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期待,ストック・フロー及びマクロ・モデル

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Academic year: 2021

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(1)Title. 期待,ストック・フロー及びマクロ・モデル. Author(s). 久保田, 義弘. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. B, 社会科学編, 38(2): 19-35. Issue Date. 1988-03. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/4493. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 期 待, ス ト ッ ク ・ フ ロ ー 及 びマ ク ロ. 久 保 田. 義. o. モデル. 弘. 次〉. く目 1. は じめ に. 2 , 期待, 計画及び期待形成 a. 期待, 期待形成及びヒックスの方法 b. 適応期待仮説 3,. ス ト ッ ク ・フ ロ ー, 均 衡及 びマ クロ ・ モ デル. 4, 動学マクロ・モデル a. モデルと均衡 b. 均衡の一義性 c. 均衡の安定性. 5, む す び. 1,. は じ め に. 各々の経済主体は将来のことについて完全に知り尽しているかのように思い徹して各々の計画を 立てて行動する, そのためには彼は将来のことについて 適切な期待を懐いていなければならない. ある種の期待を懐きつつ彼は経済的あるいは技術的な制約の下で彼の満足 (より一般には彼の目的 値) を最大にするように行動する. 彼はいつも (つまり毎期ごと) それを最大にするように行動し ているときには, 彼は最適な状態に位置することができよう. 彼がいつも彼にとっ て最適な状態に位置できうるかどうかは彼の期待形成に依存することになろ う, 誤った期待形成に基づいて彼が計画を立てると, その結果として彼は不満足な状態に位置する ことになろう, 期待誤差をいつもゼロにするように彼が期待を形成するならば, 皮は満足な状態に 位置できよう ?. 本稿では主体として消費主体を明示的に考慮 し, すべての消費主体はi den i lであると想定す t ca. る, それぞれは n個の財を購入してい る, ここでは単純化のために n個の財の供給量は 固定化して いる状況を分析対象にする. よって,n個の市場が存在し,n個の市場価格が存在する, 本稿は伸縮. 価格体系に属する. 特に, 本稿で興味のあることは, 期待価格が適応仮説に従っ て形成されるとき, 経済は安定均衡を維持できるであろうか, この問題はまた資産市場において適応的期待形成ルール が採択されるときにも吟味される, 資産価格がストック均衡によっ て形成される資産市場の均衡及 びこの安定性が吟味される,. 19.

(3) . 久保田 義. 弘. 2, 期待, 計画及び期待形成 . 期待, 期待形成及 びヒックスの方法 経済主体に将来に関する情報が完全に与えられているならば, 彼はいつも情報収集のための犠牲 を免れることができよう. 例えば, すべての財に完全な先物市場が備えられているならば, 彼はい a. つも完全情報下で行動できよう. このような場合 には経済主体にとっ て期待形成は重要な役割を演 じえない, しかしながら, 彼が情報の不完全性の下 で行動しな ければならないとき, 彼はこの不完. 全性故に生 じるかもしれない衝撃を緩和するために将来のことについての情報を集めなければなら な い. こ の こ と は, 皮の経済活動を経常期間のみの要因だけではなく 継起する将来期間の 一期待 , される″ 要因にも依存させることが意味される, 家計が消費計画を立てる際に, 彼は 計画期間の長さを事前に決めなければならない, その長さが より長くなるに つれて, 彼は計画立案時により多くの情報量を必要とする, というのは, それが長. く なるにつれて, 期間内のそれぞれの時点で成立すると期待される市場価格およ び取り引き量につ. いて事前に知らなけ ればならない情報量が増加するからである, その長さを決定する要 因を取りあ げてみよう, まず初めに, 不確実性の程度をあげる ことができよう, この程度が逓増するにつれて. 彼の計画期間の長さ は短くなろう, というのは, 彼は一般に危険回避者であるからである それが . 長く なるに つれて, 不確実性の程度が大きくなるの で, 危険回避者である限り, その長さに上限が かされよう, つ ぎの要因として計画変更費用をあげることができよう. その期間の長さが短くなる. につれて, 計画変更費用は逓増するであろう, この費用がその期間の長さに下限をかす であろう. 市場価格が変動すると, 彼はその計画を変更するであろう, 一般には彼の計画の変更はその期間の. 長さの変更を伴う. 故に, 市場価格の変動は計画期間の長さの変動を誘 発する. 計画が不変である ためには, 少なく とも, 市場価格が一定不変に維持されることが必要とされる. 市場価格が規則正 しく周期的に決定されるとき, その一周期と所得期間は一致するであろう. 所得が支払われるため には, 少なくと・ も貨幣賃金率, 貨幣地代及び貨幣収益率等々の市場価格は決定さ れていなければな らない. 所得水準の決定及び市場価格の決定は同時になされていると考えれよう, よって, 所得期 間の長さと市場価格が一定不変に維持さ れる期間の長さとは等しいと想定してよかろう. また, あ る 時点において 家計が貨幣所得を得てからつぎの時点でそれを得るま での長さを一期間としよう,. この期間の長さは市場価格が一定不変に維持される長さに等しい. 家計はその計画を一期後の期待 価格にだけではなく,二期以降の期待価格にも依存させるので ,彼の計画は単に経常価格 にだけではなく, 将来期の期待されうる価格 にも依存する.彼の期待期間は彼の情報収集能力に依 存して決定される,. つまり, 家計が何期後までの期待価格に計画を依存させるかはそ の情報収集能力に大きくかかわっ ている, この能力において彼が劣るならば, その期待期間は短くなる. 彼の能力に比してその期待 期間が与えられると, 家計の期待形成 ルー ルは彼の情報収集費用及び危険態度に依存することにな ろう. 家計は一般に危険回避行動をとるであろうか ら, それは期待値が現実値より大きく流離する ことを回避する. 情報収集費用は彼にとっ て市場価格及びその動きを認知する難易さを示す. この. 費用 が大きい程, 彼は正しい現実の市場価格及びその動きを知りえない. よっ て期待値の調整に長 い時間を要する.・ 家計の情報収集能力, 情報収集費用及び危険態度が与えられるならば, 彼の期待期間及び期待形 成ルールは定まろう. これらが定められると, つまり, 期待期間内のそれぞれの期における期待価. 格が与えられると, 経常期間と将来期間の間での消費計画量の配分は経常価格の決定と同時になさ れる. 他の事情が一定のもとで, 今期の価格が上昇すると, 相対的に経常価格がより高く なるので, 20.

