小児科外来におけるプレパレーションの現状
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(2) リハ ビ リテ ー シ ョ. (2010年 3月. ). 導入す るため に必要 な ものは,知 識 と時間 と考 える施設が 多 く キー ワー ド :プ レパ レー シ ョン,外 来 ,小 児看護. て,子 どもが 安心 して医療 を受 け られ るため に小 児科 は. め. 外来 です べ き看護 ケアが明確化す る ことにつ なが る。. に. また,小 児科 医師 の不足等 の 問題 か ら考 える と,小 児 子 どもは,体 験 した ことの ない場所や医療者 ,さ ら. 科 医師 と看護 師 の協 働 に よ り診察や検査が スムーズ に. には診察や 検査 を受 ける と き,恐 怖 や不安 か らお びえ. 行 われ ,よ り質 の 高 い ケアが子 どもと家族 に提供 で き. た り,泣 い た りと抵抗 す る場合が多 い。 またそ の よう. るので はない か と考 える. な時 ,子 どもは十分 な説 明 を うけない まま,危 険防止. わが 国 での プ レパ レー シ ョンに関す る先行研究 は. ヽ のため に抑 制 され る こ とも多 く,そ の 体験 が ′ 亡 的外傷. 2002年 ころ か ら広 く行 われ て きてお り,入 院時 や検 査 0手 術前 の子 どもを対 象 と した ものが ほ とん どで あ. となる可 能性 が問題 とされて い る。. ,. プ レパ レー シ ョンとは,認 知発達段 階 に適応 した方. る。過 去 10年 の 医 中誌 の プ レパ レー シ ョンに関す る. 法 で病気 ,入 院 ,手 術 ,検 査 ,そ の 他 の 処置 につい て. 研究 で は,外 来お よび診療所 につい て検討 されて い る もの は 少 な く,秋 山 ら)が 実践 報告 して い る小 児 科外. の説 明 を行 い ,子 どもや 親 の対処能力 を引 き出す よう な環境 お よび機 会 を与 える ことで あ る. l。. わが 国 で は. ,. 来 にお けるプ レパ レー シ ョンは,採 血時の実 践 につい. 1970年 頃 よ り入 院や手 術 に関す るオ リエ ンテ ー シ ョ. てのみで ,診 察時 の プ レパ レーシ ョンが 導 入 されて い. ン,退 院指導 と して行 われ る よ うに な り,2000年 頃. る報告 は なか った 。高橋 ら1の プ レパ レー シ ョン に関 す る文献検 討 で は,入 院時 ・退 院時 0入 院環境 に関す. よ り検査や処置 ・治療 を受 けるための心理 的準備 と し て もプ レパ レー シ ョンが 導 入 され る よ う に な った 。. る ものであ る。 また ,蝦 名 の 調査'で は,遊 び空 間 に. 1994年 に批 准 され た 「 子 ど もの権 利 条約 」 以 降 ,小. つ い ての認識 が病 院内や外 来 にお い て は ,8∼ 9割 で. 児看護領域 にお い て も子 ども及 び病児 の権利 が見 直 さ. あ るの に対 し,実 際 は 1∼ 5割 で あ り,ま た ,検 査 室. れ始 め ,プ. レパ レー シ ョンヘ の 関心 も高 まって きた2。. や処置室 の飾 りつ けに関 して も認識 は高 い が ,実 施率. 医療 を受 ける子 どもに対 し,ど の よ うな検査や処置 が. は低 い と報告 して い る。 これ らか ら, 小児科タト来 にお. 行 われ るのか を発達 に応 じた適切 な説 明 を し,子 ども. けるプ レパ レー シ ョンにつ い ては,認 識 されて きて い. が理解 し,納 得す るこ とは,い か なる場所や状況 にお. るが ,ほ とん ど着手 されて い ない こ とが 伺 える。 さら. い て も必要 で あ る。. にプ レパ レー シ ョンについ て ,診 察前 ・中 ・後 に至 る. 多 くの 子 どもが 初 めて医療機 関や医療者 と出会 うの は小 児科 外 来 や診療 所 で あ り,そ こで の 関 わ りもま. 子 どもへ のケアにつ い て検討 して い る もの はない 。 本研究 は,施 設 の環境 ,診 察前 の ケア,診 察 中 のケ. どもの権利 が 尊重 され なければな らな い 。前述. ア,検 査 ・処置 中 の ケア,診 察後 のケアを調査す る こ. の よ うに,入 院や手術 を受 ける子 どもの ケアが見直 さ. とで ,小 児科外 来 にお ける プ レパ レー シ ョンの現状 を. れて きて い るが ,外 来や診療所 にお い ては未 だ注 目さ. 明 らか にす る。 そ して ,小 児科外来 での 有効 なプ レパ. れて い な い 。外来や診療所 で 行 われ る医療行為 は ,入. レー シ ョンを検討す る ことを 目的 と して い る。. た,子. 院や手術 に比 べ て心理 的混乱 を引 き起 こ さな い とい え るのだろ うか。子 どもに とって,痛 み を伴 わな い診察. 研 究 目的. や検査 で あ った と して も,初 めての体験 は恐 怖 や不安 を伴 うもので あ る。例 えば,言夕察室 で 医師 と対面 に座. 小児科外来で の プ レパ レー シ ョンの現状 を把握 し. り,説 明 な しに聴診器 を胸 に当て られ るこ とが 行 われ. 小児科外 来 にお けるプ レパ レー シ ョンの導入 の 有効性. た な らば,子 どもは驚 き と恐怖 そ して不安や緊張 とい. や問題点 な どを明 らか にす る。. 、 った′ 亡 理 的混乱 を引 き起 こす こ とが 考 え られ る。 そ こで ,多 くの子 どもが初 めて 医療 に出会 うで あ ろ う小 児科外 来 に こそ ,プ レパ レー シ ョンを導 入す る こ とが必 要 と考 える。 さらに,プ レパ レー シ ョンを通 じ. ,.
