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コンペティティブ・インテリジェンスの情報教育への導入可能性に関する研究 ~中等教育での「総合的な学習の時間」における「拡張による学習」によるCIの展開と教育評価を中心に~

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(1)

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�中等教育での「総合的な学習の時間」における

「拡張による学習」による

CI の�開と教育評価を中�に�

A Study on Application Possibility of the Competitive

Intelligence Theory in the Information Education

Development and assessment technique to information

education of the CI by "the learning by expanding" in "the

period for integrated study" in the secondary education~

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Abstract

This study gropes for possibility of the development of the learning program that I applied "a theory of the CI" to from the viewpoint of improvement of the ability for solution to the problem in the information education. I devised the learning program that I introduced CI by "the learning by the expanding" in "the period for integrated study" that was a curriculum of the secondary education into newly among other things. And I carried out a class of CFI in a CI study as inspection for the introduction for the first time in a junior college, and, as a result, possibility of the enforcement of the learning program for the secondary education by the education technique of this new CI was inspected. In addition, I pointed out the directionality while considering new technique about the evaluation to be united with learning activity at the same time.

�� 情報教育における問題解決能力の向上の観点から、「CI の理論」を応用した学習プログラムの開発の可能 性を模索するものである。とりわけ、中等教育の教育課程である「総合的な学習の時間」における「拡張に よる学習」によるCI を導入した学習プログラムを新たに考案した。そして、その導入のための検証として CI 研究で初めて短期大学において CFI の授業を実施し、その結果、この新たな CI の教育手法による中等 教育を対象とした学習プログラムの実施の可能性が検証された。また同時に、学習活動と一体となる教育評 価についても新たな手法を理論的に考察した。

●日本大学大学院総合社会情報研究科 ●Nihon University Graduate School 総合社会情報専攻博士後期課程2 年 of Social and Cultural Studies ●日本大学大学院総合社会情報研究科 Doctoral Program Student

人間科学専攻博士前期課程修了 ●Graduate School of Social and Cultural ●修士(人間科学) Studies, Nihon University Master of ●〒370-0068 群馬県高崎市昭和町 231-9 Human Science from Nihon University

●027-325-0214 ●231-9,Syowa-machi,Takasaki-city, ●[email protected] Gunma,370-0068 Sachiko OIZUMI Sachiko OIZUMI ●日本大学大学院総合社会情報研究科  総合社会情報専攻博士後期課程2年 ●日本大学大学院総合社会情報研究科  人間科学専攻博士前期課程修了 ●修士(人間科学) ●〒370-0068 群馬県高崎市昭和町231-9 ●027-325-0214 ●[email protected]

●Nihon University Graduate School of Social

and Cultural Studies Doctoral Program Student

Graduate School of Social and Cultural

Studies, Nihon University Master of Human Science from Nihon University

●231-9, Syowa-machi,Takasaki-city, Gunma,

370-0068

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今日の「知識基盤社会」に対応する情報の重要性は、 いまさら指摘する必要はない。この言葉は、2005 年の中 央教育審議会の答申「我が国の高等教育の将来像」で示 され、新しい知識・情報・技術が政治・経済・文化をは じめ社会のあらゆる領域での活動の基盤として飛躍的に 重要性を増す社会であるとしている。しかし、とりわけ 重要な位置を占める情報教育の観点からの取り組みは必 ずしも十分とはいえない。 たとえば、中川(2009)は、全ヨーロッパベースで情 報教育に力を入れていると指摘し、「わが国も欧米の情報 先進国に対抗するため官、産、学、軍の情報教育強化が 喫緊の課題である。」[1]と述べている。また、高橋・水野・ 菅澤(2010)は、中国の CI 教育も盛んに行われている とし、「多くの企業がCI セミナーに参加、競合他社の情 報に注目し、収集、分析するCI 関連ツールを重用してい る。」[2]としている。そこで本研究は、情報をインテリジ ェンスの側面から捉え、とりわけ、コンペティティブ・ インテリジェンス(competitive intelligence 以下「CI」 と略す。)の理論を応用した情報教育への導入可能性を探 ることを目的にしている。この情報教育とは、情報を主 体的に選択・活用できる能力を育成することをねらいと する教育であるとされている。しかし、この場合の情報 の定義についてが重要であり、北岡(2009)によれば、 「つまり日本語では「情報」という言葉で、インフォメ ーションとインテリジェンスの双方を言い当てているの だ。そのために「情報」に接したときの緊張感が薄くな っている。」[3]と指摘している。この様な観点から、情報 の定義を後者の立場から捉えた新しい情報教育が望まれ る。これが本研究の際立った視点である。 この場合、高等教育機関である大学などでの導入が期 待されるべきであるが、初等教育(幼稚園・小学校)と 高等教育機関のつなぎの年代である中等教育(中学校・ 高等学校)での試みを意図した検討も必要である。この ような立場から、とりわけ高等学校で行われている「総 合的な学習の時間」における学習活動の一つとしての可 能性を中心に考察する。そこでまず、はじめに「総合的 な学習の時間」の理念を考察しながら現在の情報教育の 考え方を概観し、「CI の理論」の応用が、その学習活動 にどのように馴染むかの検討を行う。そして、「CI の理 論」について中等教育に応用できるエッセンスを抽出す る。その上で、教育に応用する場合の理論的枠組の中か ら「拡張による学習」を援用した独自の概念フレームワ ークを構築する。さらにいくつかの学習モデルを作成し、 筆者が教科情報と商業の教職課程を過ごした高崎商科大 学の短期大学部現代ビジネス学科・経営会計コースの「財 務会計論」での実証検証を行う。この検証は、直接の中 等教育の場ではないが、学習者がある程度の知識を持っ ていた方がデータ収集がやりやすいとの判断から、「財務 会計論」の授業で行う。従って、コンペティティブ・フ ァイナンシャル・インテリジェンス(competitive financial intelligence 以下「CFI」と略す。)[4]に関して

の会計情報教育が中心となる。さらに、学習者があらわ すパフォーマンスについては「理解の6側面」[5]のフレ ームワークを利用して、学習の効果が深まったのかを評 価する手法を考案する。以上から「C I の理論」を情報教 育に応用することの有用性を立証する。

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��� �������������� 「総合的な学習の時間」は、初等中等教育において「生 きる力」の育成を目指し、1998 年の学習指導要領の改訂 により創設された新しい学びの時間である。各学校にお いては、特徴を生かした学習活動が行われている。この 「総合的な学習の時間」は、時間枠で創設されたことに 大きな特徴があり、この時間における学習活動は、国際 理解、情報、環境、ボランティア、自然体験などについ ての総合的な学習や課題学習、体験的な学習等が考えら れるが、子供たちの発達段階や学校段階、学校や地域の 実態等に応じて、各学校の判断によりその創意工夫を生 かして展開するとしている。今までの、多くの知識や技 能を一方的に教えこむことに偏りがちであった教育から、 子どもたちが自ら考え主体的に判断し行動できる力の育 成へと、学校教育の転換と捉える事ができる。このよう な理念により、バリエーションのある学習活動が行える ことになったのである。たとえば、起業家的な精神と資 質・能力を育むアントレプレナー教育や、1999 年の中央 教育審議会の答申「初等中等教育と高等教育との接続の 改善について」で使われはじめた、望ましい職業観・勤 労観及び職業に関する知識や技能、自己の個性を理解し、 主体的に進路を選択する能力・態度を育てる教育で、小 学校段階から発達段階に応じて実施する必要があるとさ れるキャリア教育などのビジネスを直接意識した教育活 動が行われるようになり、本研究における「CI の理論」 の応用による体系的な教育システムの構築が益々必要と なるのである。そして、その教育手法については、高等 教育で取り入れられている、授業者が一方的に学生に知 識伝達をする講義スタイルではなく、課題研究やプロジ ェクト・ベースド・ラーニング、ディスカッション、プ レゼンテーションなど、学生の能動的な学習であるアク ティブ・ラーニングの形態が「総合的な学習の時間」理 念にも合致することからあわせて検討する。