(4) . 期待, ストック・フロー及びマクロ・モデル. 家計は経常消費を抑えて将来消費をより選好する. 家計は時間を通しての代替をおこなう. これは 家計が期待価格を変えないための結果である, 経常価格の上昇は期初の期待経常価格と実際の経常 価格が爺離することを意味する, 彼は彼の期待価格形成ルールに従って期待価格を変える, 例えば, 経常価格の上昇が一時的 であると期待されるならば,その期待価格は殆んど影響されない であろう,. 彼がこの例のように非弾力的な期待ルールに従って行動することも可能である, また, その上昇が 恒常的であると期待されるなら ば,彼は別の期待形成 ルールに従っ て期待値を変動させるであろう, 期待形成の問題を考えてみよう. まず初に, 期待価格の形成が非経済的要因に基づく 場合につい て調べ る. この要因として政治や天候をあげることができる, この要因のために将来の期待価格は 経常価格に関係なく 形成される, このよう期待形成ルールは現実の経済社会においてどれ程に重要 であるかは不明瞭 である, 確かに, その要因は直接的にではなく 経常価格の変化を通して期待形成 に影響するかもしれない, しかし, このような期待形成のメカニズムは神秘の ヴェールに覆われて. いる, 私はこのメカニ ズムを披露することは出来ない. このように経常価格に関係なく期待価格が 決定される期待形成 ルールを外生的期待形成ルールと呼ぶ, このルールに属するものと して経済的. 要因に基づくものをあげてみよう, 将来の需要及び供給に関するニュースに基 づいて期待価格 が形 成される場合がその例である. この例に於ても, 経常価格に関係なく将来価格の期待値が形成され. るという意味において, その期待形成ルールは外生的である. たしかに, 期待形成にあっ て外生的要因は無視されえないが, しかし, これよりも重要な要因が 知られうる, 将来価格の期待形成に最も影響する要因は過去の市場価格及び経常価格であろう, 期. 待価格が過去の価格及び (或は) 経常価格によっ て説明される期待形成ルールを内生的期待形成 ル ールと呼ぶ, 最初に, 期待価格が過去の市場価格だけに依存して決定される例を取りあげてみよう, 期待価格 が一期前の市場価格に一致するならば, 期待形成自体は内生化されよう, この期待形成ルールは情. 報収集費用を最小化する傾向をもつであろうが, 期待誤差を最小化するかどうかは疑問 である. こ のようなルールは経済主体の情報収集能力を充分に活用しないという結果 に到ろう, 彼がより正確. な期待を形成するためには, 同様に, 2期前, 3期前, さらに遠い過去の価格も今期の期待価格に 影響することを響慮することも必要であろう, 過去の価格が悉く組み入れられた期待価格 は過去の 価格流列の加重平均として説明される, 過去の市場価格の流列は観察されるので, 加重にあるルー ルが適用されうるならば, 期待形成ルールは内生化されよう, そのように説明される期待形成を適 応的期待形成と呼ぶ. この期待形成ルールは, (1 - 1). e t- 1 t- 2)十β [P ( ( t t- 1) -Pe ( t- 1, t- 2)] , t- 1)=P ( ,. と表示される, ここで, Pe( t t- , t-1)はt-1時点で期待されるt時点における期待価格, Pe( 1, t-2) はt-2時点で期待されるt-1時点のための期待価格, P( t-1) はt-1時点での経. 常価格,β は調整係数,β の大きさは主体の情報収集能力及び危険態度に依存して決定される, その 能力或いは危険回避の程度が逓増するにつれて,β の大きさは大きくなろう,これらが賦与され不変. であれば,その調整係数も一定不変 になる.β の大きさが遠い過去から一定不変の値を維持している と判断できるならば, (1-1) の関係式から1つの期待形成ルールを導出 できよう. (1-1) は. ( ( t t-1, t-2)十βP ( t-1) , t-1)= (1-β) と変形される, 任意の時点で (1-1) の関係 が成立するので, 同様に ( t-1, t÷ 2)= (1-β) ( t-2, t-3)= (1-β). ( t-2, t-3)十βP ( t-2) ( t-3, t-4)十βP ( t-3). Pe ( t- 3, t- 4)= (1 -β) Pe ( t- 4, t-5)十βP ( t- 4) 21.

(5) . 久保田 義 弘 …. …. が得られる. これらより, (1 - 2). n+1 Pe ( t , t- 1)= (1 -β). ( t-n- 1, t-n- 2)十β (1 -β)np ( t-n- 1). 十β (1 -β)n-IP ( t-n)+ … … +β (1 -β) P ( t- 2)十βP ( t- 1). が得られる. ここで β の値は期待形成 ルールを規定する,β=0という場合には, 現実に観察される 価格が期待価格と相違していようとも, 経済主体は期待価格を変えようとしない, これは彼がその 黍難を一時的であると見倣していることによる, この期待形成 ルールは非弾力的期待形成として知 られている, このルールは固定価格経済におけるものであろう.β=のという場合には, 経済主体の. 調整が無限に速いことにより彼がいつも期待価格を実現している. だが, 彼にとっ て限られた情報 収集能力 しか与えられていないので, また, 危険回避 の行動を彼がとる限り,β は無限には大きく な. りえないであろう.β は上に有界である, 経済主体が期待を形成するとき, 超インフレ状態にない限 り, 実際の価格と期待価格の差を小さくすると考えられる. つま り, 彼は0<β<1の範囲で期待価 格を形成する, β>1であれば, 彼の期待価格は無限に大きく なっ ていく, (1-2)に於て0 <β< 1かつ n が無限大であれば, (1-β)n→0となるの で, それは (1-3) Pe ( t-1)十β (1-β) P ( t t-2)十β (1-β)2P ( t-3)十… , t-1)=βP ( と変形される. (1-3)は, 期初の期待価格の決定プロセスを特定することなしに, 任意の時点の 期待価格を過去の市場価格のみで説明されうることを意味している, (1-3)は期待形成に経常価 格が影響 していないことを告知 している. 何故に経常価格が期待形成に影響しないと想定 できよう. か. 経常価格が高い程に期待価格も高くなろう, つ ぎに, 経常価格 が期待価格に影響する例を考えてみよう, ヒ ッ クス 〔 1 0 〕 は経常価格の変化が 期待価格にいか程影響するかという指標として期待の弾力性という概念を導入し, 経常価格の変化 の異時 点間 の資源配分に与える効果の分析を展開した, しかしながら, 彼はその弾性値がある有限. 値に特定化されることを外挿的に決めている.彼のその方法は外挿的期待形成として知られている, 彼のルールは, (1 - 4). ( t+1, t )=P ( )+α 〔P ( )-P ( 〕 t t t-1) ( ) はt時点に於てt+1時点のための期待価格, P ( t十1, t ) はt時点 t. と 示 さ れ る, こ こ で,. における実際の価格, P( t-1)はt-1における実際の価格, α は調整係数. α の大きさは情報収 集能力によ って上限を与えられ, 危険回避の態度によっ て下限を与えられる. その関係式において 任意の時点にお ける実際価格がその時点のための期待価格に等しいという条件が代入されると, つ. まり,. ( )=P ( ) t t ,t がそれに代入されると, それは, Pe( )-Pe ( )=α 〔P ( 〕 t+1, t t t )-P ( t-1) ,t ) 及 び α△P( ) と す る と, △Pe( と変形される. ここに於て, 左辺及 び右辺をそれぞれ △ ( t t t ,t , (1 - 5). ) が得られる. α=1のとき, (1-5) を使うと, )=α△P ( t t. が得られる. これは期待の弾力性 が1であることを意味する, 一般に, α は期待の弾力性を示して い る.. ヒッ クスは期待の弾力性を外挿的に与えて異時点間の資源配分の問題を論じてはいるが,しかし, 彼はいかにしてその弾性値が与えられる のかについては言及していない. また, 彼の分析は つぎの 22.

