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地域支援システムによる問題行動生徒のチーム援助に関する研究 : サポートチームによる自立支援

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(1)学位論文. 地域支援システムによる問題行動生徒    のチーム援助に関する研究      一サポートチームによる自立支援一. 兵庫教育大学大学院 学校教育研究科. 学校教育専攻 生徒指導コース.  MO4045E 原田耕一郎.

(2) 1 間題の所在と研究目的  1.1 国家的課題としての少年非行 .............  1.2 サポートチームによる組織的対応.......    1.2。1 国家的プロジェクトしてのサポートチーム..    1.2.2 学校と関係機関等との連携事例..。  1.3 地域支援システムとしての自立支援サポートチーム    L3.1 地域自立支援サポートチームの必要性 ..    L3.2 地域自立支援サポートチームの意義    1.3.3 研究の目的 ...。. 112236678. 目次. 2 研究の視点. 10.  2.1チーム援助理論に基づくサポートチーム研究.. 10.  2.2 実効性の高いサポートチームの構築..。...    2.2.1 サポートチームの展開上の要点..... 11. 3. 地域自立支援サポートチームモデルの実践 3.1 地域自立支援サポートチームモデル実践の目的と方法.   3.1.1 地域自立支援サポートチームモデル実践の目的   3.L2 地域自立支援サポートチーム実践モデル....   3.1.3 サポートチーム援助の方法 3.2 サポートチームの目的。.。。.. 3.3 サポートチームの展開過程. 3.4 サポートチームの対象とチーム編成.,......   3.4.1 対象生徒の選定.....。.......。.....   3.4.2 サポートチーム編成... 3.5 サポートチームの経過,,...   3.5.1 当該生徒のアセスメント...   3.5.2 心理教育的アセスメント......。.。.... 3.6 サポートチーム援助実践過程 。.......   3.6.1 援助会議等日程。 3.7 サポートチーム援助実践の経過.。 3.7.1. 3.7.2 3.7.3. 3.7.4 3.7.5. 3.7.6. 準備期間 事前処置期. サポートチーム援助前期..... サポートチーム援助中期. サポートチーム援助中期におけるサポートチーム援助実践 サポートチーム援助後期.,。.. 1. 12.

(3) 3.7.8 フオローアツプ期. 4. 地域自立支援サポートチームの援助効果 4.1サポートチーム援助における効果の検証 4.1.1. Aの学習面での援助効果.... 4.1.2. Aの心理・社会面での援助効果 Aの進路面での援助効果.. Aの健康面での援助効果..。. Bの学習面での援助効果...。 Bの心理・社会面での援助効果 Bの進路面での援助効果.... Bの健康面での援助効果..... 4.1.3. 4.1.4 4.1.5. 4。1.6 4.1.7 4.1.8. 4.2 総合考察.. 5 今後の課題  5.1 コーディネーターのマネージメント能力  5.2 市町村ネットワーク構築の必要性.... 引用・参考文献一覧. 06 87 17 17 27 58 18 18 2 5 012 4︵8 4 5 6 ソ99999. 3.7.7 サポートチーム援助後期におけるサポートチーム援助実践. 97. Appendix.  A.2調査方法.....,..。........... 116 116 116.  A,3分析方法及び分析に用いた変数....... 118. B 調査結果の分析及び考察. 119 119 119. A学校現場及び関係機関との行動連携の実状調査  A.1調査目的...。...。,.........。.  B.1調査対象者の属性,..,.....。...,....  B.2 生徒指導上の問題解決上における経験     B.2.1 問題解決上における限界感     B.2.2 連携経験  B.3 連携期待機関。............  B.4 地域、関係機関の業務内容認知度。........     B.4.1 各関係機関の校種による認知程度の比較     B.4。2 教員経験年数と各関係機関の認知度得点     B。4.3 生徒指導担当経験と関係機関認知度得点. 119 121. 124 128 128 133 133. C要約及び総合考察. 135. D調査用紙. 137 ●1.

(4) 表目次 3.1. 3.2. サポートチーム構成員...。........ 3.3 3,4 4.1. 1 22 12 22 32 42 52 62 72 82 9 11. Ap口endix 調査対象者の校種属性..........,....... 関係機関及び地域機関のカテゴリー属性....... 生徒指導担当経験有無と校種のクロス表........ 問題解決上の限界感. 限界感原因多重回答結果....。...,........ 校種と連携経験のクロス表..,....。....... 校種と解決ケースの有無................. 連携経験機関多重回答結果(公共関係機関) 連携経験機関多重回答結果(地域関係機関) 連携期待機関多重回答結果(公共関係機関) 連携期待機関多重回答結果(地域関係機関・その他) 2.10認知度得点校種別平均値.... 2.11得点別属性. 2.12認知程度(公共関係機関) 2.13認知程度(地域関係機関) 2.14経験年数と認知得点の相関係数 2.15経験有無差の検討.。....... 111. 61 71 81 91 0 0 1 1 3 5 6 8 9 1 2 4 21 21 21 21 21 21 21 21 21 21 31 31 31 3 1. 地域自立支援サポートチーム援助実践過程 次期サポートチーム援助課題 サポートチーム援助後の構成員の意見. 2 4︵∠243 11︵∠45Qノ. 2.1. サポートチーム構成モデル案 r連携」の必要性を強調する答申・通知等.

(5) 13 23 33 43 53 63 73 83 9 3. 図目次. 地域自立支援サポートチーム サポートチームの展開過程. アセスメントシート 個別援助計画シート1 個別援助計画シート2 Aの出席率の変化........ Bの出席率の変化, Aの学業成績状況. Bの学業成績状況.. 3.10学習に対する自信. 3.11学習意欲.. 3.12学習の充実感.... 3.13学校での学習の態度 ..。. 3.14家庭での学習の態度 .... 3.15自己を見つめる:ゆきずまり感,.. 3.16自己否定:なげやり 3.17人々の中で生きる:疎外感.. 3.18問題にくじけず、打ち勝っていこうとする力. 3.19行動のタイプ....、... 3.20学校生活満足感... 3.21学級にとけこめない .... 3.22家庭への親しみ感. 3.23学習に対する自信. 3.24学習意欲.. 3.25学習の充実感..。 3.26学校での学習の態度 ..... 3.27家庭での学習の態度 ..... 3。28自己を見つめる:ゆきずまり感... 3.29自己否定:なげやり 3.30行動のタイプ.... 3.31人々の中で生きる:疎外感.. 3.32問題にくじけず、打ち勝っていこうとする力. 3。33学校生活満足感.. 3.34学級にとけこめない 3.35家庭への親しみ感.. 3.36第1回Σ検査(A)の結果. 3.37第1回Σ検査(B)の結果. 1V.

