M 塞MOm60F
S▲
」
Ml IN働TITVT 皿 oe T囚C区NOLOGYVo1
.
22,
No.
1,
1988(
資料
)
フ
ラ
ン ス刑 事 手
続
法
の
歴 史
上
野
芳
久
L
/His
七〇ire
du
Droit
de
Proc6dure
P6nale
Frangaise
Yoshihisa
UENO
Pour bien comprendre le droit p6nal, il faut aussi
6tudier
且e droit de proc6dure p6nale qui consti・
tute undes
deux
colonnes supportantle
droit
p6nal au sens large.
L
’histoiredu
premier a6t6
d6ja
trait6e dans mon article pr6c6dent , celledu
second sera examin6edans
Ie
present article.
Il
va sansdire
quela
forme
de
table chronologique , les abreviations sont m 色me quedans
1
’
articlepr6c色dent ; seul est
diff6rent
le r6gimede
chaque6peque
6critdans
le carr6 pour aider ti mieux com−
prendre
.
1
.
は じ め に 本 稿は, 昨年 度の拙稿 「(資 料 )フ ラ ン ス刑 法 改 正の歴 史 」 (1)の続 編で あ る。 前稿で は,
刑法の改正の進 展を た どるこ とに よっ て フ ラン ス 刑事法の理解を深め るこ と を 目的 とした が, 本稿で は, 刑 事 手 続 法の歴史を振 り返 るこ と を第一
目標 とする。 い う まで もな く刑 事 法は,
刑 法 とい う 「実 体 法 」 と刑 事 訴 訟 法 とい う 「手 続法 」とを二本の柱として い るが,
前 者に つ いて は 前 稿で一
応の検 討 を終え たの で, 本 稿では後
者 を検討 し,
もっ て フ ラ ン ス 刑 事法の 理解 とい う屋 根を支える 二本の柱を完 成 し よ うと い うわけで ある。 し た がっ て , 年 表の 形 式をとり,
最 後に文 献 欄 を 設 け るこ とをは じめ とし て, 記 載方法, 作成上 生じ た問題点の処 理方法, その 他の約 束 事は, 原 則として すべ て前 稿 と 同 じこ と と し,
その説 明は前 稿に譲 る。 前稿とや や 異 なるの は, 本 稿で は各 時 代の政 体・
政 府 を と くに 実 線枠 (最 近の 司法 大臣は破線 枠)で 囲っ て 明確に し た こ とで ある。
これは,
刑事訴訟 法・
刑事裁 判 組 織 とい う もの が, 時の政府の考え方 (政 治 )に よっ てと くに大 きく影 響を受ける法・
制 度であるこ とに よ る。 な お,
内 容か ら みた 本 稿の射 程 距離に つ い て は , 刑 事訴 訟 法を中心に しつ つ も, 行 刑法, 少 年 法に ま で及ぶ予 定で ある。 なぜな ら, 後二 者 も 広い 意 味で は刑 事 手 続 法と捉え るこ と ができ る し, 本 稿に は前稿 (とくに刑 罰 ・行 刑 関 係 の箇 所 )の補 充 とい う第二 目標もある か ら である (2
)。以上の趣 旨を よ く汲ん で い ただき, 前 稿と付き合わ せ て (3)本 稿を利用 し てい た だければ幸いで ある
。
[注〕 (1) (2
) (3) 相 模工 業 大 学紀要 21 巻1
号 55 頁 以 下 (1987
年3
月 )。 な お, は じめ に お 断 りし て お くが, 刑 法に関 する事項をすべ て記入 し ない こ とにす ると, か えっ て刑事法の 流 れ がつ か みに く くなるので, 多少 前 稿と重 複するとこ ろが 出て くる。
多 くの場合,
前 稿で取り上 げ た もの と 同 じ法 律で も, 実体法の側 面で はな く, 手 続 法の側面に着 目 してあ ら た な解 説・
文 献 を 付して ある。 その 場 合に は, 前稿と付き合わ せ て は じ め てその法律の立体的 な 理解が 可能 となる。 * 教 養 課 程 講 師 昭 和 62 年 12 月1
日 受付一
79一
相 模工業大学 紀 要 第 22 巻 第
1
号2.
本 文 第一
部フラン ス革命 から第二次大戦まで 1789
。
5.
5620
7.
148.
17
8.
2610.
8
1790.
4.
30 三 部 会 の招 集 (う6
.
20) 国民議 会(制憲議 会 ) の成 立 を 宣 言 (球 技 場の誓い) (→1791,10
) 11.
271791.
7.
19
9.
3 9.
16
9.
259
.
29
バ ス チー
ユ 襲撃 (フ ラ ン ス 革命) 憲 法委員 会の名に おいて, ペ ル ガス (Bergasse)が, 最初の 司 法 制 度 改 革の草案を報 告 (陪 審 制の主張) (一
・17SO,
4.
30)(梅田 ・心証 96 頁 , 中村・
変遷628
頁, 澤登・
不 可 分 154 頁) 「人お よ び市民の 権 利の 宣 言 」 (桜 木 ・253 頁,
岩 井 (1)81 頁) 旧刑事手 続 改革に関 す る 10 月 8 日・9
日〜
ll 月3
日のデク レ (岩 井 (1)82
頁, 中 村・
変遷626
頁 〉 ・1670 年刑 事王令の 踏 襲 。 し か し, 初め て裁判公 開, 弁護人 選任を承 認。 (澤登・
デク レ212
頁) ・ 王令の最 も 危 険 な弊害 を 取 り除 く ため の応 急措置 として制 定 され た。 (梅田・
心 証 96 頁) 議 会,
刑 事に関し ての み陪審を設 置 するこ とを 可 決→ その法 案 作 成を憲 法刑事 法合同委員 会に委任 (その報 告→ 11.
27
) (梅田・
心証 97 頁 ) デ=
ポー
ル (Duport
),
制 憲 議会で刑事手 続に つ き報 告 (→ 1791.
9.
16) (全 訳→ 澤 登・
デ=
ポー
ル)・
陪 審 制の 採 用→ 口頭 弁論主 義=
自 由心 証主義の提 案 (梅田・
心 証97
頁) (澤登・
デク レ212
頁)7
月19
日〜22
日法律 (岩 井 (1
)85
頁 ) (→9・
29) 初の成文 憲法 (立憲君 主制 憲法) (山口。
概 説上52
頁 )・
陪 審制の採用 (森 下・
陪 審上86
頁)(→9.
16
) 治 安 警察・
刑 事司法お よび陪 審 員の設 置に関 する 9 月 16 日〜
29 日 デク レ (→ 29 日 国 王裁 可 (梅田・
心証122
頁, 岩井 (1
)81
頁, 澤 登・
調 和117
頁 ) (全 訳= 澤 登・
デク レ 213 頁 以 下 ) ・ 旧 刑 事手続に関 する それま で の改革 を 吸収。
再 編 成しつ つ 糾問 手続を完 全に廃止 した。
・ イギリス刑 事 手 続 法に な らい, 公 衆 訴追一
陪審裁判を骨子 と し, そ れ に応じ て 口頭 弁 論 主義= 自由 心証主義に基づ く一
貫 した刑 訴 手続を創 造 し た。 (同 上 212 頁, 澤登・
公 衆 訴追 119 頁 ) ・起 訴 陪審と審理 陪 審とを同 時に設 置。 (森 下 。陪 審 上86
頁, 中村・
変 遷63G
頁 ) (→1808.
11.
