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論
1一一『奈良法学会雑誌』第2巻1号(1989年6月〉 説V
西ドイツ官吏法に令ける競争者訴訟
一はじめに ニ競争者による任用の取消し 一原告適格 二法的救済の必要性 付 訴 訟 物 の 消 滅 り法的存続性の原則ω
連邦官吏法一一、一二条の無効・取消事由の制限ω
憲法原理の表明としての連邦官吏法一一、一一一条ω
法的存続性の原則と基本法一九条との関係 a 任用の法的存続性という公益 b 被任用者の信頼保護の利益ω
﹁ 昇 任 連 鎖 ﹂ の 問 題 不服申立てと取消期間 小括ハ以上本号 U 四 三(
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第2巻1号一-2: は じ め に 今日、西ドイツにおいては、大卒者の増加に伴い公務員志願者が急増しており、そのような傾向は今後さらに強ま ることが指摘されている。わが国においても、第二次臨時行政調査会の答申において、公務員の定員の合理化ハ H 定 員削減、定員合理化の円滑化および新規増員の抑制)が検討課題とされたことから看取されるように、結果的に西ド イツと同様、公務員への道は今後ますます狭き門になり、公職就任に際しての競争が激化することが予想される。 このような社会状況を背景として、西ドイツでは競争者訴訟(同室ぎミ
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河 内 暴 宮 内 内 ) の 名 の 下 に 、 任 用 を 拒 否 さ れ た 公務員の権利保護の問題、より具体的に言えば公務員の選任手続きにおいて任用を拒否された公務員または公務員志 願者が、違法に任用された者(被任用者日競争相手﹀の任用の取消しを求めたり、さらに自己の任用の義務づけを請 求できるかという問題が盛んに議論されている。 他方、わが国に目を移してみると、例えば公務員の新規採用に際し拒否された志願者が当該採用拒否決定の取消し を求めた水戸地裁昭和五五年一一月二O
日の判決の中で、裁判所は採用拒否決定の処分性を認め訴えを認容している が、この考え方が定着し、新規採用の際にはみられない困難な問題が生じる昇任等の場合にも妥当するのかどうか疑 聞 が 残 る 。 前述の西ドイツ官吏法における競争者訴訟をめぐる議論が、法制度の異なるわが国にそのまま借用されるものでな いことは当然のことであるが、わが国における公務員の権利保護の問題を考えるにあたっていくつかの有意義な示唆 ( 6 ﹀ を与え得ると思われる。 そこで、本稿では、とりわけ任用を拒否された志願者の法的救済手段の観点から西ドイツ官吏法における競争者訴訟を検討することによって、その意義と限界を探ることにする。その際、構成の仕方として、競争相手が任用される 前と競争相手が任用された後では、著しく法状況が異なり競争者の救済手段も異なるので、両者を区別し検討するこ とも可能である。しかし、競争者訴訟をめぐる議論が、とりわけ取消訴訟と義務づけ訴訟を中心になされたことに鑑 みて、以下では任用の取消しと任用請求権の問題を主に考察し、 さらに競争者の法的救済という観点から仮の救済を 3-ー西ドイツ官吏法における競争者訴訟付 も含めた他の救済手段についても検討を加えることにする。 なお、任用行為の性質はわが国では契約とみるか行政行為とみるか争いのあるところであるが、西ドイツでは行政 行為、とりわけ第三者の負担となる二重効果的行政行為として理解されている。任用(旬、走塁塁巴の種類は、採用、 昇任、転任、配置換などがあるが、ここでは競争者訴訟の前提となる競争状況が顕著に示される採用、昇任に焦点を 合わせ検討することにする。また、周知のように西ドイツにおける公勤務の担い手は、官吏 (NWS 竜 丸 町 ﹀ 、 雇 一 用 人 ︿ み 予 想紅白どな﹀、労務者(入品、またるの三種類あるが、ここでは官吏に対象を限定することにする。さらに、官吏という場合、 連邦制を採っている西ドイツでは、連邦の官吏とラントの官吏があるが、ここでは、連邦の官吏を念頭に置くことに す る 。 次に、本論に入る前に、官吏法において競争者訴訟が議論されるにいたった経緯について概観することにする。 西ドイツにおける伝統的な考え方によれば、法的安定などを理由として、任用を拒否された志願者は被任用者の任 用行為を裁判上争い得ないものとされ、志願者には志願する権利しか認められていなかったといわれている。 一 九 七
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年代に入り、このような考え方に対して、疑義が唱えられるようになったのである。はじめに任 用を拒否された志願者の法的救済の必要性を主張したのは、ゾルテ(切さえ -h 芝 町 、- E
どるであった。それは、建築法に おける隣人訴訟の考え方に影響されたものであったが、学説、判例にあまり影響を及ぼすものではなかったといわれ し か し 、第2巻1号一一4 。 担 ﹀ て い る 。 一 九 七 四 年 一
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日 の 西ドイツ官吏法における競争者訴訟をめぐる議論に決定的なインパクトを与えたのは、 ヨーロッパ裁判所の判決であった。この判決の中でヨーロッパ裁判所は、官吏法における競争者訴訟を認容したので ある。事実は以下のとうりである。あるヨーロッパ共同体の官庁が翻訳局の主任を公募した。公募の要件は、共同体 の言語のうちの一つを完全にマスターし、経済および法律の専門用語の知識と共同体の他の三つの言語について深い 知識を有していることであった。しかし、この公募要件を満たさない志願者が任用され、公募の文章によると適格と みなされる志願者が考慮されなかった。そこで、考慮されなかった志願者が被任用者の任用の取消一片求めた。裁判 所は、この訴えを適法とし、さらに理由づけられるとしてすでに行なわれた任用を取消したのである。 ハ ノ l ヴァ l 行政裁判所が一九七六年五月一九日の判 そ し て 、 ついに西ドイツにおいても下級裁判所ではあるが、 ハ ノ l ヴア 決で官吏法における競争者訴訟を正面から扱うことになったのである。この事例は以下のとうりである。 l 連 邦 鉄 道 局 ( 凶 邑 ミS
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昌弘凡主主むろは、ある勤務ポストを公募した。その公募の文章によれば、事務職における知 識と経験が望まれるとされていた。二ハ人志願し、そのうち原告よりも勤続年数の短い者が選任された J 原告は、被 任用者の住用の取消しと自己の昇任を求めた o 裁判所はそれまでの判例を翻し、この訴えを適法とれ)たのである o し かし、裁判所は、原告が事務職ではなく小荷物取扱所に勤務していたとしてこの訴えを棄却している。 この判決を契機として、官吏法における競争者訴訟に関するモノグラフィーが急増していることからみて、この判 決をリ1ディングケ l ス と 呼 ぶ こ と 、 が で き る と 思 わ れ る 。 一 九 八O