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 ᖱႎᢎ⢒ߢߩขࠅ౉ࠇᣇ 情報教育が取りざたされて久しいが、当初は、各教室 へのパソコンの導入とインターネット環境の整備に重点 が置かれていたが、文部科学省は、2010 年 10 月 29 日に 『教育の情報化に関する手引き』[6]を作成している。た とえば、第4 章「情報教育の体系的な推進」では、情報 教育の目標について、A.情報活用の実践力、B.情報の科 学的な理解、C.情報社会に参画する態度に整理し、小、 中、高等学校の各段階に応じた要点をまとめている。こ れによると、A.情報活用の実践力の要素の一つとして、 「必要な情報の主体的な収集・判断・表現・処理・創造」 が、また、B.情報の科学的な理解の要素の一つとして「情 報を適切に扱ったり、自らの情報活用を評価・改善する ための基礎的な理論や方法の理解」があげられ、その学 習活動において、高等学校段階では、問題解決において 情報や情報手段を実践的に活用するための科学的な見方 や考え方として、手順や方法、結果の評価などに関する 基本的な理論を理解させるようにするとしている。 この点は、新しい視点と捉えることができ、「CI の理 論」の基本的な考え方とも一致する。また、今回改訂さ れた高等学校学習指導要領における教科情報の各科目に ついて、情報と問題解決、情報テクノロジー、データー ベース、情報メディアが新たに追加された。 この情報と問題解決については、高度情報人材に求め られる問題の発見力・解決力や自立した行動力をはぐく むことされている。従って、今までよりも更に踏み込ん だ情報教育が求められている。さらに、キャリア教育に ついても、従来から情報活用能力や意思決定能力の育成 などの「職業観・勤労観を育む学習プログラムの枠組み (例)」[7]についての調査報告もある。従って、今後益々、 情報や情報手段を実践的に利用し、問題解決において有 用な「CI の理論」を用いた展開が「総合的な学習の時間」 の学習活動として、更なる必要性を指摘するものである。

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ޟ%+ ߩℂ⺰ޠ CI については、日本コンペティティブ・インテリジェ ンス学会(The Japan Society of Competitive

Intelligence 以下「JSCI」と略す。)によれば「事業の競 争環境を探知する理論と一連の手法であり、競争社会の 動向をはじめ、マーケティング、研究開発、投資戦略、 短・長期的なビジネス戦略、さらにセキュリティ、組織 の危機管理に至るまでの諸課題・問題について、広く一 般の経営者や事業を志す人などが、優れた価値ある情報 (インテリジェンス)に基づいた意思決定と行動を可能 にするもの」[8]と定義される。 さらに、同学会の会長である菅澤(2008)によれば、 インテリジェンスとは、「分析された優れた情報」[9]であ り、また「信頼性と意味が確定された情報」[9]であるこ とも考慮されるべきとし、さらに行動関係を強調したイ ンテリジェンスの理解として、「意思決定が可能な限界ま で分析された情報である」[9]と述べている。 また、北岡(2009)は「インテリジェンスは「判断・ 行動のために必要な知識」であるが、人間の判断・行動 の背後には利益が存在するので、「利益を実現する知識」 でもある。」[10]としている。そして平井(2008)によれ ば、「CI の理論」なるものがなかなか見当たらないとしな がらも「分析により自社にとっての意味合いが明確にさ れ、将来への示唆が含まれている情報で意思決定や行動 につながるものである。この定義には①自社にとっての 意味合い、②未来志向、③行動につながる、の3 つの要 素が含まれている。」[11]と指摘し、CI の理論」の用語

を用いている。また、Rolf Pfeifer Josh Bongard &Don Berry(2011)によれば、企業をデザインするインテリジ ェンスの要素の3 つの原理は、ニッチ市場の生態、望ま しい仕事、組織そのもの[12]とも指摘している。これら から、CI が定義されると考えるが、もう一つの側面であ る、パーソナルな人間の知能としてのアプローチも重要 である。たとえば意思決定における不確実性の問題や、 意思決定者のパーソナリティ分析などでは、個々人の知 能分析が欠かせないのである。従って、本研究での視点 は、さらに意思決定における人間の知能を加える必要性 も指摘する。そして、さらに菅澤(2008)は、「特に、競 合企業あるいは競争相手に焦点を絞り込んだ情報収集・ 分析・評価をする場合はCI と呼ばれている。」[13]として いる。このようにみた場合、CI はかなり狭められた理論 であるとの印象があるが、そうではない。たとえば、私 たちの日常では、自分と他者、あるいは環境との対峙の 中で生活していることは良く知られている。また、企業 活動そのものが競争のなかで成り立っているといっても 過言ではく、環境そのものが既に競争企業あるいは競争 相手となるのである。従って、このように焦点を絞り込 むことにより、CI は、発展的な理論として、情報教育へ の応用が可能となるのである。そして、この環境との相 互作用の研究も必要であり、この点は、すでにCI プロセ スとして、意思決定された企業行動の結果が外部環境に 作用し、その外部からのインフォメーションを収集する という一連のプロセスについての研究がすすめられてい る。また知能研究の分野でも、インテリジェンス・ダイ ナミックスが提唱され、「人間や機械が知能を発揮するた めの基本的なダイナミクス(動力学)を探求し、身体を 通した環境との相互作用の中から自ら獲得していく知能 の実現」[14]の研究も進んでおり、これらの知見を応用し たCI 研究もさらに必要である。このような色々な角度か ─ 56 ─ ─ 57 ─

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らの研究について、菅澤(2008)は、「欧米の専門家が様々 な角度から、インテリジェンスを定義しているが、定義 論に縛られる必要もない。」[15]と指摘している。そこで、 図3-1 は、これらをもとに「CI の理論」を情報教育へ応 用する一つの例としてまとめたものである。 図3-1 「CI の理論」的学習の枠組み(例) (出典)拙稿(本図の「CI の理論」的学習の枠組み(例)は、 本論の参考文献を考察し、中等教育を対象とする情報教育への 教授的応用の一つの方法を模索したものであって、「CI の理論」 の一般化を意図するものではない。) 今まで取り上げた考察から導き出される枠組みは、ニ ッチ市場の生態、望ましい仕事、組織、意思決定者のイ ンテリジェンスを分析し、統合することによって、特定 企業と環境としての競争企業との相互作用を研究する、 超領域的色彩の強い学問分野(Transdisciplinary Studies)であると定義することが出来る。そしてこれら は、理念と行動、そして未来志向の側面を持ち、そこか ら得られる知見の活用が特定企業の競争優位性をもたら し、究極的に、利益を実現する知識と理解されるのであ る。勿論、これは、本研究における中等教育での情報教 育を意図した「CIの理論」的学習の枠組みの一つであり、 理論の一般化を意図するものではない。以下では、情報 教育への教授的応用としてこの用語を用いる。  ޟ%+ ߩℂ⺰ޠߩቇ⠌ࠛ࠶࠮ࡦࠬߩ᛽಴ 次に重要となるのが、検討された、「CI の理論」的学 習の枠組み(例)などから得られる学習のエッセンスの 抽出である。この場合、本研究は中等教育での活用を意 図しているため、如何に中核となる考え方をわかりやす く明快に示すかが重要となる。そこで、まず、総論とし て①インテリジェンスについてとして、個人と企業ある いはナショナルインテリジェンスに大きくわけ、個人に ついては、とりわけ意思決定者の知能、企業としては、 市場、仕事、組織とに分けてインテリジェンスの説明を 行う。また、ナショナルインテリジェンスについては国 家の安全保障として重要な視点である事だけの説明にと どめる。しかし、本来CI は極めて国際的視野の求められ る分野である。グローバル化を見据えた個人・組織・仕 事・国家間におけCI の役割については、CI の発展過程 の原点を含めて根底に流れる考え方として常に念頭に置 いて説明を行うことに留意する。次に、②コンペティテ ィブについてでは、対峙する環境そのものが競争であり、 企業とは競争関係にあることが必然的前提である事を説 明する。そして、③「CI の理論」的学習の枠組みについ てでは、図3-1 にて説明を行う。そしてこれらのインテ リジェンスは、意思決定が可能な限界まで分析された情 報であり、意思決定により実行されるものであることの 説明を行う。そして、次に、各論として、CI の重要な手 法として、a.情報リテラシーについては、現在の中等教 育で行われている教育を踏襲する。具体的に高等学校学 習指導要領(2009 年 3 月 9 日改訂)より、その要点をま とめると、情報の各分野に関する基礎的・基本的な知識 と技術の習得や情報の意義、役割の理解、倫理観を持っ た解決、創造的な態度と実践的な態度を育てることなど である。b.情報源の分類いについては、小林(2011)が 4種類にわけて紹介しているのでこれを援用する。図3-2 は、それらをまとめたものである。また小林は、「それぞ れの長所、短所がある。どれか一つの手法が他の手法と 比較して全てにおいて勝っているとは言い難い。」[16] しているが、本論では、この先行研究を応用する。 図3-2 情報源の分類 (出典)小林良樹,インテリジェンスの基礎理論,立花書房,71-93 (2011)より編集

