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「いのち支える青森県自殺対策計画」について 青森県庁ホームページ

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(1)

いのち支える青森県自殺対策計画

平成 30 年3月

(2)
(3)

「誰も自殺に追い込まれることのない青森県」の実現に向けて

人の命は何物にも代えがたいものであり、

自殺は、

本人にとってこの上ない悲劇であるだけで

はなく、

残された家族や周りの人々に大きな悲しみと生活上の困難をもたらし、

社会全体にとっ

ても大きな損失となります。

そのため、

青森県では自殺予防のため、

相談窓口での相談対応、

正しい知識の普及や人材育成

等に県を挙げて取り組んできました。

この結果、

本県における自殺者数は、

ピークとなった平成

15

年の半数以下にまで減少しました。しかし、自殺死亡率は、長期にわたって全国を上回る状

況にあることから、

自殺者数の着実な減少に向けて、

今後も実効性のある自殺対策を総合的に推

進していく必要があります。

こうした中、青森県は、平成 28 年 4 月に改正された自殺対策基本法に基づき、県民の誰もが

自殺対策に関する必要な支援を受けられるよう、

「誰も自殺に追い込まれることのない青森県」

を基本理念に掲げ、この度、

「いのち支える青森県自殺対策計画」を策定いたしました。

この計画は、

「青森県基本計画未来を変える挑戦」における「社会で取り組むこころの健康づ

くり」

を進めるための具体的な計画となるものであり、

すべての県民が、

かけがえのない個人と

して尊重される青森県の実現に向けて、

市町村をはじめとする関係機関と連携しながら、

計画に

掲げる施策を着実に推進していきたいと考えています。

結びに、

計画の策定にあたり、

貴重な御意見を賜りました青森県自殺対策計画策定委員会の委

員をはじめ、関係者の皆様に心から感謝申し上げます。

平成 30 年 3 月

(4)
(5)

第1章

計画策定の趣旨

計画策定の趣旨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

計画の位置付け・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

計画の期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

基本理念・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

自殺対策の目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

第2章

本県における自殺の現状

自殺者数、自殺死亡率の推移・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

性・年代別の自殺者の割合、自殺死亡率の全国との比較・・・・・・・・・

本県の自殺者の特徴・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

生活状況別の自殺者割合・自殺死亡率・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

二次保健医療圏別自殺者数・自殺死亡率の推移・・・・・・・・・・・・・ 6

自殺未遂歴の有無・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

子ども・若者関連・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

8 死因順位別・年齢階級別死亡数と割合・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

高齢者関連・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

10

勤務・経営関連・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

11

ハイリスク地関連・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

12

自殺手段・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

13

住民の悩みやストレス、こころの状態・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

第3章

これまでの自殺対策と課題

本県における取組状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14

本県における自殺対策の課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14

第4章

自殺対策の基本方針

生きることの包括的な支援として推進する・・・・・・・・・・・・・・・ 16

関連施策との有機的な連携を強化して総合的に取り組む・・・・・・・・・ 16

対応の段階に応じてレベルごとの対策を効果的に連動させる・・・・・・・ 16

実践と啓発を両輪として推進する・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・17

行政、関係団体、民間団体等、県民の役割を明確化し、その連携・協働を

(6)

第5章

いのち支える自殺対策における取組

基本施策

(1)市町村等への支援の強化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

19

(2)地域におけるネットワークの強化・・・・・・・・・・・・・・・・

20

(3)自殺対策を支える人材の育成・・・・・・・・・・・・・・・・・・

21

(4)住民への啓発と周知・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

22

(5)生きることの促進要因への支援・・・・・・・・・・・・・・・・・

23

(6)児童生徒の自殺予防に向けた心の教育等の推進 ・・・・・・・・・・

24

重点施策

(1)高齢者対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

25

(2)生活困窮者対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

26

(3)勤務・経営問題対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

27

(4)子ども・若者対策・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

28

生きる支援関連施策

<各部局関係>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

31

(1)地域レベルの実践的な取組への支援を強化する・・・・・・・・・・

31

(2)県民一人ひとりの気づきと見守りを促す・・・・・・・・・・・・・

31

(3)自殺総合対策の推進に資する調査研究等を推進する・・・・・・・・

32

(4)自殺対策に係る人材の確保、養成及び資質の向上を図る・・・・・・

32

(5)心の健康を支援する環境の整備と心の健康づくりを推進する・・・・

33

(6)適切な精神保健医療福祉サービスを受けられるようにする・・・・・

34

(7)社会全体の自殺リスクを低下させる・・・・・・・・・・・・・・・

35

(8)自殺未遂者の再度の自殺企図を防ぐ・・・・・・・・・・・・・・・

39

(9)遺された人への支援を充実する・・・・・・・・・・・・・・・・・

40

(10)民間団体との連携を強化する・・・・・・・・・・・・・・・・・・

40

(11)子ども・若者の自殺対策を推進する・・・・・・・・・・・・・・・

41

(12)勤務問題による自殺対策を推進する・・・・・・・・・・・・・・・

43

<民間団体関係>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

44

第6章

計画の推進体制

(7)

第1章

計画策定の趣旨

計画策定の趣旨

平成 28 年に改正された自殺対策基本法第 13 条において、都道府県及び市町村

は、自殺総合対策大綱及び地域の実情等を勘案して、地域自殺対策計画を定めるも

のとされました。

これは、改正前自殺対策基本法において、

「地方公共団体は、基本理念にのっと

り、自殺対策について、国と協力しつつ、当該地域の状況に応じた施策を策定し、

及び実施する責務を有する」旨が規定されていたものを、より具体化するため新た

に定められたものです。

こうした動きを踏まえ、本県の実情に即した自殺対策計画を策定し、実効性のあ

る自殺対策を総合的に推進します。

計画の位置付け

本計画は、自殺対策基本法に基づく「都道府県自殺対策計画」であり、本県の基

本計画である「青森県基本計画未来を変える挑戦」に掲げる「社会で取り組むここ

ろの健康づくり」を進めるための具体的な計画です。

また、

「青森県保健医療計画」及び青森県健康増進計画「健康あおもり 21(第二

次)

」との整合を図っています。

計画の期間

平成 30 年度から平成 35 年度の6年間を計画期間とします。

基本理念

自殺は、その多くが追い込まれた末の死です。自殺の背景には、精神保健上の問

題だけでなく、過労、生活困窮、育児や介護疲れ、いじめや孤立などの様々な社会

的要因があることが知られています。自殺に至る心理としては、様々な悩みが原因

で追い詰められ自殺以外の選択肢が考えられない状態に陥ったり、社会とのつなが

りの減少や生きていても役に立たないという役割の喪失感や、与えられた役割の大

きさに対する過剰な負担感から、危機的な状態にまで追い込まれてしまう過程と見

ることができます。自殺に追い込まれるという危機は「誰にでも起こり得る危機」

第13 条 都道府県は、自殺総合対策大綱及び地域の実情を勘案して、当該都道

府県の区域内における自殺対策についての計画(次項及び次条において「都道 府県自殺対策計画」という。)を定めるものとする。

2 市町村は、自殺総合対策大綱及び都道府県自殺対策計画並びに地域の実情を 勘案して、当該市町村の区域内における自殺対策についての計画(次条におい て「市町村自殺対策計画」という。)を定めるものとする。村自殺対策計画」と