年五月にキ l ルで開かれた第六回行政裁判官大会で、﹁官吏法における競争者訴訟﹂というテー マが取り上げられたことは、この間題に対する関心の高さを示していよう。 さ ら に 、5一一西ドイツ官吏法における競争者訴訟付 このような歴史的経緯を踏まえた上で、次ぎに本論に入ることにする。 ( 1 ) 何 百 回 ケ 戸 口 仏 師 同 研
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戸 第二臨時行政調査会の答申に関する文献は数多くあるが、さしあたり、室井力﹁公務員制度﹂ジュリスト七九一号四一頁 以下、晴山一穂﹁公務員制度論﹂法律時報五五巻七号一四O
頁 以 下 参 照 。 わが国において東京一一一チャンネル事件(最一二小判昭和四三・一一了二四民集二二巻二二号三二五四頁﹀で知られている 競願者訴訟は、一つの営業許可をめぐり共に申請していることを前提としており、志願を前提としているという意味では 公務員法においても競願者訴訟と呼ぶことも可能であるが、ドイツ語でいう問。ロ昨日B
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-同唱という言葉は補助金法 においても用いられており、その際必ずしも申請している必要はないとされている。ここで共通していることは、競願と いうよりむしろ互いに競争関係に立っているということにあるので、競争者訴訟という言葉を用いることにする。なお、 補助金法における競争者訴訟については、拙稿﹁西ドイツにおける資金補助行政の法的統制の新たな手懸かりについて﹂ 阪 大 法 学 一 一 一 一 八 号 八 九 頁 以 下 参 照 。 判例時報九九九号一一八頁以下、しかし、継続任用拒否や採用内定取消しの処分性は否定されている。これについては、 阿部泰隆・行政裁量と行政救済(三省堂、一九八七年﹀七一頁以下が参考になる。 採用の場合にはみられない問題として、例えば﹁昇任連鎖﹂の問題があるがこれについては次章で独立して扱うことにする。 西ドイツ公務員法における競争者訴訟の問題は、わが国においても早くから紹介されており、その有益性が指摘されてい る。阿部泰隆﹁公務員の任命拒否に対する法的救済﹂自治研究五五巻四号一八頁以下、同﹁公務員の任用請求権﹂自治研 究 五 六 巻 一O
号三頁以下、阿部・前掲注 ( 4 ) 所 収 。 任用前と任用後を区別し競争者の法的救済の問題を検討するものとして、例えば、﹀邑- 5
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・ ∞ 内 同 町 民 ・ H } 円 安 HM 内 巾 H M W H C 叶 ∞ ・ 任用行為をめぐる争いについては、さしあたり、鵜飼信成・公務員法・法律学全集七 tE 巻 ハ 有 斐 閣 、 一 九 八 六 年 ) 一 一 一 七 ( 2 ) ( 3 ) ( 4 ) ︿ 5 ) ( 6 ) ( 7 ﹀ ( 8 ﹀第2巻 1号一一6 頁以下、田村浩一﹁公務員の勤務関係﹂現代行政法大系九巻(有斐問、一九八四年﹀九三頁以下など参照。 西ドイツにおける二重効果的行為については、兼子仁﹁現代行政法における行政行為の三区分﹂田中一一郎先生古希記念・ 公法の理論上(有斐閣、一九七六年)二九九頁以下、同・西ドイツの行政行為論(成文堂、一九八七年)一一九一頁以下、 石崎誠也﹁西ドイツにおける﹃二重効果的行政行為﹄論﹂西ドイツの行政行為論一一一一一頁以下、遠藤博也﹁複数当事者の 行政行為川﹂北大法学論集二
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巻一号四頁以下参照。 西ドイツでは採用宙吉田 E E ロ 巴 、 昇 任 宙 開 同 む 円 ︽ 凶m
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口 問 ﹀ 、 転 任 ( ︿ 巾 ﹁ 凹 巾 同 N g m ) は行政行為とみなされているが、配置換 ( d B 認 定 巴 口 問 ) に つ い て は 行 政 行 為 と み る か 行 政 内 部 の 組 織 上 の 措 置 と み る か 争 い が あ る と い う 。 こ の 点 、 ∞ 白 山 町 巾 ア 白 ・ 出 ・ 0 ・ω -N Z ・なお、わが国の任用の種類については、鵜飼、前掲注 ( 8 ) 四六頁以下、田中舘照橘・セミナー公務員法 I( ぎ ょうせい、一九八四年)一二二六頁以下、人事行政研究会編・公務員・現代行政全集四巻(ぎょうせい、一九八五年)七四 頁 以 下 参 照 。 ここでの対象は、官吏に限定しているが、一雇用人、労務者の法律関係においても同じように志願の際の競争関係が考慮さ れるという。﹀ FR 丹 40 ロ冨 E E P 同 g r z 円 円 g 芯 ロ E 由 m m F B ∞ 2 5 丹 市 ロ 門 町 円 宮 噌 ︿ 巾 ﹃ 唱 ﹀ RF 切 己 -SQ33 ・ ω ・ 5 h F ・ ま た、ドイツ官吏法を詳細に検討するものとして、室井カ・特別権力関係論(劾草書房、一九六八年)、上山安敏・ドイツ 官僚制成立論(有斐閣、一九六四年)参照。 ラント官吏法は、官吏法の統一に関する大綱法 ( M g z g g m m お 尽 き ﹃ ︿ 巾 ﹃ 町 山 口 Z E 片 E D m 仏 2 ∞ g g g R R 宮 山 ) に よ り その大枠が定められているため、連邦の官吏法と各ラントの官吏法には基本的な点で差異がないと思われる。 こ の 伝 統 的 な 考 え 方 に つ い て は 、 た と え ば 、 冨 ユ 門 } 阿 国 主 昨 日 夕 N Z B ﹀ ロ 回 目 円 E Z お お 2pg 己 口 問 白 岡 町 広 島 H k r m -∞ 巾 耳 、 巾 円 σ255 D F E r z ロ E g F ﹄ N S 叶 M W ω ・ ω ∞2
・ が 参 考 に な る 。 開 ﹁ ロ 田 仲 ' F E 己 2 ・ ω C H 昨 夕 0 2 ・ 河 内 門 町 丹 師 団 円 V C G 広 巾 田 口 口 芯 ユ m m m ロ 巾 ロ ロ 。 唱 。 円 ぴ 巾 門 田 げ 氏 げ ⑦ 白 百 件 巾 ロ お 円 Z E n F 巾 口 開 門 口 巾 ロ ロ 己 口 問 巾 P N ∞ 何 回 ∞ U 1 N W ω ・ ] { ( } 匂 ] 内 出 色 -B E F の 口 百 件 町 内 M F ︿ D S ω 仲 間 口 弘 己 2 ω 可 色 丹 田 口 自 己 広 間 C 白 戸 内 ロ 円 円 2 M g H d r u m m -N 切 何 回 ゆ ∞ ω ・ ω -A 旧 日 時 ・ 一 ω 門 町 内 M D r p 白 ・ 白 ・ 0 ・ w ω ・ 日 叶 ] { ・ 開 口 の 戸 匂 え ぬ い -︿ ・ ω 。 . 回 。 ・ 目 。 立 ・ 巴 ︿ 宮 ・ 目 。 a -ω ・ コ2
