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第4章 行動計画 健康・食育みはらプランを策定しました 三原市ホームページ

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(1)

行動計画   

第 4

おいしく食べて健康なこころと身体を育むまち

(1)栄養・食生活・食育

目標の設定

目標1:生活習慣病の予防・改善につながる食生活を実践

    しましょう

目標2:家庭・地域での共食(きょうしょく)を推進しましょう

目標3:食に関する体験活動を増やしましょう

目標4:地産地消と郷土料理の継承を推進しましょう

目標5:食育の実践を支える環境を充実させましょう

現状・問題点

■目標1:生活習慣病の予防・改善につながる食生活を実践しましょう

■目標1:生活習慣病の予防・改善につながる食生活を実践しましょう

■目標1:生活習慣病の予防・改善につながる食生活を実践しましょう

⃝ 食育に関心がある人は67.0%で,平成20(2008)年度と比較して1割減少しています。特に, 若い人の関心が低い傾向にあります。

⃝ 食事バランスガイドを参考にしている人は18.4%に留まっています。また,食事バランスガ イドを「知らない」人が35.1%います。

⃝ 食品選びに添加物や安全性に気をつける人は49.1%で,平成20(2008)年度と比較して15.8ポ イント下がっています。

⃝ 朝食を毎日食べる人は20∼39歳で75.6%と低くなっており,この年代ではほとんど食べな い人が9.8%います。

⃝ ほぼ毎日夜遅い食事をする人は,朝食を毎日食べる割合が76.9%と低くなっています。

⃝ 朝食の欠食理由で,23.7%の女性が「食べる習慣がない」と回答しています。

⃝ 40歳以上の肥満の割合が20%を超え,男性の肥満が増加傾向にあります。

⃝ 15∼19歳でやせの割合が26.0%と高くなっています。

■目標2:家庭・地域での共食(きょうしょく)を推進しましょう

■目標2:家庭・地域での共食(きょうしょく)を推進しましょう

■目標2:家庭・地域での共食(きょうしょく)を推進しましょう

⃝ 家族一緒の食事頻度は朝食57.7%,夕食71.3%です。(全国:朝食60.3%,夕食71.8%)

⃝ 朝食を家族と一緒にしない理由は「家族と時間が合わない(50.6%)」「自分が忙しい (12.0%)」「特に理由はない7.7%)」となっています。

⃝ 夕食を家族と一緒にしない理由は「家族と時間が合わない(48.2%)」「一人で食べたい (8.9%)」「特に理由はない(7.7%)」「自分が忙しい(7.7%)」「一緒に食べる習慣がない (7.7%)」となっています。

(2)

⃝ 食事の時に家族とよく会話をする人は,朝食57.3%,夕食66.4%となっています。

⃝ 家族と食事をする頻度が高い人の方が食事が美味しいと感じる割合が高くなっています。

⃝ 家族と食事のときに会話をする頻度の高い人のほうが食事をおいしいと感じる割合が高く なっています。

■目標3:食に関する体験活動を増やしましょう

■目標3:食に関する体験活動を増やしましょう

■目標3:食に関する体験活動を増やしましょう

⃝ 料理をほとんど毎日している人は43.2%と半数に達していません。

⃝ 料理について,男性はほとんどしない人が7割,女性はほとんど毎日する人が7割となっ ています。

■目標4:地産地消と郷土料理の継承を推進しましょう

■目標4:地産地消と郷土料理の継承を推進しましょう

■目標4:地産地消と郷土料理の継承を推進しましょう

⃝ 地産地消の認知度は82.4%です。

⃝ 地産地消を実践している人は43.3%で,平成20(2008)年度と比較して5.2ポイント減少して

⃝ 地産地消を実践しない理由は「違いがよくわからない(42.0%)」「地元産を買いたいが経済います。 上安い方を選択(35.8%)」「どれが地元産かわかりにくい(26.4%)」となっています。

■目標5:食育の実践を支える環境を充実させましょう

■目標5:食育の実践を支える環境を充実させましょう

■目標5:食育の実践を支える環境を充実させましょう

⃝ 食生活改善推進員の数は,平成24(2012)年度は177人です。

⃝ 広島県認定の食生活応援店は,三原市内で5店舗です。

子どもの時からの食習慣が大事! 親が責任を持とう!

親が時間的余裕がなかったり,食事を食べ る習慣がないことで子どもの朝食欠食が目 立つ。また,親が嫌いなものを作らなかっ たりすると子どもが偏食になる場合があ る。子どもの食習慣は,家庭や周囲の工夫 が必要。

若い女性のダイエット志向が気に なる!正しい情報提供を!

高校生,大学生の女性は,ダイエットのた めに朝ごはんを抜いたりしている。女性に とってやせすぎは将来深刻な問題を抱える こともあるので,正しいダイエットの方法 を情報提供する必要がある。

家族そろって食事を!

時間がばらばらで家族そろって食事ができ る機会が少ない。食べられるときだけでも 一緒に食べてほしい。家族そろっての食事 は礼儀作法にもつながる。

地域での共食の視点も大事!

地域によっては3世代交流の料理教室など があって,食を通して地域のつながりがで きている。おすそわけの文化や地域での共 食(きょうしょく)の文化を大事にして,地 域のつながりづくりに役立てたい。

男性も料理をしよう!

