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第6回会議要録(平成25年6月12日開催) 第2期 小学生の放課後施策推進協議会の会議要録について|武蔵野市公式ホームページ

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(1)

小学生の放課後施策推進協議会

第6回

会議要録

○ 日時 平成25年6月12日(水) 午後7時00分~午後9時00分 ○ 場所 武蔵野総合体育館 3階 大会議室

○ 出席委員 西郷委員長、松田副委員長、井澤委員、高橋(淳)委員、秋山委員、小川委員、 飯田委員、押本委員、松田(多)委員、井原委員、青木委員、高橋(良)委員 ○ オブザーバー 子ども家庭課長、子ども家庭支援センター担当課長、教育企画課長、

生涯学習スポーツ課長、(公財)武蔵野市子ども協会事務局長、桜堤児童館館長、 学童クラブ主任指導員2名、地域子ども館館長2名

○ 事務局 児童青少年課長、他5名

開会

【事務局】

これから第6回小学生の放課後施策推進協議会を開催する。

≪配布資料の確認(資料1~4)≫及び第4、5回の協議会の会議要録の配布。

【委員長】

本日は、特に議事(3)の中間とりまとめ素案について、各グループ討議を約1時間

以上時間をかけたいと考えている。では、議事(1)から説明をお願いしたい。

議事

(1)平成25年度学童クラブ土曜日開所についてのバージョンアップ案

事務局より資料1≪平成 24 年度学童クラブ土曜日開所についてのバージョンアップ案≫に

ついて説明

【事務局】

資料1の説明をさせて頂く。

【委員】

このバージョンアップ案の特に表題からくるイメージだと、学童クラブ側からの一方

的な見方かもしれないが、土曜日開所についても、あそべえが充実していて、学童クラ

ブはあまり関与していないイメージに受け止められる。その辺りはいかがか。

【事務局】

どちらかに偏ったものではなく、この土曜日開所について、学童クラブとあそべえの

連携の中で双方の過ごし方を示したひとつの案として、検討頂きたい。

【委員】

先ほどの事務局側の発言を少し 補足すると 、発想の発端は、土曜日の利用児童数 が、

平日に比べ少ない。また、平成 23 年度・24 年度と「あそべえ」「学童クラブ」が連携す

る中で進めてきた。平成 25 年度は将来的に、身動きの取りやすい土曜日に色々な試みを

学童とあそべえ双方の運営主体の一体化を睨んだ形で進めていきたい、という提案内容

である。試験的な提案であるものと理解してほしい。さらに言うと、児童館の専門職員

(2)