c.CI サイクルについてでは、Jay Liebowitzt(2006)の 「情報に基づいた意思決定と関連づける CI ライフサイ クル」[17]について図3-3 を援用する。 コンペティティブ・インテリジェンス 市場 仕事 組織 意思決定 環境(競争企業) 相互作用 理 念 ・ 行 動 ・ 未 来 志 向 イ ノ ベ ー シ ョ ン ・ 競 争 優 位 性 収集 情報 技術的 情報 地球空間 情報 公開 情報 人的 情報

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図3-3 CI ライフサイクル

(出典)Jay Liebowitz,STRATEGIC INTELLIGENCE -Business Intelligence,Competitive Intelligence,and Knowledge Management,Auerach Publications,63(2006)

最後に、d.意思決定についてでは、CI の機能として、意 思決定が可能な限界まで分析された情報と、その情報が 可能にする意思決定と、サイモンの限定合理性とに触れ る。また意思決定に関する主な理論についても触れる。 上記は、中等教育とりわけ高等学校での「総合的な学習 の時間」の学習活動で行う情報教育を対象にしているが、 発展的な学習として、北岡(2009)の「シナリオ分析- インパクト・マトリックス」[18]や「競合仮説分析」[19] を用いることが重要である。以上を「CI の理論」の学習 エッセンスとして採用する。

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ޟ᜛ᒛߦࠃࠆቇ⠌ޠߩេ↪ 「拡張による学習」(Learning by Expanding)は、エ ンゲストローム(Engeström Yrjö 1948~ヘルシンキ大学 教授)の活動理論で、学習活動をより広い文化的で歴史 的なコンテクストの中にとらえて、人間の活動の創造的 可能性を発見して、それを現実化しながら、制度や行為 を転換するという、集団的転換への実践的な参加へと向 けられている。それは、教育と学びの革新を準備するも のとなっている。エンゲストロームは、集団的であり、「道 具」に媒介され、「対象」に方向づけられた活動システム をモデル化している。このモデルは、個人を単位にした 刺激と反応の図式(教室で正しい答えを学習するといっ たこと)ではなく、人間の協働的・実践的な活動を表現 している。図4-1 はエンゲストロームが示した概念図を 日本語に編集したものである。ここでは、「主体」と「対 象」と「共同体」とのあいだで作り出され、互いに媒介 し合っている逆三角形が活動システムの基本関係となる。 そして、そこから、このモデルが表現する六つの構成諸 要素・要因のあいだの諸関係では、上部の小三角形は、「主 体」とその諸行為の「対象」との関係が「道具」に媒介 されていることを示している。「対象」は、活動システム を特徴づける決定的に重要な要因であり、集団的活動が めざしていく目的や動機のことであり、活動をとおして 「成果」へと転換されていくものである。この活動理論 によって、いままでの学習を変え「拡張による学習」が 可能となるとした。[20]また、この活動システムは単一で はなく複数の活動システムが相互に関係しあった新たな 可能性も示しており、「この活動理論は、ゴミをリサイク ルし、そしてそれをダイヤモンドにかえる。」[21]と指摘 する。 図4-1 「拡張による学習」活動理論

(出典)Engeström,Y.:Learning by Expanding: An Activity-Theoretical Approach to Developmental Research, Helsinki:Oriental-Konsultit,p.p59-66(1987)より 編集して掲載 そして、「道具」と「共同体」は生産と消費、「ルール」 と「対象」には交換、「主体」と「分業」には分配の関係 をそれぞれを示している。いいかえれば、この理論では、 人間の文化や歴史的な創造の発展について、「道具」や「ル ール」といったいくつか要素・要因の作用が絡み合って 発展することを整理している。また集団的活動を重視し ており、これを教育の実践に取り入れようとしているこ とが特徴である。日本においてのいわばグループ学習と 捉えられるが、しかし単にグループで学習すればその効 果が上がるものでもない。そこには理論的バックボーン がなければならない。これらを援用する重要な視点は、 CI については、現実の社会を対象にした、企業の行動に つながるものでなければならず、従来の一斉授業といっ た教育方法では、真の力がつくとはいえないのである。 そこで、「CI の理論」を「道具」とし、「ルール」と「分 業」と「共同体」の中での学習活動と、更にその「共同 戦略 収集 統合 分析 道具 INSTRUMENT 生産 PRODUCTION 消費 CONSUMPTION 主体 SUBJECT 対象→成果 OBJECT →OUTCOME 交換 EXCHANGE 分配 DISTRIBUTION ルール RULES 共同体 COMMUNITY 分業 DIVISIONOF LABOR ─ 58 ─ ─ 59 ─

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体」が単一ではなく、相互に関係しあった新たな可能性 を秘めた「拡張による学習」とすることが大変有用とな るのである。 ��� ������������ 情報教育への展開においての手法である「拡張による 学習」の活動システムでの「道具」については、種々な ものが考えられ、「CI の理論」も媒体する「道具」とな る。そこで、今後の説明を明確にするため、CI 教育活動 概念フレームワークを考案して示すと図4-2 である。ま ず、「拡張による学習」活動理論の基本的な概念図をもと に、このシステムの基本関係である点線で示す逆三角形 の「主体」「対象」「共同体」を「CI の理論」を媒体する 「道具」とした活動理論のフレームワークとする。具体 的に構成要素とその具体的要因事項も以下に示した通り であるが、さらにまた、基本的な概念図での「主体」は、 意思決定者と置き換えることもできる。「共同体」は企業 と置き換え、そして意思決定者が道具である「CI の理論」 を媒体とした活動により、CI 対象としての有用な成果を 導きだすことになる。 図4-2 CI 教育活動概念フレームワーク 構成要素 具体的要因事項 「主体」 生徒、又は意思決定者 「対象」 学習活動の成果と結果、又はCI の対 象と成果 「道具」 「CI の理論」(道具・言語・概念・手 続きなどを含む) 「分業」 課題や役割の分担、又は企業の組織分 担など 「共同体」 目的を共有する生徒やサブグループ、 又は企業体など 「ルール」 学習活動でのルール、又は会社の規定 など (出典)拙稿(エンゲストロームの「拡張による学習」活動理 論を参考に本論の説明を明確にするために作成) そして、このCI 教育活動概念フレームワークによる教 育活動は単一の活動だけでなく、図4-3 の様に、複数の システムが相互に関係しあった新たな可能性の展開も考 えられるのである。 図4-3 新たな展開

(出典)Engeström,Y.,The Future of Activity Theory:A Rough Draft,Learning and Expanding with Activity Theory,

CAMBRIDGE UNIVERSITY PRESS,305(2009)より本論の説 明を明確にするために編集して作成し、左右の矢印の方向は図 4-2 における学習活動→結果の方向を表している。 具体的には、生徒を一定の人数でグループ分けし、そ れぞれのグループの学習活動の結果としての成果をグル ープ同士で発表することや、良い意味での競争といった 方法などが考えられる。この新たな展開は、とりわけ「CI の理論」をベースに、各グループを競争する関係に置く ことで、創造的可能性を発見し、そしてひきだす学習活 動が可能となり、「拡張による学習」による集団的転換へ の実践的な参加へと向けられることになるのである。

