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【全体版】人材育成基本方針

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Academic year: 2018

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全文

(1)

∼市民とともに、地域の課題を解決し、未来を創る職員へ∼

(2)

人材育成基本方針の改定にあたり

P. 1

新・人材育成基本方針が目指すもの

P. 2

1.地方公務員を取り巻く環境と本市が抱える課題

(1)地方公務員を取り巻く課題 P. 3

(2)本市が抱える課題 P. 4

(3)職員の年齢構成の変化 P. 6

2.求める人材像

(1)職員に求める人材像、採用したい人材像 P. 8

(2)管理職に求める人材像 P. 9

(3)再任用職員に求める人材像 P. 9

(4)任期付短時間勤務職員に求める人材像 P.10

(5)臨時・非常勤職員に求める人材像 P.10

3.人材育成の戦略

(1)職員採用 「目指す職員像になりうるものを採用」 P.13

(2)人事制度 「能力・やる気を引き出す制度へ」 P.17

(3)人事評価制度 P.19 (4)研修制度 P.21

(5)安心して勤務できる職場環境づくり P.30

(6)男女格差のない人事管理の推進(女性職員の活躍促進) P.31

4.推進体制

(1)職員自身の取組み P.32 (2)職場の取組み(管理・監督職の取組み) P.32 (3)人事・研修制度を通じた取組み P.32

5.ゲストスピーカー等の講演から得た示唆・ヒント

P.34

6.参考資料

池田市人材育成基本方針(平成16年)の政策評価 P.38 人材育成基本方針改定プロジェクトの開始にあたり P.41

講演録等 P.49

(3)

人 材 育 成 基 本 方 針 の 改 定 に あ た り

人 材 育 成 基 本 方 針 が 策 定 さ れ た 平 成 1 5 年 度 か ら お よ そ 1 0 年 が 経 過 し 、 本 市 を 取 り 巻 く 環 境 が 大 き く 変 化 す る と と も に 、 地 方 公 務 員 を 取 り 巻 く 環 境 も 大 き く 変 化 し ま し た 。

地 方 公 務 員 に つ い て は 、民 間 の 経 済 不 況 に 端 を 発 す る 地 方 公 務 員 の 厚 遇 批 判 、 病 気 休 暇 の 悪 用 や 飲 酒 運 転 事 故 の 多 発 に よ る 分 限 、 懲 戒 制 度 の 厳 格 化 、 そ し て 職 員 数 の 削 減 が 求 め ら れ て き ま し た 。

本 市 に お い て も 、 税 収 が 減 少 す る 中 で 、 よ り 効 率 的 な 行 政 経 営 を 行 う た め 、 行 財 政 改 革 推 進 プ ラ ン ( 平 成 2 3 年 度 策 定 ) に お い て 、 一 般 会 計 の 職 員 数 に つ い て は 、 6 0 0 名 を 下 回 る こ と 、 退 職 手 当 を 除 い た 人 件 費 に つ い て は 6 0 億 円 を 下 回 る こ と を 目 標 と し 、 多 様 化 す る 市 民 ニ ー ズ に 対 し て 、 少 数 精 鋭 に よ り 対 応 す る こ と と な り ま し た 。

現 在 、 退 職 不 補 充 に よ る 職 員 数 の 削 減 の 結 果 、 臨 時 ・ 非 常 勤 職 員 と い っ た 非 正 規 職 員 の 割 合 が 高 ま り ま し た 。 ま た 、 年 金 制 度 の 改 革 に よ り 、 再 任 用 職 員 が 増 加 し ま し た 。 さ ら に 、 団 塊 の 世 代 の 大 量 退 職 以 降 、 若 手 職 員 の 早 期 登 用 が 進 ん だ こ と な ど か ら 、 組 織 構 成 全 体 が 大 き く 変 化 し て い ま す 。

こ の よ う な 中 、 本 市 で は 、 人 材 育 成 基 本 方 針 に 基 づ き 、 人 材 確 保 の 戦 略 、 人 事 異 動 ・ 人 事 配 置 に よ る 戦 略 、 能 力 ・ 適 性 の 把 握 に よ る 戦 略 、 研 修 に よ る 能 力 開 発 の 4 つ の 観 点 か ら 、 さ ま ざ ま な 取 組 み を 進 め て き ま し た が 、 今 後 1 0 年 間 を 見 据 え て 、 本 市 が 取 り 組 む べ き 人 材 育 成 ・ 人 材 確 保 等 の 取 組 み に つ い て 、 必 要 な 視 点 な ど を 明 ら か に し ま す 。

こ の 計 画 を も と に 、「 分 権 時 代 に ふ さ わ し い 人 材 育 成 戦 略 」が 進 め ら れ る こ と を 期 待 し て い ま す 。

平 成 2 7 年 2 月

人 材 育 成 基 本 方 針 改 定 プ ロ ジ ェ ク ト チ ー ム

(4)

-∼ 採 用 と 育 成 の 好 循 環 に 向 け て

地 方 分 権 の 進 展 に 伴 い 、 先 端 自 治 体 で あ る 市 町 村 の 広 域 化 、 独 自 化 、 高 度 化 や 多 様 化 が 進 む 中 で 、 池 田 市 職 員 と し て 採 用 さ れ た 者 が 定 年 ま で 勤 め 上 げ る と い う こ れ ま で の 職 業 人 生 と は 異 な り 、 池 田 市 で 得 た 能 力 を 活 か し て 、 他 の 地 方 公 共 団 体 や 民 間 企 業 を 新 た な 活 躍 場 所 に 求 め る よ う な キ ャ リ ア プ ラ ン を 考 え る 職 員 の 輩 出 を 目 指 し ま す 。

ま た 、 臨 時 ・ 非 常 勤 職 員 の 増 加 、 年 齢 構 成 の 大 き な 変 化 ( 若 返 り ) の 中 で 、 新 規 採 用 職 員 と 概 ね 3 5 歳 ま で の 職 員 を 人 材 育 成 の 重 点 タ ー ゲ ッ ト と し て 、 徹 底 的 な 育 成 に 努 め 、 1 0 年 後 に は 、 こ れ ら 育 成 期 間 を 経 た 職 員 が 、 後 輩 職 員 を 育 成 す る 、 そ の 姿 を 見 て 、 よ り 優 秀 な 人 材 が 集 ま る と い う 、「採 用 と 育 成 の 好 循 環」 の 達 成 を 目 指 し ま す 。

∼ 圏 域 経 営 を 意 識 し た 政 策 提 言 に 向 け て

広 域 連 携 の 取 組 み な ど を 通 じ た 連 携 ・ 協 力 に 基 づ い た 行 政 経 営 を 意 識 し 、 他 の 自 治 体 の 職 員 や 地 域 住 民 な ど さ ま ざ ま な ネ ッ ト ワ ー ク を 生 か す こ と が で き る 職 員 を 育 成 す る と と も に 、 地 域 の 課 題 解 決 に 向 け て 、 住 民 と と も に 、 複 数 の 解 決 策 を 提 案 、 実 践 で き る 職 員 の 育 成 を 目 指 し ま す 。

ま た 、 従 来 の 職 員 研 修 に 加 え 、 近 隣 都 市 職 員 や 地 域 住 民 な ど も 参 加 で き る ロ ー カ ル ア カ デ ミ ー で あ る 「い け だ ウ オ ン バ ッ ト 塾」 で は 、 先 進 都 市 事 例 研 究 会 や 喫 緊 の 課 題 研 究 会 な ど を 開 催 し 、参 加 者 に よ る 活 発 な 意 見 交 換 な ど を 通 じ て 、 所 属 間 同 士 の 水 平 連 携 や 市 町 村 職 員 の ネ ッ ト ワ ー ク 構 築 を 支 援 し 、 新 た な 施 策 や 方 針 を 見 い 出 し 、 地 域 ( 現 場 ) で 実 践 す る た め の ヒ ン ト を 提 供 し ま す 。

(5)

1.地方公務員を取り巻く環境と

本市が抱える課題

■なぜ計画の策定が求められるのか。

・ 平成9年、当時の自治省通知により、「地方自治・新時代に

おける人材育成基本方針策定指針」が明らかにされ、職員の資質 のより一層の向上を図るため、人材育成基本方針を策定するよう 求められました。

・ 第6次総合計画において、活力ある組織づくりと適正な人事管

理として、研修制度の充実、適材適所、人事評価システム、人事 制度の拡充を通じた少数精鋭による組織運営を施策項目として謳 っています。

■池田市職員を取り巻く環境

・ 地方公務員法が改正され、人事評価制度の導入が義務付け

・ 雇用と年金の接続の観点から、再任用制度の見直しが必要

・ 職員数が減少する一方で、増加する臨時・非常勤職員

・ 職員の年齢構成が変化、今後5年間で、80名以上の管理・監

(6)

( 1 ) 地 方 公 務 員 を 取 り 巻 く 課 題

① 地 方 公 務 員 法 の 改 正

平 成 2 6 年 5 月 に 改 正 さ れ た 地 方 公 務 員 法 の 主 な ポ イ ン ト は 、 能 力 及 び 実 績 に 基 づ く 人 事 管 理 の 徹 底 と 退 職 管 理 の 適 正 の 確 保 の 2 点 で す 。

能 力 及 び 実 績 に 基 づ く 人 事 管 理 の 徹 底 ∼ 人 事 評 価 制 度 の 義 務 付 け ∼ こ れ ま で の 年 功 序 列 に 基 づ く 人 事 管 理 か ら 脱 却 し 、 能 力 評 価 と 業 績 評 価 に よ り 構 成 さ れ る 人 事 評 価 制 度 に 基 づ い た 任 用 を 進 め な け れ ば な り ま せ ん 。

退 職 管 理 の 適 正 の 確 保 ∼ 元 職 員 に よ る 働 き か け の 禁 止 ∼

職 員 が 退 職 後 の 再 就 職 の ス キ ー ム や 退 職 者 と し て ど う あ る べ き か を 、 公 務 の 公 正 性 の 確 保 の 観 点 か ら 示 し た も の で あ り 、 離 職 後 5 年 間 の 職 務 に 関 し て 、 離 職 後 2 年 間 、 職 務 上 の 行 為 を す る よ う に 、 又 は し な い よ う に 現 職 職 員 に 働 き か け を す る こ と を 禁 止 す る も の で す 。