(6) 14 24 34 44 54 64 74 84 9 4. 3.38第2回Σ検査結果(A) 3.39第2回Σ検査結果(B) 学習の充実感変化.... 学習意欲変化.... 学習に対する自信変化..... 学校での学習の態度変化. 家庭での学習の態度変化. 自己を見つめる:ゆきずまり感変化. 問題に打ち勝つ力変化...,. 家庭への親しみ感変化.... 学校生活充実感変化 4.10学級生活親しみ感変化.. 4.11自己否定1なげやり変化. 4.12人々の中で生きる変化...... 4.13相談したい人変化.. 4.14行動のタイプ変化.. 4.15A出席率の推移... 4.16学習の充実感変化.. 4.17学習意欲変化.,.. 4.18学習に対する自信変化...... 4.19学校での学習の態度変化..。.. 4.20家庭での学習の態度変化..,. 4.21学校生活充実感変化 4。22学級生活親しみ感変化...... 4.23家庭への親しみ感変化. 4.24相談したい人変化. 4。25自己を見つめる:ゆきずまり感変化. 4.26問題に打ち勝つ力変化. 4.27自己否定:なげやり変化..、、。、、 4.28行動のタイプ変化.... 4.29人々の中で生きる変化..,. 4。30B出席率の推移... V.

(7) 第1章 問題の所在と研究目的 1.1 国家的課題としての少年非行  平成17年の東京都新宿区における男児突き落とし事件、新潟県三条市における男 子児童傷害事件、山口県光市における爆破物傷害事件、平成16年に発覚した大阪府 岸和田市における中学校3年男子生徒虐待事件、平成15年の沖縄県における集団暴 行殺人事件や長崎県の同級生殺害事件などに象徴されるように、子どもが起こす凶 悪犯罪や養育力に欠ける保護者による児童虐待が全国的に多発しており、子どもを 取り巻く環境は家庭や地域の子育て機能の低下等大きく変化している。.  平成15年12月9日、青少年育成推進本部はr青少年育成大綱』を発表した。こ れは青少年の育成にかかる政府の基本理念と中長期的な施策の方向性を明確に示し ており、幅広い分野にわたる青少年育成施策を総合的かつ効果的に推進するために 策定されたものである。この青少年育成施策は、以下の3点を基本理念として推進 される*1。. ●青少年が、現在の生活を充実して送るとともに、将来に向けて社会  的に自立した個人として成長するよう支援 ●大人が、大人社会の在り方について見直し、青少年が、成長に応じ  て大人社会を理解し適応するという、大人と青少年双方の信頼と努  力が必要. ●青少年の健全な育成は、社会全体の責任であり、すべての組織及び  個人が、それぞれの役割及び責任を果たしつつ、相互に協力しなが  ら取り組むことが必要.  また、特定の状況にある青少年に関する施策の基本的方向としては、関係者の連 携したサポート体制の構築、更生保護、自立支援、立ち直り支援、処遇全般の充実 や多様化、非行少年の家族への働きかけなどが具体的に挙げられている。  加えて同様の記述は、同時期に犯罪対策閣僚会議が提起したr犯罪に強い社会の 実現のための行動計画』にも見られ、「第2社会全体で取り組む少年犯罪の抑止」で は、以下の3点が指摘されている*2。. ●少年犯罪への厳正・的確な対応. ●少年の非行防止につながる健やかな育成への取組 ●少年を非行から守るための関係機関の連携強化. *1青少年育成推進本部(2004)『青少年育成大綱』 *2犯罪対策閣僚会議(2004)『犯罪に強い社会の実現のための行動計画』. 1.

(8) 1.2 サポートチームによる組織的対応  教育界に目を転じると、平成13年4月に少年の問題行動等に関する調査研究協力 者会議報告『心と行動のネットワーク心のサインを見逃すな「情報連携」から「行 動連携」へ』において、学校の問題行動への具体的対応として、アセスメントに基 づく校内のチーム援助だけでなく、学校と関係機関の連携による「サポートチーム」 による組織的対応の必要性が強調された*3。. ●教職員がチームを組み、児童生徒の心の相談・指導を行う体制づく  り複数の目によって児童生徒の兆候をとらえ適切な対応を図るため、  教職員がチームを組み、問題解決を図る体制づくりが必要である。. ●地域のネットワークを活用した学校と関係機関の専門家による対応  児童生徒の心の問題について、学校だけでは解決できないケースに  ついては、地域における「行動連携」のためのネットワークを活用 して学校と関係機関等が連携し、適切に対応することが必要である。. 1.2.1 国家的プロジェクトしてのサポートチーム.  1.1において、具体的な事件を挙げているが、近年の刑法犯少年の増加など多様 化・深刻化する少年非行、いじめ、校内暴力、不登校、ひきこもりなどの少年の社 会的不適応や児童虐待等による少年の被害等の諸課題に対して、予兆の把握、深刻 化する前の段階での対応等を可能とするためには、国、地方公共団体の関係機関・ 団体等及び国民が一体となって取り組むことが求められている*4。また、学校と関 係機関の連携不足が大きな課題として指摘されている。  これらのことを受けて平成16年3月に『学校と関係機関との行動連携を一層推進 するために』において学校が関係機関等と連携し、児童生徒の問題行動等へ効果的 に対応していくために、以下に示すような行動連携に当たっての具体的な方策*5を 示した。. (1)日ごろからの連携. L校内における連携体制の整備 2.校区内ネットワークの形成、活用 3.市町村ネットワークの参加や活用. 4.校区・市町村ネットワークの関係 *3問題行動等に関する調査研究協力者会議報告(2001)『心と行動のネットワーク心のサインを見  逃すなr情報連携」から「行動連携」へ』 宰4文部科学省(2004)『関係機関等の連携による少年サポート体制の構築について』 *5学校と関係機関との行動連携に関する研究会(2004)『学校と関係機関との行動連携を一層推進  するために』.                 2.

(9)   5.教育委員会の役割 (2)サポートチーム形成の必要性の判断.   1.サポートチーム形成の考え方   2.サポートチーム形成の要否 (3)サポートチームの形成.   Lサポートチーム形成の要請   2.サポートチームメンバーの選定   3.適切な役割分担・.   4.連携調整役の決定   5.他のネットワーク等の活用 (4)サポートチームの活動.    1.情報・問題意識の共有   2.共通理解に基づく同じ方向性を持った指導・支援.   3。継続的な指導 (5)サポートチームの終結等.   1.サポートチームの終結又は継続の決定   2。日ごろの連携へのフィードバック 1.2.2 学校と関係機関等との連携事例.  「少年の問題行動等に関する調査研究報告書*6」によって示された学校と関係機 関等との具体的な連携事例を活動内容ごとに整理したものを以下に示す。 (1)学校・教育委員会と関係機関等による協議会等を設けている事例.    ●A県では、児童生徒の問題行動の広域化、複数の学校の児童生徒や卒業     生が関わる事件の増加などに対応するため、教育事務所が中心となり、学     校(小・中・高等学校)、市町村教育委員会、警察、児童相談所、児童自     立支援施設等からなるプロジェクト会議(各機関の代表者によるものと *6少年の問題行動等に関する調査研究協力者会議(2002)『少年の問題行動等に関する調査研究協  力者会議報告書』.                 3.