・さらに、この判決に言及するものとして、毛色丹市﹃ ω n F F 円F ( 9 ) ( 印 ﹀ ( 日 ) ( ロ ﹀ ( 日 ) ( U ) ( 日 ) ハ 日 ﹀( げ ) 。向。ヨ問。ロ WZR 巾ロ芯ロ r z m 巾 念 仏 巾 由 回 出 口 円 。 唱 曲 目 由 nF 巾 ロ 図 。 即 日 窓 口 門 市 内 伊 丹 田 唱 U J N 呂 ・ 5 U 1 印 ・
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叶 司 ・ 参 照 。 ︿ O ロ 巨 向 E 江 口 由 ・ 同 ・ 白 ・ ( 叩 印 ) 競争者による任用の取消し 競争者による任用の取消しの問題を検討する前に、その前提として官吏法における競争者による任用の取消しを求 める訴えが、果たして訴訟類型として正しいかどうかという問題がある。少しく敷街すると、拒否された志願者が自 己の要求を完全に満足させようとする場合には、競争相手の任用の取消しだけでなく最終的に自己の任用の義務づけ 7一一西ドイツ官吏法におげる競争者訴訟付 を請求しなければならない。しかし、競争者訴訟における義務づけ訴訟が原告への任用拒否決定の取消しと競争相手 への任用決定の取消しに向けられているために、取消訴訟は義務づけ訴訟によって代替されるかという問題が生じる。 これとの関連で、﹁訴訟の目的は不利益が取泊されることではなく有利な状態が作り出されることである。したが って、侵害から消極的地位を防御する取消訴訟は正しい訴訟類型ではなく、積極的地位を保護する義務づけ訴訟が正 しい訴訟類型である﹂とする見解がある。しかし、この見解に対しては以下のような反論がなされている。すなわち、 義務づけ訴訟の勝訴の事例では、原告に下された任用拒否決定は破棄されることになっても、競争相手の任用との関 連では何らの影響が及ぼされない。義務づけ訴訟は、原告自身の利益を目標とすると同時に他人に与えられた利益を 取消すほど広くはない。そのためには、むしろ予備的に取消訴訟の提起が必要である。競争者訴訟におけるようにあ る志願者の幸せと他の志願者の不幸が隣り合わせである場合には、空席の地位のみが援けられるので、むしろ取消訴第2巻1号一
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A 4 U 訟が義務づけ訴訟に理論的に優先することになる、と。 このことは、実際に先程のハノ l ヴァ 1行政裁判所の事例において、取消請求と義務づけ請求が併せて提起された ことからも裏づけられる。従って、官吏法における競争者訴訟においても取消訴訟は正しい訴訟類型として固有の存 在価値が認められると言えよう。 このように取消訴訟の固有の存在価値が認められるとしても、通説は依然として任用の法的安定の観点から違法に 優遇された志願者の任用後の取消請求を否定している。そこで以下では、競争者訴訟を肯定する論者が、競争者によ る取消訴訟を否定する通説の論拠をいかにして克服しようとしているかという点に目を向け検討することにする。 また、取消しの対象であるが、わが国の東京ロチャンネル事件においてみられるように自己に対する任用拒否決定 の取消しではなく、伝統的な考え方によれば第三者とされる競争相手への任用の取消しが争われている。 なお、競争者訴訟における取消訴訟を消極的競争者訴訟ハ宮町道官s
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きを令官ろと呼ぶことがある。 原告適格について 第三者利害関係人の訴えの一つに数え上げられる競争者訴訟における取消訴訟の問題を考察するにあたっても、原 告適格が中心的問題となる。周知のように、行政裁判所法四二条二項が原告適格を規定している。それによれば、 ﹁原告は、行政行為またはその拒否もしくは不作為により自己の権利が侵害された﹂ことを主張しなければならない。 そこで、まずこの規定の基本的性格、とりわけその射程と内容について簡単にみてみることにする。 学説・判例の多数説によれば、 いわゆる﹁可能性説﹂に立脚し、この規定は原告が行政行為に対して処置を求めう る権利に対する侵害の可能性を主張しなければならないと理解され、訴えが不適法とされるのは、明らかに原告によA 9 U って主張された権利が存在しえないか、彼に帰属しえない場合であるとされている。また、行政裁判所法四二条二項 で言うところの権利とは、﹁法的に保護された権利﹂を意味するものと理解されてい
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さらに、原告適格との関連で行政訴訟法から明らかになることは、個人の権利保護は主観法上保護された地位のコ ントロールに制限されるものでなければならず、客観的な法律適合性のコントロールは許されず、したがって法的に 保護された利益が認められるのは、ある法規範が個々人に法的地位を与え、その法規範が個人の利益の保護のみを目 的としているか、もしくは少なくとも公共の利益とともに個人の利益の保護を目的とする場合であるとされてい列 w また、ここで重要となるのが規範の保護目的の内容をどのように捉えるかである。最近の有力な見解によれば、保護 9一一西ドイツ官吏法における競争者訴訟付 目的はその規範自身から一義的に明らかになるのではなく、むしろ決定的なのはその都度具体的な法律の背後にある ハ ロ ﹀ 私 人 へ の 授 益 ( 守 な 色 町 営 h g h H t h g h むを保護する憲法上の基本決定であるとされている。とりわけ競争者訴訟との関連 では、基本法自体、第三者関係人の防御権の基礎として援用されることが指摘されてい硲 w このことは、規範が基本 的憲法決定に照らして理解されなければならず、主観的公齢げ憲法適合的適用の方法で確定されなければならないこ と を 意 味 す る 。 それでは、行政裁判所法四二条二項がこのように理解されるとして、具体的に官吏法において拒否された志願者の 原告適格を根拠づける規範が問題にされなければならない。この点、少なくとも官吏法における競争者訴訟を肯定す る論者の見解によれば、その規範は基本法三三条二項であるということで一致していM
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﹁ 各 ド イ ツ 人 は 、 そ の 適 性 、 能力、専門的業績に応じて、等しく一切の公職に就任する権利を有する﹂とするこの規定は、公務員任用の際の基準 となる成績主義(
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の原則の憲法上の表明であ前町この原則の意味でとりわけ重要となるのは、公職の ( η ﹀ 志願者がその﹁適性、能力、専門的業績に応じて﹂選任されなければならないということである。第2巻1号一一10 また、基本法三三条三項は公職への就任に際し信仰または世界観による差別の禁止を規定しているが、この規定は すでに様々な形で表現されている法思想(例えば、基本法三条三項、三三条二項)を繰り返しているにす、ぎず、公職 への就任との関連では余り重要とはみなされていない。さらに、基本法三三条二項は一般平等原則(基本法三条)と 職業選択の自由(基本法二一条)の具体化として理解されてい
