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教育・研究機関における品質工学の展開2018 徹底的な資本主義のものづくり教育を目指して

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第 18 回品質工学会学校関係者懇談会 開催日 平成 30 年 6 月 26 日(火) 場 所 品質工学会事務局会議室 主 催 品質工学会学校教育委員会 出席者(五十音順) 青木 昭夫 帝京大学 河田 直樹 埼玉工業大学 久米原宏之 (一財)ものづくり研究機構 小池 昌義 元産業技術総合研究所 高田  圭 信州大学 楢原 弘之 九州工業大学 西田 友久 沼津工業高等専門学校 西野 精一 阿南工業高等専門学校 早川 幸弘 富山高等専門学校 松原 秀之 aesip 代表 宮城 善一 明治大学 矢野 耕也 日本大学 山本桂一郎 富山高等専門学校 (司会) 水谷淳之介 富山高等専門学校 司会 この学校関係者懇談会を立ち上げた矢野宏先 生は,ぜひ松原秀之氏をこの会に招聘 しようへい し,品質工学 に関わる教員にものづくりについて語ってもらいた いと話していた。今回ようやく松原氏を招くことが できた。まずはじめに松原氏より「企業経営者・技 術者から品質工学教育に求めること」について講演 をいただき,討論に入りたい。

1.松原秀之氏の講演要約

1.1 コストダウンはリードタイム短縮が鍵 私は矢野宏先生とは昭和 51 年ころの計測器関係 の品質管理の勉強会からの付き合いである。また, 田口玄一先生からも指導を頂いたが,最後まで劣等 生だった。しかし,縁があり品質工学の広報係を担 ったと思っている。矢野先生とともにずいぶん会社 を回った。 私はもっぱら「リードタイム」という言葉で企業 内活動をしてきた。リードタイムを議論すれば企業 の中の生産活動での利益だとか品質であるとか,も ろもろの集中化ができると思っている。会社は利益 を上げることが究極の目的である。世の中には航空 機産業のように需要よりも供給の方が少ない産業 と,われわれ一般の企業のように,需要よりも供給 の方が多い産業がある。前者は原価に利益を乗せて 売価を決めればよいが,後者の売価は競争で決まる から,利益を得るには原価を下げるしかない。原価 を下げるためにいろいろな知恵が必要だ。労務費の 単価は電気代のようにどの会社も同じだから,原価 は作り方を考えることによって下げるしかない。作 り方の改善をしようとすると生産部門は人の問題に なる。例えば 10 人で 1 000 個の製品を作っていた として,注文が減って 900 個になったら 9 人で生産 できるかということだ。生産量に比例してゴムひも のように人の数を増減できるか。これは 100 社あっ たとしても 99 社はできない。だから減産になると 会社が潰れる。人の配置がゴムひものようになるよ う工夫をすることが生産現場に求められている。