男性が一人になっても料理ができるように なってほしい。作物を作るなど,地産から 始めると男性も参加しやすいようなので, 作物を作る,料理するということを体験で きる講座や料理教室を実施すると良い。

子どもの「お手伝い」を増やそう! 子どもには「お手伝い」をしたい時期が あるので,それを逃さず手伝ってもらう ことで食に対する関心が高まる。

地産地消は一次産業の体験から! 植える,育てる,収穫する,食べるという のは1年を通した取り組みで,このような サイクルを体験することで食に対する関心 が高まる。大人でもこのような体験が少な くなっているので,まず体験をすることで

地産地消のアイデアを出そう!

地産地消のトラックを走らせる,地元産品 が安い日をつくる,タコやわけぎなど地元 産食材を使った料理体験をする,減反を利 用して野菜作りや収穫祭をするなど,地産 地消を広めるためのアイデアを出して実践 していくと良い。

(市民ワークショップから) 市 民 の 声

きょうしょく

(3)

行動計画

役割分担

役割分担 行動計画行動計画

■目標1:生活習慣病の予防・改善につながる食生活を実践しましょう

■目標1:生活習慣病の予防・改善につながる食生活を実践しましょう

■目標1:生活習慣病の予防・改善につながる食生活を実践しましょう

■目標1:生活習慣病の予防・改善につながる食生活を実践しましょう

市 民

⃝ 正しい知識(食事の内容・量)を習得し,実践する

市 民

⃝ 1日3回(朝,昼,夕)バランスよく食べる 市 民 ⃝ 1日の塩分摂取量9g以下をめざす

市 民

⃝ 野菜を1日に350g食べる 市 民

⃝ 適正体重を知り,健康管理に活かす

関係団体行 政

⃝ 食事バランスガイド等で,正しい食事内容・量について普及啓発する 関係団体行 政

⃝ 朝食を食べることを推進する 関係団体行 政 ⃝ 減塩を推進する

関係団体行 政

⃝ 野菜を食べることの意義を啓発する 関係団体行 政

⃝ 適正体重についての普及啓発を強化する

■目標2:家庭・地域での共食(きょうしょく)を推進しましょう

■目標2:家庭・地域での共食(きょうしょく)を推進しましょう

■目標2:家庭・地域での共食(きょうしょく)を推進しましょう

■目標2:家庭・地域での共食(きょうしょく)を推進しましょう

市 民

⃝ 共食(きょうしょく)の意義を知り,家庭や地域での共食(きょうしょく)の機会 市 民 ⃝ 家庭や仲間と食事や料理を楽しむをもつ

市 民

⃝ 夕食を家族で一緒に食べる

⃝ 共食(きょうしょく)の意義を啓発し,推進する

■目標3:食に関する体験活動を増やしましょう

■目標3:食に関する体験活動を増やしましょう

■目標3:食に関する体験活動を増やしましょう

■目標3:食に関する体験活動を増やしましょう

市 民

⃝ 食の生産過程(栽培・収穫・採取など)に興味を持ち,体験する

市 民 ⃝ 食品表示や食品の見分け方,衛生管理の知識を習得し,食材選び(買い物等) 市 民 ができる

⃝ 料理に関心を持ち,食事作りに取り組む

⃝ 調理実習体験(選ぶ・作る・食べる)の機会を増やす

■目標4:地産地消と郷土料理の継承を推進しましょう

■目標4:地産地消と郷土料理の継承を推進しましょう

■目標4:地産地消と郷土料理の継承を推進しましょう

■目標4:地産地消と郷土料理の継承を推進しましょう

市 民

⃝ 地域の特産物を知り,おいしく食べる 市 民 ⃝ 地産地消の意義を知り,実践する 市 民

⃝ 郷土料理を知り,食文化を伝える

⃝ 特産物の普及啓発をする

⃝ 地産地消の意義を啓発し,推進する

⃝ 郷土料理の普及啓発を強化する

■目標5:食育の実践を支える環境を充実させましょう

■目標5:食育の実践を支える環境を充実させましょう

■目標5:食育の実践を支える環境を充実させましょう

■目標5:食育の実践を支える環境を充実させましょう 市 民 ⃝ 人材やサービスを知り,活用する

⃝ 食生活改善推進員を養成し,地域活動を支援する

⃝ 健康生活応援店などの食生活を支援する地域資源の情報を発信する 関係団体行 政

関係団体行 政

関係団体行 政

関係団体行 政

<55ページ>

※食生活応援店=広島県が認証する県民の健康づくりを応援する店を「健康生活応援店」という。そのう ち,栄養成分表示・エネルギー表示・アレルギー表示などを行っている店を食生活応援店という。

(4)

評価指標

評価項目 現状値 目標値

評価項目 (平成24年度) (平成29年度) 自分にとって適切な食事の内容・量を知っている人の割合 66.3% 70%

朝食を食べる人の割合 87.3% 90%

20歳代男性65.4% 75% 小学6年生93.8% 98% 中学3年生87.1% 97%

適正体重を維持している人の割合 男性66.6% 70%

女性71.6% 75%

食育に関心を持っている人の割合 67.0% 90%

家族と一緒に夕食を食べる人の割合 71.3% 80%

食事バランスガイド等を参考に食生活を送っている人の割合 18.4% 50%

地産地消を実践している人の割合 40.6% 50%

「やっさ農業塾」の受講者の数 延べ113人 延べ220人

農地・水・環境保全対策に取り組んでいる地区の数 29地区 29地区

三原市の郷土料理を知っている人の割合 26.8% 40%

三原市の特産物を知っている人の割合 71.6% 80%

食品選びに栄養成分表示を参考にしている人の割合 45.8% 50%

よく噛んで食べる人の割合 59.8% 70%

週1回以上料理をする男性の割合 29.3% 40%

給食における地場産物の使用割合 保育所35% 40%

小中学校50%(H23) 50%

コ ラ ム

みんなで食べるっていいね! ∼共食

(きょうしょく)