(3) 大森裕子. 他 :小 児科外 来 にお け るプ レパ レー シ ヨンの現状. 155. め ,個 人及 び複 数 で 回答 した者 や施設 は特定 され ない. Ⅱ。 研 究 方 法. こ と,結 果 は学会等 で公 表す る こ とを「調査協力 のお 願 い」 に明記す る。 得 られたデ ー タは,鍵 のかか る と ころに保存 し,研 究者が厳重 に管理す る。. 1.用 語 の定義 プレパ レー シ ョン :子 どもがわかる表現 で説明 を行. (2)相 手 の理解 を求 め る同意 を得 る方 法 質問票 とあわせ て研 究 目的 ,研 究方法 ,倫 理 的配慮. い,子 どもが これか ら起 こることに対 して心 の準備 が で き,そ の子な りに乗 り越 えられるように子 どもの対. を明記 した「調査協力 のお願 い 」 を施設 に郵送す. 処能力,頑 張 りを引 き出す ようなケアであ り,① 子 ど もの発達心理的身体的 アセスメン ト,② 入院 ・処置の. る。 質問票 の返 送 を もって本調査 へ の 同意 とす る。. 一般的オリエ ンテー シ ョン,③ 医療行為 などの説明を. び不利益 の排 除方法. (3)個 人が受 けるおそれ の あ る心 身上 の危険性 お よ 質問票 と「調査協 力 のお願 い 」 を施設 に郵送 し,研. 遊 びを交えて行 う狭義 のプレパ レーシ ョン,④ 処置中 の気 を紛 らわせるような遊 びの介入 (デ イス トラクシ. 究協 力 は 自由意志 であ り,同 意 した個 人 のみが 同封 し. ョン),⑤ 検査 や治療終 了後 の 遊 び (post procedure. た返 信用封筒 にて ,個 人 ごとに研究者 へ 返信す る。. play)の 5段 階 とした. a。. (4)自 己決定 の権利 の保障 研 究 へ の協 力 は 自由意志 を尊重 し,拒 否が可能 な こ. 2.研 究対象. とを「調査協 力 のお 願 い」 に明記す る。. K市 内の「小児科」 を標榜 して い るすべ ての診療. (5)報 告 の還 元. 所 306施 設 の代表者 に依頼 し,そ こで従事す る医師 と. 本研 究 の結果報告 は,看 護系学会 お よび学部紀要等. 看護師各 1名 ずつ を対象 とした。なお,同 職種 で複数. で発表 し,今 後 の小児看護領域 にお い ての公 の 資料 と. 人が勤務 してい る場合 には,協 議 の上 回答 して もら. す る。 本研 究 は,本 学 の研 究倫理委員会 の審査 を受 け た。. い,代 表者が記入す る。. 3.方 法. Ⅲ。結. 呆. (1)質 問紙調査 施設 の背景 5項 目,外 来 で子 どもが 訪 れ る場 所 を. 1.対 象背景. 「待合室」,「 診察室」,「 処置室」別に し,「 お もちゃや. 1施 設 あた り,医 師 1名 ,看 護 師 1名 にお願 い し. 飾 りつ け」「人的環境」 に関する 8項 目,診 察時 の対 応に関する 6項 目,検 査 0処 置時の対応 に関する 5項. (16%),看 護 師 25名 (8%), 不 明 3名 (1%)で あ った。 対 象施 設 には,看 護 師が. 目,診 察後 の対応 に関する 3項 目,プ レパ レー シ ョン. 不在 して い る施設 も存在 し,医 師 に よる回答 が ほ とん. の課題 に関す る 4項 目の合計 31項 目の質問紙調査 を. どで あ った ため ,医 師 の 回答 を本調 査 の 回答 群 と し. 行 う。. た。. ,. 回収結 果 は 医師 49名. 各施設 に,研 究協力依頼書 ,質 問票 (2部 ),返 信. 小児科 を標榜 して い る施設 を対象 と したが ,受 診患. 用封筒 (2部 ),結 果希望 のはが きを郵送す る。 質問. 者 の 内訳 が小児科 の ほ うが 多 い と答 えた施設 が 25施. 票 は無記名回答 とし,回 答 した個人が同封の返信用封 筒 にて返信す る。調査期 間 は 2008年 7月 末 ∼9月 初. (51%)だ つた。小児科受診患者 の発達段 階 は,幼 児前半 が最 も多か った。 また ,1日 平均 の患 者 数が約 20人 未満 の施設 が約 6割 で あ った 。 また ,受 付 か ら 診 察 まで の待 ち時 間 は ,15分 未満 の 施 設 が 8割 で あ. めの約 lヶ 月間 とす る。 回収場所 は,研 究者個人の施錠可能なメールボック スと し,開 錠 は研究者 のみがす る。. 設. った。 (表. 1). (2)分 析方法 調査結果 は項 目ごとに量的に統計解析する。. 4.倫 理的配慮. 2.環 境 1)施 設 内 で子 どもが遊 ぶための場所 施設 内 に子 どもが遊ぶ場所 を設置 して い るか とい う. (1)人 間の尊厳お よび人権 の擁護. 質 問 で は,あ る と答 えた施設 は 22(44。 9%),な い と. 質問票 はすべ て無記 名回答 とし,回 答 した個人が返. 答 えた施設 は 26(53。 1%)で あ った。. 信用封筒 にて返信す る。結果 は統計的 に処理す るた. 2)場 所 別 のお もち ゃ. (図. 1-I,Ⅱ ,Ⅲ ,Ⅳ. ).