【委員】

了解した。合意できる内容だと 思うが、バージョンアップであるなら、学童の土曜日

の育成内容にも触れて欲しい。

【委員長】

よろしいか。題名は調整するにしても、趣旨自体は、あそべえと学童クラブ事業の連

携による一体的実施という事で、 特に問題なければ、次の議題に進みたい。他に意見は

あるか。

【委員】

質問と確認がある。「1・児童館職員の土曜日の出張」(2)の内容についてだが、(土

曜日出張の)専門職である児童館職員の内容について、児童の育成を補助するとあるが、

具体的には、どういう事なのか。先程事務局から説明のあった「遊びを通して」というキ

ーワードと、「児童の育成を補助し、児童の悩み 等を聞き」という場面にはつながらない

のでは。それと、この対応は、あくまでも土曜日に限った対応なのか。それとも平日も含

めての対応なのか。

【事務局】

育成の補助対象について、具体的なイメージは、子どもへの様々な支援サポート。

青木委員からも先ほど説明頂いた様に、運営主体の一体化を睨んでいるが、まずは少人

数の土曜日から実施し、ゆくゆくは、平日も併せて検討していく。

【委員】

出張プレーパークについて、これは企画運営会議で全て考えるという事か。

【事務局】

基本的には、入口として、 企画運営会議とプレーパークそれぞれ連携した形 になると

思 われる。全てのあそべえができるかどうかは、何 ともいえないところもある 。現段階

では、あくまでもひとつの投げかけではある。

【委員】

了解した。もうひとつ、プレーパークの企画運営会議補助金の追加募集について知らない 人がいるかもしれないので、説明願いたい。

【事務局】

補足させて頂く。企画運営会議の補助金(あそべえが企画したイベントで当初予算で

ストックしてある予算)を積み立ててきたもの。今、プラネタリウムの実施などは、こ

うした例の一つである。そういう経費の扱いで使う費用の事である。

【委員】

プレーパークについて私以外に 、他にも詳 しく知らない方もいるかもしれないので、

詳しく説明してほしい。

【事務局】

普段、武蔵野市内の子どもたちが、公園では体験できない様な遊び(泥だらけになっ

て遊んだり、釘を使って工作する、火を使う等々。)をNPOに運営を任せている事業で

ある。

【委員】

平成25年度の目標数など、具体的な数値目標はあるのか。例えば児童館職員の出張

数がどのくらいか。出張プレーパークが12館のうち、何館くらい実施するなど設定され

ているのであれば、教えてほしい。

【事務局】

特に目標値は設定していない。児童館の職員体制の事情を考慮し、検討していく。プ

レーパークについては、可能性を探っている段階である。まずは投げ掛けをしている段

階である。

【委員】

そうすると、これは、現段階ではまだ案の域を出てないという事か。そうだとすると

(3)

【事務局】

先程お話した通り、あくまでも皆に投げ掛けをして、その反応を見てということになる。

【委員】

児童館の事業報告内容について、遊びの幅が広がる事は、とてもいいことだが、ここ

に記載されているのは、そういう事ではなく、専門職委員が、育成方法や日頃の児童に

関する悩みに対するアドバイスと、ここに記載しているので、先ほど説明頂いた趣旨と

少し違うと思う。もう少し詳しく説明頂きたい。

【委員】

では、事務局に代わって私がお 答えする。 児童館職員の土曜日出張が、この検証部分

に出てきたのは、以前1期の時に、あそべえと児童館の実態を話した。「遊び」を切り口

に話をすると、あそべえも学童もほとんど過ごし方が変わらない。ただ、唯一大き く違

うのは、児童厚生員という専門職員がいることが 、この議論の大きな出発点になってい

る。今回、児童館職員が、育成 の補助、ゆくゆくは、中間まとめの素案4ページにある

様に、地域ごとのスーパーバイザーとして専門職で入っていくという構想をたてている。

ひとつの試験的な試みでもある。決して、児童館職員が、学童やあそべえの方にこうし

なさいという意味ではないという事は、お伝えしておきたい。

それからもうひとつ。日頃の子 どもとの何気ない会話から、抱えている課題を引 きだ

すという役割は、資格をもった専門家の得意分野になる。そういった資質をもった職員

が、例えば月に1回行く事で、今後の平日の連携体制を見据えた手がかりになるのでは、

という思いがあっての提案である 。なお、今日議事という事で掲げているので、児童館

の職員体制もここに記載されているのは、あくまでも案なので、現在土曜日の連携体制

から課題が見えてくるはず。

出張プレーパークについても、 今までにない新たな遊びの展開という事で、従来の学

校側ではできない遊びをプレーパーク側と連携を 図りながら、学校内で行っていくとい

うことが望ましいことではないか、という趣旨である。

【委員長】

よろしいか。私も修正した方がいいと思う点がある。「1.児童館職員の土曜日出張の

(2)内容」部分については、文言の一部を変えていく。例えば、補助⇒支援 相談・支

援機能⇒遊びを含めた育成機能などに文字を修正して頂きたい。出張プレーパークにつ

いては、必ずしも火を焚いたり、穴を掘ったりする遊びをするという訳ではなく、子ど

もたちが遊びたいと思う遊びを行うつもり。状況も見ず、ただ、「火を焚け」と勧めてい

る訳ではないので、引き続き、企画運営会議と学校と連携を携え協議していってほしい。

他になければ、次の議事について、説明頂きたい。

(2)平成24年度学童クラブ土曜日試行開所の検証

事務局より資料2≪平成24年度学童クラブ土曜日試行開所の検証素案≫について

説明

【事務局】

≪平成24年度学童クラブ土曜日試行開所の検証素案≫

こちらに記載している資料やアンケート結果は、従来から討議させて頂いた平成23年度と

24年度の比較を、第二期の協議会の資料もとに提示させて頂いた。今回新たに付け加えた のは、資料2の13ページその他の課題とⅣについて、①育成料の取扱い、②学童クラブ事 業とあそべえ事業の連携の位置付けとなる。是非一読頂き、意見を頂きたい。

【委員長】

(4)

【委員】

平成24年度の課題について、「保護者が自宅にいると思われる場合でも、利用している例 が見られる」という部分は、あくまで推測なのか、それとも確定事項なのか。もし推測であ るならば、こうした検証素案に掲載しない方がいいのではないか。

