高齢者の姿勢に関する基礎的研究
加城貴美子1) 柴原君江1) 釜中 明2) 石田由美1) 要旨 高齢者の姿勢に関して基礎的に標準化された研究の報告はみあたらない。今回,高齢者の姿勢 (開眼・開眼の自由な立位姿勢とRombergの直立姿勢の 4姿勢)に関する基礎資料を得る目的で 高齢者1
2
1
名の実験を行い,以下の結果を得た。 1.4
姿勢の有効データは1
2
1
名中6
5
名(
5
3
.
7
%
)
で半数強であった。 2. 4姿勢とも重心の位置は,腫側から形態学的 HL (HlRASAWALINE) の長さで 34.0-36.0 %の聞であった。3
.
重心動揺面積は,後期高齢者と前期高齢者とで差がみられ,後期高齢者の方が面積が広かった。 4. 身体の揺れは,左右方向への揺れが多く,前後方向への揺れが最も少なかった。5
.
85
義以上の後期高齢者は,重心動揺軌跡距離,重心動揺面積などの立位姿勢保持能力が84
歳 以下と比較して劣っている。6
.
x Lineの長さは右足の方が長い。 7. 自由な立位姿勢と比較して. Rombergの直立姿勢は足JiJl:全体が接地する。 キ ー ワ ー ズ : 姿 勢 高 齢 者 重 心 位 置 接 地 足 蹴 自 由 な 立 位 姿 勢 Rombergの直立姿勢身体動揺I
はじめに
人聞は,直立姿勢で歩くようになってから体の諸 機能が少しずつ重力に適応してきている。この直立 姿勢は動作の基本でもあり 多くの研究者によって 生理学,形態学をはじめ多くの分野で研究されてき た1) -10)。また,リハビリテーション医学や看護の 分野でも多くの高齢者を治療・看護する機会が増す につれて,高齢者の歩行についての十分な情報が必 要となっている。著者らも 立位姿勢を生理学的お よび運動学的に捉え,歩行の研究とともにリハビリ テーション医学・看護への応用を試みている。 成熟期の男性については比較的多くの研究がされ ている。しかし,加齢と身体動揺量との関係につい ての研究は11)-13) されてきているが,標準化するま でには至っていない。さらに成熟期の女性の直立姿 1)川崎市立看護短期大学 2)生体科学研究所 勢に関する標準化はみあたらない。昨年,著者ら14) は,成熟期の女性の姿勢について標準化するために 研究をおこなった。高齢者の姿勢については,身体 的活動能力(生活体力)の測定からの研究15)もみら れたが,被験者数が少なかったりで標準化するまで にはいかない。加齢とともに姿勢保持能力が低下す るのか否かについては高齢者の被験者データから標 準化をしていく必要がある。 そこで,本研究は,高齢者の姿勢について,自由 な立位姿勢と Rombergの直立両足立ちを重心動揺関 係と接地足蹴面の2視点から分析評価し,その特徴 を知り,今後の看護への示唆を得る目的で行った。E
研究方法
1.対象: 川崎市「老人いこいの家」利用者で研究に同意の 得られた高齢者1
2
1
名。 2.内容:
①重心動揺軌跡距離,重心動揺面積,重心の位置-59
ー②接地足瞭面(ContactSurface ofFoot Sole)③足 部の諸計測(足長,足幅,足幅周囲,外果周囲) ④半構成的質問紙調査 本研究での定義:前期高齢者とは60歳ー74革ま で,後期高齢者とは75議-89歳までをいう。
3
.
調u
定期間: 1996年8月28日一9月 6日までの4日間 4.フィールド: 川崎市「老人いこいの家J
4施設。 5.実験方法: Figure1に重心動揺等測定装置について示した。コンビューター
ド 用 ポ 像 力 画 入U
プ
ド コピス
フォース プレート 重心用 入力ボード Figure1 重心動揺・接地足蹴の測定装置図 テクノロ工業株式会社製のスタピロスコープ(直 立能力測定装置 PS300シリーズ)を用いた。質問 紙の回答後,足の計測を行い,その後,被験者がフ オースプレート上で自由な立位姿勢,開眼で20秒 間, 閉眼で1
0
秒間の重心動揺軌跡距離と重心動揺面 積を測定した。それと同時に接地足臓をビデオに収 録した。次にRombergの足位(両足先と躍を接して 揃える)の直立両足立ちを行わせ.被験者の眼高位 と水平な位置の前方約2m先の指標を注視させ,開 眼 状 態 で20秒間,開眼状態で10秒間測定した。 6.分析方法: 1 )足底部の形態学的分析 (Figure2) ビデオ撮影をした接地足蹄、面(ContactSurface of Foot Sole: CSFS)は,プリントアウト後実寸大の ν2に引き伸し.Figure 2に示すように幾何学的な 接地足臆面の区分を行った。片足の内側線と外側線 を引き,その交点を足角 FootAn
gle Cとしその角 度を計る。また,その交点と第2足世の中心部を結 ぶHlRASAWALINE
(以下Hライン)を引き,こ のHラインの内側線の角度をFootAn
gleA. Hライ ンと外側線との角度をFootAn
gleBとした。 Hライ -60ー F圃 園 田 園 圃 圃 園 田 園 圃 ・ 圃 司 liO.Ocmメジャー
'1 Figu陪 2 接地足底面の形態学的分析 ン (HL)を垂直に3等分する線を腫側からxline. y lineとし.Hラインとxlineの吏点およびHライ ンと足底部の最先端の突点聞の距離をPLとした。 3分割された足臓の前部をF (the front part of sole).中央部をM (the middle part of sole).後部 をR (the rear part of sole)とした。内側線と第1 足世の内側の突端部を結ぶ角度を第 1足~.d:角とした。 両足の外側線が作る角度を両足角(BothfootAn
gle) とした。 2) 重心の位置 両足腫の最後端部を接線で結び,接地足臆面に表 示された重心点の中心と接線までの距離,重心点距 離GL(gravity line)を計る。重心の位置は.GLを 接地足蹴面から求めたHLの長さ(左右のHLの平 均値)で割り,腫側からの割合を求めた。 自由な立位姿勢とRombergの直立姿勢の2姿勢問 で,開眼状態の20秒間,開眼状態の10秒間のt検 定,年齢層・性別・健康状態などのx
2検定をした。 統計には汎用統計学パッケージSPSSを用いた。E
結果
1.被験者について 1 )被験者の計測結果 被験者の平均年齢は.74.2歳で.60歳ー86歳の 範囲であった。その内有効計測数は6
5
名で,平均年 齢は74.1歳で60歳ー86歳の範囲であった。 Table1 に被験者の有効計測データと無効データ数を示した。Table 1 被験者の有効計測データと無効データ数 単位:n (%) 年齢区分 有効データ n=65 無 効 デ ー タ n=56 開限状態 閉眠状態 合 計 実 測 数 自由な Ro皿berg 自由な Ro皿berg 立 位 姿 勢 の 直 立 姿 勢 立 位 姿 勢 の 直 立 姿 勢 85 - 89 4 ( 6.2)
。
2。
3 3( 5.4) 80 - 84 12 ( 18.5) 2 6 5 3 16 9 ( 16.1) 75 - 79 14 ( 21.5) 3 3 11 4 21 19 ( 33.9) 70 - 74 18 ( 27.7) 2 3 4 5 14 10 ( 17.9) 65 - 69 11 ( 16. 9) 7 6 18 10 ( 17. 9) 60 - 64 6 ( 9.2) 3 3 8 5 ( 8.9) l口h Z十 65(I00.0) 11 20 30 19 80 56 (IO
O
.