(6) . 期待, ストック・フロー及びマクロ・モデル. ような仮定に立脚している, つまり,( i )期間は現在と将来の2期間であり,( i i )ある財の経常価格 の 変化は他の財 (含む要素) の期待価格に影響しない, という 2 つ の 仮 定 を 置 い て い る, 彼 は こ れ ら. の仮定下で動学分析を展開しているが, しかし, その分析は動学径路の全体に関するものではなく, イ ン パクト効果の分析に限られている, よって, 彼の分析は動学分析に準ずるという意味で準動学 分析である, ヒッ クスの方法に従っ て準動学分析を試みてみよう,n 財市場 があり,経済主体は外挿的期待形成 ルールに従っ て行動する, すべての主体はi den i lである. 市場におけるそれぞれの財に対する超 t ca 過需要量を 為 ( i=1, 2, …, n ) とすると, 超過需要関数は, (1 - 6). ) ×,=×, (P. , P2 , …, Pn , P〒. i= 1, 2, …, n. と表わされる. ここでは財iの超過需要に財i以外の期待価格が影響しないと先験的に決められてい る, 市場価格がワルラ ス的であるならば, その動学方程式は, (1 - 7). g = %×,. 0 くγ f<仰 i= 1, 2, …, n. と表わされる. 経済の均衡は (1 - 8). xF O. かつ. で characterize される. Pf=P, i= 1,. …, n. t十1, t )=P ) は静学的期待として知られ, ターノフス t ー( . ここで, P? (. キ ー = バ ー マイ ス タ ー 〔19〕 は こ れ を current valueexpectat ion と 呼 ん で い る, (1- 8) は, 経. 済が均衡するためには, それぞれの市場で超過需要量がゼロになり, 経常価格がいつ も期待さ れて いることを含意している, 市場均衡が存在しかつ一意 であるならば, その安定性はつぎのように与. えられよう. 局所的安定性が与 えられる, (1 - 7) を均衡の近傍 で線型近似すると, * 氷 P b ー=γ .ゑ a f j (9 一9 )+γ i f(PテーR ). が 得 ら れ る, こ こ で a /apj , j=axi , b‘=ax/ap〒 , j= 1, 2, …, n ,i , で あ る, こ れ に(1 - 4). を代入し整頓すると, .. P,=. n. l. (1 一 %b ) fα ,. * * 〔竹 宝 a b , ‘ - (P,一P-)〕 j (PjmPj)+γ. i= 1, 2 F .n. が得られる, それぞれの財が粗代替的 であると仮定され, かつ, 現在財と将来財も粗代替 であると 仮定されるならば, (1 - 9 a ). )< o “ (a -汁 b ,. で あり, か つ (1 - 9 b). γ 1a 量 j> o. i= 1, 2, …, n. i≠j ,i , jニ ー, 2, …, n. 故に, (1-7) が局所的に安定であるた めには, (1 - 9 c) 1 -γ ,α ,> 0 つまり1/γ b ,鱒 i= 1, 2, …n. でなければならない. この条件は, 市場調整係数の逆数が外挿的期待の不安定化の力よ りも大きい こ と を 含 意 し て い る, そ こ で γ ,→ m で あ れ ば, 安 定 で あ る た め に は, αぞ< 0であることを必要とす る, イ ンフレ状態にあるときには, 経済主体は 鮎>0として期待を形成するであろう (1-7)の ,. 安定性に関するより詳しい展開は Ar row & McManus 〔1〕 及 び Enthoven & Arrow 〔8〕 を 参 照 さ れ た い,. 上の体系 では, あたかもすべての将来期間の期待が1つの期待価格で表わされるかのように扱わ れている, このような期待の取り扱いが正当化されるのは, 将来価格が変動すると期待さ れる平均 水準 (期待値) についての取り扱いのときである, この平均水準を期待正常価格と呼ぶな らば 期 , 待の弾力性は経常価格の変化の期待正常価格への影響を表示している . 23.

(7) . 久保田 義. 弘. 上の体系を適応期待仮説の下で取りあげることもできる, ここでは任意の財の超過需要関数がす べての財の経常価格及び期待価格に依存す ると想定される. その関数は, ) (1 - 6′. ) × F X. (Ph P2 , …, P… Pg …, P賢. iニ ー, 2, …, n. である. 期待形成ルールは, (1 -10). P?=β (P,-P? ), β之 0, i= 1, 2, …, n. i である, 均衡は (1-8) でcharac t r zeされ, 動学方程式は (1-7) で表わされる, 均衡の近 e 傍における経済の動きに着目する. (1-6′ ) を均衡価格の近傍で線型近似すると, * P b P x f= ゑ a ー j)+宝 f j ( f-Pき) i= 1, 2, ・・・, n j( I-P /apj /ap?で あ る, 粗 代 替 の 仮 定 がお か れ る と, が 得 ら れる る. こ こ で a のイ , j=ax- , b”=ax- > i = i 0 ( ) = 1 2 … i≠i ) a”< i a- j 0 ( ,i , , ,n. かつ. b, j> o. i , i= 1, 2, …, n. が得られる, ここでの動学体系は. P.= %×ー (P1 ) iニ ー, 2, …, n , P2 , …, P… Pg …, P賢 p?=β (Pf-Pf i= 1, 2, …, n ). と与えられ, 均衡の近傍における動学体系は, Pー= × γ,a‘ b j j-PF)+≧ 諺ー , j 企テーP ) p?=β ー. i= L. 2, …, n. *)-β (Pf-P*) 「 P, ,. として表わされる, この体系は 2 n の方程式であり, 未知数は 2 n である. ここで粗代替性の仮定 l がおかれると, 体系の係数行列が Me t z e r行列になるので, ヒ ックスの完全安定の条件が満足され, 体系は局所的に安定である, より詳しい展開は Ar row & Nerlove 〔2〕 を 参 照 さ れ た い, b, 適応期待仮説. ・ バーマイ スター=ターノフスキー〔4〕 〔5〕 によると, 適応的期待には水準及び変化率に関する. ものがある, ここでは彼らの考えを紹介することにしたい. 最初に, 水準に関する期待形成について紹介する, 期待価格は2つの時間変数に依存する, 1つ l i は 期 待 期 間 (Forecas tlnterva ) で あ り, 他 は 期 待 視 界 (Forecas tHor zon) であ る. 一 般 に は,. これらの時間上の長さは異なる. この2つの関係を説明 しよう. k. f. k. i. l. l. l. 1. t- 2 h. t-h. t. t十h. t十 2 h. 一 時間. 今, 経済主体がt時点にいるとしよう. 彼の期待期間をhとすると, 期待の改変はh後になされ る. 期待視界をk とすると, k=nhという関係が成立する, 適応期待仮説は,. )= ( t十k, t h ( t-h十k )+β ( ) 〔P ( )- ( t t , t-h ,k , t-k)〕 ( 1 ) h と示される , ここで β( , k)は期待調整スピー ドである. ここでn を無限に大きくすると, k が )は 固定されている限り, hは無限に小さく なる. このとき (1-11 k) 〔P ( 0=β ( t )-Pe( t 〕 , t-k) と変形される. ここで (1 -11 ). (1-1 2 ). 24. h 趣鶏 β ( , k)=β (0, k)=0.