(8)

です。

(図Ⅰ-1)

自殺対策基本法では、第1条において、

「自殺対策を総合的に推進して、自殺の

防止を図り、あわせて自殺者の親族等の支援の充実を図り、もって国民が健康で生

きがいを持って暮らすことのできる社会の実現に寄与することを目的とする」と謳

っています。また、第2条では、基本理念として、自殺対策は、保健、医療、福

祉、教育、労働その他の関連施策との有機的な連携が図られ、

「生きることの包括

的な支援」として実施される必要があることが示されています。

このことから、

「生きることの包括的な支援」として誰もが自殺対策に関する必

要な支援が受けられることを目的とし、全ての県民がかけがえのない個人として尊

重される青森県となるよう、

「誰も自殺に追い込まれることのない青森県」の実現

を目指します。

自殺対策の目標

計画に掲げる基本理念の実現に向けて、計画の目標値を次のとおり設定します。

平成 38 年までに自殺死亡率を平成 28 年(21.0)と比べ 30%以上減少させ、自殺

死亡率 14.7、自殺者数を 171 人以下とするため、計画期間中の目標値として、平

成 35 年までに自殺死亡率 16.6、自殺者数 193 人以下とすることを目指します。

図Ⅰ-1 自殺の危機要因イメージ

□社会が多様化する中で、地域生活の現場で起きる問題は複雑化・複合化している。

□複雑化・複合化した問題が最も深刻化したときに自殺は起きる。「平均4つの要因(問題)が連鎖

する中で自殺が起きている」という調査※もある。

※『自殺実態白書2013(NPO 法人ライフリンク)』 子育て

の不安

精神疾患

うつ状態

希死念慮 いじめ

不登校 被虐待

失 業 性被害

多重債務 事業不振

過 労

病 苦 介護疲れ

ごみ屋敷

ひきこもり

頼れる人 の不在

進路の 悩み

アルコール 等の依存

社会的 孤立

(9)

第2章

本県における自殺の現状

自殺者数、自殺死亡率の推移

本県の自殺者数は、平成 15 年の 576 人をピークに平成 22 年以降6年連続で減少し

ましたが、平成 28 年は前年比4人増の 271 人と7年ぶりに増加に転じました。自殺

者数は、ピーク時の半数以下にまで減少し、自殺死亡率は平成 15 年の 39.5 から、平

成 28 年は 21.0 となりましたが、全国と比較すると高い状態にあります。

(図Ⅱ-1・

表Ⅱ-1)

資料:人口動態統計(厚生労働省) 576

554 527

441

469 473 476

403

356 327

311 270

267 271 39.5

38.3

36.8

31.1

33.4 34.1 34.6

29.4

26.2 24.3

23.3

20.5

20.5 21.0 25.5

24.0

24.2 23.7

24.4

24.0 24.4 23.4 22.9

21.0 20.7 19.5

18.5 16.8

0 10 20 30 40 50

0 200 400 600

H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28

男性 女性 県自殺死亡率 全国自殺死亡率

(人) (人口10万対)

H 1 5

H 1 6

H 1 7

H 1 8

H 1 9

H 2 0

H 2 1

H 2 2

H 2 3

H 2 4

H 2 5

H 2 6

H 2 7

H 2 8

男 性

44 6

450

4 04

33 4

373

3 53

35 9

297

2 61

23 2

225

1 92

19 9

195

女 性

13 0

104

1 23

10 7

96

1 20

11 7

106

95

9 5

86

78

6 8

76

総 数

57 6

554

5 27

44 1

469

4 73

47 6

403

3 56

32 7

311

2 70

26 7

271

順 位

2

2

2

6

3

2

2

3

7

7

8

12

1 1

5

男 性

23,39 6

2 1,9 55

22 ,2 36

21 ,41 9

2 2,007

21 ,5 46

22 ,18 9

2 1,028

1 9,8 92

18 ,48 5

1 8,158

1 6,8 75

16 ,20 2

14,639

女 性

8,71 3

8,2 92

8 ,3 17

8 ,50 2

8,8 20

8 ,6 83

8 ,51 8

8,526

8,9 82

7 ,94 8

7,905

7,5 42

6 ,95 0

6,378

総 数

32,10 9

3 0,2 47

30 ,5 53

29 ,92 1

3 0,827

30 ,2 29

30 ,70 7

2 9,554

2 8,8 74

26 ,43 3

2 6,063

2 4,4 17

23 ,15 2

21,017

図Ⅱ-1 自殺者数・自殺死亡率の推移

(10)

性・年代別の自殺者の割合、自殺死亡率の全国との比較

性・年代別に自殺者をみると、男性では 50 歳代以降の各年代で、女性では 70 歳代

以降の各年代で、全自殺者に占める割合が全国より高くなっています。

(図Ⅱ-2)

自殺死亡率については、男性が全ての年代で全国より高いのに対し、女性では、70

歳以降の年代で全国より高くなっています。

(図Ⅱ-3)

資料:自殺統計[自殺日・住居地 H24~28 年合計](厚生労働省)

*全自殺者に占める割合を示す。

1.2% 5.6% 7.8% 10.8% 13.5% 14.8% 10.5% 6.6% 1.5% 7.5% 9.5%

12.2% 12.1% 11.7%

8.6% 5.4% 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 14% 16%

20歳未満 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳以上

0.4% 1.6% 2.5% 3.1% 4.2% 4.9% 6.5% 5.9% 0.7% 2.8% 3.8% 4.6% 4.5% 5.4% 5.2% 4.3% 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 14% 16%

20歳未満 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳以上

青森県割合

全国割合

3.3

28.3

30.1

37.9

44.2

43.9

46.9

54.6

3.2

27.7

27.6

33.1

38.9

33.0

34.6

42.4

0 10 20 30 40 50 60

20歳未満 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳以上

1.1

8.6

9.9

10.6

13.4

13.4

21.3

22.8

1.6

10.8

11.4

12.7

14.4

14.4

17.4

17.7

0 10 20 30 40 50 60

20歳未満 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳代 80歳以上

青森県自殺死亡率

全国自殺死亡率

図Ⅱ-2 性・年代別の自殺者割合*

男性 女性

図Ⅱ-3 性・年代別の自殺死亡率(人口10万対)

男性

(11)

本県の自殺者の特徴

生活状況別(性別・年齢階級(成人3区分*)

・職業の有無・同居人の有無)の上位

5区分をみると、自殺者に占める割合が最も高いのは、

「男性・60 歳以上・無職・同

居者有」の区分となっています。その自殺に至る主な危機経路として、失業(退職)