1) χ2=3.10098 有効データは65名 (52.8%)であった。無効データ では,閉眼状態で自由な立位姿勢と Rombergの直 立姿勢の測定が不可能な高齢者が多くみられた。開 眼状態でも自由な立位姿勢や Rombergの直立姿勢で、 も20秒間の測定が不可能な高齢者もみられた。年齢 層と性別で有効データと無効データ間では有意差は みられなかった。 60歳から89歳の6区分でみると,被験者は70歳 74歳が最も多く,次いで75蔑-79哉の順であり, 全体的に偏りはなく差はみられなかった。 3)被験者の年齢層と性別による身長,体重とケ トレ一指数16) Table 3に示すように,男性の年齢層別では,体 重で80歳ー84歳と60歳-64歳とで80歳-84歳 の方が軽く有意差 (p<
0.05)がみられた。男性と 女性の合計では,男性の方が女性より身長はあり, 有意差 (p<
0.001)がみられた。ケトレ一指数は, 身長で体重を割りそれをパ セントにしたもので, 男性は高年齢になるほど指数が低下する傾向を示し ているが,有意差はみられなかった。女性の指数は 75歳-79歳が最も低く 次いで65歳ー69歳の順 であるが,年齢層では特に有意差はみられなかった。 2)有効被験者の年齢層と性別 有効被験者の年齢層と性別を Table2に示した。 Table 2 被験者年齢層と性別単位 n も 年齢区分 男 性 女 性 合 計 85 - 89 1 ( 1.5) 3 ( 4.6) 4 ( 6.2) 80.-84 9 ( 13.8) 3 ( 4.6) 12 ( 18.5) 75 - 79 7 ( 10.8) 7 ( 10.8) 14 ( 21. 5) 70 - 74 8 ( 12.3) 10 ( 15.4) 18 ( 27.7) 65 - 69 4 ( 6.2) 7 ( 10.8) 11 ( 16.9) 4) 姿勢に影響する要因について 60 - 64 2 ( 3.J) 4 ( 6.2) 6 ( 9.2) 姿勢に影響する要因として,病名群,被験者が自 合 31 ( 47.7) 34 ( 52.3) 65 000.0) Table 3 被験者の年齢層と性別による身長・体重・ケトレ一指数 身 長 体 車 ケトレー指数 男 性 女 性 合 計 男 性 k 性 合 計 男 性 t:性 合 ~I 年齢区分 n=31 n=34 n=65 n=31 n=34 n=65 n=31 0=34 n=65 x :l:SD χ:l:SD χ:l:SD x :l:SD x :l:SD x :l:SD x :l:SD x :l:SD χ:l:SD 85 -89 149.0 150.6:1:6.47 150.2:1:5.34 44.5 55.9:1:8.34 53.1:士8.88 29.9 37.0:1:4.06 35.2:1:4.88 80 - 84 153.3:1:9.60 150.8:1:5.30 152.7土 8.57…
:
l
…
53.3:1:6.44 34.7:1:4.33 35.6:1:2.90 34.9:1:3.92 75 - 79 161.7:1:5.12 151. 6土 日16 156.7:1:8.39 58.6:1:8.34 I 51.8:1:8.56 55.2:1:8.84 36.2:t4.57 34.3:1:5.81 35.2:1:5.13 70 - 74 157.1:1:10.09 148.2:1:7.72 152.2:1:9.70 58.0:1:10.94' 54.6:1:8.90 56.1:1:9.71 36.7:1:5.21 36.8:1:5.32 36.8:1:5.11 65 - 69 154.9:t8.09 150.9:t8.40 152.4:t8.12…
l
…
55.5:t9.71 39.4:t5.07 34.7:1:5.86 36.4:1:5.83 60 - 64 165.5:t4.95 151.1:t6.71 155.9:t9.33 68.2:t 1. 83.J 56.8:t4.30 60.6:t6.83 41.2:1:0.12 37.6士 2.96 38.8:t2.96 fi 計 157.0:t8.22 150.2:t7.17 153.5:t8.64 57.4:1:9.38 53.8:1:7.57 55.5:t8.60 36.4:t4.82 35.8:t4.90 36.1:t4.83 L一一ー窓掌掌ー一一」 本p<0.05 "'p<O.OOIケトレー指数:体重 (Kg)/身長(cm)川00-61-覚している現在の健康状態,眼鏡使用の有無,眼疾 患(白内障・緑内障などに治療の有無,内服の有無, 冷え症の有無,肩こりの有無.について検定した。 病名群は,心疾患,循環器疾患,肺疾患,代謝疾患, 消化器疾患,骨疾患,眼疾患,耳鼻咽喉疾患,神経 疾患,脳疾患などに分類し,有効被験者と無効被験 者で年齢層と性別で検定した結果,有意差はみられ なかった。さらに,姿勢に影響する上記の要因につ いて検定した結果,有効被験者と無効被験者の年齢 層と性別に有意差はなかった。 重心の位置については,開眼状態で自由な立位姿 勢が32.9%-37.6%,Rombergの直立姿勢は34.1% -38.4%の範囲で有意差はみられなかった。閉眼状 態で自由な立位姿勢が腫側から33.7%-38.0%, Rombergの直立姿勢は34.5%-37.1%の範囲で有 意差はみられなかった。 重心動揺軌跡距離については,開眠状態の自由な 立位姿勢では, 85歳-89歳と75義一79歳・70最 -74歳・60歳ー64歳とに有意差 (p
<
0.05), 85 歳-89最と65歳-69歳とは有意差 (p<
0.01), 75 歳ー79歳と70最-74識とに有意差 (p<0.05)が みられた。開眼状態の Rombergの直立姿勢では, 85歳-89歳と60歳-64歳とに有意差 (p<O.OOl), 85最一89歳と75歳-79歳・65歳-69歳とに有意2
.