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��� ��� ����������������� 情報教育のさらなる向上の為、「CI の理論」的学習の 枠組み及び、学習活動に「拡張による学習」を応用した CI 教育活動概念フレームワークを提案したが、これによ る具体的な学習プログラムを実際に実行して検証する。 この場合、学習者がある程度の知識を持っていた方が データ収集がやりやすいとの判断から、大学での検証を 行う事については既に指摘した。そこで、実際の学習に ついて、中等教育での内容を想定した具体的なプログラ ムを作成する。この場合、CFI に関しての基本的な授業 プログラムを実施してある程度の知識を導入した上で、 最終的に学習者を幾つかのグループに分け、それぞれの 競争の関係の中から新たな展開を模索し、実際に授業を 行った上で、学習者へのアンケート調査などの情報収集 を行い検証する。実際に行った授業は、高崎商科大学 の短期大学部現代ビジネス学科の財務会計論の90 分 授業の内、約半分の時間で 11 回である。スライドは 各コマの中で行った代表的なものである。 「CI の理論」 生徒 学習活動→成果 ルール 役割分担 グループ 相互関係の新たな拡張

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図5-1 CFI 導入 現代ビジネス学科 財務会計論Ⅰ 1 Competitive Financial Intelligence 1 コン�テ�テ��・��イ�ン���・インテリジェンス ����大���大�� 実��を�につけて、��の��、�業家を��す ��・��コース 実学重視・人間尊重・未来創造 地域・社会への奉仕 財務���Ⅰ �ジ�ス実務のスペ��リストを��す ������ 財務諸表を��して����や��分析が出来る �ジ�ス実務のスペ��リストを���う� 図5-2 第 1 回 インテリジェンス ����大���大��

Competitive Financial Intelligence

コンペティティ�・��イ�ン��ル・インテリジェンス 国内および国際的な財務諸表を分析して、競争企業が実際に実行している戦略を 湧き出させ、どんな将来の戦略的な動きが財政的に可能かについて決定するインテ リジェンスに必要なスキル (出典)Dr. David C.D. ogers,SPIC,2011) CFIについて インテリジェンス について (CFIで扱う インテリジェンス) 市場 �事 組織 �� 企業 国家 ニッチ市場(すきま)など 製品開発など 組織構造/組織文化など 意思決定者の知能としてのインテリジェンス 国家の安全保障についてのインテリジェンス インテリジェンス (Intelligence) 1.知能・知性や重要な事項に 属する知識・情報のこと。 2.知能的な働き全般。 3.諜報(ちょうほう)活動のこと。 (ウィキペディア) 主として貨幣額(単位)によって測定、記録し、 事象を把握して、環境(競争)との相互関係を 浮き上がらせる ⽷ ോ ળ ⸘ ࠍ ㅢ ߓ ߚ ࠗ ࡦ ࠹ ࡝ ࠫ 䳝 ࡦ ࠬ

(出典)企業のインテリジェンスについては、Rolf Pfeifer Josh Bongard &Don Berry, Building Intelligent Companies , Designing Intelligence,

Books on Demand GmbH, Norderstedt Germany,89(2011)を参照

図5-3 第 2 回 コンペティティブ 3 ��ッ�ス� 汎用コンピュータ市場 複写機市場 ����大���大�� コンペティティ� competitive 競争・競合・��合う・�安の・競争��を利する

(出典)Barrie G. James BUSINESS WARGAMES 榊原清則他訳、ビジネス・ウオーゲーム、p.46(1984) ゼロックス社の IBM汎用コン ピューター市場へ の攻撃に対する IBM社のゼロック ス複写市場への 報復攻撃 勝者 (強者) 負者 (弱者) 検 討 規 模 大きい企業 小さい 企業 弱者が強者に勝つ方 法は? 売 上 大 小 売上が大きくても利 益が多いとは限らな い 利 益 大 小 売上が大きければ固 定費が大いいと考え られる マー ケット の影響 大 小 マーケット市場が縮小した場合大きな影 響を受ける 製品 コスト 大 小 勝者の原価が少ない とは限らない 弱者の基本戦略 強者の基本戦略 (差別化) (ミート戦略) ランチェスター ランチェスター 第一法則 第二法則 ①市場・地域視点 局地戦 広域戦 ②顧客視点 接近戦 遠隔戦 ③競合視点 一騎討ち 確率戦 ④主義の視点 一点集中 総合戦 ⑤作戦の立て方 陽動戦(ゲリラ) 誘導戦 ��と��の�つの戦� (出典)坂上仁志、ランチェスター経営戦、アスカ、 p.27(2009)より一部修正 競 争 まず、図5-1 は、CFI 導 入として、授業の内容を示す パワーポイントの表紙で CFI の授業であることを明 示している。到達目標をビジ ネス実務のスペシャリスト としCI を取り入れている。 次に図5-2第1回目の授業 では、CFI について SCIP の Dr,David の CFI の定義を引 用して、その概要を説明し、 CFI で利用するインテリジ ェンスを定義し、個人、企業、 国家のカテゴリーから説明 を行った。この場合、インテ リジェンスについて、言葉で は聞いたことがあるが、この 内容について把握している 学生はほとんどいない事を 想定して、個人のインテリジ ェンスについて、人間の知能 の分類を比喩としてあげ、理 解を進める為の工夫と看破 を促した。 図5-3の第2回目の授業で は、コンペティティブの概念 を説明し、IBM とゼロック ス社を取り上げ、理解を深め る工夫をした。比喩的題材 は、じゃんけんの手の出す回 数の分析から、じゃんけんに 勝つ戦略的思考について取 り上げ看破を促す工夫を行 った。また、競争の概念は、 日常のあらゆる生活の中に も存在し、意識的、あるいは 無意識的に意思決定を左右 するものであることを強調 し、勝ち負けにこだわる価値 観からの脱却の必要性も指 摘し、理解を促す工夫を行っ た。 図 5-1 CFI 導入 図 5-2 第1 回 インテリジェンス 図 5-3 第2 回 コンペティティブ 3  汎用コンピュータ市場 複写機市場   competitive 