(10)  その下に置かれる実務担当者によるものの2種類)を設けている。代表  者による会議は、学校と関係機関との具体的な連携の在り方や役割分担  について協議し、問題行動への対応方策を検討する。実務担当者による  会議は、個別の問題行動に対応するため随時開催し、各機関における具  体的な対策を協議して連携して実行することとしている。. ●B県では、県教育委員会や県警本部、福祉関係の知事部局が連携して、学  校問題行動対策連絡会議(30hoo1Pmわ18〃2sAc∫’onCo〃〃n’π66)を設け、児.  童生徒の問題行動への迅速な対応と教育現場への積極的な支援について  協議を行うこととしている。また、各学校単位でも、校長が主宰し、保  護者や関係機関(警察、福祉関係機関等)の担当者などで構成する学校  問題行動対策会議(学校3R4C会議)の設置を進めている。この会議にお  いては、問題行動を起こした個々の児童生徒について共同で取り組むべ  き内容を協議し、計画的に実行していくこととしている。 (2)関係機関の担当者によるサポートチーム等を組織している事例. ・C県では、少年サポートセンターが中心となって、問題行動に対し複数  の関係機関が連携して対応する必要があると判断される場合には、事案  ごとに、教育委員会、首長部局、少年補導センター、警察署、児童相談  所、保健所、精神保健福祉センター等の関係機関の実務担当者からなる  サポートチームをつくり、各機関の業務内容に基づき連携して対応して  いる。. ・D県E市では、非行防止サポート計画として、学校だけでは解決が困難  な問題行動(広域にわたる場合、異年齢集団とつながっている場合、凶  悪化している場合、非行が深刻化している場合など)について、市教育  委員会等からの要請に基づき、関係機関(警察署、児童相談所、少年補  導センター、保健所、医師会など)の実務担当者からなる少年サポート  チームを設け、具体的な役割分担により連携して対応している。. ●F県G市では、日ごろから各教育事務所、教育センターに精神科医、臨  床心理士、大学教授などを配置し学級崩壊、不登校、暴力行為等に対す  る学校へのサポートを行っているが、ある中学校で恐喝事件が発生した  際には、被害者が受診した精神科医が中心になって問題解決のためのサ  ポート体制が作られた。これは、学校、所轄警察署、児童相談所、臨床  心理士、弁護士等が連携して問題解決に当たるものであり、大きな効果  があった。. ●H県1市では、中学校と警察署、主任児童委員、民生委員、教育相談員、  児童相談所、市保健福祉課等が連携して拡大生徒指導委員会を設け、暴  力行為が激しい中学2年男子に対して、本人への職場体験学習等を通じ. 4.

(11) た生徒指導の実施と家庭への支援を行い、本人の生活も安定の方向に向 かった。. (3)学校と関係機関が合同でケーススタディーを行っている事例. ・」県では、課題のある生徒についてrプロジェクト会議」という名称で  学校が中心となり、児童相談所や児童自立支援施設、家庭裁判所などと  の合同ケース会議を開催し、生徒の健全育成や教育のための適切な措置  にっいての早期対応と連携を進めている。. ・K県では、学校、教育委員会、児童相談所、警察の担当者が集まり、問  題行動の広域化に対応した合同ケース会議を実施している。. (4)個別の問題行動等について合同のケース会議を設けている事例. ●L県M市では、児童相談所が、問題行動を起こした児童やその家庭に対  する指導やカウンセリングを行うこととなったが、学校との連携が必要  であるため、学級担任等が児童相談所を訪問し、学校における様子等に  ついて情報交換したり、児童相談所職員が学校を訪問し、全教職員が参  加して、当該児童についての事例検討会を行ったりするなど、児童理解  や指導について共通理解を深めた。. ●N県O市では、学校から児童相談所に相談がなされ、児童相談所が地域  の関係機関を集め学校と連絡調整会議を実施した。その後、県の「問題  行動相談事業」として少年鑑別所職員、臨床心理士も加わった合同の検  討会を実施した。現在は、地元警察署が連絡会議を引き継ぎ、中学校で  問題行動を起こしている生徒に関して、継続して多数の機関等で情報交  換をすすめ、継続的な指導や支援について多面的に取り組んでいる。 (5)関係機関等による学校への支援の事例. ●P県教育委員会では、児童生徒に関わる重大事故等への対応を図るため、  事故等が発生した場合に、県教育委員会の指導主事等からなる緊急対応  チームを市町村教育委員会や学校に派遣し、概要の早期把握と関係者へ  の指導、関係機関との連絡調整などを行うこととしている。. ・Q県では、警察の協力を得て、警察官による中学生を対象とした犯罪防  止教室が実施されている。ここでは、最近発生した事件等を素材に、犯  罪の被害にあわないように注意喚起するとともに、犯罪被害者やその家  族の心の痛みを理解させ、規範意識や遵法精神を育成する指導が行われ  ている。. 5.

(12) (6)相談機関の連携を図っている事例. ・丁県では、県内のいじめや不登校等に関わる相談機関のネットワークを  設け、機関相互の連絡や相談・指導方法の研究調査、研究協議会の開催  などを通じて連携を深めている。. 1.3 地域支援システムとしての自立支援サポートチーム 1.3.1 地域自立支援サポートチームの必要性.  現在の問題行動は保護者や同級生、低年齢の児童生徒を対象とする殺人の発生と いう重大性をはらんでいる。しかし、その問題性に目を奪われ、問題行動を起こし た児童生徒の社会復帰については意識が希薄であるように思われる。すなわち、問 題行動を起こした児童生徒の自立支援の困難性は、児童自立支援施設教育終了後の 社会復帰にあると考える。.  昔、街中でよく見かけた標語に「街の子はみんな我が子」というのがあった。し かし、家族の形態や人々の価値観、人と人とのつながりなど、様々な面で昔の社会 とは違ってきている。社会(地域)全体で子どもを育てていこうという意識が、ほ とんど感じられない世の中になりつつある。  筆者は1997年より3年間児童自立支援施設において寮長として勤務した。このよ うに社会が変化していく中、児童自立支援施設では感化院と呼ばれていた頃から、 小舎夫婦制**の寮舎形態を維持し、夫婦以外の職員も校地内に居住をし、施設内に 一つの村社会を形成し子ども達(入所児童)と一緒に暮らしてきた。  共に暮らす社会の一員として、大人(職員)が子どもを導くという、ひと昔前の 社会のあり方が児童自立支援施設内には今も生きている。児童生徒は児童自立支援 施設で生活をしているうちに、徐々に精神的な安定・安心感を取り戻し、子どもら しさが見え始め、社会の中で強く生きていこうという意欲が芽生えてくる。児童自 立支援施設の役割はまさにここにあるといってよい。つまり、擬似社会・擬似家庭 を子ども達に体験させることにより、本当の社会で頑張ろうという意欲づけをする のである。.  しかし、問題行動を起こした児童生徒は、施設入所の契機となった問題性から社会 復帰には多様な困難がっきまとう。1997年には「自立」と「自立支援」をキーワー ドにして児童福祉法が改定されたがその要点の一つに、退所児童生徒に対するフォ ローアップ事業の充実というのがある。筆者が勤務していた児童自立支援施設では 2004年より施設の課題として退所生指導を取り上げ、退所していった児童生徒のそ の後の生活を把握できる範囲で追跡し、児童生徒が社会に適応していくために何が 必要かを考察しているが、施設入所というスティグマ(烙印)は、地域社会の冷た いまなざしと当該児童生徒と家族の孤立や社会的な批判をまねいている。また、家 庭環境の改善が全く見られていないことも多い。. 6. 牌児竜生徒に 家庭的な生活 環境を与える という目標か ら.夫婦の寮担 当者で指導・援 助する形態..