(4) 看護学 ・ リハ ビ リテ ー シ ョン学編 (2010年 3月. 甲南女子大学研 究紀要 第 4号. 156. 表. 1. ). 対 象施設 の概要 施設数. ヽ 憲者が多い 」 児科′. 小児科以外患者が多い. 無 回答. 22(44.9). 2(4.1). 25(51.0). 10人. │. ∼ 20人. │. ∼ 30人. ∼40人. │. 17(34.7). 1. 12(24.5). 1. 6(12.2). 2(4.1). 1. 1∼. 1日 の平均患者 数. 1. 乳児. 最 も患者数が多い発 達段階. 3(6。. 1). 1. 幼 児前半. 1. 幼 児 後半. 28(57.1). 1. 7(14.3). │. 1 1. ∼ 50人. 50人 以上. 6(12.2). 1. 学童前半 8(16.3). 4(8.2). 1. 1(2.0). 1. 1. 無 回答 2(4.1). 無 回答 2(4。. │. ∼ 15分. 1. 1. 学童 後半. ∼30分 ∼45分 │ │ 9(18.4) 1 29(59。 2) 1 9(18。 4) 1 1(2.0 0∼ 5分. 診 察 までの待 ち時 間. (%)(n=49). 1). ∼60分 1(2.0). %。 0. %。 0. 。 9. 。 9. ■待 合室. 。 8 。 7. 80 70. 。 6. 60. 。 5. 50. 。 4 。 3. 40 30 20. 。 。 2 1. 10. 特 にな い. そ の他. 特 にな い. ゲーム. そ の他. 病 院 いちこ. パペッk︲ V¨ 一 テレビ 。ビデオ ・ 人形 図. 処 置 室 の お もち ゃ (n=49). テレビ 。ビデオ. 診察室 のお もち ゃ (n=49). %。 0. %。 0. 。 9. 。 9 。 8. 80. 。 7. 70. 。 6. 60. 。 5. 50. 。 4. 40 30 20. 。 3 。 2 。 1. 10. 筆記用具. 大型遊 具. パズル. 折り 紙. 楽器. 車 。電 車. ブロック. 積 み木. ぬいぐ るみ. 待合室 ,診 察室 ,処 置室 の 中 で ,お もちゃが最 も多. 0. 絵本. そ の他. 特 にな い. 病 院 いろこ. 楽器 ゃ. 折り紙 ヽ ” ゲーム 4 〓 n パペット <. 大 型 遊 旦︵ ﹄. 筆記用具 お. パズル 卸. プ ロック Ⅱ. テレビ ・ビデオ ︿口 待 車 電 車 . 積み木 図. 人形 ト. ぬいぐるみ. 絵本. 。. 1-Ⅲ. 図. ゲーム. 大型遊具. 折 り紙. パズル. 筆 記用具. プロック. ?﹂ 病 院か︶. 車 。電 車. 楽器. パペット. 積 み木. 場所 別 のお もち ゃ (n=49). 絵本. 人形. 0. ぬいぐ るみ. 特 にな い. そ の他. テレビ 。ビデオ. 楽器. 大 型遊具. フ ロック. パズ ル. 筆 記用具. 折 り紙. 1-I. ゲーム. 図. 車 皇 電車. ト. ?﹂ 病 院が︶. 積 み木. 人形. ぬいぐ るみ. 絵本. 。. パ. 置室 で 少 なか ったが ,待 合室 で は多 い割合 で あ った。 診察室 で は,65.3%の 施設 でお もち ゃが置かれて い. くおかれ て い るのは待合室 で あ った。 置かれ て い るお もち ゃの種類 には,場 所 別 の特徴 が. た。置かれて い るお もち ゃの多 い順 は,ぬ い ぐるみ は. み られた。 待 合室 には,9割 以上 の 施設 でお もち ゃが. 44.9%,人 形 は 26。 5%,絵 本 は 22.4%で あ つた 。 ま. 置 かれて い た。置かれて い るお もちゃの 多 い順 は,絵. た,パ ペ ッ ト,楽 器 ,病 院 ごっこは待合室 よ りも多 い. 本 は 85。 7%,ぬ い ぐるみ は 55。 1%,積 み 木 は 38.8%,. 割合 で あ った 。. 人形 は 34.7%,ブ ロ ックは 32.7%で あ つた 。 また. ,. 積 み木 ,車 ・電車 ,パ ズル,ブ ロ ックは,診 察室 と処. 処置室 では,46.9%の 施設 で何 も置かれて い なか っ た。 置 か れ て い るお もち ゃの 多 い 順 は ,絵 本 は 24.5.
(5) 大森裕子. 他 :小 児科外来におけるプ レパ レー シ ョンの現状. 157. %。 0 。 9 。 8 。 7 。 6 。 5 。 4 。 3 。 2 。 1. 特 にな い. そ の他. 寝具. 家具. モビール. 壁紙. ポスター. 。. 図 2-I. 図. 3. 遊 ぶ た め の ス タ ッフ (n=49). 場所 別 の飾 りつ け (n=49). %。 0 。 9 。 8. 睦て,ヽ奪肇,. 。 7. 11護 8碁. 。 6 。 5 。 4 。 3 。 2. 図 4 不安 をやわ らげる関わ り (n=49). 。 1. その他. 寝具. 家具. モビール. 壁紙. ポスター. 。. 図 2-Ⅱ. 特 に な. %,ぬ い ぐるみ は. 18。. 4%,人 形 は 2%で あ つた。 2-I,Ⅱ ,Ⅲ ,Ⅳ 10。. 3)場 所 別 の 飾 りつ け (図. 待合室 の飾 りつ け (n=49). ). 子 どもの好 む飾 りつ けが 「特 にない」 と して い る施 設が待合室 は 40.8%,診 察室 は 36.7%,処 置室 は 46.9. %。 0 。 9. %で あ った 。飾 りつ けが され て い る施 設 の 中 で ,壁 紙 ,モ ビール,家 具 は,待 合室 での割合 が最 も多 く. 。 8. ,. 。 7. ポ ス ター と寝具 は診察室 での割合 が 多 か った。処置室. 。 6 。 5. は,す べ ての飾 りつ け の割合 が少 なか った。. 。 4. 待合室 で は,ポ ス ターが 42。 9%,壁 紙が 24.5%,モ. 。 3 。 2. ビールが 16.3%,家 具が 10.2%で あ つた。. 。 1. 診察室 で は,ポ ス ターが 44.9%,壁 紙が 16.3%,モ 特 にな い. そ の他. 寝具. 家具. モビール. 壁紙. ポスター. 。. 図 2-Ⅲ. ビールが 10.2%,寝 具 が 8.2%で あ つた 。 そ の 他 と し て カ ー テ ンがあ った。 処 置室 で は,ポ ス ターが 32.7%,壁 紙が 12.2%,モ. 診 察室 の飾 りつ け (n=49). ビールが 6.1%,寝 具が 4。 1%で あ った。. %。 0. 4)′. 遊 ぶ ための ス タ ッフ (図. 3). 。 9. 待合室 な どで子 どもと遊ぶための ス タ ッフが い る と. 。 8. 答 えた施設が 6施 設 (12.2%)で あ つた。 そ のス タ ッ. 。 7 。 6. フの職種 は,保 育士が 5施 設 ,看 護 師が 4施 設 ,そ の. 。 5. 他 と して事務職員 2施 設 であ つた。. 。 4 。 3 。 2. 3.診 察前 の 関 わ り. 。 1. そ の他. 寝具. モ ビ. 家具. 壁紙. ポスター. 。. 診察前 に待合室 な どで子 どもの不安 をや わ らげ るた. │. レ フ. 図 2-Ⅳ. 処置室 の飾 りつ け (n=49). 特 に な. めの 意 図的 な関 わ りを して い るの は ,「 して い る」 が. 3施 設 (6.1%),「 必 要 な時 に して い る」 が 23施 設 (46.9%),「 して い ない 」が 20施 設. (40。. 8%)で あ つ.
