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小児科外来におけるプレパレーションの現状

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Academic year: 2021

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(1)153. 研 究報告. 小 児科 外 来 にお け る プ レパ レ ー シ ョンの 現状. 國. 子". 子 隆. 1). 石. ││ り. 一 祀. 尋. 太. 由. 垣. 稲. 田  田. D. 友. 裕. 森. 大. 子. 江. 1). →. CuHlent State of Preparation at Pediatric Outpatient Clinics. OHMORI Hiroko,TOMODA Hiroko,ISHIKAWA Fukuc INAGAKI Yuko and OHTA Kunitaka Abstract: The present study aims to clarify the curent state of preparation at pediatric outpatient clinics and to exanline methods of introducing preparation to these pediatric outpatient clinics. A survey was con― ducted via a questionnaire sent to al1 306 facilities clailning to have pediatric outpatient clinics in A City.. The survey regarded the circumstances of their medical facilities, their approach before sceing patients and during patient exanlination,and their approach toward treatlnent and post―. exalrlination。. 49ね cilities(16%)responded to the survey.It found that toys were placed in waiting rooms,medical ex― anlination rooms, and treatlnent rooms,though 90 percent or more were in the waiting roomso As for inten― tional involvement to ease children's anxiety prior to medical exanlination, a nlaJority answered that they en― gaged in pre― exanlination conversation with patients and/or their fanlily memberso Some said they explained. the exanlination or played with childreno As for explanations to children and taking their is to come,they replied that they. Πlinds off of what. “ conduct it when necessary" more than “always conducting thenl",which. showed that their responses depended on each child's conditiono These explanations were mostly conducted orally, no matter the age of the child. Fronl these results, it was suggested that it is necessary to involve these children and/or have preparation tools to know the condition of these patients.There are a lot of people. in these medical facilities who use their knowledge and tilne to contemplate what is needed to introducc preparation,therefore,we consider it important to enlighten both knowledge and technology. Key Words: Preparation,outpatient clinic,pediatric nurslng. 抄録 :本 研究 は,小 児科外来でのプレパ レー シ ョンの現状 を明 らかに し,小 児科外来 におけるプ レパ レー シ ョンの導入方法 を検討す ることを目的 とした。A市 内の「小児科」 を標榜す るすべ ての診療 所 306施 設に,施 設 の環境 ,診 察前 の対応 ,診 察時の対応 ,検 査 ・処置時の対応 ,診 察後 の対応 につ いての質問紙調査 を行 った。結果 ,49施 設. (16%)か ら回答が得 られた。待合室 ,診 察室 ,処 置室. の 中で,お もちゃが最 も多 くおかれてい るのは待合室 で ,9割 以上 の施設 でお もちゃが置かれ て い た。診察前 に子 どもの不安 をやわ らげるような意図的 な関わ りは,気 を紛 らわす会話や家族 との会話 が主で,診 察 の説明や遊 びを介す る関わ りは少 なか った。子 どもへ の説明や気 を紛 らわせ る関わ り は,「 必ず行 う」 よ り「必 要時 に行 う」割合 が多 く,子 どもの状 況 に応 じて対応が されてい た。 ま た,そ の方法 はどの発達段階で も言葉で行 うことが多かった。 このことか ら,子 どもの状況 を把握す るための診察前 の関 わ りや プレパ レーシ ョンツールの必要性が示唆 された。今後プ レパ レー シ ョンを. 1)甲. 南女子大学看護 リハ ビ リテ ー シ ョン学部看護学科. "甲 南女子大学 人間科学部 "六 甲 アイラ ン ド病 院.

(2) リハ ビ リテ ー シ ョ. (2010年 3月. ). 導入す るため に必要 な ものは,知 識 と時間 と考 える施設が 多 く キー ワー ド :プ レパ レー シ ョン,外 来 ,小 児看護. て,子 どもが 安心 して医療 を受 け られ るため に小 児科 は. め. 外来 です べ き看護 ケアが明確化す る ことにつ なが る。. に. また,小 児科 医師 の不足等 の 問題 か ら考 える と,小 児 子 どもは,体 験 した ことの ない場所や医療者 ,さ ら. 科 医師 と看護 師 の協 働 に よ り診察や検査が スムーズ に. には診察や 検査 を受 ける と き,恐 怖 や不安 か らお びえ. 行 われ ,よ り質 の 高 い ケアが子 どもと家族 に提供 で き. た り,泣 い た りと抵抗 す る場合が多 い。 またそ の よう. るので はない か と考 える. な時 ,子 どもは十分 な説 明 を うけない まま,危 険防止. わが 国 での プ レパ レー シ ョンに関す る先行研究 は. ヽ のため に抑 制 され る こ とも多 く,そ の 体験 が ′ 亡 的外傷. 2002年 ころ か ら広 く行 われ て きてお り,入 院時 や検 査 0手 術前 の子 どもを対 象 と した ものが ほ とん どで あ. となる可 能性 が問題 とされて い る。. ,. プ レパ レー シ ョンとは,認 知発達段 階 に適応 した方. る。過 去 10年 の 医 中誌 の プ レパ レー シ ョンに関す る. 法 で病気 ,入 院 ,手 術 ,検 査 ,そ の 他 の 処置 につい て. 研究 で は,外 来お よび診療所 につい て検討 されて い る もの は 少 な く,秋 山 ら)が 実践 報告 して い る小 児 科外. の説 明 を行 い ,子 どもや 親 の対処能力 を引 き出す よう な環境 お よび機 会 を与 える ことで あ る. l。. わが 国 で は. ,. 来 にお けるプ レパ レー シ ョンは,採 血時の実 践 につい. 1970年 頃 よ り入 院や手 術 に関す るオ リエ ンテ ー シ ョ. てのみで ,診 察時 の プ レパ レーシ ョンが 導 入 されて い. ン,退 院指導 と して行 われ る よ うに な り,2000年 頃. る報告 は なか った 。高橋 ら1の プ レパ レー シ ョン に関 す る文献検 討 で は,入 院時 ・退 院時 0入 院環境 に関す. よ り検査や処置 ・治療 を受 けるための心理 的準備 と し て もプ レパ レー シ ョンが 導 入 され る よ う に な った 。. る ものであ る。 また ,蝦 名 の 調査'で は,遊 び空 間 に. 1994年 に批 准 され た 「 子 ど もの権 利 条約 」 以 降 ,小. つ い ての認識 が病 院内や外 来 にお い て は ,8∼ 9割 で. 児看護領域 にお い て も子 ども及 び病児 の権利 が見 直 さ. あ るの に対 し,実 際 は 1∼ 5割 で あ り,ま た ,検 査 室. れ始 め ,プ. レパ レー シ ョンヘ の 関心 も高 まって きた2。. や処置室 の飾 りつ けに関 して も認識 は高 い が ,実 施率. 医療 を受 ける子 どもに対 し,ど の よ うな検査や処置 が. は低 い と報告 して い る。 これ らか ら, 小児科タト来 にお. 行 われ るのか を発達 に応 じた適切 な説 明 を し,子 ども. けるプ レパ レー シ ョンにつ い ては,認 識 されて きて い. が理解 し,納 得す るこ とは,い か なる場所や状況 にお. るが ,ほ とん ど着手 されて い ない こ とが 伺 える。 さら. い て も必要 で あ る。. にプ レパ レー シ ョンについ て ,診 察前 ・中 ・後 に至 る. 多 くの 子 どもが 初 めて医療機 関や医療者 と出会 うの は小 児科 外 来 や診療 所 で あ り,そ こで の 関 わ りもま. 子 どもへ のケアにつ い て検討 して い る もの はない 。 本研究 は,施 設 の環境 ,診 察前 の ケア,診 察 中 のケ. どもの権利 が 尊重 され なければな らな い 。前述. ア,検 査 ・処置 中 の ケア,診 察後 のケアを調査す る こ. の よ うに,入 院や手術 を受 ける子 どもの ケアが見直 さ. とで ,小 児科外 来 にお ける プ レパ レー シ ョンの現状 を. れて きて い るが ,外 来や診療所 にお い ては未 だ注 目さ. 明 らか にす る。 そ して ,小 児科外来 での 有効 なプ レパ. れて い な い 。外来や診療所 で 行 われ る医療行為 は ,入. レー シ ョンを検討す る ことを 目的 と して い る。. た,子. 院や手術 に比 べ て心理 的混乱 を引 き起 こ さな い とい え るのだろ うか。子 どもに とって,痛 み を伴 わな い診察. 研 究 目的. や検査 で あ った と して も,初 めての体験 は恐 怖 や不安 を伴 うもので あ る。例 えば,言夕察室 で 医師 と対面 に座. 小児科外来で の プ レパ レー シ ョンの現状 を把握 し. り,説 明 な しに聴診器 を胸 に当て られ るこ とが 行 われ. 小児科外 来 にお けるプ レパ レー シ ョンの導入 の 有効性. た な らば,子 どもは驚 き と恐怖 そ して不安や緊張 とい. や問題点 な どを明 らか にす る。. 、 った′ 亡 理 的混乱 を引 き起 こす こ とが 考 え られ る。 そ こで ,多 くの子 どもが初 めて 医療 に出会 うで あ ろ う小 児科外 来 に こそ ,プ レパ レー シ ョンを導 入す る こ とが必 要 と考 える。 さらに,プ レパ レー シ ョンを通 じ. ,.