【事務局】

全てのケースを確認した訳ではないが、実際に自宅に電話をかけ、保護者がいたケースが あったと伝え聞いている。

【委員長】

よろしいか。では事務局から今後のスケジュールについて話を頂きたい。 【事務局】

土曜日試行について何か意見がある方は、次回協議会7月8日よりも前の、6月21日 位までに、メールでも構わないのでご意見いただけるとありがたい。

【委員長】

それでは、6月21日までに意見を頂き、素案から案になるということでよろしいか。 グループ討議についての説明及び中間とりまとめ案(素案)とあわせて、グループ討議の方 法についても説明願いたい。

(3)中間とりまとめ素案

【事務局】

資料(3)≪中間とりまとめ素案≫についての説明。内容的に加筆修正した箇所については、 前回、皆様と協議した内容を反映した部分を事前に送付した後、委員長により構成の変更が 行われた。意向が反映された。それでは、グループ議論の進め方について話をする。なお、 企画運営会議については別途、秋以降に議論したい。

【委員長】

グループ討議について、全体での議論があればして頂くが、特になければグループごとの 議論に入って頂きたい。

【委員】

今回の資料は、整理され、非常にわかりやすくなった半面、疑問点が明確になった。私か らの疑問点や確認点も含めて、口頭では伝わりにくいかと思い、全部で20点くらいコメント した資料を用意したが、特に気になっていることは、「遊びを通して」は、いいことだが、他 に何か重要な事があるのではないか。

つまり、放課後は大切な時間、自分の子どもの実体験をもとに、何か、友達同士のトラブ ルを抱えたり、例えば保護者が、家庭を留守にする児童など、何かしらの問題をいかに解消 することができるかどうかも放課後の時間として、大切なこと。そういう意味では、学童ク ラブの機能からかなり抜け落ちる点が多いのではないか。放課後は、明日につながる子ども とのコミュニケーションが大切。子どもを取り巻く保護者の就労状況の変化で、放課後が時 間的に長くなっている児童が多くなっているのではないか、など。様々な子どもがいるので、 単に「遊びを通して」の観点ではなく、様々な観点から、対応を考えてほしい。

【委員長】

今後の討議に生かしてほしい。 【委員】

(2)学童クラブ事業について。遊びと安全を強調しすぎでは。学習や宿題などの課題達成 も学童の大きな目標。そういった親の思いも記述に入っているいいのではないかと思う。 【委員長】

(5)

グループ討議開始

【第1グループ】

主たる内容:武蔵野の子どもの課題と施策の方向性

武蔵野の子どもと成育環境

参加メンバー

委 員:松田副委員長、秋山委員、飯田委員、押本委員

オブザーバー:田中子ども支援センター担当課長、内山課長、外丸あそべえ館長

【副委員長】

資料4のⅠ・Ⅱの流れや区分で気になることがあれば先にご意見いただきたい。

Ⅰは子どもの放課後を巡る課題、その放課後を巡る課題を解決していくうえで既存事業の持 つ課題、既存事業の発展の方向性を書いている。

Ⅱは、Ⅰの課題を受けて、新しい子ども施設を構想するための指針・方向であり、子ども にどう育ってほしいか、そのためにどのような放課後が必要か、その放課後を支える場所は どのようなものか、そのときに大人と地域の果たすべき役割について書いている。この流れ や小項目で思うことがあったら、ご意見を頂きたい。まず、最初の現在の子どもの放課後を 巡る課題、既存の3つの事業の持つ発展の可能性と方向性について何かあるか。

【委員】

課題について、自由に安全に遊べることは重要であると思うが、基本的に今の状況は問題 があるのか。

【委員】

課題は、マイナスをプラスにすることの他、プラスをさらにプラスにすること、プラスを マイナスにしないことも含めた考え方であると思う。

【委員】

せっかくのグループワークなので、理想はどのようなものか根本的なところも話したい。 【副委員長】

今までとこれからの放課後について、別の姿があるのではないかなども言っていただけれ ばと思う。

【委員】

あそべえで多様な遊びができるなど、方向性としては資料に記載されている通りでいいと 思う。

【副委員長】

他の地域と比較して、武蔵野市はあそべえが充実していることにより、子ども達はいい放 課後の時間を過ごしていると思う。

【委員】

保護者としてはとても助かっている。 【教育企画課長】

ⅠとⅡの関係だが、通常は、まず目標が先にあり、次にそのための課題という順番である と思う。今の構造はまず課題が何であるか、それから次のことを考えるという逆の構造にな っている。また、その順番で検討をするほうが効率的でもあると思う。