② 地 方 公 務 員 の 雇 用 と 年 金 の 接 続 に つ い て

年 金 支 給 開 始 年 齢 の 引 き 上 げ に 伴 い 生 じ る 無 年 金 期 間 を 雇 用 に よ り 対 応 す る も の で あ り 、 再 任 用 制 度 と し て 制 度 化 さ れ て い ま す 。

無 年 金 期 間 が 生 じ る こ と に よ り 、 再 任 用 を 希 望 す る 者 が 増 加 す る と と も に 、 再 任 用 職 員 の 役 職 化 、 フ ル タ イ ム 化 も 進 む こ と と な り ま す 。

③ 地 方 公 務 員 の 定 員 管 理 ・ 給 与 に つ い て

地 方 公 共 団 体 の 総 職 員 数 は 、 平 成 6 年 度 を ピ ー ク に 、 1 9 年 連 続 で 減 少 し て い ま す 。 国 が 法 令 等 で 職 員 配 置 を 定 め る 教 育 、 警 察 ・ 消 防 、 福 祉 部 門 の 職 員 数 は あ ま り 減 少 せ ず 、 な か な か 合 理 化 が 進 ま な い 中 で 、 一 般 行 政 職 の 職 員 数 を 中 心 に 削 減 し た た め 、 一 般 行 政 職 の 職 員 の 負 担 が 増 加 し て い ま す 。

給 与 に つ い て は 、 か つ て ラ ス パ イ レ ス 指 数 が 1 1 0 と な り 、 地 方 公 務 員 が 国 家 公 務 員 を 大 き く 上 回 っ て い た 時 期 も あ り ま し た が 、 地 方 の 取 組 み も 進 み 、マ ク ロ で 見 れ ば 地 方 公 務 員 の 給 与 が 、国 家 公 務 員 を 下 回 っ て い ま す 。

平 成 2 6 年 に 公 表 さ れ た 「 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 し 」 で は 、 地 域 間 の 給 与 配 分 の あ り 方 、 世 代 間 の 給 与 配 分 の あ り 方 を 改 め 、 年 功 序 列 型 の 給 与 制 度 か ら 、 能 力 が あ り 、 実 績 を 残 し た 職 員 が 、 仕 事 ぶ り に ふ さ わ し い 給 与 を 適 用 さ れ る 、い わ ゆ る 能 力 主 義 の 徹 底 を 進 め る 方 針 が 明 ら か に さ れ ま し た 。 ④ 臨 時 ・ 非 常 勤 職 員 の 任 用 等 に つ い て

(7)

⑤ そ の 他 、 地 方 公 務 員 行 政 を め ぐ る 諸 課 題

・ 女 性 地 方 公 務 員 の 活 躍 促 進 に つ い て

3 0 代 の 前 半 か ら 後 半 に か け て 、 出 産 、 育 児 等 を 理 由 と し た 退 職 者 数 が 増 加 す る M 字 カ ー ブ 問 題 に つ い て は 、 結 婚 → 出 産 → 育 児 と い う 過 程 に 至 る ま で 、 す な わ ち 3 0 代 を 迎 え る ま で に 、 ど れ だ け の 体 験 を し て い る か が 、 復 職 時 の モ チ ベ ー シ ョ ン に つ な が り ま す 。 若 い う ち に 、 多 く の 業 務 に 挑 戦 す る こ と が 、 女 性 職 員 の 活 躍 促 進 に つ な が り ま す 。

・ 大 学 生 等 の 就 職 ・ 採 用 活 動 時 期 の 後 ろ 倒 し に つ い て

大 学 生 を 対 象 と し た 採 用 選 考 活 動 の 時 期 に つ い て 、 大 学 3 年 の 3 月 か ら 広 報 活 動 の 開 始 、 選 考 活 動 は 、 4 年 の 8 月 か ら に 後 ろ 倒 し と な り ま す 。

公 務 員 の 採 用 試 験 に つ い て も 、実 施 時 期 の 検 討 が 必 要 と な り ま す が 、国 、 地 方 、 民 間 の 併 願 が 困 難 と な る た め 、 よ り 強 い 覚 悟 を 持 っ た 元 気 の あ る 者 を 採 用 す る 機 会 に な る と も 思 わ れ ま す 。

現 在 、 3 0 代 後 半 か ら 4 0 代 前 半 の 1 0 年 後 に 幹 部 職 員 と な る 層 の 職 員 に と っ て は 、 再 任 用 職 員 を は じ め と し た 年 上 の 職 員 へ の 配 慮 と と も に 、 要 求 レ ベ ル の 高 ま っ た 年 下 の 職 員 と の 人 間 関 係 を 構 築 し な け れ ば な ら ず 、 ポ ス ト レ ス 、 能 力 評 価 の 徹 底 と と も に 人 事 管 理 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 中 で 苦 労 す る 場 面 が あ る か も し れ ま せ ん 。

( 2 ) 本 市 が 抱 え る 課 題

① 目 標 と す る 職 員 数

第 6 次 総 合 計 画 の 第 1 期 実 施 計 画 で あ る 「 池 田 市 行 財 政 改 革 推 進 プ ラ ン ( 平 成 2 3 年 度 )」で は 、プ ラ ン の 最 終 年 度 で あ る 平 成 2 6 年 度 当 初 に お い て 、 一 般 会 計 の 職 員 数 に つ い て 、 6 0 0 名 を 下 回 る こ と を 目 標 と し 、 達 成 し ま し た 。

総 務 省 が 実 施 す る 定 員 管 理 調 査 に お け る 類 似 規 模 の 団 体 と 比 較 し た 場 合 、 職 員 数 全 体 で は 、 基 準 を 1 0 0 名 以 上 下 回 っ て い ま す 。

部 門 別 で は 、 税 務 、 福 祉 事 務 所 等 の 部 門 に お け る 職 員 数 で 大 き く 下 回 る 一 方 で 、 衛 生 部 門 に お け る 職 員 数 が 上 回 っ て い ま す 。

今 後 は 、「 一 般 会 計 に お け る 職 員 数 6 0 0 名 」を 一 つ の 基 準 と し て 、職 種 ご と 、 部 門 ご と の 配 分 の 適 正 化 を 進 め る 必 要 が あ り ま す 。

② 人 事 評 価 制 度 の 充 実

人 事 評 価 制 度 に つ い て は 、 市 民 サ ー ビ ス の 向 上 を 究 極 の 目 的 と 捉 え 、 人 材 育 成 の 重 要 な ツ ー ル と し て 、平 成 2 4 年 度 か ら 本 格 実 施 し 、処 遇 反 映( 勤

(8)

-勉 手 当 へ の 反 映 ) を 進 め ま し た 。

し か し 、 昨 年 度 実 施 し た 「 人 材 育 成 に 関 す る 池 田 市 職 員 意 識 調 査 」 の 結 果 に よ れ ば 、 現 在 の 人 事 評 価 の 評 価 方 法 ・ 評 価 項 目 な ど は 、 人 材 育 成 に 有 効 だ と 考 え る か 、 の 問 い に 対 し て 、 お よ そ 4 分 の 3 が 有 効 で は な い 、 あ る い は と ち ら と も い え な い 、 と 回 答 し て お り 、 一 定 の 疑 問 を 感 じ て い る 一 方 で 、 評 価 結 果 の 活 用 方 法 に つ い て は 、 指 導 ・ 育 成 に 活 用 す べ き 、 重 点 を 置 き 処 遇 反 映 に も 活 用 す べ き と す る 回 答 が 4 分 の 3 を 占 め 、 人 材 育 成 に お い て 重 要 な ツ ー ル で あ る と の 認 識 が な さ れ て い る こ と が わ か り ま し た 。

今 後 、一 定 の 偏 り が 生 じ て い る 評 価 結 果 そ の も の や 、「 良 好 で な い 」評 価 に 終 わ っ た 職 員 に 対 す る 研 修 、 分 限 処 分 と の 連 携 を 含 め て 、 評 価 制 度 に 対 す る 理 解 を 深 め る 取 組 み を 進 め て い か な け れ ば な り ま せ ん 。

③ 職 員 の 採 用

人 材 育 成 基 本 方 針 に 基 づ き 、 一 般 行 政 職 に お け る 専 門 試 験 の 廃 止 、 採 用 試 験 時 期 の 前 倒 し 、 コ ン ピ テ ン シ ー に 基 づ く 個 人 面 接 の 実 施 等 さ ま ざ ま な 取 組 み を 進 め て き ま し た 。

し か し 、「 地 方 公 務 員 と な る の が 最 大 の 目 的 」と な っ て い る よ う な 受 験 生 も 一 部 で は 見 ら れ 、 こ れ ま で 公 務 員 を 目 指 し て い な か っ た 者 等 受 験 者 層 の 拡 大 を 図 る 必 要 が あ り ま す 。

ま た 、 内 定 辞 退 を 防 ぐ 中 で 、 採 用 ま で の 間 に 本 市 へ の 帰 属 意 識 及 び 社 会 人 ・ 公 務 員 と な る こ と へ の 意 識 付 け を 行 う 必 要 も あ り ま す 。

さ ら に 、 さ ま ざ ま な 職 員 が 、 採 用 に 積 極 的 ・ 能 動 的 に 関 わ る こ と で 、 職 員 の 採 用 か ら 育 成 ま で を 市 全 体 の 取 組 み と す る 意 識 の 浸 透 を 図 る こ と も 重 要 で す 。

④ 再 任 用 職 員 の あ り 方

平 成 2 6 年 度 以 降 、 雇 用 と 年 金 の 接 続 の 観 点 か ら 、 一 定 の 無 年 金 期 間 が 生 じ る こ と か ら 、 こ れ ま で 以 上 に 再 任 用 を 希 望 す る 方 の 増 加 が 見 込 ま れ ま す 。

職 員 数 全 体 か ら 見 れ ば 、 1 割 程 度 と な る 1 0 0 名 を 超 え る 再 任 用 職 員 に つ い て 、 役 職 化 、 フ ル タ イ ム 化 の 是 非 を 含 め て 、 本 市 に お け る あ り 方 、 位 置 付 け を 検 討 す る 必 要 が あ り ま す 。