(3) 大森裕子. 他 :小 児科外 来 にお け るプ レパ レー シ ヨンの現状. 155. め ,個 人及 び複 数 で 回答 した者 や施設 は特定 され ない. Ⅱ。 研 究 方 法. こ と,結 果 は学会等 で公 表す る こ とを「調査協力 のお 願 い」 に明記す る。 得 られたデ ー タは,鍵 のかか る と ころに保存 し,研 究者が厳重 に管理す る。. 1.用 語 の定義 プレパ レー シ ョン :子 どもがわかる表現 で説明 を行. (2)相 手 の理解 を求 め る同意 を得 る方 法 質問票 とあわせ て研 究 目的 ,研 究方法 ,倫 理 的配慮. い,子 どもが これか ら起 こることに対 して心 の準備 が で き,そ の子な りに乗 り越 えられるように子 どもの対. を明記 した「調査協力 のお願 い 」 を施設 に郵送す. 処能力,頑 張 りを引 き出す ようなケアであ り,① 子 ど もの発達心理的身体的 アセスメン ト,② 入院 ・処置の. る。 質問票 の返 送 を もって本調査 へ の 同意 とす る。. 一般的オリエ ンテー シ ョン,③ 医療行為 などの説明を. び不利益 の排 除方法. (3)個 人が受 けるおそれ の あ る心 身上 の危険性 お よ 質問票 と「調査協 力 のお願 い 」 を施設 に郵送 し,研. 遊 びを交えて行 う狭義 のプレパ レーシ ョン,④ 処置中 の気 を紛 らわせるような遊 びの介入 (デ イス トラクシ. 究協 力 は 自由意志 であ り,同 意 した個 人 のみが 同封 し. ョン),⑤ 検査 や治療終 了後 の 遊 び (post procedure. た返 信用封筒 にて ,個 人 ごとに研究者 へ 返信す る。. play)の 5段 階 とした. a。. (4)自 己決定 の権利 の保障 研 究 へ の協 力 は 自由意志 を尊重 し,拒 否が可能 な こ. 2.研 究対象. とを「調査協 力 のお 願 い」 に明記す る。. K市 内の「小児科」 を標榜 して い るすべ ての診療. (5)報 告 の還 元. 所 306施 設 の代表者 に依頼 し,そ こで従事す る医師 と. 本研 究 の結果報告 は,看 護系学会 お よび学部紀要等. 看護師各 1名 ずつ を対象 とした。なお,同 職種 で複数. で発表 し,今 後 の小児看護領域 にお い ての公 の 資料 と. 人が勤務 してい る場合 には,協 議 の上 回答 して もら. す る。 本研 究 は,本 学 の研 究倫理委員会 の審査 を受 け た。. い,代 表者が記入す る。. 3.方 法. Ⅲ。結. 呆. (1)質 問紙調査 施設 の背景 5項 目,外 来 で子 どもが 訪 れ る場 所 を. 1.対 象背景. 「待合室」,「 診察室」,「 処置室」別に し,「 お もちゃや. 1施 設 あた り,医 師 1名 ,看 護 師 1名 にお願 い し. 飾 りつ け」「人的環境」 に関する 8項 目,診 察時 の対 応に関する 6項 目,検 査 0処 置時の対応 に関する 5項. (16%),看 護 師 25名 (8%), 不 明 3名 (1%)で あ った。 対 象施 設 には,看 護 師が. 目,診 察後 の対応 に関する 3項 目,プ レパ レー シ ョン. 不在 して い る施設 も存在 し,医 師 に よる回答 が ほ とん. の課題 に関す る 4項 目の合計 31項 目の質問紙調査 を. どで あ った ため ,医 師 の 回答 を本調 査 の 回答 群 と し. 行 う。. た。. ,. 回収結 果 は 医師 49名. 各施設 に,研 究協力依頼書 ,質 問票 (2部 ),返 信. 小児科 を標榜 して い る施設 を対象 と したが ,受 診患. 用封筒 (2部 ),結 果希望 のはが きを郵送す る。 質問. 者 の 内訳 が小児科 の ほ うが 多 い と答 えた施設 が 25施. 票 は無記名回答 とし,回 答 した個人が同封の返信用封 筒 にて返信す る。調査期 間 は 2008年 7月 末 ∼9月 初. (51%)だ つた。小児科受診患者 の発達段 階 は,幼 児前半 が最 も多か った。 また ,1日 平均 の患 者 数が約 20人 未満 の施設 が約 6割 で あ った 。 また ,受 付 か ら 診 察 まで の待 ち時 間 は ,15分 未満 の 施 設 が 8割 で あ. めの約 lヶ 月間 とす る。 回収場所 は,研 究者個人の施錠可能なメールボック スと し,開 錠 は研究者 のみがす る。. 設. った。 (表. 1). (2)分 析方法 調査結果 は項 目ごとに量的に統計解析する。. 4.倫 理的配慮. 2.環 境 1)施 設 内 で子 どもが遊 ぶための場所 施設 内 に子 どもが遊ぶ場所 を設置 して い るか とい う. (1)人 間の尊厳お よび人権 の擁護. 質 問 で は,あ る と答 えた施設 は 22(44。 9%),な い と. 質問票 はすべ て無記 名回答 とし,回 答 した個人が返. 答 えた施設 は 26(53。 1%)で あ った。. 信用封筒 にて返信す る。結果 は統計的 に処理す るた. 2)場 所 別 のお もち ゃ. (図. 1-I,Ⅱ ,Ⅲ ,Ⅳ. ).