(出典)Barrie G. James BUSINESS WARGAMES 榊原清則他訳、ビジネス・ウオーゲーム、p.46(1984) ゼロックス社の IBM汎用コン ピューター市場へ の攻撃に対する IBM社のゼロック ス複写市場への 報復攻撃 勝者 (強者) (弱者)負者 検 討 規 模 大きい企業 小さい企業 弱者が強者に勝つ方法は? 売 上 大 小 売上が大きくても利益が多いとは限らな い 利 益 大 小 売上が大きければ固定費が大いいと考え られる マー ケット の影響 大 小 マーケット市場が縮小した場合大きな影 響を受ける 製品 コスト 大 小 勝者の原価が少ないとは限らない 弱者の基本戦略 強者の基本戦略 (差別化) (ミート戦略) ランチェスター ランチェスター 第一法則 第二法則 ①市場・地域視点 局地戦 広域戦 ②顧客視点 接近戦 遠隔戦 ③競合視点 一騎討ち 確率戦 ④主義の視点 一点集中 総合戦 ⑤作戦の立て方 陽動戦(ゲリラ) 誘導戦  (出典)坂上仁志、ランチェスター経営戦、アスカ、 p.27(2009)より一部修正   図 5-4 第3 回 意思決定 図 5-5 第4 回 各論 財務会計の基本的なインテリジェンス 図 5-6 第5 回 各論 財務分析の基本的なインテリジェンス 図 5-7 第7 回 各論 4P・4C/5 FORCES 分析とCFI 図 5-8 第8 回 各論 KJ 法・ブレーンストーミングとCFI 図5-9 第9 回 CFI アクティブ・ラーニング(拡張による学習) 図 5-10 第 10 回 CFI アクティブ・ラーニングのまとめ 図 5-11 第11 回 まとめ まず、図 5-1 は、CFI 導 入として、授業の内容を示す パワーポイントの表紙で CFI の授業であることを明 示している。到達目標をビジ ネス実務のスペシャリスト としCI を取り入れている。 次に図5-2第1回目の授業 では、CFI について SCIP の Dr,Davidの CFI の定義を引 用して、その概要を説明し、 CFI で利用するインテリジ ェンスを定義し、個人、企業、 国家のカテゴリーから説明 を行った。この場合、インテ リジェンスについて、言葉で は聞いたことがあるが、この 内容について把握している 学生はほとんどいない事を 想定して、個人のインテリジ ェンスについて、人間の知能 の分類を比喩としてあげ、理 解を進める為の工夫と看破 を促した。 図5-3の第2回目の授業で は、コンペティティブの概念 を説明し、IBM とゼロック ス社を取り上げ、理解を深め る工夫をした。比喩的題材 は、じゃんけんの手の出す回 数の分析から、じゃんけんに 勝つ戦略的思考について取 り上げ看破を促す工夫を行 った。また、競争の概念は、 日常のあらゆる生活の中に も存在し、意識的、あるいは 無意識的に意思決定を左右 するものであることを強調 し、勝ち負けにこだわる価値 観からの脱却の必要性も指 摘し、理解を促す工夫を行っ た。 図 5-4 第 3 回目の授業では、 意思決定とCI のプロセスにつ いて説明し、CI プロセスでの 意思決定の重要性を理解させ た。ここまでの 3 回分の授業 は、「CI の理論」の中核の部分 である。しかし、すべてを網羅 しているとは言い難く、更に多 くの回数が必要なことは理解 しているが、学生の興味を考 え、最低限にとどめている。 図 5-5 第 4 回目の授業では、 各論として CFI に必要な簿記 のインテリジェンスのエッセ ンスを説明し、プリントを配布 して実際の金額を入れて確認 させ理解を促した。簿記会計に ついては、従来、多くの検定試 験が存在し、たとえば日本商工 会議所の主催する試験には、毎 年約 60 万人が受験している。 しかし、簿記会計の知識の普及 に貢献しているものの、この検 定試験の功罪も指摘されてい る。いわゆる検定試験合格のた めだけの勉強に終始している という指摘である。ここでは、 簿記の基本的な考え方を今ま でにない簿記のインテリジェ ンスと題した図解で理解させ る工夫を行った (続き)この場合、理解を深め るために、恋愛における自分自 身の分析を比喩として取り上 げ看破を促した。 さらに発展的学習として 「シナリオ分析-インパク ト・マトリクス」についての学 習を取り上げることが有用で あるが、SWOT 分析の 4 つの 項目の全てを記入出来た学生 は 2 名だけであった。 図 5-7 第 7 回目の授業では、 4P・4C とファイブフォースに よる分析が財務上どのような 影響を与えるのかを理解させ ることを主眼に、財務諸表と CI との関係、マーケティング との関係性からの理解を促す ことを視点に工夫を行った。 図 5-8 第 8 回目の授業では、 議論の方法としてKJ 法、ブレ ーンストーミングを説明し理 解させた。これらは、「拡張に よる学習」における、「道具」、 図 5-10 第 10 回目の授業で は、前回の発表のまとめを行 い、今までの成果の検証を行っ た。 図 5-11 第 11 回目の授業で、 総まとめを行った。今回の、11 回分の授業は、SCIP のホーム ページで公開されている情報 を参考に考案しているが、検証 を行ったのが、短大の学生であ る事から、かなり簡略化し、か つ出来る限り比喩を使い、グル ープでの学習が進み、かつ「拡 張による学習」の形態を取るよ うに考慮した。 本論で検討した「CI の理論」 的学習の枠組みの利用とCI 教 育活動概念 ─ 60 ─ ─ 61 ─

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図5-4 第 3 回 意思決定 ���� decision making 高���大��期大�� ���� ���資 (�������) �の��務(�務�����) ● 意思決定(いしけってい、decision making)とは、特定の目標を達成するために、 ある状況において複数の代替案から最善の解(解答)を求めようとする行為である。 ●サイモンは、人間を限定された合理性を有する意思決定主体と仮定 (限定合理性) 限定合理性(げんていごうりせい)とは、合理的であろうと意図するけれども、 認識能力の限界によって、限られた合理性しか経済主体が持ち得ないことを表す。 この概念は、1947年にハーバート・サイモンが『Administrative Behavior』で 提出した人間の認識能力についての概念 (出典:ウキペディア) 注)サイモン(1916- 2001 )ノーベル経済学賞を受賞 CI ���� 情報 意思決定 行動 結果 データ イ ン テ リ ジ ェ ン ス 化 � � ● CIプロセス ● 情報 CIの手法であるCIプロセスは、企業の外部環境のデータから 経営、市場、顧客、技術、競争等に関するインフォメーション (或ることがらについての知らせ)としての情報を組織的に収集する。 ● 分析(インテリジェンス化) 収集された情報を分析し、信頼性と意味が確立された優れた インテリジェンスとしての情報に加工する。それは、意思決定者が 判断を下し行動するために必要で、その意思決定が可能な限界まで 分析された情報となる。 ● 意思決定 トップマネジメントにより意思決定。 ● 行動 意思決定された企業行動の結果が外部環境に作用する。 ● データ そして、また、その外部からのデータとしてのインフォメーションを 収集する。 �上の一�のプロセス(�Iプロセス)を理解することが�要 (出典)ウキペディア http://ja.wikipedia.org

(出典)Seena Sharp, COMPETITIVE INTELLIGENCE ADVANTAGE How to Minimize Risk , Avoid Surprises ,and Grow Your Business in a Changing World, John Wiley & Sons,Inc.215(2009)

図5-5 第 4 回 各論 財務会計の基本的なインテリジェンス 商品を売った 1000円 お金減る 500円 商品を仕入れた 500円 お金減る 300円 給料を支払った 300円 お金増える 1000円 と を 集めます 1000円 500円 1000円 300円 500円 300円 差額 200 差額 200 1000 1000 1000 1000 ����表 ��計算� 高���大��期大�� �� �� 一��� 24年3月31日現在 一�期� 自23年4月 1日 至24年3月31日 ��成� (�益���) 財��� (��対��) 資産����資� ∇ �の��を分� 売上����利益 ∇ �の��を分� ��の�ン�リジ�ン� 図5-6 第 5 回 各論 財務分析の基本的なインテリジェンス (出典)西山茂、企業分析シナリオ、東洋経済、p.64-65(2005)より編集 高���大��期大�� 財務分�の�����ン�リジ�ン� 高崎商科商事株式会社 損益��� (単位:万円) 自平成22年4月 1日 至平成23年3月31日 Ⅰ 売 上 高 ×××× Ⅱ 売 上 原 価 ×××× 売上総利益 ××× Ⅲ 販売費及び一般管理費 ××× 営業利益 ×× Ⅳ 営 業 外 収 益 ×× Ⅴ 営 業 外 費 用 ×× 経常利益 ×× Ⅵ 特 別 利 益 ×× Ⅶ 特 別 損 失 ×× 税引前当期純利益 × 法 人 税 等 × 当 期 純 利 益 × 高崎商科商事株式会社 ����表 (単位:万円) 平成23年3月31日現在 資産の部 負債の部 Ⅰ流動資産 ××× Ⅰ流動負債 ××× Ⅱ固定資産 ××× Ⅱ固定負債 ××× 純資産の部 Ⅲ繰延資産 ××× Ⅰ資 本 金 ××× ××× ××× ・収益性・��性・��性・成�性の�つのポイント デュポンシステ�(1919年に、米国の化学会社E.I.デュポン社によって考案) �期 �益��� (単位:万円) 自平成21年4月 1日 至平成22年3月31日 Ⅰ 売 上 高 ×××× 以下省略 資料 ����の�標 � 自�資�純利益率の上�にある = × × �益� 売上高当期純利益率 (率が大きい方が良い) �率� 総資産回転率 (率が大きい方が良い) ��� 財務レバレッジ (率が低い方が一般に良い) 成�� 売上伸び率(大きい方が良い) 10%以上あれば優良とされる 当期売上高��期売上高 �期売上高 ×100% 当期純利益 売上高 ×100% 売上高 総資産 総資産 株主資� 株主の持分に対してどれだけ のリターンを生み出している のかを示す指標 自�資� 純利益率 (���) return on equity ×100% ��年 �� 図5-4 第 3 回目の授業では、 意思決定とCI のプロセスにつ いて説明し、CI プロセスでの 意思決定の重要性を理解させ た。ここまでの 3 回分の授業 は、「CI の理論」の中核の部分 である。しかし、すべてを網羅 しているとは言い難く、更に多 くの回数が必要なことは理解 しているが、学生の興味を考 え、最低限にとどめている。 図5-5 第 4 回目の授業では、 各論としてCFI に必要な簿記 のインテリジェンスのエッセ ンスを説明し、プリントを配布 して実際の金額を入れて確認 させ理解を促した。簿記会計に ついては、従来、多くの検定試 験が存在し、たとえば日本商工 会議所の主催する試験には、毎 年約60 万人が受験している。 しかし、簿記会計の知識の普及 に貢献しているものの、この検 定試験の功罪も指摘されてい る。いわゆる検定試験合格のた めだけの勉強に終始している という指摘である。ここでは、 簿記の基本的な考え方を今ま でにない簿記のインテリジェ ンスと題した図解で理解させ る工夫を行った。 図5-6 第 5 回目の授業では、 競争企業の分析のためのツー ルとして基本となる財務分析 の手法として、学生にも理解し やすいように、デュポンシステ ムを説明し、実際の財務諸表の 要約データから計算を行わせ た。 第6 回 各論 SWOT 分析 (スライド図は省略)では、自 社・他者の多くの分析のなかか らSWOT 分析を取り上げ、問 題点を明らかにする手法を説 明し理解させた。(続く) 図 5-4 第3 回 意思決定 ���� decision making    )  ● (いしけってい、decision making)とは、特定の目標を達成するために、 ある状況において複数の代替案から最善の解(解答)を求めようとする行為である。 ●サイモンは、人間を限定された合理性を有する意思決定主体と仮定 (限定合理性) 限定合理性(げんていごうりせい)とは、合理的であろうと意図するけれども、 認識能力の限界によって、限られた合理性しか経済主体が持ち得ないことを表す。 この概念は、1947年にハーバート・サイモンが『Administrative Behavior』で 提出した人間の認識能力についての概念 (出典:ウキペディア) 注)サイモン(1916- 2001 )ノーベル経済学賞を受賞 CI ����      イ ン テリ ジェ ンス 化   ● CI  CIの手法であるCIプロセスは、企業の外部環境のデータから 経営、市場、顧客、技術、競争等に関するインフォメーション (或ることがらについての知らせ)としての情報を組織的に収集する。   収集された情報を分析し、信頼性と意味が確立された優れた インテリジェンスとしての情報に加工する。それは、意思決定者が 判断を下し行動するために必要で、その意思決定が可能な限界まで 分析された情報となる。 ●  トップマネジメントにより意思決定。 ● 意思決定された企業行動の結果が外部環境に作用する。 ●  そして、また、その外部からのデータとしてのインフォメーションを 収集する。  ­€‚ƒ„… (出典)ウキペディア http://ja.wikipedia.org