⑤ 任 期 付 短 時 間 勤 務 職 員 の 活 用

平 成 2 3 年 度 以 降 、 主 に 市 民 サ ー ビ ス の 拡 充 を 目 的 と し て 、 任 期 付 短 時 間 勤 務 職 員 の 活 用 を 進 め 、 平 成 2 6 年 4 月 1 日 現 在 で は 、 1 1 課 に 5 3 名 を 配 置 し て い ま す 。

(9)

る と い う 認 識 が 希 薄 で あ り 、職 員 と し て の 意 識 付 け を 行 う 必 要 が あ り ま す 。 ⑥ 臨 時 ・ 非 常 勤 職 員 の 制 度 化

い わ ゆ る 非 正 規 職 員 の 急 激 な 増 加 に つ い て は 、 平 成 1 5 年 度 以 降 、 退 職 不 補 充 を 原 則 と し た 職 員 数 の 適 正 化 の 取 組 み を 経 て 、 退 職 又 は 再 任 用 の 任 期 満 了 を 迎 え た 職 員 の 代 替 に 臨 時 職 員 ( ア ル バ イ ト 職 員 ) を 充 て て き た こ と に あ り ま す 。

ま た 、 任 用 根 拠 が 曖 昧 で あ り 、 特 に ア ル バ イ ト 職 員 に つ い て は 、 任 用 期 間 の 上 限 は 1 年 で あ る に も 関 わ ら ず 、 同 一 の 職 員 を 長 期 に わ た っ て 同 一 の 臨 時 ・ 非 常 勤 の 職 に 繰 り 返 し 任 用 し て お り 、 公 務 の 継 続 性 、 リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト の 観 点 か ら も 大 き な 課 題 で す 。

⑦ 安 全 衛 生 の 取 組 み の 充 実 ∼ メ ン タ ル ヘ ル ス 対 策

職 員 数 が 減 少 す る 中 で 、 メ ン タ ル の 不 全 等 体 調 の 不 良 に よ り 長 期 休 職 を 余 儀 な く さ れ る 職 員 が 増 加 し 、 そ の 他 の 職 員 の 負 担 が 増 し て い る ケ ー ス が 見 ら れ ま す 。

特 に 、 う つ 病 を は じ め と す る メ ン タ ル 不 全 に つ い て は 、 疾 病 の 診 断 の 観 点 か ら の 困 難 さ と 、 一 度 罹 患 す る と 治 療 に 期 間 を 必 要 と す る 上 に 、 再 度 の 罹 患 、 長 期 休 暇 ( 療 養 休 暇 、 休 職 ) の 取 得 を 繰 り 返 す 傾 向 が 見 ら れ ま す 。 ⑧ ワ ー ク ・ ラ イ フ ・ バ ラ ン ス を 意 識 し た 休 暇 取 得 の 促 進 、 勤 務 環 境 の 整 備

総 務 省 が 実 施 す る 勤 務 条 件 調 査 に よ れ ば 、 本 市 職 員 の 平 成 2 5 年 度 の 年 次 有 給 休 暇 取 得 日 数 は 、 平 均 7 . 2 日 で あ り 、 府 下 市 町 村 で も 低 い 取 得 率 と な っ て い ま す 。 ま た 、 男 性 の 育 児 休 暇 の 取 得 実 績 も 未 だ な く 、 ワ ー ク ・ ラ イ フ・バ ラ ン ス を 意 識 し た 勤 務 環 境 の 整 備 を 進 め る こ と が 求 め ら れ ま す 。

( 3 ) 職 員 の 年 齢 構 成 の 変 化

職 員 の 年 齢 構 成 に つ い て は 、 な お 歪 で あ る と い わ ざ る を 得 ま せ ん 。 特 に 、 今 後 5 年 間 で 8 8 名 が 退 職 し ま す が 、 そ の 多 く が 管 理 ・ 監 督 職 で あ る こ と 、 4 5 歳 ∼ 4 7 歳 、 3 5 歳 ∼ 3 8 歳 の 職 員 数 が 少 な い こ と か ら 、 引 き 続 き 組 織 運 営 を 担 う べ き 人 材 の 早 期 育 成 が 求 め ら れ ま す 。

ま た 、 採 用 後 1 0 年 ま で の 職 員 ( 概 ね 3 0 代 前 半 ま で の 職 員 ) を 、 コ ア 人 材 と な る べ き 世 代 と し て 、 重 点 的 に 育 成 し て い く 必 要 が あ り ま す 。

一 方 で 、 豊 富 な 経 験 を 有 す る 職 員 が 、 再 任 用 職 員 と し て 今 後 も 一 定 数 を 占 め る こ と か ら 、 現 在 の 一 般 職 と し て の 任 用 だ け で は な く 、 雇 用 と 年 金 の 接 続 を 視 野 に 入 れ な が ら 、 部 下 を 持 た な い 監 督 職 と し て 指 導 的 な 立 場 と し て 任 用 す る こ と も 検 討 す る 必 要 が あ り ま す 。

(10)

-図 1 役 職 別 の 年 齢 分 布 ( 平 成 2 6 年 4 月 1 日 )

(11)

2.求める人材像

分権時代を背負って立ち、特に池田市では、地域住民とともに行政を進める地域分権の 重要な担い手となる、意欲と能力を兼ね備えた職員の確保や育成について、人材育成に関 する職員アンケートの分析、人材育成基本方針改定プロジェクトチームにおいて招聘した ゲストスピーカーから得た示唆・ヒントなどを通じて、議論を重ねた結果、職員が共通し て持つべき基本姿勢や意識を「目指す職員像」としてまとめました。

■職員、採用候補者

池田市の未来を考え、行動し、信頼される人材

「市民の視点を持ち、成功するまでやり遂げる。」

自ら考え、調査し、複数の選択肢を提案、実践できる人材

「首長をサポートする職員として、複数の施策を提案、実践。」

首長や部長など幹部職員を目指す人材

「上昇志向、キャリアアップの意識が、職員を育成。」

専門性を高め、民間企業や他団体でも活躍できる人材

「専門知識を高めることこそ、モチベーションのアップに繋が る。」

■管理・監督職にある職員

部下に権限を委譲しながら、責任を負うことができる人材

「部下を育成・情報共有、コミュニケーション、報告・連絡・ 相談」

■再任用職員

実務を担いながら、責任者(副主幹)にアドバイスできる人材 ■任期付短時間勤務職員

住民サービス拡充の重要な担い手となる人材 ■臨時・非常勤職員

(12)

目 指 す 職 員 像

「 市 民 と と も に 、 地 域 の 課 題 を 解 決 し 、

未 来 を 創 る 職 員 へ 」

∼ 職 員 も 、 今 後 採 用 す る 職 員 も 目 指 す 人 材 像

( 1 ) 職 員 に 求 め る 人 材 像 、 採 用 し た い 人 材 像

■ 池 田 市 の 未 来 を 考 え 、 行 動 し 、 信 頼 さ れ る 人 材

∼ 市 民 の 視 点 を 持 ち 、 成 功 す る ま で や り 遂 げ る 人 材 ・ 夢 を 持 っ て い る か ?

・ 池 田 市 が 好 き か ?

・ 社 会 人 と し て 、 基 本 的 な 能 力 、 豊 か な 人 間 性 を 有 し て い る か ? ・ チ ー ム ( 組 織 ) で 働 く た め に 、 自 分 を 律 す る こ と が で き る か ? ・ 周 囲 の 人 と 、 良 好 な 関 係 を 構 築 で き る か ?

・ 何 事 も 最 後 ま で や り ぬ く 力 を 持 っ て い る か ? ・ 前 に 踏 み 出 す 力 、 考 え 抜 く 力 が あ る か ?

・ さ ま ざ ま な 職 場 で 対 応 で き る 柔 軟 性 が あ る か ?

・ 相 手 に 合 わ せ て 、 わ か り や す く 説 明 す る 力 が あ る か ?

∼ 市 民 と と も に 、 池 田 市 の 将 来 を 考 え る 、 人 間 性 豊 か な 職 員 を 育 て ま す 。

■ 自 ら 考 え 、 調 査 し 、 複 数 の 選 択 肢 を 提 案 、 実 践 で き る 人 材

∼ 幹 部 職 員 を サ ポ ー ト す る 職 員 と し て 複 数 施 策 を 提 案 、 実 践 で き る 人 材 ・ 企 画 力 を 有 し て い る か ?

・ 情 報 収 集 能 力 を 有 し て い る か ?

・ プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 能 力 を 有 し て い る か ? ・ 自 ら 能 力 開 発 を す る こ と が で き る か ?

・ 地 域 ( 現 場 ) に お け る 実 践 力 を 有 し て い る か ?

∼ 基 本 は 自 学 。 職 場 で の 実 務 を 通 じ て 成 長 し な が ら 、 各 種 研 修 機 会 を 活 用 。

■ 首 長 や 部 長 な ど 幹 部 職 員 を 目 指 す 人 材

(13)

・ 冷 静 な 判 断 力 が あ る か ?

・ 上 昇 志 向 、 よ り 高 い 目 標 を 有 し て い る か ?

