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論文内容要旨

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Academic year: 2021

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論文内容要旨(甲)

論文題名 Anti-Phospholipase A2 Receptor (PLA2R) Antibody and Glomerular PLA2R Expression in Japanese Patients with Membranous Nephropathy(膜性腎症における血清抗ホスホリ パーゼ A2 受容体(PLA2R)抗体と臨床病理学的所見との関連)

掲載雑誌名 PLoS One. Vol.11 No.6 e0158154 2016 年

内科系内科学(腎臓内科学分野)専攻 福田 桂

内容要旨

【背景】PLA2R は特発性膜性腎症(IMN)の原因抗原であることが報告さ れているが、血清抗 PLA2R 抗体と糸球体内 PLA2R 抗原発現との相関や臨 床病理学的所見との関連について本邦では十分に検討されていない。【方 法】当院で腎生検を施行し、膜性腎症(MN)と診断された 59 例(IMN:

38 例,二次性 MN(SMN):21 例)を対象に血清抗 PLA2R 抗体を ELISA、

CIIFA(cell-based indirect immunofluorescence assay)で測定した。

糸球体内 PLA2R 抗原発現は、凍結切片を用いた間接蛍光抗体法により検 討した。【結果】IMN での血清抗 PLA2R 抗体の陽性率は 50.0%(19/38)、

ELISA、CIIFA 両測定法の判定一致率は 100%であった。また血清抗 PLA2R 抗体陽性患者では抗体陰性患者より血清 IgG 値は有意に低く、蛋白尿に は有意差を認めなかった。抗 PLA2R 抗体価は血清 Alb 値と逆相関を示し た。抗 PLA2R 抗体陽性患者では、糸球体沈着 IgG4 の陽性率、強度が有意 に高かったが、電顕での stage 分類とは関連性はみられなかった。一 方、IMN の糸球体における PLA2R 抗原陽性率は 52.6%であり、血清抗 PLA2R 抗体陽性との一致率は 84.2%であった。SMN では抗 PLA2R 抗体、

PLA2R 抗原発現ともに全例陰性であった。【結語】本研究により ELISA、

CIIFA で測定した抗 PLA2R 抗体の陽性率は、Western blotting によって 測定された他の日本の研究結果とほぼ同等であり、他国と比較して低い 値であることが明らかとなった。また IMN における血清抗 PLA2R 抗体や 糸球体 PLA2R 発現の診断・病態解析における意義が示された。

参照

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