(出典)Seena Sharp, COMPETITIVE INTELLIGENCE ADVANTAGE How to Minimize Risk , Avoid Surprises ,and Grow Your Business in a Changing World, John Wiley & Sons,Inc.215(2009)

図 5-5 第4 回 各論 財務会計の基本的なインテリジェンス 商品を売った 1000円 お金減る 500円 商品を仕入れた 500円 お金減る 300円 給料を支払った 300円 お金増える 1000円 と を 集めます 1000円 500円 1000円 300円 500円 300円 差額 200 差額 200 1000 1000 1000 1000       24年3月31日現在  自23年4月 1日 至24年3月31日     �������� ∇ ������� �������� ∇ �������  図 5-6 第5 回 各論 財務分析の基本的なインテリジェンス (出典)西山茂、企業分析シナリオ、東洋経済、p.64-65(2005)より編集 �����������  高崎商科商事株式会社  (単位:万円) 自平成22年4月 1日 至平成23年3月31日 Ⅰ 売 上 高 ×××× Ⅱ 売 上 原 価 ×××× 売上総利益 ××× Ⅲ 販売費及び一般管理費 ××× 営業利益 ×× Ⅳ 営 業 外 収 益 ×× Ⅴ 営 業 外 費 用 ×× 経常利益 ×× Ⅵ 特 別 利 益 ×× Ⅶ 特 別 損 失 ×× 税引前当期純利益 × 法 人 税 等 × 当 期 純 利 益 × 高崎商科商事株式会社  (単位:万円) 平成23年3月31日現在   Ⅰ流動資産 ××× Ⅰ流動負債 ××× Ⅱ固定資産 ××× Ⅱ固定負債 ×××  Ⅲ繰延資産 ××× Ⅰ資 本 金 ××× ××× ×××  (1919年に、米国の化学会社E.I.デュポン社によって考案)  ����� (単位:万円) 自平成21年4月 1日 至平成22年3月31日 Ⅰ 売 上 高 ×××× 以下省略 ��    = × ×  売上高当期純利益率 (率が大きい方が良い)  総資産回転率 (率が大きい方が良い)  財務レバレッジ (率が低い方が一般に良い)  売上伸び率(大きい方が良い) 10%以上あれば優良とされる �����������  ×100%   ×100%     株主の持分に対してどれだけ のリターンを生み出している のかを示す指標 ���� ���� ����) return on equity ×100% 図 5-4 第 3 回目の授業では、 意思決定とCI のプロセスにつ いて説明し、CI プロセスでの 意思決定の重要性を理解させ た。ここまでの 3 回分の授業 は、「CI の理論」の中核の部分 である。しかし、すべてを網羅 しているとは言い難く、更に多 くの回数が必要なことは理解 しているが、学生の興味を考 え、最低限にとどめている。 図 5-5 第 4 回目の授業では、 各論として CFI に必要な簿記 のインテリジェンスのエッセ ンスを説明し、プリントを配布 して実際の金額を入れて確認 させ理解を促した。簿記会計に ついては、従来、多くの検定試 験が存在し、たとえば日本商工 会議所の主催する試験には、毎 年約 60 万人が受験している。 しかし、簿記会計の知識の普及 に貢献しているものの、この検 定試験の功罪も指摘されてい る。いわゆる検定試験合格のた めだけの勉強に終始している という指摘である。ここでは、 簿記の基本的な考え方を今ま でにない簿記のインテリジェ ンスと題した図解で理解させ る工夫を行った。 図 5-6 第 5 回目の授業では、 競争企業の分析のためのツー ルとして基本となる財務分析 の手法として、学生にも理解し やすいように、デュポンシステ ムを説明し、実際の財務諸表の 要約データから計算を行わせ た。 第 6 回 各論 SWOT 分析 (スライド図は省略)では、自 社・他者の多くの分析のなかか ら SWOT 分析を取り上げ、問 題点を明らかにする手法を説 明し理解させた。(続く) 図 5-4 第3 回 意思決定 ���� decision making    )  ● (いしけってい、decision making)とは、特定の目標を達成するために、 ある状況において複数の代替案から最善の解(解答)を求めようとする行為である。 ●サイモンは、人間を限定された合理性を有する意思決定主体と仮定 (限定合理性) 限定合理性(げんていごうりせい)とは、合理的であろうと意図するけれども、 認識能力の限界によって、限られた合理性しか経済主体が持ち得ないことを表す。 この概念は、1947年にハーバート・サイモンが『Administrative Behavior』で 提出した人間の認識能力についての概念 (出典:ウキペディア) 注)サイモン(1916- 2001 )ノーベル経済学賞を受賞 CI ����      イ ン テリ ジェ ンス 化   ● CI  CIの手法であるCIプロセスは、企業の外部環境のデータから 経営、市場、顧客、技術、競争等に関するインフォメーション (或ることがらについての知らせ)としての情報を組織的に収集する。   収集された情報を分析し、信頼性と意味が確立された優れた インテリジェンスとしての情報に加工する。それは、意思決定者が 判断を下し行動するために必要で、その意思決定が可能な限界まで 分析された情報となる。 ●  トップマネジメントにより意思決定。 ● 意思決定された企業行動の結果が外部環境に作用する。 ●  そして、また、その外部からのデータとしてのインフォメーションを 収集する。  ­€‚ƒ„… (出典)ウキペディア http://ja.wikipedia.org

