ぶどうの会 キリスト教入門クラス
2012 年 7 月 8 日教会に来て間もない人から、クリスチャンになったばかりで、キリスト教信仰を深く知りたい人まで、 基本的なことから少しずつ学んで行きたいと願う人々のためのグループです。実際の証しを伴った解り やすい解説と親しみのある交わりと学びによって、教会の礼拝が喜びに満ちたものと成長しますように。
第 13回 「主の祈り 共に アーメン と言う意味」
祈りの最後は、この言葉で終わります。讃美歌で主を賛美する時も、しばしばこの言葉で歌い終わりま す。アーメンという言葉は、キリスト教信仰において、大事な言葉です。神さまと神さまを礼拝する人 との関係が集約されている言葉です。
『続明解カテキズム』
問 46 祈りの最後に何と言いますか
答 『アーメン』と言います。それは『そのとおり』という意味です。アーメンとは
『神さまのみこころどおり必ず行われる』という、神さまへの完全な信頼と服従を表す言葉です。
Q.なんで「アーメン」と言って祈りを終えるのでしょうか? アーメンなしで祈っても、内容的には 神さまに伝わっていそうですが、省略してはいけないのでしょうか?
「アーメン」が大事な理由
1. 神さまとの関係から
文字通りの意味は「その通りになりますように」です。既に主の祈りで「みこころの天になるごとく
…」の意味を考えました。「まことの主権者である神さまのみこころの通りになりますように」と、神 様への信頼を告白しています。祈った事柄について、「神さまのご計画通りになるのが、最も望ましい です」と、神さまへの信頼を言い表します。
2. 信じる者たちの横の関係から
主の祈りと、礼拝における公同の祈りで、皆で「アーメン」と言うのは大切です。神さまとの関係を 信じている者たちの横のつながりを「アーメン」と言って確認します。個人で祈る時でも「アーメン」 は祈りの最後に必要な言葉です。なぜなら、1 人で祈っているように思える時でも、1人ではないから です。あなたの祈りを具体的に知っている人、具体的には知らなくても、あなたのことを覚えて祈って いる人々。そういう1人1人の存在がある限り、あなたの祈りは1人のものではありません。あなたの ために祈る人が存在しなくなったとしても、イエス・キリストが、あなたと共に、またあなたのために 祈っておられます。共に「アーメン」と祈る存在がなくなることは、決してありません。祈りが言葉に ならない時があっても、イエス・キリストが「アーメン」を共有してくださるのです。そのことを思っ て「アーメン」と祈りましょう。
配布資料より
次回予定 8 月 12 日 「『神を知る』、わたしたちの命の出どころは?」
参考・引用書
(c) 聖書: 日本聖書協会 Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988 全国連合長老会日曜学校編『続明解カテキズム』キリスト新聞社