からの生活苦に、介護の悩み(疲れ)

、身体疾患等が加わることにより自殺に至って

います。

(表Ⅱ-2)

資料:特別集計[自殺日・住居地 H24~28 合計](厚生労働省)

注:順位は自殺者数の多い順とし、自殺者数が同数の場合は自殺死亡率の高い順とした。

* 20~39 歳、40~59 歳、60 歳以上の 3 区分。

** 自殺死亡率の母数(人口)は平成 27 年国勢調査を基に「自殺総合対策推進センター」にて推

計した。

***「背景にある主な自殺の危機経路」は自殺実態白書 2013(ライフリンク)を参考にした。

生活状況別の自殺者割合・自殺死亡率

生活状況別(性別・年齢階級(成人3区分)

・職業の有無・同居人の有無)の自殺

者の割合では、男女とも 60 歳以上の無職者で、同居人有が最も高く、自殺死亡率で

は、男女とも 40~59 歳の無職者で同居人無が最も高くなっています。

(図Ⅱ-4)

資料:特別集計[自殺日・住居地 H24~28 合計](厚生労働省)

自 殺 者 数

自   殺 死 亡 率

* *

5 年 計 ( 1 0 万 対 )

1 位

男性60歳以上 無職同居

269 17.6% 54.3

失業(退職)→生活苦+介護の悩み (疲れ)+身体疾患→自殺

2 位

女性60歳以上 無職同居

190 12.4% 21.7 身体疾患→病苦→うつ状態→自殺

3 位

男性40~59歳 有職同居

170 11.1% 26.0

配置転換→過労→職場の人間関係の悩み+ 仕事の失敗→うつ状態→自殺

4 位

男性60歳以上 有職同居

119 7.8% 31.2

①【労働者】身体疾患+介護疲れ→アルコール依 存→うつ状態→自殺/

②【自営業者】事業不振→借金+介護疲れ→うつ 状態→自殺

5 位

男性40~59歳 無職同居

100 6.5% 147.6

失業→生活苦→借金+家族間の不和→うつ 状態→自殺

上 位 5 区 分 割 合 背 景 に あ る 主 な 自 殺 の 危 機 経 路

* * *

表Ⅱ-2 生活状 況別( 性別 ・ 年齢階級( 成人3 区分* ) ・ 職業の有 無・ 同居人 の有無 ) の上位5 区分自 殺 者

図Ⅱ-4 生活状況別自殺者割合・自殺死亡率

10万

(12)

二次保健医療圏別自殺者数・自殺死亡率の推移

(1)自殺者数の推移

二次保健医療圏域別の自殺者数の推移をみると、5年間の平均では、八戸地域が

78.8 人と最も多く、次いで青森地域の 63.6 人となっています。

(図Ⅱ-5)

資料:自殺統計[自殺日・住居地](厚生労働省)

(2)自殺死亡率の推移

二次保健医療圏域別の自殺死亡率の推移をみると、平成 24 年と平成 27 年を除

き、上十三地域が最も高くなっています。

(図Ⅱ-6)

62.0

78.8

63.6

31.6

50.8

19.4

0 20 40 60 80 100

津軽地域 八戸地域 青森地域 西北五地域 上十三地域 下北地域

H24 H25 H26 H27 H28 平均

28.6

32.6

25.5

25.3

26.7

10 15 20 25 30 35

H24 H25 H26 H27 H28

津軽地域 八戸地域 青森地域 西北五地域 上十三地域 下北地域

図Ⅱ-5 二次保健医療圏別自殺者数の推移

図Ⅱ-6 二次保健医療圏別自殺死亡率の推移

(人)

(13)

自殺未遂歴の有無

自殺者のうち過去に自殺未遂歴がある割合は、平成 24 年から 28 年の計で 14.2%

となっており、性別では男性が 11.2%、女性が 21.5%となっています(表Ⅱ-3)

表Ⅱ-3 自殺未遂歴の有無の推移(性別)

未遂歴 H24 H25 H26 H27 H28

H24~28

合計(人)

H24~28

合計(割合)

総数

あり 39 49 52 39 38 217 14.2%

なし 214 205 148 171 153 891 58.2%

不詳 94 72 100 74 83 423 27.6%

男性

あり 19 23 34 22 23 121 11.2%

なし 157 151 103 131 108 650 59.9%

不詳 69 57 73 54 61 314 28.9%

女性

あり 20 26 18 17 15 96 21.5%

なし 57 54 45 40 45 241 54.0%

不詳 25 15 27 20 22 109 24.4%

資料:自殺統計[自殺日・住居地](厚生労働省)

子ども・若者関連(学生・生徒等の内訳)

学生・生徒別に自殺者に占める割合をみると、平成 24 年から 28 年の合計では、

本県では高校生以下、大学生等がともに 50%となっています。

(表Ⅱ-4)

表Ⅱ-4 学生・生徒別自殺者数

学生・生徒等

(全年齢)

自殺者数

(人)

割合 全国割合

高校生以下 17 50% 38%

大学生等 17 50% 62%

合計 34 100% 100%

資料:特別集計[自殺日・住居地 H24~28 合計](厚生労働省)

死因順位別・年齢階級別死亡数と割合(平成 24 年~28 年)

厚生労働省人口動態統計より、平成 24 年から 28 年の5年分の合計から比較する

と、15~34 歳の各年代の死因の第一位が自殺、35~49 歳の各年代の死因の第二位

が自殺となっています。

(表Ⅱ-5)

表Ⅱ-5 死因順位別・年齢階級別死亡数と割合

資料:人口動態統計(厚生労働省H24~28合計)

死 因

死 亡 数 ( 人 )

割 合 ( % )

死 因

死 亡 数 ( 人 )

割 合 ( % )

死 因

死 亡 数 ( 人 )

割 合 ( % ) 1 5 ~ 1 9 歳 自 殺 2 4 3 1 . 6 不慮の事故 19 25.0 悪性新生物 11 14.5 2 0 ~ 2 4 歳 自 殺 4 9 3 6 . 6 不慮の事故 32 23.9 悪性新生物 14 10.4 2 5 ~ 2 9 歳 自 殺 5 4 3 8 . 0 悪性新生物 23 16.2 不慮の事故 20 14.1 3 0 ~ 3 4 歳 自 殺 7 2 3 5 . 6 悪性新生物 33 16.3 不慮の事故 28 13.9 3 5 ~ 3 9 歳 悪性新生物 98 27.5 自 殺 7 1 1 9 . 9 不慮の事故 42 11.8 4 0 ~ 4 4 歳 悪性新生物 171 29.6 自 殺 9 0 1 5 . 6 心疾患 73 12.6 4 5 ~ 4 9 歳 悪性新生物 293 33.8 自 殺 1 1 4 1 3 . 1 心疾患 110 12.7 5 0 ~ 5 4 歳 悪性新生物 625 43.0 心疾患 169 11.6 自 殺 1 2 4 8 . 5 5 5 ~ 5 9 歳 悪性新生物 1,081 44.8 心疾患 272 11.3 脳血管疾患 250 10.4 6 0 ~ 6 4 歳 悪性新生物 2,096 48.3 心疾患 532 12.3 脳血管疾患 382 8.8