のすすめ∼

あまり聞きなれない言葉ですが,家族や友人,地域の人などと共に食事を味わって, 感謝の念や楽しさ,満足感を共有し,深める行為を 共食(きょうしょく) といいます。

みんなでそろって楽しく食卓を囲む「共食(きょうしょく)」は食育のためのとても大切 な時間と場です。

食事の楽しさを実感 自然と身につく食の知識が 理解が深まるお互いへの 家族や友人とのコミュ

ニケーションは食事を おいしく楽しいものに

してくれます。

の正しい持ち方や食 事の作法・マナー,食文 化,食材などを大人が子 どもに伝えることで良い 習慣や正しい知識を身

につけることが できます。

食卓を囲んだ会話をと おし,日々の子どもの成 長やお互いの様子を知る ことができるので絆が

深まり,安心感が 生まれます。

1 2 3

共食(きょうしょく)のよいところ

(5)

現状・問題点

■目標1:歯科健診を受けましょう

■目標1:歯科健診を受けましょう

■目標1:歯科健診を受けましょう

⃝ 定期的に歯科健診を受けている人は18.8%で,平成20(2008)年度と比較して1割近く減少し ています。

■目標2:ライフステージに応じた口腔ケアをしましょう

■目標2:ライフステージに応じた口腔ケアをしましょう

■目標2:ライフステージに応じた口腔ケアをしましょう

⃝ 妊婦歯科健診では,受診者の6割が有所見者でその内の4割以上が歯周疾患となっていま す。他世代でも歯周疾患が多くみられることから,8020をめざして,各ライフステージに 応じた口腔ケアが必要です。

⃝ 3歳児健診で約2割の子どもにう歯(むし歯)の所見がみられます。

(2)歯と口腔の健康

目標の設定

目標1:歯科健診を受けましょう

目標2:ライフステージに応じた口腔ケアをしましょう

(市民ワークショップから) 市 民 の 声

歯科健診を充実させてほしい!   歯科医院には,う歯(むし歯)ができるな どきっかけがないとなかなか受診しない現 状がある。人間ドックや集団健診に歯科健 診を導入したり,無料券や補助などがある と受診しやすくなる。

しっかり噛む子どもを育てよう! 最近の子どもは硬い食べ物を食べないの で,歯並びが悪くなるなどの影響が出てい る。硬い食べ物をしっかり噛んで食べる習 慣を身につけさせたい。

正しい磨き方を知っている人は少ない!

正しい歯の磨き方を知っている人は意外と少ない。 子どもの頃のブラッシング指導,おとなになると歯 周病予防や入れ歯の手入れなど,ライフステージに 応じて正しい歯の手入れを身につけることが大切。

(6)

評価指標

評価項目 現状値 目標値

評価項目 (平成24年度) (平成29年度) 3歳児健診でう歯(むし歯)に罹患していない人の割合 80.9%(H23) 85% 定期的に歯科健診を受けている人の割合 18.8% 30%

行動計画

役割分担 行動計画行動計画

市 民

⃝ 家庭で子どもの歯と口のケアをする

市 民

⃝ よく噛んで食べる,だらだら食べないなどの歯によい食べ方を実践する 市 民 ⃝ う歯(むし歯)や歯周病予防のための正しい知識を知り,実践する 市 民 ⃝ 口腔ケアの方法を知り,実践する

市 民

⃝ かかりつけ歯科医をもって,適切な歯科受診や歯科健診を受ける 市 民

⃝ 地域の歯科保健や予防活動など,歯の健康に関する催しに積極的に参加する

⃝ 乳幼児健診で,個人にあったう歯(むし歯)と歯周病予防のための口腔ケアを指導する

⃝ 歯ーモニーフェアを開催し,歯と口の健康について普及啓発する

⃝ かみごたえのある食事に関する知識を啓発する

⃝ 妊婦歯科無料健診を継続する

⃝ 集団健診や各種健康教室等で口腔ケアを指導する

⃝ 口腔ケアと糖尿病や肺炎との関係などについて普及啓発する

⃝ 8020いい歯の表彰を行い,8020運動を推進する

⃝ 正しい歯みがき指導や定期的な歯科健診の受診を勧奨する

⃝ 歯科に関する知識の普及・啓発に努め,歯や口腔に関する相談や教室を行う

⃝ 歯科保健医療情報について情報発信する 関係団体

行 政

(7)