重心の位置,重心動揺軌跡距離,重心動揺面積 開眼・開眠状態の姿勢別による年齢層の重心の位 置 , 重 心 動 揺 軌 跡 距 離 , 重 心 動 揺 面 積 に つ い て Table 4に示した。 開 眠 20 秒 閉 眼 10 秒 Table 4 開眼・閉限状態の姿勢別の年齢層別によるの重心 の位置,重心動揺軌跡距離,重心動揺面積の 平均値と標準偏差 年 齢 区 分 85 - 89 80 - 84 自由な 75 - 79 立位聾勢 70 - 74 65 - 69 60 - 64 計 85 - 89 80 - 84 Ro・出rIの 75 - 79 直立聾勢 70 - 74 65 - 69 60 - 64 計 85 - 89 80 - 84 自由な 75 - 79 立位聾勢 70 - 74 65 - 69 60 - 64 It 85- 制 80 - 84 Ro阻bergの 7百九79 直立聾勢 70 - 74 65 - 69 60 - 64 針 重心句位置(%) χ土SD 35.0念 6.15 32.9:t5.50 37.6:t6.53 34.8全5.92 35.6土2.87 3 U:t9.64 35.2:t 5.99 38.4ま8.68 34.4土5.61 37.9:t5.99 36.7:t 4.90 34.1主3目85 36.5:t7.28 36.2:t 5.61 38.0:tι01 34.3主7.07 36.6土4.81 35.0:t5.42 34.3:t4.53 33.7全6.71 35.2:t5.56 37.1主10.34 34.5土4.87 38.0:!: 4.99 36.自主5.68 34.8:t4.13 36.2:t 5.32 36.0:t5.41 'p<0.05・
・
p<O.OI,
,
'p<O.OOI n-65 量心動摘軌跡距幡{四} 重心動揺面積 (c.') 定 土SD x全SD 164. 6:t29. 38判
m
M
H
調 137. 4:t23. 75 • 1 1 1 7.5:t4.25 138.7土16.86.J1 • 1 7.4:t2.09 122.7:t22.27.J1 1 1 7.4:t3.55 123.5:t16.60 ----' 1 7.5:t3.75 125.2:t 9.45 ----' 8.1:t2.21 131.8:!:22.36 7.8全3.59雪
149.4:!:28.42-+h . 1 11.6:!:6.34 137.8:t23.45-' •• 1 • 7.8主 4.25 127.2土19.32-+-'-'• 7.自主2.56 126.9:t24.89--' 1 7.5:t5.73 128.7主 8.92----' 7.4:101.93 135. 9:t24. 13 8.8:t4.81 . 8:t11.43寸
7.4:t3.121
8.1:企5.76 76. 7:t 10.13 10.6:t5.33•
68.9主11.83ー」 8.9:t4.36 70. 0:!:10. 53 9.4:t7.伺 69.8:t6.29 10.6ま4.06 72.4ま11.24 9.3:!: 5.35 12.9全2.21 83.6:t16.76 14.8主8.91•
13.1主11.77 73. 7:t12. 67 9目5主 4.15 74.8土12.56 9.5:!: 4.02 76.0:t6.86 10.8全5.52 78.3主14.21 11.6:!:7.49 -62一 差 (p<
0.05), 85歳-89歳と70歳-74 歳とに有意差 (p<0.01)がみられた。開眼 状態で自由な直立姿勢と Rombergの直立姿 勢とも, 85藤一89歳の高年齢層が重心動揺 軌跡距離が最も長かった。開眼状態で自由 な立位姿勢では, 85歳-89歳と75歳-79 歳, 80藤一84最と70義一74歳とに有意差 (p<
0.05)がみられた。開眼状態の Rom-bergの直立姿勢では, 85義一89歳と70議 -74歳とに有意差 (p<0.05)がみられた。 閉眼状態で自由な直立姿勢と Rombergの直 立姿勢とも85歳-89義の高年齢層が重心動 揺軌跡距離が長かった。 重心動揺面積については,開眼状態の立 位姿勢では,8
5
歳ー89歳が最も広く11.伽n2, 次いで60歳-64歳の8.1cm2であったが有 意差はみられなかった。開眼状態の Rom-bergの直立姿勢では, 85歳-89最が最も広 く13.4cm2,次いで80歳-84歳の11.6cm2 であったが有意差はみられなかった。閉眼 状態での自由な直立姿勢では ,75歳ー79歳 と60歳-64離が最も広く1O.6cm2,次いで 65歳-69歳の9.4cm2であった。閉限状態の Rombergの直立姿勢では, 80歳-84最が最 も広く 14.8cm2,次いで75議 -79識で 13.1αdであった。開眼状態で自由な直立姿 勢とRombergの直立姿勢の年齢層間での差 はみられなかった。 開眼・閉眼状態の姿勢別と前期・後期高齢 者の重心の位置,重心動揺軌跡距離,重心Table 5 開眼・閉眼状態の姿勢別の年齢層別によるの 重心の位置,重心動揺軌跡距離,童心動揺面積の (R: Right).右斜め前方 (AR: Ahead Right) の8方向を表わしている。 平均値と標準偏差 n-65 開眼状態の自由な立位姿勢では.8方向と 重.t.~..cの位置(%) 量心動堕軌跡距雄(岨) 重心理由揺面積 (c.') z土 50 主50 主so も85歳-89歳が最も重心動揺軌跡距離が長 襲 勢 区分 自由な 後期高齢者 35.4:t6.28 141. 6:t22. 70,- 8.0:t3.89 事事 開 立位安明 前期高齢者 35.0:t5.81 123.壮 18.52-' 7.5主3.35 眼 合 計 35.2:t5.59 131.8土22.36 7.8:t3.59 20 Ro園bergの 後期高齢者 36.6:t6.26 146.0ま25.40,- 10.1主5.67
っ
2・
.