(6) リハ ビリテー ション学編 (2010年 3月. 158. ). %。 0. % 1001. 。 9 。 8. 90. 。 7. 80. 。 6. 70. 。 5. 60. 。 4. 50 40. 。 3 。 2. 30. 。 1. 20. あ ま り 行 わな い. 必ず行う. 一 緒 に遊 ぶ. 診 察 の説 明. る. 図 7-I. わ 調. り ヽ. 図 5. 家族と話す げ. を. わ や. 安 気を紛らわす会話 石. 0. 。. 10. イ 予 わ な. 診察時 に気 を紛 らわす (n=49). %0 0. %。 0 。 9. 90. 。 8. 80. 。 7. 70. ■孝L児. 。 。 。 6 5 4. 60 50. 40. その他. 音楽. しな い. あ ま り しな い. 説明 す る. 必ず 説 明 す る. ス キ. 絵本を用. 。. 玩 具を 用 いる Ⅱ 一. 。 1. 0. 話 を す る 図. 。 2. 10. 。 3. 30 20. い る 診 察 時 に気 を紛 らわす 方 法 (n=49) プ. (n=49). %。 0. 4.診 察時 の 関 わ り 1)診 察時 の説明 (図 6-I,Ⅱ. ). 。 9 。 8. 診察時 に子 どもに診 察 につ い ての説 明 を行 うの は. ,. 。 7. 「必 ず説 明す る」 と「 説 明す る」 を合 わせ る と,乳 児. 。 6. は 18.4%,幼 児前半 は 42。 9%,幼 児後半 は 61.3%,学. 。 5 。 4. 童 前 半 は 73.5%,学 童 後半 は 77.6%で あ り,発 達段. 。 3 。 。 2 1. 階が高 くなる ほ ど多 くな っていた 。「説 明 しな い 」 の は,幼 児前半 で 28.6%,乳 児 で 61.2%で あ った。 その他. ビデオ. 人形. がンフレット. おもちゃ. 実 際の器 具. 。. 図 6-Ⅱ. 説明 の 方法 は,ど の 発達段 階 にお い て も言葉 で 説 明 をす る こ とが 最 も多 く,乳 児 は 24.5%,幼 児 前 半 は. 42.9%,幼 児後半 は 61.2%,学 童前 半 は 75.5%,学 童. 診察時の説明方法 (n=49). 後半 は 79。 6%で あ つた 。絵 本 を用 い て 説 明 をす るの は,幼 児前半 (8.2%)と 幼 児後半. (10。. 2%)に 多 か っ. た。. た。 (図 4). そ して ,「 して い る」。「必 要 な時 に して い る」 と回. 2)診 察時 に気 を紛 らわす関わ り. (図. 7-I,Ⅱ. ). 答 した もの の 不 安 をや わ らげ るため の 具 体 的 な方 法. 診 察 時 に子 ど もの 気 を紛 らわせ なが ら行 うの は. は,気 を紛 らわす会 話 をす るのが 84.6%,家 族 と話 を. 「必 ず行 う」,「 必要 な時行 う」 を合 わせ る と,乳 児 は. 3%,幼 児前 半 は 65.3%,幼 児 後半 は 71.5%,学 童. す るのが 46.2%,診 察前 に診 察 の 説 明 をす るのが 34.6. 65。. %,子. 前 半 は 57.1%,学 童 後半 は 42.8%で あ つた 。 また. 5). ど も と一 緒 に遊 ぶ のが. 30。. 8%で あ つた。 (図. ,. ,. 学 童 後半 は「 あ ま り行 わ な い 」 が最 も多 い 割 合 で あ.
(7) 他 :小 児科外 来 にお けるプ レパ レー シ ョンの現状. 大森裕子. %。 0. %。 0. 。 9. 。 9. 。 8. 。 8. 。 7. 。 7. 。 。 6 5. 。 。 6 5. 。 4. 。 4. 。 3. 。 3. 。 2. 。 2. 。 1. 。 1. 。. 無 回答. しな い. あ ま り しな い. 必ず 説 明 す る. 査 説明する 検. 。. 必 ず. 一. 図. 図. 処置時 の説 明 (n=49). 9-I. 必 あ 行 無 わ ま 回 要 な な り 答 い と き 検 査 。処 置 時 に気 を紛 らわす (n=49). %。 0. %。 0 。 9. 。 9. ■孝L児. 。 8. 。 8. 。 7. 。 7. 。 6. 。 6. 。 5. 。 5. 。 4. 。 4. 。 3. 。 3. 。 2. 。 2. 。 1. 。 1. そ の他. 照明. 音楽. 絵 本 を 用 いる. 9-Ⅱ. 人形. 図. スキンシップ. 検査処置時の説明方法 (n=49). 査 玩目 一谷 用いる 検. 。. 絵本. おも ち ゃ. 実 際 の器 具. パンフレット. 。. 図 8-Ⅱ. 話 を す る. 処置時 に気 を紛 らわす方法 (n=49). り,「 あ ま り行 わ な い 」,「 行 わ な い 」 を合 わせ る と. こ とが 多 く,乳 児 は 18.4%,幼 児前半 は 40。 8%,幼 児. 57.2%で あ つた。. 後半 は 63.3%,学 童前半 は 79。 6%,学 童後半 は 81.6%. どの発達段 階 にお い て も,話 をす るこ とで気 を紛 ら. で あ った。他 の 方法 は,ほ とん ど用 い られて い なか っ. わす こ とが最 も多 く,乳 児 は 30。 6%,幼 児前半 は 44.9. た。. %,幼 児後半 は 65.3%,学 童前半 は 63.3%,学 童後半. 2)検 査 ・処 置 時 に子 ど もの 気 を紛 らわす. は 57.1%で あ った 。学 童 以前 で は ,お もち ゃや 人形. (図. 9-. I, Ⅱ). を用 い る こ とも多 か った。お もち ゃを用 い るの は,乳. 子 ど もの 気 を紛 らわせ なが ら検 査 ・処 置 を行 うの. 児 は 26.5%,幼 児 前 半 は 34.7%,幼 児 後 半 は 20.4%. は,「 必ず行 う」,「 必要 な時行 う」 を合 わせ る と,乳. で あ った 。 ス キ ンシ ップ を用 い るの は ,乳 児 で 18.4. 児 は 42.8%,幼 児前半 は 57.1%,幼 児後半 は 61.2%,. %,幼 児前半 で 12.2%で あ つた。. 学童 前 半 は 63.2%,学 童 後半 は 53.1%で あ った 。 乳 児 で は「行 わな い」が最 も多 く,40.8%が 行 ってい な. 5.検 査 ・処 置時 の 関 わ り 1)検 査 ・処 置時 の説 明 (図 8-I,Ⅱ. か った。 どの発達段 階 で も,話 をす る こ とで気 を紛 らわす こ. ). 子 どもに検査 ・処置時 につ い ての説 明 を行 うのは. ,. とが 最 も多 く,乳 児 は 22.4%,幼 児前半 は 32.7%,幼. 「必 ず 説 明 す る 」,「 説 明 す る 」 を合 わせ る と乳 児 は. 児後半 は 53.1%,学 童前半 は 63.3%,学 童後半 は 61.2. 10.2%,幼 児前半 は 38。 7%,幼 児後半 は 61.2%,学 童 前 半 で は 83.6%,学 童 後 半 で は 83.7%で あ つた 。 ま. %で あ った。学童 以前 で はお もちゃを用 い る こ ともあ り,乳 児 は 14.3%,幼 児 前 半 は 18。 4%,幼 児 後 半 は. た ,孝 L児 で は ,「 しな い 」 が 67.3%で 「 あ ま り しな. 12.2%で あ つた。 また,ス キ ンシ ップは乳 児 に多 く. い 」 と合 わせ る と 89.7%が 説 明 を行 っ て い な か っ. 12.2%で あ った。. た。. 3)検 査 ・処置時 に子 どもの意見 を尊重す る (図 10) 検査 ・処置 を行 う際 に,子 どもが選 択す る こ とや待. 説 明 の 方法 は,ど の発達段 階 にお い て も言葉 で行 う. ,.