(出典)Seena Sharp, COMPETITIVE INTELLIGENCE ADVANTAGE How to Minimize Risk , Avoid Surprises ,and Grow Your Business in a Changing World, John Wiley & Sons,Inc.215(2009)

図 5-5 第4 回 各論 財務会計の基本的なインテリジェンス 商品を売った 1000円 お金減る 500円 商品を仕入れた 500円 お金減る 300円 給料を支払った 300円 お金増える 1000円 と を 集めます 1000円 500円 1000円 300円 500円 300円 差額 200 差額 200 1000 1000 1000 1000       24年3月31日現在  自23年4月 1日 至24年3月31日     �������� ∇ ������� �������� ∇ �������  図 5-6 第5 回 各論 財務分析の基本的なインテリジェンス (出典)西山茂、企業分析シナリオ、東洋経済、p.64-65(2005)より編集 �����������  高崎商科商事株式会社  (単位:万円) 自平成22年4月 1日 至平成23年3月31日 Ⅰ 売 上 高 ×××× Ⅱ 売 上 原 価 ×××× 売上総利益 ××× Ⅲ 販売費及び一般管理費 ××× 営業利益 ×× Ⅳ 営 業 外 収 益 ×× Ⅴ 営 業 外 費 用 ×× 経常利益 ×× Ⅵ 特 別 利 益 ×× Ⅶ 特 別 損 失 ×× 税引前当期純利益 × 法 人 税 等 × 当 期 純 利 益 × 高崎商科商事株式会社  (単位:万円) 平成23年3月31日現在   Ⅰ流動資産 ××× Ⅰ流動負債 ××× Ⅱ固定資産 ××× Ⅱ固定負債 ×××  Ⅲ繰延資産 ××× Ⅰ資 本 金 ××× ××× ×××  (1919年に、米国の化学会社E.I.デュポン社によって考案)  ����� (単位:万円) 自平成21年4月 1日 至平成22年3月31日 Ⅰ 売 上 高 ×××× 以下省略 ��    = × ×  売上高当期純利益率 (率が大きい方が良い)  総資産回転率 (率が大きい方が良い)  財務レバレッジ (率が低い方が一般に良い)  売上伸び率(大きい方が良い) 10%以上あれば優良とされる �����������  ×100%   ×100%     株主の持分に対してどれだけ のリターンを生み出している のかを示す指標 ���� ���� ����) return on equity ×100% 図 5-4 第 3 回目の授業では、 意思決定とCI のプロセスにつ いて説明し、CI プロセスでの 意思決定の重要性を理解させ た。ここまでの 3 回分の授業 は、「CI の理論」の中核の部分 である。しかし、すべてを網羅 しているとは言い難く、更に多 くの回数が必要なことは理解 しているが、学生の興味を考 え、最低限にとどめている。 図 5-5 第 4 回目の授業では、 各論として CFI に必要な簿記 のインテリジェンスのエッセ ンスを説明し、プリントを配布 して実際の金額を入れて確認 させ理解を促した。簿記会計に ついては、従来、多くの検定試 験が存在し、たとえば日本商工 会議所の主催する試験には、毎 年約 60 万人が受験している。 しかし、簿記会計の知識の普及 に貢献しているものの、この検 定試験の功罪も指摘されてい る。いわゆる検定試験合格のた めだけの勉強に終始している という指摘である。ここでは、 簿記の基本的な考え方を今ま でにない簿記のインテリジェ ンスと題した図解で理解させ る工夫を行った。 図 5-6 第 5 回目の授業では、 競争企業の分析のためのツー ルとして基本となる財務分析 の手法として、学生にも理解し やすいように、デュポンシステ ムを説明し、実際の財務諸表の 要約データから計算を行わせ た。 第 6 回 各論 SWOT 分析 (スライド図は省略)では、自 社・他者の多くの分析のなかか ら SWOT 分析を取り上げ、問 題点を明らかにする手法を説 明し理解させた。(続く) 図 5-4 第3 回 意思決定 ���� decision making    )  ● (いしけってい、decision making)とは、特定の目標を達成するために、 ある状況において複数の代替案から最善の解(解答)を求めようとする行為である。 ●サイモンは、人間を限定された合理性を有する意思決定主体と仮定 (限定合理性) 限定合理性(げんていごうりせい)とは、合理的であろうと意図するけれども、 認識能力の限界によって、限られた合理性しか経済主体が持ち得ないことを表す。 この概念は、1947年にハーバート・サイモンが『Administrative Behavior』で 提出した人間の認識能力についての概念 (出典:ウキペディア) 注)サイモン(1916- 2001 )ノーベル経済学賞を受賞 CI ����      イ ン テリ ジェ ンス 化   ● CI  CIの手法であるCIプロセスは、企業の外部環境のデータから 経営、市場、顧客、技術、競争等に関するインフォメーション (或ることがらについての知らせ)としての情報を組織的に収集する。   収集された情報を分析し、信頼性と意味が確立された優れた インテリジェンスとしての情報に加工する。それは、意思決定者が 判断を下し行動するために必要で、その意思決定が可能な限界まで 分析された情報となる。 ●  トップマネジメントにより意思決定。 ● 意思決定された企業行動の結果が外部環境に作用する。 ●  そして、また、その外部からのデータとしてのインフォメーションを 収集する。  ­€‚ƒ„… (出典)ウキペディア http://ja.wikipedia.org

(出典)Seena Sharp, COMPETITIVE INTELLIGENCE ADVANTAGE How to Minimize Risk , Avoid Surprises ,and Grow Your Business in a Changing World, John Wiley & Sons,Inc.215(2009)

図 5-5 第4 回 各論 財務会計の基本的なインテリジェンス 商品を売った 1000円 お金減る 500円 商品を仕入れた 500円 お金減る 300円 給料を支払った 300円 お金増える 1000円 と を 集めます 1000円 500円 1000円 300円 500円 300円 差額 200 差額 200 1000 1000 1000 1000       24年3月31日現在  自23年4月 1日 至24年3月31日     �������� ∇ ������� �������� ∇ �������  図 5-6 第5 回 各論 財務分析の基本的なインテリジェンス (出典)西山茂、企業分析シナリオ、東洋経済、p.64-65(2005)より編集 �����������  高崎商科商事株式会社  (単位:万円) 自平成22年4月 1日 至平成23年3月31日 Ⅰ 売 上 高 ×××× Ⅱ 売 上 原 価 ×××× 売上総利益 ××× Ⅲ 販売費及び一般管理費 ××× 営業利益 ×× Ⅳ 営 業 外 収 益 ×× Ⅴ 営 業 外 費 用 ×× 経常利益 ×× Ⅵ 特 別 利 益 ×× Ⅶ 特 別 損 失 ×× 税引前当期純利益 × 法 人 税 等 × 当 期 純 利 益 × 高崎商科商事株式会社  (単位:万円) 平成23年3月31日現在   Ⅰ流動資産 ××× Ⅰ流動負債 ××× Ⅱ固定資産 ××× Ⅱ固定負債 ×××  Ⅲ繰延資産 ××× Ⅰ資 本 金 ××× ××× ×××  (1919年に、米国の化学会社E.I.デュポン社によって考案)  ����� (単位:万円) 自平成21年4月 1日 至平成22年3月31日 Ⅰ 売 上 高 ×××× 以下省略 ��    = × ×  売上高当期純利益率 (率が大きい方が良い)  総資産回転率 (率が大きい方が良い)  財務レバレッジ (率が低い方が一般に良い)  売上伸び率(大きい方が良い) 10%以上あれば優良とされる �����������  ×100%   ×100%     株主の持分に対してどれだけ のリターンを生み出している のかを示す指標 ���� ���� ����) return on equity ×100% 図 5-4 第 3 回目の授業では、 意思決定とCI のプロセスにつ いて説明し、CI プロセスでの 意思決定の重要性を理解させ た。ここまでの 3 回分の授業 は、「CI の理論」の中核の部分 である。しかし、すべてを網羅 しているとは言い難く、更に多 くの回数が必要なことは理解 しているが、学生の興味を考 え、最低限にとどめている。 図 5-5 第 4 回目の授業では、 各論として CFI に必要な簿記 のインテリジェンスのエッセ ンスを説明し、プリントを配布 して実際の金額を入れて確認 させ理解を促した。簿記会計に ついては、従来、多くの検定試 験が存在し、たとえば日本商工 会議所の主催する試験には、毎 年約 60 万人が受験している。 しかし、簿記会計の知識の普及 に貢献しているものの、この検 定試験の功罪も指摘されてい る。いわゆる検定試験合格のた めだけの勉強に終始している という指摘である。ここでは、 簿記の基本的な考え方を今ま でにない簿記のインテリジェ ンスと題した図解で理解させ る工夫を行った。 図 5-6 第 5 回目の授業では、 競争企業の分析のためのツー ルとして基本となる財務分析 の手法として、学生にも理解し やすいように、デュポンシステ ムを説明し、実際の財務諸表の 要約データから計算を行わせ た。 第 6 回 各論 SWOT 分析 (スライド図は省略)では、自 社・他者の多くの分析のなかか ら SWOT 分析を取り上げ、問 題点を明らかにする手法を説 明し理解させた。(続く)