17
)・突 如 , 自 由心 証主 義が採 用され, 法定 証 拠 主 義は廃止 され て し ま っ た。 そ れ以 後, フラ ン ス で は
一
貫して 自由 心 証主 義が 採 られてい る。
(梅 田・
心証 40 頁) (な お 中村・
変遷 642 頁 ) 刑法 典 (1791 年 刑法 典)成立 (桜 木263
頁 )9
月29
日〜
10 月6
日法 律 (いわゆる 1791 年法典) (澤登等・
フ犯 罪47頁, 水谷・
展開(1)153頁)・
制 憲 議会 は, 領主裁 判 権 廃止, 刑事 法 廷 公 開, 弁 護人の立合,
重い 犯罪の裁 判へ の陪 審 制 度の 導 入 の 改 革を行い, その 聞に新 し い行 政 組 織・
司法 組織を定め た。 こ の 司 法 組 織 と刑 事 手 続 組 な ど 織 を ま とめ た のが 1791 年法典。一
・ 小 郡 ((vanton )→ 選 挙 され たi
台安 判事 を置く (司 法 警察の職 務 )。 違 警 罪は市町村裁 判 所 (tribunal municipal )。軽 罪は軽 罪 警 察 裁判 所 (tribunal
de
pQlice correctionnelle )で, 12 名の 陪 審 員が罪 責を判 断する。
一 ・
郡 (district
) → 裁 判 所判 事が陪 審を 指 導 する。一 ・
県 (department
)→
重 罪 裁 判 所 (tribunal criminel )を 置 く。
裁 判 長 1 名, 判 事3
名・ 陪 審 員12 名か ら なる。フ ランス 刑 事 手 続 法の 歴史 (上 野芳久)
10
月 1792.
8。
178.
10 9.
211793.1
月5 .
13
6 月 1794.
6.
10 7.
271795.
8.
22
10 月10.
25
1799.
11.
9
1800
12
月12。
13
1801.
1.
27
立 法議会瞬
・一
・792・8・
1
・・.
1 古 法 上の 再審 制 度を廃止する法律 (→
1793・
5・
13) (斎 藤 13 頁, 内田・
研 究 467 頁 注(3>) 議 会, ル イ 16 世の王権 停 止 (八 月 十日事 件 ) (→1793.1
月 ) 国 民 公 会1
開 会一 王政 廃 止 ・一 第一
共 和政 成 立 、 (.1795.
・・、 「 ル イ16
世の処 刑 再 審を認め る デ ク 1/ (→ 1808.
11.
17) (斎 藤 14 頁) パ リ市 民の蜂 起 を 背 景に ジ ャ コ バ ソ派の独 裁は じ まる 〔恐 怖 政 治 (Terreur )〕 (→ 1794.
7.
27) 革 命 暦 2 年 草月 22 日のデク レ (岩 井 (1)86 頁 )・
革 命 裁 判 所→ 人民の 敵を処罰する た め に設 置。
(→1795.5.
31
廃 止) ロ ベ ス ピエー
ル ら逮捕→21
名処刑 (テル ミ ドー
ル の反動) 新 憲 法制定 (5
人の総 裁制)← 独裁 権力の再出 現を おそれ極 端な権 力分立制を採用 (梅田・
心証170
頁 ) 繖 餔1
鍼 立 (一 駅 公 会 鰍 ) (一 、799.
、、,
、)1
(
=
革 命 暦4
年 霧 月3
日) 国 民 議 会,
罪刑法典 (Code
des
d61its
etdes
peines ) を制定(全訳 = 澤登等・罪刑法 典) (な お
,
澤登・
不 可分172
頁 )・
メル ラ ンー
人の 作 品ともい える法律 (岩 井 87 頁)・
明らか に被 告 人の 防 御 権 強 化に よる市 民の 自由の保 障,
当事 者 対 等 原則確立へ の指 向 性が 見 出さ れ る。 (梅田・
心 証 161 頁) 〔内 容〕 (澤登 等。
フ刑 訴48
頁, 水 谷・
展 開(1)154
頁 )・
・
刑 法の よ う な名 前だが,
実 質上 は刑 事手続 法 典。
・
訴 追は個人 に委ね る (但 し治 安判事が職 務 と して な す起 訴 あ り)。
(な お,
澤 登・
公 衆 訴 追 98 頁)・
治 安 判 事 と陪 審 指 導 判 事とに よる予審の 強化。 (→1801
年)°
重罪 法 院の 機 能の確 定g ・ の ちに治 罪 法典の文 言に その ま ま引き 写 さ れる。 ナ ポ レオ ン,
政 権 を 獲得 (プ リ=
メー
ル18
日の クー
デタ)「
顳 政府 の成立 革 命 暦8 年霜 月 22 日の憲法 (岩 井(1)89 頁 )・
罪 刑 法 典の 手 続に効 果な し (原 因は 起 訴と公 判 前の 取 調との 弱九 陪 審の 活 動 が 劈頭か ら 開始 する仕 組に あっ た)一
→ 公 訴 官 制 度の改正 の必要→ 公 訴官の職務 と刑 事裁 判 所 に付置 さ れ た 執 行官の 職 務 と が結 合さ れ, 刑 事 裁 判 所 に おける審問は 旧 態 通 り公 訴 官 が行 うこ とに なっ た (=一
部 改正)。・
し か し, よ り根 本的 に改正 する必 要→
1801.
1.
27
法。 革命暦 9年 雨 月7 目の法 律 〔全 訳=
澤 登 等・
訴 追}こ関 する法 律224
頁以 下 ) (水谷。
展 開(1)156 頁 )・
革 命フ ラ ン ス の 決 定 的 後退が こ の 法 典 (岩井 89 頁 )。・
検 察 官に,訴 追 開 始 権と 被 疑 者 拘 留 権限 を与え た。
・予審を 再 組 織 し , 予審判 事 (
juge
d’
instruction)の 手に委ね,
同判 事は証 人 を 別々 に聴 問し, 起一 81 一
相 模工業 大 学 紀 要 第
22
巻 第 1 号 2.
7 3。
281804.
12 .2
1808.
1 .
23
11。
17訴 陪 審は証拠 書 類に基づ い て裁定を下 すこ とになっ た (= 明らか な糾 問手続へ の復 帰) 。 (澤 登等
・
フ 刑訴 49 頁)。
予審 と訴 追の 機能 分 離の 完 成 (梅 田 ・心 証 168 頁 , 澤登・
調 和 118 頁 ) (→1801.
11,
17
)・
ナ ポレオ ン独 裁 権 力の 二面性 (ブル ジョ ワ の後 押し で 登場した市 民 祉 会の 擁 護 者,
ブル ジ ョ ワが 手 に負 えな く なっ た市 民 社 会 安定 化の担い 手)を反 映し てい る (捜査・
起訴・
公 判→ 当事 者 対 等 原 則の確立, 予審
・
起 訴 陪 審→ 刑 罰 権 強 化に よ る治安維持)。 (梅田。
心証 172 頁 ) 革命 暦9年 雨 月18
日の法律 (澤登等・
フ刑 訴 49 頁 ) ・ 特 別裁 判 所を設 置し て横行 する盗 賊 に対処→ 陪 審に よ ら ない 判 決。。
本法 は, 治 罪 法 を 経て 現 行 刑 訴 法にっ ながる そ の後の フ ラ ン ス 刑 訴 法の 発 展に とっ て は, そ れほ ど 重 要な 因 子 と はな らな かっ た。
(澤登 等 ・訴追に関 する法 律 250 頁 ) 革命暦 9 年芽 月 7 日の統 領令: 刑事法改正 の た めの起 草委 員 会 設 置→ 1169 条に及ぶ 刑 事 法 典 草 案 (梅田 ・心 証 172 頁,
岩井 87 頁 )(→ 1808.