(14)

高齢者関連(高齢者の自殺の内訳)

60 歳以上について、性・年代別・同居者の有無別にみると、全国との比較では、

男性は全ての年代で同居人有の割合が高く、女性では 70 歳代、80 歳以上で同居人有

の割合が高くなっています。

(表Ⅱ-6)

表Ⅱ-6 60歳以上の性・年代別・同居者の有無別自殺者数・割合

性別 年齢階級

同居人の有無

(人数)

同居人の有無

(割合)

全国割合

あり なし あり なし あり なし

男性

60 歳代 176 50 23.4% 6.6% 18.1% 10.7%

70 歳代 128 32 17.0% 4.3% 15.2% 6.0%

80 歳以上 84 17 11.2% 2.3% 10.0% 3.3%

女性

60 歳代 61 14 8.1% 1.9% 10.0% 3.3%

70 歳代 76 24 10.1% 3.2% 9.1% 3.7%

80 歳以上 70 20 9.3% 2.7% 7.4% 3.2%

合計 752 100% 100%

資料:特別集計[自殺日・住居地 H24~28 合計](厚生労働省)

10

勤務・経営関連(有職者の自殺の内訳)

(1)有職者の自殺の内訳

有職者における、

「自営業・家族従業者」と「被雇用者・勤め人」の内訳は、

「自

営業・家族従業者」が 29.4%、

「被雇用者・勤め人」が 70.6%となっています。

(性・年齢・同居の有無の不詳を除く)

(表Ⅱ-7)

表Ⅱ-7 「自営業・家族従業者」・「被雇用者・勤め人」別自殺者数と割合

職業

自殺者数

(人)

割合 全国割合

自営業・家族従業者 164 29.4% 21.4%

被雇用者・勤め人 393 70.6% 78.6%

合計 557 100.0% 100.0%

(15)

(2)地域の事業所規模別事業所数及び従業者割合

本県の事業所(62,055 ヵ所)について、事業所の規模別にみると、従業者数 19 人

以下の事業所が全体の 90%を占めています。

また、本県の従業者の 44%が従業員 19 人以下の事業所に、22%が 20~49 人の事

業所に、35%が 50 人以上の事業所に勤務しています。

(表Ⅱ-8、図Ⅱ-7)

表Ⅱ-8 事業所規模別事業所数・従業者数

資料:H26 経済センサス基礎調査(総務省)

図Ⅱ-7 事業所規模別事業所・従業者割合

資料:H26 経済センサス基礎調査(総務省)

11

ハイリスク地関連

(1)自殺者数の推移

発見地で集計した自殺者数と住居地で集計した自殺者数の差は、平成 24 年から 28

年の5年間の合計で、発見地が 13 人多くなっています。

(表Ⅱ-9)

表Ⅱ-9 発見地・住居地別自殺者数の推移 (単位:人)

資料:自殺統計[自殺日](厚生労働省)

(2)年代別自殺者数

年代別の自殺者数では、発見地、居住地とも 60 歳代が最も多く、次いで 50 歳代、

70 歳代の順となっています。

(表Ⅱ-10)

表Ⅱ-10 発見地・住居地別・年齢別自殺者数 (単位:人)

20 歳

未満

20-29 30-39 40-49 50-59 60-69 70-79

80 歳

以上

不詳

発見地 25 115 151 216 270 303 266 194 4

住居地 25 111 158 213 271 301 261 191 0

資料:自殺統計[自殺日 H24~28 年合計](厚生労働省)

総 数 1 ~ 4 人 5 ~ 9 人 1 0 ~ 1 9 人 2 0 ~ 2 9 人 3 0 ~ 4 9 人 5 0 ~ 9 9 人 1 0 0 人 以 上

出 向 ・ 派 遣 従 業 者 の み

事 業 所 数( カ 所 ) 62,055 37,018 11,578 7,370 2,457 1,746 1,093 557 236

従 業 者 数( 人 ) 575,797 76,032 76,316 99,496 58,198 65,703 74,232 125,820

-90%

44%

7%

22%

3%

35%

0% 50% 100%

青森県内事業所

(62,055カ所)

青森県内従業者

(575,797人)

19人以下 20~49人 50人以上

発 見 地

354

336

296

284

274

1,544

比率

101%

住 居 地

347

326

300

284

274

1,531

13

集 計

( 発 見 地 / 住 居 地 )

(16)

12

自殺手段

手段別に内訳をみると、首つりが 71.0%を占め最も多く、次いで練炭等が 10.2%、服

毒が 3.7%などとなっています。

(表Ⅱ-11)

表Ⅱ-11 手段別自殺者数の推移

手段 H24 H25 H26 H27 H28 合計(人) 割合

首つり 245 233 207 194 208 1,087 71.0%

服毒 6 19 11 12 8 56 3.7%

練炭等 40 29 36 32 19 156 10.2%

飛降り 10 8 9 12 12 51 3.3%

飛込み 4 0 1 3 2 10 0.7%

その他 42 37 36 30 25 170 11.1%

不詳 0 0 0 1 0 1 0.1%

合計 347 326 300 284 274 1,531 100%

資料:自殺統計[自殺日・住居地](厚生労働省)

13

住民の悩みやストレス、こころの状態

日常生活で悩みやストレスがある者の割合について、各年齢階級別で全国と比較し

てみると、全年齢階級で全国より低くなっています。

(図Ⅱ-8)

また、過去1ヵ月間のこころの状態を点数階級別(6つの質問について、5段階

(0~4点)で点数化して合計したもの)にみると、

「気分障害・不安障害に相当する

心理的苦痛を感じている者(10 点以上)

」の割合は、25~34 歳で 15.4%と全国より

高くなっています。

(図Ⅱ-9)

資料:平成 28 年国民生活基礎調査結果(厚生労働省)

(数表は付表 5 参照。割合は回答不詳を除いて算出した。)

(17)

付表1 地域の自殺の概要(グラフの元データ)(H24~28 合計)

自殺者の割合と自殺死亡率(人口 10 万対)