•
秒 直立安勢 前期高齢者 35.8:t5.06 127.4 19.52-' 7.7;:3.68...1 合 計 36.2:t5.61 135.9主24.13 8.8:t4.81 自由な 後期高齢者 35.9:t5.92 76.0:t11.27,- 9.2:t5.32•
閉 立位聾傍 前期高齢者 34.6:t5.26 69.4:t10.43...1 9.3:t5.45 限 合 計 35目2:t5.56r
72.4土11.24r
9.3主 5.35 10 IRombergの 後期高齢者 36.5:t5.83 182.8:t15.78,- I 13.8ま 9.67,-•
.
•
本 かった。前方方向の身体の揺れでは.85歳 89歳と70歳ー74歳とに有意差 (p<
0.05). 75義一79歳と70議-74歳とに有意差 (p< 0.01)がみられた。左斜め前方の身体の揺れ では.85歳-89歳と75歳-79義・65歳 -69歳・ 60歳-64歳とに有意差 (p<
0.05). 85蔑-89歳と70歳-74歳とに有意差 (p< 0.01)がみられた。右側方向の身体の揺れで は.85歳-89歳と 70歳ー74歳とで有意差 (p< 0.05)がみられた。右斜め前方の身体の 揺れでは.85歳ー89歳と80歳-84歳・70 秒 直立姿暢 前期高齢者 35自主 5.07 合 計 36.0:土5.41 78.3:t14021 叩<0.05 up<O.OI 動括面積について. Table 5に示した。重心の位置 では,前期高齢者と後期高齢者をみると,自由な立 位姿勢と Rombergの直立姿勢開眼状態・閉眼状態で 差はみられなかった。 重心動揺軌跡距離では,開眼状態の自由な立位姿 勢とRombergの直立姿勢で、は,後期高齢者の方が距 離が長く,有意差 (p<
0.01)がみれたO 開眼状態の 自由な立位姿勢とRombergの直立姿勢で、も後期高齢 者の距離が長く,有意差 (p<
0.05)がみられた。 開眼状態では,自由な直立姿勢とRombergの直立 姿勢では,自由な立位姿勢の方が重心動揺軌跡距離 が短く有意差 (p<
0.05)がみられた。 重心動揺面積をみると.Rombergの直立姿勢の開 眼状態と開眼状態で,前期・後期高齢者とに有意差 (p< 0.05)がみられた。開眼・閉眼状態を姿勢別で みると,閉眼状態の Rombergの直立姿勢が最も広 く,開眼状態の自由な立位姿勢とに有意差 (p<0.05) がみられた。 3.身体の揺れの方向 1)年齢層による比較 身体の揺れの方向を重心動揺軌跡距離から分析し, 開眼・開眼状態の姿勢別からみた年齢層の身体の揺 れの方向の重心動揺軌跡距離の平均値と標準偏差を Table 6に示した。身体の揺れは,前方方向 (A: Ahead).左斜め前方 (AL: Ahead Left).左側方向 (L: Left).左斜め後方 (BL: Back Left).後方(B: Back) .右斜め後方 (BR: Back Right).右側方向 11. 6土7.49 -63 歳-74歳・65歳-69歳とに有意差(p<0.05) がみられた。開眼状態のRombergの直立姿勢 では.8方向とも85歳-89最が最も重心動揺軌跡 距離が長かった。前方方向の身体の揺れでは.85農 -89歳と 75歳-79歳とに有意差 (p<
0.01). 70 歳-74歳・65歳-69歳とに有意差 (p<
0.001)が みられた。左側方向の身体の揺れでは.85歳-89歳 と70歳ー74歳とに有意差 (p<
0.05).左斜め後方 の身体の揺れでは.85歳-89歳と70歳-74歳・65 歳-69歳・60歳-64歳とに有意差 (p<
0.05).後 方の身体の揺れでは.85歳-89義と70歳-74歳 とに有意差 (p<
0.05)がみられた。右斜め前方の 身体の揺れでは.85歳-89歳と75議-79歳・70 歳-74歳・65歳-69歳・60歳-64歳とに有意差 (p<
0.01)がみられた。 開眼状態の自由な立位姿勢での身体の揺れは.85 歳-89歳が最も重心動描軌跡距離が長いが,身体の 揺れは各年齢層にパラついていた。左側方向の身体 の揺れでは.85議-89歳と80最-84蔑・75歳 79義・70歳-74歳とに有意差 (p<
0.05).右側方 向の身体の揺れでは.85歳-89歳と75哉-79歳・ 70歳-74歳とに有意差 (p<
0.05)がみられた。 閉眼状態のRombergの直立姿勢で、は,身体の揺れ は右側方向を除いて85歳-89歳が大きい。右斜め 前方の身体の揺れは.85義一89歳と70歳-74歳・ 65歳-69歳とに有意差 (p<
0.01)がみられた。 2) 前期高齢者と後期高齢者の比較 前期・後期高齢者区分による開眼・閉眼状態の自 由な立位姿勢と Rombergの直立姿勢の重心動揺軌跡σ3 ,t. 開 限 20 秒 閉 眼 10 秒 o勢 年齢区分 85 - 89 80 - 84 自由な 75 - 79 70 - 74 立位姿勢 65 - 69 60 - 64 計 85 - 89 80 - 84 Ro田bergの 75 - 79 70 - 74 直立o勢 65 - 69 60 - 64 計 85 - 89 80 - 84 自由な 75 - 79 70 - 74 立位i!勢 65 - 69 60 - 64 計 85 - 89 80 - 84 Rombergの 75 - 79 70 - 74 直立寄勢 65 - 69 60 - 64 計 Table 6 開眼・閉限状態の姿勢別から見た年齢層の重心動揺軌跡距離の身体の婿れ方向の平均値と標準偏差 A x :tso 79.7土32.31
•
81.1士 山h
58.1:1:21.96 60.2:t16.80 83.5:t25. 76 72.9土29.92 AL X :tso L x :tso…
司
司
r
ヨ
町
町
ω4刷 削 …剥
s
山
山
1川 山 山 ……
…
:1:山山全3H刊T也昆 327.1:t148.87' • I I 393.1全98.90 297.1士91.55J I • I 406.4土 59.30 275.4士81.29--' I I 369. 1:1:73.47 283.6土71.36 ---' I 380.3土59.95 300.3:t44.11---' 364.8:t34.66 297.8:t95.07 390.6:t75. 15 138.0:1:35.07司 …
103.1:t71.64' II 362. 2:t149. 76 419.0:t76.15 78.1:t28.60J • I 308.8:t97.83 怠. 68.0:1:36.26---1 . 28.11:1:69.94 387.7:!:65.22 $ 76.2:t22.42一一一--1310.5主102.92 388.5:1:80.42 59.2主 12.45 331.8:1:73.21 403.2:t27.05 81.5:1:44.03 316.9:1:101.25 406.0:1:71.39•
47. 8:t34.71 194.3:t40.66 回 目 1 . 24う
刑
