別紙1
論 文 審 査 の 要 旨
報告番号 ○甲 ・乙 第 3020 号 氏 名 桑原 直太
論文審査担当者
主査 泉﨑 雅彦 教授
副査 平野 勉 教授
副査 宮崎 章 教授
(論文審査の要旨)
本研究はクロレラ抽出物(CE)が Th1 系炎症反応を誘導することに着目し,Th2 系炎症反応 が本態とされる喘息に対する影響を,卵白アルブミン(OVA)誘導喘息モデルマウスを用い て検討したものである.BALB/c マウスを OVA で感作した後に,3 日間 OVA を経鼻投与し喘息 モデルを作成した.感作の 2 週間前から CE が 2%含まれた飼料をマウスに提供した.気道過 敏性 (AHR)および気管支肺胞洗浄液中の細胞数,サイトカイン産生能を評価した.また, 組織染色を用いて組織学的評価を行った.OVA 誘導喘息モデルマウスにおいて CE 摂取群は 非摂取群に比べ AHR は有意に低く,気管支肺胞洗浄液中の総細胞数,好酸球数,Th2 サイト カイン(IL-4, IL-5, IL-13)は有意に低かった.さらに,CE 摂取群では PAS 陽性細胞数, マッソントリクローム染色で評価した線維化スコアのいずれも有意に低かった. 本研究 は喘息モデルマウスにおいて AHR および気道リモデリングを CE が抑制することを示した 初めてものである.以上より本論文は新しい知見を得ており, 学術上価値があり学位授与 に値すると判定した.
論文題名:
Inhibitory effects of Chlorella extract on airway hyperresponsiveness and airway remodeling in a murine model of asthma ( ク ロ レ ラ は 気 管 支 喘 息 モ デ ル マ ウ ス に おいて気道過敏性と気道リモデリングを抑制する)
掲載雑誌名:
THE SHOWA UNIVERSITY JOURNAL of MEDICAL SCIENCES Vol.31 No.1 2019 年
論文題名:Inhibitory effects of Chlorella extract on airway hyperresponsiveness and
(主査が記載、500字以内)