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このことからこの規定は、単に適性、能力および 専門的業績に応じた選任だけでなく、選任に際し性別、門地、人種、信仰、宗教観または政治観、出身地または人間 ハ 却 ) 関係による差別の禁止をも意味するものと解される。 しかし、基本法=一三条二項の法的性格をめぐって競争者訴訟を肯定する有力説と伝統的な通説との聞に大きな隔た り が み ら れ る 。 伝統的な考え方は、拒否された志願者の原告適格の根拠規範を基本法三三条二項に求めることに反対している。そ の理由は以下のようである。すなわち、この規定は専ら公勤務の利益にできるだけ適う空席である勤務ポストの最大 可能な占有の確保という国家の利益に仕えるとともに公共の利益に住えるのであって、決して官吏の昇任について個 々の官吏の特別な利益の保護を目的とするものではないとされる。つまりこの考え方によれば、基本法三三条二項は ( 辺 ) 単に志願する権利を認めるだけで、その基本権的性格は否定されている。また、このような古典的考え方は以下のよ うなアンシユツツ(
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の言葉に端的に示されているという。すなわち、 ﹁公職の委任を求める主観的 権利をドイツ国法は知らない﹂。 これに対して、有力説は以下のように反論している。まず、基本法三三条二項は、自由保障的機能と配分参加権 ( 辺 ﹀ ( お ﹀ 的な給付国家的性格を併わせ持つという。したがって、従来の通説の考え方は、基本法三三条二項の基本権的要素を ( お ﹀ 否定するものであり、いまやこの規定は、いずれにせよ単なる反射的利益をこえて、市民が客観的でない理由から生( 訂 V じる不利益から自らを守ろうとする限りで、市民の利益にも仕えるものであるとしている。そして、志願者の利益が 優先されるか、勤務ポストの占有の確保という公益が優先するかあるいは同等であるのかという問題は措くとして、 いわゆる﹁保護規範説﹂に依拠し、決定的であるのは志願者の利益がそもそも法規範によって目的とされているとい うことだけであるとされる。さらに、その利益は任用手続きに関する官吏法上の規範から明らかになるだけでなく、 それをこえて直接基本法三三条二項の中に憲法上の基礎を持つという。このように、有力説は基本法三三条二項の主 観法的性格を認め、この規範が単なる志願の権利をこえて拒否された志願者の原告適格を根拠づけるものと理解して い る 。 法的救済の必要性 拒否された志願者の原告適格が認められるとしても、すでに競争相手の任用が執行された後にも拒否された志願者 11一一西ドイツ官吏法における競争者訴訟什 の法的救済が計られるかという問題が残されている。 この点、今日の通説は、志願者に単なる志願の権利だけでなく、志願について合理的判断を求める権利を認めるに 至っているものの、競争相手の任用が執行された後には、任用するという確約がある例外的な場合を除いて、違法に 拒否された志願者の取消訴訟を否定しており、このような場合には類似する官職の授与をもとめる結果除去請求権ま たは職務義務違反もしくは配慮義務違反を理由とした損害賠償請求権または確認訴訟が認められるとしている。 一つは、競争相手が任用され、任用手続が終結することによって訴訟物が消滅するため、 取消訴訟による法的救済の必要性がなくなってしまうということである。もう一つは、一度なされた任用は国家組織 ( お ) ︹ 引 品 ) の安定の観点から法的に存続する、すなわち任用の法的存続性の原則(宮、。ミミ
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足 立 町 民 同 ﹀ の た ( お ) め任用がもはや取消しえないものになるということである。さらに、法的存続性の原則との関連で、連邦官吏法一一、 その主な論拠は二つある。第2巻1号一一ー12' 一二条が列記主義を採用し無効事由と取消事由を限定しているため、その事由に該当しないかぎり任用は法的に存続 し う る と し て い る 。 これらの通説の論拠に対して、競争者訴訟を肯定する有力説から厳しい批判が述べられている。そこで、以下では この批判的見解に焦点を合わせ検討してみることにする。なお、取消訴訟を否定する通説の立場からすれば、この問 題はすでに原告適格のところで処理されることになると思われるが、本稿の主眼がむしろ競争者訴訟を肯定する見解 を考察することにあるため法的救済の必要性の問題として扱うことにする。 訴訟物の消滅 付 ( 幻 ﹀ 競争者訴訟を否定する第一の論拠は最近の下級裁判所の判例でも踏襲されているが、有力説は以下のように反論し ている。すなわち、行政裁判所法一一一一一条一項四文によれば、本案における手続きの終了は行政行為に関係する法的 異議が後発的に、つまり争われている行政行為が下された後に事実上消滅した場合に想定されうるのであって、ここ では競争相手の任用によって原告の異議がなくなるのではなくて、任用によってはじめてその異議が現実のものとな るのである。つまり、基本法三三条二項によって保護されている原告の法的地位が、競争者の違法な任用によって決 定的かっ継続的に侵害されることになるというのである。 ( 立 法的存続性の原則 次に、通説によって違法に拒否された志願者の法的救済を否定する論拠として援用された法的存続性の原則に対し、 それがまず循環論法に陥っているとの批判がある。すなわち、志願者の申請の拒否は、他人がすでに任用されたとい う事実から導かれるのであって、もはやそのポストが占有されてしまったという理由からその合法性が主張される場 合には、競争相手の採用ないし昇任がその違法性のため取消される必要がないのかどうか、そしてそれによってすで
に占有された地位が再び開放されることがないのかどうかという本来裁判手続において解決すべき問題に対する答え ( 円 相 ) が、すでに前以て処理されてしまっているというのである。 連邦官吏法一一、一一一条による無効・取消事由の制限 さらに、法的存続性の原則との関連で連邦官吏法一一、 唱t) 晶 ( (HH ﹀ 一二条が列記主義の採用によって無効、取消事由を制限し ているため、この事由に該当しないかぎり任用は取消され得ないとする通説の論拠に対し、いくつかの観点から有力 説による批判がある。 まず、違法な行政行為の無効と取消しについての実体法上の規定(連邦官吏法一一、 済を排除する理論を導いてしまうことに対する批判がある。とりわけゾルテは、通説のように任用の取消しについて 一二条)から、行政法上の救 13一一西ドイツ官吏法における競争者訴訟付 一二条が排他的に規定していると理解するのは誤りであり、実体的取消権と訴訟権能は同一のレ ハ 必 ﹀ ベルで扱われるものではないという。しかし、このようなゾルテの見解に対して同じく競争者訴訟を肯定する論者か ら異議が唱えられている。シュミット l カ ム ラ I (弘 、 さ ミ め 与 さ な -H 円 。 遺 遺 ぬ る は 以 下 の よ う に 述 べ て い る 。 ﹁ 行 政 裁 判 は 連 邦 官 吏 法 一 一 、 所もまた実体法に拘束される。行政裁判上の方法は原告に官庁の意思に反しても行政行為の取消しを達成する可能性 を与えているが、その行為がそもそも実体法の規定に基づいて取消されるものかどうかが問題にされなければならな ( 必 ﹀ い﹂、と。また下級裁判所ではあるが、最近のベルリン行政裁判所の判例でも連邦官吏法二一条を根拠として競争者 による昇任の取消請求が斥けられている。 さらに、連邦官吏法一一、 一一一条の規範名宛人に関しても、有力説から異議が唱えられている。 つまり、この規定 ハ 必 ) は行政による行政行為の取消しを定めたものであって、行政裁判権を名宛人とするものではないという。 しかし、通説はこの規定が憲法から演縛される任用の法的存続性の原則を表明するものと理解しているために、結