(13)  っまり、児童生徒が変化をしても、帰っていく環境は昔のままだということであ る。この点は、施設入所児童生徒の多くが、少年院送致になる、問題行動を起こし ていることからも推察される。“磨いた刀も戻す鞘が錆たままならやはりまた錆て しまう”のである。.  したがって、地域社会の人的・社会的な資源を活用したサポートチームは、問題行 動を起こしてしまった児童生徒の自立支援にとっての有効な手立てであると考える。. 1.3.2 地域自立支援サポートチームの意義.  問題行動等の多様化・深刻化といった状態の中、学校はこれまでの生徒指導体制 だけでは対応しきれない困難な問題を抱えるようになっており、地域の関係機関等 との幅広い連携が必要になっている。また、関係機関等の役割を尊重し合ったネッ トワークの場での情報と問題を共有化することや、さらに進んで、サポートチーム 等の問題解決型の共同した取り組み、行動連携が求められている。  これまで、数多くの事案を手がけてきた、北海道警察本部少年サポートセンター の龍島・梶(2002)*7は地域サポートチームに関して以下のように述べている。. 子どもたちのさまざまな問題に関して、その発生の源には、子どもの周 りの人間関係の希薄さが、かなり大きな要因になっていることがあると すれば、サポートチームという仕組みは、子どもの周りの人間関係を濃 くする仕組みということや、それまでとはちょっと違った関係者の動き 方として、対象となった子ども達や保護者に、大きな影響を与える可能 性があり、子ども達を加えて、保護者や周りに働きかける側も含めた大 人が、これまでとは違った地域社会のつながりを形成していくきっかけ になるかもしれない。.  また、文部科学省が平成14年度から開始した「サポートチーム等地域支援システ ムづくり推進事業」の取組においては、様々な課題はあるものの、サポートチーム の形成により、以下に示すような具体的な効果・成果が上がったことが報告*8され ており、行動連携の必要性が裏づけられている。. ・サポートチームを形成することで、関係機関等が素早く一同に集まることが  でき、学校が個別に関係機関等に協力を要請するよりも、機敏な対応が図ら  れた。. ●サポートチームの会議において、関係機関が専門的・客観的な立場から意見を  述べ、学校と関係機関が課題を共有し、共通理解のもとで問題行動に対応する. *7龍島秀広・梶 裕二(2003)「非行における臨床心理一関係機関の連携方策について一」『特集  非行臨床』,2−2,pp223−232. 索8文部科学省(2003)「平成14年度『サポートチーム等地域支援システムづくり推進事業』事例  集」.                 7.

(14) ことにより、学校が自信と安心感をもって生徒指導に当たることができた。特 に、保護者への支援が必要な事例や広域かつ多学年にまたがる集団が問題行動 を起こしている事例について、多角的な対応が可能となり、サポートチーム形 成前の閉塞状況を脱して、解決に向けて前進することができた。. ・サポートチームの活動を通じて、関係機関の活動内容や活動状況、関係機関の  権限の限界や少年事件の法的な流れ等について理解することができた。また、  関係機関による情報収集の方法、方針決定の在り方、保護者への接し方、問題  行動の背景のとらえ方などを知ることにより、学校にとっては、教職員の意識  改革、生徒指導体制の見直し、指導方法の工夫・改善につながった。. ●サポートチームの取組を通じて既存の組織、団体等の活動を活性化することが  できた。各組織等が、サポートチームに関わる中で具体的事例において実際に  行動することにより、本来の役割を再確認し、連携して行動する体制をつくる  ことができた。. 1.3。3 研究の目的.  1.3.1においても述べたが、筆者は1997年より3年間児童自立支援施設において 寮長として勤務した。また、中学校現場では生徒指導主事として様々な問題行動に 対応してきた。.  多くの問題行動生徒の事例から、経験則であるが「不良少年ではなく、不遇少年 である」と感じる。ほとんどの事例に共通して言える問題点は、保護者との当該生 徒の関係性や保護者自身の養育態度や教育力、あるいは当該生徒の家庭をとりまく 地域社会の対応や環境にある。  この点は、児童福祉法(1998)の「自立支援」のとらえかたにも見られる。自立支 援とは一般的に、「ひとりだちするのを援助する」と定義されるが社会福祉の分野に おいては様々な取り組みがなされてきた。  特に1997年には「自立」と「自立支援」をキーワードにして児童福祉法が改定さ れたが、その結果1998年に教護院が児童自立支援施設に名称変更しその対象を「不 良行為をなし…」の他に「家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要す る児童」*9まで拡大された。つまり自立支援では、当該生徒や保護者に対して、心 理的・教育的・福祉的な対応が求められていると言える。  そのような対応を実現するには、教育機関のみならず、医療機関・福祉機関・司 法機関・地域社会・民間団体等の連携、すなわち地域支援システムとしてのサポー トチームによる自立支援がどうしても必要となる。本論でいうサポートチームとは、 「個々の児童生徒の状況の応じ、問題行動等の具体的な問題解決に向けて、学校、教 育委員会、権限を有する関係機関、その他関係団体等が連携して対応するチーム」 *9児童福祉法(1998),第44条. 8.

(15) のことである*lo。.  従来から学校教育を中心に地域社会においては、健全育成活動や非行防止活動な ど様々な組織的な活動が行われてきたが、現在の青少年の問題行動の抑止効果や改 善効果という点から見ると十分に機能しているとはいい難い。  地域社会資源を活用した非行研究としては、小林・鈴木(2001)・小林(2002)・横山 (2001)による地域非行防止活動の実証的調査研究*11,神戸市総合児童センター(2002). のグループワークを活用した非行少年の保護者への指導援助に関しての活動*12が ある。.  また、理論的には、国立教育政策研究所生徒指導研究センター(2002)による地域 支援システムモデルの研究、八並(2004)のチームサポート理論・実践に基づく地域 支援ネットワークモデルの研究*Bがある。.  しかし、問題行動生徒の問題行動の抑止などの心理的変容のみならず、社会的自 立の達成を目的とした、サポートチームを活用した実証研究は皆無である。以上の ような社会的・教育的な動向ならびに先行研究から、地域支援システムとしての自 立支援サポートチームに関する実証研究は、今後の非行研究を深化させるものであ ると考える。そこで、本研究は次の2点を研究目的とする。 ●問題行動生徒へ地域の教育的・社会的・福祉的・司法的な資源を活用した、地  域自立支援サポートチームモデルを構築する。. ●問題行動生徒へのチーム援助実践による援助効果の検証によりモデルの有効  性を明らかにする。.  問題行動生徒への、地域の教育的・社会的・福祉的・司法的な資源を活用した、効 果的なチーム援助方法の構築を行い、そのチーム援助実践による問題行動生徒への 援助効果の検証により、モデルの有効性を明らかにしたいと考える。. *10国立教育政策研究所生徒指導研究センター調査研究報告書(2002)『問題行動等への地域におけ  る支援システムについて』,p,4. *11小林寿一・鈴木護(2001)r地域社会における非行防止活動の効果に関する実証的研究一地域レ  ベルの分析一」科学警察研究所『科学警察研究所報告』,防犯少年編  小林寿一(2002)r地域の非行防止活動の活性化について一地域レベルのプロセス効果と検証一」  日本犯罪社会学会『犯罪社会学研究』,27  横山卓(2001)「少年非行・被害と地域組織活動一地域住民の意識と活動参加の様態一」九州大  学院人間環境学府発達・社会システム専攻教育学コース『飛梅論集』(九州大学院生論文集) *12倉石哲也・稲荷康二(2002)「グループワークを活用した非行少年の保護者への指導援助」『家庭  裁判所月報』第54巻7号,pp81−Bl,最高裁判所編 *13八並光俊(20〔叫)「学校の荒れを立て直す諸機関とのネットワーク」諸富祥彦代表編集・今田佳  子・土田雄一編『学級の荒れに対応するカウンセリング』第一法規.                  9.