教育・研究機関における品質工学の展開 2018

─徹底的な資本主義のものづくり教育を目指して─

Development of Quality Engineering at Academic Research Institutions 2018

─ Coherent Education of Manufacturing in Capitalism Societies ─

水谷 淳之介 *

山本 桂一郎 *

早川 幸弘 *

Junnosuke Mizutani Keiichiro Yamamoto Yukihiro Hayakawa

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田口先生が昭和 40 年代にアメリカで,開発から 生産までのリードタイムを短くした。図面を描いて それを試作して評価する業務遂行のリードタイム, 技術的な生産つまりこれで大丈夫だという設計をす るまでのリードタイム,それから発生した問題をど うやって早く解決するか,それらを短くしなければ ならない。 1.2 金型の中で製品を作る 私は生産技術を中心に製品開発と現場の管理をや った。生産技術では部品を作って組付けラインで組 んで検査して出荷する。そのリードタイムは加工の 時間と組付け時間,その間で部品が集まる時間があ り,これは必ず日単位となる。加工ラインだけだと ボタンを押すと 10 分かそこらで部品が出てくるの に,製品になるには日にち単位になる。そこで当時 私が実現したのは,組付け工程をやめて加工工程だ けにするということだ。ボタンを押せば製品が出て くるような工法を開発した。組付けラインを無く し,加工ラインだけでものを作ることは大変な効果 を生んでいる。これは品質工学の考え方にものすご く合致している。自動車のシガレットライターを例 にすると,すべて金型の中で作れば組付けラインが なくなる。ボタンを押せば何工程あろうがすぐに製 品が出てくるから,注文がきてからで十分だ。金型 から金型へと加工ラインを作れば,リードタイムが なくなり,原価が 100 円だったものが 25 円になる。 当時の品質工学会のホームページで,品質工学の 仕事の中に,最終の品質データをフィードバックす るという記述があった。そんなものは何になるのか と怒鳴ったことがある。たくさんのストックがあっ て検査したあと,その品質が戻せるのか。私は自動 制御が専門だが,フィードバックがかかり,すぐに 今のものをコントロールできるのであればそれがフ ィードバックだが,今の生産形態の中ではフィード バックはありえない。ありえたのは昭和の時代,3 シグマの時代だ。あの程度の管理だったらフィード バックをかければ良くなる。不良率が ppm から ppb の時代になったらフィードバックはありえな い。 1.3 図面にセンターはいらない 機械加工は品物を回転させて加工する,回転中心 がある工法だが,今はみんな機械加工をやめている。 明治の設計図ならば回転があるが今は回転しない。 ソリッドなものづくりをするからノギスやマイクロ メータでは測らず全部三次元測定機で測るようにな ってきた。金型や製品にもセンターがない。センタ ーがないから組むためにものすごく測定の項目が多 い。下手な工程設計をするからたくさん測らなけれ ばならない。組立てなければいらなくなる精度で, 組立てのためにたくさん測って無駄なことをしてい る。さらに部品加工は汎用機だが,組付けラインは 専用機だ。専用機を作ってそれがモデルチェンジに あったらどれだけのロスが出るか。だから加工ライ ンだけで製品を作れば原価が 1/3 になる。 ストックがあるということはリードタイムが長く なる。スイッチも一度で数個が金型の中でできるよ うにした。ボタンを押せば製品がすぐできるように なり在庫がゼロになる。そういう方法を編み出し た。昔の電子部品はプリント基板を作ってケースの 中に組み込んだが,それをやめて部品のラインの中 で部品を切り出してはんだ付けをするようにしたら 原価は 1/3 になった。下手な設計をするとすぐに外 国にまねされてしまうが,製品設計の段階で工法を 考えれば,知恵のない国は盗めなくなり,日本で作 ってももうかるようになる。 