55.2:t 34.42 180.7:!:69.86 198.7:t39.19 56.8土21.20 159.2土51.61 217.8:1: 20.80 43.4土24.63 160.2:t35.08 194.4:t31.61 47.1:1:18.69 153.2:t25.93 201.7:t40.65 49.0:1:12.59 162.8:t29.56 204.0:土21.68 49.9:t24.67 165. l:t45.75 206.3土36:68 85.0:t31.14 217.8:t24.10 229.0:t25.47 77.0:t39.73 192.5:t49.10 225.5:1:64.94 74.5土59.29 189.9:t54.67 211.9:t28.46 52.5企24.76 792.2:1:50.51 208.7:t35.82 55.4全19目03 164.3:t49.44 221.0:t58.64 56.0:土19.6 187.5:t28.78 216.8:t18.04 64.6主37.67 188.1:t48.42 216.6企43.29 BL X :tso 171.2:t50.12 139.4I 37.62 153. l:t51.67 122.7:!:61.06 122.8:t44.85 131.8:t34.06 136.2:t50.23 住位。,n
I
159.5:t59.73 148.7:t32.58 134.3土36.68 124.7:!:43.39 119.2:t29.88 142.2;:43.96 86.3:t20.12 82.5:t28.59 91.0:t28.91 73. 3:t23. 86 82.9:t:20.74 80.3:t9.56 83.0:t24.07 109.3:t22.68 98.9:t36.33 96.8:t48.31 76.3:t25.53 91.2:t16.74 93.5:t30.59 91.0:t33.01 B x :tso 116.3土56.43 83.6:t37.87 80.4I 24.51 62.8ニ:l17.72 62.7主 16.82 72.7:t22.10 74.6:t29.64 102.5:t65.29‘
B 65.1主26.39 76.2土20.34 62.0:t14.95 79.7主39.48 48.0土 17.63 50.3:t27.27 61.8:1:32.18 44.2:1:幻.53 50.5:t23.31 42.5:1:14.∞
50.2:t25.40 92.8:t53.10 68.2土38.62 64.3土 46.61 50.7主32.37 52.6:t20.郎 48.8:t16.03 59.6:t36.33 BR X :tso 330.3:t68.36 325. 5:t150.57 293.0:t102.33 273.2:t79.04 284. l:t67.45 306.0:t41.11 295.5:t95.73 377.0:t52.10 354.5土147.28 305. 9:t97. 26 271.6:t66.02 299.5:t89.58 326.7主73.21 310.6:t98.61 188.0士35.56 179.1:t74.07 160.6:1:45.66 156.1:t34.72 155.4土 27.21 146.5土36.46 162.3土 45.85 205.8:t16.50 185.6:t49.91 188.2:t57.75 18厄6:t44.40 169.8:t46.68 178.0:t32.50 184.O:t46.24 R x :tso 403.3主 86.68•
375.3:t80.80 382.2:t51.32 357.0主 46.86 391.8土 96.58 456.0:1:48.16 431.1 ニ!:90.10 422.4主 83.47 392.8主 50.82 386.6土 81.94 398.0:土35.18 409.6:土72.04 且 5企 個 個 自コ
197.J;主 43.36 207.4主 30.06 199.4主 40.96 203.6:t41.15 198.8:1:20.69 204.6:1:39.76 223.5:t24.12 233.7土 65.74 218.3主 30.49 212.4:t40.82 210.3:t54.37 218. ii土 17.63 218.5主 44.21 ホp<0.05 **p<O.OI ***p<O.OOI A <Ahead) AL <AheadLeft) L (Left) BL (BackLeft) B (Backl BR (Back Rightl R (Rightl AR <Ahead Right) n-65 単位・回 AR Z士SO n l削 士 山 司 ゴ 4 132.7土33.39J• I 12 160.0:1:50.93 1. 14 126.2士45.95--' I . 18 122.8:t38.09 ---' 11 131.8土36.86 6 138.4:t45.74 65 - 1 4 158.OX 47.22. I I I 12 142.4:t24.IOJ • I I 14 140.7主36.8...J . 1 18 130.5:t45・08~
11 115.8:1:33.75~
143.4主39.98 65 85.8:士23.41 4 78.5:t20.76 12 90.9:1:3し16 14 73.9土18.79 18 83.4土16.34 11 77.2主lし25 6 81<0:主21.98 65叩
101.3主26.02 12• •
91.9:t43.65' • 14 72.9:t初 18 87.3:t24.51 11 81.3:t21.12 6 88.2:t32.27 65距 離 の 身 体 の 揺 れ の 方 向 の レ ー ダ ー チ ャ ー ト を
Figure 3. Figure 4. Figure 5. Figure 6に示し た。開眼状態の自由な立位姿勢を前期高齢者と後期 高齢者でみると,前方方向で有意差 (p< 0.01).左 側方向・左側後方・後方向・右側方向と右斜め前方 で有意差 (p< 0.05)がみられた。開眼状態の自由 な立位姿勢では前期高齢者と後期高齢者とに差はみ られなかった。開眼状態のRombergの直立姿勢を前 期高齢者と後期高齢者でみると,左斜め後方に有意 差 (p< 0.01).前方方向・後方向・右側方向と右斜 め前方で有意差 (p< 0.05)がみられた。開眼状態 のRombergの直立姿勢は,前方方向,後方向と右斜 め前方に有意差 (p< 0.05)がみられた。 神A .L ホP<0.05 ..p<0,01 単位 m
調
-日 Figur 3 関限状態の自由な立位姿勢の前期・後期高齢者の 重心動揺軌跡距離の身体の揺れの方向のレーダーチャー卜 A L 単位 m3
B Figur 5 閉眼状態の自由な立位姿勢の前期・後期高齢者の 重心動揺軌跡距離の身体の揺れの方向のレーダーチャー卜 4.接地足蹄面の形態 開眼状態と閉眼状態の姿勢別による接地足瞭面の 形態についてはTable7に示した。開眼・閉眼状態 の姿勢別では.H Lineは20.6cm- 20.9cmで変化 はなかった。 xLineをみると,閉眼状態の Rom-bergの直立姿勢で、は左右の足とも後期高齢者が前期 高齢者より長く有意差(p < 0.05).開眼状態の自 由な立位姿勢では右足が後期高齢者が前期高齢者よ り長く有意差(p < 0.05)がみられた。 yLineで は,開眼状態のRombergの直立姿勢で右足が前期 高齢者より後期高齢者の方が長く有意差(p<0.05) がみられた。 A角では,開眼状態の自由な立位姿勢 の左足が後期高齢者と比較して前期高齢者の角度が.