(16) 第2章研究の視点  本章では、前章の研究目的で述べた「地域の教育的・社会的・福祉的・司法的な 資源を活用した、効果的なチーム援助の方法の構築」を行うための、本研究の視点 について述べる。.  問題行動の起こるメカニズムを、石原(2002)は次のような式で表している*14。 問題行動=不安定感×対象×機会一統制力.  問題行動は不安定感と対象と機会の3条件がそろってはじめて成立するが、3つの うちどれかひとつを欠いたならば他の2つがどんなに強くても問題行動は起こらな い。たとえ3条件がそろっていても、それに対抗するだけの統制力があれば問題行 動は起こらないということになる。これを岩本(2003)は自立支援という観点から、 次のような式で表している*15。. 自立支援二情緒の安定×集団の凝集×プログラム+信頼関係.  統制力とは,信頼関係を結ぶことができた相手を内在化することによって生じる 規範の内面規制である。しかし、問題行動を起こす子どもたちは、保護者の長期に わたる養育怠惰等によって、一番身近であるはずの親との間に信頼関係を結ぶこと ができていない。したがって、援助者と子どもとの間に信頼関係が構築されなけれ ば子どもの統制力を育むことができないのである。  また、虐待など養護問題を抱えたケースが多く当該期の発達課題が未達成のまま 成長してきていることが容易に推測できるので、かなり検討されたプログラムでな ければならない。さらに、非行問題を抱えた家庭では、親自身が孤立し葛藤を抱え たままであり,児童生徒以上に支えを必要としている傾向が強いことから、保護者 に対しての支援の必要性も強く感じる。以上のことから、本研究の目的達成のため の視点を、2つ提示したい。. 2.1 チーム援助理論に基づくサポートチーム研究  筆者の、児童自立支援施設においての児童自立支援専門員(寮長)や公立中学校に おいての生徒指導主事経験などの臨床実践を通して得られた知見から、石隈(1999) の学校心理学におけるチーム援助理論*16、八並(2001,2003)の生徒指導における SST(Student SuppoπTeam)やチームサポート理論及び実践研究*17、国立教育政策研 *14石原 登(1985)『児童自立支援施設運営ハンドブック』pp。36,三学出版 *15岩本健一(2003)『児童自立支援施設の実践理論』関西学院大学出版会 *16石隈利紀(1999)『学校心理学一教師・スクールカウンセラー・保護者のチームによる心理教育的.  援助サービスー』誠信書房 *17八並光俊(2001)「スチューデントサポートチームによる援助の試み」『月刊学校教育相談』ほん  の森出版、八並光俊(2003−2004)「連載チームサポートの理論と実際」『月刊生徒指導』学事.  出版.                  10.

(17) 究所生徒指導研究センター(2002)のサポートチーム理論モデルに依拠しながら研究 を展開した。. 2.2 実効性の高いサポートチームの構築  チームサポートやチーム援助実践については、学校教育相談や学校心理学の分野 さ不登校児童生徒を主な対象として研究が行われてきた*18。それに対して、学校や 関係機関の連携によるサポートチームは、文部科学省の事業指定という形で行われ ているにすぎない。.  文部科学省は、平成14年度からの新規事業としてrサポートチーム等地域支援シ ステムづくり推進事業」を行っている。平成14年度は、全国の100の地域がサポー トチームの事業のモデル地域に指定された。これらは平成17年度末の時点で、全国 の各市町村において、サポートチームの編成が達成し、地域ぐるみで対応出来る連 携システムを構築することを目標としている。  さらに、平成15年度においては、取り組みの中心が問題行動を起こす児童生徒に 対する保護策の色合いが強くなり、結果として問題行動の進んだ少年への対応が多 く見られた。また、地域の保護司と学校との連携強化も、以下のように政策レベル で強調されている。. ●問題行動の防止・対応を図るための機能的・効果的なサポートチー.  ムのあり方. ●深刻な問題行動発生に際しての効果的な援助.  一方、1947年に制定された児童福祉法は、1996年から、少子化や夫婦共働きの 家庭の一般化、家庭や地域の子育て機能の低下などの変化を踏まえ、1997年に「児 童福祉法等の一部を改正する法律」が成立し公布された。これにより、関係機関と の連携に関する規定の新設が行われ地域レベルでより身近に相談援助や指導、関係 機関との連携などを行う施設としてr児童家庭支援センター」を児童福祉施設に併 設することが認められた。これは児童や家庭をめぐる問題が複雑・多様化しており、. 地域において問題が深刻化する前に早期発見・早期対応を図ることなどに対応する ものとして開設された施設である。その他に新規の事業として法制化されたものに 「児童自立生活援助事業(旧自立相談援助事業・自立援助ホーム)」と「放課後児童 健全育成事業」がある。.  また、実効性という点においては、既存のサポートチームに類する活動が機能し ているとは必ずしもいえない。筆者は、ある中核都市の大規模中学校区の中で組織 化されている校区健全育成協議会の事務局を3年間勤めた。構成員は地元の市会議 員をはじめとした名士が名を連ねその他、総勢150名を越す県内でも例を見ないほ *18八並光俊(2002)「いじめを原因とする不登校生徒へのチーム援助の教育効果に関する研究」日  本生徒指導学会『生徒指導学研究』1,pp.100−llO.                 ll.

(18) どの大規模なものであった。しかし、理想・理念はかなり高いが、今直面している 課題に対する理解は実態把握の点では、アセスメントシステムが確立していなかっ たために表層的であったと思われる。この点について、小林(2002)*19は、次のよ うに述べている。. 非行防止活動などの地域活動においては、警察等の公的機関が活動運営 の主導的な役割を果たし、地域の名望家である町内会・自治会役員等の 極一部のものが、公的機関、すなわち「御上」の意向を受けて、地域住 民を活動に動員する仲介的な役割を果たしているような趣が少なからず 見られた。. 2.2.1 サポートチームの展開上の要点.  サポートチームが、学校を含めた地域社会で有効に機能するには、まず第一に、 八並(2003−2004)で示されたような〔アセスメント=⇒個別援助計画の作成⇒ サポートチームの実践・⇒サポートチームの評価〕というシステマティックな実践 サイクルの定着が必要であろう。.  第二には、問題行動の程度や内容、地域環境の社会的援助資源から適切なサポー トチームを構成することであろう。この点については、国立教育政策研究所生徒指 導研究センター(2002)の構成モデル(Tab且e2.1)が参考となる。また、地域教育セ. ンターとして大学を位置づけ、大学連携型のサポートチームを展開した。. Table2.1 サポートチーム構成モデル案 問題行動等. 教育関係. 矯【E更IE. 警察関係. 福祉関係. 保健・医療関係. 関係機関分類. 1. 2. 3. 9. 10. ll. 12. 授業妨害. ●. ●. ○. ○. ○. ○. ○. ○. 4. 5. 6. 7. 8. 他. 保護関係. 13. 14. 15 ○. いじめ. ●. ●. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ○. 暴力行為. ●. ●. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ○. 不登校. ●. ●. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ○. 家庭内暴力. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ●. ●. ○. ●. ●. ○. 児童虐待. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ●. ●. ○. ○. ○. ○. 性の逸脱行動. ●. ●. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ●. ●. ○. ○. ○. ○. 薬物乱用. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ○. ●. ●. ○. ○. ○. ○. 暴走行為. ○. ○. ○. ●. ●. ○. ○. ○. ○. ○ ○. 注1)関係機関分類は、以下の通り。1=教育委員会、2=学校、3=教育センター等の教育機関.  4=保健所・保健センター、5=精神保健福祉センター、6=病院等医療機関  7=児童相談所、8=福祉事務所、9=民生・児童委員、10=警察署・11=少年サポートセンター.  12=少年警察ボランティア、13=少年鑑別所、14=保護司等、15=少年補導センター 注2)表中の○印は、問題行動等への対応に関する機関等を示している。 注3)表中の●印は、関係機関の中心的役割を担うと考えれるものである。. *19小林寿一(1986)「非行歴の回数別にみた非行少年の学校生活・友人関係」『科学警察研究所報  告(犯少年編)』第27巻1号,pp.75−84,科学警察研究所編.                   12.