性別 年齢階級 職業 同独居

自殺者

順位 *

割合 自殺死亡率

推定 *

人口

全国

割合

全国自殺

死亡率

男性 20~39 歳 有職者 同居 95 6 6.2% 22.0 86292.0 6.0% 17.1

独居 27 15 1.8% 38.4 14050.6 3.3% 30.3

無職者 同居 68 8 4.4% 89.1 15261.0 5.0% 67.2

独居 15 20 1.0% 75.0 4002.4 2.3% 105.9

40~59 歳 有職者 同居 170 3 11.1% 26.0 130936.3 10.3% 20.0

独居 46 12 3.0% 50.4 18253.0 3.8% 38.7

無職者 同居 100 5 6.5% 147.6 13548.7 5.3% 133.2

独居 54 11 3.5% 302.3 3572.0 4.2% 275.8

60 歳以上 有職者 同居 119 4 7.8% 31.2 76296.8 4.5% 17.5

独居 18 18 1.2% 47.9 7512.9 1.3% 36.9

無職者 同居 269 1 17.6% 54.3 99059.2 12.9% 36.0

独居 80 7 5.2% 94.6 16905.1 6.6% 96.2

女性 20~39 歳 有職者 同居 19 16 1.2% 5.5 69,234.8 1.6% 6.1

独居 7 21 0.5% 15.8 8,835.7 0.7% 11.7

無職者 同居 32 13 2.1% 16.9 37,965.2 3.3% 16.4

独居 5 22 0.3% 24.7 4,041.3 0.8% 33.7

40~59 歳 有職者 同居 29 14 1.9% 6.2 94,036.8 1.9% 6.4

独居 2 24 0.1% 4.3 9,311.2 0.5% 13.5

無職者 同居 61 9 4.0% 17.9 68,041.2 5.3% 17.0

独居 18 17 1.2% 61.5 5,856.8 1.2% 44.7

60 歳以上 有職者 同居 17 19 1.1% 9.1 37,387.0 0.7% 7.6

独居 3 23 0.2% 10.1 5,917.8 0.2% 11.0

無職者 同居 190 2 12.4% 21.7 175,417.0 9.9% 16.7

独居 55 10 3.6% 24.3 45,188.2 3.9% 24.0

*各区分の自殺死亡率の母数とした推定人口については、平成 27 年国勢調査就業状態等基本集計を

用い、労働力状態が「不詳」の人口を有職者と無職者(労働力人口のうち「家事のほか仕事」、「学

(18)

付表2 自殺者の性・年代別割合と自殺死亡率(人口 10 万対)

H24~28

合計

青森県

割合

全国割合

青森県

自殺死亡率

全国

自殺死亡率

総数 100.0% 100.0% 22.5 19.6

男性 70.9% 68.9% 33.6 27.7

女性 29.1% 31.1% 12.4 11.9

男性

20 歳未満 1.2% 1.5% 3.3 3.2

20 歳代 5.6% 7.5% 28.3 27.7

30 歳代 7.8% 9.5% 30.1 27.6

40 歳代 10.8% 12.2% 37.9 33.1

50 歳代 13.5% 12.1% 44.2 38.9

60 歳代 14.8% 11.7% 43.9 33.0

70 歳代 10.5% 8.6% 46.9 34.6

80 歳以上 6.6% 5.4% 54.6 42.4

女性

20 歳未満 0.4% 0.7% 1.1 1.6

20 歳代 1.6% 2.8% 8.6 10.8

30 歳代 2.5% 3.8% 9.9 11.4

40 歳代 3.1% 4.6% 10.6 12.7

50 歳代 4.2% 4.5% 13.4 14.4

60 歳代 4.9% 5.4% 13.4 14.4

70 歳代 6.5% 5.2% 21.3 17.4

80 歳以上 5.9% 4.3% 22.8 17.7

付表3 自殺者の推移(自殺統計(自殺日・住居地)) (単位:人)

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28

H24~28

合計

自殺者数 総数 519 436 387 347 326 300 284 274 1,531

男性 合計 382 314 277 245 231 210 207 192 1,085

女性 合計 137 122 110 102 95 90 77 82 446

男性

20 歳未満 4 3 7 4 5 3 5 2 19

20 歳代 28 23 17 23 12 16 21 14 86

30 歳代 38 35 35 29 19 32 15 25 120

40 歳代 71 74 46 36 45 25 30 30 166

50 歳代 102 60 63 47 42 41 38 38 206

60 歳代 74 56 51 51 51 38 52 34 226

70 歳代 43 46 32 35 33 34 26 33 161

80 歳以上 22 17 26 20 24 21 20 16 101

女性

20 歳未満 1 4 1 2 2 0 1 1 6

20 歳代 5 9 9 3 3 9 5 5 25

30 歳代 19 19 4 11 6 10 6 5 38

40 歳代 22 14 22 9 6 13 12 7 47

50 歳代 20 18 17 14 17 15 10 9 65

60 歳代 31 14 19 19 10 17 15 14 75

70 歳代 17 22 21 22 29 19 13 17 100

(19)

付表4 住民基本台帳に基づく人口(住基人口)(総務省) (単位:人)

H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28

H24~28 合計 人口 総数 1,417,278 1,405,535 1,395,886 1,383,043 1,372,010 1,367,858 1,353,336 1,338,465 6,814,712

男性 合計 673,523 667,377 662,430 655,598 649,775 648,210 641,035 633,903 3,228,521

女性 合計 743,755 738,158 733,456 727,445 722,235 719,648 712,301 704,562 3,586,191

男性 20 歳未満 129,389 126,373 124,019 120,699 117,649 116,693 113,291 110,528 578,860

20 歳代 69,604 67,035 64,959 63,212 61,646 61,164 59,696 57,785 303,503

30 歳代 88,381 87,106 85,898 83,867 81,698 80,099 77,580 75,079 398,323

40 歳代 88,844 87,958 87,449 87,015 87,300 87,912 87,912 87,567 437,706

50 歳代 107,702 103,469 99,927 97,481 94,476 93,279 91,157 89,605 465,998

60 歳代 91,043 95,758 98,827 100,008 102,027 102,811 103,978 106,138 514,962

70 歳代 69,487 69,153 69,064 69,496 69,173 69,179 68,841 66,892 343,581

80 歳以上 29,073 30,525 32,287 33,820 35,674 36,944 38,447 40,193 185,078

女性 20 歳未満 124,484 121,522 119,489 116,519 113,399 111,998 108,986 105,926 556,828

20 歳代 67,153 64,659 62,633 60,763 59,120 58,609 56,546 54,609 289,647

30 歳代 86,565 84,761 83,109 81,033 79,020 77,487 74,881 72,487 384,908

40 歳代 90,939 90,161 89,337 88,767 88,905 89,197 88,878 87,981 443,728

50 歳代 111,889 107,372 103,731 101,465 98,795 97,143 94,995 93,415 485,813

60 歳代 103,002 107,630 109,877 109,825 111,117 111,376 112,166 114,410 558,894

70 歳代 95,741 95,520 95,168 95,779 94,651 94,703 93,671 90,625 469,429

80 歳以上 63,982 66,533 70,112 73,294 76,759 78,662 81,726 84,764 395,205

付表5 国民生活基礎調査 健康(第4巻)

(H28) (単位:人)