(4) 看護学 ・ リハ ビ リテ ー シ ョン学編 (2010年 3月. 甲南女子大学研 究紀要 第 4号. 156. 表. 1. ). 対 象施設 の概要 施設数. ヽ 憲者が多い 」 児科′. 小児科以外患者が多い. 無 回答. 22(44.9). 2(4.1). 25(51.0). 10人. │. ∼ 20人. │. ∼ 30人. ∼40人. │. 17(34.7). 1. 12(24.5). 1. 6(12.2). 2(4.1). 1. 1∼. 1日 の平均患者 数. 1. 乳児. 最 も患者数が多い発 達段階. 3(6。. 1). 1. 幼 児前半. 1. 幼 児 後半. 28(57.1). 1. 7(14.3). │. 1 1. ∼ 50人. 50人 以上. 6(12.2). 1. 学童前半 8(16.3). 4(8.2). 1. 1(2.0). 1. 1. 無 回答 2(4.1). 無 回答 2(4。. │. ∼ 15分. 1. 1. 学童 後半. ∼30分 ∼45分 │ │ 9(18.4) 1 29(59。 2) 1 9(18。 4) 1 1(2.0 0∼ 5分. 診 察 までの待 ち時 間. (%)(n=49). 1). ∼60分 1(2.0). %。 0. %。 0. 。 9. 。 9. ■待 合室. 。 8 。 7. 80 70. 。 6. 60. 。 5. 50. 。 4 。 3. 40 30 20. 。 。 2 1. 10. 特 にな い. そ の他. 特 にな い. ゲーム. そ の他. 病 院 いちこ. パペッk︲       V¨ 一 テレビ 。ビデオ ・ 人形         図. 処 置 室 の お もち ゃ (n=49). テレビ 。ビデオ. 診察室 のお もち ゃ (n=49). %。 0. %。 0. 。 9. 。 9 。 8. 80. 。 7. 70. 。 6. 60. 。 5. 50. 。 4. 40 30 20. 。 3 。 2 。 1. 10. 筆記用具. 大型遊 具. パズル. 折り 紙. 楽器. 車 。電 車. ブロック. 積 み木. ぬいぐ るみ. 待合室 ,診 察室 ,処 置室 の 中 で ,お もちゃが最 も多. 0. 絵本. そ の他. 特 にな い. 病 院 いろこ. 楽器     ゃ. 折り紙       ヽ ” ゲーム     4 〓 n パペット         <. 大 型 遊 旦︵    ﹄. 筆記用具     お. パズル      卸. プ ロック         Ⅱ. テレビ ・ビデオ ︿口 待 車  電 車    . 積み木       図. 人形     ト. ぬいぐるみ. 絵本. 。. 1-Ⅲ. 図. ゲーム. 大型遊具. 折 り紙. パズル. 筆 記用具. プロック. ?﹂ 病 院か︶. 車 。電 車. 楽器. パペット. 積 み木. 場所 別 のお もち ゃ (n=49). 絵本. 人形. 0. ぬいぐ るみ. 特 にな い. そ の他. テレビ 。ビデオ. 楽器. 大 型遊具. フ ロック. パズ ル. 筆 記用具. 折 り紙. 1-I. ゲーム. 図. 車 皇 電車. ト. ?﹂ 病 院が︶. 積 み木. 人形. ぬいぐ るみ. 絵本. 。. パ. 置室 で 少 なか ったが ,待 合室 で は多 い割合 で あ った。 診察室 で は,65.3%の 施設 でお もち ゃが置かれて い. くおかれ て い るのは待合室 で あ った。 置かれ て い るお もち ゃの種類 には,場 所 別 の特徴 が. た。置かれて い るお もち ゃの多 い順 は,ぬ い ぐるみ は. み られた。 待 合室 には,9割 以上 の 施設 でお もち ゃが. 44.9%,人 形 は 26。 5%,絵 本 は 22.4%で あ つた 。 ま. 置 かれて い た。置かれて い るお もちゃの 多 い順 は,絵. た,パ ペ ッ ト,楽 器 ,病 院 ごっこは待合室 よ りも多 い. 本 は 85。 7%,ぬ い ぐるみ は 55。 1%,積 み 木 は 38.8%,. 割合 で あ った 。. 人形 は 34.7%,ブ ロ ックは 32.7%で あ つた 。 また. ,. 積 み木 ,車 ・電車 ,パ ズル,ブ ロ ックは,診 察室 と処. 処置室 では,46.9%の 施設 で何 も置かれて い なか っ た。 置 か れ て い るお もち ゃの 多 い 順 は ,絵 本 は 24.5.

(5) 大森裕子. 他 :小 児科外来におけるプ レパ レー シ ョンの現状. 157. %。 0 。 9 。 8 。 7 。 6 。 5 。 4 。 3 。 2 。 1. 特 にな い. そ の他. 寝具. 家具. モビール. 壁紙. ポスター. 。. 図 2-I. 図. 3. 遊 ぶ た め の ス タ ッフ (n=49). 場所 別 の飾 りつ け (n=49). %。 0 。 9 。 8. 睦て,ヽ奪肇,. 。 7. 11護 8碁. 。 6 。 5 。 4 。 3 。 2. 図 4 不安 をやわ らげる関わ り (n=49). 。 1. その他. 寝具. 家具. モビール. 壁紙. ポスター. 。. 図 2-Ⅱ. 特 に な. %,ぬ い ぐるみ は. 18。. 4%,人 形 は 2%で あ つた。 2-I,Ⅱ ,Ⅲ ,Ⅳ 10。. 3)場 所 別 の 飾 りつ け (図. 待合室 の飾 りつ け (n=49). ). 子 どもの好 む飾 りつ けが 「特 にない」 と して い る施 設が待合室 は 40.8%,診 察室 は 36.7%,処 置室 は 46.9. %。 0 。 9. %で あ った 。飾 りつ けが され て い る施 設 の 中 で ,壁 紙 ,モ ビール,家 具 は,待 合室 での割合 が最 も多 く. 。 8. ,. 。 7. ポ ス ター と寝具 は診察室 での割合 が 多 か った。処置室. 。 6 。 5. は,す べ ての飾 りつ け の割合 が少 なか った。. 。 4. 待合室 で は,ポ ス ターが 42。 9%,壁 紙が 24.5%,モ. 。 3 。 2. ビールが 16.3%,家 具が 10.2%で あ つた。. 。 1. 診察室 で は,ポ ス ターが 44.9%,壁 紙が 16.3%,モ 特 にな い. そ の他. 寝具. 家具. モビール. 壁紙. ポスター. 。. 図 2-Ⅲ. ビールが 10.2%,寝 具 が 8.2%で あ つた 。 そ の 他 と し て カ ー テ ンがあ った。 処 置室 で は,ポ ス ターが 32.7%,壁 紙が 12.2%,モ. 診 察室 の飾 りつ け (n=49). ビールが 6.1%,寝 具が 4。 1%で あ った。. %。 0. 4)′. 遊 ぶ ための ス タ ッフ (図. 3). 。 9. 待合室 な どで子 どもと遊ぶための ス タ ッフが い る と. 。 8. 答 えた施設が 6施 設 (12.2%)で あ つた。 そ のス タ ッ. 。 7 。 6. フの職種 は,保 育士が 5施 設 ,看 護 師が 4施 設 ,そ の. 。 5. 他 と して事務職員 2施 設 であ つた。. 。 4 。 3 。 2. 3.診 察前 の 関 わ り. 。 1. そ の他. 寝具. モ ビ. 家具. 壁紙. ポスター. 。. 診察前 に待合室 な どで子 どもの不安 をや わ らげ るた. │. レ フ. 図 2-Ⅳ. 処置室 の飾 りつ け (n=49). 特 に な. めの 意 図的 な関 わ りを して い るの は ,「 して い る」 が. 3施 設 (6.1%),「 必 要 な時 に して い る」 が 23施 設 (46.9%),「 して い ない 」が 20施 設. (40。. 8%)で あ つ.