"
L .P < 0.05 柿P<0.01 単位mm帽ロ±:忠良│
.6 Figur 4 開限状態の Rombergの直立姿勢の前期・後期高齢者の 重心動揺軌跡距離の身体の揺れの方向のレーダーチャート.
"
L .P < 0.05 単位 m調
OB Figur 6 閉眼状態の Rombe匂の直立姿勢の前期・後期高齢者 の重心動揺軌跡距搬の身体の揺れの方向のレーダーチャート v o u u。
σコ 開 阪 20 秒 閉 眼 10 秒~
"
年齢区分 後期高齢者 自由な 前期高齢者 立位E寄勢 計 後期高齢者 Ro血bergの 前期高齢者 直立~勢 It 後期高齢者 自由な 前期高齢者 立位置~~:
t
後期高齢者 ROlbergの 前期高齢者 直立~~ Z十 本p<0.05 Table 7 開眼・閉限状態の姿勢別の前期・後期高齢者の接地足蹴面の形態学的分析の平均値と標準偏差 H Lx
Y PL f'ool Angle 80lh A U C f'ool L R R R 日 日 R L R Angle x :tSO Z士SO z土SO X :!.SO Z士SO Z士SO x ~SO X -!:S日 x :!:SD z士SD x.! SD Z士SO x :tS日 z土SO z土SD 20.9主 20.8士 3.9:t 4.8士 *1 」 7.3:!: 7. 4:!: 10.8:t 10.8土 6.4:t 12.7:1 12.9士 19.1 :!: 19.3土 38.3:t 1.10 1.10 1. 08 1. 94。
:87 1.15 0.86 0.62 1.88 2.58 2.44 2.60 3.55 1. 03 6.56 20.8:!: 20.8:t 3.7:t 3.9土 7.5:t. 7.4士 10.8士 10.8士 7.6士 6.7:t 12.1土 12.5士 19.7:t 19.1士 38.0土 1 .15 1.15 1. 01 1.17 0.43 0.79 0.51 0.47 2.54 2.10 2.72 1. 97 2.55 3.22 5.76 20.9:!: 20.8土 3.8:!: 4.3:t 7.4:!: 7.4:t 10.8:!: 10.8土 7.0:t 6.6土 12.4:!: 12.7士 19.4土 19.2土 38.1:t 1 .11 1.11 1. 04 1.63 0.67 0.97 0.69 0.54 2.32 2.32 2.59 2.28 3.04 3.59 6.10 20.7:t 20.7士 4.7:tu
土 7.5士 7.8±* 1 10.7土 10.8士 7.5:t 7.9土 12.5:':. 12.0士 20.0士 19.8土 51.1士 1 .16 1.29 3.16 1.56 0.57 0.50 0.69 0.69 1.38 1.36 2.65 3.02 3.27 3.40 15.32 20.6:!: 20.7士 3.8士 4.3士 7.5:t 7.5:!:.J11.0土 10.9土 7.5:t 7.4土 12.1土 12.2土 19.7土 19.6土 54.l土 1 .14 1.16 1. 04 3.26 0.43 0.75 0.94 0.59 1.24 1.44 1.57 1. 54 2.15 2.15 14.49 20.7:!: 20.7土 4.2:!: 4.5 :!: 7.5士 7.6士 10.8士 10.8:!: 7.5士 7.6土 12.3士 12.110 19.8:!: 19.7土 52.7士 1 .14 1. 21 2.30 2.60 0.49 0.66 0.84 0.64 1.30 1.41 2.13 2.32 2.71 2.78 14.83 20.9土 20.9士 3.9士 4.5士 7.4土 7.4士 10.5士 10.8土 6.6士 6.8士 12.7士 12.8.t 19.3士 19.6:!: 39.0土 1 .10 1. 22 1.∞ 1.48 0.59 0.91 l.42 0.78 l.49 2.05 2.34 3.18 3.23 3.66 7.23 20.8:!: 20.9:t 3.7:!: 4.2士 7.4土 7.4土 10.7:!: 10.9士 7.0士 6.5土 12.5:!: 12.4土 19.6士 18.9土 38.0:!: 1.12 1. 07 0.97 2.47 0.48 0.65 0.62 0.63 1.34 1. 90 1. 88 2.66 2.18 3.88 5.27 20.9:!: 20.9士 3.8土 4.3iu
士 7.4士 10.6:L 10.8! 6.8土 6.6:!: 12.6'. 12.6:t 19.5士 19.2土 3U士 1.10 1.13 0.98 2.06 0.53 0.78 1.07 0.70 1.41 1.97 2.09 2.89 2.69 3.77 6.22 20.7:!: 20.8士 5. 2:t,