(19) 第3章地域自立支援サポートチームモデルの実践 3.1 地域自立支援サポートチームモデル実践の目的と方法 3.1.1 地域自立支援サポートチームモデル実践の目的.  本研究では、問題行動生徒の自立支援という課題に対し、地域の教育的・社会的・ 福祉的・司法的な資源を活用して具体的にどのように実践するかに関して、学校心 理学のチーム援助理論等から、問題行動生徒への地域自立支援サポートチームモデ ルの構築を行った。  中谷(2004)*20は、「『学校と関係機関との行動連携に関する研究会』報告書」か ら「サポートチーム」に関して次のように述べている。. rサポートチーム」とは、問題行動等を起こしている個々の児童生徒に ついて、学校、教育委員会、警察、児童相談所等の関係機関、少年補導 員、保護司、民生・児童委員等の地域のボランティアが情報を共有し、 共通理解の下で、各関係機関等の権限に基づいて多様な対応を行うため に形成されるものである。.  近年、続発する少年問題とその対応として、ネットワークづくりとサポートチー ムの組織化が奨励され、様々な「連携」の必要性を強調する答申・通知が出されて いる(%b且e3.1参照)。.  文部科学省は平成14年度から「サポートチーム等地域支援システムづくり推進事 業」を事業化し、全国100ヵ所の指定地域において機能的かつ効果的なサポートチー ムの在り方等について実践的な研究を行った。  国立教育政策研究所生徒指導研究センターでは、各地域・関係機関等の具体的な 取組みついて幅広く情報を収集・分析・検討し、平成14年3月に調査研究報告書「問 題行動等への地域における支援システムについて」をまとめた。  これは、地域のネットワークを基盤としつつ、深刻な問題行動等に対して、機動 的にサポートチームを編成し行動するための地域支援システムの整備についての基 本的な考え方や留意点を示している。  さらに、文部科学省では、平成16年度から「問題行動等に対する地域における行 動連携推進事業」を開始し、サポートチームの取組みを拡充することに着手した。  また、「あそび・非行」型の不登校児童生徒や学校内外で深刻な問題行動を起こす 児童生徒に対応するため、学校内外での支援等を行う「自立支援教室」の取組みを 始めている*21。.  このような、文教政策においても強調されている、深刻な問題行動等を起こして いる児童生徒に対して、その解決及び社会的自立に向けて地域支援システムとして *20中谷 昇(2004)「『学校と関係機関との行動連携に関する研究会』報告書の概要とポイント」  r月刊生徒指導』8月号,学事出版,pp,10−15 *21森田 洋司(2005)「なぜいま『行動連携』なのか」『月刊生徒指導』8月号,学事出版,pp.6−9. 13.

(20) のサポートチーム援助モデルの構築を行い、サポートチーム援助を実施し、援助効 果の検証によって、モデルの有効性を明らかにすることが本研究の目的である。 Tab且e3.1. 「連携」の必要性を強調する答申・通知等 「連携」の必要性を強調する答申・通知等. 日 時 1993.4. 文部省通知「登校拒否問題への対応について」. 学校の指導の限界を超えると思われる場合には、速やかに相. 1993.4. 文部省通知rいじめ問題の解決のために当面. 学校の指導の限界を超えると思われる場合には、速やかに相. 1997.7. 第15期中央教育審議会1次答申文部省通知 いじめ・登校拒否の問題の解決に当たっては、…学校のみで. ・指導を行う専門の関係機関に協力を求めることも必要 ・指導を行う専門の関係機関に協力を求めることも必要. るべき方策等について」. 21世紀を展望した我が国の教育の在り方に. 決することに固執しない開かれた学校運営も大切・D. いて」. 1999.3. 児童生徒の問題行動等に関する調査研究協力. 会議報告r学校のr抱え込み」からr開か た連携へ」一問題行動への新たな対応」 1999.4. 文部省通知r児童生徒の問題行動への対応の めの校内体制の整備等について」. 連携の在り方が形骸化し、…実効性のあるものとなっていな. 面がある…。青少年の健全育成は、ひとり学校のみが担 ものではなく、多くの機関がその目的を一にして…。  ・学校の指導だけでは適切な対応が困難であると推量され ものについては、保護者の理解を求めつつ、関係機関に躊 なく相談し一. 1999.6. 1999.12. 中央教育審議会答申「新しい時代を炊く心を育. 学校での対応が著しく困難な場合には、ためらわずに関係機. るために一次世代を育てる心を失う危機一」. に相談し、適切な対応を求めるようにしていくべきである。. 文部省通知r児童生徒の問題行動等への対応 ための学校と関係機関との連携等について」. 総務庁長官から…学校と関係機関との連携、学校から保護 への情報提供等について一層の改善措置を講ずる必要があ 旨の指摘が・・. 2002.4. 少年の問題行動等に関する調査研究協力者会 報告「心と行動のネットワーク心のサイン 見逃すなr情報連携」から「行動連携」へ」. 単なるr情報連携」にとどまらず、「行動連携」が具体的に実. をあげるよう、…地域における「行動連携」のためのネッ ワークの形成と「サポートチームjの組織化を図る必要が る。. 2002.4. 文部省通知r少年の問題行動等への対応のた の総合的な取組みの推進について」. 2002.11. 文部省通知r出席停止制度の運用の在り方に. 2003.3. 国立教育政策研究所生徒指導研究センター報. いてj 書r問題行動等への地域における支援シス ム」. 2003.5. 文部省通知「学校と警察との連携の強化によ 非行防止対策の推進について」. 関係者のネットワークづくりを推進するとともに、問題行動 個々の状況に応じサポートチームを機能的に組織する。. サポートチームを組織し、適切な役割分担の下に児童生徒及 保護者への指導や援助を・・. サポートチームの定義一個々の状況に応じ、問題行動等の具 的な解決に向けて、学校、教育委員会、権限を有する関係 関、その他の関係団体等が連携して対応するチーム. 学校・教育委員会と地域の関係機関が連携して取り組むこと. 一層重要になり…中でも学校と警察との連携が極めて重 ・・. 2004.3. 不登校問題に関する調査研究協力者会議・中 まとめ. 地域の教育センターや適応指導教室が核となり、学校…警 、病院などと連携し、不登校児童生徒や保護者を支援する ットワーク・D. 2004.12. 犯罪対策閣僚会議「犯罪に強い社会の実現の めの行動計画」. 関係機関等とボランティアが少年サポートチームを形成し、 れぞれの専門的知見を生かして問題の解決に当たること・・. 2004.12. 青少年育成推進本部決定r青少年育成大綱」. 個々の少年の問題性に応じて関係機関等が支援のためのチー. 2005.3. 学校と関係機関等との行動連携に関する研究. 学校として関係機関等と組織的、継続的に連携していくこと. (サポートチーム)を形成する取組みの一層の推進や・・. まとめ「学校と関係機関等との行動連携を. 可能となるようなシステムを生徒指導体制に組み込んでい. 層推進するために」. 必要がある、…教職員一人一人が…関係機関等との連携 重要であるという認識を持った上で、…形式的になること く・9. 出典)嶋崎 政男(2003)「地域、関係機関との連携のために」『月刊生徒指導』6月号,学事出版,pp,16−17 一部加筆. 14.