(8) . 期待, ストック・フロー及びマクロ・モデル. が仮定されるならば, (1-11 )において左辺と右辺は一致する, また, 期待期待と期待視界が等し くかつh=k→0であれば, (1-11 ) から, l im 〔 ( )- im β ( t十k t k ( )〕= l t )-Pe ( t t , , t-h , k) 〔P ( , t-k)〕 h=k一 一0 h=k÷ 十0 が得られる, この左辺は, 1 im ぜe ( )- t+h ( )十 ( )-Pe ( t t t t )十hp宴( t ) ,t ,t ,t , t-hD=hpf( ,t ,t hrk→0 e と変形される, ここでPf( t ) … P P t a ( ) / a ( ya t t である これらはt時点で評価 g s s s s , , , , , されたものである, その右辺は, (1-5) を使うと, l imhk h ) P宴( ) と変形される. t 一 。β ( ,h ,t これらより, l imh 一 h ) P髪 ( ):h Qf( t )十P宴( t )〕 t 0β ( ,h ,t ,t ,t が得られる, これは, l imh=k一 ( h )= 〔P?( )+P8( )〕/P旨( t t )〕 t ,h ,t ,t ,t. と変形される, よって, (1-13 ) β (O, O)= ①? ( )十P旨 ( 〕/P旨( ) t t t ) ,t ,t ,t が得られる, (1-1 2 ) は期待期間が短く なると, 調整係数がゼロになることを意味し, (1-13 ). は期待期間及び期待視界がゼロになると, 調整係数が有限値になることを意味している. 適応期待仮説の他の性質を調べてみよう, (1-11 )の右辺の第1項目を左辺に移項し, その左辺 を( t十k ) の近傍でテイ ラー展開すると, ,t 左辺= 〔Pe( )-Pe( )〕+l imh t十k t-h十k t十k )-Pe( t-h十k )〕/h}h+ ,t , t-h 。{〔Pe( 一 ,t ,t e e l imh一。 {〔P ( )-P ( t-h十k, t t-h十k, t-h)〕/h} h が得られる, これを考慮し, hを無限にゼロに近づけると, P亨( imh t十k )十P旨( t十k )=l ,t - oβ ,t h ( )/h〔P ( )- ( 〕 が得られる. (1-1 t t 2 ) が使われると, ,k , t-k) (1-1 4 ) Pf( t十k )十Pg ( )=β k) 〔P ( t十k )- ( t t 1( ,t ,t , t-k)〕. が得られる, ここで β imh h .(0, k) …l 一 。〔β ( , k)-β ( k ) の全微分であるので, それは ,t. k)〕/hである, この左辺は. ( t+. dpe ( )/dt= t+1 ( ,t. ( )=Pf ( )十P暑( t十k t十k ) t+1 く ,t ,t ,t e となり, よっ て, P ( t十k )=kβ )-Pe( t t ,(0, k) 〔(P ( ,t , t-k))/k〕 が得られる, ここでk を無限にゼロに近づけると, これは,. imk )=l imk ( t )- ( t t - okβ (0, k)l 。 〔(P ( ,t 一 , t-k))〕/k となる, ここで (1-5) が使用されると, (1-1 imk 5 ) ( )=1 t t ) 一 0kβ 1 (0, k) P署( ,t ,t 5 imkd(β が得られる, (1-1 ) において, l ,(0, k)… 方が上にも下にも有界であるならば, 適応 2 ) 期待価格は収束するであろう( , つぎに変化率に関する 適応期待について説明しよう.. 実際の価格変化率は. (1-16a ) 〔P ( t )-P ( )〕/kp ( t-k t-k) … p ( t , t-k) と定義され, 期待インフレ率は, (1-16b ) 〔Pe ( t t-k)〕/kp ( t-k) … ( t , t-k)-P ( , t-k). 6a と定義される, (1-1 ) に於てkを無限にゼロに近づけると, P( )/P( ) 三 p( t t t ) が得られ ,t る, (1-5) が使われると, これは, (1-1 7a ) Pe( )/Pe( t )=p ( ) t t ,t ,t ,t 25.

(9) . 久保田 義. 弘. が得られる, 同様にして, (1ー16b ) より, e( P (1-17b ) Pf ( t t ) / ( )= ) t t t p , , ,t が得られる, (1-17a ) 及び (1-1 7b ) より, (1 -18). )≠ pe ( ) t t p( ,t ,t. が導出される. これは経常価格の変化率が期待価格の変化率に等しく ないことを意味している, だ が, 予期せ ざる価格変化がおこらないと仮定さ れるならば, 期待変化率と実際の変化率は等しく な. ろう, この仮定は, (1一1 9 ) P宴( t )=O ,t 3 } で あ る{ .. もし両変化率が等しいならば, 水準に関しても期待と実際とは 等しく なる, (1-1 6 ) より, -k - k ( )- ( )= { 〔 ( -k t t t t ( )-P ( ) )yk } / ( -k ) t t t p , p t , , が得られる, ここでk を無限にゼロに近づけると, imk一 )-p ( )=l t t pe ( 。 {〔 ,t ,t. ( ))〕/k}/P ( t t t-k) , t-k)-P ( が得られる, ここで両変化率が等しいならば, e t t-k)-P ( l imk )〕/k= 0 t - 。{(P ( , となる, これより Pe ( )=P ( t ) が得られる. t ,t. 経済分析において意味のある適応期待形成ルールを導出してみよう, (1-14 )と類似の関係式が. 変化率に関する適応期待形成にも成立する. その仮説は, (1 -20). e t t-k)〕 ( )= 強 (0, k) 〔p ( t十k, t t , t-k)-p ( ,. e( と示されよう. ここでl imk )=p ( ) が仮定されると, t t , 〔kβ , (0, k)〕=β及びp 一 ,t ,t e (1-21) p ( )=β 〔pg ( )-p ( t t t )〕 ,t ,t ,t. が得られる. (1-20 ) に於て (1-16 ) が考慮されると, ( )=β )- ( t十k t t t-k) , (0, k) 〔P ( ,t , t-k)〕/kp ( が得られる, ここで P ( )= ( ) が仮定されると, t t ,t e 1 i ( )=β t t {@ ( im ,P曾( m t t t t-k)=β1 t t ト0 , , )- ( , t‐k)〕/kykp( , tykp( , ) t が得られる, これより, (1 -22) ( ) →仰 (k →0) t ,t. となる, 期待価格の変化率が, 期待視界を連続的に変化させようとすると, 無限に大きくなること を (1-22 ) は意味していよう. 経済主体がこのように期待形成するならば, 経済は収束すること なく 発散しよう. ウィ クセルの累積過程では, 主体はそのように期待しているのかもしれない. ここ ではより意味のある適応期待形成ルールを導出してみよう. (1-20 ) に於て (1-1 6 ) が考. 慮され, さらにk →0とすると,. imk- imk )=l )- t t pe ( 。β . (0, k) l ,t 一。 {〔P (. ( t t-k) , t-k)〕/k}/k}/P ( e が得られる, ここでl imト。β ( k )=みP暑( t )/ t , 0, ) … βとおき, (1一5) を使うと, p ( ,t ,t e ( ) また l i t t が得られ ( )-P ( )= { 〔 P ( k P( -k )-P 〕 / を考 t t t t t t ( ) } / ) t t m k 。 , , , , - , ,. 慮すると,. (1 -24). )=方 〔p ( )-pe ( t t )〕 t pe ( ,t ,t ,t. が得られる. ここで βはゼロ以上である, (1-2 4 )で示される適応期待仮説が経済分析上意味 のあ る仮説であろう, 26.