2 自らの健康について気づき,行動し,はつらつとした人生を

送ることができるまち

現状・問題点

■目標1・2:活発に身体を動かしましょう

■目標1・2:活発に身体を動かしましょう

■目標1・2:活発に身体を動かしましょう

⃝ 意識的に身体を動かしている人は73.0%で平成20(2008)年度より減少しています。

⃝ 意識的に身体を動かしている人は,男女とも働き盛りの年代で少ない傾向にあります。特 に,20∼39歳女性で最も少なくなっています。

⃝ 実施している運動・スポーツでは,ウォーキングが第1位です。

⃝ 運動をしていない理由では,5割の人が「時間がない」と回答しています。また,約3割が

「めんどうくさい・おっくう」と回答しており増加傾向にあります。

■その他:ロコモティブシンドロームの認知率

■その他:ロコモティブシンドロームの認知率

■その他:ロコモティブシンドロームの認知率

⃝ ロコモティブシンドロームの認知率は8.7%と低い状況です。

(1)運動・身体活動

目標の設定

目標1:活発に身体を動かしましょう

目標2:気軽に楽しく運動できる環境を充実させましょう

(市民ワークショップから) 市 民 の 声

情報提供が大切!  

運動やウォーキングなど,「どこで」「何 を」やっているかの情報が十分に発信され ていない。市広報だけでなく,他の方法も 考えて情報発信することが必要。

男性を巻き込もう!

教室や行事への男性の参加が少ない。お互 いが声をかけあって,友人や知人を誘うと ころから始めて,つながりを広げることで 男性の参加を増やしていきたい。

働いていると参加しにくい!  若い人たちは働いているので,夜の活動で ないと参加できない。すき間時間を利用し た運動ができるとよい。

孫を預かってもゲームばかり!   最近は,子どもが外に出ないで家にこもっ ている。孫が家に来てもゲームばかりで身 体を使う体験が減ってきている。

※ロコモティブシンドローム(運動器症候群)=神経や骨,関節,筋肉などの機能が衰えることで,介護なし では生活できなくなる状態。

(8)

評価指標

役割分担 行動計画行動計画

市 民

⃝ 日常生活の中で意識して身体を動かす

市 民

⃝ 気軽に運動を始められるきっかけを増やす

市 民 ⃝ 日常生活の中で,積極的に歩数を増やす(1日10,000歩) 市 民 ⃝ 自分にあった運動習慣を身につける

市 民

⃝ 休日は家族や友人と一緒に身体を動かす 市 民

⃝ 各種イベントに参加して効果的で安全な運動方法を学び実践する

⃝ 通勤や昼休みなどを利用した適度な運動を推進する

⃝ メタボ予防・ロコモ予防・健康増進に効果的な運動を普及啓発する

⃝ 日常生活で気軽に実践できる運動プログラムを普及啓発する

⃝ ウォーキングができる環境を整える(マップ,看板等)

⃝ 運動普及リーダーを養成し,地域活動を支援する

⃝ 健康づくりとレクリエーション要素を含んだイベントを開催する

⃝ 運動施設やスポーツ教室等の情報を発信する 関係団体

行 政

行動計画

評価項目 現状値 目標値

評価項目 (平成24年度) (平成29年度)

意識的に身体を動かしている人の割合 73.0% 80%

定期的にスポーツや運動をしている人の割合 37.5% 40% ロコモティブシンドロームの言葉も意味も知っている人の割合

(40歳以上) 8.7% 30%

骨,関節,筋肉などの運動器の働きが衰えると,くらしの中の自立度が低下 し,介護が必要になったり,寝たきりになる可能性が高くなります。運動器の 障害のために,要介護になっていたり,要介護になる危険の高い状態がロコモ ティブシンドローム(ロコモ)です。

次のチェックで思いあたることはありますか?

7つの項目のうちひとつでも当てはまればロコモが疑われます。

コ ラ ム

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは?

つ7 のチ ェッ ク

(1)片脚立ちで靴下がはけない

(2)家の中でつまずいたり滑ったりする

(3)階段を上るのに手すりが必要である

(4)横断歩道を青信号で渡りきれない

(5)15分くらい続けて歩けない

(6)2kg程度の買い物(1Lの牛乳パック2個程度)をして持ち帰るのが困難である

(7)家の中のやや重い仕事(掃除機の使用,布団の上げ下ろしなど)が困難である

(9)

現状・問題点

■目標1:年に1度は特定(基本)健診,がん検診を受けましょう

■目標1:年に1度は特定(基本)健診,がん検診を受けましょう

■目標1:年に1度は特定(基本)健診,がん検診を受けましょう

⃝ 特定健診の受診率は21.2%であり,受診率向上に向けた対策が必要です。

⃝ 特定健診未受診者の過半数は病院に通院していない健康な人で,本当に健診が必要な人が 受けていない傾向があります。

⃝ がん検診の受診率は低迷しており,受診率向上を図る必要があります。

⃝ 健診を受けない理由の第1位として,4人に1人が「必要性を感じない」と回答しており, 啓発が求められます。

■目標2:健診結果を健康づくり・健康管理に活かしましょう

■目標2:健診結果を健康づくり・健康管理に活かしましょう

■目標2:健診結果を健康づくり・健康管理に活かしましょう

⃝ 特定健診受診者の65%が重症化疾病のリスク因子を持っており,生活改善,服薬等で早期 の予防が必要な人です。

⃝ 重症化疾病患者は,高血圧,糖尿病,脂質異常症などの治療を受けている人が多く,これ らのリスク因子を重複して持っているほど重症化疾病にかかりやすくなっています。

⃝ 生活習慣病で治療する人は加齢とともに増加し,60歳代になると重症化疾患の発症が増え ています。

(2)糖尿病・循環器疾患・がん

目標の設定

目標2:健診結果を健康づくり・健康管理に活かしましょう

目標1:年に1度は特定(基本)健診,がん検診を受けましょう

(市民ワークショップから) 市 民 の 声

健診を毎年受けて経年変化をみよう!   毎年健診を受けることを習慣化すると,経 年での変化が把握できて健康管理に役立 つ。

人間ドックが楽しみ!

