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平成 27 年 2 月 2 日 駅前東館跡地活用調査特別委員会資料 総務企画部 政策企画課
駅前東館跡地活用の基本的方向性について
１ 駅前東館跡地を活用したまちづくりについて
(1) 中心市街地活性化基本計画（策定中）の概要（別紙「図」を参照） ①中心市街地全体の整備ビジョン
・集客力向上と人の回遊性向上をめざし，駅前に新たな集客拠点を整備。
・駅前から三原内港にかけたエリアをにぎわい交流拠点として再生し，中心性を復活。
・駅前の集客拠点を中心に，生活利便性が高まった円一町エリアから，鉄道北側の歴史 文化資産が残る本町エリアを接続する南北軸の回遊性を高める。
②中心市街地活性化基本計画内での駅前東館跡地の位置づけ
・中心市街地を「おもてなし交流ゾーン」，「快適環境居住ゾーン」，「生活サポートゾー ン」，「歴史・文化ゾーン」に区分し，駅前東館跡地は「おもてなし交流ゾーン」に位 置する。
・「おもてなし交流ゾーン」は来街者をもてなし，にぎわいに溢れた三原の新しい魅力 が感じられる場所で，市民により便利なサービスを提供し，まちの元気を市内外に発 信できるにぎわい交流拠点として整備する。
・駅前東館跡地は，市内外から人が集まり交流できる新たな集客拠点を整備する。
(2) 駅前東館跡地の役割
・活性化の実現には，まず人が集まることが第一歩であり，中心市街地の中心に位置す る駅前東館跡地は，人が集まり，にぎわいにつながる場所として，早急に活用するこ とが必要。
・駅前東館跡地への集客を中心市街地全体の活性化につなげるとともに，中心市街地全 体の活性化が駅前東館跡地にも相乗効果をもたらすことを，中心市街地活性化基本計 画で位置づける。
駅前東館跡地を「人が集まり，にぎわいにつながる場所」として活用する。
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２ 集客の方向について
(1) 集客対象として考えられる者（例）
区分 対象者（例）
居住地別
＜市内＞
・中心市街地内の居住者や従業員，近隣地区の居住者，市内全域の居住者
＜市外＞
・近隣市町居住者（竹原市，尾道市，東広島市，世羅町など），県内居住者， 県外居住者，海外
属性別
・学生，若者
・ファミリー
・中高年者
・高齢者
・ＪＲ三原駅利用者（通勤・通学者等）
・出張者（近隣市町を含む）
・観光客 など
(2) 民間事業者の意見と想定される集客の方向
民間事業者の意見 集客の方向
交通利便性，生活利便性を活かした 生活者向け施設の成立可能性が高い。
中心市街地生活者，近隣地区の居住者，市 内全域の居住者など，ターゲットとしては
「市民」を想定している。 宿泊特化型ホテル（ビジネスホテ
ル）の進出を検討している事業者が存 在する。
「市外」の人をターゲットとし，主に出張 者を想定している。一方，新たな宿泊施設が 整備されることで，現在，市外へ逃している 宿泊客の獲得も想定している。
図書館は，多世代が利用し安定した 集客が見込まれ，併設民間施設への集 客で波及効果が高い。
基本的に「市民」を対象とし，多世代の集 客を見込むとともに，民間事業者の提案次第 では「市外」も対象となりうる。
○民間による集客
・民間が開発に参加する条件として，収益性を前提に施設を検討するた め，集客のターゲットは事業者が調査した市場の状況等からの提案に よるものとなる。
○市が担う集客
・人が集まり，にぎわいにつながる場所とするため，市が図書館や広場等 を整備することが想定される。その場合は多世代の市民を安定的に集客 できる運営等を検討する。
○集客の相乗効果
・民間の提案内容や魅力的な施設運営，市の観光施策等の推進により， 集客の相乗効果を生み，市外の人も戦略的なターゲットとなりうる。
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３ 民間活用について
(1) 市有地における民間活用の分類
区分 概要 特徴
民間単独事業 民間事業者が企画し，民間事業 者の責任において施設を建設・ 運営する。
・土地を売却又は賃貸するため，市の 土地・建物に対する保有リスクが少 ない。
・開発内容は民間事業者に委ねるこ とになり，市は関与できない。 民間主導によ
る官民連携事 業
市が示す方針に沿って，民間事 業者が敷地のコンセプト，導入 施設を設定し，官民連携のもと， 施設を建設・運営する。
＜導入施設の構成＞
①民間施設のみで構成
②民間施設を中心に，一部公共 施設を含み構成
③公共施設を中心に，一部民間 施設を含み構成
・民間施設を含め，市の方針に沿った 活用が見込める。
・公共施設を含むすべての導入施設 を，民間事業者が一体的に設計・建 設・管理運営を行うことができる。
※民間事業者への調査結果
・①は，現状では困難。
・②は，安定的な集客が見込める図 書館等の併設希望がある。
・③は，検討されていない。
(
2) 民間事業者の意見概要・当該地は容積率が 300％以上 600％以下の規制がある高度利用地区であり，開発面積 が大きく，民間施設のみでの成立が難しい。
・現状の社会経済環境の中，地方都市において，民間施設のみで整備できる可能性は低 く，実現は困難。
・公共施設の整備及び集客があれば，民間事業として進出の可能性が高まる。
○民間活用の考え方
・人が集まり，にぎわいにつながる場所とするためには，公共の一定の役割 として公共施設導入を含む民間主導の開発をめざすことも必要。
・官民連携により，公共施設部分へも民間ノウハウを活かした効果的・効率 的な整備・運営が期待できるとともに，民間進出の可能性が高まる。
別 紙
図：ゾーン区分及び歩行者動線の形成
出典 中心市街地活性化基本計画策定委員会 第３回資料（1/22 開催）