第2巻1号 14 ( 仇 WV 局通説に十分対抗するにはこれらの批判だけでは不十分であるとされている。 そこで、果たして通説が主張するようにこの規定が憲法原理を表明するものかどうか検証する必要がある。 憲法原理の表明としての連邦官吏法一一、 つ ム 法的安定の原則は、法治国家原則の本質的要素の一つであり、この原則はその内容が一般的であるために立法者に よる具体化が必要であるといわれている。そこで、通説はまず法的安定の原則から官職の安定の原則を導き、さらに 条 官職の安定は任用の法的存続性という公益と任用の安定という公務員(ここでは被任用者﹀の利益を保護するものと 理解しているという。したがって、連邦官吏法一一、一二条が行政手続法(四八条以下)において規定されている一 般的取消権に対する特別規定として理解される場合には、この規定を任用の法的存続という形で、直接憲法の中で根 拠づけられ憲法上の地位を占める法的安定の表明として理解することも可能になるのである。 法的存続性の原則と基本法一九条との関係 このような法的存続性の原則の理解の仕方についても有力説からの批判がある。すなわち、違法な任用によって基 本法三一二条二項の基本権が侵害された志願者に対し法的救済を拒否してしまうこのような実体官吏法の理解は、基本 法一九条四項の法的救済と実質的正義の要請と明らかに矛盾するものであるという。つまり、基本法一九条四項は、 (3) たとえ法律が訴えの可能性を想定していない場合でも、効果的かつ十全な法的救済を保障するものである。このこと は、公権力による不利益処分自身取消しうるものであり、損害賠償請求権を訴求し得る可能性を認めるだけでは不十 分であることを意味する。このように理解された公権力による権利侵害に対し裁判所による法的救済を求める基本権 は、官吏法においても妥当し行政裁判所への出訴の途が聞かれるという。 し か し 、 基本法一九条四項のこのような理解に対して、 ( S S N H , ・ 同じく競争者訴訟を肯定する論者であるシエンケ
H2F 九 九 喝 、 九 叫 町 営 尋 問 ) が 異 議 を 唱 え て い る 。 つまり、この規定は従来からルツプ
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も も ﹀ な ど に よ っ て 指 摘されているように、主観的権利を根拠づけるものではなく、二次的防御権にすぎないとされる。彼は、官吏法にお ける競争者訴訟を根拠づける規範は、基本法一九条四項を援用するまでもなく、基本権的性格を有する基本法三三条 二項で十分であると考えていると思われ日戸 次に官職安定の原則が保護しているとされる任用の法的存続性という公益と任用の安定という被任用者の利益に対 する有力説の見解を見てみることにする。 任用の法的存続性という公益 a 通説によれば仁乍用の法的存続性の利益は公務員の資格SE
還な還をま忌色町ろを信頼する公衆の利断一という観点 と行政組織の利益という観点から根拠づけられるとしている。 15一一西ドイツ官吏法における競争者訴訟付 まず、公衆の利益に対して例えばゾルテは以下のように述べている。すなわち、例えば市民に建築許可を与える上 級行政官( S
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の昇任が、競争者訴訟の提起によって後に行政裁判所で取消されることになるかどうか ということは、関係する市民の観点からして行政活動の正当性にとって重要ではな一ゆと。つまり、違法に任用され た官吏の職務行為も有効とされるので、公衆の利益は全く問題にならないといM
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次に、行政組織の利益について通説は、昇任そのものがいつ取消されるかわからないというように不安定である場 合には、長期的展望に立って考慮される人事計画が困難にされ、さらに被任用者の身分が不安定であるということを 越えて、他の官吏もまた昇任の機会が損なわれる、と主張していい明また、競争者訴訟を認め行政裁判所によって任 用行為が取消されることになれば、遡及的効果を及ぼしたり裁判上の長期的争いを覚悟しなければならないことも人 ( 同 出 ) 事計画を困難にしてしまうことになるとの指摘がある。第2巻1号一一16 つまり、なぜ憲法上保護された官職組織の利益が、同じく憲 法上保護された違法な官職の付与を問責する拒否された志願者の法的救済の可能性に優位するのか疑問であるとして いる。そして、官吏法における競争者訴訟の際の人事計画に対する危殆が、原子力法上の許可によって関係づけられ る市民の訴えが適法とされることによってかなり妨げられるエネルギー供給の長期的計画についての利益よりも大き く、それゆえ保護に厚いとされるのか理解できないとしてい引やまた、前述のハノ l ヴァ l 行政裁判所は以下のよう この点に関し、ゾルテは以下のように反論している。 な論拠で対処している。すなわち、競争者訴訟の提起に基づく停止効
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ミミ言。は、基本法三三条二項に含まれる判断余地および裁量余地に直面して官吏法上の競 争者訴訟は非常に希な例外的場合にしか成功しないと考えられるので、その隈りで国家組織の安定に対する危殆が語 られるのは不合理であるという。 b 被任用者の信頼保護の利益 被任用者の信頼保護に関して、有力説は以下のように批判している。被任用者の信頼保護は任用官庁との関係にお いてのみ考えられるのであって、それを凌駕し最終的に法治国家原則から導かれる信頼保護は、ここでは問題になら ないという。その理由は、少なくとも第三者の負担となる授益的行政行為の場合における授益者の信頼保護は、授益 的 行 政 行 為 の 不 可 争 力 ( 向 、 き ミn s