1・
23) 第一
帝政(ナ ポ レオ ソ , 皇 帝に)→ ナ ポレオ ソ法 典 (
−
1811 年) 枢 密 院, 刑 事法 典草案の本格的審議 を 再 開 (岩井 (2
)87
頁)(→11
ユ7)・
争点は, 陪 審を存 置 すべ き か, 又は フ ラ ンス の 伝 統の 旧 制に か えるべ き か。治 罪 法典 (
Code
d
’instruction
criminelle ) 制定 (→12.
16
公布) (→1958.
12。
23
= 刑 事訴 訟 法へ 改正)(岩 井(
2
)〜 (5),
澤登等・ フ 刑 訴 49 頁, 鈴 木・
制 度35
頁,
澤登 ・法史 162 頁)・
刑 法 典, 司 法 組 織法の公 布 をま っ て,1811
年 1 月 1 目 か ら施 行され た。・
中 間 期の弾劾シ ス テ ム (→ 法 廷手続に適 用 ) と , ア ン シ ャ ン・
レ ジー
ム の糾問手 続 (→ 判決 法廷以 前の 手続に適用) との和 解 的 産 物。
・
尤も, 伝 統面の優 位の上に, ナポ レ オン の 権 威 主 義 的 な 性格を 反 映 し た か な り反動的 な も の だっ た。 だ が, ナ ポ レオ ンは本法典に非 常に不満で,
ナ ポレ オン法 典 と命 名 す るこ と を 拒 否 した と 伝 え ら れ る (岩 井 (3)85 頁 )。。
陪 審 制の維持。 但し, 起訴 陪審は 廃 止。 陪審員 は事 実 領 域に, 司 法 官は法 領 域に と機 能 ・ 権 限が分 け ら れた。 し か し,
厳 格 す ぎる刑 が 言 渡さ れ る のをお そ れ て無 罪 とする 評 決が 多か っ た。 (森下 ・ 陪 審上 86, 87 頁 ) (→ 1832.
4.
28) 〔手続〕 (澤登等・
フ 刑訴 49 頁 〉 犯 罪の 探索→ 司 法警察の職 務 。 予 審→ 予審判事の職 務。 秘 密,
書 面,
非 対 審の 手続。 弁 護 士の 援 助は認め なv・
。 (→ 1897.
12,8
) ・ もっ と も,
本法典におい て は, 予審 判事 は, 予 審に関し て は証 拠の探 索 と収 集を 担 当 する単な る捜査官にす ぎな かっ た。 (澤登 等・
フ犯 罪 236 頁,
高 内 ・ 排 除 (2)29 頁 ) (→ 1856.
7.
17) 訴追の決定 は, 軽 罪→ 軽 罪 裁判所の評 議 部 (Cha
皿 bredu
c。nseil ),重 罪→ 上訴法院 (中 間 期の法の起訴 陪 審に代わ る もの)の重 罪起 訴 部が行 う。
・
予審 判 事の影 響 大。 秘 密, 書面, 非対審の手 続。検 察 官が起訴状を起 草する。 → 公 訴 権の 始動 (被 害 者も 有 すこ と あ り) 法 廷で は
,
弁論 は公 開,
口 頭,
対審。 軽 罪→ 陪 審なし。 その 代わ りすべ て に上 訴権あ り。・
重 罪→ 陪審 (事 実問 題につ い て は 陪審が 決定権 を 持 っ )1
〔基 本 原理〕(
=
現 行 刑 事手続 制 度を も 支 配 す る原理) (澤登 等・
フ刑 訴 49 頁)i
民 事 刑 事 両 司 法の単一
性 (ア ンシ ャ ン・
レ ジー
ム で は非 単一
)フ ラン ス 刑 事 手 続 法 の歴史 (上 野芳久) 1810
.
2 .
15
4.
201811●
1.
1
1814.
5.
1824.
6.
25
1830.7
月 1832,
4.
28 1838,
6.
301840
年 1848.
2曾
22 12 月1850.8.5
訴 追, 予 審, 判 決の機 能 分 離 二 審 制 (重 罪 裁判 所は除く) 裁判 所 の合議 制 (但 し 違警罪→ 治安判 事 , 市 町 村 長 が 判 決 を す る)裁 判 官の職 業性
・
技 術 者性 (重 罪 事件の陪審員 は別) 〔再審 〕 (→ 1867.
6.
29) (斉 藤 14 頁,
内田・
研 究 459 頁)・
近代 的な 再審制 度の 立 法 化 の起 源 は 本 法 典 に ある。 但 し, 非 常に厳 格。 現行刑法典 (ナポレ オ ン刑法典)制定 (艸2.
22
公布→1811・
1 ・
1 施行)・
16 歳 以上 を刑 事 成 年 と し, 16 歳 未 満の 少 年に対 し て は裁 判 官ま た は陪 審 員が是 非 弁 別 能 力に関す る審 問の義務を 負 う旨の1
箇 条を 設け た。一 ・
是非弁 別能 力あ る と き→ 有罪判 決 。 但 し年 齢を考 慮 して 宥恕の利 益 を 与 え刑を 減 軽 する。1
− ・
是非弁 別能 力な い と き→
少年を 両親に 引 き 渡すか, ま た は20
歳になる まで を 限 度に, 感 化 院に委託。 (→ 1840 年, 1912.
722 ) (澤登等・
フ 犯 罪 409, 445 頁 ) 司法 組織に関 する法 律 公布 (澤 登等・
フ 刑 訴 49 頁) 刑 法, 治罪 法, 司 法 組織 法の施 行1
・ 政 復 古 … 纏 …8
世 ・・
帝政期と同じ傾向→ 治 罪 法 典に も 大 き な 変 化 なし。・ 特 別 法院 (
Cours
speciles )の利 用,王 室に対する 犯罪が貴 族 院の管 轄に なっ た点 が従 来と異 な る。 (以 上, 澤登等
・
フ 刑 訴 51 頁 ) 減 軽 事 由の承 認権限 を裁判 所に認め る法 (森下・
陪 審 上 87 頁 ) (→ 1832.
4.
28)7
月王政 1・
個人の 自 由保 障の拡大→
憲 章 (Charte) は, 特 別 法 院の よ5
な 例 外 裁判 所を廃止→ 陪 審の領 域拡 大 1 (澤 登 等・
フ刑 訴51
頁 )i
法律 (澤登等・
フ刑 訴51
頁) 1 重 罪法院で の減 軽 事 由の 認定権:裁判官か ら→
陪 審へi
・ これは , 治 罪法が裁 判 所 と陪 審 との 間に 設 け た 権 限の分 配 を, は じ めて切 り く ずすもの だっ た。 (森 下 ・陪審上 87 頁) (
→
1881.
6.
1) ・軽 罪 事 件の 被 勾 留 者に無罪 が 言い 渡さ れた場 合: (検 察 官 や 私 訴 原 告 人の上 訴が あっ て も) 釈放す るo ・ こ の 頃
,
出版の 自 由 を求め る運 動→ 出版犯 罪は た と え軽 罪で も 重 罪法院で (= 陪 審で)裁 判 さ れる こ と に な っ た 〔弾劾 手続が多少 領 城 を 拡 大〕。
行 政 処 分 として の精 神 病 院へ の収容処 分に関 する法 律 (吉 川 ・保 安 101 頁 〉 少 年の収容・
更 生のための指導を行う農 業コ ロ ニー
の 創設 (私 人 主 導 ) (→ 1850 年) (澤登等・
フ犯 罪 409 頁 )1
第二 共 和政 ← 二 月革 命 (国王 亡命・
臨 時 政 府 成立) 大 統領選挙→ ル イ ・ナ ポ レ ナン 当 選 (保守 化し た農民が支 持) 少年の た めの 行刑 コ P ニー
に関 する法 律 (→ 1898.