【委員】

資料では課題を実態と捉えている。 【副委員長】

前期の取りまとめを受けている面もあると思うが、最終的にはそういう方向に落としてい く必要があると思う。

【委員】

(6)

【委員】

結局、責任の行方である。 【委員】

ダメなことが増えたのは時代のせいだけでなく、責任を求める親にも原因があると思う。 【副委員長】

親が一様でなくなったからではないだろうか。価値観が多様化している。それは子ども が怪我をしたときの親の対応にも表れている。

【あそべえ館長】

あそべえに来館した子どもたちから親の顔が見えれば、大胆な遊びをさせることもでき る一方、遊びが安全安心寄りになることもある。現場では、そのバランスをとっているの が現状である。

【副委員長】

あそべえが充実しており組織的であるがゆえに、親の多様性を引き出している。その中 では一番クレームが多いところに合わせてしまうところも出てくる。

【委員】

協議会当初より申し上げているが、あそべえ、学童、学校では保険の給付対象期間や保 険金額が違い、このことが子どもの放課後を3つに分ける背景となっている。

子どもの放課後を巡る主たる課題について、子どもが自由に遊べる時間の減少は、保護 者の意識によるところであり、安全安心についての不安と異なる学年間での交流の減少に ついては、多くの人が感じているところである。障がい児や配慮を要する児童の増加につ いては、保護者と学校との関係を土台に考えていけば早期の解決につなげられるかもしれ ない。

子ども・家庭と地域との関係の希薄化は、どうやって解決するのだろうか。学校、あそ べえ、学童、放課後を巡る主な課題ではあるが、少し絞り込みのできる範囲での課題に整 理していかないでいいのだろうか。

【委員】

安全安心は外せない。担任のときは生徒に様々なことに挑戦をさせてきたが、副校長に なってからは立場が変わり、見方も変わった。かつて、ある校長から「安全無くして教育 無し」との言葉を聞いた。それは真実であるとは思うが、正直力が抜けた。

【委員】

学校と放課後を切り離すかどうかは大きいと思う。切り離してくれるとありがたい。 【委員】

学校にとって安全安心は外すことのできない基本中の基本である。学校と放課後を切り 離せば、花の蜜を存分に吸うこともできると思う。

【委員】

それが出張プレーパークである。 【委員】

それがあれば、子どもは、生き生きしてくると思う。 【委員】

プレーパークは画期的で想像を超えているところがある。限られた場所のため安全であ る。あそべえがプレーパークの域に到達するのは難しいとは思うが、その要素があれば嬉 しく思う。

【委員】

子どもにとっても気分転換は必要である。子どもが安全であるよう常に管理されている となると、イキイキすることができず、ストレスがたまる。リフレッシュする時間が必要 であると思う。

【委員】

Ⅰ-1課題を解決するための土台が学校にはある。その情報をうまく使ってほしい。 【副委員長】

(7)

【委員】

放課後の時間の保険が充実していれば、安心することができる。 【副委員長】

責任の所在が不明確になるほどに、保険料が高くなるのではないだろうか。その意味で も学童とあそべえが分断されると思う。子どもを見ていても「あの子は学童だから」など という意識を感じることがある。

【委員】

そうだと思う。 【委員】

学童の子は本気で取り組み、極める力がある。あそべえは程々であると思う。 【委員】

子どもたちはそのような学童の子を乱暴と見てしまうことがあるようである。子どもが 本気で取り組むことは親として求めるところではあるが、一方で安全安心も必要である。 【委員】

学童の子は固定のため本気で、あそべえは自由来所のためどうしても本気でとはいかな い。学童では本気で取り組ませてくれていると思う。

【あそべえ館長】

あそべえは自由来所のため、子ども全員の顔を覚えることはできず、親の顔も見えない。 そうなるとやや厳しめの基準で判断することが多くなる。

【委員】

それでは子どもは軟弱になってくると思う。自分の子どもも、そうである。親として事 情は分からなくもない。

【副委員長】

学童やあそべえは場として特徴があり、いいところも悪いところもある。しかし、それ を選択できず、自分の状況に応じて行く場が決まるということは放課後の課題である。そ のため、連携して新しい子ども施設を作る必要があると思う。

武蔵野の子全体として考えると地域の良さのひとつに家庭にも学校にも縛られない自分が 存在しうる。

【課長】

遊びという意味では、子どもにとっては全て一緒である。社会性を養うためには、色々 な人と接する中で成長してほしい、ムラ意識を取り払ってほしいと思う。自分で考えて行 動することは大事であり、相手のことを考えることはさらに難しいと思う。しかし、さら にその先にある多くの人と協力して何かをやるということに取り組んでいってほしい。 【副委員長】