国保の人間ドックは脳ドックもあり,充実 しており,楽しみにしている。

健診結果を日常生活に活かせていない!   健診を受けて結果に異常がなかった人は, 安心して逆に不摂生になる人もいる。保健 指導などを受けても,結局本人がやる気に ならないと駄目で,服薬だけに頼るのでな く,生活習慣を大事にして病気と仲良く付 き合うことが大切。

健診を受けていない!

仕事をやめてから健診を受けていない。

(10)

評価指標

行動計画

役割分担 行動計画行動計画

市 民

⃝ 子宮頸がんワクチン※1を受ける

市 民

⃝ 肝炎について正しく理解し,肝炎ウイルス検診を受け,日常生活での健康管理に 活かす

市 民

⃝ 1年に1回は基本(特定)健診を受け,日常生活での健康管理に活かす

市 民

⃝ 特定健診で要指導となった場合は積極的に特定保健指導を受ける 市 民 ⃝ 食生活・身体活動・服薬等で病気を重症化させないよう健康管理を行う 市 民 ⃝ 1年に1回がん検診を受け,早期発見・治療に結びつける

市 民

⃝ がん検診で精密検査が必要になった場合は,必ず精密検査を受ける 市 民

⃝ 禁煙する 市 民

⃝ 家族や友人に健診(検診)を受けることを勧める 市 民

⃝ 健康教育や各種健康教室等に参加し,正しい知識を身につける

⃝ 学校・職場で生活習慣病予防に取り組む

⃝ 肝炎ウイルス陽性者は,健康管理手帳※2配布の機会に保健指導および受診勧奨 を行う

⃝ 健診を受けやすいように環境を整える

⃝ 集団健診の場で,健康増進を目的とした健康相談や健康教室を行い,個人の健康 づくりにつながる健診を行う。

⃝ 生活習慣病(循環器疾患・糖尿病等)予防と重症化予防の正しい知識と実践方法 を啓発する

⃝ がん検診後の精密検査について,重要性を啓発し,受診を勧奨する

⃝ 薬の正しい服用の仕方を普及啓発する 関係団体

行 政

評価項目 現状値 目標値

評価項目 (平成24年度) (平成29年度)

特定健診受診率 21.2%(H23) 60%

特定保健指導利用率 15.7%(H23) 60%

がん検診受診率 胃がん10.9% (H23) 17%

(胃・肺・大腸がん検診は国保人間ドック含む,子宮がん検診

は妊婦健診含む) 肺がん13.4% (H23) 20%

(胃・肺・大腸がん検診は国保人間ドック含む,子宮がん検診 は妊婦健診含む)

大腸がん15.1% (H23) 20% 乳がん26.3% (H23) 30% 子宮がん38.4% (H23) 40%

がん精密検査受診率 74.8%(H23) 90%

※1:子宮頸がんワクチン=子宮頸がんの主な原因である発がん性HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染を 予防するためのワクチン。

※2:健康管理手帳=B型・C型肝炎ウイルス持続感染者に対し,本人が医療機関に継続受診し,効果的に健

(11)

現状・問題点

■目標1:子ども・妊婦の喫煙・飲酒をなくしましょう

■目標1:子ども・妊婦の喫煙・飲酒をなくしましょう

■目標1:子ども・妊婦の喫煙・飲酒をなくしましょう

⃝ 飲酒経験がある中高生は45.5%に達しています。(H20年度「次世代育成に関するニーズ調 査」)

⃝ 喫煙経験のある中高生は10.5%です。(H20年度「次世代育成に関するニーズ調査」)

■目標2:禁煙に取り組みましょう

■目標2:禁煙に取り組みましょう

■目標2:禁煙に取り組みましょう

⃝ 職場での分煙実施率は7割弱(68.8%)です。

■目標3:適度な飲酒習慣を身につけましょう

■目標3:適度な飲酒習慣を身につけましょう

■目標3:適度な飲酒習慣を身につけましょう

⃝ 毎日飲酒している人は5人に1人(22.8%)です。

⃝ 1回あたりの飲酒量が3合を超える多量飲酒者は,男性では40∼64歳,女性では20∼39 歳が一番多くなっています。

■その他

■その他

■その他

⃝ 喫煙率は,男性25.2%,女性6.2%で,全体では14.9%です。

⃝ 若い女性の喫煙率が上昇しています。

(3)たばこ・アルコール

目標の設定

目標1:子ども・妊婦の喫煙・飲酒をなくしましょう

目標2:禁煙に取り組みましょう

目標3:適度な飲酒習慣を身につけましょう

(市民ワークショップから) 市 民 の 声

禁煙環境は整備されてきた!   

