第3学年
算数科学習指導案
指導者 1組 2組 1 単元名 1けたをかけるかけ算の筆算 2 指導観 ○ 子どもたちは、これまでに第2学年で乗法の意味と九九、第3学年で10のかけ算、0のかけ 算、(何十・何百)×(1位数)の計算を学習してきている。本単元では、(2、3位数)×(1 位数)の計算を既習の十進位取り記数法や乗法九九などの考えを使って、子どもが自らその計算 の仕方を考え、筆算でできるようにすることをねらいとしている。また、子どもが筆算の計算の 仕方を見つけ出していく過程を大切にし、既習の加法減法の筆算と同様に大きな数を計算する場 合は、位ごとに結果をかきとめていき、数を処理していけば答えを求めることができるという筆 算のよさを味わわせることも本単元のねらいである。さらに、被乗数が2、3位数の筆算は、被 乗数を何十と何に分け、既習の何十をかける計算と1位数をかける計算の考えに基づいて、乗法 の分配法則を用いて考える。この考えは2位数をかける筆算へと発展する。 2 年 3 年 ○ 乗法については、第2学年で乗法九九を知り、(1位数)×(1位数)ができるようになって いる。また、1学期に学習した0のかけ算についてはほとんどの子どもが理解できている。しか し、繰り上がりによる十進位取り記数法や何十・何百を十や百のまとまりがいくつあるかという 見方が定着していないため、(何十・何百)×(1位数)の計算の位を間違えて答える子どもが 14%いる。また、1学期の「九九の表とかけ算」で学習した繰り上がりのない(2位数)×(1 位数)の計算に関しては、正答率55%であったが、本単元で学習する際に必要となる「位ごと にかけてたす」考えの子どもは、28%のみであった。このことは、既習の九九を使ってかけら れる数の(2位数)を十の位と一の位に分配する考え方が十分に身についていなかったためであ ると考えられる。 本学年の子どもたちは、算数の学習に対して80%が好きと答えている。その理由として、「正 解するとうれしい」「絵や言葉で考えるのが楽しい」と答えている。絵や言葉で考えながら正答 することを通して「できた」「分かった」という喜びや充実感、満足感が実感できたためである と考えられる。しかし、計算はできるが自分の考えをつくって説明したり、自分の考えと比較し て聞いたりすることができていないと感じる子どもが10%いる。このことから、自分が考えた 事を絵や図をもとに順序よく説明したり、互いの考えのちがいのよさを認め合ったりする話し合 いを充実させる必要がある。 整数の乗法 ●九九の表の構成と考察、乗法の交換法則 整数の乗法 ●かけ算の意味 整数の乗法 ●乗法の増減と積の変化、10,0のかけ算 12×4の12を10と2に分けて計算する 整数の乗法 ●(2,3位数)×(1位数)の筆算、暗算 整数の乗法 ●(2位数)×(2位数)の筆算 ●(3位数)×(2位数)の筆算 整数の表し方 ●10倍、100倍した数、10でわった 数 整数の除法 ●わり算の意味、九九1回適用の除法○ 本単元の指導にあたっては、具体物・図・式などを用いて、(2位数、3位数)×(1位数) の筆算の仕方を考え、説明し合う活動を通して、既習の内容を基にしながら数学的に表現する能 力を育てていきたい。そのために、レディネスをそろえていく。(何十・何百)×(1位数)や 繰り上がりのない(2位数)×(1位数)の計算の定着が図れていない子どもに対しては、朝の 学習等を活用して補充指導を行う。また、自分の考えを進んで絵や図、言葉でノートに表現する ことが苦手な子どもには、分かりやすく表現できている子どものノートを学習モデルとして提示 し、ノートのまとめ方についての理解を深めるようにする。 つかむ段階では、子どもたちに興味をもたせるために買い物場面を設定し、本単元で学習する 被乗数の代表的な数値を示し、単元全体を見通すことができるよう単元設定を行う。 