∼ 幹 部 職 員 を 目 指 す 職 員 を 応 援 し ま す 。 【 ジ ェ ネ ラ リ ス ト 型 育 成 パ タ ー ン 】

■ 専 門 性 を 高 め 、 民 間 企 業 や 他 団 体 で も 活 躍 で き る 人 材

∼ 他 団 体 ( 民 間 、 国 や 他 の 自 治 体 等 ) で も 通 用 す る 職 員 を 育 成 ・ モ チ ベ ー シ ョ ン の 向 上 を 図 り 、 専 門 知 識 を 深 め る

・ 他 団 体 で も 活 躍 で き る 人 材 を 輩 出 で き る 人 材 バ ン ク へ 。

∼ キ ャ リ ア デ ザ イ ン を 応 援 し ま す 。 【 ス ペ シ ャ リ ス ト 型 育 成 パ タ ー ン 】

( 2 ) 管 理 職 に 求 め る 人 材 像

■ 部 下 に 権 限 委 譲 し な が ら 、 責 任 を 負 え る 人 材

∼ 権 限 委 譲 を 通 じ た 人 材 育 成 、 組 織 の 活 性 化 を 図 る 。 ・ 権 限 委 譲 を 通 じ て 人 材 の 育 成 を 進 め る 。

・ 情 報 共 有 、 報 告 ・ 連 絡 ・ 相 談 と い っ た コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 通 じ た 組 織 の 活 性 化

・ 部 下 に よ い 影 響 を 与 え る こ と が で き る 人 材

→ 幹 部 職 員 と し て 、 仕 事 の 管 理 ・ 改 善 、 部 下 の 管 理 ・ 育 成 に お い て 、 マ ネ ジ メ ン ト 力 を 発 揮 す る 必 要 が あ り ま す 。

ま た 、 職 場 に お け る 実 務 や 人 事 評 価 制 度 を 通 じ て 、 部 下 の 育 成 を 進 め な け れ ば な り ま せ ん 。

→ す べ て の 職 員 が 、 職 域 を 担 う リ ー ダ ー と し て の 自 覚 を 持 っ て 、 行 動 し な け れ ば な り ま せ ん 。

( 3 ) 再 任 用 職 員 に 求 め る 人 材 像

■ 実 務 を 担 い 、 実 務 の 責 任 者 ( 副 主 幹 ) に 適 切 な ア ド バ イ ス が で き る 人 材 在 職 中 に 培 っ た 知 識 や 技 術 を 後 輩 職 員 に 伝 え 、 実 務 の 責 任 者 で あ る 副 主 幹 級 の 職 員 に 適 切 な ア ド バ イ ス を 送 る こ と が 求 め ら れ る と と も に 、 職 務 遂 行 に あ た っ て は 、 経 験 豊 富 な 一 般 職 員 と し て 、 能 力 を 発 揮 す る こ と が 求 め ら れ ま す 。

特 に 、 市 民 対 応 や マ ナ ー 等 、 職 員 と し て の 基 本 的 な 事 項 に つ い て は 、 他 の 職 員 の 模 範 と な る こ と が 求 め ら れ ま す 。

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-( 4 ) 任 期 付 短 時 間 勤 務 職 員 に 求 め る 人 材 像

■ 能 力 向 上 に 努 め な が ら 、 住 民 サ ー ビ ス 拡 充 の 重 要 な 担 い 手 と な る 人 材 任 期 付 短 時 間 勤 務 職 員 に つ い て は 、 住 民 サ ー ビ ス の 拡 充 ・ 向 上 を 目 的 と し た 任 用 を 行 っ て お り 、 そ れ ぞ れ の 業 務 に お い て 、 知 識 ・ 能 力 の 向 上 に 努 め な が ら 、 か つ 、 そ れ を 十 分 に 発 揮 す る こ と で 、 業 務 を 確 実 に 進 捗 さ せ な け れ ば な り ま せ ん 。

ま た 、 限 ら れ た 任 期 の 中 で は あ り ま す が 、 本 市 退 職 後 も 民 間 等 に お い て そ の 知 識 や 経 験 を 生 か す こ と が で き る よ う 、 全 力 を 発 揮 す る こ と が 求 め ら れ ま す 。

( 5 ) 臨 時 ・ 非 常 勤 職 員 に 求 め る 人 材 像

■ 社 会 人 と し て 基 本 的 な 知 識 ・ 自 覚 を 持 ち 行 動 で き る 人 材

非 常 勤 職 員 に つ い て は 、一 定 の 専 門 性 を 求 め た 任 用 を 行 っ て い る こ と か ら 、 必 要 な 知 識 、 専 門 能 力 、 技 術 の 向 上 に 努 め な が ら 、 業 務 に 取 り 組 む こ と が 求 め ら れ ま す 。

臨 時 職 員 に つ い て は 、 臨 時 的 な 事 務 若 し く は 一 時 的 な 事 務 の 増 加 に 対 処 す る た め に 任 用 す る も の で す が 、そ の 担 当 す る 業 務 に 必 要 な 知 識 や 技 能 を 持 ち 、 職 員 の 指 示 の も と 適 切 に 業 務 を 遂 行 し な け れ ば な り ま せ ん 。

(15)

∼ 各 階 層 に 求 め ら れ る 役 割 と 必 要 な 能 力 ∼

管 理 職 ( 課 長 )

求 め ら れ る 役 割 必 要 な 能 力 ☆ 課 の 統 括 者( 市 政 の 政 策 立 案・執

行 の 第 一 義 的 責 任 者 )

☆ 施 政 方 針 に 基 づ き 、課 の 目 的・使 命 を 明 確 に 示 し 、組 織 力 を 最 大 限 に 発 揮 さ せ 施 策 遂 行 を 実 現 す る 。 ☆ 職 員 一 人 ひ と り の 能 力 の 発 揮 や

人 間 的 な 成 長 を 先 導 し 、適 切 な 職 場 運 営 を 実 現 す る 。

・ 企 画 立 案 す る 能 力 ・ 意 思 決 定 す る 能 力 ・ 目 標 を 管 理 す る 能 力 ・ 人 材 を 育 成 す る 能 力 ・ よ り 高 度 な 折 衝 能 力

監 督 職 ( 主 幹 ・ 副 主 幹 )

求 め ら れ る 役 割 必 要 な 能 力 ☆ 各 所 掌 事 務 の 運 営 責 任 者

☆ 課 の 目 標 を 理 解 し 、メ ン バ ー と 目 指 す 方 向 性 を 共 有 し 、集 団 で の 円 滑 で 効 率 的 な 事 務 事 業 遂 行 を 実 現 す る 。

☆ 人 材 の 育 成

・ 提 案 ・ 提 言 す る 能 力 ・ 企 画 、 立 案 す る 能 力 ・ 自 己 開 発 す る 能 力

・ 仕 事 の 進 捗 管 理 す る 能 力 ・ 情 報 を 共 有 化 で き る 能 力 ・ 人 材 を 育 成 す る 能 力 ・ 折 衝 す る 能 力

指 導 職 ( 主 任 主 事 )

求 め ら れ る 役 割 必 要 な 能 力 ☆ 行 政 サ ー ビ ス 活 動 の 自 律 的 推 進

☆ 職 務 の 遂 行 に 必 要 な 、よ り 高 度 な 専 門 的 知 識 を 有 し 、担 当 す る 業 務 を 正 確 か つ 迅 速 に 推 進 す る 。

☆ 課 の 課 題 を 認 識 し 、そ の 課 題 解 決 に 向 け て 積 極 的 に 協 力 す る 。 ☆ 人 材 の 育 成

・ 提 案 ・ 提 言 す る 能 力 ・ 自 己 開 発 す る 能 力

・ 仕 事 の 進 捗 管 理 す る 能 力 ・ 情 報 を 共 有 化 で き る 能 力 ・ 後 輩 を 指 導 す る 能 力 ・ 折 衝 す る 能 力

一 般 職 員 ( 主 事 )

求 め ら れ る 役 割 必 要 な 能 力 ☆ 行 政 サ ー ビ ス 活 動 の 自 律 的 推 進

☆ 職 務 の 遂 行 に 必 要 な 専 門 的 知 識 を 有 し 、担 当 業 務 を 正 確 か つ 迅 速 に 推 進 す る 。

☆ 課 の 課 題 を 認 識 し 、そ の 課 題 解 決 に 向 け て 積 極 的 に 協 力 す る 。

・ 提 案 ・ 提 言 す る 能 力 ・ 自 己 開 発 す る 能 力

・ 仕 事 の 進 捗 管 理 す る 能 力 ・ 情 報 を 共 有 化 で き る 能 力 ・ 折 衝 す る 能 力

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-∼ 必 要 な 能 力 の 定 義 -∼

能 力 定 義

政 策 策 定 能 力

ビ ジ ョ ン を 策 定 し 、 変 革 を 推 進 す る 能 力

時 代 や 環 境 の 変 化 を 敏 感 に 察 知 し 、 組 織 の 今 後 の 方 向 性 と 目 標 を 提 示 し 、 浸 透 さ せ る 能 力

企 画 、 立 案 す る 能 力

組 織 目 標 を 達 成 す る た め の 手 法 及 び 手 順 を 、 効 果 的 か つ 具 体 的 に ま と め る こ と が で き る 能 力

提 案 ・ 提 言 す る 能 力

日 常 業 務 の 中 か ら 新 た な 課 題 を 発 見 し 、 市 民 の 視 点 で 考 え 、 具 体 的 な 改 善 に つ な が る 考 え や 意 見 を 述 べ る こ と が で き る 能 力

職 務 遂 行 能 力

政 策 決 定 す る 能 力

市 民 ニ ー ズ を 敏 感 に 察 知 し 、 部 や 課 の 政 策 遂 行 の 牽 引 者 と し て 、 部 ( 課 ) 内 で 取 り 組 む べ き 事 項 の 優 先 順 位 の 位 置 付 け を 行 う 能 力

意 思 決 定 す る 能 力

組 織 目 標 の 達 成 に 向 け て 、 機 会 を 逃 さ ず 、 適 切 か つ 迅 速 な 判 断 を 行 う 能 力

目 標 を 管 理 す る 能 力

組 織 の 目 的 ・ 使 命 を 明 ら か に し な が ら 、 目 標 達 成 ま で の 過 程 を 管 理 す る 能 力

論 理 的 に 思 考 す る 能 力

法 や 例 規 を 理 解 し 、 自 己 の 職 務 の 目 的 を 論 理 的 に 思 考 す る 能 力

建 設 的 に 思 考 す る 能 力

物 事 を 発 展 的 に 考 え 、 絶 え ず 向 上 心 を 持 っ て 、 よ り 以 上 の 結 果 を 目 指 す た め の 議 論 が で き る 能 力

説 明 す る 能 力

あ る 事 柄 の 内 容 、理 由 、意 義 な ど に つ い て 、 論 理 的 な 展 開 で 分 か り や す く 説 明 す る 能 力

自 己 開 発 す る 能 力

自 分 に 要 求 さ れ て い る 技 術 や 能 力 を 自 覚 し 、 自 分 の 価 値 を 高 め る こ と が で き る 能 力

仕 事 の 進 捗 を 管 理 す る 能 力

仕 事 の 進 捗 状 況 に つ い て 、常 に 確 認 を 行 い 、 管 理 す る 能 力

情 報 を 共 有 化 で き る 能 力

必 要 な 情 報 を 収 集 し 、 組 織 内 共 通 の 資 源 と し て 活 用 で き る 能 力

対 人 能 力

人 材 を 育 成 す る 能 力

部 下 の 性 格 、 能 力 を 正 し く 把 握 し 、 部 下 の 能 力 の 向 上 を 念 頭 に 置 い た 課 題 や 仕 事 の 割 り 当 て と 、 適 切 に 指 導 や 助 言 を 行 う 能 力

