第5章
新庁舎の施設計画
第5章
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新庁舎の施設計画
5- 1. 新庁舎の建設場所・敷地
( 1) 建設場所・敷地
新庁舎の建設場所については、基本構想において比較・検討を行ってきましたが、
以下の理由により、現在地(本庁舎敷地)に決定します。
・ 都市計画マスタープランにおいて、行政・商業・福祉・医療・歴史・文化などの
機能を集約する都市核に位置付けられており、まちの顔となる都市空間の形成を図
る地域であること。
・ 草加において古くより宿場町としてこの地域の中核的な場所であること。
・ 商業地域であるため新庁舎建設において法令等の制限が少ないこと。
・ 駅から至便な距離にあること。
・ 長年市民の利用に供されていること。
( 2) 敷地周辺環境の整理
新庁舎建設敷地の周辺は、都市計画法の商業地域に指定されており、庁舎、店舗、
住宅などの建物を建てることができます。
周辺には、一戸建ての住宅、共同住宅、店舗、事務所等が混在しており、共同住宅
については、本庁舎(3階)や西棟(5階)より高いものが多く建っています。
また、敷地の東・南・西の3方向は市道に接しており、旧日光街道である東側道路
は、旧町地区の風景・にぎわい創出のまちづくり事業により拡幅が計画されています。
このため、新庁舎の建設に当たっては、道路拡幅により敷地が減少された条件で計
画を進めるものとします。
・敷地概要(法令条件)
地名地番 草加市高砂 1 丁目1番1 防火指定 防火指定なし
敷地面積 4, 759. 41 ㎡(東側道路拡幅後) 道路斜線 適用距離 20m 勾配 1. 5
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敷地周辺写真 敷地周辺図
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5- 2. 新庁舎の規模
基本構想では、職員数から必要な床面積を算定する国土交通省の基準を用いて、新庁
舎の面積を約 10, 000 ㎡としていましたが、基本計画策定を進める上で、新庁舎に必要な
機能として、市民が利用できるスペースや、期日前投票所・臨時申請窓口会場など多目
的に利用できるスペースとして、ロビー・ギャラリーを設けること、また、現状の庁舎
の実態調査の結果、会議室や倉庫等を適正に確保する必要があるため、現時点において
は、新庁舎の面積を 12, 000 ㎡程度と想定します。なお、今後の設計において、必要とな
る面積を個別具体的に検証し、適正な規模の庁舎を整備するものとします。
各庁舎の整備面積:㎡(想定)
新庁舎
2, 000 程度
西棟(既存)
中
層
階 5, 000 程度
屋上階 27. 39 第二庁舎(既存)
5階 658. 26 5階 495. 84
4階 658. 26 4階 712. 88
3階
5, 000 程度
3階 666. 15 3階 712. 88
2階 2階 709. 63 2階 1, 116. 56
1階 1階 786. 01 1階 766. 33
合計 12, 000 程度 合計 3, 505. 70 合計 3, 804. 50
※ 新庁舎の階数は未定であり、今後の設計において検討します。
※ 新庁舎の駐車場や第二庁舎の1階ピロティ駐車場は含みません。
※ 小数点第3位以下四捨五入しているため、合計と合わない場合があります。
※ に、多くの市民が利用する窓口等を配置します。
上
層
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5- 3. 新庁舎の配置
( 1) 配置の基本条件
新庁舎の配置については、「第4章 新庁舎建設の基本的な考え方」を踏まえつつ、
周辺環境や都市景観への影響を考慮し検討していきます。また、既存の西棟への連絡
(渡り廊下)や駐車場からのアプローチ等も十分考慮します。
( 2) 配置イメージ
配置の基本的な考え方を基にした新庁舎の配置を想定します。詳細な配置について
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5- 4. 平面ゾーニング
平面ゾーニングについては、利用者の利便性や職員の効率性、各課の連携など最適な窓
口空間と執務環境に配慮しつつ、設計段階で計画される新庁舎の配置・形状との調整を図
りながら、最適なゾーニングを検討します。
また、新庁舎に求められる機能の一つであるロビー・ギャラリーは、市民が利用しやす
いよう1階に配置し、多目的な利用ができるようにします。
詳細な平面ゾーニングについては、今後の設計において検討していきます。
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5- 5. 断面ゾーニング
利用者の利便性と職員の業務効率性を考慮し、断面ゾーニングについては、下記のと
おりとし、具体的な階数や部署の配置等については、今後の設計において検討していき
ます。
・ 多くの市民が利用する窓口は、西棟も含めて低層階(1∼3階)の配置とします。
・ 情報コーナー、市民交流、市民団体等が活動できるギャラリーを1階に配置します。
・ 各課や関連性の高い窓口等、近接性の必要のある部署は、業務効率を重視し、同一
階又は近接階への配置とします。
・ 議場については、大きな空間を必要とすることや議会の独立性の観点から、高層階
への配置を検討します。
※ 新庁舎の階数は未定であり、今後の設計において検討します。
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5- 6. 建物構造
近年の全国各地における大地震の教訓を生かし、新庁舎の持つ重要性、また防災拠点と
しての庁舎の役割を鑑みると、より耐震性・安全性が高く計画の自由度も高い免震構造で
計画します。
また、本体躯体の構造については、今後の基本設計において比較・検討の上、決定する
こととします。
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5- 7. 駐車場・駐輪場