今は,家から出るとたばこを吸う場所はほと んどない。公共の乗物もほとんど禁煙になっ ており,禁煙環境はずいぶん整ってきた。

女性の喫煙率があがっている! 働く女性が増えて,ストレスが増加し ていることも原因ではないか。また, たばこを吸うと痩せられると思ってい る人もいる。たばこを吸っている人の 肺の模型を見て禁煙したので,たばこ の害について,具体的な教育活動が効 果あるのではないか。

飲酒は喫煙に比べて健康への影響意識が低い!   家庭で「味見ぐらいなら...」とか「ちょっ

となら...」と未成年の飲酒が肯定されてい る。たばこよりも害の意識が低い。

(12)

評価指標

行動計画

役割分担 行動計画行動計画

市 民

⃝ 子どもは喫煙の害を知る

市 民

⃝ 妊婦は禁煙する

市 民

⃝ たばこや過度の飲酒が健康に及ぼす影響について,正しい知識を身につけ,子ど もに伝える

市 民 ⃝ 子ども(未成年者)と妊婦の前では吸わない

市 民 ⃝ たばこの害(動脈硬化・COPD・肺がん等)への理解を深める 市 民

⃝ 受動喫煙の予防に配慮する 市 民

⃝ 喫煙が他人の健康にも影響があることを知り,喫煙マナーを心がける 市 民

⃝ 休肝日を設ける 市 民

⃝ 量を決めて飲む(1日,日本酒1合まで)

⃝ 子どもに対する喫煙防止対策を推進する

⃝ 喫煙の害と禁煙方法の周知・啓発を行う(特に妊婦・若い女性)

⃝ 職場での禁煙・分煙に取り組む

⃝ 禁煙希望者の支援に取り組む

⃝ アルコールが健康に及ぼす影響について普及啓発する

⃝ 適正な飲酒量・休肝日について普及啓発する

⃝ 三原断酒友の会との連携による啓発活動と個別指導を推進する 関係団体

行 政

評価項目 現状値 目標値

評価項目 (平成24年度) (平成29年度)

喫煙者の割合 男性25.2% 22%

女性6.2% 5.5%

COPDの認知度 20.0% 50%

毎日飲酒している人の割合 22.8% 20%

多量飲酒(3合以上)している人の割合 男性3.9% 3.5% 女性2.5% 2.0%

※三原断酒友の会=体験談を通して断酒継続や心の回復,社会復帰に活かすための活動を行う団体。

(13)

3 健康づくりの輪が広がり,心豊かに生活できるまち

現状・問題点

■目標1:こころの健康について正しい知識を持ちましょう

■目標1:こころの健康について正しい知識を持ちましょう

■目標1:こころの健康について正しい知識を持ちましょう

⃝ 圏域の自殺死亡率は広島県と比較してやや高く,中高年層は男性が多くなっています。若 年層は男女とも増加傾向にあります。

⃝ 「身体やこころの悩みについて相談できる場づくり」が必要と感じている市民が,21.8% います。

■目標2:充実した睡眠・休息を心がけ,心身の疲労回復を図りましょう

■目標2:充実した睡眠・休息を心がけ,心身の疲労回復を図りましょう

■目標2:充実した睡眠・休息を心がけ,心身の疲労回復を図りましょう

⃝ ストレスを感じている人は半数(50.5%)で平成20(2008)年度より増加しています。

⃝ ストレス解消法を持っている人は全体の6割(60.5%)で,若い人ほどストレス解消法を持って いる傾向があります。

⃝ 睡眠時間が十分とれている人は7割弱(68.7%)で平成20(2008)年度より減少しています。

(1)休養・こころの健康づくり

目標の設定

目標1:こころの健康について正しい知識を持ちましょう    

目標2:充実した睡眠・休息を心がけ,心身の疲労回復を図りま

    しょう

(市民ワークショップから) 市 民 の 声

人との関わりが大切! 

ストレスを溜めないためには人間関係が大 事。家族で仲良くしたり,近所の人と挨拶 や立ち話ができる人間関係を大切にした り,自分の意見を聞いてもらったり,認め てもらえる友だちがいる,居場所があるな ど,人との関わりを大切にしたい。

自分にあった休養法をみつけよう! 休養のとり方は人それぞれ。旅行やキャン プ,食事に行く,温泉に行くなど,日常生 活から少し離れてみたり,運動,共通の趣 味で集まるなど,自分にあった休養法を見 つけることが大事ではないか。

相談窓口が必要!

悩みやストレスが解決できなくなった時の 相談窓口が必要。また,相談窓口があって も気軽に相談できる雰囲気がないと相談し にくいので,行政の相談窓口があるなら, いつでも相談できるような気軽な雰囲気づ くりに努め,また,市民に相談窓口の存在 を積極的にPRする必要がある。地域の民 生委員の存在も,もっとPRすると良い。

人との関わりが苦手な子どもが 増えている!