4.8士 *1 7.4士 7.8:!: 11. 4:!: 11.2士 7.6:!: 8.0士 11.8土 12.7士1 19.4 :!: 20.7:t 1 5し7:!: 1 .09 1.22 3.26* 1. 63 0.90 0.85 2.05 1. 75 1.65 1. 54 3.08 2.79* 3.26 3.13* 」 16.65 20.8士 20.9土 3.8土 」 3.9士」 7.4士 7.6土 10.7土 10.7士 7.8土 7.6土 1I.1:¥. 11.2士 」 18.9:!: 18.7士 51.8:!: 1.14 1.11 1. 02 1.18 0.47 0.53 0.65 0.64 1.35 1.56 2.36 3.28 2.56 4.09 16.27 20.8土 20.8:!: 4.5:!: 4.3土 7.4:!: 7.7土 11.0士 11.0土 7.7:!: 7.7:!: 1I.4:!: 11.9土 19.1 :!: 19.6土 51. 7士 1 .11 1.15 2.43 1.46 0.69 0.70 1. 51 1.29 1.49 1. 55 2.71 3.14 2.89 3.78 16.32 n'65 単位:阻 第1足陛角 R n x :!:SD x:tSD ー1.8土 -2.8士 30 11.06 16.72 1.1士 0.5士 35 8.30 11.29 -0.2土 ー1.0士 65 9.70 14.04 3.4士 5.9:t 30 9.61 9.87 6.0:!: 4.6:!: 35 7.70 8.88 4.8士 5.2士 65 8.71 9.30 ー1.6士 -0.2士 30 8.18 13.58 2.0土 0.3:!: 35 7.93 9.19 O.H -0.3士 65 8.18 11.33 3.1 :!: 5.2士 30 9.52 10.45 5.3土 4.7士 35 7.08 7.44 4.3:!: 4.9:!: 65 8.30 8.89Figure 7 Rombergの直立姿勢の媛地足蹴 Figure 8 左側一自由な立位姿勢の接地足踏, 右 側 -Rombergの直立姿勢の接地足蹴 大 き く 有 意 差 (p
<
0.05) がみられ,開眼状態の Rombergの直立姿勢が右足ともB角とC角が前期高 齢者と比較して後期高齢者の角度が大きく有意差 (p<
0.05)がみられた。内側線と第1足E止の内側の 突端部を結ぶ角度については,開眼・開眼状態の自 由な立位姿勢時の左右の足ともマイナスの値であり, Rombergの直立姿勢で、はブ。ラスの値であるが,各々 での差はみられなかった。Figure7とFigure8に 実際の接地足除、面を示した。N
考察
研究に協力した被験者で有効デ タの得られな かったのは約半数弱であった。「老人いこいの家」に は各自が目的(入浴,踊り,囲碁・将棋など)を持っ て通ってくる。自宅から歩いてくる者,自転車で来 る者と様々である。開眼・閉眼状態で自由な立位姿 勢と Rombergの直立姿勢での 4測定方法で,開眼 状態でも測定できなかった高齢者がいた。特に閉眼 状態の自由な立位姿勢での測定不可能者が約 114弱 みられた。開眼状態でRombergの直立姿勢で、の不可 能者も 16.0%もみられた。測定不可能者は,ある姿 勢で大きな身体の動揺のため測定不可能だったり, 測定時聞が開眼状態で20秒間,開眼状態で 10秒間 同姿勢を維持できなかったのではないかと推測され る。恒屋ら11) は,頭部CT所見と重心図をもとに, 脳の加齢変化と直立時の重心動揺との関連について 検討し,その結果,大脳白質の萎縮性変化と直立時 の重心動揺とに有意な相関が認められ,大脳の加齢 変化は開眼より開眼時動揺の増大と関係が大きかっ たと述べている。本結果の有効データと無効データ 問での検討は,姿勢に影響する要因についてみたが, 疾患群,特に平衡機能に影響する眼疾患・耳鼻咽喉 疾患・神経疾患・脳疾患や骨疾患・腰椎ヘルニアな どでも特徴的なものはみられなかった。さらに,有-67-効データの被験者と無効データの被験者の年齢層で も特徴的なことはなかった。これは測定方法に起因 するのではなく,個人差,つまり素質も含まれてい る可能性があることが示唆される。 1.重心について 本研究での重心の位置は,35.0%-36.0%で開眼・ 閉眼状態の自由な立位姿勢とRombergの直立姿勢と に差はみられなかった。成熟期の女性の重心の位置凶 は,開眼状態の自由な立位姿勢と Rombergの直立 姿勢とでは差がみられたが,本結果は開眼状態の自 由な立位姿勢と同じ%であった。平津17)の研究で は,腫側から 47%にあると報告している。平津の重 心の位置の算出は実測足長で、GLの長さを割ってい るが,本研究では,接地足蹴面のHLをGLで割って おり,平津の算出方法と本研究の算出方法の遣いに どのような意味があるかを検討する必要がある。加 城ら
ω
の成熟期にある女性の重心の位置(重心の分 析方法は本研究と一致)は,開眼状態の自由な立位 姿勢では腫側から爪先側へ (35.08%に開眼状態の Rombergの直立姿勢では腫側から20.98%であった と報告している。測定結果から,開眼状態と閉眼状 態での姿勢別では,重心の位置は前期高齢者と後期 高齢者とにどの姿勢でも差がみられなかった。刺激 (Rombergの直立姿勢)に対しても重心の位置が変 化しないのは,重心の調節にどのような機能が働い ているかをみていく必要がある。2
.