(10) . 期待, ストック・フロー及びマクロ・モデル. 3,. ス ト ッ ク ・ フ ロ ー, 均 衡 及 びマク ロ ・ モ デ ル. ここではストッ ク及びフローに関して説明される, 取り扱われる財及び資産はストッ ク・フロー 財 及 び資産 であ る, 任 意 の期 間 としてt期をとる. ここ では期待期間と期待視界とは等しく, それ は1期間であると仮定する. 最初に, ストッ ク及びフローに関係する用語から説明する, ストッ ク需要を Di( t+1, t ) とす る. こ れ は t期に主体がその期末 に保有しようとする i財あるいは資産の数量である, Di( )は t ,t t期の期首に彼が保有しようとするi財あるいは資産の数量である, Si( )はt期に主体に t十1, t よ っ て t期の期末のために計画されるi財の供給量である, S i( )はt期の期首に賦存するi財ある t いは資産のストック量である, Si( ) はt期の期首に利用可能となるi財あるいは資産のスト t t ッ , i( ク量である, s ) はt期に生産しようと主体が計画してちいるi財あるいは資産のフロー供給量 t であ る,. つぎにストッ クとフローの関係を説明しよう, その関係は, i( )-Si( i (2-1) Si( ) … △Si( )=s )-d ) t+1, t t t t t ,(. さらに, (2-2). Di( i )-Di( ) 三 △Di( )=d ) t t t十1, t t 2( 主体が消費し尽すi財あ i と示される, d ( ) はt期に るいは資産の量であり ) は次の期首 t t , , △Si( i に利用可能になると予期されるi財あるいは資産の追加数量である. d )はつぎの期に持ち越そ t 2(. うさ計画されるi財あるいは資産の追加数量である, フロー需要は i i i( )十d )=d ) (2-3) d t t t 2( ,( と示される,. ストッ ク及びフローの超過需要はつぎのように示される, フローの超過需要量は, i( i( )=d )-s (2-4) xi( t t ) t. であり, ストッ クの超過需要量は, (2-5) ×i( )=Di( )-Si( ) t t t ,t. 及び. (2 - 6). Xi( )=Di ( t+ 1, t )-Si ( ) t十 1, t t+ 1, t. と示される, これらより )-×i( )=xi( ) (2-7) ×i( t+1, t t t 5 ) が 導 出 さ れ る( .. 家計, 企業及び政府から構成されるマクロ経済において財貨・サー ヴィ ス市場, 貨幣市場及び証 券市場のストッ ク及びフロー均衡を明らかにする. 家計及び企業の行動から, )十1( )十T ( )+△L ( )+△B ( )=Y ( t t t t t )十r ) (2-8) C ( t t ごBg(. なる予算制約 が求められる. ここで, C( ) ) 及び T ( t t ) はそれぞれt期におけるフロー消費 t , 1( 需要量, フロー投資需要 量, 及びフロー税支払いを示し, △L( ) と △B( ) はt期におけるフロー t t )はt期の実質所得を示し, はt期の実質収益率を示 貨幣需要量とフロー債券需要量を示し, Y( t. している. 政府の予算制約は, )十r )=T ( t t十1, t t )+△M ( )+△Bg( ) (2-9) G ( t t tBg( ) はt期における政府の財貨・サ ヴィ スの購入量, △M ( と示される, ここで G ( t ) はt期におけ t )はt期におけるフロー政府債供給量, である, (2-8)と(2-9) るフロー貨幣供給量, △Bg( t 27.

(11) . 久保田 義 弘. を加えると, (2-10 ). {C ( )十1( )+G ( )-Y ( t t t )}+ {△L ( t )-△M ( )}+ {△B ( t t )-△Bg( t )}=0 t が得られる. これより3つのフロー均衡条件が得られる. 財貨・サー ヴィ ス市場のフロー均衡条件 は,. (2-1la ) C( )十1( t t )+G ( )-Y ( )=0 t t であり, 貨幣市場のフロー均衡条件は, (2-1lb ). △L ( )-△M ( t )=0 t. であり, 債券市場のフロー均衡条件は, (2-1lc ) △B ( )-△Bg ( t )=0 t である, これらのなかで1つの条件は独立ではない. 任意の2つの市場 でフロー均衡条件が成立す ると, 他の1の市場 においてもフロー均衡が成立する, (2-10 )はこのような意味においてフロー の ワ ル ラ ス 法 則 で あ る,. 経済の資本勘定は (表-1) のように表わされる, それは縦列に資産項目をとり, 横列に経済主 体をとっ ている, その項目として物的資本(あるいは株式) , 貨幣及び債券がある. 経済主体は家計 企業及 び政府である. (表一1). 声ミ 貨. 幣. 債. 券. 株. 式. 正味資産. 家計・企業 政 府 L. M. B. Bg. E A. O. 外生的 供 給 0 O K. M 十Bg. (表-1) において家計・企業の貸借対照表関係は, (2 -12). A ( )=E ( t十 1, t )十L ( t十 1, t )十B ( ) t十 1, t t+ 1, t. と示さ れる, A( t十1,t )はtの期初においてそ の期末のために計画さ れる資産保有の総価値でる, E( ) はtの期初にその期末のために計画される株式保有価 値である. L( t+1, t ) 及び B t十1, t ( )も同様に計画されるそ れぞれの資産保有の価値である.経済全体の正味の総資産価値は, t+1,t (2 -13). A( )= M ( t十 1, t )十Bg ( t十 1, t t十 1, t )十q ( ) K( t ) t+ 1, t ,. と示さ れる, ここで, M( t十1, t )はtの期初にその期末のために計画される貨幣賦存量, Bg( t+ 1, t )はtの期初にその期末のために計画される政府債賦存量, K( )は同様に計画される t+1, t. 資本の賦存量, である. q ( ) はt期における資本の再生産費 (トービンの q) である, t (2-1 2 ) 及び (2-1 3 ) から, (2-1 4 ) {L ( )-M ( t十1, t )}+ {B ( )-Bg( t+1, t t+1, t t+1, t )}+ {E ( t+1, )-q ( t )K( )}=0 t t+1, t. という関係 が得られる, ここにおいて3つのストッ ク均衡条件が示される. 貨幣のストック均衡条 件は, (2 -15a). L( )= M ( t+ 1, t t+ 1, t ). と示され, 債券のストッ ク均衝条件は, (2 -15b). 28. B( )=Bg ( t十 1, t ) t+ 1, t.