悩みやストレスの状態 こころの状態

性年齢階級 総数

悩 み や

ス ト レ

スあり

不詳 総数

0 ~ 4

5 ~ 9

10 点以

不詳

青森

総数 1,146 521 14 1,146 791 196 108 51

12~14 歳 38 11 3 38 28 4 2 4

15~24 101 39 1 101 75 14 10 2

25~34 104 51 - 104 70 17 16

35~44 162 80 1 162 108 32 19 3

45~54 174 93 2 174 116 33 19 6

55~64 192 90 1 192 138 33 16 6

65~74 197 82 4 197 138 32 12 15

75~84 136 61 2 136 89 24 10 13

85 歳以上 43 16 43 28 8 4 3

自殺者数、自殺死亡率の算出に当たっては以下の統計資料を用いています。

1. 人口動態統計

公表されている厚生労働省の人口動態調査結果で、日本における日本人を対象としています。

2. 自殺統計

警察庁自殺統計原票データに基づき厚生労働省自殺対策推進室から公表されている「地域にお

ける自殺の基礎資料」で、総人口(日本における外国人を含む)を対象としています。

3. 特別集計

警察庁自殺統計原票データを自殺総合対策推進センターと厚生労働省自殺対策推進室で特別集

(20)

第3章

これまでの自殺対策と課題

本県における取組状況

本県では、自殺者数の増を受けて、平成 13 年度に「健康あおもり 21」において自

殺対策を重点施策と位置付け、自殺予防の総合的な対策として「心のヘルスアップ事

業」を開始し、県民への正しい知識や理解の普及啓発及び相談窓口の周知に努める等

相談体制の充実・強化に取り組んできました。

平成 21 年度から平成 26 年度は、県が国(内閣府)の交付金を活用し造成した「地

域自殺対策緊急強化基金」を活用した幅広い事業を展開し、平成 27 年4月からは、

「地域自殺対策強化交付金事業」により、普及啓発・人材育成からハイリスク者支

援、自死遺族支援まで包括的な取組を継続してきました。

また、自殺対策の推進を目的に、平成 22 年 10 月に県立精神保健福祉センターに設

置した「地域自殺予防情報センター」は、平成 28 年 4 月に「青森県自殺対策推進セ

ンター」に名称を改め、更に平成 29 年 4 月からは県障害福祉課にも自殺対策推進セ

ンター機能を設置し、各市町村の自殺対策計画策定支援等を行っています。

(図Ⅲ-1)

資料:青森県障害福祉課

本県における自殺対策の課題

本県における自殺者数は、平成 22 年以降は減少を続け、ピークであった平成 15

年と平成 27 年の比較では、減少率が全国1位となりました。

しかしながら、自殺者の減少幅は平成 27 年以降横ばいの傾向にあり、平成 28 年

(21)

自殺者の急増時に課題であった壮年期男性*の自殺者数は大きく減少しました

が、全自殺者数に占める割合は、依然として高い状況にあります。また、高齢者*

については、高齢人口の増加により自殺死亡率は漸減傾向にあるものの、他の年代

に比べて高く推移しており、減少幅も小さくなっています(図Ⅲ-2・図Ⅲ-3)

資料:人口動態統計(厚生労働省)

資料:青森県障害福祉課(青森県自殺対策検証研究会)

一方、39 歳以下の若年層*については、自殺者数は少ないものの、死因順位で

は、15~34 歳の各年代の死因の第一位が自殺となっています。

(P7「死因順位別にみ

た青森県の年齢階級別死亡数と割合」参照)

こうしたことから、今後も、高齢者、壮年期男性への対策を更に推進するととも

に、若年層対策を一層推進していくことが必要です。

276 240 242

184 207 188 202

156

134

109 114

81 93

86

446 450

404

334

373

353 359

297

261

232 225

192 199 195

0 100 200 300 400 500

H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28年

19歳以下

20-39歳

40-64歳

65歳以上

(人)

66.0

55.2 55.5

46.2 49.1 45.8 50.0

38.6 35.8

28.3 29.2 25.1 26.3 49.4

44.9 44.8

38.1

44.1 43.6

39.3 38.5 32.8

33.9 33.9

25.2

26.1

0 10 20 30 40 50 60 70

H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27

19歳以下 20-39歳

40-64歳 65歳以上

(人口10万対)

*高齢者・壮年期・若年層の区分について

本計画では「高齢者」は 65歳以上、壮年期は「40~64歳」、「若年層」は39歳以下としています。

図Ⅲ-2 年代別自殺者数の推移(男性)

(22)

第4章

自殺対策の基本方針

生きることの包括的な支援として推進する

個人においても地域においても、自己肯定感や信頼できる人間関係、危機回避能力

等の「生きることの促進要因(自殺に対する保護要因)

」より、失業や多重債務、生

活苦等の「生きることの阻害要因(自殺のリスク要因)

」が上回ったときに自殺リス

クが高まると考えられます。

そのため、自殺対策は「生きることの阻害要因」を減らす取組に加えて、

「生きる

ことの促進要因」を増やす取組を行い、双方の取組を通じて自殺リスクを低下させる

方向で推進する必要があります。自殺防止や遺族支援といった狭義の自殺対策だけで

はなく、

「生きる支援」に関する取組を通じて「生きることの包括的な支援」として

推進することが重要です。

関連施策との有機的な連携を強化して総合的に取り組む

自殺を防ぐためには、精神保健的な視点だけでなく、社会・経済的な視点を含む包

括的な取組が重要であり、様々な分野での施策を構築し、県民や組織が密接に連携す

る必要があります。

自殺の要因となり得る生活困窮、児童虐待、性暴力被害、ひきこもり、性的マイノ

リティ等に関連する様々な分野で生きる支援にあたる人々が、それぞれ自殺対策の一

翼を担っているという意識を共有することが重要です。

とりわけ、地域共生社会の実現に向けた取組や生活困窮者自立支援制度などとの連

携の推進、精神科医療、保健、福祉等の各施策の連動性を高めて、誰もが適切な精神

保健医療福祉サービスを受けられるようにすることが重要です。

対応の段階に応じてレベルごとの対策を効果的に連動させる

自殺対策は、社会全体の自殺リスクを低下させる方向で、

「対人支援のレベル」

「地域連携のレベル」

「社会制度のレベル」のそれぞれにおいて、強力にかつそれら

を総合的に推進することが重要です。

これは、県民の暮らしの場を原点としつつ、

「様々な分野の対人支援を強化するこ

と」や、

「対人支援の強化等に必要な地域連携を促進すること」

、更に「地域連携の促

進等に必要な社会制度を整備すること」を一体的なものとして連動して行っていくと

いう考え方(三階層自殺対策連動モデル)です。

(図Ⅳ-1)

また、時系列的な対応としては、自殺の危険性が低い段階における啓発等の「事前

対応」と、現に起こりつつある自殺発生の危険に介入する「危機対応」

、それに自殺

や自殺未遂が生じてしまった場合等における「事後対応」の、それぞれの段階におい

て施策を講じる必要があります。

加えて、

「自殺の事前対応の更に前段階での取組」として、学校において、児童生

(23)