(6) リハ ビリテー ション学編 (2010年 3月. 158. ). %。 0. % 1001. 。 9 。 8. 90. 。 7. 80. 。 6. 70. 。 5. 60. 。 4. 50 40. 。 3 。 2. 30. 。 1. 20. あ ま り 行 わな い. 必ず行う. 一 緒 に遊 ぶ. 診 察 の説 明. る. 図 7-I. わ 調. り ヽ. 図 5. 家族と話す       げ. を. わ や. 安 気を紛らわす会話 石. 0. 。. 10. イ 予 わ な. 診察時 に気 を紛 らわす (n=49). %0 0. %。 0 。 9. 90. 。 8. 80. 。 7. 70. ■孝L児. 。 。 。 6 5 4. 60 50. 40. その他. 音楽. しな い. あ ま り しな い. 説明 す る. 必ず 説 明 す る. ス キ. 絵本を用. 。. 玩 具を 用 いる Ⅱ 一. 。 1. 0. 話 を す る    図. 。 2. 10. 。 3. 30 20. い る 診 察 時 に気 を紛 らわす 方 法 (n=49) プ. (n=49). %。 0. 4.診 察時 の 関 わ り 1)診 察時 の説明 (図 6-I,Ⅱ. ). 。 9 。 8. 診察時 に子 どもに診 察 につ い ての説 明 を行 うの は. ,. 。 7. 「必 ず説 明す る」 と「 説 明す る」 を合 わせ る と,乳 児. 。 6. は 18.4%,幼 児前半 は 42。 9%,幼 児後半 は 61.3%,学. 。 5 。 4. 童 前 半 は 73.5%,学 童 後半 は 77.6%で あ り,発 達段. 。 3 。  。 2 1. 階が高 くなる ほ ど多 くな っていた 。「説 明 しな い 」 の は,幼 児前半 で 28.6%,乳 児 で 61.2%で あ った。 その他. ビデオ. 人形. がンフレット. おもちゃ. 実 際の器 具. 。. 図 6-Ⅱ. 説明 の 方法 は,ど の 発達段 階 にお い て も言葉 で 説 明 をす る こ とが 最 も多 く,乳 児 は 24.5%,幼 児 前 半 は. 42.9%,幼 児後半 は 61.2%,学 童前 半 は 75.5%,学 童. 診察時の説明方法 (n=49). 後半 は 79。 6%で あ つた 。絵 本 を用 い て 説 明 をす るの は,幼 児前半 (8.2%)と 幼 児後半. (10。. 2%)に 多 か っ. た。. た。 (図 4). そ して ,「 して い る」。「必 要 な時 に して い る」 と回. 2)診 察時 に気 を紛 らわす関わ り. (図. 7-I,Ⅱ. ). 答 した もの の 不 安 をや わ らげ るため の 具 体 的 な方 法. 診 察 時 に子 ど もの 気 を紛 らわせ なが ら行 うの は. は,気 を紛 らわす会 話 をす るのが 84.6%,家 族 と話 を. 「必 ず行 う」,「 必要 な時行 う」 を合 わせ る と,乳 児 は. 3%,幼 児前 半 は 65.3%,幼 児 後半 は 71.5%,学 童. す るのが 46.2%,診 察前 に診 察 の 説 明 をす るのが 34.6. 65。. %,子. 前 半 は 57.1%,学 童 後半 は 42.8%で あ つた 。 また. 5). ど も と一 緒 に遊 ぶ のが. 30。. 8%で あ つた。 (図. ,. ,. 学 童 後半 は「 あ ま り行 わ な い 」 が最 も多 い 割 合 で あ.