子どものコミュニケーション能力の低下が 気になる。全国的にいじめの問題などで子 どもの自殺が増えており,スポーツなど人 と交わることを通じてコミュニケーション 能力を高めたり,人を思いやる気持ちを育 てることが大切ではないか。

(14)

評価指標

行動計画

役割分担 行動計画行動計画

市 民

⃝ 家庭内でいのちの大切さについて語り合う

市 民

⃝ 家族の団らんや友人とのコミュニケーションの時間を大切にする

市 民

⃝ 規則的な生活を心がけ,疲労回復に努める 市 民 ⃝ 自分に合ったストレス解消法を持ち,実行する 市 民

⃝ 悩み事や不安は一人で抱え込まず,家族や仲間,専門家に相談する 市 民

⃝ 自分のこころの不調に早く気づき,相談等対処方法がとれる 市 民

⃝ 身近な人のこころの不調に早く気付き,思いを聴き,適切な相談機関につなげ, 見守る

関係団体 行 政

⃝ 学校や職場でこころの健康づくりを推進し,相談体制を整える

関係団体 行 政

⃝ 子育て中の保護者自身の悩みや子育ての不安によるストレスを解消できるよう取 り組む

関係団体 行 政

⃝ 職場で休養をとりやすい環境づくりをする

関係団体 行 政

⃝ 地域,学校,企業などでいのちの大切さについての講演会などを開催する 関係団体

行 政

⃝ 地域で閉じこもりがちな人への声かけをする 関係団体

行 政 ⃝ 地域でこころの健康づくりを支える人材の育成を図る 関係団体

行 政

⃝ 地域・関係機関と連携したうつ・自殺予防対策を行う 関係団体

行 政

⃝ 精神保健福祉ネットワーク「こころ♥ネットみはら」を通じて,こころの病気を もつ人を支えるための連携を強化する

関係団体 行 政

⃝ こころの健康についての講演会や講座を開催し,正しい知識の普及啓発をする 関係団体

行 政

⃝ こころの健康に関する相談体制の周知と充実を図る

評価項目 現状値 目標値

評価項目 (平成24年度) (平成29年度)

ストレスを感じている人の割合 50.5% 50%

ストレスの解消法を持っている人の割合 60.5% 70%

睡眠で休養が十分とれている人の割合 60.6% 65%

自殺死亡率(人口10万対) 27.1(H23) 17.6

(15)

現状・問題点

■目標1:健康づくり・食育に主体的に関わりましょう

■目標1:健康づくり・食育に主体的に関わりましょう

■目標1:健康づくり・食育に主体的に関わりましょう

⃝ 78.5%の人が,あたたかくやさしい人たちに囲まれていると感じています。

⃝ 76.5%の人が,三原のまちが好きだと思っています。

⃝ 78.3%の人が,いざというとき助け合える人が身近にいると感じています。

■目標2:健康づくりや食育の地域活動に参加しましょう

■目標2:健康づくりや食育の地域活動に参加しましょう

■目標2:健康づくりや食育の地域活動に参加しましょう

⃝ 町内会等の地域に健康づくりを目的とした活動の場や集いの場があると感じている人は 52.4%です。

⃝ 祭り等の地域の行事が盛んで,住民同士のつながりがあると感じている人は59.2%です。

⃝ 「健康で心豊かなまち」になるために取り組んだら良いことで,「地域の人同士のふれあ いやつながりづくり」が第2位(30.5%)に挙がっています。

⃝ 自分の住む地域が好きと答えた子どもは広島県平均より高くなっています。

⃝ 地域や子ども会行事参加している子どもは広島県平均より高くなっています。

(2)心安らぐやさしいまち

目標の設定

目標1 健康づくり・食育に主体的に取り組みましょう

目標2 健康づくりや食育の地域活動に参加しましょう

(市民ワークショップから) 市 民 の 声

町内会への参加が減ってきている!  最近,町内会に加入していない人が増えてき た。地域の行事への参加もなく,ふれあう 機会が少なくなっている。地域に町内会が あることを知らない人もいる。今後,市の 予算が少なくなっていく中で,町内会が受け 皿とならなければいけないものが増えるだ ろう。地域で頑張らなくてはいけない。

若い人が地域行事に参加しない! 地域行事に若い人があまり参加していない 実態がある。子ども会がなくなっている地 域もあり,そういった地域では,若いお母 さんが地域活動に参加するきっかけがなく なっている。また,地域行事には,若い人 が参加したくなる行事が少ない。

自主防災会を全地域で立ちあげてほしい! 防災のまちづくりとして,自主防災会を町 内会で立ち上げているが,全地域での立ち あげになっていないので,今後全地域で立 ちあげてほしい。

自己肯定感って大事! 

最近,子どもも大人も自己肯定感が低く なってきている

(16)

評価指標

行動計画

評価項目 現状値 目標値

評価項目 (平成24年度) (平成29年度)

三原のまちが好きだと思う人の割合 76.5% 80%

いざという時助け合える人がいる割合 78.3% 80%

町内会等に健康づくりを目的とした集う場がある人の割合 52.4% 80%

健康であると思う人の割合 80.0% 85%

食生活改善推進員の数 177人 200人

運動普及リーダーの数 91人 200人

役割分担 行動計画行動計画

市 民

⃝ 健康づくりに関する事業や催しに積極的に参加する

市 民

⃝ ウォーキング等に誘い合って健康づくり活動の輪を広げる 市 民 ⃝ 自分の住むまちに関心を持ち,自分にできることを探す 市 民 ⃝ 町内会・自治会等に入り,地域活動に積極的に参加する 市 民

