%
108 106 98%
西口第十
西口第八 410
293 西口第五
224 186
西口第九
140%
120%
102 100 102%
西口第六 918
727 126%
141 137 97%
凡例
62%
収容台数(日/台)
利用台数(日/台)
利用率(%)
14 152 12%
桜木町駅 第三 69%
403 585
桜木町駅 37%
267 98
桜木町駅 第四
出典:横浜市道路局/横浜市交通安全協
データなし凡例
62%
収容台数(日/台)
利用台数(日/台)
利用率(%)
出典:横浜市道路局/横浜市交通安全協 JR関内駅 第二
JR関内駅 55 110 200%
282 98%
276
伊勢佐木長者町駅
伊勢佐木長者町駅 第
出典:googlemap(ZENRIN)/横浜市道路 79%
96 76
1 1%
108
出典:横浜市道路局/横浜市交通安全協 元町・中華街駅
元町・中華街駅 第二
609 120%
509 28%
230
65
3.2.8 検討対象範囲の景観計画・広告規制の状況
検討対象エリア内の一部(赤レンガ、ワールドポーターズエリア)では、景観法に基づく景観計画と、
「横浜市魅力ある都市景観の創造に関する条例」に基づく都市景観協議地区を策定し、平成22年1月 1日より施行している。
平成22年1月1日以降、区域内で建築等の行為を行う場合には、事前に「景観法による届出」及び
「条例による協議申請」が必要となっている。
図 3-10 魅力ある都市景観を創造するための方針
(出展:み な と み ら い 2 1 新 港 地 区 街 並 み 景 観 ガ イ ド ラ イ ン )
4 アンケート調査
4.1 調査目的
横浜みなとみらい地区において、本格導入が検討されているコミュニティサイクルに関する「利用意 向」、「利用条件」、「コミュニティサイクルのあるべき姿」を把握することを目的としアンケート調査を 実施した。
4.2 調査概要 4.2.1 調査媒体
コミュニティサイクルに関するアンケート調査は、回答者属性が偏らないようバランスよく、かつ大 量のデータを短期間で収集可能な
web
アンケートを採用した。4.2.2 調査手順
Web
アンケートの調査手順を図 4-1に示す。1.スクリーニング調査
2.アンケートの実施
3.回答結果の集計・整理
図 4-1 web アンケート調査手順4.2.3 調査対象者および目標サンプル数
回答者属性は以下に示す3つのカテゴリーとし、各カテゴリーで
500
サンプルを収集する。その際、回答者の年齢構成(年代)に留意し、できる限り偏らないよう配慮する。
表 4-1 回答者属性と目標サンプル数
回答者属性 目標サンプル数
(1)みなとみらいエリア在住者 <日用品等の買物目的を想定>
500
(2)みなとみらいエリアへの通勤者 <通勤・業務目的を想定>
500
(3)みなとみらいエリアへの観光・買物目的来訪者 <観光目的を想定>
500
4.3 スクリーニング条件
4.3.1 みなとみらいエリア在住者 <日用品等の買物目的を想定>
カテゴリー①みなとみらい在住者については、現住所が下記の町丁目である回答者を対象とする。
表 4-2 カテゴリー①対象者の居住地
区 町 区 町
青木町 相生町
大野町 太田町
神奈川 尾上町
栄町 海岸通
金港町 北仲通
鶴屋町 桜木町
橋本町 住吉町
山内町 常盤町
伊勢町 野毛町
老松町 花咲町
北幸 福富町西通
御所山町 本町
桜木町 宮川町
高島 元浜町
戸部町 山下町
戸部本町 横浜公園
花崎町 吉田町
浜松町 石川町
平沼 新山下
みなとみらい 諏訪町
紅葉丘 元町
山手町 長者町 福富東通
不老町 宝来町 扇町 翁町 寿町 松影町 神奈川区
西区 中区
4.3.2 みなとみらいエリアへの通勤者 <通勤・業務目的を想定>
カテゴリー②みなとみらいエリアへの通勤者については、通勤先(会社)の最寄り駅が下記の駅であ る回答者を対象とする。
・ 横浜 ・桜木町 ・関内 ・石川町 ・新高島
・ みなとみらい ・馬車道 ・日本大通り ・元町中華街
4.3.3 みなとみらいエリアへの観光・買物目的来訪者 <観光目的を想定>
カテゴリー③みなとみらいエリアへの観光・買物目的来訪者については、過去1ヶ月以内に観光・買 物目的でみなとみらい地区に来訪した回答者を対象とする。
なおスクリーニング対象範囲は以下の都県とする。
・神奈川県 ・東京都 ・埼玉県
4.4 スクリーニングの優先順位・調査手順 4.4.1 スクリーニングの優先順位
カテゴリーに優先順位を設け、優先順位の高いカテゴリーに該当した場合、それを優先することとす る。カテゴリーの優先順位は以下の通り。
1.みなとみらいエリア在住者 <日用品等の買物目的を想定>
2.みなとみらいエリアへの通勤者 <通勤・業務目的を想定>
3.みなとみらいエリアへの観光・買物目的来訪者 <観光目的を想定>
図 4-2 回答者カテゴリーの優先順位
4.4.2 スクリーニング調査の手順
スクリーニング調査は以下に示す設問にて実施し、図 4-3に示すフローにて該当するカテゴリーを 選定する。
Q1 現在お住まいの地域はどこですか?