(7) 他 :小 児科外 来 にお けるプ レパ レー シ ョンの現状. 大森裕子. %。 0. %。 0. 。 9. 。 9. 。 8. 。 8. 。 7. 。 7. 。 。 6 5. 。 。 6 5. 。 4. 。 4. 。 3. 。 3. 。 2. 。 2. 。 1. 。 1. 。. 無 回答. しな い. あ ま り しな い. 必ず 説 明 す る. 査 説明する    検. 。. 必 ず. 一. 図. 図. 処置時 の説 明 (n=49). 9-I. 必 あ 行 無 わ ま 回 要 な な り 答 い と き 検 査 。処 置 時 に気 を紛 らわす (n=49). %。 0. %。 0 。 9. 。 9. ■孝L児. 。 8. 。 8. 。 7. 。 7. 。 6. 。 6. 。 5. 。 5. 。 4. 。 4. 。 3. 。 3. 。 2. 。 2. 。 1. 。 1. そ の他. 照明. 音楽. 絵 本 を 用 いる. 9-Ⅱ. 人形. 図. スキンシップ. 検査処置時の説明方法 (n=49). 査 玩目 一谷 用いる 検. 。. 絵本. おも ち ゃ. 実 際 の器 具. パンフレット. 。. 図 8-Ⅱ. 話 を す る. 処置時 に気 を紛 らわす方法 (n=49). り,「 あ ま り行 わ な い 」,「 行 わ な い 」 を合 わせ る と. こ とが 多 く,乳 児 は 18.4%,幼 児前半 は 40。 8%,幼 児. 57.2%で あ つた。. 後半 は 63.3%,学 童前半 は 79。 6%,学 童後半 は 81.6%. どの発達段 階 にお い て も,話 をす るこ とで気 を紛 ら. で あ った。他 の 方法 は,ほ とん ど用 い られて い なか っ. わす こ とが最 も多 く,乳 児 は 30。 6%,幼 児前半 は 44.9. た。. %,幼 児後半 は 65.3%,学 童前半 は 63.3%,学 童後半. 2)検 査 ・処 置 時 に子 ど もの 気 を紛 らわす. は 57.1%で あ った 。学 童 以前 で は ,お もち ゃや 人形. (図. 9-. I, Ⅱ). を用 い る こ とも多 か った。お もち ゃを用 い るの は,乳. 子 ど もの 気 を紛 らわせ なが ら検 査 ・処 置 を行 うの. 児 は 26.5%,幼 児 前 半 は 34.7%,幼 児 後 半 は 20.4%. は,「 必ず行 う」,「 必要 な時行 う」 を合 わせ る と,乳. で あ った 。 ス キ ンシ ップ を用 い るの は ,乳 児 で 18.4. 児 は 42.8%,幼 児前半 は 57.1%,幼 児後半 は 61.2%,. %,幼 児前半 で 12.2%で あ つた。. 学童 前 半 は 63.2%,学 童 後半 は 53.1%で あ った 。 乳 児 で は「行 わな い」が最 も多 く,40.8%が 行 ってい な. 5.検 査 ・処 置時 の 関 わ り 1)検 査 ・処 置時 の説 明 (図 8-I,Ⅱ. か った。 どの発達段 階 で も,話 をす る こ とで気 を紛 らわす こ. ). 子 どもに検査 ・処置時 につ い ての説 明 を行 うのは. ,. とが 最 も多 く,乳 児 は 22.4%,幼 児前半 は 32.7%,幼. 「必 ず 説 明 す る 」,「 説 明 す る 」 を合 わせ る と乳 児 は. 児後半 は 53.1%,学 童前半 は 63.3%,学 童後半 は 61.2. 10.2%,幼 児前半 は 38。 7%,幼 児後半 は 61.2%,学 童 前 半 で は 83.6%,学 童 後 半 で は 83.7%で あ つた 。 ま. %で あ った。学童 以前 で はお もちゃを用 い る こ ともあ り,乳 児 は 14.3%,幼 児 前 半 は 18。 4%,幼 児 後 半 は. た ,孝 L児 で は ,「 しな い 」 が 67.3%で 「 あ ま り しな. 12.2%で あ つた。 また,ス キ ンシ ップは乳 児 に多 く. い 」 と合 わせ る と 89.7%が 説 明 を行 っ て い な か っ. 12.2%で あ った。. た。. 3)検 査 ・処置時 に子 どもの意見 を尊重す る (図 10) 検査 ・処置 を行 う際 に,子 どもが選 択す る こ とや待. 説 明 の 方法 は,ど の発達段 階 にお い て も言葉 で行 う. ,.

(8) 甲南女子大学研究紀要第 4号. 160. 看護学 ・ リハ ビリテーシ ョン学編 (2010年 3月 %。 0. %。 0. 。 9. 。 9. 。 8 。 7. 。 。 8 7. 。  。 。  。 6 5 4 3. 。  。 。  。 6 5 4 3. 。 。 2 1. 。 。 2 1. 特 に行 わな い. 玩 具 で遊 ぶ. 検 査 ・処 置 時 に子 ど もの 意 見 を尊 重 す る (n=49). ごほヽ つび. 無 回 答. 行 わ な い. スキンシップ. 10. あ ま り. 回頭でほめる 図. 。. 。. ′ Zヽ 要 な と き. 必 ず. 図. ). 終 了時 の子 どもへ の ケア (n=49). %。 0 。 。 9 8. ■孝L児 ■幼前 輻幼 後. 6。. 。 7. 1)終 了後 の説 明. 。 6. 学前. (図. H― I,Ⅱ. ). 。 5. 診 察等 の 終 了 時 に子 ど もへ の 説 明 を「必 ず 説 明す. 。 4. る」,「 説 明す る」 と して い るの は ,乳 児 は 6.1%,幼. 。 3 。  。 2 1. 児前半 は 16.3%,幼 児後半 は 42。 9%,学 童前半 は 69。 4. %,学 童 後半 は 75.5%で あ つた。 乳 児 ,幼 児 前 半 で は 「 あ ま りしな い 」,「 しな い 」 が 多 く,孝 L児 は 91.8. しな い. 11-I. あま り しな い. 必ず 説 明 す る. 説明 す る. 。. 図. %,幼 児前半 は 77.5%で あ つた。 説 明 の 方法 は,ど の 発達段 階 で も言葉 での説 明が最 も多 く,乳 児 は 14.3%,幼 児前半 は 24.5%,幼 児後半. 終 了時 の説 明 (n=49). は 44。 9%,学 童前 半 は 71.4%,学 童 後 半 は 77.6%で あ った。 パ ンフ レッ トや絵本 ,実 際 の器具 を用 い て説. %. 明 をす るのは,学 童前半 と学童 後半 に多 く,パ ンフ レ. 1001. 90 80 70 60. ッ トを用 い るの は ,学 童 前 半 で. 10.2%,学 童 後 半 で. 12.2%で あ つた。. 2)終 了後 の ケア. 50. (図 12). 診 察 や検 査 な どが 終 了 した際 の 子 ど もへ の ケ ア を. 40 30. 「特 に行 わな い 」 と して い るの は,乳 児 で 26.5%,幼. 20. 児前 半 で 6。 1%,幼 児 後半 で 0%,学 童前半 で 4。 1%,. 10. そ の他. 終 了時 の説 明方法 (n=49. 玩 具を 用 いる ヽ リ. ビデオ. 人 形 を 用 いる. 実 際 の器 具. 図 11-Ⅱ. 絵 本 を 用 いる. パンフレット. 言葉. 0. 診察 ・検査等 の終了後. 学童 後半 で 20.4%で あ つた 。幼 児前 半 ,幼 児 後 半. ,. 学童前半 で はほ とん どす べ ての子 どもに終了後 のケア を してお り,乳 児 と学童後半 で は,や や割合 が低 くな っていた。 終 了後 のケアの 方法 で ,乳 児 以外 では,日 頭 で ほめ. つ こ ととい った子 どもの意 見 を尊重す る よ うなかかわ. るこ とが 最 も多 く,幼 児前半 で は 71.4%,幼 児後半 で. りを 「必 ず す る」 と して い るの は ,学 童 前 半 で 20.4. は 81.6%,学 童前半で は 89。 8%,学 童後半で は 75.5%. %,学. で あ った。終了後 のケア と して ,ス キ ンシ ップを行 う. 童 後 半 で 24.5%で あ つ た 。 幼 児 後 半 以 降 は. 「必 要 な ときす る」 が最 も多 く,幼 児 後半 で 53。 1%,. の は,乳 児 と幼児前半 で 多 く,乳 児 で 44.9%,幼 児前. 学 童 前 半 で 57.1%,学 童 後半 で 51.0%で あ った。 乳. 半 で 38.8%で あ つた。 ごほ うび を与 え る方法 を用 い. 児 は「行 わない が」最 も多 く,61.2%で あ つた。. るの は,幼 児後半 と学童前半 に多 く,幼 児後半 で 44.9. %,学 童前半 で. 36。. 7%で あ つた。.