(12) . 期待, ストック・フロー及びマクロ・モデル. と示され, 株式の均衡条件は, (2-1 5c ) E( )=q ( t+1, t )K( ) t t+1, t. と示される, これらのストッ ク均衡条件のなかで1つは独立 では ない. 任意の2つの市場において ス トッ ク均衡にあるならば, 他の1つの市場もストッ ク均衡にある, (2-1 4 )はこのような意味に お い て ス ト ッ ク の ワ ル ラ ス 法 則 を 示 す,. つぎにフロー均衡とストック均衡の関係を吟味する, 静学分析には2つのフロー均衡条件と2つ のストッ ク均衡条件が必要とされる, 4つの均衡条件は4つの内生変数の水準を決定する, もし期. 初においてストッ ク均衡が仮定されるならば, 期末におけるストッ ク均衡はフロー均衡と 同時に達 成される, それは パティ ンキンによっ て採択された静学マクロ分析の前提条件である 期初におけ . るストック均衡条件は, (2-6) より, L( t )=M ( ) t )=Bg ( t ) 及びE ( )=q ( t t )K t t ) ,t ,t ,B( ,t ,t ,t ‐( ,t である, それぞれの市場において期初 におけるストッ ク均衡が想定されると, (2-16a) L ( t十1, t )-M ( t+1, t )= 〔L( )-L( t+1, t )〕- 〔M ( t t+1, t )-M ,t (2-1 6b) (2-16c). ( t ) 〕 ,t B( )-Bg( t+1, t )= 〔B ( t+1, t t十1, t )-B ( )〕- 〔Bg( t t+1, t )- ,t g B ( ) 〕 t t , E( )-q( t+1, t )K( )= 〔E( t t+1, t t十1, t )-E( t )〕- 〔 )K( t t+ q( ,t. 1, t )-q ( )K( 〕 t ) t ,t がそれぞれの市場で得られる. また, (2-2) 及び (2-3) より, (2 -17a). (2-17b) (2-17c) (2 -17d). L( t+ 1, t )ー L ( ) … △L,( t ) t ,t. M( )-M ( t+1, t ) … △M ( ) t t ,t B( )-B ( t+1, t ) … B ( ) △ t t t , Bg ( )-Bg ( t十 1, t ) 三 △B ( t ) t ,t. が得られる, (2-1 ) 及び (2-17 6 ) より, 8a) L ( (2-1 )-M ( t+1, t ) … △L ( t+1, t )-△M ( ) t t g (2-1 8b) B ( )-Bg ( t十1, t )=△B ( t十1, t )-△B ( ) t t 7 ) (2-1 8c) B ( t十1, t )-q ( )K( t t+1, t )=C ( )十1( t )+G ( )-Y ( t t )( t という関係 が得られる. (2-1 8a ) において, フロー均衡が成立するならば, ストック均衡が成立. する, つまり, △L ( )=△M ( ) ならば, L ( t )=M ( t t+1, t t+1, t ) が成立し, 逆にス トッ ク 均衡が成立するならば, フロー均衡が成立する. (2-1 8b ) 及び (2-1 8c ) においても同様にフロ ー均衡とストッ ク均衡が同値であることが示さ れる. 故に, 期初における ストッ ク均衡条件が成立 すると, フロー均衡とストッ ク均衡値は同値であることが判然とする, 従って, つぎのいずれかの 条件が成立するとき, 経済はストッ ク・フロー均衡にある, その条件とは, (2-1 9a )二△M ( ) 及び△B ( t t )=△Bg ( ) △L ( t ) t )=△Bg( (2-1 9b ) △B ( t ) 及び C ( )十1( t t )+G ( )=Y ( t t ) t. (2-19c ) △L ( t )=△M ( ) 及び C ( t )十1( )+G ( t t t )=Y ( ) t のいずれかである. (2-1 9a ) は貨幣市場及び債券市場がフロー均衡にあるとき, マクロ経済はス トック=フロー均衡状態にあることを示している. (2-1 9b ) は債券市場及び財貨・サー ヴィ ス市. 場がフロー均衡にあるとき, マクロ経済がストック・フロー均衡にあることを示している. (2-1 9 ) は貨幣市場及び財貨・サー ヴィ ス市場がフロー均衡にあるとき, マクロ経済はストック・フロー c 8 ( } 均衡にあることを示している. 29.

(13) . 久保田 義. 4. 弘. 動学マクロ・モ デル. . モデルと均衡 前節の考察を念頭におきながら,資産保有者の行動を通してマクロ動学の問題を思惟してみよう, a. その保有者は期待収益を最大にするように行動する, 彼の行動に影響する要因としてそれぞれの資 den i lな資産保有者はそれぞれの市場性を 産の期待収益の流列及び名目収益率の期待値である,i t ca. 有する3個の金融資産を保有する. それぞれの資産 が永久に保有可能であるならば, v ーを名目配当. / )=v ) と近似 (クー ポン値) とし, 名 目期待収益率をr t t r ,とすると, 資産iの市場価格は q -( , -( )=v /q ) と表わされる, もし彼が資本利得 (損失) される, これより名 目期待収益率は, r t t l( - i( をうけるならば, それは, )=v /q )+ 〔 )-q )〕/kq ) t t十k t t十k ?( t f( r q ,( - f( ,( ,t ,t ,t と 表 わ さ れ よ う. こ こ で, k → 0 と す る と, こ れ は,. )/q )=v /q )十q旨 ( ) (3-1) r t t t t ?( - -( l( ,t ,t 1- 1 と変形され, さ らに, q = 十 と ( 5 ) が考慮されると ? q f ? , q 2 , 1凧〕 q 〔 1- (3-2) q = ( ) t 〒 ? , と変形される. これを (3-1) に代入すると, (3 - 3) )=v /q )+ 〔1-1/万 〕q ( t )/q t ) t t l l( , l( -( ,t が得られる, ここ で β ? fの重離は β -=1であるならば, 静学的期待になる, β>1であれば, q ,と q の逓増とともに小さく なる, β テ fになる. これは予期せ ざる価格変化がないこ -→mになると, q ー→ q. とを意味する, 資産保有者が合理的な期待のもとで行動することをそれは含意する, 疑<1のとき, 1 -1/β ?は 無 限 に 大 ー< 0 と な る の で, β -→ 0 な る な ら ば, qf .→ m と なる. こ の と き, (3 - 1)の r. きくなる. このような状況に彼があると, 彼はすべてを資産iのみで保有しようとする. これは経済 を発散させる. そのような期待形成は不合理である. 意味のある適応期待形成仮説を前提にして, 3資産からなるマクロ・モ デルの均衡を示してみよ. う. ここでは各々の資産の供給は固定されていると仮定する, また, 均衡がマクロ・モデルに存在 すると仮定する, 資産として貨幣, 債券及び株式を取りあげる, それぞれの資産の期末のストッ ク 需要関数は,. (3 - 4 a). L( ), Ye ( )=L (R ( ), Re ( ) t+ 1, t t+ 1, t t十 1, t t. e t+1 t e t十1 t B( )=B (R ( ) t+1, t t , ) ,Y ( , )) ,R ( e( e( R +1 Y +1 ) ) (3 - 4 c) E ( )=E (R ( ) ) t十1, t t t t t ,t , , , e )= ( と表わされるとしよう, ここ で R ( )= ( ) ) )) t+1, t t t t t十1, t 晶( r r b( m( ,r ,r ( ,R ( ( ( +1 ) ) ( +1 ) ( 十1 ) ) ) は資産iの経常収益 t t は資産iの t t t t であり t ? t g g r r r r , , , , , - , , ) は期待所得である, 期待収益, である. Ye ( t+1, t 期待視界 (つまり k) が1であるとき, (3-1) 及び (3-2) が考慮されると, それぞれの期 (3 - 4 b). 待収益率は,. )=vf /q )+ 鮪 (qf ( )/q? ( )) i= m, b, e t+ 1, t t t t ?( r f( , 1 )=q〒( )-q?( )で あ る. v /q )= と 表 わ さ れ る. こ こ で α t十 1, t t t i f( ,…〔1 - /β〕で あ り, q〒(t ,t. ( ) とすると, それぞれの需要関数は, t (3 -4a′ ). 30. L( )=L (R ( ), αQe ( ), Ye ( )) t t+ 1, t t+ 1, t t.