さぐる段階では、「九九の表とかけ算」で学習した繰り上がりのない(2位数)×(1位数) の計算の考え方を生かして筆算の仕方を見つけさせるようにする。その際、位をべつべつにして 計算することや繰り上がりをすることなどの筆算の過程をお金や計算棒の操作や絵・図・言葉を 使って自分なりに考えさせ、説明させる。自分の考えがもてない子どもには、既習事項の流れ図 を参照させたり、お金をかきいれたヒントカードを提示したりすることで筆算の仕方を確かめさ せる。このことで、被乗数を何十と何に分け、既習の何十をかける計算と1位数をかける計算を すればできることに気づかせていきたい。(3位数)×(1位数)の筆算の仕方を考える学習で は、被乗数が2位数の学習での考えと学び方の積み上げを生かして、自ら進んで課題解決にあた る楽しさと充実感を味わわせるようにしたい。 いかす段階では、穴あき計算などのゲームを取り入れることや発展問題に取り組ませることに より、計算の習熟を図る。 3 単元の目標 ○(2、3位数)×(1位数)の計算方法を考え、進んで筆算で処理しようとしたり、暗算のよ さに気づいたりする。 ○(2、3位数)×(1位数)の計算の仕方を数の仕組みや計算のきまりをもとに、考えること ができる。 ○(2、3位数)×(1位数)の計算を考え筆算や暗算でできる。 ○(2、3位数)×(1位数)の計算の仕方を理解している。 4 単元の評価規準 観点 ア 関心・意欲・態度 イ 数学的な考え方 ウ 表現・処理 エ 知識・理解 ①(2位数)×(1位 ①(2位数)×(1位 ①(2位数)×(1位 ①(2位数)×(1位 数)の計算の仕方を具 数)の計算を九九と(何 数)の筆算で位を考え 数)の筆算について、 評 体物の操作を通して考 十)×(1位数)の計 ることができ、適切に 計算の仕方を理解して えようとする。 算を基にして考えるこ 用いることができる。 いる。 ②(3位数)×(1位 とができる。 ②(3位数)×(1位 ②(3位数)×(1位 価 数)の計算の仕方を具 ②(3位数)×(1位 数)の計算が位を考え 数)の筆算について、 体物の操作を通して考 数)の計算を既習の計 て筆算できる。 計算の仕方を理解して えようとする。 算を基にして考えるこ ③(2位数)×(1位 いる。 規 ③(2位数)×(1位 とができる。 数)の計算を位を考え ③(2位数)×(1位 数)の計算を進んで暗 ③(2位数)×(1位 て暗算できる。 数)の計算について、 算で行おうとする。 数)の計算の暗算の仕 暗算の仕方を理解して 準 方 を 考 え る こ と で き いる。 る。 評価方法: 行動観察、ノート、自己評価、発言
5 単元指導計画 (全9時間) 配時 第1時 第2時(公開授業1組) 第3時 第4時 第5時(公開授業2組) ね (2位数)×(1位数)の計算で繰り 一の位に繰り上がりが1回ある場合の (2位数)×(1位数)で十の位に繰 (2位数)×(1位数)で2回繰り上 (2位数)×(1位数)の筆算の仕方 ら 上がりのない場合の筆算の仕方を考え 筆算の仕方を考えることができる。 り上がりが1回ある場合の筆算の仕方 がりがある場合の筆算ができる。 をもとにして、(3位数)×(1位数) い ることができる。 を考えることができる。 の筆算の仕方を考えることができる。 1 本時めあてをつかむ。 1 本時めあてをつかむ。 1 本時めあてをつかむ。 1 本時めあてをつかむ。 1 本時めあてをつかむ。 1箱12本入りの鉛筆があります。 1こ24円のチョコレートを3こ買 1こ32円のグミを4こ買います。 1こ43円のガムを6こ買いまし 1本137円のジュースを2本買い 4箱では鉛筆は全部で何本ですか。 います。代金は何円でしょう。 代金は何円でしょう。 た。代金は何円でしょう。 ました。代金は何円でしょう。 ○見通しを交流し、めあてをつかむ。 ○見通しを交流し、めあてをつかむ。 ○見通しを交流し、めあてをつかむ。 ○見通しを交流し、めあてをつかむ。 ○見通しを交流し、めあてをつかむ。 ◇乗法の筆算の仕方を考えさせるため ◇一の位に繰り上がりがあることを気 ◇十の位に繰り上がりがあることを気 ◇繰り上がりが2回あることを気づか ◇位をべつべつにして計算したことを に、既習の(2位数)×(1位数) づかせるために、前時の学習を確認 づかせるために、前時の学習を確認 せるために、前時の学習を確認する。 確認するために、前時までの学習を の計算の仕方を提示する。 する。 する。 めあて ふり返る。 めあて めあて めあて くり上がりが2回ある筆算の仕 めあて 2けた×1けたの筆算の仕方を 一の位にくり上がりがある筆算の仕 十の位にくり上がる筆算の仕方 方を図や言葉でせつ明しよう。 (3けた)×(1けた)の筆算 考えよう。 方を図や言葉を使って考えよう。 を考えよう。 の仕方を考えて、説明しよう。 学 2 筆算の仕方について考える。 2 筆算の仕方について考える。 2 筆算の仕方について考える。 2 筆算の仕方について考える。 2 筆算の仕方について考える。 ◇被乗数を十の位と一の位に分けて計 算すればよいことに気づかせるため に既習の12×4の考え方の掲示物 習 を提示する。 活 動 3 交流する。 3 交流する。 3 交流する。 (1)3~4人グループで各自の考え 3 交流する。 3 交流する。 (1)3~4人グループで各自の考え (1)3~4人グループで各自の考え 方を交流する。 (1)グループで各自の考え方を交流 方を交流する。 方を交流する。 (2)全体交流する。 する。 (2)全体交流する。 (2)全体交流する。 (2)全体交流する。 4 まとめる。 4 まとめる。 4 まとめる。 (1)適用題を解かせ、本時のまとめ (1)適用題を解かせ、本時のまとめ4 まとめる。 4 まとめる。 (1)適用題を解かせ、本時のまとめ をする。 をする。 (1)適用題を解かせ、本時のまとめ (1)適用題を解かせ、本時のまとめ をする。 まとめ まとめ をする。 をする。 まとめ 答えの所に百の位にくり上げた 一の位から計算し、くり上げた まとめ まとめ 十の位にくり上げた数をかき、 数をわすれずに書けばよい。 数をわすれずに書いて計算すれ (3けた)×(1けた)の筆算 かけられる数を十の位と一の位 十の位の答えとたせばよい。 ば、2回くり上がりのある筆算 も、2けたと同じようにできる。 に分けてかけ算し、その答えを (2)練習問題をする。 もできる。 たすとよい。 (2)練習問題をする。 (2)練習問題をする。 (2)練習問題をする。 (2)練習問題をする。 ●お金の図 ①①①① ①①①① ①①①① ①① 7 2 1円が10こだから十 の位に1くり上がるん だね。 ●やじるし筆算 1② 2 ① × 4 4 8 ①一の位にかける。 四二が 8 ②十の位にかける。 四一が 4 ●お金の図 ①① ①① ①① ①① 1円が8こ で10円が 4こで40 円、合わせ て48円。 ●やじるし筆算 2② 4 ① × 3 1 7 2 ●やじるし筆算 3② 2 ① × 4 1 2 8 ●やじるし筆算 4② 3 ① × 6 1 2 5 8 ●やじるし筆算 1③ 3② 7 ① × 2 1 2 7 4 ●お金の図 ①① ①① ①① ①① ①①①① ①①①① 1 2 8 ●お金の図 ①①① × 6 ①①①① ①①①① 2 5 8 ●お金の図 ①①①① ①①① × 2 ①①①① 2 7 4