(9) 大森裕子. 他 :小 児科外来におけるプ レパ レーシ ョンの現状. すでに十分活用している. で あ るが 家具 や カ ー テ ンな どに配慮 して い る施設が あ. 4. 8.2%. った。 待合室 で は子 どもを迎 えるための意識が高 い とい え るが ,待 合室 に準備 して い るお もちゃは,子 どもが 遊. il聯. び を選択 し,楽 しむほ どの種類 はな く,単 に診察 まで. 鮮. の待 ち時 間 を退屈せず に過 ごす ための もの にす ぎな い と考 え ざるを得 ない 。チ ャイル ドフ レン ドリー な環境 づ くりは,さ らに広義 の プ レパ レー シ ョンといわ れて お りつ,不 安 と緊張 を抱 えて い る子 どもに とって ,待. 図 13 今後 の活用について (n=49). 合室 のお もちゃや飾 りつ け はそれ らをや わ らげ る助 け %。 0. となる。. 。 9 。 8. 人的環境 で は ,14%の 施 設 で 保 育士 が従事 して い. 。 7. た。小 児病棟 での保育士 の役割 は広 ま りつつ あ るが 病. 。 6 。 5. 棟 保 育士 の 配置率 は. 15%に 満 た な い と報告 され てお. 。 4. 9,本 調 査 の 外 来 にお け る結 果 は 高 い 割 合 とい え り. 。 3 。 2. る。 保育士 は,小 児科外 来 で子 どもと遊 ぶ ための ス タ. 。 1. ッフ としての役害Jを になって い るほか に も, 自由記載 そ の他. 9 ボラビアィア  4. 保育 士. 看護師. 専 門 スタツフ. 道 ロバ. 場所. 知識. 時間. 。. 図 14 今後 の活用 の際に必要なもの (n=. で は,子 どもと遊ぶ だ け で な く,施 設 内 の飾 りつ けな どの環境 へ の配慮 も中心 となって行 ってい る意見が あ った。 少 数 で はあ るが 外 来 に保 育士 が 配 置 され て お. り,子 どもの遊 びをサポ ー トしてい ることが わか っ た。 しか し,看 護師のいない施設 も存在 してお り,人. 7.今 後 の活用. 的環境 では施設間のばらつ きが大 きい。. 今 後 ,施 設 にお い て プ レパ レー シ ョンを活用 した い. 今後,保 育士や看護師 も含め,外 来におけるプレパ. か とい う問 い では,「 す で に十 分 に活用 して い る」「活. レーシ ョンを行 う人的環境 について も考える必要があ. 用 した い と思 う」 を合 わせ る と 51.1%で あ り,半 数. る。. の 施 設 で プ レパ レー シ ョンを活用 した い と考 えて い た。 (図 13)そ して ,そ の ため に必 要 な もの は ,知 識 と回答 したの は 20。 4%,時 間 と回答 したの は 20。 4%, 専 門 ス タ ッフ (プ レイスペ シ ャリス トな ど)と 回答 し たの は. 10。. 2%で あ った。 (図. 2.診 察前 の 関 わ り 診察前 に子 どもの不安 を和 らげる よ うな意 図的 な関 わ りを して い る施 設が半数あ った。 しか し,そ の 関 わ りは診察前 に診 察 に関す る説明 を した り,一 緒 に遊ぶ. 14). ことは少な く,気 を紛 らわす ような会話や家族 と話 を. Ⅳ.考. す ることが多 かった。診察前 に子 どもが リラ ックス. 察. し,安 心 して診察で きるためには,診 察前 の関わ り方. 1.外 来 にお ける環 境. は重要 になる。. 小 児科外 来 で ,子 どもが遊 ぶための 空 間 を用意 して. 気 を紛 らわす ような子 どもとの会話や家族 と話 をす. い るの は,約 半数 の施設 で あ った 。 そ して ,9割 以上. ることで,子 どもの身体 の状況 を情報収集する ことは. の施設 で待合室 にお もち ゃを置 い てお り,子 どもを意. 必要であるとともに,そ の子 ども自身が受診や診察 に. 識 して い るこ とが わか った。お もちゃの種類 で は,絵. ついて どのように説明を受けてお り,ど のように理解. 本や ぬい ぐるみが多 く,置 き場所 を とらず ,比 較 的準. して い るのか も知 る必 要があ る。 この よ うな関 わ り. 備 しやす い お もちゃ と考 え られ る。 また,約 3割 の施. は,プ レパ レーシ ョンにおける第 1,2段 階 で あ り. 設 に,積 み 木 ,車 ・電車 ,ブ ロ ックが 置かれて い た。. プレパ レー ションを行 う中で非常 に重要 である といわ. これ らのお もちゃは,遊 ぶ ための空 間が必要 で あ り. れてい る。実際に診察や検査 ・処置時の説明や子 ども. 診察室 や処置室 に比 べ て高 い割合 で あ った。 さ らに. の気 を紛 らわせ ることは,「 必要 な時に行 う」 とい う. ポス ター な どで 子 どもの好 む飾 りつ け を した り,少 数. 意見が多 く,子 どもの状況に応 じた対応 をしてい る。. ,. ,. ,.