1.4 無駄をなくして現場のリードタイムの短縮 ものづくりの生産現場のリードタイムを短くしよ うとすると,普通の会社はすぐに機械を替えようと するが,それは違う。例えばお母さんが毎朝,子供 が学校に行く時間に間に合うように朝飯を作ってく れていたが,ある日,間に合わないことがあった。 それは料理をする時間が長くなったのではなく,何 かトラブルがあったからだ。途中で味み噌そを買いに行 ったとか,そういうトラブルを無くすこと,つまり 生産現場でリードタイムを短くするということは無 駄を無くすことだ。ところが生産現場で工法を変え てしまったら,もう一度設計まで戻り評価をし直さ なければならない。現場でできるリードタイム短縮 は無駄を無くすしかない。それを間違えてやるとめ ちゃくちゃになって品質保証体系が狂ってしまう。 現場では工法の変更,図面の変更はしてはいけな い。 生産のリードタイムは旋盤のバイトで加工してい る速度が早い遅いではない。加工している時と加工 しないで待機している時間,つまり検査や運搬で停 滞している時間だ。だから検査や運搬はしない方が 良い。正味の加工時間はお金をもらえる時間で,付

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加価値のない時間を無くすことがリードタイム短縮 だ。リードタイムに目を向けると生産が効率化して 人が減り,生産現場が変わる。 1.5 検査で品質保証をしない方法を考える 千に三つの不良を出しても許された昭和の品質管 理はそれで良かった。ところが今は出せない。良品 だけ出すのであれば検査では保証できない。生産品 質はどうやって抑えるか,と言葉で逃げている。良 品と不良品の選別ではない。検査はプロセスの管理 しかない。つまり生産条件を守っているかというこ とを検査する。物を検査で監査するのではなく,生 産プロセスの監査をしなければならない。そういう 置き換えをしていかなければ,世の中が大きく変わ っていこうとしている時の生産現場の仕組みが出来 てこないだろう。 ラーメン屋のオヤジが,作ったラーメンの味をみ て,水を足したり醤油を足したりしているような, そんな店に行きますか? オヤジが味見して「よ し」と出してくれたら品質がそろっている。床屋で 弟子が散髪したあと親方が見て「よし」と言ってく れれば,ここの弟子はよく教育されていると言える が,親方が最後にちょんちょんとはさみを入れた ら,これはひどいから直したわけで全部の水準が良 いわけではないということになる。弟子も作り込ま なければならない。それにはどうしたらよいか。私 は検査はやめよう,と言っている。 奥さんがスーパーで牛乳を買うときに,奥の方か ら取りだして,できるだけ新鮮なものを取る。しか し,冷蔵庫に入れたら古いものから食べていく,も しくは亭主に古いものを食べさせて自分は新しいも のから食べていくかだ。(笑)世の中では相手に対 しては新鮮なものを要求し,自分は古いものを食べ ているという,品質についてもそういう矛盾がある。 そこで品質管理では強制的に新鮮なものが順番に回 るようにしてやるしかない。昔,朝日新聞がある電 機メーカのテレビで,日本で作ったものは売れ,ア メリカで作ったものは売れていないと書いた。それ はアメリカの製品は規格いっぱいに広げて検査を し,合格したなら売っていたけれど,日本の規格は ずっと内側に狭めていたから売れたということだっ た。狭い品質を確保するにはどうしたらよいか。生 産条件は昔のように管理図を書いて上限と下限の中 に入っていて,NG になりそうだったら修正すると いうような管理方式は昭和の品質管理で,今の品質 保証としては通用しない。1 個 1 個の生産の条件を 中央値狙いでどうやって作るのかということだが, 品質工学の論文を見ていても,難しい論文はたくさ んあるが,そこに踏み込んだ論文はなかなかない。 いずれにしても私は品質工学会のホームページに あった,検査して悪かったらフィードバックをかけ る,というのはおかしいと言い続けている。検査で 品質保証をしない方法をやっていくしかない。検便 しても健康にはならないということだ。