残り時間が5分となった。全てについて何か、気が付いたことを言ってほしい。 【委員】

親が腹をくくることも必要である。このような事業はありがたいが、親が腹をくくらな いと、学校の責任と言いがちであると思う。

【あそべえ館長】

互いが自分の責任であると思えればいいと思う。あそべえは学校とのバランスをとる必 要もある。特に低学年児は、同じ学校にいながらあそべえで学校と全く違うことをやると 区別がつかなくなってしまう。

【副委員長】

あそべえにいく子どもは地域に触れていると思うが、学童に通う子どもは、いつ地域に 触れているのだろうか。子どもにとっての地域は様々な価値観がある中で協力し合うとこ ろであり、あそべえと学童が混ざることの長所はそこにもあると思う。

【委員】

あそべえの平日の状況はいかがか。 【あそべえ館長】

(8)

【委員】

施設の物理的な近さはいかがか。 【あそべえ館長】

学校によって異なる。五小は同じ校舎の上下と近いところにある。あそべえと学童の距 離があり交流しづらいところもある。

【副委員長】

新しい子ども施設ができることで、今出た課題が解決されていければいいと思う。 【委員】

あそべえと学童は、距離が近い方が絶対にいいと思う。 【あそべえ館長】

自由来所と預かり、思い切り遊ぶことと安全安心は相反しており、その中でどうバラン スをとるのかに尽きると思う。どこに基準を置くのかをこの場で検討していくのだろう。 あそべえは自由来所のため、子どもの帰宅時間等の管理が難しく、預かりは大変困難であ る。自由来所に預かり機能を付けることについては、話し合う余地があると思う。 【委員】

自由な遊びと、安全管理のバランスをどのようにとるべきか。理想は、「ライ麦畑でつか まえて」の子どもは自由に遊び、大人は崖から落ちないよう見ているだけというものであ る。安全は守るが、子どもに好きなことをさせたい。

【副委員長】

互いが支え合っている関係であると思う。施設を作る際の課題・ポイントである。 武蔵野の子どもの現在の課題と向かうべき方向性はいかがか。

【委員】

現状はさほど悪くない。前提にそれを記載した方がいいと思う。 【副委員長】

武蔵野の児童数の状況はいかがか。 【課長】

マンション開発が再び始まった所があり、児童数は増えつつある。人口もこの6月に14 万人に達した。数年後は微減する見込み。

【副委員長】

高齢化率はいかがか。 【課長】

平成21 年度に20%に達しており、その後も増えていると思う。 【副委員長】

子どもと高齢者は地域を支えに生きていかなければならず、その意味で地域に戻ってく る人口が増えるという、地域回帰社会である。それも新しい施設の裏の機能としてあって もいいと思う。

【委員】

状況は学区によっても異なると思う。 【課長】

平成 30 年代から学校は建て替え時期に入る。高齢者、幼児施設等とに複合化していくこ ともあると思う。

【第2グループ】

主たる内容:新しい子ども施設の構想 参加メンバー

委 員:青木委員、井澤委員、高橋(淳)委員、井原委員

(9)

【委員】

2グループでは「Ⅲ新しい子ども施設の構想」の1~3までを議論する。どこからでも 構わないので、ご発言いただきたい。

【委員】

3ページに「地域や関係機関との連携の核となる施設」とあるが、ここが核となるのか。 青少協の位置付けはどうなるか。

【委員】

同じく3ページの上、(教育)とあるが、カッコはなぜついたのか。 【委員】

ここの箇所について、全体会の中でも井原委員から学童機能の記述がないといった話が あったが、全体的に舌足らずである。とても重要な部分であると思っている。新しい子ど も施設は、いわゆる狭い意味での学童機能、ケアだけするのではなくて、遊びを通じた成 長を行い、これを教育と表現している。前回も出たケア&エデュケーションの話で、現在 は保育園も幼稚園もそうなっている。2行目の「必要な~」という部分がそれに当たる。 例えて言うと、こども園に近い発想。こども園では、9~14 時は幼稚園タイプの子、保育 園タイプの子が一緒に過ごしていて、その前後の時間は保育園タイプの子は保育園児とし てのケアを受けている。学童とあそべえの連携では、時間の流れの順番が変わる。もう少 し書き足す部分が出てくると思う。