ことが重要です。

図Ⅳ-1 三階層自殺対策連動モデル

資料:厚生労働省

実践と啓発を両輪として推進する

自殺に追い込まれるという危機は「誰にでも起こり得る危機」ですが、危機に陥っ

た人の心情や背景が理解されにくい現実があります。そうした心情や背景への理解を

深めることも含めて、危機に陥った場合には誰かに援助を求めることが適当であるこ

とを、地域全体の共通認識となるように積極的に普及啓発を行うことが重要です。

全ての県民が、自殺を考えている人のサインに早く気づき、精神科医等の専門家に

つなぎ、その指導を受けながら見守っていけるよう、広報活動、教育活動等に取り組

んでいく必要があります。

本県の自殺対策が最大限その効果を発揮して「誰も自殺に追い込まれることのない

青森県」を実現するためには、国、県、市町村、関係団体、民間団体、企業、県民等

が連携・協働して自殺対策を総合的に推進することが必要です。そのため、それぞれ

の主体が果たすべき役割を明確化、共有化した上で、相互の連携・協働の仕組みを構

築することが重要です。

本県の自殺対策における国、県・市町村、関係団体、民間団体、企業及び県民の果

たすべき役割を以下に示します。

<国>

自殺対策を総合的に策定し、実施する責務を有する国は、各主体が自殺対策を推

進するために必要な基盤の整備や支援、関連する制度や施策における自殺対策の推

進、国自らが全国を対象に実施することが効果的・効率的な施策や事業の実施等を

(24)

自殺総合対策推進センターにおいて、全ての都道府県及び市町村が地域自殺対策

計画に基づきそれぞれの地域の特性に応じた自殺対策を推進するための支援を行う

などにより、国と地方公共団体が協力しながら、全国的な PDCA サイクルを通じ

て、自殺対策を常に進化させながら推進する責務を有する。

<県・市町村>

地域の状況に応じた施策を策定し、実施する責務を有する県及び市町村は、

「自

殺総合対策大綱」及び地域の実情等を勘案して、地域自殺対策計画を策定する。県

民一人ひとりの身近な行政主体として、国と連携しつつ、地域における各主体の緊

密な連携・協働に努めながら自殺対策を推進する。

県が設置する青森県自殺対策推進センターは、エリアマネージャーとして、自殺

総合対策推進センターの支援を受けつつ、県内の市町村の自殺対策計画の策定・進

捗管理・検証等への支援を行う。

<関係団体>

保健、医療、福祉、教育、労働、法律、その他の自殺対策に関係する専門職の職

能団体や大学・学術団体、直接関係はしないがその活動内容が自殺対策に寄与し得

る業界団体等の関係団体は、それぞれの活動内容の特性等に応じて積極的に自殺対

策に参画する。

<民間団体>

地域で活動する民間団体は、直接自殺防止を目的とする活動のみならず、保健、

医療、福祉、教育、労働、法律その他の関連する分野での活動もひいては自殺対策

に寄与し得るということを理解して、他の主体との連携・協働の下、国や県、市町

村等からの支援も得ながら、積極的に自殺対策に参画する。

<企業>

企業は、労働者を雇用し経済活動を営む社会的存在として、その雇用する労働者

の心の健康の保持及び生命身体の安全の確保を図ることなどにより自殺対策におい

て重要な役割を果たせること、ストレス関連疾患や勤務問題による自殺は、本人や

その家族にとって計り知れない苦痛であるだけでなく、結果として、企業の活力や

生産性の低下をもたらすことを認識し、積極的に自殺対策に参画する。

<県民>

県民は、自殺の状況や生きることの包括的な支援としての自殺対策の重要性に対

する理解と関心を深めるとともに、自殺に追い込まれるという危機は「誰にでも起

こり得る危機」であってその場合には誰かに援助を求めることが適当であるという

ことを理解する。また、危機に陥った人の心情や背景が理解されにくい現実も踏ま

え、そうした心情や背景への理解を深めるよう努めつつ、自らの心の不調や周りの

人の心の不調に気づき、適切に対処することができるようにする。

自殺が社会全体の問題であり我が事であることを認識し、

「誰も自殺に追い込ま

(25)

第5章

いのち支える自殺対策における取組

基本施策

(1)市町村等への支援の強化

市町村と都道府県は共に住民サービスを担う地方行政の実施主体として、それぞ

れに地域の自殺対策を推進することが求められます。

市町村の主な役割としては、住民に最も身近な基礎自治体として、住民の暮らし

に密着した広報・啓発、相談支援等を始めとして、地域の特性に応じた自殺対策を

推進していくことが求められます。

このため、県は、市町村を包括する広域自治体として、市町村に対する自殺対策

推進センターを中心とした支援(計画策定の技術的支援や困難事例に対する連携

等)を行います。

自殺対策計画の策定に関する支援

市町村が行う自殺対策に対する相談支援

市町村等における自殺未遂者及び自死遺族等支援に対する指導等

広域的な啓発・キャンペーンの展開

二次医療圏など市町村の圏域を越えた地域を対象として実施することが効果

的・効率的な施策や事業の実施等による支援

取組・事業名 内容 担当課

青森県自殺対策 推進センター事 業

青森県自殺対策推進センター(障害福祉課・県立精 神保健福祉センターで役割を分担)において、市町 村計画策定のための技術的支援を実施します。

障害福祉課

市町村及び民間団体が行う自殺対策に対する相談支 援を実施します。

市町村等における自殺未遂者及び自死遺族等支援に 対する指導等を行います。

県立精神保健 福祉センター

二次医療圏ごと の支援

広域的な啓発・キャンペーンの展開、地域における 自殺未遂者等支援の体制整備、遺された人への情報 提供や支援体制の整備等の他、二次医療圏など市町 村の圏域を越えた地域を対象として実施することが 効果的・効率的な施策や事業の実施等による支援を 行います。

各県民局地域健康 福祉部保健総室

(保健所)

<評価指標>

項 目 目 標 値

(26)

(2)地域におけるネットワークの強化

自殺対策は、家庭や学校、職場、地域など社会全般に深く関係しており、総合的

な自殺対策を推進するためには、地域の多様な関係者の連携・協力を確保しつつ、

地域の特性に応じた実効性の高い施策を推進していくことが重要です。

このため、市町村の地域自殺対策計画の策定・進捗管理・検証等が行われるよう

青森県自殺対策推進センターが支援するとともに、青森県自殺対策連絡協議会等を

開催し、関係機関における情報共有と適時適切な情報提供を推進します。

また、自殺対策において、民間団体は重要な役割を担っていることから、民間団

体との連携体制が円滑に機能するよう取り組みます。

青森県自殺対策連絡協議会の開催

民間団体との連携強化

取組・事業名 内容 担当課

民間団体 ネットワーク 地域定着事業

民間団体における相談の担い手や関係機関との連携 を促す取組を推進します。

障害福祉課

青森県自殺対策 連絡協議会

総合的な自殺予防対策を推進するため、関係機関に おける情報共有と自殺予防事業の評価等を行いま す。

障害福祉課

多分野合同研修 会

県及び県内6保健所において、事例検討等を通じ て、地域における関係機関や専門家等と連携し、自 殺リスクの低下に結びつける方法等について検討し ます。

障害福祉課

こころの相談窓 口ネットワーク による支援

自殺の原因となり得る様々な問題に対応する相談機 関で構成する「こころの相談窓口ネットワーク」に おける事例検討会等を通じて、連携強化を図りま す。

(27)