2.金平糖のようにアンテナが立つ学生を育

てる

久米原 松原さんの生産現場から出てきた設計に対 する考え方はもっともである。現在,学校での設計 製図や機械加工の講義は JIS に基づいた旧態依然と したものを教えている。実際の設計と開発のギャッ プを埋めるにはどうしたらよいか。 松原 組付けのない工法を実現するために,製品設 計を担当する人の机の脇に工法設計担当の机を置い た。その結果,二人で工法設計・製品設計のチーム でうまくいった。つまり,測らない工程を作ればよ い。夫婦の関係のように相手の部品に合わせて作っ ていけばよい。 久米原 生産システムが先行しているので学校の教 材が古いものになっている。学校は過去のことを教 育して毎年学生を輩出している。卒業生は世の中に 受け入れられてはいるが,やはり会社の要求とだん だんずれてきていると思う。 松原 問題があるということを教えて取り組ませな ければならない。自分が係長や課長になった時に, この部品は中心線を書いて図面を引くのはやめよう と,そう言い出す立場になるまでは知っておく必要 がある。学校で習ったことはその人にとって影響が 大きい。 久米原 産学連携で企業と学生が一緒に研究をやっ た。そうすると企業はこういうことで困っていると いうことを学生は生で見て育った。そこで常に言わ れたことは松原さんと同じで,今はこれが最新かも しれないが,次に出てくることに対応できるような 頭を作っておけ,というようなことだった。 松原 もう少しもっと広い世界があるよということ を教えてほしい。例えばどうして金型が機械になら ないのか。金型が機械になり動いたり潰したり,金 型がこれだけの仕事ができるということを教えてほ

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しい。 青木 金型のこういう生産方法はまだ世の中では一 般的ではない。こういうことがあるということも教 えなければならない。CAD でソリッドモデルを教 えると,三角法が読めなくなっていく。CAD で立 体のものが作られればそれでいいじゃないか,とい う思いもあり,そこのはざまで困っている。 松原 学校で出される課題が狙うところはここだ, とはっきり提示することが大事なのではないかなと 思う。私がまず言いたいのはリードタイムのことを 口にする。リードタイムを短くする論理を話す。そ ういう命題を与えておいて要素技術を教えると自分 で工夫するのではないかと思う。あまりにも短期用 的な学問が多すぎる。先が見えてない,いわゆる明 治の旧態依然とした工法ばかり教えている。やはり 日本の産業の狙うところをみんなで構築してほし い。 司会 しかし加工の基礎,例えば旋盤やフライスで 物を削ったりすることを教えることは必要だと思 う。そのために JIS の三角法の図面というのは必要 なのではないか。 松原 若者の脳みその中はわれわれの時代とは違 う。旋盤加工やフライス加工は知らなければならな いけれども,若者はわれわれが一生かけて覚えたこ とを 3 日で覚えてしまう。私は計測自動制御を専攻 し一通りの講義を受けて卒業した。トヨタ自動車に 入社してから「それは講義で聞いたことがあるな」 と自ら調べ直して自分の仕事に生かすことができた と思っている。 学校では基礎は教えなければならないが,もう少 し金平糖のようにアンテナがたくさんつくような学 生を育てて欲しい。 西野 いま学校では共通に定められたコアとなる科 目をしっかり教えなければならない。実際にはそれ を教えるだけで精一杯という感じだ。 松原 もう少し製造業に関して狙うところがどこに あるかという命題をしっかり教えてほしい。単にコ ピー技術を身につけて給料のために働きそれを頑固 に行うのではなくて,考えるようにならなければな らない。 青木 私の大学では専門技術の講座はたくさんある が汎用技術の講座はほとんど無い。あったとしても 学生はその単位を勉強しようとしない。今はその流 れの過渡期ではないかと思っている。