配時 第6時 第7時 第8時 第9時 ね 十の位及び百の位に繰り上がりがある (2位数)×(1位数)の暗算の仕方 (2位数、3位数)×(1位数)の筆算の理解 ルーレットゲームを進んで取り組むことができる。 ら (3位数)×(1位数)の筆算の仕方 を理解することができる。 を深め、計算の習熟を図る。 答えの見当づけや計算に習熟する。 い を考え、計算することができる。 1 本時めあてをつかむ。 1 本時めあてをつかむ。 1 本時めあてをつかむ。 1 本時めあてをつかむ。 1箱145円のクッキーを3箱買い 1本23円のあめを4本買いました。 ◇練習問題を提示し、学習した内容のふり返り ◇学習した内容のふり返りをさせ、本時学習の内容を見通させる。 ました。代金は何円でしょう。 代金は何円でしょう。 をさせ、本時学習の内容を見通させる。 めあて ○見通しを交流し、めあてをつかむ。 ○見通しを交流し、めあてをつかむ。 めあて ルーレットゲームにチャレンジしよう。 ◇繰り上がりが2回あることを気づか ◇位をべつべつにして計算したことを かけ算の筆算の学習のふり返りをしよ せるために、前時の学習を確認する。 確認するために、前時までの学習を う。 ふり返る。 2 練習問題を解く。 めあて 2 練習問題を解く。 くり上がりが2回ある3けたの めあて 筆算の仕方を考えよう。 2けた×1けたの暗算の仕方を 考えよう。 学 2 筆算の仕方について考える。 ◇答えの見当をつけさせ、それよりい くつ大きくなるか考えさせる。 2 暗算の仕方について考える。 習 活 3 交流する。 動 (1)グループで各自の考え方を交流 する。 (2)全体交流する。 4 まとめる。 3 交流する。 (1)グループで各自の考え方を交流 する。 ◇3~4人のグループで話し合わせる。 (2)全体交流する。 4 まとめる。 (1)適用題を解かせ、本時のまとめ をする。 (1)適用題を解かせ、本時のまとめ まとめ をする。 暗算をす るときは 大きい 位か まとめ ら、計算するとよい。 2回くり上がりがあるときも、 位やくり上がりに気をつけてか (2)練習問題をする。 け算をすればよい。 ◇適用題を準備し、必要に応じて学習の補充が ◇見当をつけながら暗算するように働きかける。 できるようにする。 ◇暗算が十分でない子どもには、暗算の手順を確認するために学 (2)練習問題をする。 習の流れ図でふりかえらせる。 ① 十 の 位 を か け る 。 四 二 が 8 で 8 0 ② 一 の 位 を か け る 。 四 三 1 2 あ わ せ て 9 2 ●やじるし筆算 1③ 4② 5 ① × 3 1 1 4 3 5 ●お金の図 ①①①①① × 3 ①①①①① 4 3 5
6 本時の学習 【 公開授業 第3学年1組 第2時 】 (1)本時の目標 ○ 一の位に繰り上がりが1回ある場合の(2位数)×(1位数)の筆算の仕方を考えることが できる。 (2)本時指導の考え 子どもたちは、事前に繰り上がりがない場合の計算の仕方を分配法則、お金の模型操作を通 して見つけるとともに、その筆算の仕方を学習している。つかむ段階では、前時の筆算と比較 して一の位に繰り上がりが一回あることを確認する。さぐる段階においてお金や計算棒、式と 言葉などを使って計算の仕方を考えさせる。交流の段階においては、繰り上がった数をどうし たかを話し合わせれば、十の位に一繰り上げればよいことに気づき、繰り上がりが1回ある場 合の(2位数)×(1位数)の筆算の仕方を理解できるであろう。 (3)準備 ・教師・・既習学習の流れ図、学習問題、ホワイトボード、ペン ・児童・・定規、赤ペン、青ペン (4)展開 段階 学 習 活 動 と 内 容 1 これまでの学習を振り返り、本時のめあてをつかむ。 【前時の筆算】 つ (1)前時までの学習活動を振り返り、課題をつかむ。 1こ24円のチョコレートを3こ買います。 か 代金は何円でしょう。 ◇ 一の位に繰り上がりがあることに気づかせるために、 む 12×4の問題を提示する。 ◇ 前時との違いや共通点を比較するために、流れ図を掲示する。 比 較する ・ 2 4 見 × 3 通 (2)解決への見通しについて話し合う。 す めあて 一の位に繰り上がりがある筆算の仕方を図や言葉を使って考えよう。 2 見通しをもとに、24×3の求め方をお金や計算棒、式と言葉などを使って、自分なりに 考える。 さ ぐ る 位をべつべつにして考 えよう。 答えは90より 小さいよ。 1 2 × 4 8 4 0 4 8 答えは60をこ えそうだね。 ぼくは、お金を使ってし ます。