4.
19)・
少 年 を 刑 務 所 の 雑 居 と堕 落 か ら遠ざけ る た め に, 少 年の た めの 専門施 設, 行 刑 = ロ ニー
が 創 設 され た。 (澤 登 等・
フ犯 罪 444 頁)・
一
一83 一
相 模工業大 学紀要 第
22
巻 第 1 号1851.
12.
2
1852.
12 月 1856.
7.
17 1863.
5,
20
1865,
7.
141867.
6r29
1870.
9 .
4
1879,
11.
27
・ 従来の農業コ ロ ニ
ー
を, 道 徳 的 宗 教 的な教 育 を行 う農 業コ ロ ニー
へ と 発 展 さ せ た法律 。 (← 1840 年 ) (同 ・ 409 頁 } ・ 監督 教 育に関する現 行 制度 の い くつ か は,
この 農 業 コ ロ ニー
を 直 接継承 する もの 。 (同・
410 頁 ) ル イ。
ナ ポ レオ ソ の クー
デ タ (→1852。12
) 第二 帝 政 (ナ ポ レナ ン 3世← 国 民 投票で即 位 )・
「国 民 投 票 」に よる 「帝 政 」 とい う二 重 性 格 を 反 映 し, こ の 頃の改 革に は, (1) 個 人の 自 由 を 制 限 する もの (→1856
年,1863
年 ) と (2) 個 人の 自 由を保 障 する もの (→ 1865 年,1867
年) と が併存し てい るa (澤登等・ ブ刑 訴51
頁 } 予審 判 事の権 限 を 変 更する 法律 (→ 1897.
12.
8) (澤 登 等 ・ フ刑 訴 51 頁,
高 内 ・排除 (2)29
頁 )・
予審 段 階で の 釈 放, 予 審 終 結に関 する決 定 権を→
予 審 判 事の 単 独 権 に (そ れ まで は評 議 部の 合議) (同書51
頁,
岩 井 (3
)86
頁,91
頁注 (82
))・
本 法律で初 め て予 審 判 事 に予 審 裁 判 所の 役 割が与え ら れ た (同 書 236 頁)・
個人の 自 由保 障 と 逆の改 革 (澤登・
検察官85
頁 ) (→ 1863.
5.
20) 共和 国検 事に予審の重 要 な権 限を与 える法律 (澤 登等・
フ 刑訴 51 頁) ・ 現行犯の 訴追に関し検察 官に も 予審の権 限を 付 与 (澤登 ・検 察官 85 頁 , 同 ・ 調 和123
頁 ) 。 こ れ も自 由主 義 化 と 逆の改 革 (澤 登 ・検察官85
頁 ) (←
1863.
5.
20) 法律・
未 決勾留 期 間 を 制限=
個 人の 自 由化 (澤 登等・
フ刑 訴51
頁 ) ・軽 罪 につ き 権 利保釈, 重 罪にっ き 裁 量 保 釈 を認 めた (岩 井 (3)86
頁 )。 法 律 (一
→ 1895.
6.
8)・
再審に関 し個人 の 自 由化を 目 指 す改革 (澤 登 等 ・ フ刑 訴51
頁)・
治 罪 法の 厳 格な再 審 規定は,
冤 罪者を救 済する道の拡 大を求め る世論を背 景として, 本 法を は じ め とする19
世 紀 末の一
連の立 法で改正 され る こ とに なっ た。 (内 田。
研 究 460 頁)。
再審 請求判決 を 自 由 刑 に処せ ら れ た 軽 罪 事 件に拡 大 する と ともに, 刑の言 渡を受け た者を 移 送 しな い 再 審 を認め た。 (内田・
同上, 斉 藤 14 頁) 第三 共 和 政 (国 防 政 府樹立← 帝 政 廃止宣言← ナ ポ レ オ ン3
世, セ ダソで捕虜に) 〔個人の 自由の保 障の 時代:1870〜1935
年〕(→ 1935.
3.
25
)(澤 登 等。
フ刑 訴 52 頁 )・
普 仏 戦争 後, 第二 次 大 戦の少 し前まで は,
個人 の 自 由 保 障の方向で次 の よ うな改 革が行わ れ た。 予審手続の 改正 (→1897.
12.
8
)個 人の 自由保護の強化 (→
1927・
3・
10,
1933・
2.
7)陪審の権限拡大 (→
1881.
7 ・
29
,1932・
3・
5
)私訴 原 告人の地 位 強 化 (→
1921.
3 .
22。 た だ し→ 1931.
7.
2)司 法の 誤 り を 正す 措 置 (→ 1895
.
6.
5,1933.
2.
7
) 刑 事 手続の改正案の提 出→ 不 成 立 (→1938
年)・
治 罪 法第一
編を改正 すべ く , デュ フ ォー
ル の 発 意で 1878 年委員 会 が作 られ たが, 失 敗に終P
, その 精神 は若干 1897 年の 法 律 に生か され る程度で あっ た (岩 井 (6)100 頁注 (
203
))。1880.7.
17 日本の治罪公 布・
フ ラ ン ス刑 訴 法の影 響 大。 (澤登・
法史197
頁 ) (→
1890.
10.
7)フラ ン ス刑事 手続法の歴 史 (上 野 芳 久) 1881
.
6。
1 7.
291889.
7 .
24
1895.
6.
8 1897.
12。
8 1898年1898。
4.
19
19001906.
4.
12 1912.
7.
22
法 律 (森下・
陪審上 87 頁 )・
陪審員に対 し裁判 長に よ っ てな さ れ る口頭弁 論の 要 約 を 廃 止= こ れは, 裁判所と陪 審との 間に設 けら れ た分 離および そ れ を象徴 し てい た 「仕 切 り」の 強 化 である と み な され た。 (← 1832
.
4.
28) 法律 (澤 登 等 ・ フ刑 訴 52 頁)・
出版 軽罪 を重 罪 法 院の 管 轄 に。 〔陪審の権限拡 大〕(→ 1932.
3.
5) 虐 待されまた は徳 性 面で 見捨て ら れ た子 供の保 護に 関 する 法 律・
親 た る に値し な い両 親 か ら親 権を剥 奪 し, また, さほ ど 重大でない 場 合には教 育 的監 督 処分を 両親 に課 す る権限を, 裁 判 所に与え た。
(森 下。
新展 開 184 頁 )。
(→ 1898.
4.
19)1890.
10.
7日 本 「刑事訴 訟 法 」の 公布 (澤登
・
法 史 200 頁 ) 再審 請 求の門戸 を拡大 す る法 律 (→
1959.
12.
23
) (澤登等・
フ刑 訴 52 頁, 斎 藤 14 頁 )・
再 審 請 求 判 決を軽 罪事件一
般にぼ 及 す とともに, 第四 の 再審請 求事由と して 「新 事実」の発 見を追 加 。 ま た,
誤 判に対し て 精神 的お よび金 銭 的な補 償 制度 を 創 設 (=
フラン ス 再審法の一
応の完 成 )。 (内田・
研 究 460 頁 ) 法 律 (予審手 続の大改正 ) (← 1879.
11.
27) (→ 1933.
2.