3.学科名称の変更の流れと日本の教育体系

松原 今は機械工学とか電子工学というような学科 名よりも流行は や りの名前の方に学生が集まる。私の母校 も流行の名前に変わってしまった。もっと我慢して 教えてもらいたいものだ。 楢原 私の大学も今年から学科の名前が変わり何を やっているか分からない名前の学科になった。今ま では機械情報工学科という機械と情報という割とイ メージできる学科名だったが,知的システム工学科 という新しい名前になった。悩ましいといえば悩ま しいが,それはチャンスと考えなければならないと 思っている。 矢野 学科の名称を変えると受験生が増えることが 多いといわれている。しかし,ただ漢字を横文字に しただけとか,今流行の名称をつけたということで 良いということではないと思う。産業界では先端的 なことは必要だが,だからといって基礎的なことを 軽視して良いという問題でもない。AI や IoT とい う名前に飛びついてしまう傾向があるが,やはり基 礎になる技術を知らないといけないことがあるの で,いくらそういう流行をやっても名前倒れになっ てしまう危険もある。一方で少子化の時代なので, 何もしなかったら定員割れになってしまうからなん としてでも学生を集める対策は必要で,なかなか難 しいところだ。 久米原 先ほどの話と同じで国家が先導してそれに 沿った教育システムでそれが画一的でもよいが,問 題は人が替わるとすべて変わってしまうことだ。人 が替わっても変わらない日本の教育体系ができてい れば良いが。 松原 昔のように教授・助教授のような制度だと 脈々と続くのかもしれないが,最近は違うようだ。 素晴らしい研究をされた先生だけれど,定年になっ たらその研究室が無くなってしまった。なぜもっと これを育てないのかと思っている。 久米原 私も退職前に機械と電気と情報と化学,こ れをドッキングした 8 講座で生産システム工学専攻 を作ったが,6 年後の学部改組で無くなってしまっ た。当時は融合型が良いだろうと思って作ったが, 全体で元に戻してまた新しい融合型を求めている。 司会 確かに学校は今のニーズに沿ったものを求め て変わっていくということは大事かもしれないが, 普遍的なものを教えることが学校ではないのか。昔 の機械や電気という分野が学科名称でなぜ悪いのか

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と思っている。その名称のもとで教える中身を変え ていけばよい。 久米原 講義の中でももっと産学連携を活発にして いかないと日本は負けてしまうのではないか。 松原 矢野宏先生が電通大の時に卒業論文の発表会 に私を呼んで,次々に学生の発表にコメントしろと 言われた。コメントをしたけど学生はきょとんとし てしまっていたが,これも一つの試みだ。産業界か ら見たらその研究は役に立つ,と私は勢いで言った。 品質工学は産業界が無条件で入ってくるわけだから 画期的な学問だ。 高田 私はその当時にコメントをもらった学生だ が,学生が社会人に対して何かを話すということは とてもハードルの高いことで,本当にいい刺激にな った。このような経験は,周りの同期の新人よりも 一歩先に「こういう見方があるのだ」ということを 知って会社に入ることになるので,そういう意味で は本当に良かった。 青木 4 年生になるとこういう話をすると手のひら を返したように興味を持ってくる。1 年生から勉強 しておけばよかったと今学生が言っている。また, 品質工学の単位を 3 年で取ったけれど,もう 1 回聴 講して 2 回目だとまた分かってくると言う学生がい る。 高田 私は講義の際に毎回学生に簡単なアンケート を行っているが,その際にも「他の先生と違う話が 聞けた」ということに一番興味を持っている学生が 多いようだ。特にコストのことに興味を持ち,こう いうことをするとこれだけお金がかかる,なぜこう いう値段になるのか,例えばコマーシャルを打って いるからだ,という話にすごい興味を持ってくる。 やっぱり機械系だとどうしてもものづくりというこ とで,あまりお金のことを考えないケースが多い。 先ほどの松原さんの話で,無駄なところにこれだけ お金がかかっているということを学生のうちから気 づけるのは大事で,これはどこの企業に入っても絶 対に役に立つものだ。そこの品質工学のリアルさが 他の先生と違うところだと思っている。