折 衝 す る 能 力

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3.人材育成の戦略

■職員採用 「目指す職員像になりうる者を採用する」

・採用活動の充実

・採用試験の見直し ∼多様な人材を確保できる採用試験へ

・採用予定者に対するフォローアップ研修 ・職員採用を全庁的な取組みへ

∼採用から育成までを組織全体で取り組む意識の醸成

■人事制度 「職員の能力・やる気を引き出す制度へ」

・ローテーション人事の徹底と複線型人事の検討 ・キャリア形成を目標管理制度と連携して支援 ・給与制度の適正化

■人事評価制度

・目的の明確化、職員への浸透

・勤務成績がよくない職員に対する研修の実施と分限処分

・面談を人材育成における最も重要な機会と捉え、育成指導を行う。

・評価者研修の実施

・人事評価制度を核としたトータル人事制度の構築

■研修制度

①自学・自習を基本に、上司や組織が学ぶ機会を提供

②研修体系 【自学・自習】・【職場研修(OJT)】・【職場外研修】 ③今後の基本方針・重点項目など

・階層別研修中心の集合研修から脱却、自学・自習の選択制へ。 ・他都市職員や市民との交流機会を提供。多様な価値観を学ぶ。 ・マネジメント向上・キャリア形成を支援

④重点ターゲット(新人・中堅職員)

・新人を職場の上司と連携して、早期育成

・10年後、コア人材となる概ね35歳までの職員を早期昇格等 に備え、重点育成。

■安心して勤務できる職場環境づくり

・健康で勤務できる職場環境・体制の整備 ・メンタルヘルス対策の強化

・ワーク・ライフ・バランスを意識した休暇取得促進、勤務環境 の整備

■男女格差のない人事管理の推進

・多様な人材が政策・方針決定の場に参画できるよう

・女性職員のみならず、男性職員、管理職の職員の意識改革 ・キャリアデザイン研修や市長懇談会を実施

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( 1 ) 職 員 採 用 「 目 指 す 職 員 像 に な り う る も の を 採 用 」

職 員 採 用 に お い て は 、 受 験 者 の 確 保 、 数 段 階 に わ た る 職 員 採 用 候 補 者 試 験 、 採 用 予 定 者 に 対 す る フ ォ ロ ー ア ッ プ 研 修 と い う 段 階 を 通 じ て 、 5 年 後 や 1 0 年 後 に 本 市 が 目 指 す 職 員 像 と な る 者 を 採 用 し な け れ ば な り ま せ ん 。

本 市 が 目 指 す 職 員 像 に な り う る 者 と し て 、 採 用 す べ き 人 物 像 を 、 新 卒 者 と 民 間 等 経 験 者 の 別 に 明 ら か に し ま す 。

【 新 卒 者 、 民 間 等 経 験 者 に 共 通 す る こ と 】 ・ 夢 を 持 っ て い る こ と

・ 池 田 市 が 好 き で あ る こ と 【 新 卒 者 】

・ 学 生 時 代 に 、 夢 や 目 標 を 持 ち 、 達 成 に 向 け て 頑 張 る こ と が で き た こ と ・ 世 代 の 異 な る 人 と コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 取 る こ と が で き る こ と

・ 社 会 人 と し て の 最 低 限 の マ ナ ー が あ り 、 学 生 時 代 と は 異 な る ス ト レ ス に 対 応 で き る こ と

【 民 間 等 経 験 者 】

・ 社 会 人 と し て の 基 本 的 な 能 力 を 有 し 、 か つ 自 己 の 能 力 開 発 に つ い て 、 た ゆ ま ず 努 力 す る こ と が で き る こ と

・ 社 会 人 経 験 の 間 に 、 多 く の 人 と コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を と り 、 ゆ え に 、 そ の 難 し さ を も 知 っ て い る こ と

・ 仕 事 に 対 す る 正 し い 姿 勢 を 持 っ て い る こ と

本 市 が 採 用 す べ き 人 物 像 を 明 ら か に し た と こ ろ で 、 そ の よ う な 者 を 採 用 す る た め に 必 要 な 取 組 み 、 考 え 方 を 以 下 に ま と め ま す 。

① 職 員 採 用 活 動 の 充 実

近 年 、 本 市 職 員 採 用 候 補 者 試 験 を 受 験 す る 者 は 増 加 し て い る も の の 、 個 性 が な く 、「 地 方 公 務 員 に な る の が 最 大 の 目 的 」と し て い る 受 験 生 も 多 く 見 ら れ ま す 。

一 方 で 、 民 間 に 就 職 す る 者 は 優 秀 な 者 も 多 く 、 民 間 に 就 職 し て も 十 分 活 躍 で き る 者 を 本 市 に 惹 き つ け る 仕 組 み が 必 要 で す 。

・ 採 用 試 験 説 明 会 の 見 直 し

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( 参 考 ) 池 田 市 採 用 試 験 説 明 会 池 田 市 職 員 と 語 ろ う ! @ 五 月 山 公 園 ( 平 成 2 6 年 5 月 2 5 日 実 施 )

・ 職 場 訪 問 の 機 会 の 設 置

本 市 の 受 験 を 希 望 す る 方 が 、 一 定 の 期 間 、 勤 務 時 間 中 に 若 手 職 員 と 話 を で き る 期 間 を 設 け 、 職 員 ・ 職 場 の 雰 囲 気 等 を 感 じ な が ら 、 社 会 人 、 公 務 員 又 は 池 田 市 職 員 と な る に あ た っ て の 疑 問 点 等 を 解 消 す る 機 会 を 設 置 し ま す 。 ・ イ ン タ ー ン シ ッ プ の 見 直 し

公 務 員 養 成 施 設 と し て 位 置 付 け 、 臨 時 的 任 用 職 員 と し て の 勤 務 を 通 じ て 、 公 務 対 応 力 を 養 成 す る イ ン タ ー ン シ ッ プ を 検 討 し ま す 。

・ 採 用 試 験 に 係 る 情 報 公 開 の 徹 底

池 田 市 へ の 受 験 を 考 え る 者 の 応 募 を 促 進 す る た め に 、 採 用 試 験 や 採 用 後 の 情 報 に 関 す る 積 極 的 な 情 報 公 開 を 進 め ま す 。 具 体 的 に は 、 採 用 試 験 、 池 田 市 の 職 員 ・ 職 場 の 情 報 を 、 市 ホ ー ム ペ ー ジ 上 に 公 開 し ま す 。

・ 採 用 試 験 の ス ケ ジ ュ ー ル ( 概 要 ) ・ 過 去 の 採 用 試 験 の 問 題

・ 職 員 の 一 日 の ス ケ ジ ュ ー ル 、 先 輩 職 員 か ら の メ ッ セ ー ジ ・ 職 員 が 実 際 に 従 事 し て い る 業 務 の 内 容

・ 採 用 試 験 説 明 会 の 実 施 報 告

・ 採 用 試 験 等 で 寄 せ ら れ る 主 な 質 問 及 び そ の 回 答 ( F A Q ) ・ 採 用 試 験 最 終 合 格 後 か ら 採 用 後 1 年 ま で の 研 修 ス ケ ジ ュ ー ル

② 採 用 試 験 の 見 直 し

人 物 重 視 の 観 点 か ら 、 コ ン ピ テ ン シ ー に 基 づ く 個 人 面 接 の 導 入 、 事 務 系 職 員 を 対 象 と し た 専 門 試 験 の 廃 止 、 公 募 面 接 官 の 導 入 な ど の 取 組 み を 進 め ま し た 。

ま た 、 近 年 で は 、 教 養 試 験 を 廃 止 し 、 民 間 企 業 が 多 く 利 用 す る 試 験 を 1 次 試

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-験 と す る こ と で 、 多 様 な 受 -験 者 を 確 保 す る 自 治 体 も 増 加 し て い ま す 。

本 市 に お い て も 、 よ り 自 律 型 人 材 の 確 保 に 努 め 、 か つ 多 様 な 人 材 を 確 保 す べ く 、 以 下 の 取 組 み を 提 案 し ま す 。

・ 試 験 内 容 の 見 直 し

現 在 は 、1 次 試 験:教 養 試 験 2 次 試 験:個 人 面 接 、集 団 討 議 3 次 試 験 : 集 団 面 接 、 小 論 文 、 実 務 試 験 と 3 次 、 3 か 月 間 に わ た る 試 験 を 経 て 、 採 用 候 補 者 を 決 定 し て い ま す 。

今 後 も 、 3 次 に 渡 る 人 物 重 視 の 採 用 試 験 を 引 き 続 き 実 施 し ま す が 、 ス ト レ ス 耐 性 及 び 課 題 発 見 か ら 解 決 ま で を 導 出 す る 能 力 を 評 価 す る 小 論 文 試 験 を 加 え る こ と に よ り 、 自 律 型 人 材 の 確 保 に 努 め る こ と と し ま す 。

・ 教 養 試 験 を 廃 止 し た 新 た な 試 験 の 実 施

若 干 名 を 募 集 対 象 と し て 、 教 養 試 験 を 廃 止 し た 試 験 の 実 施 を 進 め ま す 。 例 と し て 、 1 次 試 験 に お い て 、 エ ン ト リ ー シ ー ト 、 基 本 的 な 適 性 を 見 る た め の 集 団 面 接 、2 次 試 験 に お い て は 、集 団 討 議 、個 人 面 接 、3 次 試 験 に お い て は 、 集 団 面 接 と し 、 人 物 重 視 の 試 験 を よ り 徹 底 す る こ と で 、 元 気 の あ る 、 池 田 市 に 熱 意 を 持 っ た 職 員 を 採 用 で き る 採 用 試 験 を 展 開 し ま す 。