(8) 甲南女子大学研究紀要第 4号. 160. 看護学 ・ リハ ビリテーシ ョン学編 (2010年 3月 %。 0. %。 0. 。 9. 。 9. 。 8 。 7. 。 。 8 7. 。 。 。 。 6 5 4 3. 。 。 。 。 6 5 4 3. 。 。 2 1. 。 。 2 1. 特 に行 わな い. 玩 具 で遊 ぶ. 検 査 ・処 置 時 に子 ど もの 意 見 を尊 重 す る (n=49). ごほヽ つび. 無 回 答. 行 わ な い. スキンシップ. 10. あ ま り. 回頭でほめる 図. 。. 。. ′ Zヽ 要 な と き. 必 ず. 図. ). 終 了時 の子 どもへ の ケア (n=49). %。 0 。 。 9 8. ■孝L児 ■幼前 輻幼 後. 6。. 。 7. 1)終 了後 の説 明. 。 6. 学前. (図. H― I,Ⅱ. ). 。 5. 診 察等 の 終 了 時 に子 ど もへ の 説 明 を「必 ず 説 明す. 。 4. る」,「 説 明す る」 と して い るの は ,乳 児 は 6.1%,幼. 。 3 。 。 2 1. 児前半 は 16.3%,幼 児後半 は 42。 9%,学 童前半 は 69。 4. %,学 童 後半 は 75.5%で あ つた。 乳 児 ,幼 児 前 半 で は 「 あ ま りしな い 」,「 しな い 」 が 多 く,孝 L児 は 91.8. しな い. 11-I. あま り しな い. 必ず 説 明 す る. 説明 す る. 。. 図. %,幼 児前半 は 77.5%で あ つた。 説 明 の 方法 は,ど の 発達段 階 で も言葉 での説 明が最 も多 く,乳 児 は 14.3%,幼 児前半 は 24.5%,幼 児後半. 終 了時 の説 明 (n=49). は 44。 9%,学 童前 半 は 71.4%,学 童 後 半 は 77.6%で あ った。 パ ンフ レッ トや絵本 ,実 際 の器具 を用 い て説. %. 明 をす るのは,学 童前半 と学童 後半 に多 く,パ ンフ レ. 1001. 90 80 70 60. ッ トを用 い るの は ,学 童 前 半 で. 10.2%,学 童 後 半 で. 12.2%で あ つた。. 2)終 了後 の ケア. 50. (図 12). 診 察 や検 査 な どが 終 了 した際 の 子 ど もへ の ケ ア を. 40 30. 「特 に行 わな い 」 と して い るの は,乳 児 で 26.5%,幼. 20. 児前 半 で 6。 1%,幼 児 後半 で 0%,学 童前半 で 4。 1%,. 10. そ の他. 終 了時 の説 明方法 (n=49. 玩 具を 用 いる ヽ リ. ビデオ. 人 形 を 用 いる. 実 際 の器 具. 図 11-Ⅱ. 絵 本 を 用 いる. パンフレット. 言葉. 0. 診察 ・検査等 の終了後. 学童 後半 で 20.4%で あ つた 。幼 児前 半 ,幼 児 後 半. ,. 学童前半 で はほ とん どす べ ての子 どもに終了後 のケア を してお り,乳 児 と学童後半 で は,や や割合 が低 くな っていた。 終 了後 のケアの 方法 で ,乳 児 以外 では,日 頭 で ほめ. つ こ ととい った子 どもの意 見 を尊重す る よ うなかかわ. るこ とが 最 も多 く,幼 児前半 で は 71.4%,幼 児後半 で. りを 「必 ず す る」 と して い るの は ,学 童 前 半 で 20.4. は 81.6%,学 童前半で は 89。 8%,学 童後半で は 75.5%. %,学. で あ った。終了後 のケア と して ,ス キ ンシ ップを行 う. 童 後 半 で 24.5%で あ つ た 。 幼 児 後 半 以 降 は. 「必 要 な ときす る」 が最 も多 く,幼 児 後半 で 53。 1%,. の は,乳 児 と幼児前半 で 多 く,乳 児 で 44.9%,幼 児前. 学 童 前 半 で 57.1%,学 童 後半 で 51.0%で あ った。 乳. 半 で 38.8%で あ つた。 ごほ うび を与 え る方法 を用 い. 児 は「行 わない が」最 も多 く,61.2%で あ つた。. るの は,幼 児後半 と学童前半 に多 く,幼 児後半 で 44.9. %,学 童前半 で. 36。. 7%で あ つた。.