7) (澤 登 等・
フ刑 訴 52 頁 )・
被 告 人に, 出 頭 時か ら弁 護士 の 援助 を 受 け る 権 利 を 与え た。・
弁 護 士 は, 記 録 閲覧 権, 全手続 を通じ て判 事 に示 唆 を 与 える権 利, 証 人 に対 す る質問を判 事 にな さ せ る権利 を持っ (→ 1921 年 , 1928 年)・
予 審判事の 当該 事 件の 公判か らの拂 除 (岩 井 (3)86 頁 )。’
・
予 審段 階 で 無効の 制裁が機 能 する こ と を 初 めて明文 化 (高 内・
排除(1)81
頁 ) (→ 1933.
2.
7)・
本法 律の 基本的 精 神は現 行 法に も 受 けつ がれ て い る (岩 井86
頁)。
サ レイユ 『刑 罰の 個 別 化 』 初 版 (森下・
改正121
頁) 子供に対 する暴行・
虐待・
加害の処 罰に関 する法 。 少 年のた め の 農業コ ロ ニー
制 度を 飛躍 的に発展さ せ た 法律 (←1850.
8.
5)・
コ ロ ニー
へ の 収 容に よ る少 年の 堕 落は,
刑 務 所収容の揚合の堕 落に劣 ら な か っ た。
→ そ こ で,
予 審 判事ま た は 判決裁 判 所 に対し, 犯 罪 少 年の監 護を両 親・
慈 善 家・
貧民 救 済機 関 等に委ね る権限を 与 え た。 (→ 1935,
10.
30)(澤登等・
フ 犯 罪445
頁, 森下・
新展 開184
頁 ) ・か くし て 古 典 的 制 裁 は,
少 年 に有 益 な処 分 の前 に消 滅 の方 向を 示 し た。 (澤 登 等・
同 上 410 頁) 刑事成年の年齢を 16 歳か ら 18 歳に引 き上 げる法 律 (→ 1912.
7.
22)・
引 き上 げの理 由=
18
歳 以 前は肉 体 的・
精 神 的 発 育 が不+ 分な こ と, 刑 罰を科 すとか え っ て 少 年 を 害 する お そ れ が あるこ と, 諸国の少年立 法 か らの影響。
(森下 ・新 展 開144
頁 )・
し た がっ て, 刑 事 未成 年 者 は次の 二 種に なっ た。 (→
1912.
7.
22)一
(a>16歳 未 満の少 年 一 (b
)16
歳以上18
歳未満の 少年 (澤 登 等 ・ フ犯 罪 410 頁 ) 少 年に対 する処 遇を全 面 改正する法 律 〔=
=旧 少 年 法 〕 (→ 1942.
7.
27
) 〔内容〕(澤登等
・
フ犯 罪410,445
頁) (1) 13歳 未満 の少年→
完 全 に刑 事無答 責とする。 ま た,
是 面 弁 別 能 力の審 問 も 廃 止。 (→1945.
2.
2 完全廃止) (2) 少 年 裁 判 所 (tribunal po肛 enfants )の制度の導入 → 18 歳 未 満の少 年は , 少 な くとも軽罪に 関し て は, 専 門 裁 判 所の 管 轄に。一 85 一
相 模工業 大 学 紀要 第 22 巻 第
1
号1914.
3.
16 1921.
3.
22
1926.
12.
171927.
3.
10
1930.
12.
23 1931.
7.
21932
年 春3 .5
1933.
2.
71934.
4.
24
保 護 観 察 (監 督 付 自 由 libert6 surveil16e ) を 導入
・
本法 以 後,
少 年 犯 罪 者 に関 す るフ ラ ン ス の 立 法は, 次の 3つ の カ テ ゴ リー
で再 出 発し た。 これは後 の オル ドナ ン ス で も 維 持 され た。 (→1945.
2.
2)な お, 年 齢は行 為の 時 を 標準 と する
(判例)。 (森下 ・新 展 開 145 頁)
一
(a )13
歳 未 満の者・
…
ど ん な刑罰の対象に も な らず, 若 干の再 教 育処 分の 対 象とな り うるだ け。一
(b
)13
歳以 上 16 歳 未 満の者・
…
再 教 育 処 分 が 原 則。一
(c)16 歳 以 上 18 歳 未 満の者… ・
原則 とし て (b
)と 同 じ。 カ イヨー
大蔵 大 臣夫 人 , フ ィガ ロ 紙 主 幹 を 射 殺 (菊地・
(その一
)3
頁 )・
後に, こ の裁 判 記 録は, 目本の陪審 制度実 施 (1930 年 )に あ た っ て の 反 面 教 師 的 資 料 と し て, 陪 審 反対 論 者 の 上畠益 三 郎に よ り翻 訳 さ れ た (同2頁 ) 法 律 (澤 登等・ フ刑 訴 52 頁 ) (→ 1931.
7.
2
)・
私 訴 原告人 の地 位を強化。 判 例 も 同 じ傾 向。1922
.
5・
5
い わ ゆ る 大 正 11 年刑 訴 法 の公布 (澤 登・
法 史 205 頁)・
ドイ ツ刑 訴 法 を範 とし て作 成され た もの1924
年 国際刑 法 学会の創 立海運規律
・
刑事 法 典 (Code disciplinaire et P6nalde
la marine machande ) (山口。
概説 344 頁 )・ 海 事裁 判 所 (
Tribunaux
maritimes commerciaux )に 関 する規 定。 同 裁 判 所 は, 海事に関す る船 員の軽 罪
・
違警 罪につ き管轄 権 を もっ 。 犯罪者引渡手続の一
般 規制を定め た法 律 (澤登等・
フ 刑 訴 52 頁 )・
外 国か ら引 渡しを要 求 され た 人の 自 由保 護の た め 〔個人 の 自由の保 護〕 司 法 省内にマ ッ テ委 員会設置 (→ 前 稿 60 頁, 岩 井 93 頁 ) (→ 1938.
6.
17}・
刑 法, 刑事 訴 訟 法の全 面 的改正 を 目的とする→
まず 刑 法 改正 作 業 開 始 私訴原告人の地位を弱め る法 律 (澤登等・
フ刑 訴 52 頁 ) 。 従 来 , 私 訴 原 告人 の行 動に行き過 ぎが あっ たため。 判 例 も 同。 マ ッ テ委員会, 総則 草案 (143
条) 発 表 (→ 前 稿60
頁 ) 法律 (澤登等・
フ刑 訴 52 頁)・
従 来 事 実認定 権 限し か なか っ た陪 審に, 裁 判 官と共同し て宣 告すぺ き刑にっ い で も協 議 し判 定 する 権 限を 与 えた 〔陪 審の権 限 拡 大 〕 (→ 1938.
6.
17
)・
もっ と も実 際に は,3
人の 裁 判官と12
人 の陪 審 員との合 計15
人の 合議は, 人 数が多す ぎて運 用 困 難だ っ た。 (森下 ・陪 審 上87
頁) (→1941.
1L25
) ・19 世 紀の 刑 事 法 を 支 配 し てい た 自 由 主 義 思 想の現れ (森下・
陪 審87
頁 ) 法 律 〔個 人の 自 由の保護〕 (澤 登等・
フ刑 訴52
頁, 岩 井 85 頁) (そ の反 動→1935.
3.
25
) 。判決前の全拘禁措置 と捜 索 ・押 収 と を大 幅に制 限。 。 権 力 分 立原 則を 貫 く た め 知 事の 司 法 警 察権を 廃 止。 (→1935.
3 .
25
)・
刑 事手続上違 法 行為 を 犯 し た官 憲に対する制裁 を よ り効 果 的な もの に した。 (=
捜 査 段 階にお ける 無 効の制裁の 明 文 化) (高 内 ・排 除 (1)81 頁 , 同 (2)31 頁)(→ 1935.