⃝ 地域で声をかけあい,あいさつする 市 民

⃝ まわりの人が暮らしやすいように,声をかけ,思いを聴いて,サポートする

関係団体 行 政

⃝ 登下校時の子どもの見守り活動(声かけやウォーキングなど)や清掃活動など, 社会活動を企画・推進する

関係団体 行 政

⃝ 子育て中の親同士がつながる活動を推進する

関係団体 行 政

⃝ 地域の人同士がふれあい,つながる場を増やす 関係団体

行 政

⃝ 地域ワークショップを行い,地域の現状を把握・共有し,地域活動の活発化に向 けて,協働して取り組む

関係団体

行 政 ⃝ サロンや自主グループなどの地域活動の活発化を支援する 関係団体

行 政

⃝ 地域でラジオ体操などの,子どもから大人まで参加できる健康づくり活動を行う 関係団体

行 政

⃝ 地域でこころの健康づくりを支える人材の育成を図る 関係団体

行 政

⃝ 健康づくり・食育に関するリーダーを育成し,活動を支援する

(17)

基本理念の「健康づくりはまちづくりー笑顔でつながるみはらー」の実現に向けて,市民アン ケート調査の結果やワークショップ等を踏まえ,重点的取り組み事項として,次の4事項を位置づけ ます。

(1) 食育の推進ー食生活の質の向上と共食(きょうしょく)の推進

 平成20(2008)年度に食育推進計画を策定し,朝食の推進等を展開した結果,市民の朝食の摂取率 や食育の認知度については増加しました。一方,野菜や乳製品・果物を食べない,摂取量が少な い人が多いなど,食事の内容が充実していないことがうかがえました。

 また,食べ方や食に対する意識については,「よく噛んで味わって食べる」「塩分の取り過ぎに 気をつけている」人が少ない状況がみられました。

  これまで,健康な食生活の習慣化をめざして,出前講座や食生活改善講習会等を展開し,啓発 をしてきましたが,今後は啓発の内容や方法を工夫し,それぞれのライフスタイルに応じた「適 正な量と質の食事や食べ方」の実践に向けた取り組みを推進します。

  また,親が忙しく子どもと調理や食事などの食体験をする機会が減っている現状や一人暮ら しの高齢者の孤食も食欲の減退,食事量の減少,偏った食事につながる恐れがあり,共食

(きょうしょく)の大切さの啓発とともに共食(きょうしょく)ができるような生活の工夫などを 推進します。

4 重点的取り組み

(2) 活発な身体活動の推進

運動習慣の性別・年代別比較では,男女とも働き盛りの世代で運動習慣が定着していない傾向 がみられます。なかでも,20∼39歳の女性では「身体を動かすことを心がけている人」及び「運 動やスポーツをしている人」の割合が最も低い状況がみられました。       

余暇時間の少ない働き盛り世代においては,運動のみならず就業や家事などの場面での生活活動 も含む身体活動全体の増加や活発化を進めていく必要があります。       

また,子どもも昔に比べ外遊びなどで身体を動かす機会が減少しており,子どもから高齢者ま で,全てのライフステージにおいて身体活動量を高めていくことが必要です。今後は特に子どもと 子育て世代の大人を巻き込んだ運動機会の提供に地域や各種団体・組織と連携して取り組んでいき ます。

第1期で推進してきたウォーキングは,高血圧,糖尿病,脂質異常症,ロコモティブシンドロー ム,認知症の予防に効果的であり,気軽に取り組めることから,市民が実施している運動・ス ポーツの中で最も多く取り組まれており,運動しやすい社会環境の整備により更なる定着化が期待 できます。

引き続き運動普及リーダーの育成と地域活動の支援に取り組み,「運動をこころがける」から

「自分にあった運動の実践」に取り組む者をさらに増加させ,運動や身体活動の質を向上させる 取り組みを推進します。

(18)

(3) 健康管理の推進ー生活習慣病の発症予防と重症化予防の推進

本市では平成20(2008)年度から,子宮がん,乳がん検診の無料化や若い世代への健康教育に取 り組むことで,受診率の向上に一定の成果を挙げてきましたが,胃がん・大腸がん・肺がん検診 の受診率は低迷しています。

 「受診するのが怖い・恥ずかしい」「受診の方法がわからない・受診する時間がない」等の市民 意識に対応した行動変容をもたらす対策を検討し,健診受診率を向上させる取り組みを行います。 

また,未受診者一人ひとりに対して,かかりつけ医や薬局薬剤師,地域のボランティアなどか ら,受診を働きかけるしくみづくりも行います。       

また,特定健診,基本健診,後期高齢者基本健診受診者の事後指導を積極的に行い,受診者本 人にとって「意義のある健診」「生活に活かせる健診」になるように,生活習慣病の発症予防・重 症化予防を図ります。

(4) 健康づくりを通した地域活動の推進

 「健康・食育みはらプラン」策定に関する市民ワークショップでは,少子高齢化,核家族化にと もない,とんどやまつりなど地域性の強い行事が年々衰退しつつあることから,地域のつながり を再構築することの必要性が議論されました。

 これまでの健康づくりの取り組みは,個人を中心に推進してきましたが,今後は,地域社会全体 で相互に支えあい,つながりを深めながら健康を守るための環境を整備することが必要です。 

健康づくりを目的とした地域活動に主体的に関わっていく市民を増やして,健康づくりの活動 だけでなく,地域のつながりを強化するような子どもから高齢者までの多様な年齢層による自助 や共助を引き出す活動へと拡大していく必要があります。

引き続き,食生活改善推進員,運動普及リーダー,健康づくり推進員などの人材育成と周知を図 り活動支援をしていきます。

※後期高齢者基本健診=後期高齢者医療制度の被保険者を対象とした健康診査。

参照

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