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17d1109 1 【みなと銀行】据置・モニター解除:#A/ポジティブ→A/ポジティブ,#A/ポジティブ→A(劣後) 【関西アーバン銀行】格上げ・モニター解除:#A/ポジティブ→A/ポジティブ,据置・モニター解除:#J1/ポジティブ→J1

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https://www.jcr.co.jp/

1 7 - D- 1 1 0 9

2 0 1 8 年 3 月 3 0 日 株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

株式会社みなと銀行

(証券コード:-)

【クレジット・モニター解除】【据置】

長期発行体格付 #A/ポジティブ → A

格付の見通し ポジティブ

劣後ローン格付 #A-/ポジティブ → A-

株式会社関西アーバン銀行

(証券コード:-)

【クレジット・モニター解除】【変更】

長期発行体格付 #A-/ポジティブ → A

格付の見通し ポジティブ

【クレジット・モニター解除】【据置】

短期発行体格付 #J-1/ポジティブ → J-1

■格付事由

(1) みなと銀行、関西アーバン銀行および近畿大阪銀行(「3行」)は、18年4月1日付で経営統合を行う。3

行はいずれも持株会社、関西みらいフィナンシャルグループ(関西みらい FG)の 100%子会社となる。

関西みらい FGは、りそなホールディングス(りそなHD)が議決権の51%を保有する、同社の連結子会

社である。これまでみなと銀行と関西アーバン銀行(「格付対象 2 行」「2 行」)の親会社であった三井住

友フィナンシャルグループは関西みらい FGの議決権の 22.3~26.3%を保有し、同社を持分法適用会社と

する。3 行で形成される関西みらい FG グループは、総資産ベースで関西最大の地域金融機関グループと

なり、りそな HD のグループガバナンスのもと、「関西の未来とともに歩む新たなリテール金融サービス

モデル」の構築を目指す。3行のうち関西アーバン銀行と近畿大阪銀行(「合併2行」)は 19 年4月頃に

合併し、システムを19年度の半ばまでに統合する。みなと銀行も、システムを20年度の半ばまでに合併

2行のものと統合する。

(2) JCR では、統合により格付対象 2 行がりそなグループ(傘下中核銀行であるりそな銀行の長期発行体格

付:A+/ポジティブ)の傘下に入ることで、所属するグループからの支援の可能性が高まるかもしれない

との見方のもと、2 行の格付をクレジット・モニターの対象としてきた。このたび、2 行のりそなグルー

プ内での位置づけなどを検討した結果、2 行のクレジット・モニターを解除したうえで、関西アーバン銀

行の長期発行体格付を 1 ノッチ引き上げ、その他の格付については据え置くこととした。この結論は、3

行がりそなグループの関西でのリテール金融戦略の中で明確な役割を担い、戦略的重要性が高い子会社と して位置づけられ、仮に経営に問題が生じた場合はりそなグループから財務支援を含む各種の支援が提供

される可能性が高いとの JCR の見方を反映している。JCR ではりそなグループの、グループ全体として

の信用力を「A+」相当とみているが、3 行の信用力はこれにきわめて近いものとみることが適当と判断し

た。りそなグループの信用力と格付対象2行の長期発行体格付に1ノッチの差があるのは、3行の収益力

と資本水準がりそなグループの中核銀行のそれを下回っており、そのような状況が当分は続くと JCR が

みていること、および3行の持株会社である関西みらいFGが上場するためりそなグループからの一定の

独立性の維持が必要とみられることを反映している。格付対象2行の格付の見通し「ポジティブ」は、り

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https://www.jcr.co.jp/

(3) りそなグループは「オムニ・リージョナル体制」の確立を重要な成長戦略としている。同体制のもと、り

そなグループは3行のような地域金融機関に対し、信託・不動産・年金、ソリューションなどの商品・サ

ービス機能や、事務やシステムなど基礎的な業務インフラについて、オープンプラットフォームを提供す ることで、リテール金融の収益機会の拡大を支援する。これによりりそなグループは営業基盤の拡大や規 模のメリットを享受することができる。りそなグループはメガバンクなどと異なり、海外与信や証券業務 などには成長戦略の重点を置いていない。中小企業や個人を対象とする地域密着型のリテール金融に活路 を見出す方針であり、オムニ・リージョナル体制もその表れとみることができる。このような戦略のあり

方を前提とすれば、りそなグループにおいては3行に地域の中小企業や個人にアクセスするためのチャネ

ルとして非常に重要な位置付けがなされていると考えられる。また、業務運営からみた3行とりそなグル

ープとの一体性はかなり強いものとなる。たとえば、3 行においては、業務の基幹をなすシステムが、今

後約2年内に統合され、りそなグループのシステムと共通化される。リスク管理その他の内部管理につい

ても、りそなグループとの一体性が強い内容となるとJCRはみている。

(4) 3 行では今後、りそなグループの商品・サービス、ノウハウの活用による収益力強化や、店舗配置合理化

や事務の共同化による経費削減などの、統合シナジーに向けた取り組みが強化される。りそなグループは 埼玉りそな銀行や近畿大阪銀行などのリテール特化型の複数の銀行につき一体性をもって運営してきた経 験を有する。過去の統合や先進的な事務改革などを通じ、現場改革のノウハウも蓄積されていると思われ る。このような経験やノウハウが統合シナジーの発揮を後押しするであろう。システム統合が短期間で実 施されることはその一つの表れと言える。もっとも、関西の地域金融機関の、超低金利環境下での競合は

厳しく、3行の業績には当面下押し圧力がかかるとJCRではみている。収益の柱である貸出につき利回り

低下が止まっていない。非資金収益には改善の兆しがみえるものの、資金利益の減少を打ち返すまでには 至っていない。経費についても、中期的には削減が期待されるものの、当面は新システム移行などの負担 が先行するとみられる。収益シナジーの早期実現と経費シナジーの着実な実現が課題である。また、資本

水準が他のAレンジの地銀・第二地銀に比べ低く、資本基盤にも改善の余地があるとJCRはみている。

(担当)炭谷 健志・清水 達也

■格付対象

発行体:株式会社みなと銀行

【クレジット・モニター解除】【据置】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 A ポジティブ

対象 借入額 実行日 弁済期日 利率 格付

劣後ローン 52 億円 2013 年 3 月 15 日 2021 年 3 月 15 日 1.35% A-

発行体:株式会社関西アーバン銀行

【クレジット・モニター解除】【変更】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 A ポジティブ

【クレジット・モニター解除】【据置】

対象 格付

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https://www.jcr.co.jp/

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2018年3月28日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:松村 省三

主任格付アナリスト:炭谷 健志

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に「信用格付の

種類と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に、

「コーポレート等の信用格付方法」(2014年11月7日)、「銀行等」(2014年5月8日)、「親子関係にある子会社の

格付け」(2007 年12 月14 日)、「銀行持株会社および子銀行の格付けについて」(2001年3月15日)、「金融機関

等が発行する資本商品・TLAC商品の格付方法」(2017年4月27日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) 株式会社みなと銀行

株式会社関西アーバン銀行

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCR の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCR が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・格付関係者が提供した監査済財務諸表

・格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

JCR は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、

当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NRSRO 登録状況

JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の4クラス

に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-7(a)

項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJCRのホームページ(https://www.jcr.co.jp/en/)に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■本件に関するお問い合わせ先

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