3.
25) ・ 重 罪 起 訴部にお ける手続の 当 事 者 主 義化 (岩 井 (3)86
頁 )。 マ ッ テ委員 会,
各則 草案完 成→ 全 刑 法 草 案 を 司 法 大 臣シエ ロ ンに 提 出 (→ 廃 案) (前 稿60
頁 ) 〔個人の 自 由の制 限の時 代:1935〜1945
年〕 (← 1870.
9.
4)・
全 体 主 義 諸 国の 台 頭とそ れに よ る 国 際 繁張は 自 由 主義の イ デオ ロ ギー
を 退潮 させ, ヴィ シー
政 権にフ ラン ス刑 事手続 法の 歴史 (上 野 芳久) 1935
.
3.
258 .8
10.
30 1936 年1938.
6.
17
1939 年 1939.
11.
18
1940,
7
月 1941.
11.
25
1942.
7.
6
7.
12 お い て頂 点に達 した。 個人 の 自由保 障は縮 減さ れ, 刑 事手 続 は あ る程度 糺 問手続 的性格を 帯 び た 〔澤 登 等 。 フ刑 訴 52 頁 >e 個人の 自 由 保 護の縮 減 (→
1935.
3・
25
, 1939.
11.
18) 陪 審 の 役 割の 変 化 (→1941・
11・
25
) 上 訴 等 の 制 限 (→ 1936・
8 ・
8
) 個人の 自 由の保 障 を 縮 減 す る 法 律 (澤 登等・
フ刑 訴 53 頁 )(岩 井(
3
)86
頁 )。・1933
年 法が 与え た諸 保障は眼に 見 え て縮減さ れ た→ 未決勾 留の 制 限の緩 和, 保 釈の 条 件の 厳 挌 化。
捜査 段 階に お ける無 効の 制 裁の 明 文 化 (高 内・
排除(1)81
頁, 同(2
)31 頁)。 ・知 事の 司 法 警 察に関 す る権 限 復 活 (←
1933.
2.
7) デク レ・
ロ ワ (澤 登 等。
フ刑 訴 53 頁 )・
常習 犯 が訴訟 を引き伸ば す とい うP 実で, 上 訴 ま た 破棄申 立 は本 案 判 決まで は先行 裁 判 に対 して な し え ぬ (保 釈は除 く) と し た。・
故 障の 申立の 門 戸も 狭 め た。 子供の保護に関 するデク レ・
ロ ワ (森 下 。 新展開 184 頁) (←1898.
4.
19
)・
民 法375
条以 下の 規 定 と ともに, 18 歳 未 満の浮 浪 者 に関 し, また は家族 に非 常に重 大 な 不 満 足 を 与え て い る 21 歳未満の者 に 関し,
保護。
教 育処 分 をな しうる。 ル レガ シ オ ン, 実 務上廃止 (これ 以後は本 国で 執 行 ) ( ← 1885.
5.
27= 前 稿 59 頁)(→ 1942.
7.
6) マ ッ テ委 員 会, 刑事手 続に関 する改 正 案を議会に提 出 → 戦 争の ため に討 議は 中 止 さ れた (吉川・
法典 1 頁,
岩 井 (6)94
頁 ) (→ 1944.
11.
17)・
事 実 と法の分 離, 陪 審と 裁 判 所 の分離に 代え, 本 草 案は, 協 同の 原 則, す なわ ち 事実と法の適 用 と にっ い て裁 判官 と陪 審 員とが 共 同に審 議 する制 度 (=
参 審 制 )を採 用 し てい た。 (森下・ 陪 審上 87 頁 ) (→ 1941.
11.
25) 風俗犯に 対 する罰 則 強 化 (家 族 法 ) (森 下・
改正21
頁 )1939.9
月 英 仏,
対 独 宣 戦 (第二 次大 戦始 ま る ) 未 決 勾留 を 1865 年の制 度に 戻 すデ ク レ・
ロ ワ (澤登等・
フ 刑 訴53
頁 ) [ ヴィ シー
政 府 (〜1944
年 )acte
dit
loi
(→ 1945.
4.
20)(澤登
・
不可分150
頁,
梅田・
心証194
頁 )・
陪 審の数を 12 名か ら 6 名に戻 す。 (澤 登等・
フ刑訴 53 頁)・
そ の理 由は,
裁 判官は, 処罰の 要 求 を あ らか じ め表 示 する こ と がで き る, 裁判所 と陪 審との共同 が, 人数の減少で, よ り緊 密 にな り, 評 議の遅 延混乱が少な くな る か ら。 (森下
・
陪 審上88
頁)・
裁 判 官が陪審員 と並ん で 評 決 に加わ る こ とに した。 (← 1938.
6.
17)・
本 法は, ナ チ スの影 響を 受 け たこ とも事 実だ が, マ ッ テ草案の 基 本 線を 承継 し た こ とを忘れ て は な ら ない 。 (森 下 ・ 陪審 上89
頁 ) (→ 1945.
4.
20) ル レガ シオンを本 国で執 行 す る (暫定 措 置) (→1958
年新 刑 訴で 確定)(吉川
・
保 安107
頁, 森 下・
改正 130 頁 注 (17
)) 少 年のた めの観 察セ ン ター
を 設置 する法 律 (→ 1945.
2.
2)・
以 後, 少 年 裁 判 所 (上 訴 法院 判 事に よっ て監督さ れる地 方 裁判 所 ) は,
観 察セ ン ター
の援助を受け るべ き もの と なっ た 。・
裁判 官の一
層の専 門 化 が は か られ た 。。
し か し こ の 野 心的な法 律は, 戦争の た め 施 行直 前に廃止 さ れた。 (澤登 等 ・ フ犯 罪 410 頁)一
87一
相 模工 業 大 学紀 要 第 22 巻 第
1
号 1943.
11.
27
1944.
8.
9 9.
9 11.
17 法律・
この8
条は, 刑 訴 61 条〜
項 と ともに, 身 元 確 認活 動の根 拠 条 文と し て 挙 げ ら れ た。(→ 1983
.
6.
10)(恒 光
。
動向 80 頁, 澤登・
高 内97
頁 ) 「共 和 国 立 法の回復に関する オル ドナ ン ス 」( 森下 ・ 略史 4 頁 )
(1) 1940
.
6.
1
以降の ヴィ シー
政 府の 政 治 的 諸 法令は, 遡 及的に 無 効 (2)
(2) 以 前の 政 治的立 法 を除い て, 第三 共和 国の法律の 存 続 (1 条 ) 臨 時 政 府 (首 班 ド
・
ゴー
ル将軍 ) (澤 登 等・
フ刑 訴53
頁 )・
ヴ1 シー
政 府の立法 中, 極 端 な もの を廃止 しただ け。・
逆に, 対 独 協 力と戦 争重 罪 との処 罰のた め, 臨時の 例 外 的 制 度 が 置か れ た。・
対 独 協 力 者の 処 罰は, 正 義 法院 (Cours
de
justice
) と国民 法 廷 (Chambres civiques ) と1こ お いて行 わ れ, 陪 審 員 は レジス タ ン ス か ら選 出 さ れ た。 刑 事手 続 改正の ため の委員会が組 織さ れ た (吉 川 ・ 法 典 1 頁
,
岩 井 94 頁 )・
パ リ大 学 教授 ドン ヌ デュー ・
ド・
ヴァー
ブル が 主 宰 (→1949
年) 第二 部 第二 次大 戦後1945.