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が生じてはじめて考慮されるからであるとされる。不可争力が発生する以 ( 印 叩 ) 前の被任用者の信頼保護の利益は、行政行為の取消じを求める原告の利益の背後に退くという。そして、このような 場合には被任用者は任用者に対し、賠償請求を主張することによって救済を求めなければならないとされる。 従って、有力説の立場からすれば、被任用者の信頼保護の利益もまた基本法一九条四項の包括的法的救済の保障を( 河 ) 制限するものではないとされるのである。 (4) ﹁昇任連鎖﹂の問題 法 的 存 続 性 の 原 則 と の 関 連 で 、 さ ら に ﹁ 昇 任 連 鎖 ( 出 向 豆 、 九 時 芸 苫
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﹀﹂という困難な問題が生じる。たとえば、 A が昇進し上級の官職に就任することによって、 A の元の官職は空席になり B が A の元の官職に就任する場合のように、 昇任は新規採用の場合とは異なり連鎖的におこなわれうる。そして官吏の昇任の地位が高ければ高いほど多数の昇任 が連鎖的に行なわれることになる。このような場合に、もし A の昇任が違法に行なわれたとの理由で競争者訴訟によ A はすでに別の官吏 ( B ) によって占有されている元の官職に戻ることができるのか、 ( η ) さ ら に A の昇任により連鎖的に任用された官吏 ( B など)の扱いはどうなるのかという深刻な問題が生じる。これが いわゆる﹁昇任連鎖﹂の問題である。 っ て 取 泊 さ れ る こ と に な れ ば 、 17一一西ドイツ官吏法における競争者訴訟付 昇任連鎖によって惹起される不安定さが実務上の問題を引き起こすことは否定できないとしながらも、競争者訴訟 を肯定するある論者は以下のように述べている。すなわち、 いかなる官吏も、他の官吏が成績主義の原則に違反して 昇任された結果、自分が任用されたということについて保護に値する利益を有するものではなく、昇任が取消しうる 限り、それに続く官吏もまた昇任の存続を信頼しえないとされる。この論者の考えによれば、昇任が取泊された官吏 は昇任前の適性が持続されていると推定され、元の官職に一民ることになり、その昇任によって連鎖的に任用された官 吏も同様に元の官職に戻ることになる。 このように考える理由は以下の部分にある。すなわち、 ﹁専門的能力のない官吏の招蒋は行政部全体の活動を将来 的に虫損し、公衆の信頼が失われることによって生じる危険について口をつむぐことになる。それを基礎として、一 般的に成績原則の遵守が官職安定の要請に優位すると一一一口えないのかという問題が提起される。それによって行政に負第2巻1号一一1& わされる困難は法治国家的観点からして基本法三三条二項の無制限な侵害に比べ明らかに少ない。長期的安定は現在 の 不 安 定 に 勝 る ﹂ 、 と 。 不服申立てと取消期間 第三者の負担となる二重効果的行政行為として捉えられている任用行為の取消期聞をめぐって争いがある。その原 因は、行政裁判所法が二重効果的行政行為の特殊性をほとんど考慮しておらず、とりわけその取消期聞を規律する特 別規定が欠けているために、第三者が遵守すべき取消期間が確定していないことにある。 わが国とは異なり西ドイツでは取消訴訟を提起する場合には、原則として不服申立て前置主義が採られており(行 政裁判所法六八条一項)、不服申立て期聞を徒過すると取消訴訟もまた提起できなくなるため、 取消期間の問題は不 服申立てとの密接な関連の下で考える必要がある。まず行政行為に対する審査請求は、原則的に行政行為が不服申立 て人に告知された後一カ月以内に提起しなければならない(行政裁判所法七
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条一項一文)。しかしこの期間は、 不 服申立てが提起すべき法的救済手段について書面で教示された場合にのみ進行を開始する。この教示がなされないか 誤ってなされたときは、異議審査請求は送達、通知または告知の時から一年以内に提起されうる(行政裁判所法七O
条 二 項 、 五 八 条 二 項 一 文 ) 。 次ぎに取消期間の問題であるが、その際任用を拒否された志願者が拒否決定を受け取った場合と受け取らなかった 場合を区別して論ずる必要がある。 通常の行政実務に反して志願者が拒否決定を受け取った場合には、志願者は一カ月以内に異議審査請求を提起しな 行政庁が異議審査決定によって他人の任用の取 消しを拒否した場合には、取消訴訟は異議審査決定の送達後一カ月以内に提起しなければならない(行政裁判所法七 ければならない(行政裁判所法六九条、七O
条 一 項 一 文 ﹀ 0 し か し 、但し、教示がなされないか誤ってなされたときは、 ( 別 ﹀ 起きれなければならないことになるとされる。 取消訴訟は異議審査決定の送達後一年以内に提 四 条 一 項 、 一 文 ) 。 これに対して、問題となるのは拒否された志願者が競争相手の任用を偶然にまたは照会することによってはじめて 19一一西ドイツ官吏法における競争者訴訟付 知った場合に、取消期聞をどのように考えるかである。 通説によれば、競争者訴訟を認めることになれば取消権者の範囲が手続法上の観点によっては確定されず、その結 果不可争力が生じるための条件が欠けることになるので官吏関係は長期的にいっ破棄されるかわからない危険な状態 に陥ることになるとされる。したがって、法的安定の観点から第三者は取消権を有せず、競争者訴訟は容認できない としている。この点、ベル γ ハ ル ト ( 均 ミ
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言、札。は行政裁判所法五八条二項を類推適用することによって第三 者の取消期聞は確定されるとしている。つまり、たとえ第三者に決定が正式に告知されなくとも、第三者が事実上そ の行政行為を知った時点で一年の取消期聞が開始するとしてい硲 w しかし、建築法における隣人訴訟の事例ではある が、連邦行政裁判所の判例によれば、行政裁判所法五八条二項による期間の開始についての唯一決定的な法律上の判 断基準は、不服申立て人への行政行為の送達、通知または告知であり、法的安定の理由から事実上知ったという時点 はしばしば争いがあり、確定するのが難しいため公の告知が必要とされるとし、ベルンハルトの見解を斥けていい物 これに対し、最近競争者訴訟を肯定する論者によって拒否された志願者の取消期間の問題を克服する試みがなされ て い る 。 まず、通説の任用の取消しに対する危倶に対し、以下のように反論している。すなわち、競争者訴訟はすべての任 意の市民に土って提起されうるのではなく、任用の取消しについて具体的な法的保護の利益を有するものだけがそれ を争い得る。このことは容易に志願者の訴えの請求から汲み取られる。つまり、志願者は最終的に競争相手に代わる第2巻 1号一一20 自己の昇任を得ょうと努める。予算法上の昇任要件を作り出すためにのみ、競争相手の任用の取消しが必要とされる。 したがって、取消請求は専ら義務づけ請求との結び付きから法的救済の必要性に関係する。自己の昇任について主張 しうる利益を持つことなく競争相手の任用を取消そうとする場合には、その訴えにはア・プリオリに法的救済の必要 性が否定されるだろう。それは客観的な行政コントロールを意味し許されない、と。さらに、任用は協力を必要とす る 行 政 行 為 ( き た き . 込 喜 吉 守 主 氏 、