(21) 3.1.2 地域自立支援サポートチーム実践モデル.  石隈(1999)の学校心理学におけるチーム援助理論*22,八並(2001,2003)の生 徒指導におけるSST(S∫躍6n’S叩po7’乃α〃1)やチームサポート理論及び実践研究*23,. 国立教育政策研究所生徒指導研究センター(2002)による地域支援システムモデル の研究、八並(2004)のチームサポート理論・実践に基づく地域支援ネットワーク モデルの研究*24のサポートチーム理論モデル、平成14年度「サポートチーム等地域 支援システムづくり推進事業」事例集*25に依拠しながら地域自立支援地域サポート チーム(Fig.3.1)を形成した。. (注)Co一コーディネーター. 自 治 会 会 長 地区社会福祉協議会会長. 地区少年相談員 地区青少年補導員. 福祉関係機関. 地域社会資源. 児 童 福 祉 司. ケースワーカー. 地区民生委員. 地区主任児童委員. 00. 員一員部  ラ 職セ職テ  ン  教ウ教 校幼校執. 教育関係機関. 警察関係機関. 中ス4P. 少年サポートセンター. ヲ 譜 窟. 交  番  署  長.  . Fig.3.1 地域自立支援サポートチーム 3.1.3 サポートチーム援助の方法. サポートチーム援助の実践期間は以下のとおりである。. ・2004年12月∼2005年3月末の4ヶ月間を第一次サポートチーム援助とする。 ●2005年4月∼8月までの4ヶ月間を第二次サポートチーム援助とする。  第一次サポートチーム援助における総括的評価の中から、新たな援助課題を明確 化し、それに沿って第二次サポートチーム援助を実施する**。          ・嘆践過程の.                                     ところで し *22石隈利紀(⑲99)、前掲書*16                              葛鮮繕お *23八並光俊(2001,2003),前掲書*17                           ために第二次.                                     チ ム ゆは *24八並光俊(2004),前掲書*13                              フォ。_アップ ・25文部科学省初等中等教育局児童生徒課                           が主になつ島. 15.

(22) 3.2 サポートチームの目的  問題行動等の多様化・深刻化といった状態の中,学校はこれまでの生徒指導体制 だけでは対応しきれない困難な問題を抱えるようになっており,地域の関係機関等 との幅広い連携が必要になっている。また,関係機関等の役割を尊重し合ったネッ トワークの場での情報と問題を共有化することや,さらに進んで,サポートチーム 等の問題解決型の協働した取り組み,行動連携が求められている。  すなわち、本稿でいうサポートチームは、社会(地域)全体で児童生徒を育てい く協働化を視点にした、地域社会の人的・社会的な資源を活用した組織的な援助活 動である。.  そして、心理教育的な面からだけでなく、.福祉的な面、法的な面、矯正や保護の 面など総合的な力を結集し問題解決を行い、それによって、当該生徒の心理的変容 のみならず、社会的自立の達成を図ることを最大の目的としている。. 3.3 サポートチームの展開過程  サポートチームが、学校を含めた地域社会で有効に機能するには、八並(2003− 2004)*26で示されたような〔アセスメント=⇒個別援助計画の作成⇒サポート チームの実践⇒サポートチームの評価〕というシステマティックな実践サイクル の定着が必要である(Fig.3.2参照)。.  すなわち、当該児童生徒の学習面、心理面、社会面、進路面、健康面の問題や家 庭・地域の環境要因のアセスメントを行い、アセスメントに基づいた個別のサポート チームによる援助計画を作成し、関係機関が連携ネットワークのなかでサポートチー ムを実践をする。そして一定期間の経過後サポートチームの実践評価を実施する。. 1,アセスメント. 曳撞,縦理解   2.個別援助計画 協働的なアクションブラン作成.         アセスメントシ トのをロ ア                ゆコ ピオシ トの ハ. 3.サポートチーム実践   サポ_トチ_ム会議の開催  生サポートチーム評価.        サホートチームデータベースの活用. Fig.3.2 サポートチームの展開過程. (1)アセスメント.   大阪心理出版発行の心理検査「教育相談のための綜合調査Σ」(以下Σ検査と   略記)の結果と生徒の学校や家庭生活の様子から、学習面、心理・社会面、進   路面、健康面の4つの領域に関して実施し、その結果をアセスメントシート*27   (Fig.3.3)に記入する。なお、このアセスメントシートは、1.アセスメント会 *26八並光俊(2001),前掲書*17. *27八並光俊(2004)「サポートチーム等地域支援システムとの連携」r学校教育相談の理論・実践  事例集』,1−12 第一法規.                  16.

(23) 議の基本情報 2.心理教育的査定 3.医学的査定 4.環境査定 5.連携情 報 6.補足情報 の6つの情報で構成されている。.           教育相談のための綜合調査Σ   大阪心理出版の標準化された心理検査である。非行・いじめ・不登校な  どの早期発見と生徒の個人的な理解を深めると同時に生徒の自己理解と自  己啓発を促すための教育相談,カウンセリングの手がかりとその方向をっ  かんでいこうとするものである。177の質問項目からなる。.        整理番号アセスメントシート        No.且234. 日時 所. 出席者. 校 内. 2005.12.L2  作成者. 中学校会議室    兵庫 一郎. 校外. 心理教育的査定. 学 習 面. 心 理 面 社 会 面 進 路 面 健 康 面. 医学的査定. 医療機関名. 受 診 状 況 の 概 要. 環境的査定. 学校環境 家庭環境 地域環境 医療機関名. 連 携 機 関 の コ メ ン ト. 担当者名. 連携情報 補足事項. 補 足 情 報 の 内 容. 補足情報 八並光俊(2004)『サポートチーム等地域支援システムとの連携』 第一法規. Fig.3.3 アセスメントシート 17.