①①①①
①①①①
①①①①
①①
7
2
2 4
×
3
1
2
6 0
7
2
言葉の説明 ①一の位にかける。 三四 12 十の位に1くり上げる。 ②十の位にかける。 二三が 6 くり上げた1とで 1+6=7 今日は4×3をしたら繰り上がって しまうよ。どうすればいいのかな?◇ 自分の考えがもてない子どもには、お金の絵図のヒントカードなどを与え、自力解決できるように促 す。 3 発表し合い、筆算の仕方を話し合う。 (1)発表をし、共通するところを話し合う。 交 ◇ 最初に3~4人で発表させ、その後全体交流をする。 ◇ 自分の考えを図や言葉と式を結びつけて説明するように助言する。 ◇ 自分との共通点や相違点、友達の考えのよさを考えながら聞くように、交流のポイント「どのように 流 繰り上げを計算したか」を提示する。 ◇ 考え方が分かるように、「一の位を計算する」、「十の位へ1くり上げる」、「十の位を計算する」という キーワードを黒板に貼付する。 す る (2)筆算の仕方を話し合う。 ◇ 補助数字の書く位置を考えさせながら、 筆算の書き方を確認する。 ◇ 図と対応させながら計算の手順を確認 する。 4 本時のまとめをする。 (1)適用問題を行い、一の位に繰り上がりが1回ある ま (2位数)×(1位数)の筆算の仕方をまとめる。 ◇ 一の位に繰り上がりのある筆算の仕方を定着をさせるために、計算 の順序を一緒に唱えながら筆算を行い、まとめる。 と まとめ 十の位にくり上げた数をかき、十の位の答えとたせばよい。 め (2)チャレンジ問題をする。 ◇ (2位数)×(1位数)の筆算の問題を 用意し、達成感をもたせる。 る
7
2
一の位の繰り上がりを十の位に繰り上げている。 2② 4① ①一の位にかける。 三四 12 十の位に1くり上げる。 × 3 ②十の位にかける。 1 二三が 6 7 2 くり上げた1とで1+6=714
×
5
2 7 0 (2位数)×(1位数)の計算で一の位に繰り 上がりがある筆算ができる。(観察・ノート)2 4
×
3
1 2 ・ ・ ・
4 × 3
6 0 ・ ・ ・ 2 0 × 3
7 2
わたしは、計算棒で筆算の仕 方を説明しよう。位ごとにべ つべつに計算したことと、繰 り上がりの1を十の位の答え とたしたことを言おう。 一の位から計算する。 十の位へ1繰り上げる。 十の位を計算する。6 本時の学習 【 公開授業 第3学年2組 第5時 】 (1)本時の目標 ○(2位数)×(1位数)の筆算の仕方をもとにして、(3位数)×(1位数)の筆算の仕方を考える ことができる。 (2)本時指導の考え 子どもたちは、事前に(2位数)×(1位数)の筆算の仕方を学習している。そこで、つかむ段階 で既習学習との違いに気づかせ、被乗数に百の位が加わったことを確認する。さぐる段階では、計算 の手順を図や言葉で考えさせる。交流する段階では、どのような手順で計算しているかを話し合わせ れば、(2位数)×(1位数)と同じ手順であることに気づき、(3位数)×(1位数)の筆算の仕方 を見つけることができるであろう。 (3)準備 ・教師・・既習学習の掲示物、学習問題、お金図、計算棒図、チャレンジ問題 ・児童・・定規、赤ペン、青ペン (4)展開 段階 学 習 活 動 と 内 容 1 これまでの学習を振り返り、本時のめあてをつかむ。 