・ 面 接 員 の 公 募 の 拡 充

平 成 2 2 年 度 か ら 実 施 し て い る 面 接 員 の 公 募 に つ い て は 、 若 手 職 員 の 早 期 育 成 の 観 点 か ら 、 対 象 を 主 任 級 に ま で 拡 大 す る と と も に 、 面 接 官 研 修 を 実 施 し 、 あ ら ゆ る 場 面 で 活 用 で き る 面 談 力 の 向 上 を 図 る こ と と し ま す 。

③ 採 用 予 定 者 に 対 す る フ ォ ロ ー ア ッ プ

採 用 候 補 者 名 簿 に 登 載 さ れ た 方 の 中 に は 、 9 月 に 登 載 通 知 を 受 け て か ら 、 翌 年 3 月 ま で の 採 用 予 定 者 研 修 ま で の 間 に お け る フ ォ ロ ー ア ッ プ が な い た め 、 別 に 内 定 等 を 得 た 上 で 、 候 補 者 名 簿 へ の 登 載 辞 退 ( い わ ゆ る 内 定 辞 退 ) と な る 場 合 が 少 な く あ り ま せ ん で し た 。

内 定 辞 退 を 防 ぎ 、 採 用 ま で の 間 に 本 市 へ の 帰 属 意 識 及 び 社 会 人 ・ 公 務 員 と な る こ と へ の 意 識 付 け を 行 う た め 、 1 0 月 以 降 3 回 程 度 の フ ォ ロ ー ア ッ プ 研 修 を 実 施 し ま す 。

( 例 )

・ 市 長 か ら の メ ッ セ ー ジ 、 先 輩 職 員 と の 座 談 会

・ 市 が 実 施 す る イ ベ ン ト へ の ボ ラ ン テ ィ ア 参 加 ( サ イ ク ル ・ エ コ カ ー ニ バ ル 等 )

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④ 職 員 採 用 を 全 庁 的 な 取 組 み に ∼ 採 用 か ら 育 成 ま で を 組 織 全 体 で 取 り 組 む 意 識 の 醸 成

優 秀 な 人 材 を 採 用 す る こ と は 、 池 田 市 の 今 後 3 0 年 間 の た め に 最 も 重 要 な テ ー マ で す 。し か し 、職 員 を 採 用 す る こ と 、育 成 す る こ と に つ い て は 、「 人 事 課 の 業 務 」 と い う 認 識 が 浸 透 し て い る よ う に 思 わ れ ま す 。

し か し 、職 場 に お け る O J T を 通 じ て 、職 員 を 育 成 す る の は 、各 職 場 で あ り 、 先 輩 職 員 と し て 見 習 い た い 人 材 が い る こ と で 、 池 田 市 に 目 を 向 け る よ う に で き る の も 、 各 職 場 で 活 躍 す る 職 員 で す 。 こ の よ う に 採 用 か ら 退 職 ま で の 全 て の 期 間 の 職 員 の 勤 務 ・ 育 成 に 関 わ る の は 職 場 で あ る こ と か ら 、 育 成 の ス タ ー ト で あ る 職 員 の 採 用 に つ い て も 、 市 全 体 で 取 り 組 む こ と が 望 ま し い と 考 え ま す 。

さ ま ざ ま な 職 員 が 、 採 用 に 積 極 的 ・ 能 動 的 に 関 わ る こ と が で き る よ う 、 次 に 掲 げ る 事 業 へ の 参 画 を 強 化 し ま す 。

・ 採 用 試 験 説 明 会 に お け る 先 輩 職 員 と し て

・ 採 用 試 験 の 2 次 試 験 の 個 人 面 接 に お け る 面 接 員 と し て

・ 採 用 予 定 者 に 対 す る フ ォ ロ ー ア ッ プ 研 修 時 の 先 輩 職 員 と し て

・ 市 の 主 な 業 務 の 紹 介 を す る 職 員 と し て ( 各 部 か ら 推 薦 の 上 、 決 定 )

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-( 2 ) 人 事 制 度 「 能 力 ・ や る 気 を 引 き 出 す 制 度 へ 」

① ロ ー テ ー シ ョ ン 人 事 の 徹 底 と 複 線 型 人 事 制 度 の 検 討

ロ ー テ ー シ ョ ン 人 事 ( ジ ョ ブ ・ ロ ー テ ー シ ョ ン ) と し て 、 定 期 的 に 職 場 の 異 動 及 び 業 務 内 容 の 変 更 を 、 い わ ゆ る O J T ( O n t h e J o b T r a i n i n g ) の 一 環 と し て 実 施 し て い ま す 。

・ ロ ー テ ー シ ョ ン 人 事 の 考 え 方 【 採 用 1 0 年 未 満 】

職 務 能 力 養 成 期 間 と し て 、 3 年 程 度 を 周 期 と し て 可 能 な 限 り 多 く の 部 署 を 経 験 し 、 基 本 的 な 職 務 遂 行 能 力 の 向 上 を 目 指 し ま す 。 採 用 前 の 本 人 希 望 に つ い て は 、 新 規 採 用 時 の 配 置 の 参 考 に 、 こ の 間 の 異 動 希 望 に つ い て は 、 人 材 育 成 上 必 要 と 認 め ら れ る 場 合 に 、 参 考 と し ま す 。

【 採 用 1 0 年 以 降 2 0 年 未 満 】

職 務 能 力 発 揮 期 間 と し て 、 業 務 改 善 意 欲 や 職 務 に 対 す る 意 欲 を 維 持 ・ 向 上 さ せ る た め 、 5 年 程 度 の 周 期 に よ る 異 動 が 必 要 で あ る と 考 え ま す 。 適 材 適 所 の 観 点 か ら 、 異 動 先 に つ い て は 、 積 極 的 に 本 人 の 希 望 を 参 考 と し ま す 。

【 採 用 後 2 0 年 以 降 】

職 務 能 力 活 用 時 期 と し て 、 年 数 に よ ら ず 、 ポ ス ト の 退 職 補 充 を 中 心 に 異 動 を 行 う が 、 能 力 育 成 よ り も 活 用 に 重 点 を 置 き 、 中 期 的 な 視 野 に 立 っ て 、 部 長 ・ 課 長 と い っ た 具 体 的 な ポ ス ト を 考 慮 に 入 れ た 育 成 を 目 的 と し ま す 。

【 5 0 歳 以 上 の 職 員 】

5 0 歳 以 上 の 職 員 は 、 既 に 得 た 経 験 や 技 能 を 生 か す 立 場 に あ る こ と か ら 、 原 則 対 象 外 。 異 動 は 、 ロ ー テ ー シ ョ ン 人 事 と は 別 の も の と し て 考 え ま す 。

ロ ー テ ー シ ョ ン 人 事 は 、幅 広 い 分 野 を 経 験 し 、職 務 能 力 を 開 発 す る こ と か ら 、 ジ ェ ネ ラ リ ス ト 型 の 職 員 を 育 成 す る こ と を 目 指 し て い ま す 。

一 方 で 、 税 務 、 福 祉 部 門 等 専 門 性 が 必 要 と さ れ る 部 門 も あ る た め 、 特 定 の 分 野 に 専 門 性 を 有 す る 職 員 ( ス ペ シ ャ リ ス ト ) を 育 成 す る 必 要 も あ り ま す が 、 限 ら れ た 職 員 数 の 中 で 、 ジ ェ ネ ラ リ ス ト 又 は ス ペ シ ャ リ ス ト の ど ち ら か に 軸 足 を 置 い て 育 成 す る と 、 組 織 運 営 に 支 障 を き た し か ね ま せ ん 。

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門 性 を 持 っ た 職 員 を 目 指 す の か と い っ た キ ャ リ ア 形 成 に 関 す る 希 望 調 査 を 行 い 、

希 望 に 沿 っ た 人 事 配 置 ・ 育 成 を 可 能 と す る 制 度 の 検 討 を 進 め ま す 。

② キ ャ リ ア 形 成 と 目 標 管 理 の 連 携

自 己 申 告 に つ い て は 、 職 員 の 配 置 に つ い て の 希 望 及 び 意 見 等 を 把 握 す る こ と

に よ り 、 長 期 的 な 視 野 に 立 ち 、 人 材 の 育 成 、 組 織 の 効 率 的 運 営 及 び 適 正 な 人 事

管 理 に 資 す る た め に 実 施 し て お り 、 も っ て 、 職 員 の 能 力 開 発 と 育 成 、 適 材 適 所

の 人 事 配 置 、 職 場 の 活 性 化 を 図 る こ と を 目 的 と し て い ま す 。

職 員 は 、 ど の よ う な キ ャ リ ア で 、 1 0 年 後 、 2 0 年 後 、 ど の よ う な 職 員 と な

っ て 市 民 の た め に 貢 献 す る の か 、 展 望 を 持 つ こ と が 求 め ら れ ま す 。

今 後 、職 員 一 人 ひ と り が 、ど の よ う な 職 員 を 目 指 す の か 、「 夢 」を 明 ら か に で

き る よ う 、 キ ャ リ ア 形 成 の た め の 研 修 の 実 施 を 検 討 す る と と も に 、 自 己 申 告 制

度 と は 別 に 、 人 事 評 価 制 度 に お け る 目 標 管 理 制 度 と 連 携 で き る よ う 検 討 を 進 め

て ま い り ま す 。

③ 給 与 制 度 の 適 正 化

本 来 受 け る べ き 職 務 の 給 料 以 上 の 給 料 を 適 用 す る 「 わ た り 」 や 、 職 務 内 容 と

は 異 な る 給 料 表 を 適 用 す る こ と に 対 し て は 、 年 功 序 列 型 の 給 与 制 度 か ら 、 能 力

が あ り 、 実 績 を 残 し た 職 員 が 、 仕 事 ぶ り に ふ さ わ し い 給 与 を 適 用 さ れ る 「 能 力

主 義 」 の 給 与 制 度 を 構 築 す る 観 点 か ら 、 適 正 化 が 求 め ら れ ま す 。

(24)