(14) . . . 期待, ストック・フロー及びマクロ・モデル. e t e t+1 t (3-4b′ ) B( )=B (R ( ) ) t十1, t t , αQ ( ,Y ( , )) ′ e( e( (3 - 4 c) E ( Y )=E (R ( ) ) +1 t十1, t t t )) Q t α , , ,t e e( と書に換えられる, ここで αQ ( )= (αmqm ( )/q県 ( t t ) )/qb t ) )/q t t t )) で g( t bq b( 。偽 ( ,α ,α. ある, 動学的な伸縮価格経済では期初においてクトッ ク均衡が達成されるように, それぞれの資産 価格が変動する であろう. 期初におけるストッ ク均衡と同時にそれぞれの資産の経常収益率は与え. られる, 適応期待形成仮説の下 では α i=m, b )は外生的に決定される. 故に, 期末のストッ ぞ( ,e e ク需要関数は Q ( )= ( )/qm ( ) )/q t t t t ) t )/q )) の関数として表わされる. g( t t g( q晶( b( ,q 。( ,q それぞれの資産供給量は外生的に与えられ一定不変であるので, 期末のストッ ク均衡が成立してい e t+1 t るとき, q )= 山 (Qe ( ) t t ?( ,Y ( , )) が成立する, すなわち, e e Y )=L (αQ ( ) ( t t t+1, t ))-競, q嶺 ( , e t+1 t g )=B (αQe ( ) t t g( q ,Y ( , ))一目 e e )=E (α Q ( g( t ) ))- -E t t+1, t q ,Y (. という関係が成立している, これらより, の e q e (3 - 5 a ) ≠m ( )- 〔L (αQe( t ))-競〕 t q , ) … q荒 ( が 〔 e e e e (3 - 5 b ) ≠b ( … B Y ) - 〔 ( )-&〕 Q g α , q, q q り e (3 ー 5 c) ≠。 (qe , q) 三 qg- る が 定 義 さ れる, こ こ で qe= (q烏, qg , / a小m aのm aのm め」 〕 …… --- aq泉 aqg aqg a の a の aム b b. a幅. aA g. ed 旨. \. 〔 e 〔E (αQe , Y )一喜〕 q ) であ る, こ れ ら よ り, qg. ニ. 1 -αmL,/q晶. -αbL2/qg. - 〆L3/qg. -αmB./q晶. 1 -αbB2/qg. . -αmE,/q晶. -αbE2/qg. 1 - α E/ g q. 3. が得 ら れ る, こ こ で L,=aL/aq荒, Lz=aL/aqg , B.=aB/aq晶, B2=aB/aq B3= , L3=aL/aqg E E E / あ 粗 aB/aqg aE / a =aE a =aE / る 替 性 が仮 定さ れ る と, L,> 0, L2< a 代 g gで 嘘 q, 3 q , , , 2 ,. 0, L3< 0, B,< 0, B2> 0, B3< 0, E.< 0, E2< 0, E3> 0 と な る, さ ら に, αf> 0 ( i= m,. b ) が仮定されると, 行列 A は, ,e (3 - 6). [ 壬さ〕 十. -. +. +. なる符号 の要素をもつことに なる. また, 粗代替性が仮定さ れると,(3-6)の首座小行列式は(-. i ivema 1)nの 符 号 を も つ. (3 - 6) は pos i t t r x (P-行列) であるので, (3-5) は, 大域的に, (3 - 7). ) q〒ニ ム (q県, qg , qg. i= m, b, e. 9 )任意の時点(期)に於て期待価格が与えられると 期待価格の変化分及び期待収 として解かれる。( , 益率は与えられる. このとき, 同時に期末のストッ ク均衡が達成される。 フロー均衡と同時にスト ック均衡が達成される, b, 均衡の一義性 i (3-7)で与えられる均衡が un ?=0のときに均衡が queかどうかを吟味しよう, そこに於て q 達成される, よって, (3ー8). ≠ q塩, q雫, q◎ =○ ,( となるとき, ( ) は均衡価格体系として与えられる, これよりjacob i 8 an 行列は q視, q楓 q*. 31.

(15) . 久保田 義 (3 - 9). /aq*テ ラ J= 〔aゆ,. 弘. i , j= m, b ,e. と与えられる. 粗代替性が仮定されると, この行列の各要素は,. [ 壬さ〕. と示される. この行列の対角要素 がdomi i tnegat ve で あ る の で, (3 - 8) は unique な均 衡 解 nan 1 0 } を も つ。(. C. 均衡の安定性 (3-5) の動学方程式より,. . aq泉. . aqg. . . aqe. aq品. . . . . aqg. . aq品. aqg. aqg. a qm. aqg. aq葛. . なる関係が得られる, これを簡単に 0 (3-1 ) 〔A〕 〔R〕= 〔C〕. . aqg. . . と表わる, 行列 A の行列式, IA1, は正であるので, 1〔C〕 〔R〕= 〔A〕 ‐ 〔C〕=. ー L.. - L2. - L3. αm/qe盈. ーBI. -B2. -B3. 一 E1. 一 E2. ■ E3. 0. 0. O. g αb/qe. 〇. O. 0. \. α。/qeg /. と表わす. 粗代替性が仮定さ れると, 行列 C は負のdomi t対角要素をもつので, C は Me l t nan r z e 行列になる. 故に, (3-1 2 ). ICI < 0. で あ る. よ っ て,. 3 (3-1 ). IRI < 0. である, また, 行列 R のトレースは負となる, この性質と (3-13 ) は, 動学マクロ・モデルが安定であ るための必要充分条件である, 我々は α i=m, b /風〕 ( ) が正であるという前提 のもとで動学マクロ・モデルの均衡 ,= 〔1-1 ,e 及び安定性の性質を議論してきた.α >0は &>1であることを意味する,1<方 , -<のに期待調整係 数があるならば, 資産保有者は適応期待形成ルールに従 って行動していると考えれよう また 我々 , ,. は暗黙に資産市場の調整係数を1としてきた. このことは (3-5) より明らかであろう この係 , 数がゼロ以下になると, マクロ・モデルは安定均衡にはありえない であろう,. 5,. む. す. び. 我々は適応期待形成仮説の下で動学マクロ・モデルの均衡の一意性及び安定性を吟味した この . モ デルは3資産モデ ルであり, 資産の市場価格がストッ ク均衡によっ て決定さ れるモデルである , 32.