(3)自殺対策を支える人材の育成

自殺や自殺関連事象に関する正しい知識を普及したり、自殺の危険を示すサイン

に気づき、声をかけ、話を聞くことで、必要に応じて専門家につなぎ、見守る、

「ゲートキーパー」の役割を担う人材等を養成するとともに、幅広い自殺対策教育

や研修等を実施します。

自殺対策を支える各分野の人材の養成

ゲートキーパーの養成推進

取組・事業名 内容 担当課

自殺対策の連携 調整を担う人材 の養成

県及び県内6保健所において、事例検討等を通じ て、地域における関係機関や専門家等と連携し、自 殺リスクの低下に結びつける方法等について検討し ます。

障害福祉課

かかりつけ医と 精神科医等の ネットワーク 構築事業

各圏域における、かかりつけ医、精神科医、薬剤 師、保健師等の関係職種による勉強会、事例検討会 等を通じたネットワークを構築します。

障害福祉課

地域保健スタッ フ等の資質の向 上

市町村、相談機関担当者等を対象とした研修会を実 施し、関係者の資質の向上を図ります。

障害福祉課

あおもりいのち の電話相談員養 成事業費補助

夜間の電話相談を実施しているNPO法人あおもり

いのちの電話に相談員養成事業費を補助し、相談の 充実を図ります。

障害福祉課

ゲートキーパー 養成研修

介護支援専門員等を対象としたゲートキーパー育成 研修会を実施します。

障害福祉課

ゲートキーパー の役割の周知

ゲートキーパー養成研修を実施した各団体に対し て、自殺予防週間、自殺対策強化月間等における活 動の実施について、協力依頼を行います。

障害福祉課 ・県立精神保健

福祉センター 市町村における

ゲートキーパー 養成の促進

市町村保健師等が講師となり、広く県民を対象にゲ ートキーパー養成研修、フォローアップ研修等を実 施できるよう、養成指導者(市町村保健師等)を対 象とした研修会等を実施し、市町村における取組を 推進します。

障害福祉課 ・県立精神保健

福祉センター

専門研修の実施 保健所、市町村、障害福祉サービス事業所等に従事

する職員を対象に、精神保健福祉に関する知識の習 得と技術の向上を目的とした研修を実施します。

県立精神保健 福祉センター

<評価指標>

項 目 目 標 値

介護支援専門員等を対象としたゲー トキーパー養成数

(28)

(4)住民への啓発と周知

自殺に追い込まれるという危機は「誰にでも起こり得る危機」ですが、危機に陥

った人の心情や背景が理解されにくい現実があります。そうした心情や背景への理

解を深めることも含めて、自殺の問題は一部の人や地域だけの問題ではなく、誰も

が当事者となり得る重大な問題であることについて県民の理解の促進を図ります。

また、自殺に対する誤った認識や偏見を払拭し、命や暮らしの危機に陥った場合

には「誰かに援助を求める」ことへの理解促進を通じて、自分の周りにいるかもし

れない自殺を考えている人の存在に気づき、思いに寄り添い、声をかけ、話を聞

き、必要に応じて専門家につなぎ、見守っていくという自殺対策における県民一人

ひとりの役割等についての意識が共有されるよう、教育活動、広報活動等を通じた

啓発事業を推進します。

県民一人ひとりの気づきと見守りを促す啓発

うつ病等についての普及啓発の推進

相談窓口の周知

取組・事業名 内容 担当課

自殺予防週間と 自殺対策強化月 間の実施

自殺予防週間及び自殺対策強化月間において、「い

のち支える自殺対策」という理念を前面に打ち出し た啓発活動を実施します。

障害福祉課

うつ病等につい ての普及啓発の 推進

厚生労働省 Web サイト内「みんなのメンタルヘルス

総合サイト」、「こころもメンテナンスしよう」を周

知します。

障害福祉課

SNS を活用した 普及啓発事業

SNS の専用アカウントを開設し、定期的に相談窓口 の周知や、自殺に関する正しい理解を促す働きかけ を実施します。

障害福祉課

アルコール関連 問題についての 啓発

アルコール関連問題啓発週間において、フォーラム の開催等、自殺等の問題を含むアルコール関連問題 について啓発を実施します。

(29)

(5)生きることの促進要因への支援

社会における「生きることの阻害要因(自殺のリスク要因)

」を減らし、

「生きる

ことの促進要因(自殺に対する保護要因)

」を増やすことを通じて、社会全体の自

殺リスクの低下を図る取組を推進します。

自殺未遂者の再度の自殺企図を防ぐ取組

遺された人への支援の充実

相談窓口の周知

取組・事業名 内容 担当課

自殺未遂者支援 対応力向上事業

自殺未遂者の再企図を防ぐため、救急医療部門に搬 送された自殺未遂者に退院後も継続して適切に介入 することができるよう、救急医療機関を対象とした 対応研修を実施します。

障害福祉課

職場等での 事後対応の促進

働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころ の耳」を通じて、自殺発生直後の職場での対応等を 示したマニュアル「職場における自殺の予防と対 応」の周知を図ります。

障害福祉課

こころの相談窓 口ネットワーク 電話番号一覧の 作成及び配布

自殺の原因となり得る様々な問題に対応する相談機 関の電話番号一覧を作成し、相談先を周知します。

障害福祉課

こころの健康相 談統一ダイヤル

電話をかけた所在地の都道府県・政令指定都市が実 施している「こころの健康電話相談」等の公的な相 談機関に接続します。

障害福祉課

相談窓口の検索 「支援情報検索 サイト」への情 報登録

相談窓口情報等を悩みの種別ごとに検索できるサイ トへ情報登録し、インターネットから相談窓口を検 索できるようにします。

障害福祉課

専門家による子 どものこころの 支援活動

県立学校において、子どもたちの心に傷を負う可能 性のある危機的事態が発生した際に、スクールカウ ンセラー等による「こころの緊急支援活動チーム」 を派遣し、生徒の心のケアに対応します。

学校教育課

自死遺族のつど い

遺族等が集まり、自分の体験や思いを話せる場を提 供します。

県立精神保健 福祉センター リーフレット

「大切な方を亡 くされたあなた へ」の作成

遺族等の支援に必要な情報を迅速に得ることができ るよう、一般的な心身への影響と留意点、諸手続に 関する情報、地方公共団体の相談窓口等の情報を掲 載したパンフレットを作成します。

参照

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