(9) 大森裕子. 他 :小 児科外来におけるプ レパ レーシ ョンの現状. すでに十分活用している. で あ るが 家具 や カ ー テ ンな どに配慮 して い る施設が あ. 4. 8.2%. った。 待合室 で は子 どもを迎 えるための意識が高 い とい え るが ,待 合室 に準備 して い るお もちゃは,子 どもが 遊. il聯. び を選択 し,楽 しむほ どの種類 はな く,単 に診察 まで. 鮮. の待 ち時 間 を退屈せず に過 ごす ための もの にす ぎな い と考 え ざるを得 ない 。チ ャイル ドフ レン ドリー な環境 づ くりは,さ らに広義 の プ レパ レー シ ョンといわ れて お りつ,不 安 と緊張 を抱 えて い る子 どもに とって ,待. 図 13 今後 の活用について (n=49). 合室 のお もちゃや飾 りつ け はそれ らをや わ らげ る助 け %。 0. となる。. 。 9 。 8. 人的環境 で は ,14%の 施 設 で 保 育士 が従事 して い. 。 7. た。小 児病棟 での保育士 の役割 は広 ま りつつ あ るが 病. 。 6 。 5. 棟 保 育士 の 配置率 は. 15%に 満 た な い と報告 され てお. 。 4. 9,本 調 査 の 外 来 にお け る結 果 は 高 い 割 合 とい え り. 。 3 。 2. る。 保育士 は,小 児科外 来 で子 どもと遊 ぶ ための ス タ. 。 1. ッフ としての役害Jを になって い るほか に も, 自由記載 そ の他. 9 ボラビアィア 4. 保育 士. 看護師. 専 門 スタツフ. 道 ロバ. 場所. 知識. 時間. 。. 図 14 今後 の活用 の際に必要なもの (n=. で は,子 どもと遊ぶ だ け で な く,施 設 内 の飾 りつ けな どの環境 へ の配慮 も中心 となって行 ってい る意見が あ った。 少 数 で はあ るが 外 来 に保 育士 が 配 置 され て お. り,子 どもの遊 びをサポ ー トしてい ることが わか っ た。 しか し,看 護師のいない施設 も存在 してお り,人. 7.今 後 の活用. 的環境 では施設間のばらつ きが大 きい。. 今 後 ,施 設 にお い て プ レパ レー シ ョンを活用 した い. 今後,保 育士や看護師 も含め,外 来におけるプレパ. か とい う問 い では,「 す で に十 分 に活用 して い る」「活. レーシ ョンを行 う人的環境 について も考える必要があ. 用 した い と思 う」 を合 わせ る と 51.1%で あ り,半 数. る。. の 施 設 で プ レパ レー シ ョンを活用 した い と考 えて い た。 (図 13)そ して ,そ の ため に必 要 な もの は ,知 識 と回答 したの は 20。 4%,時 間 と回答 したの は 20。 4%, 専 門 ス タ ッフ (プ レイスペ シ ャリス トな ど)と 回答 し たの は. 10。. 2%で あ った。 (図. 2.診 察前 の 関 わ り 診察前 に子 どもの不安 を和 らげる よ うな意 図的 な関 わ りを して い る施 設が半数あ った。 しか し,そ の 関 わ りは診察前 に診 察 に関す る説明 を した り,一 緒 に遊ぶ. 14). ことは少な く,気 を紛 らわす ような会話や家族 と話 を. Ⅳ.考. す ることが多 かった。診察前 に子 どもが リラ ックス. 察. し,安 心 して診察で きるためには,診 察前 の関わ り方. 1.外 来 にお ける環 境. は重要 になる。. 小 児科外 来 で ,子 どもが遊 ぶための 空 間 を用意 して. 気 を紛 らわす ような子 どもとの会話や家族 と話 をす. い るの は,約 半数 の施設 で あ った 。 そ して ,9割 以上. ることで,子 どもの身体 の状況 を情報収集する ことは. の施設 で待合室 にお もち ゃを置 い てお り,子 どもを意. 必要であるとともに,そ の子 ども自身が受診や診察 に. 識 して い るこ とが わか った。お もちゃの種類 で は,絵. ついて どのように説明を受けてお り,ど のように理解. 本や ぬい ぐるみが多 く,置 き場所 を とらず ,比 較 的準. して い るのか も知 る必 要があ る。 この よ うな関 わ り. 備 しやす い お もちゃ と考 え られ る。 また,約 3割 の施. は,プ レパ レーシ ョンにおける第 1,2段 階 で あ り. 設 に,積 み 木 ,車 ・電車 ,ブ ロ ックが 置かれて い た。. プレパ レー ションを行 う中で非常 に重要 である といわ. これ らのお もちゃは,遊 ぶ ための空 間が必要 で あ り. れてい る。実際に診察や検査 ・処置時の説明や子 ども. 診察室 や処置室 に比 べ て高 い割合 で あ った。 さ らに. の気 を紛 らわせ ることは,「 必要 な時に行 う」 とい う. ポス ター な どで 子 どもの好 む飾 りつ け を した り,少 数. 意見が多 く,子 どもの状況に応 じた対応 をしてい る。. ,. ,. ,.
(10) リハ ビリテーシヨン学編 (2010年 3月. ). よって子 どもの状況 を把握す るため に も,診 察前 の 関. とが ほ とん どであ った。 しか し,検 査 ・処 置時 に比 べ. わ りの 中 で子 どもをアセ スメ ン トす る必要性 が高 い と. て絵 本やお もちゃを利用 して い る割合 が高 く,診 察室. い える。. に置かれて い るお もち ゃが説 明やデ イス トラクシ ヨン. さらには,プ レパ レー シ ヨンの 第 3段 階 であ る医療. に も1舌 用 されて い た。. 行為 な どの 説明 を遊 び を交 えて行 う こ とを診察前 の 関 わ りの 中 で な され る こ とが望 まれ る。診察前 の 関 わ り を行 って い る施 設 の 34.6%が 診 察 の 説 明 を行 って い た。 今 回 の調査 で は具体 的 な説明 の 方法 は不 明 で あ る が ,子. どもの状況 に応 じて遊 び を介 した方法 を用 い る. ヽ の準備 をで きる と こ とで ,子 どもが診 察 に向けて の′ 亡 考 える。. 4.検 査 ・処置時 の 関 わ り 診察時 ,終 了時 と比 べ る と,説 明 を して い る割合が 高 か った。 しか し,今 回 の 調査 で 「必 ず説 明す る」 ,. 「説 明す る」 と回答 した割合 は,蛯 名 らの調査"で の. ,. 「採血 を必ず説 明す る」 と回答 した医師が ,3∼ 5歳 で 35。 3%,6∼ 8歳 で 56。 9%,9∼ 12歳 で 78.4%と 比 べ る とい ず れの発達段 階 も高 い割 合 で あ った。 デ イス トラ クシ ヨン もどの 発達段 階 にお い て も 2割. 3.診 察時 の 関 わ り 診察室 で は,待 合室 よ りもお もち ゃの置かれて い る. 以上が 「必 ず行 う」 と して い た。 