4.教科書の選定

司会 今旧態依然とした教育からどんどん新しいも のを取り入れていくという話の中で教科書の問題が ある。 河田 私はまだ教員になって 1 年 3 か月で,その前 は企業に 20 年勤務した。今,機械工作法を担当し 始めたが,どの教科書を見ても古すぎて困っている。 レーザや FSW 等の最新の工法が全く扱われていな い。教務課に「教科書は選ばなければならないのか」 と聞いたら,「学生のアンケートで教科書を使わな い先生に文句が出るから使ってほしい」と言われ, や む な く 教 科 書 を 選 定 し た 。 不 足 の と こ ろ は PowerPoint を使って自分が経験してきたことを紹 介することにした。結局は教科書にも出てない最新 の内容も取り入れたが,これも何年かしたらどんど ん変わっていくと思っている。しかし,学生が興味 を持つのは最新のことで注目度が違う。また,教科 書の内容を話すと学生は興味を示さず全然話を聞か なくなる。教科書を読んで得られるものは大したこ とがないとわかっているようだ。最新のマルチメデ ィアを利用するのも一つの方法だと思っている。 あとは工業法規を担当している。特許や意匠,そ して PL を教えているが,今これからの時代に IoT と AI についてどう向き合うかということを考えて いる。また,特許の明細書を私が調べて紹介するの ではなく,学生は自分でスマホを使って調べること で,自分でやることを心がけていっている。かなり 破天荒であるが,今工夫をしているところだ。 会社に勤めていた頃は,消極的でガツガツと仕事 に興味を示さない新入社員が多かった。だから学生 には最新のことに触れて興味を持って積極的になっ てほしい。私は一番にそういうものと向き合う姿勢 を教育できればと思っている。 小池 私は大学の非常勤講師として,田口玄一の著 書を使って主に実験計画法を中心に基本的な分散分 析法の考え方,計算方法を順番に説明している。ま た,品質工学会の学会誌の中から具体的な実験例を 紹介している。企業の中で何がやられているかとい うところまでは踏み込めていない。実験計画法中心 の授業と,実際の生産工程と結びついた授業とはち ょっと違っているような気がしている。 統計は基礎の基礎,機械工学にも基礎があり,そ の上に応用がある。そういう何段階かがあるが,大 学ではまずこの部分をやるが,またこの分野にもア ンテナを張るということが必要なのではないかと思 う。 宮城 私は品質工学会の大会の 1 回目か 2 回目の実 行委員会に入り,その頃の学会誌に大学の中の取組 みについて投稿させていただいた。学部 2 年生の実 験工学の科目で統計の基礎と数値解析,実験計画法

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までを,その後に大学院で「品質工学特論」を 30 年間継続して開設しており,大学院の授業は小池先 生にお願いしている(懇談会当時)。また関連する 科目として「生産システム工学特論」があるが,そ こでは生産の問題と絡めて「ロバスト」の話題をリ ンクさせて国内外の論文を読み,プレゼンを課して いる。プレゼンは二つあり,ASI の論文のデータベ ースから自分で英語の論文を選び,それを読んでま とめてプレゼンするものと,もう一つは,自分の修 論のテーマを今授業でやった理解で品質工学を使っ てロバストの実験を行うとしたらどのような実験計 画になるか,ということを考えプレゼンすることを 行っている。これは基本的に何を評価したらいいの か,目的は何なのかを考え,基本的なところからそ のロバストの実験の目的につながるように行ってい る。これは特別新しいものはないが,ずっと継続し て行っている。 また,2 年生・ 3 年生の機械製図も担当している が,2 年生の製図ではドラフタでの手書きを意図的 に残している。その後学年が上がり CAD に続くが, 2 次元と 3 次元のものの考え方,思考が違うのでそ このトレーニングをどうするかということが課題で ある。 矢野 教科書を購入するように言うと大抵は高いと いった値段の文句が出るか,買わないかになる。工 学書は大抵 2 000 円から 3 000 円だが,飲み代だと それくらいは払うのに,なぜか教科書だと出ない。 一度授業で本を絶対に購入させようと全員をチェッ クしたが,それでも購入しない学生が 5 %ぐらいい たようだ。最近はシラバスで教科書名を書かなけれ ばならないという制約もある。教科書名を書いた以 上は教科書を使わないといけないということで,授 業が教科書の内容や構成に縛られるという問題があ る。また,教科書は出版に際して最低千冊売れない と採算が合わないらしい。出版社が千冊以上売れる と見込んだら作ってくれるが,そのために受講人数 を事前に調べにくるというような事情もあり,教科 書の問題はいろいろ悩ましいところがある。 司会 社会に出ると全て CAD なのにどうして学校 では手書きを教えるのか。 宮城 設計の道具として CAD は使えるようにはな る。しかし,設計と製図の基本的なルールを学んで ほしいという時に,2 次元の状態を立体にイメージ できるトレーニングを兼ねて描きながら理解してほ しいと思っている。学生に不満があるかどうかとア ンケートを採っているが,手書きそのものに不満が あるのではなく,ただ製図は大変ということだけだ。 製図の授業方法の改善は移行の途中で,この先少し ずつ変えていく段階にある。科目の設置や内容につ いては常にカリキュラムを見直しているが,その中 で何を伸ばすか,何が最適かわからないので,走り ながら考えている。 西田 私も製図を教えているが,本当に今の三角法 を教えるよりも CAD,CAM でどんどんやった方が 見栄えがいいし,学生ももっと喜ぶと思うが,それ でいいのかなと迷っている。 司会 私も製図の授業では手で書かせている。それ は今では文字を書くときにはワープロで文字を書く ので,手書きの能力は不要なのかというとそうでは ない。例えば簡単な計算でも電卓を使うが,筆算が できる能力も必要だろう。やはり基礎として手で描 く演習は必要ではないか。 西田 私は物を作る時にはまずスケッチをさせ,そ のスケッチから加工図面に変える。その成立ちが学 生はまだ全然わからない。例えばなぜ中心線から中 心線の距離が必要なのかということがわかっていな い。実際にその位置にボルトを入れるが,相手側の 大きさがギリギリであれば,少しでもずれたらボル トが入らなくなるとか,そのようなことを理解して もらえるように教えている。やはり図面,特にスケ ッチから加工図面を描くには,実際に加工した経験 がないとわからない。ボール盤で穴を開けるには中 心線の交点に開けなければならないということを加 工実習で理解してもらうしかない。高専は実習を比 較的多く行うが,1 年生の時に実習をやり,それか ら次第に製図を学び,最終的に理論的なことを教え るということをやっている。本校でも現在は手書き の製図の時間が圧倒的に多いが,その中でどれくら いの割合で CAD を入れたらいいかということは非 常に難しい課題だ。 早川 今ドラフタは学校にしか売れないと聞いてい る。ドラフタを製造する会社も無くなってきてい る。 河田 ドラフタのメーカの営業から聞いた話だが, 最近自動車メーカがトレーニング用にドラフタを導 入したということだ。 早川 製図の授業と工作実習は両輪だと思う。私は 機械加工の実習を担当しているが,図面を読む能力 は大事だ。実際にロボコンに取り組んでいる学生は 3D CAD で設計しているが,この機械の部分の上に