( 1) 駐車場
新庁舎や西棟の玄関にアクセスしやすい位置に平面駐車場を設け、障がい者用駐車
場を優先して確保します。また、バス等の乗り入れが可能な車路も設けます。
なお、敷地の制約上、必要な駐車場を全て平面に確保することが困難であるため、
免震構造の免震層を活用した地下駐車場を新たに整備します。地下駐車場へのアプロ
ーチは、周辺環境への配慮や交差点との隔離を確保するため、敷地北側に設けます。
また、本庁舎敷地斜向かいの第二駐車場(立体駐車場)も引き続き活用します。
駐車場の整備台数(想定)
・本庁舎周辺
駐車場 駐車台数 備考
新庁舎駐車場
(平面・地下)
障がい者用 2台程度
一般用 50台程度
今後整備
第二駐車場(立体駐車場) 一般用 57台 既存
合計 109台程度
・第二庁舎周辺
駐車場 駐車台数 備考
平面駐車場
障がい者用 1台
一般用 11台
既存
第四駐車場(平面駐車場)
障がい者用 1台
一般用 20台
既存
合計 33台
( 2) 駐輪場
駐輪場の配置については、来庁者が利用しやすい場所に計画し、現状の台数及び外
部庁舎の集約による増数を踏まえ、150 台程度確保します。また、公用で利用する駐輪
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駐車場・駐輪場ゾーニング 駐輪場等
第6章
新庁舎建設に向けた事業計画
第6章
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新庁舎建設に向けた事業計画
6- 1. 事業方式・発注方式
新庁舎の整備手法については、平成26年度の基本構想策定時に、従来方式(設計・施
工分離発注)、DB方式(設計・施工一括発注)、PFI方式について概要と特徴を整理し、
平成27年度には民間事業者が持つ事業ノウハウや資金を活用する整備手法(民活手法)
について具体的な比較・検討を行ってきました。
平成28年度には、本基本計画策定を進める中で、新庁舎の具体的な整備内容が決定し
たことを受けて、改めて新庁舎の整備手法を検討した結果、以下の理由により、従来方式
(設計・施工分離発注)とするものとします。
なお、設計業務の発注に当たっては、庁舎には機能性、利便性、経済性、快適性等が求
められることから、設計料の多寡による選定方式によってのみ設計者を選定するのではな
く、設計者の創造性、技術力、経験等を考慮したプロポーザル方式により選考するものと
します。
(民活手法を採用しない理由)
・ 市民サービスを提供する市役所業務の性質上、民間事業者のノウハウを取り入れる要
素が少ないこと。
・ 収益の見込めるテナント等の付帯施設を設けないため、民間事業者のノウハウを取り
入れる要素が少なく、経営利益の期待が少ないこと。
・ 詳細な実施設計前に民活手法を発注するため、適正な工事費であるか検証することが
困難であること。
・ 民活手法の発注後における、仕様等の変更に柔軟に対応できないこと。
・ 民間による資金調達が起債金利に比べて高いこと。
・ 庁舎建設基金の計画的な積立により、財源確保に見通しが立ったこと。
・ 地方自治体の庁舎における民活手法の事例が少なく、その効果の検証事例が乏しいこ
と。
・ 従来方式の方が、災害時・緊急時等に柔軟に庁舎を利用できること。
第6章
新庁舎建設に向けた事業計画
6- 2. 事業スケジュール
新庁舎は、平成33年度中の完成を目標に進めていきます。
今後は、この基本計画を基に、基本設計・実施設計に反映させ、建設工事に着手します。
平成29年度 平成30年度 平成31年度 平成32年度 平成33年度
発注手続
※ 上記スケジュールは予定であり、今後の進捗状況や設計内容によって変更する可能 性があります。
※ 西棟改修工事は、新庁舎への引っ越し後の平成34年度以降を予定しています。 基本設計・実施設計
申請関係
発注手続
解体工事
発注手続
建設工事
外構工事
第6章
新庁舎建設に向けた事業計画
6- 3. 工事計画・仮設計画
新庁舎は、既存の本庁舎と同じ位置に建設するため、本庁舎の解体工事を先に行う必要
があります。また、既存の西棟を引き続き活用し、窓口業務も行っていることから、来庁
者の安全対策を十分考慮した計画が求められます。
以下に、工事計画・仮設計画の手順を示します。
フロー1 工事内容
①本庁舎、別館、外構解体工事
フロー2 工事内容
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フロー3 工事内容
③外構・植栽工事
フロー4 工事内容
④新庁舎へ引っ越し
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新庁舎建設に向けた事業計画
6- 4. 概算事業費
現時点における概算事業費は、以下のとおり想定しています。ただし、今後の建設資
材等の変動等の経済状況を注視して、適時、見直しを図るものとします。
工 事 区 分 概算費用(税込) 備 考
新庁舎建設工事 82.6 億円
建築工事、電気設備工事、
機械設備工事、外構工事、植栽工事
本庁舎・別館解体工事 3.4 億円
設備切廻しを含む
西棟改修工事 1.7 億円
合 計 87.7 億円
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新庁舎建設に向けた事業計画
6- 5. 財源計画
新庁舎建設の事業費については、平成21年度より積み立てを開始した庁舎建設基金
や、将来世代との負担平準化の観点から市債を活用することにより、新庁舎建設事業中
の急激な財政負担を極力抑えるように財源計画を検討していきます。
また、国・県等の補助金・地方債等の財政的支援についても、適用条件・期間等を検
討し、活用できる支援については積極的に活用を図っていきます。
①庁舎の耐震化の推進を目的とした支援制度
・住宅・建築物安全ストック形成事業 … 国土交通省
・防災対策事業(公共施設等耐震化事業) … 消防庁
②環境負荷の低減を目的とした支援制度
・省エネ設備等導入支援事業 … 環境省