(24) (2)間題の把握.  アセスメントの結果から、学習面、心理社会面、進路面、健康面の4領域から  何が問題であるかを分析し、援助課題を整理する。この4領域は重なり合いお  互いに影響を与え合っているが、あえて4領域に分けているのは、情報の整理   と援助の焦点を明確化するためである。4領域のそれぞれの内容は以下に示す   とおりである*28。.  1.学習面    学習の状況、子どもの得意な学習スタイル、学力や成績など。.  2.心理・社会面    子どもの情緒面やストレス対処スタイルなど(心理面)。友人、先生、保    護者などの人間関係(社会面)。**1  3.進路面    子どもの生き方・あり方:子どもが社会とどうかかわるか。**2.  4.健康面    主として身体的な健康:体力や健康状況など。**3 (3)援助目標の策定          ・.  援助課題から課題解決について討議し、目標を策定する。目標は原則として月  単位で立てる。 (4)個別援助計画の策定.  チームのメンバーそれぞれが援助目標に沿って、課題解決のための具体的な援  助計画を策定する。この際「いつ、誰が、どの場面で、どういう方法で援助す  るか」を具体的に計画し、個別援助計画シート(Fig.3.4、3.5)*29に記入する。. (5)サポートチーム援助の実施および形成的評価.  個別援助計画に沿ってサポートチーム援助を実施する。援助会議において、援  助記録のモニターをおこない、援助方法や内容について検討し、必要に応じて  軌道修正をおこなう。また、生徒の変容に関しても討議する。 (6)総括的評価および次期援助課題の明確化.  3月にサポートチーム援助の評価を行い、成果と問題点を明確化する。同時に、  生徒の学力、学校生活、家庭生活、および心理的変化の評価を実施し、それに  基づき、次期援助課題を明確化する。. *28石隈利紀・田村節子(2003)「『石隈・田村式援助シートによるチーム援助入門』 学校心理学・  実践編」,図書文化 *29八並光俊(20(叫),前掲書*27. 18. 料1心理面と 社会面は重な ることが多い ので、心理・社. 会面として・ つにまとめて いる。性格は心 理・社会面に関 係している。. 料2したがって 進路面では、子 どもの趣味、特 技、価値観.そ. して集団での 役割遂行など が颪要になる。. 榊3心の健康 はすべての領 域に関係する..

(25) 個別援助計画シート 第○回. 参加者. 整理番号 o.1234. 日時. 所.  2005.12,12. 中学校会議室. 作成者. 兵庫 一郎. 校外. 校内 (ふりがな). 代表者名. 所属機関. 教  育  関  係. 援助目標 援助領域. 援助者. 援助の具体的内容. 援助期間. 援助者. 援助の具体的内容. 援助期問. 援助者. 援助の具体的内容. 援助期間. 学習面 心理面. 社会面. 進路面 健康面 代表者名. 保健・医療関係. 所属機関. 援助目標. 援助事項. 代表者名. 福祉関係. 所属機関. 援助目標 援助事項. Fig.3.4 個別援助計画シート1. 19.

(26) 個別援助計画シート. 整理番号 o.1234. 日時. 所.  2005.12.12. 中学校会議室. 作成者. 兵庫 一郎. 代表者名. 警察関係. 所属機関. 援助目標 援助事項. 援助の具体的内容. 援助期間. 援助者. 援助の具体的内容. 援助期間. 援助者. 援助の具体的内容. 援助期間. 援助者. (ふりがな). 司法 ・矯正 ・保護関係. 代表者名. 所属機関. 援助目標 援助事項. 代表者名. 所属機関. その他. 援助目標 援助事項. 八並光俊(2004)rサポートチーム等地域支援システムとの連携』. Fig.3.5個別援助計画シート2. 20. 第一法規.

(27) 3.4 サポートチームの対象とチーム編成 3.4.1 対象生徒の選定.  B県内の公立大規模中学校A校の生徒である。小学校の後半より問題行動を繰り 返すようになり、警察に補導されることもあった。その過程で県警少年サポートセ ンターのサポート員や、児童相談所(児童福祉司)とのかかわりが始まった。  中学3年になり遊び型不登校状態が顕著になったとともに、校区外の問題行動生 徒ならびに、外部のいわゆる非合法集団とのかかわりが始まった。  中学校3年生という進路選択の時期にあるにもかかわらず家庭環境等、複雑な事情 を抱える中、他人との関係をうまく結べないAに、積極的にかかわる人間が多数必 要であり、また、同時に母親も含む家庭援助も必要であるいう判断から地域サポート. チームの編成に至った。さらに、A及び家庭に対しての援助活動をおこなっていく中 で、Aの弟Bに対しての援助の必要性(母からの依頼もあり)も感じ対象となった。. 3.4.2 サポートチーム編成.  サポートチーム構成員をTab且e3.2に示す。サポートチーム構成員のメンバー選定 に関しては、校長、青少年健全育成協議会会長、生徒指導主事、コーディネーター が中心となり選定を行ったが、原則的には地区の青少年健全育成協議会会員の中か ら選定した。選定の基準として、本サポートチームは. ●A及びBに対する心理教育的援助による問題行動の軽減・消失、進路達成及び  社会的自立 ●母親に対する包括的な援助ならびに社会的自立による家庭の安定化 を最終目標としているために、機動性・柔軟性を重視した以下の視点で選定した。 (1)チーム構成員選定基準. ●A及びBに対する非行の予防を視野においた観点から、少年法と児童福  祉法の守備範囲で援助ができる.. ●Aの進路達成に対して具体的な援助ができる。. ●その家庭に対してどのような支援が必要かという視点で、身近で生活し  ておりかつ実際に対応できる。. ●家庭環境の改善に繋がる母親の援助ができる。.  なお、児童福祉司及びケースワーカーは、地区の青少年健全育成協議会員ではな く、本地区担当者である。. 21.

(28) 肱b且e3.2 サポートチーム構成員. 関係機関 PTA 関 係. 地域機関. 公共関係機関. 性別. 青少年健全育成協議会長. 男. A中学校PTA副会長 A中学校PTA副会長. 男. 小学校PTA会長(A校) 小学校PTA会長(B校). 女. 自 治 連 合 会 長. 男. 地区社会福祉協議会長. 男. 地  区  自 治 会 長 少  年  相  談  員 青 少 年 補 導 委 員 青 少 年 補 導 委 員. A中学校PTA会長も兼ねている。. A及び弟の出身小学校. 男. 男. 男 男. 女. 地  区  民  生  委  員. 男. 地  区  民  生 委  員. 女. 主  任  児  童  委  員. 男. 主 任 児 童 委 員. 女. 交   番   署   長 児  童  福  祉  司. 男. ケ ー ス ワ ー カ ー. 男. A 中 学 校 校  長 A 中 学  校 教  頭. 男. A中学校生徒指導主任 A小学校生徒指導主任. 備  考. 女. 男. 男. 男. 男女. 学校関係. 機 関 名 及 び 職 名.  中 学  校 担  任. A及び弟の出身小学校 の担任. A 中 学  校 担  任. 男. 弟の担任. A 中 学 校 学年 主 任. 男. 第3学年. A 中 学校学年 主任. 男. 第1学年. A中学校スクールカウンセラー. 男. A中学校及びA小学校に勤務. 3.5 サポートチームの経過 3.5.1 当該生徒のアセスメント. ターゲット生徒の、アセスメント情報を以下に示す。 (1)対象生徒のプロフィール. 1)Aのプロフィール 1.小学校.  X市立C小学校入学。低学年時においては目立った問題行動はないが、高 学年からのいじめを頻繁に受けていた..  小学校1年生時に担任から体罰を受け、それが大きな問題になり、保護者が.                22.

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参照

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