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機械部分が載ればいい,というように載せるだけの 設計をしている。そうすると実際に加工した部品と 組めなくなると学生に説明している。また,学校で は実際の会社での状況を知ることがなかなかできな いということを松原さんの話を聴いて痛感した。つ まり,これまで部品製造工程,組立工程を経て製品 が作られていたが,今は金型の中で動くことで組立 工程のないまま製品になり出荷されるという風に変 わっているということを全く知らなかった。だから 学生に最新の技術を教えるということは難しい。 西野 学校では春休みと夏休みを利用して,長期版 インターンシップと言える 10 週間の COOP 教育を 実施している。そこでトヨタ系のベアリングメーカ に学生が行き,トヨタの技術者から工程改善につい て指導を受け,どこに無駄があるかということを学 んできた学生もいる。学校では基礎的なことをや り,企業では実務的な実習をやるなどして,企業と 学校の両方で良い技術者を育てるというシステムが 必要なのではないかなと思う。

5.徹底的な資本主義のものづくり教育を目

指す

松原 学校と企業がつながっているという形が必要 だ。学校の勉強の上にまだ先があるということをわ かってもらいたい。手書きしようが CAD で描こう がどうでもよくて,現場で困っているのは,例えば 円を描いて,その中に円を描いたら,みんな円の中 に次の円が収まると考えている。実際には円と円を 重ねたらセンターはそれぞれ別のものがある。そう いう発想で物事の構造を考えてもらいたい。機械の 組付けの話をすると,メーカは機械を作るときは何 とか作るが,産業界でこれを使っていざ部品を交換 する時には,空中で同じ精度を出さなければならな いから,作った時の何倍も時間がかかる。本当に設 計してほしいのは,部品交換が早くできる発想の図 法だ。センターラインで合わせる発想だから結局現 場に来てからセンター合わせの調整が必要になる。 ノックを打っても抜いたらまたノックを打ち直さな ければならない。設計の基本は,再現ができる部品 間の構造の在り方で,例えば必ず当て基準で設計し て物を作るということだ。明治の時代の設計ではな くて,NC の時代の設計をやらなければならない。 座標で組んでいくので,部品を当ててボルトを締め るだけだから 5 分もあれば直る。これがリードタイ ムだ。こんな例もある。ハンドルにパッドを組むの だが,全部センター基準で作っている。パッドの成 形もセンター基準で作るが,組み付けるときにはハ ンドルとパッドは芯が無いので,どこかに当ててね じを締める。パッドは中心が無いのに中心の精度ば っかりを追っかけて作ってくる。ハンドルも真円で 作ってくる。組んでみるとパッドがずれている,と いう具合だ。学校でセンターがこうだと習ったから 何が悪いと言うけれども,全てやり直さなければな らない。部品図は CAD だろうが手だろうが何で描 いても良いが,学校で勉強してほしいのは性能とか 機能とか製品の構造の在り方とかだ。学校で教わっ たことをやり直し教えるのは大変なことだ。これで 発想がガラッと変われば生産現場の設備,コスト, 製品が違う次元のものができてくるだろう。それは もう日本の使命だと思う。そうなれば外国にいくら コピーされてもまねの出来ないレベルになれば屁 へ と も思わなくなる。繰り返すが,明治の図法で設計 し,ダメだったらノックを打ち,ダイヤルゲージを 当てて調整し,それで壊れればまた 1 日かけて修理 する。それで在庫が増えリードタイムが増える。こ れでは労務費の安いところに日本は勝てない。だか ら徹底的な資本主義のものづくりを勉強しなければ ならない。 早川 本校は船舶職員を養成しているが,船内での 機関部品等の交換作業は現物合わせで,煩雑な調整 を教えている。当て基準での設計であれば組上げは ずいぶん楽になるだろう。 山本 商船学科で,機関士として必要となる電気に 関する内容を教えているが,船員養成の課程では, 国際条約で定められた教育内容について質保証しな ければならない。教える内容が決められており,先 生によっては,ずっと同じ内容を教えている。しか し,目の前には船舶の自動化が迫ってきており,海 図すらも今はもうカーナビのようになり,付近の船 がどう動くかということが表示され,さらに世界中 の船が今どこにあるかということもインターネット で見られるようになってきている。そういったこと も学生にはキャッチアップさせなければならないの で,全国の商船高専でプロジェクトを立ち上げて教 科書を作って対応している。また,授業の中ではコ ストの話をすると学生の反応は面白い。たまたま今 日の午前中に授業してきたのは,“ビニール傘はな ぜ 100 円ショップで売れるのか”,世界のビニール 傘の生産本数が年間 7 000 万本で日本の消費量が

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5 000 万本,そしてその 8 割が輸入品であること, 船で運んでも 300 円で売って儲けられるということ を話のきっかけとして,ものづくりの話をしてきた。 また,図面の話があったが,コンテナ船の積付けに ついては,コンテナの重量バランスと,積み下ろし 港での順序を考えてどうアレンジするかというプラ ンニングの仕事がある。その時に,2 次元である船 の図面から,3 次元空間を想像して検討を進めなく てはいけない。3 次元と 2 次元を頭の中で往復させ る能力が船員には必要となる。そういうことで,や はり 3 次元 2 次元の切り替えの能力というのは重要 だと思っている。

6.学校の機能を考える

山本 教員の仕事の成果はおそらく 5 年先,10 年 先にしか出てこないので,今この学生が楽しそうに やったとかつまらなそうに行ったとかいうことは実 はそんなに大事じゃないと思っている。10 年後に 良かったとか思わせるために今をどうするかという ことを考えなければならない。これだけの学校の先 生が集まっているので,「学校の機能」というのを 真剣に考えたいと思っている。 司会 山本先生は「学校の機能」をどのように考え ているか。 山本 私には今のところ答えがなく,いつも非常に 悩んでいる。卒業生のとてもうれしい話を聞くこと もあれば残念な話を聞くこともあり両極端である。 卒業時に私の授業について聞くと,レポートが多く て嫌だったとか,その程度のことしか記憶にないけ れども,10 年ぐらい経たった学生はもっとしっかり やっておけばよかったとか,日本の教育はもっとど うにかしなければならないなどと成長している学生 もいれば,中には社会的な貢献がなかなかできずく すぶっている学生もいるということが事実で,これ は本当に難しいと思っている。これから皆さんとそ のようなことが議論できたら答えの糸口は出るかも しれないと考えている。 西田 品質工学的に学生の人材の育成ということが できればそれも非常に面白いと思う。私自身も品質 工学と同様に学ぶことが出来ればと思っている。 矢野 ここにいる皆さん比較的機械工学系の先生が 多いと思うが,私の学科はちょっと変わっていて, 経営学または経営工学というか,受験の時に物理も 化学もやらないで国語とかの理系科目を減らした試 験で入学する学生が半分くらいはいる学科で,そう いう人を工学部の学生として扱わなければならない ので困難なこともある。それでも 1 年生で機械系出 身の教員が製図を教えており,必修ではないが,か つては 100 人以上が受講して一所懸命にケント紙に 三角図法で製図を描いていた。2 年生なると生産に 関わる授業がいくつもある。そこで非常に困るの は,たとえば切削とは何のことか,そしてその切削 される材料がどういうものなのかわからないまま教 えなければならないことである。現物をイメージで きなかったり,旋盤を知らない人には何を説明して もわからない。したがってある程度現物とリンクし てないと教育は難しい。