-( 3 ) 人 事 評 価 制 度

人 事 評 価 制 度 は 、 明 確 な 評 価 基 準 に よ り 、 職 員 個 々 の 能 力 や 能 力 が 発 揮 さ れ

た 結 果 で あ る 業 績 を 公 正 ・ 的 確 に 評 価 し 、 良 い 点 は 認 め 、 今 一 歩 な 点 は 指 導 ・

育 成 に つ な げ る こ と で 、「 頑 張 っ た も の が 報 わ れ る 」組 織 を 実 現 す る た め の 制 度

で す 。 制 度 を 通 じ て 、 職 員 一 人 ひ と り の 能 力 が 十 分 に 発 揮 さ れ 、 住 民 サ ー ビ ス

の 質 の 向 上 に 資 す る こ と を 目 的 と し て い ま す 。

【 現 在 の 制 度 の 概 要 】

対 象 : 医 療 職 を 除 く 全 て の 職 員

評 価 者 と 被 評 価 者 : 1 次 評 価 者 は 直 接 の 上 司 、 2 次 評 価 者 は 所 属 長 。

評 価 期 間 : 4 月 か ら 9 月 ま で の 間 ( 基 準 日 : 1 0 月 1 日 )

1 0 月 か ら 3 月 ま で の 間 ( 基 準 日 : 3 月 3 1 日 )

内 容 : ・ 能 力 評 価 に つ い て は 、 役 職 別 ・ 職 種 別 に 設 定 し た 評 価 シ

ー ト に よ り 、 実 際 に 見 ら れ た 行 動 に 基 づ き 、 評 価 を 行 う 。

・ 目 標 管 理 に つ い て は 、 課 長 級 以 上 を 対 象 と し て 、 年 度 当

初 に 、 1 次 評 価 者 と 面 談 の 上 決 定 し た 目 標 の 達 成 状 況 に 基

づ き 、 評 価 を 行 う 。

面 談 の 機 会 : 評 価 期 間 の 最 後 の 1 か 月 に 実 施 。

処 遇 反 映 : 特 に 優 秀( 5 % )、優 秀( 2 0 % )、良 好( 7 5 % )、良 好 で な

い ( 5 0 点 未 満 の 者 ) に 分 類 す る 。

勤 勉 手 当 は 、良 好 の 者 の 支 給 月 数 を 若 干 引 き 下 げ 、特 に 優 秀 、

優 秀 の 区 分 の 者 の 支 給 月 数 を 引 き 上 げ る 。

昇 給 に つ い て は 、 良 好 の 者 を 標 準 の 昇 給 幅 と し 、 特 に 優 秀 、

優 秀 の 区 分 の 者 の 昇 給 幅 を 引 き 上 げ る 。

① 目 的 の 明 確 化 、 職 員 へ の 浸 透

人 事 評 価 の 最 大 の 目 的 は 、 市 民 サ ー ビ ス の 向 上 で あ り 、 職 員 の 能 力 開 発 及 び

人 材 育 成 へ の 反 映 を 図 り 、 も っ て 公 正 か つ 効 率 的 な 人 事 行 政 を 行 う た め の ツ ー

ル で す 。

目 的 や 制 度 に 対 す る 理 解 を 深 め る と と も に 、 評 価 に 対 す る 認 識 を 共 有 し 、 評

価 そ の も の の バ ラ つ き 等 を 少 な く す る た め 、 全 て の 職 員 を 対 象 と し た 研 修 を 定

期 的 に 実 施 し な け れ ば な り ま せ ん 。

② 制 度 の 課 題

(25)

評 価 す る よ り も 能 力 の 評 価 に 重 点 が 置 か れ 、 結 果 と し て 、 一 定 の 偏 り が 見

ら れ て い る こ と

→ 人 事 評 価 の う ち 、 特 に 勤 勉 手 当 に 反 映 す る の は 、 職 員 の 、 評 価 期 間

に お け る 頑 張 り で あ る に も か か わ ら ず 、 人 物 評 価 に 重 点 が 置 か れ る こ

と で 、 偏 り が 生 じ て い る も の と 考 え て い ま す 。

・ 評 価 結 果 を 相 対 化 し た 後 、 ど の よ う に 給 与 反 映 す る か 。

・ 「 良 好 で な い 」 評 価 に 終 わ っ た 職 員 に 対 す る フ ォ ロ ー ア ッ プ 研 修 、 分 限

処 分 と の 連 携

③ 人 事 評 価 制 度 を 核 と し た ト ー タ ル 人 事 制 度 の 構 築 に 向 け て

ト ー タ ル 人 事 制 度 と は 、「 採 用 」「 異 動 」「 昇 任 ・ 昇 格 」「 研 修 」「 分 限 ・ 懲 戒 」

「 表 彰 」「 給 与 」な ど の 人 事・ 給 与 制 度 を 、人 事 評 価 制 度 を 中 心 に 据 え 、有 機 的

に 結 び つ け 、 人 材 マ ネ ジ メ ン ト を 進 め る 制 度 で す 。

本 市 で は 、 各 制 度 を 連 携 さ せ る た め の 核 に 「 人 事 評 価 制 度 」 を 配 し 、 人 事 評

価 制 度 に 基 づ い た 「 異 動 」、「 昇 任 ・ 昇 格 」、「 研 修 」、「 分 限 ・ 懲 戒 」、「 表 彰 」 の

実 施 及 び 「 給 与 」 と の 連 携 ・ 反 映 を 行 い 、 組 織 マ ネ ジ メ ン ト 力 の 強 化 に 努 め て

ま い り ま す 。

具 体 的 に は 、 人 事 評 価 制 度 の 課 題 点 等 を 解 決 し 、 制 度 の 質 の 向 上 を 図 っ た 上

で 、 連 携 ・ 反 映 を 進 め る こ と と し ま す 。

採 用 優 秀 な 職 員 の 行 動 特 性 を 基 準 と し た コ ン ピ テ ン シ ー に 基 づ く 採 用 。

異 動

人 事 評 価 結 果 に 基 づ き 、適 性 を 見 極 め た 上 で の 職 員 の 配 置 を 進 め る と と

も に 、 今 後 は 、 自 己 申 告 の ツ ー ル と し て も 活 用 す る 。

・特 に 良 好 で な い 成 績 に 終 わ っ た 職 員 に 対 す る「 職 務 に 関 す る 希 望 調

査 」 の ツ ー ル と す る 。

昇 任 ・ 昇 格 人 事 評 価 結 果 を 参 考 に 、 昇 任 ・ 昇 格 を 行 う 。

研 修

受 講 対 象 者 の 決 定 に 活 用 す る と と も に 、研 修 テ ー マ を 検 討 す る に あ た っ

て の 検 討 材 料 と す る 。

ま た 、良 好 で な い 成 績 に 終 わ っ た 職 員 に 対 し て は 、O J T に よ る 特 別 研

修 を 実 施 す る 。

分 限 処 分

良 好 で な い 成 績 に 終 わ っ た 職 員 に つ い て 、特 別 研 修 の 結 果 を 踏 ま え 、分

限 処 分 を 科 す 場 合 が あ る ( 免 職 、 降 任 、 降 給 )。

ま た 、希 望 降 任 制 度 を 導 入 す る こ と に よ っ て 、良 好 で な い 成 績 に 終 わ っ

た 職 員 が 、 自 ら 降 任 す る こ と を 可 能 と す る 。

表 彰

人 事 評 価 結 果 に 基 づ き 、長 期 在 職 後 の 退 職 者 に 対 す る 表 彰 の 可 否 を 決 定

す る 。

給 与

人 事 評 価 結 果 を 、 昇 給 ( 1 0 月 か ら 9 月 ま で の 間 、 2 回 の 評 価 結 果 )及

び 勤 勉 手 当( 年 2 回 )に 反 映 す る 。昇 任・昇 格 の 結 果 の 反 映 と も 言 え る 。

(26)

-( 4 ) 研 修 制 度

研 修 に つ い て は 、 池 田 市 民 の た め に 「 自 ら 考 え 、 行 動 で き る 自 律 型 職 員 」 の

育 成 を 行 う こ と を 目 標 と し て 、 自 学 ・ 自 習 を 基 本 に 、 O J T や 自 己 参 画 型 の 研

修 等 、 組 織 と し て 学 ぶ 機 会 を 提 供 し ま す 。

一 方 で 、 職 員 一 人 ひ と り に 「 研 修 履 歴 カ ー ド 」 の 作 成 を 求 め 、 人 事 評 価 に お

い て 、 目 標 管 理 や 面 談 の 際 に 、 育 成 の 観 点 か ら 受 講 が 必 要 な 研 修 や 今 後 の 目 標

を 共 有 す る た め の ツ ー ル と し て 活 用 す る こ と と し ま す 。

① 今 後 の 基 本 方 針 、 重 点 項 目

・ 階 層 別 研 修 中 心 の 集 合 研 修 か ら 脱 却 し 、 自 学 ・ 自 習 の 選 択 制 の 研 修 機 会

の 提 供 に 努 め る 。

・ す ぐ に で も 実 務 に 生 か す こ と が で き る 研 修 、 日 ご ろ の 習 慣 を 変 え る 研 修

を 中 心 に 、 役 立 つ 行 政 情 報 の 発 信 に 努 め る 。

・ 他 団 体 の 職 員 や 市 民 と の 交 流 の 機 会 を 提 供 し 、 人 的 ネ ッ ト ワ ー ク を 構 築

で き る 機 会 を 通 じ て 、 多 様 な 価 値 観 を 学 ぶ 。

・ 組 織 及 び 職 員 自 ら に 求 め ら れ る マ ネ ジ メ ン ト 力 の 向 上 、 キ ャ リ ア 形 成 を

支 援 す る 。

② 研 修 の タ ー ゲ ッ ト

・ 新 規 採 用 職 員 を 、 O J T 、 ロ ー テ ー シ ョ ン 人 事 な ど を 通 じ て 、 早 期 に 育

成 し 、 3 ∼ 5 年 後 に 、 後 輩 職 員 を 自 ら の 経 験 等 を 元 に 職 場 で 育 成 で き る 環

境 を 整 備 し 、 人 材 育 成 に 関 す る 好 循 環 を 産 み 出 す こ と を 目 指 す 。

・ 採 用 後 1 0 年 ま で の 職 員 ( 概 ね 3 0 代 前 半 ま で の 職 員 ) を 、 コ ア 人 材 と

な る べ き 世 代 と し て 、 重 点 的 に 育 成 。

③ 今 後 の 研 修 体 系

自 学 ・ 自 習 を 基 本 に 、 上 司 や 組 織 が 、 学 ぶ 機 会 を 提 供 し 、 意 欲 の 継 続 を 支 援

す る と と も に 、職 員 自 身 が 、研 修 履 歴 を 管 理 し 、人 事 評 価 制 度 の 面 談 に お い て 、

上 司 と 育 成 ポ イ ン ト や 受 講 が 必 要 な 研 修 な ど を 相 談 し 、 方 向 性 の 共 有 を 図 り ま

(27)