この こ とか ら, 検 査. 割合 が少 ない が ,約 7割 の施設 でお もちゃを用意 して. ・処置時 は,痛 み を伴 った り,子 どもが拒否 をす る こ. い た。お もちゃの種類 で は,ぬ い ぐるみが最 も多 く. とが 多 く,説 明や デ イス トラクシ ヨンの必 要 にせ まら. パペ ッ ト,病 院 ごっこ,楽 器 は待 合室 よ りも多 い割合. れ て い る とい える。 デ イス トラクシ ヨンは ,「 痛 み を. で あ った。 これ らのお もち ゃは,子 どもが ひ と りで遊. 修飾す る要素 であ る不安や緊張 の非薬物学 的緩和法」. ぶ よ りも,診 察時 に医療者が子 どもの 緊張 をや わ らげ た り,コ ミュニ ケ ー シ ョンをとるため に使用 されて い. と して知覚統 合が未熟 であ る幼児 に とつては,最 も効 Ю その 果的 なペ イ ンコ ン トロー ル方法 とされて い る. る と考 え られ る。. 方法 は どの発達段 階 で も話 をす るこ とが 多 い が ,乳 児. ,. '。. 診 察時 に 「必ず説 明す る」 と して い るのは,ど の 発. で はスキ ンシ ップ,幼 児前半 と幼児 後半 で はお もちゃ. 達段 階 にお い て も検査 ・処置時 の 説明 よ りも少 なか つ. が用 い られ る こ とが あ り,発 達段 階 に応 じた効果 的 な. た。 また ,プ レパ レー シ ヨンの 第 4段 階 であ る子 ども. 方法が と りい れ られて い た。 しか し,乳 児 と学童 後半. の気 を紛 らわす 関 わ り (デ イス トラクシ ヨン)も 診察. でデ イス トラクシ ヨンが 行 われ るこ とが 少 な く,必 ず. 日 寺に 「必ず 行 う」 と して い るの は,検 査 0処 置時 に比. しもデ ィス トラクシ ヨンが 有効 で あ る とは とらえ られ. べ て少 な く,「 必要 な時行 う」 が 多 か った。 この こ と. て い ない 。乳 児期 は恐怖 や不安 とい った感情 よ りも身. よ り,診 察時 の 説明や デ イス トラクシ ヨンは,必 ず必. 体 的 な苦痛が優先 され る時期 であ るため ,乳 児 自身 の. 要 であ る とは認識 されてお らず ,子 どもの状況 に応 じ. 感情 はあ ま り考慮 されて い ない と考 える。 また ,学 童. て行 われて い る こ とが わか った。特 に学童後半 で はデ. 後半 は,事 前 の 説 明 で理 解 し自制で きる こ とが 多 く. イス トラクシ ヨンを しな い割合が高 く,デ イス トラク. デ イス トラクシ ヨンの必要性 が少 ない と考 え られ る。. シ ョンを しな くて も診察が スムー ズ に行 われて い る と. しか し,「 必 ず行 う」割 合 は 少 な い ものの 「必要 な と. い える。学童後半 で は,外 来 での診察 を過去 に経験 し. き行 う」割合 は多 い こ とか ら,学 童後半 で もその子 ど. てお り,何 をされ るのか予測がで きて い る と考 え られ. もの状 況 に応 じて対応 して い る。. ,. る。 しか し,診 察室 で一般 的 に行 われて い る,医 師 と. また ,検 査 ・処置時 に子 どもの意 見 を尊重 して い る. 向か い 合 って椅子 に座 り,聴 診器 をあて られた り,身 体 を触 れ られた りす る こ とは,検 査や処置 と比 べ る と. の は,学 童前半 ,後 半 で も「必ず行 う」 の は 2割 で あ │で った 。蛯 名 らの調 査 ‖ も,「 子 ど もが や る気 に な る. 痛 み を伴 わない こ とが 多 い ため に,あ えて説 明 の必 要. まで待 つ 」 とい った 意識 が低 い こ とが 報 告 され てお. な こ とで はない と考 え られて い るの だろ うか。子 ども. り,言 葉 での説 明や子 どもに応 じたデ イス トラクシ ヨ. に とって未知の体験 であれば,痛 み を伴 うか否か では. ンが行 わ れ て い る に もか か わ らず ,実 際 の 医療 行 為. な くそ こで行 われ る こ とす べ てが 不安 や恐怖 につ なが. は,子 どもの ペ ー ス に合 わせ る こ とは少 な く,医 療者. る。そのため少 な くて も初診 の子 どもや過去 の 診察時. 傾1主 導 で行 われて い た。. には理解 で きな い発達段 階 であ った子 どもには,診 察 の説 明が必要 で あ る。 そ して ,そ の 方法 は どの発達段 階 で も言葉 で 行 う こ. 検査 ・処置時 は,子 どもへ の 関 わ りを比較 的多 くし てお り,プ レパ レー シ ョンの必 要性 が高 い こ とが 明 ら か になった。 しか し,処 置室 で は,他 の場所 に比 べ る.
(11) 大森裕子. 他 :小 児科外 来 にお けるプ レパ レー シ ョンの現状. とお もち ゃや飾 りつ け にほ とん ど配慮 が され て お ら. 6.外 来 にお けるプ レパ レー シ ョンの課題. ず ,説 明や デ イス トラクシ ョン も言葉 で行 う こ とが ほ. 今後 ,外 来 での プ レパ レー シ ョンを活用 して い くに. とん どで あ った。そのため ,子 どもの発達段 階 に応 じ. あ た って必 要 と思 われ る もの は,知 識 と時 間が多 か っ. た理 解 がで きて い る とはい えず ,デ イス トラクシ ョン. た。 そ の他 と して ,初 診 の患者 が 多 く子 どもに応 じた. も有効 な もの にな り得 て い な い可能性 が高 い。結果 と. プ レパ レー シ ョンを行 う こ とが 難 しい ,診 察時間 が短. して子 どもの意見 を尊重 す る ことが少 な く,医 療者側. い ,ス タ ッフや 環境 を整備す る資 金が ない ,家 族 (母. のペ ース で検査 や処置が行 われて い るので はな い だろ. 親 )の 態度 ,理 解度 の 影響 な どの意 見があ った。外 来. うか。. での プ レパ レー シ ョンの現状 は,必 要 に迫 られてお こ. 検査 ・処置時 の プ レパ レー シ ョンにお い て,子 ども. なわれて い る部分 もあ り,子 どもの権利 を尊重 し,子. の発達段 階や状況 に応 じた方法 を理解 し,様 々 な方法. どもの 力 を引 き出す とい った プ レパ レーシ ョン本来 の. を活用す る こ とで よ り子 どもの痛 みや恐 怖 を軽減す る. 意義 へ の理 解 を高 め る こ とが重 要 で あ る。 そ のため に. ことがで きる と考 える。. は,現 状 の 関 わ り方 を再評価 し,現 存 のお もち ゃを有 効 に活用 で きる よ うな工 夫が必要 で あ る。. 5.