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図5-7 第 7 回 各論 4P・4C/5 FORCES 分析と CFI 9 損益��� 金 額 マーケティング Ⅰ 売 上 高 80,000 単価 数量 Ⅱ 売 上 原 価 79,000 売上総利益 1,000 Ⅲ 販売費及び一般管理費 600 営 業 利 益 400 Ⅳ 営 業 外 収 益 100 Ⅴ 営 業 外 費 用 200 経 常 利 益 300 Ⅵ 特 別 利 益 50 Ⅶ 特 別 損 失 90 税引前当期純利益 260 法人税等 100 当期純利益 160 ��対�� 資 産 の 部 1,600 負 債 の 部 800 純 資 産 の 部 800 ��ッシュ�ロー��� 営業CF/投資CF/財務CF 20 現金及び同等物期首残高 90 現金及び同等物期末残高 110 �ー�ティングの4P(4C)分析とCFI 高����学�期�学部 Promotion プロモーション Price Product Place Place 流通 Product 製品 Price 価格 マーケティングミッ�ス (4Pの組み合�せ) マーケティングの定義:ドラッカー「組織をして成果を上げさせるための道具・機能・機関」、 コトラー「どのような価値を提供すればターゲット市場のニーズを満たせるかを探り、その価 値を生み出し、顧客に届け、そこから利益を上げること」 ※4PにPeople 人材、Process業務を加えた5P、6Pなどもある。 売り手側の視点の4Pと、買い手側(顧客)の視点「4C」という分類もある。 Product(製品)⇔Consumer(消費者のニーズやウォンツ) あるいはCustomer solution(顧客ソリューション) Price(価格)⇔Customer cost(顧客コスト) Place(流通)⇔ Convenience(利便性) Promotion(プロモーション)⇔Communication(コミュニケーション) 製品、�ー�ス、品�、 ��イン、�ランド 等 ��、��、����、 ���� � ���ル、��、流通��、 ��、品��、�� 等 販売��、��、 �イ��トマーケティング等 Promotion5-8 第 8 回 各論 KJ 法・ブレーンストーミングと CFI KJ法 (��人�学������(東京�業大学��教授)がデー�を�とめるために考�した�法) 高����学�期�学部 �ィールド�ー����の�ータを�めた�、あるいは��インストーミングにより��な�イ�ィ�を出し、 その�の���、それらの��な�ータや�イ�ィ�を�合し、�たな��を生み出すために用いられる。 ��� ��や��の流れからストーリーにする。 グループ�成 数��のカードの�から�通�たものをい��かのグループに�とめ、 それ�れのグループに�出しを�ける。 カードの�成 1�の�ータを1�のカードに��して��する。 (※1�に1�の�ータ�け。�数����ない。) ��� ��いに��性のあるグループを�グループに�とめる。 �たな�� �たな�イ�� ��ーン ストーミ ング ・��をしない ・自��� ・�より量 ・��と�合 ��インストーミング(Brainstorming)��ッ�ス・F・�ズ�ーンによ�て�案された会���、��思�とも�される。 (出典)ウキペディアhttp://ja.wikipedia.org 図5-9 第9 回 CFI アクティブ・ラーニング(拡張による学習) CFI アクティブラーニング(��に�る学習) 自 社 分 析 他 社 分 析 S W O T 分 析 等 知 識 創 造 4 P 5 F 分 析 等 K JB S 等 選 択 案 意 思 決 定 実 行 Competitive Financial Intelligence

アクティブラーニング:能動的学習や参加型学習と訳される。教師が知識を説明し、生徒が受け身になる学習ではなく、生徒の自発的で論理的な 思考や討論などを通して、分析や意思決定をしたり、正解にたどりついていく学習。欧米の大学で注目され、東京大学などが授業モデルの研究 や実践を進めている。

Active Learning (Expansive Learning)

主 体 氏名( ) 共同体 企業(ドメインの設定)グループ学習 ルール 会社規定 分 業 社長 専務 常務 部長 など 道 具 分析ツール(4P、4C、5Fなど) 対 象 CFIの実行 成 果 競合他社との優位性の創出 (続き)この場合、理解を深め るために、恋愛における自分自 身の分析を比喩として取り上 げ看破を促した。 さらに発展的学習として 「シナリオ分析-インパク ト・マトリクス」についての学 習を取り上げることが有用で あるが、SWOT 分析の 4 つの 項目の全てを記入出来た学生 は2 名だけであった。 図5-7 第 7 回目の授業では、 4P・4C とファイブフォースに よる分析が財務上どのような 影響を与えるのかを理解させ ることを主眼に、財務諸表と CI との関係、マーケティング との関係性からの理解を促す ことを視点に工夫を行った。 図5-8 第 8 回目の授業では、 議論の方法としてKJ 法、ブレ ーンストーミングを説明し理 解させた。これらは、「拡張に よる学習」における、「道具」、 「共同体」、「ルール」の概念を 実行する一つの手法であり、模 造紙とポストイットを使った 方法で行った。 図5-9 第 9 回目の授業では、 各グループに分け、競争する企 業と自社を課題として与え、得 られる情報から各種分析を行 いKJ法などにより新しいアイ ディアを創出し、2 つ以上の代 替案を作成し、意思決定を行い 発表するという「拡張による学 習」を基にした本論の図4-2 の フレームワークでの学習を実 施した。名称、学生にわかりや すくアクティブ・ラーニングの 名称で実施した。各グループは 発表から得られた知見を活用 し、さらなるイノベーションと 競争優位をさぐることとした。 ─ 62 ─ ─ 63 ─

図 5-3   第 2 回  コンペティティブ 3��ッ�ス�汎用コンピュータ市場複写機市場 ����大���大��コンペティティ�competitive競争・競合・��合う・�安の・競争��を利する
図 5-5   第 4 回  各論  財務会計の基本的なインテリジェンス 商品を売った 1000円 お金減る 商品を仕入れた 500円 500円 お金減る 300円給料を支払った300円お金増える1000円とを 集めます 1000円 500円 1000円 300円500円 300円 差額 200 差額 200 1000 1000 1000 1000����表��計算� 高���大��期大������一���24年3月31日現在一�期�自23年4月1日至24年3月31日��成�(�益���)財���(��対�
図 5-7   第 7 回  各論  4 P・ 4 C/ 5 FORCES 分析と CFI  9損益���金額マーケティングⅠ 売上高80,000単価数量Ⅱ 売上原価79,000売上総利益1,000Ⅲ 販売費及び一般管理費600営 業 利 益400Ⅳ 営 業 外 収 益100Ⅴ 営 業 外 費 用200経 常 利 益300Ⅵ 特 別 利 益50Ⅶ 特 別 損 失90税引前当期純利益260法人税等100当期純利益160��対��資産の部1,600負債の部800純 資 産 の 部800��ッシュ�ロー���営業
図 5-10   第 10 回   CFI アクティブ・ラーニングのまとめ ● 発表フォーム 1.私達のチームは、社長 膳○ 副社長 石○ 専務 黒○ 常務 滝○ 企画部長 金○ 販売部長 ○沢 経理部長 ○田 で、当社の競争優位の戦略を作成しましたので報告申し上げます。 2
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