【委員】

「育ちを見守る」で切って「また、」以降を分けていれば気にならない。教育については難 しい。また、2の⑤では「地域特性」の文言が削除されているが、3には残っているのは なぜか。地域については、もっと大きなくくりで考えていかなければいけない。いっその こと、遊びなら遊びに特化した方が良い。

【委員】

もちろん地域としてもバックアップしていくが、あそべえ・学童については保護者がも っとメインになるべき。

【委員】

遊び場と居場所の併記は良いと思う。統一しないで両方書いてあって良い。このグルー プで議論する部分ではないが、託児機能については、保護者の方からなし崩しになってい る部分もあるが、あそび場の中の選択肢の一つとしてあそべえがあると考えている。安心 安全な居場所については地域全体の課題かもしれない。

【委員】

第1期の冒頭で「あそべえ・学童だけが放課後ではない。公園、塾等他にも居場所はあ る。多面的な広がりの中で、ここはどうするか。」といった話があった。

現場の方々からもご意見を伺いたい。 【学童クラブ主任指導員】

3年生の3月になって「子どもが放課後の使い方を自分で判断できるか不安。4月から どうしよう」という親が多い。指導員はそこを見据えて、うるさいくらいに声掛けをして いるつもりである。学童の生活は、時間があるようでない。今は学校の宿題も多い。学童 にいる間に全部終わらせようとは言えない。目標を決めて、ここまではやろうと言ってい る。

【委員】

実際に、学童さんがあそべえの校庭開放に出てくるのは16 時半ごろが多い。 【委員】

実質、15~17 時の2時間しかない。その時間の中で、学童児としての成長、あそべえと しては、例えば2年生なら2年生としての成長が混ざり合っていて、全てを凝縮するのは 難しい。

【児童館館長】

(10)

して怒られる反応を待っている子もいる。気持ちのやり取りができる居場所を、大人がど うとらえて作っていけるかが大事。

また、スーパーバイザーについて矢印が上からになっているのが気になる。下からとして、 矢印も双方向にしてほしい。

【委員】

保護者の意識も変わらなければダメだと思う。塾通いについても、学校は、本当はどう 思っているのか。指導員に対して「学童クラブで宿題をやらせて欲しい」という意見があ ることは承知しているが、宿題をしてくるかどうかも保護者と子どもの約束。また、子ど もに大人が一番最初から先を全部見せるのではなくて、やって覚えてもらうことが大事。 【委員】

二小地区では、あそべえ委員としてクラスから1人ずつ出してもらっている。子ども委 員をサポートするのが役割。元々PTAなどもあまりやったことがない人がなるが、1年 が終わるとやって楽しかったと言ってもらえている。青少協のことも知ってもらえて、地 域参加への第一歩として成功している。

【委員】

結果として、きっかけになることはいいが、このように記述してしまうと違うと思う。 あそべえもできてから10 年以上がたち、青少協とつながりができてきたのではないか。 【委員】

うちは連携できている。 【委員】

地域差があって本宿では別々。そういった意味でも 10 年あそべえをやっているが、地域 づくり機能には疑問。みな色々抱えていて、企画運営会議代表としてそこまではお願いで きない。また、学童には色々規制があるが、あそべえは自由来所。内容が違うプログラム の子どもを、器を一緒にしたからどうぞ、というのは受け入れにくいものがある。5の大 人と地域の役割の記述は、昔の大家族の役割だと聞いたことがある。あそべえはその部分 を持っていなければいけないし、そのきっかけの場所であればよい。決して学童を区別し ているわけではないが、土曜開所を実施してわかってきた。放課後の時間の過ごし方は、 子どもや保護者が選ぶべきこと。

【委員】

学童クラブに行っても選択肢が狭すぎる気がする。 【委員】

皆役割がある。学童・あそべえは家でもない、学校でもない場所。欲張りたい部分はあ るが、2時間勝負。理想として盛り込み過ぎてる部分と、コアの部分を整理していきたい。 【委員】

両方やめて、全く新しいものを作るではダメか。 【委員】

その発想もあると思う。 【委員】

塾への送迎についてもお金をとるなど、全部有料にしてしまってはどうか。 【委員】

新しいものを作るはいいが、私は全く違う方向で考えていた。早く仕事から帰ることを 保護者は考える必要がある。個人的には3年の育休より、育児時差が欲しい。気になって いるのは、学童クラブを学校と家庭の隙間産業の様に捉えている保護者が多いのではない か。学童クラブは、第2の家庭を呼ばれているが、それは家庭の代わりという事ではない。 【委員】