終 了時の関 わ り. そ して ,時 間 の 制約 や人的環境 の不足 ,家 族 の 影響. 検 査 や処 置終 了後 の 関 わ りは ,post prOcedure play. な どの外 来 の特徴 に応 じたプ レパ レー シ ョン方法 を考. と して プ レパ レー シ ョンの段 階 の一 つ であ り,重 要 で. えて い か な くてはな らない。 そ のため には,知 識 や技. あ る とされ て い る。子 ど もに とって 頑 張 りが 認 め ら. 術 の啓発や ,外 来 ス タ ッフ との 意見交換 を重 ね ,限 ら. れ ,褒 め られ るこ とで 達成感 を得 る こ とがで きる と同. れた時 間や ス タ ッフ,環 境 で利用 で きるプ レパ レー シ. 時 に,次 回 の外 来受診 での不 安や恐怖 が軽減 され る こ. ョンツー ルの 開発 を検 討 しなけれ ば な らな い と考 え. とが 期待 され る。. る。. 今 回 の調査 で も幼児前半 ,幼 児後半 ,学 童前半 で は ほ とん どす べ ての子 どもに何 らかの終 了時 の ケ ア を し. 7.研 究 の 限界 と課題. てお り,そ の重要性 が 高 く認識 されて い る こ とが わか. 今 回 の調査 で は,回 収率が低 く小児科外 来 の現状 を. った 。 そ の 方 法 は ,日 頭 で ほめ る こ とが 最 も多 か っ. 網羅 した もの とは い えな い。 回収率 の低 さは,対 象施. た。発 達段 階 でみ る と,抱 くや なで る とい ったスキ ン. 設 の人 的環境 の理 解 が不足 して い た こ と,質 問紙 の調. シ ップは乳児 で 多 く,こ の 時期 の 身体 へ の快刺激が有. 査項 目が多 く,回 答者 に負担 が あ った ことが考 え られ. 効 で あ る とい える。 また ,幼 児 ,学 童前半 で は,ご ほ. る。 また,プ レパ レー シ ョンにお ける小児科外 来 の看. うび を与 える こ とが 多 く,視 覚 的 に認 知 で きる もの に. 護 師 の役割や他職種 との協働 は 明 らか にす るこ とがで. よ り頑張 りを認 め る方法が つ かわれて い た。 ごほ うび. きなか った 。今 後 ,プ レパ レー シ ョンの 導 入 にお い. の 品 は , シ ー ル や お もち ゃな どが あ っ た。 この よ う. て ,少 数 で はあ るが小 児科外 来 の看護 師や保育士 の役. に,発 達段 階 に応 じた有効 な方法が工夫 されて い る こ. 割 も重要 で あ る と考 え られ るため ,彼 らの現状 が明 ら. とが わか った。 しか し,乳 児 ,学 童後半 で は何 も行 わ. か にで きる よ うな調査方法 を検 討す る。 さらに施設 間. ない割合が比較 的多 く,終 了時 のケ アの必 要性 が低 い. の プ レパ レー シ ョンの認識や実施状 況 に影響 す る 因子. ととらえ られて い た。. を明 らか にす る こ とで ,外 来 に適 した プ レパ レー シ ョ. また,終 了後 にお もち ゃで遊ぶ 方法 を用 い る こ とは. ン方法 を考 えて い か な くてはな らない 。. 0%で あ った。処置後 の遊 び は,自 己 の 中 で起 きた事 柄 を非言語 的 に模倣 し表現 す るこ とで ,自 己消化 して. V。. 結. 論. い く重要 な過程 と され ,プ レイセ ラ ピー 的効果 を有 す. 持 ち,遊 ぶ 環境 を提供す る こ とが必 要 で あ る。 さらに. 1.小 児科外 来 での プ レパ レー シ ョンの現状 を施設 の 環境 ,診 察前 のケ ア,診 察 中 のケア,検 査 ・処 置時 のケ ア,診 察後 のケ アか ら調査 した。子 どもの環境. は,施 設 内だけで な く帰宅後 で も行 える よ うに家族 の. に配慮 し,ほ とん どの施設 の待合室 にはお もちゃが. 理解 を得 る こ と も終 了後 のケ ア となる。. 置かれ て い るこ とが わか った。 しか し,お もち ゃの. る といわれてい・ る 。 そ の ため ,終 了後 の ケ アの方 法 として遊 ぶ こ とが重要 で あ る とい った認識 を医療者が. 種類 は少 な く,遊 び を介 して子 どもの不安 や緊張 を や わ らげた り,診 察等 の説 明 に利用 した りとい う認.
(12) 甲南女子大学研究紀要第 4号. 164. 看護学 ・ リハ ビリテーシヨン学編 (2010年 3月. 引用 文 献. 識 は低 い とい える。. 2.診 察時 ,検 査. 0処 置時 には子 どもへ の説明や デ イ. ス トラクシ ヨンが行 われて い るが. にとって必ずげ. である. ,. 1)田. す べ ての子 ども. qま な ← 子 ど. じて行われることが多かっ もの発達段階や状況 に応 "識. た。にもかかわらず,説 明やデ イス トラクシ ヨンの 方 法 は 言 葉 に よる こ とが 主 で ,子 ど もの 発 達段 階 や 状 況 に応 じた 方 法 を活 用 して い る の は 少 数 で あ っ た。. 3.診 察 終 了 後 の 関 わ りは ,幼 児 前 半 ・後半 ,学 童 前 半 で は ほ ぼす べ て の 子 ど もに何 らか の ケ アが 行 わ れ て お り,発 達段 階 に応 じた方 法 も工 夫 され て い た。. 4.小 児科 タト来 にお け る プ レパ レー シ ヨン を活 用 した い と考 えて い る施 設 が 半 数 あ った。 そ の た め に今 後 必 要 と して い るの は ,知 識 と時 間 と考 えて い る施 設 が 多 か った。. 本研究 は学部長裁量経 費に よる助成 を受けた ものであ る。. ). 2里. 中恭子 :プ レパ レーシ ョンガイ ドブック,日 総研 出版,名 古屋,2006,p31 楢木野裕美,鈴 木敦子他 :日 本の小児看. 「 I与 レパ レーショれ こ関する対 検計 日本 属堰 小児看護学会誌 2004;13(1):83-91 3)秋 山典子,佐 藤奈々子 :小 児看護が楽しくなるプレ パ レーシ ョン./1ヽ )巳 看言 隻 2006; 29(5):609-616. 4)前. 掲書 2). 5)蝦 名美智子 )巳. 6)田. :わ が国のプ レパ レーシ ョンの状況 ,小. 看言 隻 2006; 29(5):548-554 中恭子 :プ レパ レーシ ョンの 5段 階 につい て。小. 児看護 2008:31(5):542-547. 7)前 8)田. 掲書 6) 中恭子. な に『. 9)前. ,. 〔芳雖. 南風原明子 ,今 紀子他 :小 児 の療養環境. │.ltttk■. 掲書 5). 10)前 掲書 1)p36 11)前 掲書 5). 12)前. 掲書. 1). 『 10:こ 1属. 11[倉.
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