つ (1)前時までの学習活動を振り返り、課題をつかむ。 1本137円のジュースを2本買いました。代金は何円でしょう。 か ◇ 既習の(2位数)×(1位数)の問題を解き、位をそろえて書くことを確認する。その後、 (3位数)×(1位数)の問題を提示し、(3位数)×(1位数)の筆算の仕方を考え、説明す む るという本時課題をつかませる。 ◇ 前時までの図や言葉との違いや共通点を比較できるようにするために、既習学習の掲示物を ・ 掲示しておく。 見 通 め あ て す (3けた)×(1けた)の筆算の仕方を考えて、説明しよう。 (2)解決への見通しについて話し合う。 答えの見積もり 方法 解決の手順 ・200より大きい ・計算棒 ①図をかく・やってみる ・300より小さい ・お金 ②筆算 ③言葉の説明 ◇ 答えの見積もりや筆算の仕方を説明する方法、解決の手順について見通しをもたせる。 2 見通しをもとに、137×2の筆算の仕方を図や言葉を使って自分なりに考える。 さ ぐ る 言葉の説明① 137 ①一の位にかける。 × 2 二七 14 274 十の位に1くり上 げる。 ②十の位にかける。 二三が 6 くり上げた1とで 1+6= 7 ③百の位にかける。 二一が 2 2けたの筆算と同じよう に、一の位、十の位、百の位 に分けて、順番に計算すると よさそう。 今日は、かけられ る数が3けたになっ ているぞ。 お金 × 2 ①①①① 2 7 4 ① ① ① ① ① ① ① 言葉
◇ 机間指導を行い、自分の考えが書けない子どもには、お金の図が書き込まれたヒントカード を渡す。また、掲示物やノート、ヒントカードで、(2位数)×(1位数)の筆算の仕方を確認 し、一の位から計算していくように助言する。 ◇ 1つの方法で説明を考えた子どもには、他の方法でも説明を考えたり、自分の言葉でまとめ を考えたりするように助言する。 3 137×2の筆算の仕方を説明し合い、筆算の手順を確認する。 交 流 ◇ 自分の考えを図と言葉を結びつけて説明するように助言する。 す ◇ 筆算のポイントとなる言葉(「位をそろえて書く」「一の位から」「繰り上がり」「2桁と同じ」 補助数字を書くことなど)は復唱し、板書に残す。 ◇ 共通点から、(3位数)×(1位数)の筆算の仕方の手順に目を向けさせる る 「位をそろえて書く」「一の位から計算する」「次の位へ繰り上げる(補助数字を書く)」 ◇ 計算の仕方を復唱しながら、ひき算の筆算の書き方を確認 する。 「二七14、1くり上げる。二三が6、くり上げた1とで7。二一が2。答え274。」 4 本時のまとめをする。 ま (1)適用問題を行い、(3位数)×(1位数)の筆算の仕方をまとめる。 ◇ かけられる数が(3位数)の筆算の仕方の定着を図るために、 計算の順序を一緒に唱えながら筆算を行い、まとめる。 と ま と め (3けた)×(1けた)の筆算も、2けたと同じようにできる。 め (2)チャレンジ問題をする。 る ◇ (3位数)×(1位数)の筆算の 問題を用意し、達成感を味わわせる。 私はお金で考えました。まず、一の位か ら計算します。二七14で14になりま す。十の位に1くり上がるので・・・ ぼくは計算棒で考えました。ま ず、一の位から計算します。一の 位は7が2なので14、十の位は 3が2なので6・・・ 一の位から繰り上がりをしながら計算をしている。 計算棒 × 2 2 7 4 言葉の説明② 137 × 2 14…7×2=14 60…30×2=60 200…100×2=200 274 (3位数)×(1位数)の計算で、一の位に繰 り上がりがある筆算ができる。(観察・ノート) 106 × 7 742 ●やじるし筆算 1③ 3② 7① × 2 1 2 7 4 私はまずお金で考えて、筆算 の仕方を説明しよう。分かり やすいように順番を表す言葉 を使おう。 一の位から順に計算する。 次の位へ繰り上げる。