研 修 の 基 本 は 、 自 学 、 自 習

【 意 欲 の 大 小 が 成 長 ス ピ ー ド に 大 き く 影 響 】

職 員 の 役 割 ( 自 学 ・ 自 習 、 自 ら プ ラ ン 作 成 )

・ 自 分 の 成 長 は 、 自 分 で 管 理 。 自 ら キ ャ リ ア プ ラ ン 作 成

・ 必 要 な 情 報 は 、 書 籍 や ・ イ ン タ ー ネ ッ ト で 情 報 収 集 す る

・ 受 講 す る 研 修 を 選 択 ・ 計 画 研 修 履 歴 は 自 分 で 管 理

・ 研 修 履 歴 を 作 成 し て 、 面 談 を 通 じ て 、 育 成 ポ イ ン ト 、 受 講 研 修 等 を 相 談

☆ 教 わ る こ と に 慣 れ て い て 、 自 分 か ら 考 え 、 行 動 す る の が 苦 手 で は あ

り ま せ ん か 。

池 田 市 で は 、自 ら 考 え 、調 査 し 、複 数 の 選 択 肢 を 提 案 で き る 人 材 を「 求

め る 職 員 」 に 設 定 し て い ま す 。

実 務 や 職 場 で の 指 導 で 上 司 が

フ ォ ロ ー 、 意 欲 ア ッ プ

【 職 員 の 成 長 す る 8 割 は 、 職 場 で の 経 験 や 実 務 】

職 場 の 役 割 ( 実 務 を 通 じ て 意 欲 ア ッ プ 支 援 )

・ 上 司 の 働 き か け で 、 意 欲 継 続 ・ 意 欲 ア ッ プ を 支 援

・ 勤 務 成 績 の よ く な い 職 員 を 支 障 の な い レ ベ ル に 引 き 上 げ る 。

・ 人 事 評 価 の 面 談 時 に 、 研 修 履 歴 を も と に 、 育 成 指 導

・ 得 意 分 野 の 能 力 向 上 ・ 弱 点 克 服 の た め の 支 援 ( 研 修 受 講 な ど )

【 ど の よ う に 成 長 さ せ る か 】 ど ん な と き に 成 長 し た か ?

( 職 員 ア ン ケ ー ト よ り )

困 難 な 仕 事 を や り と げ さ せ る 、 ワ ン ラ ン ク 上 の 仕 事 を さ せ る 、

責 任 を 持 た せ る 、 新 た な 仕 事 を 与 え る

→ 本 人 の 意 欲 と と も に 、 O J T ・ 上 司 の 役 割 ・ 組 織 風 土 が 大 き く 影 響

☆ 上 司 の は た ら き か け で 、 意 欲 ア ッ プ

熱 い 、 ハ ー ト あ る 人 を 育 て る の は 、 上 司 の 仕 事 で す 。

学 ぶ 機 会 を 提 供

組 織 の 方 針 な ど の 情 報 発 信

【 実 務 に 役 立 つ 理 論 や 戦 略 、 必 須 知 識 情 報 、 仕 事 力 の ア ッ プ 術 を 提 供 】

研 修 担 当 課 の 役 割 ( 情 報 提 供 ・ 意 欲 ア ッ プ 支 援 )

・ 実 践 に 生 か せ る 研 修 、 習 慣 を 変 え る 研 修 を 中 心 に 、 行 政 職 員 に 有 益 な 情

報 を 発 信

・ 他 都 市 職 員 や 市 民 と の 交 流 機 会 を 提 供 ( 多 様 な 価 値 観 を 学 ぶ 。)

・ 重 点 事 項 ( 新 人 ・ 中 堅 職 員 の 育 成 )

○ 新 人 を 職 場 の 上 司 と 連 携 し て 、 早 期 育 成 。

○ ミ ド ル 世 代 ( 中 堅 職 員 ) を 早 期 昇 格 に 備 え 、 育 成 ・ 支 援 。 自 学 ・ 自 習 ( 意 欲 )

職 場 研 修 ・ 職 場 で の 実 務 経 験 ・ O J T

職 員 研 修・ウ ォ ン バ ッ ト 塾・派 遣 研 修

(28)

-【 対 象 者 拡 大 セ ミ ナ ー ( 交 流 の 機 会 を 提 供 )】

職 員 研 修

( 階 層 別 研 修 ・ 専 門 研 修 な ど ) 対 象 池 田 市 職 員

対 象 池 田 市 職 員

い け だ ウ ォ ン バ ッ ト 塾 近 隣 都 市 職 員

住 民 ・ 学 生 な ど

・ N P O 地 域 づ く り ス タ ッ フ

・ 自 治 会 ・ 地 域 協 議 会

・ 大 学 生 ・ 高 校 生 な ど

内 容

喫 緊 課 題 研 究 会 ( 基 調 講 演 + パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン な ど )

事 例 研 究 会 ( 基 調 講 演 + 先 進 都 市 事 例 ・ 意 見 交 換 会 )

行 政 課 題 研 究 会 ( 講 演 会 + 意 見 交 換 会 )

内 容 に よ り 対 象 者 を 拡 大 し 、 自 律 的 な 人 材 育 成 を 促 進 す る と と も に 、 人

的 ネ ッ ト ワ ー ク の 構 築 を 図 る 。

【 O J T ( 職 場 内 研 修 ) の 推 進 】

O J T ( 職 場 内 研 修 ) は 、 O n T h e J o b T r a i n i n gの 略 で あ り 、 上 司 が 、 部

下 に 対 し て 、 能 力 向 上 ・ 開 発 の た め に 、 日 常 業 務 に お い て 、 仕 事 を 進 め る 過 程

で 必 要 な 知 識 ・ 能 力 ・ 態 度 ・ 意 欲 ( 政 策 を 策 定 す る 能 力 、 遂 行 す る 能 力 ) を 高

め る た め に 指 導 を 行 う も の で す 。 現 在 の 能 力

当 面 必 要 と す る 能 力

将 来 必 要 と す る 能 力

期 待 水 準

O J T ニ ー ズ

問 題 項 目・指 導 項 目

(29)

O J T の 推 進 に あ た っ て は 、 指 導 さ れ る 職 員 と の 面 談 等 を 通 じ て 、 3 年 後 、

5 年 後 と い っ た 近 い 将 来 、「 ど の よ う な 職 員 に な り た い か 、な る べ き か 」を 共 有

し 、 目 指 す 職 員 像 に な る た め に 必 要 な 能 力 を 明 ら か に し て 、 1 年 間 と い っ た 決

ま っ た 期 間 に お け る 計 画 を 決 め ま す 。

O J T 期 間 中 は 、 成 果 や 達 成 状 況 を 評 価 し 、 目 標 や 計 画 と 現 状 に ず れ が 見 ら

れ た 場 合 に は 、 そ の 原 因 を 分 析 し 、 目 標 や 計 画 を 修 正 し た り 、 ず れ を 解 消 す る

た め に 必 要 な 取 組 み を 明 ら か に し た 上 で 、 育 成 に 努 め ま す 。

O J T を 推 進 す る 上 で 欠 か せ な い の が 面 談 で す 。 定 期 的 に 実 施 し 、 そ の 都 度

指 導 す る 、 指 導 さ れ る 職 員 の 双 方 が 、 現 状 を 把 握 し 、 目 標 達 成 に 必 要 な こ と を

共 有 し な が ら 取 組 み を 進 め て い き ま す 。

自 主 的 、 意 欲 的 、 創 造 的 、 教 育 的 な 職 場 風 土 を 醸 成 し 、 上 司 の 意 気 込 み と 仕

事 を 通 じ て 自 分 を 高 め よ う と す る 職 員 一 人 ひ と り の 自 己 啓 発 意 欲 が 求 め ら れ ま

す 。

【 職 場 外 研 修 ∼ 他 流 試 合 を 通 じ て 、 自 分 を 磨 く 】

Q C 活 動 や 自 主 研 究 グ ル ー プ の 活 動 の 対 象 を 拡 大 し 、 近 隣 自 治 体 職 員 と の 共

同 研 究 ・ 研 修 を 行 う こ と で 、 池 田 市 に な い 風 土 や シ ス テ ム 、 市 民 感 覚 を 学 ぶ こ

と が で き る と と も に 、 視 野 を 広 げ 、 人 的 ネ ッ ト ワ ー ク を 広 げ る こ と が 可 能 と な

り ま す 。

今 年 度 か ら 開 催 し て い る 「 い け だ ウ ォ ン バ ッ ト 塾 」 を 通 じ て 、 意 識 の 高 い 近

隣 自 治 体 職 員 と の 交 流 を 進 め 、 共 同 研 究 が 実 施 で き る 仕 掛 け づ く り を 進 め て ま

い り ま す 。

そ の 他 に も 、 従 来 の 階 層 別 研 修 、 派 遣 研 修 を 開 催 し 、 職 場 外 で 学 ぶ 機 会 を 提

供 し ま す 。

( 参 考 ) 修 学 部 分 休 業 制 度

法 第 2 6 条 の 2 第 1 項 に 規 定 さ れ 、 職 員 が 申 請 し た 場 合 に お い て 、 公 務 に 支

障 が な く 、 か つ 当 該 職 員 の 公 務 に 関 す る 能 力 の 向 上 に 資 す る と 認 め る と き は 、

条 例 で 定 め る と こ ろ に よ り 、 当 該 職 員 が 、 大 学 そ の 他 の 条 例 で 定 め る 教 育 施 設

に お け る 修 学 の た め 、 2 年 を 超 え な い 範 囲 内 に お い て 条 例 で 定 め る 期 間 中 、 1

週 間 の 勤 務 時 間 の 一 部 に つ い て 勤 務 し な い こ と を 承 認 す る こ と が で き る 制 度 。

図 1   役 職 別 の 年 齢 分 布 ( 平 成 2 6 年 4 月 1 日 )

参照

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