(16) . 期待, ストック・フロー及びマクロ・モデル. 我々は期初においてストッ ク均衡が達成されるように資産価格が伸縮的に変動する経済を想定して 議論した, だが, 本稿では各々の資産数量が外生的に一定水準に与えられているため, この稿での分析は一 期間あるいは定常状態の分析にのみ適用される, 本稿を可変的資産数量の動学マクロ・モデルに拡 張する必要がある, さらに, 期待形成仮説を吟味する必要があろう. 本稿では適応期待形成仮説に基づいて動学マク. ロ・モデルを構築したが, 他の有力な仮説として合理的期待形成仮説がある. この仮説は経済主体 によっ て事前に均衡価格の動学径路が知られていることを意味する, 不確実性下の経済にあっ て合 理的期待形成仮説は意味のある仮説であろうか,. 註 ( 1 ) 通常の適応的期待は特殊ケースとして示される. h=k=1が通常の適応的期待仮説である. これは, e( e( e( ) )=p )-p t+1, t t t t p p( , t-1)十β (1, 1)( ,t-1). と表わされる. 2 imk ( ) 連続分析における通常の適応的期待仮説は(1-15 )に於て有限のl oA 鎖, k)の存在を必要とする. 通常, → e( e e( と表わされる その仮説は, p )- ( ) 〕 ( 1-5 ) が考慮されると )=β〔 ( )=0がいつも成立す t t t t t p , p ,p , る. 一般にp ( ) は外生的に与えられるので, p ( )≠0である. しかし, (1-5) が成立する限り, ( )= 0 t t t. のときには, p ( )=0である, 故に, 通常の適応的期待仮説が成立するためには (1-5) が否定される. t ightと 呼 ばれ バーマイスター 〔 ( ) p 9 3 ( )=0という条件はターノフスキ-= 1 〕 によって perfectmyopicfores 宴t ,t て い る もの である.. ( 4 ) 期間分析における適応的期待仮説は e( e( e( h )-p 〕 )-p t-h十k )=β ( t t t十k p( p , t-h , k) 〔 , t-k ,t-k) ,t k 左辺は と示される, この左辺を ( t十 , t ) の回りで線型近似すると, , e( e( imh {〔 t-h十k, t-h)〕+l 〔pe ( )-pe ( h}+l imh t十k, t )一p t-h十k t+1 ( p ,t , t“/ e( )- {(p t-h十k ,t. h ( ) )〕/h}h+0 ( t-h十k , t-h となる. これを考慮し, h→0とすると, e( )十p )十1 imh h )/h imh h t十k t十k 旨( t t f( p p( 0β ( ,t 。O( 一 ,t 一 , k)〔 ,t‐k)-p , t-k)〕 e( =l imh h 〕/h}〔 )-p t t p( 。{{β ( - , k)-β (0, k) ,t-k , t-k)〕 imh h が得られる, ここでl )/h→0とすると, これは, 。0 ( 一 e( e( )=仏 (0, k){〔p ( )〕/k} k t十k t t p ,t-k)-p ,t-k ,t e ) を考慮し, k→0とすると, と変形される. ここでp ( )=p ( t t ,t ,t e( )=1 imh 1 0 )‐p )〕 t t t 旨( (A ( p 〇 2( ,t 一 , k)〔p ,t ,t e( )=β〔 )-p ( )〕 が得られる, が得られる. 故に, p t t t 写( p ,t ,t ,t. ( 5 ) 純粋なフロー財は ×,( )=xi( )という関係が得られる, すべての財 )=0である, この場合には, X,( t t t十1,t がこのような財であるとき, 市場均衡はフロー均衡条件によって記述される. この条件は, x )=d )-s )= t t t -( ー( ,( 0 である. この と き, X-( )=Dt( )-S,( )= 0であることが意味される, つまり, 次の期 t十 1, t t十 1, t t+ 1, t に持ち越される計画量がゼロであることが意味される, 純粋なストック財はd )=s )=x )=0である. このとき, ( )-×,( t t t t+1,t t )= 0 である, すべ て の t( -( t( 財がこのような財であるとき, 市場均衡はストック均衡条件によって記述される, この条件は, X,( )= 0 t+1, t. あるいは ×,( )=0である, 最後に, ストック=フロー財からなる経済において市場均衡条件を考える. この条件 t t+1, t )=0である, この経済においてフロー条件及びストック条件はそれぞれ何を決定 は, x )=0及び×,( t ,(. する方程式であるのか. ストック均衡条件は主体の保有計画の整合性を意味する条件である, ( ) 企業及び政府によって供給される債券を取りあげる, 債券保有者にとって企業債も政府債も完全代替であると仮 6 定される, 政府は企業債を全く保有しないとしよう, というのは, 政府は利潤最大化行動をしないからである, 企. 33.

(17) . 久保田 義. 弘. 業債は家計或いは企業によって保有されるので, 正味のそのフロー供給は政府債のフロー供給のみである, ( 7 ) この条件は (2-1 0 ) より導出される, ( 8 ) (2-19 ) より, (2-1 9ご) L( );M ( ) 及びC( )十1( t十1,t t十1,t )+G ( )=Y ( ) という条件が得 t t t t c られる, 貨幣市場がストック均衡にあり, 財貨・サーヴィ ス市場がフロー均衡にあるとき, これはマクロ経済がス トック・フロー均衡にあることを意味する, 標準的なIS・LM 体系は (2-19ご) 条件で構築される. 故に, 期初に 於けるストック均衡が仮定されるならば, その体系はストック・フロー均衡を体現する, (2-19ご) を想定する経 済において動学分析を試みる, 貨幣市場が期初及び期末において均衡にあるとき, 経常利子率r( ) 及び期待利子 t e( 率r ) はこの市場で決定される, 財・ t十1, t 貨・サーヴィ ス市場の均衡によって経常所得 Y ( ) 及び期待所得Ye t ( t+1, t ) が決定されるとしよう, つまり, t期において, {r( ) )} )}及び{ t t r t+ 1, t), Ye(t十 1, t , Y( e( e( Y が決定され,t+n期には, { ) Y } { + 十 1 + ) 十 十 ( 十 ) 及び t t t 1 十 t十n t ) } t r n n が決定され r( n n n , , , , e( る, 故に, 利子率及び所得の流列は, … {〔 t-1) t-1)〕 t t ) r( r t r( , Y( ,〔 , t-1) , Ye( ,t-1)〕} , {〔 , e e e e Y( ) 〕 ) Y t 〔 ( 十1 ( 十1 ) 〕 } … { 〔 t t t t ( 十 ) Y ( 十 ) 〕 〔 ( + +1 t 十 t t ) Y r t ( 十 +1 r n n r n t n, n , , , , , , , , , e( e ) i t+n 〕} f ) が仮 定さ れる な ら ば, r ) tfores t t r ec pe ght , ……と表わされる. ここで完全予見 ( , t- 1)=r( ,r e e ( )=r( ……及びY t十1, t t+1) ( -1 )=Y Y t t ( ) 十1 ) =Y +1 ) ( ( ……という関係が得られ t t t t , , , , 、 る, こ の こ と は, L( t t ) 及び M ( t ) t , t- 1)=L ( ,t , tー 1)= M ( ,t L( t+ 1, t )=L ( )= M ( t十 1, t十 1) 及 び M ( t十 1, t t+ 1, t十 1) …. …. であることを意味する, このとき利子率の流列は, e( …{ t-1) t r( r ,1 , tー1)} 1 e( { ) )} t t+1, t r( ,r. e( { t十1) t+2,t+1)} … r( ,r として示され, 所得の流列は, … {Y ( t-1) t , Ye( , t-1)} {Y ( ), Ye( )} t十1, t t 1 - {Y ( t+1), Ye( t+2, t十1)} …. と示される. 故に, 完全予見の仮定下では, それぞれの流列は, {…, r( t-1) ) t t+1) , r( , r( , …} 及び{… Y( Y Y ( ) ( +1 ) } t-1) t … として与えられる t このように利子率及び所得の動学径路が与えられる , , , , ,そ れぞれの径路が与えられるためにはすべての期初及び期末において,. t t 鰻)謙三: { ~ -謙三 ぅ驚喜さ 1 副業 こ そ , ,も. という関係が成立していなければならない, (2-17a ) 及び (2-17b ) は, {L ( t+1, t十1)-M ( t十1, t+1)}- {L( ) -M ( )}=△L( t t )-△M ( ) t t ,t ,t と変形される. ここでストック均衡が成立するならば, L( +1 t十1, t )=M( t+1, t+1)及びL( )=M( t t ,t , ) であるので, △L( )=△M ( t )=0となる. つまり, △L( t t )=△M ( ) なるフロー均衡が得られる, 逆に, 任意 t t の時点においてフロー均衡が成立すると, {L ( t+1, t十1)-M ( t十1,t+1)}- {L ( )-M ( )}= 0 t t ,t ,t. という関係が得られる. ここでもt=0のとき, L(0)=M( 0 ) であれば, すべての時点( t> 0) にお いて, L(t , )=M( )が得られる よ t t ,t , って, 初期においてストック均衡であれば, 任意の時点でフロー均衡であるときには. ストック均衡が同時に成立する, ( ) (3-5) の体系が (3-7) として解かれることは Ga 9 l eand Nikaido 〔11〕 の univalence 定理よ り 証明 さ れ る,. l o ( ) Jacobian 行列 が Hicksian で あ れ ば, 均衡価格体系は一義的である.また, 行列が Hi i cks anであることと行列が domi tな負の対角要素をもつことは同値である. nan. 34.

参照

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