2.
2 4.
205
月 新 少 年法 (オル ドナン ス ) (→ 1951・
5・
24 ,1958・
12・
23
) (訳= 森 下・
資 料 )(澤登 等
・
フ犯 罪411
頁, 森 下・
改 正123
頁)・
1947.
7.
27 の 法律の方 向を受け継い だ もの。・
18
歳 未 満の すべ て の少 年 に対 し, 是 非 弁 別能 力の審問 を廃 止。 ・ 少 年の た めの施設の 分離の 努 力 (→ 1945.
9.
2)・
未 成 年 者に対す る罰金刑につ き両 親の民事 責 任を 認 め た。 (→ 1951.
5.
24
)〔少 年 裁 判 所 (tribunal pour enfants )〕
(澤登等
・
フ犯 罪 415 頁, 山口・
概 説337
頁) (1) ほと ん どの 軽 罪 裁判所 に少 年 裁 判 所 を 設置。(2)
16
歳以 上の少年の重 罪 事 件につ い て は, 重 罪 法院に付 属 する 少 年 裁 判 所 (陪 審 員 も加わ る)で審 理で きる。 (→ 1951
・
5・
24) (澤登 等・
フ犯 罪 416 頁, 森下・
新展 開 157 頁)(3) 少年 裁 判 所 を 監督す る た め に高 度に専 門化 さ れ た 少 年 係 判 事 (
juge
des
enfants )を創 設。 (これ が 改正 の 基 本 点)
(4) 少年に対する 人 格 検査の 実 施 (→ 1960
.
6.
4) 〔荒川・
人 格 検 査 141頁 )
acte dit Ioi(1941
.
11.
25)の改 革を維 持 する オル ドナ ン ス (→ 1958.
12.
23)・
但 し, 陪 審の数は6
名か ら7名に な り (その理 由につ い て は森下・
陪審上89
頁 参照), 重 罪の軽罪 化 も 頻繁に行わ れた。 (澤登等・
フ刑訴53
頁 )・
ドンヌ デェー 。
ド・ ヴァー
ブル の 努 力に よ る とこ ろ大→
本オル ドナ ン ス の 「精神 上の父」 と呼ば れ て い る。 (森下・
陪審上 89 頁) 改革 委員 会 (ポー
ル・
ア モー
ル 行刑局長主宰), 14 の 行刑改 革プ ロ グラム 公 表 〔内 容 〕 (全 訳→ 恒光・
動 向 31 頁以下)自由 刑 の主 目 的= 受 刑者の改 善 と社 会 復 帰
改 革の対 象= 普 通 法 犯 罪 (政 治 犯 罪 , 軍 事 犯 罪, 経 済 犯 罪を除 く犯 罪 }の すべ て の受刑 者
フ ランス刑 事 手 続 法の 歴史 (上野芳久}
9 .2
1946.
8.
22
10.
13 1948.
8.
25 12.
131949
年処
遇→ 堕 落をひ き おこす混雑を避ける 。 辱 めを伴わ ない 人 間 的 な もの
。一
般 ・職 業教育 と改善 をめ ざ すべ き 。受 刑 者
→
労 働が義務。 労 働 中の 事 故につ き法 的 保 護 を 受ける 。 何 人 も未就労でい る こ と を強制 さ れ ない 。 未 決 拘 禁→ 昼 夜 独 居 で 行 う。1年 以下の拘 禁刑→ 同 上 。
1
年 以上の受 刑 者の 施設 決 定→ 性 別・
人格・
犯 罪 傾 向の程 度 を 基 礎 に。
独 居 か ら半自 由に い た る累 進 制の実 施。
刑 執 行の た めの 専門 司 法官の 設 置 (移送 命 令, 累進制の 進 級 許 可
,
仮 釈 放 申 請 の極 限 を 授 与 )。 (cf.
少年係判 事 〔←1944.
2.
2
),
刑 罰 適 用判 事 (→ 1958.
12.
23)) 行 刑 施設 に厚 生 お よび 医 療・
心 理分 析のた め の 機関 を置く。
仮 報 放
→
すべ ての有期 刑に拡 大 。 社 会 復 帰 のた め の 援 助→ 刑 期 中お よ び終了後に行 う。 すべ て の行 刑 職 員→ 専 門 研 修 所で の研 修を終え る こ と。
流 刑→ 刑 事コ ・ ニーへ
の 保安収 容 に代え るこ と 可。 行 刑当 局に よ る 監 督 教 育の役割 を 際 立 たせ たオル ドナ ソス・
少 年の た めの 施 設の分 離 の 方向を引き 継い だ→ 年長少午の 処遇 につ い て若 干 の不 都 合 を示 し た もの の,
十 分に 正 当化 さ れ るもの に な っ た。 (澤 登 等 ・ フ犯 罪 411 頁 ) 明 らか に欠陥のある食料・
住 居・
衛 生の状 態 を 高め るため に , 家 族 手当を保 護 者に支 給 する こ と に よっ て,
少年を保護し よ う とする法 律・
本法律は, 部 分 的に し か 問題 に と り くま な か っ た の で,
充 分 な 満 足 を 与 える こ と がで き なか っ た。 事 実, 遺 憾な事 故後 に しか適用 さ れ なか っ た。 (→ 1959.
1.
7) (森下・
新展開 185 頁)1
第四 共 和政 (国 民投 票で 期 共 和 薦 法 案を支 持 ) (_ ・、月ビ ドー
内 閣) 1948.
7.
10
日本 現 行刑訴法 の公布 (→ 翌年元 日 か ら 施 行 ) (澤登・
法 史 252 頁) 少年に関 する法 律 (森 下・
新 展開 157 頁 )・
違 警罪裁 判 所は, 少年の利益の ため に監督処分が有用だ と思料する ときは,
判 決 後, 裁 判 記 録 を 少 年 係 判 事 に送 付で きるこ と に な っ た 。・
こ の 場合, 少年 係 判事 は, 少年を保 護 観 察に付する こ と がで きる。 少 年に関 する法律 (森下・
新展 開 168 頁 )・
18 歳 未 満の すべ て の少年に対し て は, 滞 納 留 置 (contrainte par corps )は認 め ら れな い。 刑 事手続改 革の新提案 (議長 ドン ヌデュ
ー ・
ド・
ヴァー
ブル) (← 1944.
11.
17) (→
1953.
5.
20) (澤 登 等・
フ刑 訴 54 頁 )・
「解放」後, 1938 年 草 案の校訂 が本 委 員 会に付 託さ れてい た。・
し か し,
社 会 利 益に は好 意 的だ が個 人の 自 由の 予 期せ ぬ後 退 の 印 象 を 与 え関 係者の大 部分か ら烈し い批判を受け た。 〔内 容 〕 (澤登 等・
フ刑 訴54
頁 ) (詳細な検討 は,
岩井(6)94
頁 以 下)・
共 和 国 検事に,
訴 追 と予審の権 限 を 集 中さ せ る。・
時 効の 開始点 を 犯 罪 発覚時にまで遅 らせ る。。
弁 護人 の 援 助 (=
立合 )を本 案に対 する最 初の 尋 問の 時か ら にする。
一
89一
相 模工 業大 学 紀 要 第 22 巻 第 1 号 1950 年 1951
.
1 月5 .
24
1953.
5.
20
9 .
22
1954
年 春フ tr
・
一
ヌ刑 務 所に オ リエ
ン テー
シ ョ ン全 国セ ン ター
(Centre national d’
Ori
entation=
CNO ) を 設 置(澤 登 等 。 フ犯 罪
258
頁 )刑 期
1
年以 下の短 期 受 刑 者に も半 自 由 制を実施 (→ 1957.
