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請 願 文 書 表
長野市議会(平成26年3月定例会)
受 理年月 日 26.3.6 受 理番号 6 所 管委員 会 福祉環境
結 果 採択
請願者
生活クラブ生活協同組合長野南支部 支部委員長 小 林 智 子 外1名
要 旨
「 容 器 包装 リサ イ クル 法 を改 正 し、 発生 抑 制と再使 用 を 促進 する た めの 法 律の制 定を 求め る 意 見 書」の提出を求める請願
( 請 願 趣 旨 )
容 器 包 装リ サイ ク ル法 ( 容器 包 装に 係る 分 別収 集及 び 再 商品 化の 促 進等 に 関す る 法律 )は 、 リ サ イ クル の ため の 分別 収集 ・ 選別 保管 を 税負 担で行 う こと に なっ て いる ため 、上位 法で あ る循 環 型社会形成推進基本法の3Rの優先順位に反して、リサイクル優先に偏っています。
こ の た め、 家庭か ら出 さ れる ご み総 排出 量 の減 量は 不 十 分で 、環 境 によ い リユ ー ス容 器が 激 減 し、リサイクルに適さない容器包装がいまだに使われているのが社会の実態です。
根 本 的 な問 題は 、 自治 体 が税 負 担で 容器 包 装を 分別 収 集 して いる た め、 リ サイ ク ルに 必要な 総 費 用 のう ち 約8 割 が製 品価 格 に内 部化 さ れて い ない こ とに あ りま す 。こ のた め、容 器包 装 を選 択 す る 事業 者 には 、 真剣に発 生 抑制や環 境 配慮 設 計に 取 り組 も うと す るイ ンセ ン ティ ブ( 誘 因) が 働 か ず、 ご みを 減 らそ うと 努 力し てい る 市民 に は、 負 担の 在 り方 に つい て不 公 平感が高 ま って い ます。
今 日 、 気 候 変 動 防 止 の 観 点 か ら も 、 資 源 の 無 駄 遣 い に よ る 環 境 負 荷 を 減 ら す こ と は 急 務 で あ り、デポジット制度の導入を初めとした事業者責任の強化が不可欠となっています。
つ い て は、 私た ち の社 会 が一 日 も早 く持 続 可能 な社 会 へ 転換する た め、 下 記の 事 項に つい て請 願いたします。
( 請 願 事 項 )
地 方自 治 法第 99 条の 規定 に 基づ き、 次 の事 項を基 本 とす る 「容 器 包装 リサ イ クル 法を 改 正し 、 発 生 抑制 と 再使 用 を促 進す る ため の法 律 の制 定を求 め る意 見 書」 を 、国 会及 び関係 行政 庁 に提 出 すること。
1 容 器 包 装 の 拡 大 生 産 者 責 任 を 強 化 し 、 リ サ イ ク ル の 社 会 的 コ ス ト を 低 減 す る た め 、 分 別 収 集・選別保管の費用についても事業者に負担を求めること。
2 レジ袋使用量を大幅に削減するため、有料化などの法制化について検討を進めること。 3 2 R の 環 境 教 育 を 強 化 し 、 リ ユ ー ス の 普 及が 促 進 さ れ る よ う に 、 様 々 な 環 境 を 整 備 す る こ
と。