Q2 現在の勤務先の最寄り駅はどこですか?
Q3 過去1ヶ月以内にみなとみらい地区に観光・買物目的で来訪したことはありますか?
神奈川県 Q1 現住所
横浜市
(県) (市) (町)
カテゴリー① その他
東京都 埼玉県
カテゴリー② 表2に示す区町
yes
no
yes
no
勤務先が みなとみらい
(表3に示す駅)
カテゴリー③
yes
no
過去1ヶ月以内に みなとみらい地区に 観光(買物)目的で来訪
その他 対象外
Q2 勤務先
Q3 来訪経験
図 4-3 カテゴリー選定フロー
4.5 Web アンケート調査項目
Web
アンケート調査項目を表 4-3に示す。なお赤字で示した設問により収集したデータは需要予測 検討データとして使用する。表 4-3 Web アンケート調査項目
調査項目 設問内容
対象エリア内での移動状況 対象エリア内での
OD
利用交通機関コミュニティサイクルの 利用可能性について
利用意向 利用条件 コミュニティサイクルの
導入について
導入についての意見
導入によりどのような行動が増えると想定されるか 自治体の費用負担についての意見
コミュニティサイクルの 整備・管理・運営について
道路上へのサイクルポートの設置について 貸出・返却の管理方法について
広告事業等との連携について
自転車全般について 自転車利用の促進に寄与する施策について
4.6 Web アンケート調査票
横浜都心部コミュニティサイクルに関するアンケート調査
コミュニティサイクルとは、都市の交通手段として安く自転車をレンタルできるシステ ムです。さらに、これまでのレンタサイクルと異なり、一定エリアに複数のサイクルポー ト(貸出返却拠点)を設置し、どのサイクルポートでも貸出、返却が可能なシステムです。
<コミュニティサイクルの使用例>
海外では複数の都市で運用され、市民、観光客に便利な乗物として利用されております。
<フランス パリの導入事例> <スペイン バルセロナの導入事例>
<①⇒②>
駅付近のサイクルポート①で自転車をレン タルし、サイクルポート②へ移動し返却
<②⇒③>
サイクルポート②からサイクルポート③ま で公園内を徒歩で移動
<③⇒④>
サイクルポート③で自転車をレンタルし、
サイクルポート④まで自転車で移動し返却
<④⇒①>
サイクルポート④付近で休憩し、再度自転 車をレンタルし、サイクルポート①まで自 転車で移動し返却
Web page -1
横浜市ではみなとみらい地区〜関内・山下町エリアにおいて、国土交通省などと協力し、
平成 21 年 10 月から約1ヶ月にわたり「コミュニティサイクル」の社会実験を実施しま した。
サイクルポートは上記エリアに 10 箇所配置し、実験期間中は多くの方にご利用頂き、
好評をいただきました。
現在、横浜市では社会実験の結果を踏まえ、コミュニティサイクルの本格導入を検討し ております。
<サイクルポート設置箇所>
※サイクルポート:自転車の貸出・返却場所
①新高島駅 ②日産カーパレス ③パシフィコ横浜 ④みなとみらい駅 ⑤桜木町駅
⑥馬車道駅 ⑦横浜ワールドポーターズ前 ⑧関内駅 ⑨大さん橋 ⑩横浜マリンタワー