6> (→ 前 稿 62 頁 ) 少 年法 大 改 正 (澤 登 等。
フ犯罪411
頁,
森下・
改正 123 頁 〉 (→
1958.
12.
23)
・
少 年 重 罪 法 院 (Cours
d
’assisesdes
minurs },
.
の 創 設。鷲
鑑
罐
籍
巽
1
,籍 緤毎
。 。者⊥
。 。儲 。.・
罰 金を支 払わ な い 宋 成 年 者の親の 民事責 任 を 廃 止 (澤登 等・
フ犯 罪478
頁) 刑事立 法 研 究 委員会 (Comminssion
d’
6tudes
P6nalesl6gislatives
)の設 置(吉川
・
法典 1頁, 岩 井94
頁 ) ・ 議 長 は 破棄院 検 事総長ア ン ト ナン。
ベ ッ ソ ン (AntoninBesson
)e ・刑 事訴 訟 法 の 改正作 業 に着 手。 (→ 1955.
7.
5) 陸軍軍 事裁 判 所, 海 軍軍 事 裁 判所を廃止する デ ク レ (一}
1965.
7・
8) (澤 登 等・
フ刑 訴の原 書 357 頁 ) ア ソ セ ル 『新社 会防 衛論 』初版 (澤 登・
法セ ミ 84 頁 ) (→ 1966 年 ) 〔主 張 内 容 〕・
新 古 典主義 者た ち は, 刑 事 改 策が必 要 と し な が ら,
自由意思一
責 任一
刑 罰 とい う 抽 象 的 図 式に 安 住 し, そ れで人権 保 障は全 う さ れ る と する。 ま た諸 科 学の成 果が再 社 会化 に有 効な 手 段 を 提 供し てい・
る のに,
概 端な法 律 論に わ ざわ い さ れて, そ れ を 積 極 的に利 用し よ う と し ない 。・
し か し, 犯 罪人の社 会 復 帰は 共同 体の神 聖な義 務 で あ り, その ために は諸 科 学の 成 果 を十分活用 し,
人道 主 義の 刑 事政策を推 進 し な け れ ばな ら ない。
・
だ か ら とい っ て, 刑 罰・
刑 法の放 棄ま で主 張する の で はない 。 責 任感情や応 報 的な刑罰も, 現 実の もの とし て意 義を認め, 再 社会化の た めの 有 効な手 段とし て用い る。 刑 事 政 策の 推 進 とそ れ に伴 う 非法 律 論 化 か ら招 来さ れ る 人 権侵害を 回避する た め に は罪 刑・
手 続の法定主 義を 堅 持す るべ き。 〔多 くの 同 調者を 獲 得 した理 由〕 全体主 義 との親 近 性 と 決定論の 動揺に よる 旧 実 証 学 派 (社 会 防 衛 論)の 衰退→ 新 し い社 会防衛 論の 誕 生 へ の 期待 (2) 人権 保 障 面で の弱 さの体 験, 戦後の犯罪激増へ
の 無 力さ, 科 学の発展, 法社 会 学的 視 点の重 要 性の 自 覚→ 古 典 主 義 者の 反 省 (3) 全 体 主義へ
の無 力 さ, 社会 主 義 とい う新全体主義の 脅威→ 西 欧 の伝統 的な 個人 主 義・
自宙主 義 の 再 構 築の 必要 〔批 判〕 人間 科 学は未 だ 不完全で, 刑 法 理 論 や 犯 罪 挿 圧 作 用に奉 仕で き ない。一
般 予防な い し刑 罰の威嚇力を 無 視 し て い る。 「非 法律 化 」は 法定 主 義を否 定し, 刑 法の体 系を法 律 科 学の方法か ら引き離す危 険を冒す。 結 局は行為責任 を否 定 し,
危 険 性・
反 社 会 性を前 面に 押し出 し, 判 決 前の保 安処 分 や不定 期刑 を 認 め ざる を え な く なる。 その ヒa一
マ = ズム は, 弛緩 し た 人 道 主義 的 感 傷主 義 にす ぎず, ま た 「社 会 的個 人 主義 」な る曖 昧 な 政 治 哲 学は,
全体主 義的 傾 向へ の道を開く。制 裁の 基 礎 と して 責任 を 無視し ない とい う が, 結局 「責 任 感 情 」を 犯人 の改 善に利 用 する とい うだ
けである。
一
一
フ ラン ス刑 事 手 続 法の歴史 (上野芳久)
1954.
11
月 ア ル ジェ リア内 戦 (〜1962.
3
) 1955,
7,
5
陟
及び 予 審V
・関す・部分・改 正鞣 ・一 ・2 ・
27
国 民 議 会 颶 ・ ・−1957・
・2
… ) (吉川 ・麒 ・頁 ・1957.
6 月12.
31
1958.
2.
15 4.
35 月9 .
28 10.
5 12.
22
同日 12.
23 被釈 放 者 援 助 委員会, 会合 (→1958・
5
) (森 下・
新 展開 103 頁 ) 「刑 事 訴 訟 法 典の第一
部 」の公布 (法 律 1426 号 ) (吉川。
法典1
頁)・
公訴及 び予 審に関 す る部分の改正 草 案 (←1955.
7.
5
)が,
刑 事 訴訟法 典の 第一
部として 公 布 さ れ た。・
刑 訴法 は, こ れ と, (こ れ に よ り廃止 され る こ と と なっ た 部 分 を 除 く) 治 罪 法 典の 二 本 立 ての 形に な っ た。・
1958 年 4 月か ら 施 行 さ れ る予 定 だっ た。 (→1958.
4.
3
) フ ラ ソ ス刑 務・
刑 事立法 協会,
青年犯 罪 者 処 遇法 案を採 択 (→ 前 稿 62 頁)・
現 行 少 年 法が 18 歳を境に し て, 少 年 と成人 を 区 別 し てい る (二 区分 制 )の に対 して, 本 草 案は, 両 者 の間に 「青年 (jeune
adulte )」 とい う 中 間層を 設 け る (三 区 分制)。 (森 下・
新展 開 146 頁 ) 「刑 事 訴 訟 法 典の第一
部 」の 施行 期日 を12
月 31 日まで延 期 する法 律 (→ 12.
23) (吉川・
法典1
頁 ) 被釈 放者 援 助委 員 会, 半 自由制を拡 大する要 望 提 出 (→1972・
9.
12
) (森下・
新 展開103
頁 ) 国民投票で , 憲 法 改正案 (;
ド・
ゴー
ル憲 法) が圧 倒 的に支 持さ れ た1
賍 共 和 政 (=
第五 共 和騨 法飾 ) 司 法 組 織を改 革するオル ド ナ ン ス (第1273
号 ) (吉川・
法 典 2 頁, 中 川 ・司 法 組 織 48頁, 前 稿63
頁 ) 少年裁 判所の構 成に関 する オル ドナ ン ス(第
1274
号 ) (訳=
森下・
資料 〉 (森下・
新展開 160 頁,
山口 ・概 説337
頁, 澤登等 。 フ犯 罪 415 頁 ) 〔少年裁判 所 〕・
裁 判長た る少 年 係 判 事 と 2人の 陪席判事 (assesseur )と で構 成 され る。 ・ 陪 席 判 事は, 司法大臣に よ り,4
年の任期で ,30
歳以 上 の 国 籍を持つ 者か ら選 ばれ る (=
非 職 業 裁 判官 )。〔控 訴 院 特 別 部 (chambre sp6ciale de la cour d