(10) リハ ビリテーシヨン学編 (2010年 3月. ). よって子 どもの状況 を把握す るため に も,診 察前 の 関. とが ほ とん どであ った。 しか し,検 査 ・処 置時 に比 べ. わ りの 中 で子 どもをアセ スメ ン トす る必要性 が高 い と. て絵 本やお もちゃを利用 して い る割合 が高 く,診 察室. い える。. に置かれて い るお もち ゃが説 明やデ イス トラクシ ヨン. さらには,プ レパ レー シ ヨンの 第 3段 階 であ る医療. に も1舌 用 されて い た。. 行為 な どの 説明 を遊 び を交 えて行 う こ とを診察前 の 関 わ りの 中 で な され る こ とが望 まれ る。診察前 の 関 わ り を行 って い る施 設 の 34.6%が 診 察 の 説 明 を行 って い た。 今 回 の調査 で は具体 的 な説明 の 方法 は不 明 で あ る が ,子. どもの状況 に応 じて遊 び を介 した方法 を用 い る. ヽ の準備 をで きる と こ とで ,子 どもが診 察 に向けて の′ 亡 考 える。. 4.検 査 ・処置時 の 関 わ り 診察時 ,終 了時 と比 べ る と,説 明 を して い る割合が 高 か った。 しか し,今 回 の 調査 で 「必 ず説 明す る」 ,. 「説 明す る」 と回答 した割合 は,蛯 名 らの調査"で の. ,. 「採血 を必ず説 明す る」 と回答 した医師が ,3∼ 5歳 で 35。 3%,6∼ 8歳 で 56。 9%,9∼ 12歳 で 78.4%と 比 べ る とい ず れの発達段 階 も高 い割 合 で あ った。 デ イス トラ クシ ヨン もどの 発達段 階 にお い て も 2割. 3.診 察時 の 関 わ り 診察室 で は,待 合室 よ りもお もち ゃの置かれて い る. 以上が 「必 ず行 う」 と して い た。 この こ とか ら, 検 査. 割合 が少 ない が ,約 7割 の施設 でお もちゃを用意 して. ・処置時 は,痛 み を伴 った り,子 どもが拒否 をす る こ. い た。お もちゃの種類 で は,ぬ い ぐるみが最 も多 く. とが 多 く,説 明や デ イス トラクシ ヨンの必 要 にせ まら. パペ ッ ト,病 院 ごっこ,楽 器 は待 合室 よ りも多 い割合. れ て い る とい える。 デ イス トラクシ ヨンは ,「 痛 み を. で あ った。 これ らのお もち ゃは,子 どもが ひ と りで遊. 修飾す る要素 であ る不安や緊張 の非薬物学 的緩和法」. ぶ よ りも,診 察時 に医療者が子 どもの 緊張 をや わ らげ た り,コ ミュニ ケ ー シ ョンをとるため に使用 されて い. と して知覚統 合が未熟 であ る幼児 に とつては,最 も効 Ю その 果的 なペ イ ンコ ン トロー ル方法 とされて い る. る と考 え られ る。. 方法 は どの発達段 階 で も話 をす るこ とが 多 い が ,乳 児. ,. '。. 診 察時 に 「必ず説 明す る」 と して い るのは,ど の 発. で はスキ ンシ ップ,幼 児前半 と幼児 後半 で はお もちゃ. 達段 階 にお い て も検査 ・処置時 の 説明 よ りも少 なか つ. が用 い られ る こ とが あ り,発 達段 階 に応 じた効果 的 な. た。 また ,プ レパ レー シ ヨンの 第 4段 階 であ る子 ども. 方法が と りい れ られて い た。 しか し,乳 児 と学童 後半. の気 を紛 らわす 関 わ り (デ イス トラクシ ヨン)も 診察. でデ イス トラクシ ヨンが 行 われ るこ とが 少 な く,必 ず. 日 寺に 「必ず 行 う」 と して い るの は,検 査 0処 置時 に比. しもデ ィス トラクシ ヨンが 有効 で あ る とは とらえ られ. べ て少 な く,「 必要 な時行 う」 が 多 か った。 この こ と. て い ない 。乳 児期 は恐怖 や不安 とい った感情 よ りも身. よ り,診 察時 の 説明や デ イス トラクシ ヨンは,必 ず必. 体 的 な苦痛が優先 され る時期 であ るため ,乳 児 自身 の. 要 であ る とは認識 されてお らず ,子 どもの状況 に応 じ. 感情 はあ ま り考慮 されて い ない と考 える。 また ,学 童. て行 われて い る こ とが わか った。特 に学童後半 で はデ. 後半 は,事 前 の 説 明 で理 解 し自制で きる こ とが 多 く. イス トラクシ ヨンを しな い割合が高 く,デ イス トラク. デ イス トラクシ ヨンの必要性 が少 ない と考 え られ る。. シ ョンを しな くて も診察が スムー ズ に行 われて い る と. しか し,「 必 ず行 う」割 合 は 少 な い ものの 「必要 な と. い える。学童後半 で は,外 来 での診察 を過去 に経験 し. き行 う」割合 は多 い こ とか ら,学 童後半 で もその子 ど. てお り,何 をされ るのか予測がで きて い る と考 え られ. もの状 況 に応 じて対応 して い る。. ,. る。 しか し,診 察室 で一般 的 に行 われて い る,医 師 と. また ,検 査 ・処置時 に子 どもの意 見 を尊重 して い る. 向か い 合 って椅子 に座 り,聴 診器 をあて られた り,身 体 を触 れ られた りす る こ とは,検 査や処置 と比 べ る と. の は,学 童前半 ,後 半 で も「必ず行 う」 の は 2割 で あ │で った 。蛯 名 らの調 査 ‖ も,「 子 ど もが や る気 に な る. 痛 み を伴 わない こ とが 多 い ため に,あ えて説 明 の必 要. まで待 つ 」 とい った 意識 が低 い こ とが 報 告 され てお. な こ とで はない と考 え られて い るの だろ うか。子 ども. り,言 葉 での説 明や子 どもに応 じたデ イス トラクシ ヨ. に とって未知の体験 であれば,痛 み を伴 うか否か では. ンが行 わ れ て い る に もか か わ らず ,実 際 の 医療 行 為. な くそ こで行 われ る こ とす べ てが 不安 や恐怖 につ なが. は,子 どもの ペ ー ス に合 わせ る こ とは少 な く,医 療者. る。そのため少 な くて も初診 の子 どもや過去 の 診察時. 傾1主 導 で行 われて い た。. には理解 で きな い発達段 階 であ った子 どもには,診 察 の説 明が必要 で あ る。 そ して ,そ の 方法 は どの発達段 階 で も言葉 で 行 う こ. 検査 ・処置時 は,子 どもへ の 関 わ りを比較 的多 くし てお り,プ レパ レー シ ョンの必 要性 が高 い こ とが 明 ら か になった。 しか し,処 置室 で は,他 の場所 に比 べ る.