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ミミき同古島芝)を意味するので、任用の申請をしたものだけが後に官庁によっ て任用され得るとされる。 競争者訴訟を肯定する論者によれば、このように理解することによって拒否された志願者の数とともに取消請求を 提起し得る原告の数も正確に確定されるとしている。原告の範囲が限定されるとして、次ぎに取消期聞が問題となる が、この点新たな解決策が提示されている。競争者訴訟を肯定する論者の間でも、任用されなかった志願者の取消期 間を制限すべきであるという点では一致しており、そのためには失効制度が適用されるべきであるとしている。 り、行政訴訟法においても信義誠実の一般的な法原則から発展してきた失効制度が通用し、それに基づいて法的平和 の維持という公益は一定期聞を経過した後の法的救済手段の主張を不適法とみなすことを正当化しうるとされる。 つ ま より厳密に言えば取消訴訟の際に不服申立て前置主義を採っている西ドイツにおける ( ∞ 閃 ) 不服申立て期間とその始期については見解が分かれている。まず、始期であるが、これには志願の時点とする説、他 人の任用を事実上知った時点とする説、競争相手の任用の時点とする説がある。しかし、前二者はい、ずれもケ l ス ・ しかし、具体的な取消期間、 バイ・ケ l スでその時点が異なり、また確定するのが難しく、任用の法的存続性という利益をも勘案すれば客観的に 確認し得る時点は競争相手の任用の時点ではないかと思われる。 さらに、取消期間についても争いがある。これには、任用手続きの終結を確信するには一年が必要であるとする見問ピ志願者が照会などによって任用を知りその実状と法状況を調べる機会が与えられるまで六カ月で十分であるとす る見解があ純 w 前者の見解は始期が異なるものの結果的に前述のベルンハルトの見解と同じことになるが、ベルンハ ルトが行政裁判所法五八条二項を類推適用することによって一年の取消期聞を導くのに対し、この論者は信義誠実の 一般法原則からその結果を導くのであり、法教義学土木質的な違いがあるとされ砧 w 行政裁判所法五八条二項が教示 がなされないとき、または誤つてなされたときの取消期聞を一年と定めていることとの整合性を考えれば、拒否決定 を受け取らなかった場合の取消期聞を一年とするのが妥当であると思われる。従って、競争相手の任用後一年以内に 今日の通説は、確約のある例外的場合を除いて競争相手の任用後の取消訴訟を、任用の法的存続性の原則などを援 用することによって否定している。しかし、競争者訴訟を肯定する有力説によれば、たとえ競争相手の任用後であっ 行政庁に不服を申立でなければ、任用は失効のために争い得なくなることになる。 四 括 21一一西ドイツ官吏法における競争者訴訟付 ば、以下のようになる。 ても任用を拒否された志願者による取消訴訟は本案において理由づけられるとしている。その見解を簡単にまとめれ 行政裁判所法一一一二条一項によれば、取消訴訟が理由づけられるのは他人の任用が違法であり、競争者の権利が侵 害される場合である。任用は、被任用者が志願者のうち最適格者でない場合には、基本法三三条二項に違反するとと もに違法となる。しかし、基本法三三条二項に掲げてある﹁適性、能力、専門的業績﹂という概念は不確定法概念を 意味し、行政庁に判断余地と裁量余地が認められているため、裁判所の審査にも一定の限界がある。したがって、被 任用者の任用が取消されることは希であり、成績原則に重大に違反する場合にのみ取消しが認容されることになる。 また、通常他人の任用の違法は行政裁判所法一一一一一条一項の意味での原告の権利侵害を示すので、取消訴訟は詳細
第2巻1号一-22; な 審 査 な じ に 理 由 づ け ら れ る こ と に な る 。 こ の こ と は 、 基 本 法 三 三 条 二 項 が 少 な 込 と む 公 益 だ け で な く 志 願 者 の 保 護 尚 も 仕 え 、 し た が ﹄ っ て 志 願 者 は 成 績 原 則 違 反 に 単 に 反 射 的 に 関 係 づ け ら れ る 訳 で は な い と い う こ と を 意 味 す る 。 し か し 、 同 じ く 競 争 者 訴 訟 を 肯 定 す る 論 者 の 聞 に お い て も 、 原 告 が 志 願 者 の う ち で 最 適 格 者 で あ る 必 要 が あ る か 否 か に つ い て は 争 い が あ り 、 原 告 を 最 適 格 者 に 限 定 す る 見 解 も あ る が 、 競 争 者 訴 訟 を 最 も 広 く 認 め よ う と す る 見 解 に よ れ ば 、 少 な く と も 取 消 訴 訟 の 際 に は 原 告 が 最 適 格 者 で あ る 必 要 は な い と さ れ る 。 こ の 見 解 に よ れ ば 、 被 任 用 者 が 最 適 格 者 で な い と い う こ と で 十 分 で あ り 、 原 告 は 再 び 行 な わ れ る 選 任 手 続 き で 新 た な チ ャ ン ス を 得 る こ と に な り 、 そ こ で は じ め ( % ︺ て原告の資格が問題になるとされる。 これは義務づけ訴訟の中和機能
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( 1 ) ( 3 ) ( 4 ) ( 5 ) ︿ 6 )23一一西ドイツ官吏法における競争者訴訟付 ( 7 ﹀ 若宮崎門戸町仏国 S H E -U 円 叩 同 g r z 円 円 g Z D E 田岡市・山口口吋巾田宮内町ユ同二位﹃︻リ﹃ユ印件目白ロ匂ユ昆﹃山口町宮 gm 巾 円 N C B 叶 。 ・ 。 与 R Z g m u ( 8 ) ] { 申 ∞ 印 w ∞ - M ω 印 ・ 我が国において西ドイツにおける取消訴訟のさいの原告適格の問題を扱うものとして、例えば原田尚彦・訴えの利益(弘 文堂、一九七三年)、小早川光郎・行政訴訟の構造分析(東大出版会、一九八三年)、宮崎良夫・行政訴訟の法理論︿三省 堂、一九八四年)、高木光・事実行為と行政訴訟(有斐閣、一九八八年)、安念潤司﹁取消訴訟における原告適格の構造﹂ 国家学会雑誌九七巻一一・一一一号、九八巻五・六号、一一・一二号、九九巻七・八号など参照。なお、西ドイツにおける 通説によれば、原告適格は、それが欠けると訴えが不適法として却下される訴訟要件であり、通常適法性または許容性 ( N 己帥白石田色。の問題として論ぜられ、実体的当事者適格は、それが欠けると訴えの理由がないとして棄却される本案要 件であり、根拠性