7.教科書を買わない学生

矢野 統計を品質工学の中でどう教えるかというの はとても難しい問題だ。田口先生は品質工学は統計 ではないと言っているが,「統計」という言い方を しなければ食いついてくれないということもある。 産業的には最先端なことをやらなければならない が,学校では基礎的なことも教えなければならず, 両極端な面もあるので難しい。どの学校でも悩んで いると思うが,本学のように文系の学生がいる学科 は違った配慮が必要だと思っている。 楢原 統計の授業の中で品質工学を平気で教えてい たら,JABEE 認定のためにちゃんと統計を教えて ください,と数学の先生から言われたのでもう 1 回 シラバスを作り直した。他の人の書いたシラバスを 見ると,確率統計と言いながら少し発展的な内容も 教えているというのが分かったので,授業の後半で 品質工学を取り入れる構成を考えて,宮城先生と教 科書を書いた。言い方を工夫し,科学のために使う 統計と工学のために使う統計という言い方をし,工 学のために使う統計の部分で品質工学を教えるとい う形にした。 これまではいろいろな先生の品質工学の教科書を 使って教えていたが,やはり授業の進行と中身を合 わせることが難しかった。自分の書いた教科書で は,「後はこの教科書を読んどけよ」で済ませるこ とができる。 やはり矢野氏が言われたように教科書を買わない 学生がいるので,中間試験で教科書持込み可とした。 9 割くらいの学生は持っているが,それでも持って ない学生が数名いて,何回も中間試験を受けてつら

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い思いをしたのではないかなと思っている。 司会 私の授業では先輩からもらって買わない学生 が多くなってきた。この科目は本当に社会に入った ら役に立つから教科書は大事にしてほしいと言って いるけれど,卒業時に研究室に置いて行くのが残念 だ。 楢原 企業に入ったあとに役に立つということで は,1 回目の授業は企業の人に来て頂いて会社の中 でどのように品質工学が使われるかということや, 生産の分野でどんな問題が起きるかということを話 して頂いて,教科書は捨てないようにと言っている。 品質工学という科目の授業で買った教科書は捨てな いようにというメッセージは伝わっていると思って いる。 青木 自分で作ったプリントと併せて私は田口先生 が初めて品質工学を体系づけられた品質工学講座の 第 1 巻を教科書として使っている。あれが品質工学 のスタートでないかなと考えている。また私が日産 にいたときから読んでいて,田口先生から直接話を 聞いたことを学生に伝えている。学生は実務経験が ないのでイメージするものが無く困っていたが,去 年あたりから学会でいろいろ教材に関する発表があ るので卒業研究の一環として学生に文献調査させ て,品質工学会で教材に関する文献を抽出した。基 本的に企業の方が発表されているが,何を行ったら 良いのか,学部生がやるとしたらどういう事例が良 いのかということを研究していこうと思っている。 そうすると本当にシステム選択,目的機能から始ま ってどちらの機能に行くのか,どう制御因子,誤差 因子を選ぶのか,計測特性は何を選ぶのか,そうい う一連のことを学びながら計算ごとにならないよう な教材にしたい。 学部生が実務経験のない中で,いかに品質工学の 本質を理解できるかということを,企業と別の見方 で共通共有できる教材ができないかと思っている。 高田 私の場合は自分で作ったものでないと説明で きないと思っているので,教科書は全部自分で作っ た。社内の新人教育でも,ものづくり研修というの があってその際にも自分で作った教材を使って 100 人とか 200 人という人数を教えている。自分で作っ た教材の中で品質工学とは言わないが,ものづくり の会社に入社したので文系の社員にもものづくりと いうのはこういうものだということを基礎として知 ってもらうために教育をしている。近年は教材にも エコロジー的な観点も必要になってきていて,お金 のかからない簡単に作れるゴミの出ないような教材 を考えている。

8.最 後 に

松原 私の人生の後半で,学会といえば品質工学会 しかなかったというくらい,品質工学会はものすご く先陣を切っている学会だ。もう少しメンバーを増 やして,私が言うような次元のものも含めて世界の 中でもう少し生産の現場,環境を品質工学で効率よ くして日本人の生産性を上げていただきたいと思っ ている。学会はメンバーの数も増えてないし,最近 何かしょぼくれているなあと思っている。雲の上の 田口先生,そして矢野先生が引っ張ってってくれた のだけれど,もっとアクティブに皆さんが活動して いただくとうれしいと思う。 私は品質工学では劣等生だけれども,いくつかの 画期的な開発というか発明はやってきている。振り 返ってみると品質工学の論理にあっているから自信 がある,とこういうふうに自分は生きている。それ をもっと前向きに今の学生や企業に生かせられるよ うに頑張ってほしいと思う。

参照

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