1年生には1年生の育ち方、2年生には2年生の育ち方がある。保護者に対して、子ど もは2度と小さくはならないのに、といつも思う。

【学童クラブ主任指導員】

(11)

【委員】

学童・あそべえは、それぞれ別個のものとして 10 年歩いてきた。これを一緒にしてバー ジョンアップするということは実は非常に難しい話。一回リセットして、子どもたちにと って必要な機能を列挙して、それを盛り込んでやってみるという考え方はあると思う。

【第3グループ】

主たる内容:これからの地域の新しい子ども施設の運営体制等 試行に向けて

参加メンバー

委員:西郷委員長、松田(多)委員、小川委員、高橋(良)委員

オブザーバー:樋口あそべえ館長、石川学童クラブ主任指導員、吉清子ども協会事務局長、齋藤 児童青少年課課長(事務局)

【委員長】

どなたでもいいので、具体的な体制についての意見を頂きたい。 【委員】

運営体制のイメージ図において、館長が学童機能も含めてスタッフを共用し、マネジメン トすると言うが、現在施設が離れている。名ばかりにならないかどうかが心配。施設は隣り 合わせが望ましい。

【委員長】

施設も含めて、スタッフのあり方について、今後事実関係を個別に聞き取り、各クラブ、 子ども館の状況を踏まえ試行について検討していきたい。

【委員】

これを実行に移すためには、学校との協力関係が不可欠。これまで学童クラブと学校との 連携はどうなっていたのか。

【委員】

それぞれ学校の方針次第で変わっていた。 【委員】

校長先生によって変わるのでは、学校との協力関係について記述して欲しい。 【学童クラブ主任指導員】

大野田学童の打ち合わせは、学期に 1回程度である。定期的な打ち合わせは、行事の周知 や連携を深めるためには、必要である。

【委員長】

できれば、月1回が理想である。 【委員】

連携は進めるべきであるが、学校によって、多少温度差があると、思う。アレルギー対策 について、配慮すべき問題であり、学校側と内容的なすりあわせが必要である。

【事務局】

アレルギー対策として、学校給食と学童のおやつでは対応が異なる点もある。 【委員長】

改めて気づいたことがある。スーパーバイザーという表現は、少々高圧的な上からの表現 という声もあるので変えたい。もっと下から支え、サポートするイメージ。

【委員】

4.学校との連携 ①と②の間に「安全安心についての連携」もあった方が自然ではないか。 【委員長】

(12)

【学童クラブ主任指導員】

上履き使用の話は、3.11震災後の影響で、保護者からの要望により、上履き使用の学童ク ラブがあることは聞いてる。

【事務局】

施設ハード面の改善は、なかなか厳しいところでもある。子どもの人数が、右肩上がりで 延びていて、正直苦労している。何らかの対応は必要。学童、あそべえの子どもたちにも、 静かに遊びたい子と体を動かしたい子、それぞれのニーズがあり、現状、これら双方すべて を満たすのは難しい。

【学童主任指導員】

部屋の空間を、一部パーテーションで仕切っているが、もともとは、ワンフロアなので、 2クラスの感覚にはなりづらい。おやつを食べる時間を考えると、曜日において放課後の 校庭開放の時間が、30分位しかとれないクラブもある。

【委員】

高学年の教室の下に育成室があるところもある。高学年が授業中の場合、1年生の子ども が静かに遊ぶというのは、少々無理な気がする。

【委員長】

その場が子どもにとって、良い場である分、環境整備について無理なことを記載しても仕 方ないが、原則をたてて報告する。また、校庭での外遊びは、情緒の安定に大切である。さ すがに、校庭の遊び時間30 分では短すぎる。学童とあそべえのスタッフ体制はどうなってい るのか。

【事務局】

学童のスタッフもあそべえのスタッフも臨時職員である。学童のスタッフはあそべえで言 えば子ども館に属しているわけではなく、どのクラブでも勤務する。

【委員】

主要スタッフを固定化する意味は何か。 【事務局】

スタッフをしぼって研修を行うことにより、底上げを行っていきたい。 【館長】

スタッフの区分について、それぞれ校庭は校庭、教室は教室、図書は図書と、向き不向き がある。校庭スタッフ、静かな遊びができる教室スタッフ、図書館スタッフ等を全て一本化 するのは厳しい。それと、館長、スタッフの今後の職はどうなるのか。スタッフは、ボラン ティア的な人が多い。今後どのような方向性になるのか、なるべく早く示して欲しい。 【委員】