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ュロ仏丘町立。の問題として論ぜられている。この点、三吉修﹁西ドイツの行政訴訟における原告 適格(自由官官官 m E るについて﹂経済理論一九八号四六頁以下参照。 ﹄ O F 山 口 口 巾 印 刷 州 巾 BB 巾 ゲ ロ 芯 開 。 ロ r z 円 ﹃ g 丹 g r z m 叩山口回切 25Z 口同市円宮・お∞ N w ∞ - M M 同 一 回 り m H 門 回 目 白 目 白 色 。 ・ 問 。 同 ) H Y ぐ 巾 門 司 即 日 Z D m -m o 邑 E D m -斗 ﹀ c m J S g w 同 Z 号 -S N g m お 一 何 百 ﹃ 5 2 ロ ¥ F S Z F 白 ・ 国 ・ 0 ・ 同 N a R -H M M N 己 申 お -一 ∞ 白 日 常 ア 出 ・ 白 ・ 。 J ω ・2
・ 一 二 士 口 、 前 掲 注 ( 8 ) 五回以下、さらにこれをめぐる争いについては小早川、前掲注 ( 8 ) 二 九 頁 以 下 参 照 。 HWM 可 2 ・ 5 同 ロ ロ ¥ 司 円 む 庄 司 同 -w 白・国-。・・河己ロ円・回目印 N Z O 品 N ・ 岡 山 町 S E a -白 ・ 白 -。 -w ∞ - M ω ・ 剛 山 巾 55 巾 ア 国 -白 ・ 。 - w ω -M K 肝 一 河 口 匂 巾 ﹃ 丹 ω n v c - N -ロ 日 巾 由 民 巾 ロ 己 目 円 F ・ 円 m n F 2 - n F m 開。ロ r c 円 円 巾 H M 芯ロ富田町州市山口弘巾吋河町凸伊丹印刷出・巾 n F ロ D m a 2 ぐ巾門司田- E
口問中E
仏 間 三 日 m R W 宮町、当日立開門﹃由民由円巾円伊丹芯叶 N ・戸印品目吋・ 同 内 田 岡 戸 国 巾 山 口 円 山 内 宮 司 江 田 口 一 ﹃ ・ ロ 2 ・ 河 市 町 伊 丹 田 印 門 町 ロ 件 N 弘 司 m w 由 o m -U 門戸芹叩ロ目白血 2 ・ 4 2 ・ 4 司 白 ロ ロ ロ 岡 田 m m M H - r z ロ 円 安 山 口 河 町 内 リ ﹃ 仲 間 同 ︼ 司 巾 n v z D m wE
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・ ω ・叶・このような考え方は、すでに補助金法における競争者訴訟に関する連邦行政裁判所の判決の中で採用さ れている。この点、拙稿﹁西ドイツにおける資金補助行政の法的統制の新たな手懸かりについて﹂阪大法学一一一一八号一O
七頁以下を参照されたい。 ドイツ公権論の諸説については、石川敏行﹁ドイツ公権理論の形成と展開﹂法学新報八四巻一・二・三号、四・五・六号、 七・八・九号、八五巻一・二・三号、同﹁ドイツ公権理論の限界﹂法学新報八六巻四・五・六号、七・八・九号に詳しい。 ( 9 ) ( 叩 ) ︿ 日 ) ( ロ ) ( 日 ) ( リ 凶 ﹀第2巻1号一一24 ( 日 ﹀ 例 え ば 、 ﹀ 円 ロ ロ ロ ω 円F B -2 ﹄ 相 内 出 回 出 百 円 。 ♂ ワ 2 H N R Z 曲 目 出 向 ) ﹃ ロ 門 } 岡 弘 2 H w g s g 口 同 三 加 え 管 内 ︼ R C ロm w H Z E S 弓 ・ ω ・ 詮 N 戸 川 ω 己 M g r p 白 ・ 同 -。 -w ∞ ・ 足 。 同 一 何 回 己 主 1 F E R ω O H F N Z ﹃ 同 E M 耐 震 吋 g g ロ 区 白 岡 市 F B 切 E B R R m n z -Z ﹄ 巧 s g w m 凶 ・ 5 N コ -一 ﹀ 円 ゲ 叩 立 さ ロ 冨 E E P 問 。 ロ r c 円 円 相 ロ 丹 市 ロ 区 間 関 巾 仲 間 同 阿 国 E B Z ロ ﹃ 巾 円 } 国 丹 吋 ︿ 巾 門 司 ﹀ ﹃ n z ・ 回 円 四 ・ 。 叫 ︿ 回 。 叶
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・ ∞ ・ 呂 町 同 ・ と り わ け ム チ ウ スは、原告適格は基本法三三条二項からだけでなくそれに相応する連邦官吏法八条一項二文、二三条、官吏法の統一に関 する大綱法七条ならびに各ラントの官吏法の規定から生じるとしている。 法律レベルでの成績原則の表明である連邦官吏法八条一項は、以下のように規定している。﹁志願者は地位の公募によっ て求められなければならない。その選任は性別、門地、人種、信仰、宗教観または政治観、出身地または人間関係を顧慮 することなく、適性、能力および専門的業績に基づき行なわれなければならない己なお、成績原則一般に言及するもの と し て 、 Z 2 V 再 三 ﹀ 門 ﹃ 丹 市 円 安 w 円 m -己 目 印 戸 市 山 田 宮 口 問 印 刷 ︾ ﹃ 山 口 氏 H v - B O R m H M 件 同 日 n F 巾 ロ ロ 古 口 田 仲 門 町 円 FFU ︿ 切 H ・ 5 叶 叶 イ ω ・2
戸 時 ・ ま た 、 我が国においては憲法上成績原則を定めた規定は存在せず、国家公務員法一二三条一一項と地方公務員法一五条に規定してあ る 。 基本法一二三条二項の意味での﹁適性(明石口 Em どとは、上位概念として理解され、能力および専門的業績のメルクマー ルを包括するものとされる。その際﹁適性﹂は、志願者に要求されるすべての特性に関連し、それによって志願者は身体 的および精神的に官職の要求を満たすものとされる。次に﹁能力宙開同容釘E
巴﹂とは、﹁適性﹂が志願者の一般的i
人 間的評価を意味するのに対し、専門的│技術的側面を強調するものであり、就くべき官職の活動分野に関係づけられると される。最後に﹁専門的業績 ( p n E R z r z g m ことは、勤務上の要求に応じて評価される活動の成果を意味する。 岡 田 g お ク 白 ・ 申 -p ・ m -E N 一 垣 内 5 2 E ロ M V U 2 N z m g m N Z B 即 時 開 口 E n v g E g え ロ 白 n v ﹀ 三 ・ 8 ロのP
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・ ∞ -g 同・さらに、連邦官吏の経歴に関する命令(︿ RREEmSRe 刊 行 出 丘 宮 宮 市 出 品 2 回 E 骨 忌 2 5 Z D ) 一 条 を 参 照 。 E m 0 4 0 ロ 冨 位 ロ n F W の 円 ロ ロ 己 m g E N r 0 5 5 2 片 山 円 切 仏 ・ N W N ﹀ z a ・ 5 8 w 岡 山 門 田 口 円 ・ N 由 Nロ ﹀ ユ ・ ω ω ・ 4 司 即 日 円 。 円 p r r F 3 同 C D W 恒 三 再 三 白 書 ︼ 即 m m E 含 印 刷 足 。 宮 山 田 n F g∞
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25一一西ドイツ官吏法における競争者訴訟円 ( 却 ﹀ ( 幻 ) きロ冨 E r 長 田 ・ 同 ・ 0 ・ ・ H S 同 ・ さ ら に 、 前 掲 注 ハ 日 ) 参 照 。 この伝統的な考え方についてはとりわけ、出色 -B 丘 町 H の 位 三 宮 ♂ 切 開 向 。 丘 町