開眼・閉眼状態の姿勢別による重心動揺軌跡距 離の身体の揺れの方向 重心動揺軌跡距離は, 85歳以上と各年齢層との関 係では開眼・開眼状態の姿勢別では85歳以上の距離 が長かった。前期高齢者と後期高齢者間で,姿勢問 で後期高齢者の距離が長かった。ぞれは85歳以上と それ以下とに分けられるO 前期高齢者と後期高齢者の重心重揺軌跡距離の身 体の揺れの方向のレ ダ チャートをみると,4
姿 勢とも左側方向から左斜め前方と右側方向から右斜 め後方への動描軌跡距離が長かった。これは,成熟 期の女性の8方向の揺れと動揺のパターンを示して いた。平津18)は左脚が支持機能を右脚が調節作用を しており,呼H及も左脚を中心に左前方から右後方に 円を描く呼吸運動をしていると述べているが,成熟 期にある女性の身体の揺れの方向と同傾向を示して おり,今後なぜそのような傾向にあるのかを追跡し ていく必要がある。 -68 3.重心動揺面積について 各年齢層での有意差はみられなかったが,前期・ 後期高齢者別では, Rombergの直立姿勢の開眼状態 と開眼状態とに差がみられた。自由な立位姿勢の方 が動揺面積が狭い。つまり 自由な立位姿勢の方が 安定していることを意昧しているo 刺激としてRo m-bergの直立姿勢にすると差がみられることから,高 齢者の直立姿勢保持能力の測定には現在のところ, 刺激を与える(Rombergの直立姿勢)方が高齢者の 持つ能力を判定することができると示唆された。4
.
接地足踊面の形態 開眼・開眼状態での姿勢別では, HLの長さは変化 がなかった。しかし ,xL
i
n
e
とyL
i
n
e
の長さは, 開眼・開眼状態の姿勢別で全体的に左足に比べて右 足が長かった。開眼・開眼状態の姿勢別で重心動揺 面積がほぼ同様であるが 重心動揺軌跡距離が異な るのはxLine
で調節されている。つまり,腫側で調 節しているのではないかと推測される。接地足旅面 の形態では,足N
JI:の欠損(足N
JI:がビデオに写ってい ない,つまり底部に接していなL、)がみられる高齢 者と5足世ともはっきりと写っている高齢者もあり, 重心動揺軌跡距離と重心動揺面積との関係で検討す る必要があるO 接地足野面の形態をみると, Rombergのl直立姿勢 では足圧が足N
JI:全体にかかり,足N
JI:の役割を果たし ている。開眼状態で自由な立位姿勢では,足E
止が ほとんど役割を果たしていないデータもみられ, Rombergの直立姿勢にすると足駈がはっきりと写る ことが多い。自由な立位姿勢時の足N
JI:とRombergの 直立姿勢の足N
JI:の接地足駈とN
JI:圧と広さを比較する と, Rombergの直立姿勢の方が足全体の機能回復へ の援助ができるのではないかと推測する。普段は自 由な立位姿勢をとっているが,定期的に Romberg の直立姿勢をとり,姿勢維持に刺激を与えることが 必要と考える。V
おわりに
今回,高齢者の姿勢に関する基礎的研究として, 重心の位置,重心動揺軌跡距離,重心動揺面積と接 地足断、面の形態学的分析を行った。高齢者の重心の 位置は,成熟期にある女性の重心の位置より腫側に よっており,どの姿勢でも変化はなかった。今後さ らに,これについても高齢者の姿勢の基礎資料.標 準化を図るにはさらに対象者数を増やす必要がある。引用文献 1) 平津輔一郎:立ち方の定量的評価,スタシオロジー (3),静岡大学教養部研究報告, 7, 31・65, 1971. 2) 平津輔一郎:直立姿勢の安定限界 直立姿勢の神秘,姿勢と生活, 14, 1・74,1974. 3) 措飼道夫:動作学,森間聞一編.生理学体系 W,運動系の生理学.医学書院, 717・766,1973. 4) 森茂美:直立の分析,真島栄信,措飼道夫編,生体の運動機構とその制御,杏林書院, 262-277, 1972. 5) 月村泰治:重心図,整形外科, 28, 722・731,1977. 6)河合 学,稲村欣作,間野忠明:立位姿勢における身体動揺と環境照度,姿勢研究, 9 (1), 25・32, 1989. 7) 石井喜八,伊坂忠夫,上野裕一:立位姿勢における重心線の前後移動範囲,姿勢研究, 8(2),65・71,1988. 8)桐生武夫,平津欄一郎,白井永男他:新生児の姿勢制御についてー仰臥位と腹臥位における重心図学的考 察一,姿勢研究, 4 (2), 89・95, 1984. 9) 中川博文,飯沼和三,高橋 賞:重心動揺計を利用した Down症候群の姿勢制御機能の発達に関する研究, 姿勢研究, 10 (2), 105・112, 1990. 10) 片平清昭,岩崎祥一,塚原 進他:立位姿勢における身体動揺と足底部位圧,姿勢研究,7 (1) , 7・12,1987. 11) 恒屋昌一,平津禰一郎,市村真由美他:高齢者の脳の加齢変化と直立時重心動揺について,運動生理,第 9巻第 4号, 193・198, 1994. 12) 藤原勝夫,外山寛,浅井仁他:老人の平衡機能の適応の評価,デサントスポーツ科学,
Vo
1
.
1
3, 262・
.271. 13) 橋 詰 謙 , 伊 東 元.丸山仁司他:立位保持能力の加齢変化,日本老年医学会雑誌,第 23巻第 1号, 85・92, 1986. 14) 加城貴美子,柴原君江,釜中 明:成熟期にある女性の姿勢に関する基礎的研究,川崎市立看護短期大学 紀要,第2巻第 1号, 79・86, 1996. 15) 種目行男,荒尾 孝,西嶋洋子他:高齢者の身体的活動能力(生活体力)の測定法の開発,日本公衆衛生 誌,第43巻第 3号, 196・208, 1996. 16) 東京都立大学身体適性学研究室編:日本人の体力標準値 第三版,不昧堂出版, 308・309,1980. 17) 平津捕一郎:日本人の直立能力について,人類学雑誌, 87 (2), 81-92 , 1972. 18) 平津禰一郎:Stasiologyからみた左足と右足,神経研究の進歩,第 24巻, 623・634, 1980.-69-The b
a
s
i
c
s
t
u
d
y
o
f
t
h
e
p
o
s
t
u
r
e
o
f
t
h
e
o
l
d
Ki
miko KASHIRO
I)K
i
mie SHIBAHARA
1) Akir
a
KAMANAKA
l
2
Yumi ISHIDNl
1) Ka