今まで携わってきたスタッフの方の心情を考えると、損得勘定では、成り立たない。雨風 で中止になるし、それこそ地域のためにやっている、との思いが強い。

【委員長】

職員スタッフの活性化につながるような配置をしたいという考えがある。 【委員】

あそべえと学童クラブのそれぞれの距離感が気になる。隣同士の部屋であればよいが、離 れてれているとなると、カメラもなく、ホットラインもない。

各グループ討議のまとめ

第1グループ

子どもの放課後を巡る現状と課題について

【副委員長】

(13)

しても対応方法に難しさがでてきている。単一的にまとまった方法論では、決していかない。 そういった難しさがでてきている。

また現場では、当日、職員が、子どもの顔色や来ているメンバーを見て親の顔をイメージし ながら都度、柔軟に対応を変えている事や、一方で保険の種類や費用、対応ひとつとっても、 複雑な話もあった。つまり、放課後の遊び場が学校、あそべえ、学童クラブなど、それぞれの 空間ごとに分断されている。今の子ども達にとっては、「あの子は学童の子だから」など、とて も狭い範囲で自分の今の生い立ちに対して遊び場が固定、分断化されている。放課後の過ごし 方は、自由選択ではなく、分断化・必然化され、固定化されている。こういう中で武蔵野のあ そべえなど、とてもいい環境づくりにあるのに、選択の自由が奪われている現状があるので、 これをまとめていく施設をつくっていくというところが、今後の課題となる。

第2グループ

新しい子ども施設の構想について

【委員】

まず、放課後の時間が以前に比べ、実質的にだいぶ短くなってきているのに、子どもの役割 が、以前より増えてきているように感じる。例えば、宿題を学童クラブでやることは、親と子 の約束の中で成し遂げられる事であって、果たして学童クラブ内でする事なのかなど。学童の 子どもとあそべえの発達や成長は、別々なもの。そんな中自由来所のあそべえと一定のルール や規制がある学童クラブがひとつの器で混ざり合っていく事が、そもそも難しいのではないか。 という声もある。大事なのは、子ども達が、その中でどうやって気持ち良く過ごしていく空間 を提供していけるかどうか。

そんな中、地域連携の役割とは、何なのかという話もいろいろでたが、やはり、担い手とし て、地域発信の中核(コア)となるのは、PTA組織。あるいはその保護者会。その後、青少 協などがバックアップしていくのがいいのでは、ないか。地域課題の取り組みは、結果として ついてくる事はあっても、最初から目的として、あそべえや学童クラブが主体的に地域課題に 取り組むというのは、現段階では少々欲張りすぎな気がする。関わる保護者が後できつくなっ てしまうという事。

最後に、放課後の子ども達にとってどういう場所であるべきか。子ども達に必要な居場所を 本当に考えた時、運営主体の一体化という事で、いたずらに既存の学童とあそべえにこだわり 持続するよりも、リセットしてゼロから子どもたちにとって本当に必要な事・役割を書き出し て、新たに出発した方がすっきりするのでは、という意見も1つの方法論として出てきている。 色々な角度から、意見を頂いたことも紹介しておく。

第3グループ

これからの地域の新しい子ども施設の運営体制等試行に向けて

【委員長】

これからの新しい子ども施設と言っても、それぞれの施設ごとに置かれた物理的な環境が違 う。共通な項目を掲げていてもなかなか難しい事もあるという懸念もある。スーパーバイザー の機能面とあそべえスタッフの教室と校庭スタッフの撤廃と固定化は、本当にできるのか、と いう懸念がでてきた。試行に向けていろいろ難題がありそう。また環境体制面で学童クラブの 集団が40 名を超えるのは、人数的にあまりにも多く、いい事はあまりない。

(14)

【館長】

先ほどの委員の発表に一部補足したい。スーパーバイザーの名称、図の表記の仕方も、再考 してほしい。何か一方的なイメージがあるので、双方向の関わりの中で一緒に作り上げ、物事 を先に進めていきたいという事を申し上げた。一緒に武蔵野市の小学生の放課後を考えていき たい。

【委員長】

次回、基本的には中間の取りまとめ前の最後の協議会なので、事前に把握できるところ は、読みこんできて欲しい。

【事務局】

本日配布した取りまとめの素案についての意見、質疑がある方は6月21 日(金)までにお 願いしたい。次回、第7回の開催場所は7月8日(月)武蔵野プレイス4階フォーラムにて 行う。

【委員長】

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