(11) 大森裕子. 他 :小 児科外 来 にお けるプ レパ レー シ ョンの現状. とお もち ゃや飾 りつ け にほ とん ど配慮 が され て お ら. 6.外 来 にお けるプ レパ レー シ ョンの課題. ず ,説 明や デ イス トラクシ ョン も言葉 で行 う こ とが ほ. 今後 ,外 来 での プ レパ レー シ ョンを活用 して い くに. とん どで あ った。そのため ,子 どもの発達段 階 に応 じ. あ た って必 要 と思 われ る もの は,知 識 と時 間が多 か っ. た理 解 がで きて い る とはい えず ,デ イス トラクシ ョン. た。 そ の他 と して ,初 診 の患者 が 多 く子 どもに応 じた. も有効 な もの にな り得 て い な い可能性 が高 い。結果 と. プ レパ レー シ ョンを行 う こ とが 難 しい ,診 察時間 が短. して子 どもの意見 を尊重 す る ことが少 な く,医 療者側. い ,ス タ ッフや 環境 を整備す る資 金が ない ,家 族 (母. のペ ース で検査 や処置が行 われて い るので はな い だろ. 親 )の 態度 ,理 解度 の 影響 な どの意 見があ った。外 来. うか。. での プ レパ レー シ ョンの現状 は,必 要 に迫 られてお こ. 検査 ・処置時 の プ レパ レー シ ョンにお い て,子 ども. なわれて い る部分 もあ り,子 どもの権利 を尊重 し,子. の発達段 階や状況 に応 じた方法 を理解 し,様 々 な方法. どもの 力 を引 き出す とい った プ レパ レーシ ョン本来 の. を活用す る こ とで よ り子 どもの痛 みや恐 怖 を軽減す る. 意義 へ の理 解 を高 め る こ とが重 要 で あ る。 そ のため に. ことがで きる と考 える。. は,現 状 の 関 わ り方 を再評価 し,現 存 のお もち ゃを有 効 に活用 で きる よ うな工 夫が必要 で あ る。. 5.終 了時の関 わ り. そ して ,時 間 の 制約 や人的環境 の不足 ,家 族 の 影響. 検 査 や処 置終 了後 の 関 わ りは ,post prOcedure play. な どの外 来 の特徴 に応 じたプ レパ レー シ ョン方法 を考. と して プ レパ レー シ ョンの段 階 の一 つ であ り,重 要 で. えて い か な くてはな らない。 そ のため には,知 識 や技. あ る とされ て い る。子 ど もに とって 頑 張 りが 認 め ら. 術 の啓発や ,外 来 ス タ ッフ との 意見交換 を重 ね ,限 ら. れ ,褒 め られ るこ とで 達成感 を得 る こ とがで きる と同. れた時 間や ス タ ッフ,環 境 で利用 で きるプ レパ レー シ. 時 に,次 回 の外 来受診 での不 安や恐怖 が軽減 され る こ. ョンツー ルの 開発 を検 討 しなけれ ば な らな い と考 え. とが 期待 され る。. る。. 今 回 の調査 で も幼児前半 ,幼 児後半 ,学 童前半 で は ほ とん どす べ ての子 どもに何 らかの終 了時 の ケ ア を し. 7.研 究 の 限界 と課題. てお り,そ の重要性 が 高 く認識 されて い る こ とが わか. 今 回 の調査 で は,回 収率が低 く小児科外 来 の現状 を. った 。 そ の 方 法 は ,日 頭 で ほめ る こ とが 最 も多 か っ. 網羅 した もの とは い えな い。 回収率 の低 さは,対 象施. た。発 達段 階 でみ る と,抱 くや なで る とい ったスキ ン. 設 の人 的環境 の理 解 が不足 して い た こ と,質 問紙 の調. シ ップは乳児 で 多 く,こ の 時期 の 身体 へ の快刺激が有. 査項 目が多 く,回 答者 に負担 が あ った ことが考 え られ. 効 で あ る とい える。 また ,幼 児 ,学 童前半 で は,ご ほ. る。 また,プ レパ レー シ ョンにお ける小児科外 来 の看. うび を与 える こ とが 多 く,視 覚 的 に認 知 で きる もの に. 護 師 の役割や他職種 との協働 は 明 らか にす るこ とがで. よ り頑張 りを認 め る方法が つ かわれて い た。 ごほ うび. きなか った 。今 後 ,プ レパ レー シ ョンの 導 入 にお い. の 品 は , シ ー ル や お もち ゃな どが あ っ た。 この よ う. て ,少 数 で はあ るが小 児科外 来 の看護 師や保育士 の役. に,発 達段 階 に応 じた有効 な方法が工夫 されて い る こ. 割 も重要 で あ る と考 え られ るため ,彼 らの現状 が明 ら. とが わか った。 しか し,乳 児 ,学 童後半 で は何 も行 わ. か にで きる よ うな調査方法 を検 討す る。 さらに施設 間. ない割合が比較 的多 く,終 了時 のケ アの必 要性 が低 い. の プ レパ レー シ ョンの認識や実施状 況 に影響 す る 因子. ととらえ られて い た。. を明 らか にす る こ とで ,外 来 に適 した プ レパ レー シ ョ. また,終 了後 にお もち ゃで遊ぶ 方法 を用 い る こ とは. ン方法 を考 えて い か な くてはな らない 。. 0%で あ った。処置後 の遊 び は,自 己 の 中 で起 きた事 柄 を非言語 的 に模倣 し表現 す るこ とで ,自 己消化 して. V。. 結. 論. い く重要 な過程 と され ,プ レイセ ラ ピー 的効果 を有 す. 持 ち,遊 ぶ 環境 を提供す る こ とが必 要 で あ る。 さらに. 1.小 児科外 来 での プ レパ レー シ ョンの現状 を施設 の 環境 ,診 察前 のケ ア,診 察 中 のケア,検 査 ・処 置時 のケ ア,診 察後 のケ アか ら調査 した。子 どもの環境. は,施 設 内だけで な く帰宅後 で も行 える よ うに家族 の. に配慮 し,ほ とん どの施設 の待合室 にはお もちゃが. 理解 を得 る こ と も終 了後 のケ ア となる。. 置かれ て い るこ とが わか った。 しか し,お もち ゃの. る といわれてい・ る 。 そ の ため ,終 了後 の ケ アの方 法 として遊 ぶ こ とが重要 で あ る とい った認識 を医療者が. 種類 は少 な く,遊 び を介 して子 どもの不安 や緊張 を や わ らげた り,診 察等 の説 明 に利用 した りとい う認.

(12) 甲南女子大学研究紀要第 4号. 164. 看護学 ・ リハ ビリテーシヨン学編 (2010年 3月. 引用 文 献. 識 は低 い とい える。. 2.診 察時 ,検 査. 0処 置時 には子 どもへ の説明や デ イ. ス トラクシ ヨンが行 われて い るが. にとって必ずげ. である. ,. 1)田. す べ ての子 ども. qま な ← 子 ど. じて行われることが多かっ もの発達段階や状況 に応 "識. た。にもかかわらず,説 明やデ イス トラクシ ヨンの 方 法 は 言 葉 に よる こ とが 主 で ,子 ど もの 発 達段 階 や 状 況 に応 じた 方 法 を活 用 して い る の は 少 数 で あ っ た。. 3.診 察 終 了 後 の 関 わ りは ,幼 児 前 半 ・後半 ,学 童 前 半 で は ほ ぼす べ て の 子 ど もに何 らか の ケ アが 行 わ れ て お り,発 達段 階 に応 じた方 法 も工 夫 され て い た。. 4.小 児科 タト来 にお け る プ レパ レー シ ヨン を活 用 した い と考 えて い る施 設 が 半 数 あ った。 そ の た め に今 後 必 要 と して い るの は ,知 識 と時 間 と考 えて い る施 設 が 多 か った。. 本研究 は学部長裁量経 費に よる助成 を受けた ものであ る。. ). 2里. 中恭子 :プ レパ レーシ ョンガイ ドブック,日 総研 出版,名 古屋,2006,p31 楢木野裕美,鈴 木敦子他 :日 本の小児看. 「 I与 レパ レーショれ こ関する対 検計 日本 属堰 小児看護学会誌 2004;13(1):83-91 3)秋 山典子,佐 藤奈々子 :小 児看護が楽しくなるプレ パ レーシ ョン./1ヽ )巳 看言 隻 2006; 29(5):609-616. 4)前. 掲書 2). 5)蝦 名美智子 )巳. 6)田. :わ が国のプ レパ レーシ ョンの状況 ,小. 看言 隻 2006; 29(5):548-554 中恭子 :プ レパ レーシ ョンの 5段 階 につい て。小. 児看護 2008:31(5):542-547. 7)前 8)田. 掲書 6) 中恭子. な に『. 9)前. ,. 〔芳雖. 南風原明子 ,今 紀子他 :小 児 の療養環境. │.ltttk■. 掲書 5). 10)前 掲書 1)p36 11)前 掲書 5). 12)前. 掲書. 1). 『 10:こ 1属. 11[倉.

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参照

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