情報提供を待つことなく,能動的な情報収集に努めます。 <解説 3.2>
災害発生直後,学校の教職員は,児童生徒の安否確認,校内の状況確認等に忙殺されます。このため, 学校敷地外の状況を把握することができません。
PTAおよび地域住民と連携を密にし,災害時にも学区内の正しい情報が集約されるしくみについて,
平常時より検討を行うことが重要です。
(4)保護者への引き渡し
<解説 4.1>
児童生徒の在校中に,自然災害発生の他,学校への不審者の侵入,学校近隣で重大な事件・事故が発 生,等の場合は,大人の引率なしに児童生徒が帰宅することが困難である,として保護者への直接引渡 しにより下校します。
“災害体制”基準は「つくば市内で震度5弱以上の地震」および「積乱雲による竜巻等」が発生した 場合としていることから,これらの事象の発生時は,自動的に児童生徒の保護者への引き渡しに移行し ます。
各学校において,児童生徒の保護者への引き渡しの実施判断やその伝達方法については,あらかじめ
PTA等と調整を図り,保護者との共通理解を図りましょう。
<解説 4.2>
児童生徒の保護者への引き渡しは,次の流れを基本とします。 ・児童生徒を教室等から安全な場所に教職員が避難誘導。
・避難後は,各クラスの担任により避難状況の確認し,「避難状況取りまとめ一覧表」を作成。 ・その後,児童・生徒を保護者に直接引き渡し,下校。
・引き渡しにあたっては,「避難状況取りまとめ一覧表」に保護者がサインをする。 ・保護者が来られない場合は「児童・生徒引き渡しカード」記載された代理者に引き渡し。 ・保護者および代理者が迎えの来られない児童生徒は,学校で一時預かり。
事前の準備として,児童生徒は入学・転入時に「児童・生徒引き渡しカード」を提出し,引き渡しカー ドは毎年4月に記載内容の確認と見直しをします。
<解説 4.3>
<解説4.1>にもあるように,自動引き渡しとなる事象および引き渡し時のルール等については,学
校と保護者が共通認識を持ち,理解を図る必要があります。
特に,引き渡し時の学校までの交通手段として自動車の利用の可否,施設分離型の学園で小学校と中 学校の双方に兄弟姉妹が在籍している場合の引き取り順,等については,それぞれの学校の地域的な特
児童生徒への対応
【児童生徒の在校時】
○震度5弱以上の地震発生時および学区内に竜巻等が発生した場合は,被害の有無にかかわ
らず自動引き渡し(事前に周知)(解説 4.1)
○保護者が迎えの来られない児童生徒の預かり(解説 4.2)
○保護者には,連絡があるまで自宅待機(休校)を指示
教職員の対応
【児童生徒の在校時】
○自動引き渡しについて,電話連絡網もしくは緊急メールシステムを用いて連絡
※引き渡す場合の連絡方法,および連絡とれない場合の対処について,保護者との共通理解, 引き渡し訓練
家庭・PTA・地域の対応
○自動引き渡しとなる事象および引き渡し時のルール等についての共通理解(解説 4.3)
時間を要することが想定されます。また,児童生徒がよく知っている友達の保護者等でも,引き渡しカ ードに記載されていない代理者に引き渡すことはできません。
このように,児童生徒の立場から,いつ保護者が迎えに来るかわからない状況で長時間待ったり,帰 りたいのに帰れなかったり,することは非常に不安を覚えます。それぞれの家庭環境に応じた引き渡し の状況について,家族で話し合いを持つように心がけましょう。
<解説 4.4>
児童生徒の保護者への引き渡しの実施については,学校より「緊急情報メール配信システム」等を活用 して情報発信しますが,このような事態発生時は,停電,通信インフラの途絶が想定されます。このた
め,各保護者が対象事象の発生を自ら察知できる防災情報サービス等(P4<コラム>防災情報サービス)
の周知や保護者が自発的に引き取りに来られるようルールの浸透を心がけましょう。
<コラム> 児童生徒の引き取り順について
市内のいくつかの施設分離型の学園では,兄弟姉妹が学園内の小学校および中学校の両校に在籍して いる場合,保護者が上の生徒(中学校)より引き取ることを基本としています。これは,小学校から引 き取りを受けた場合,児童を連れて中学校へ歩かなければならないことへの対応です。
背景として,これらの学園では,学校の駐車スペースが限られていること,学校周辺での渋滞発生を 抑制すること,から自動車での引き取りは原則禁止としており,徒歩で児童生徒の引き取りを行うこと としています。
引き取り順については,必ずルールを決めなければならないものではありませんが,学校,学園とし て置かれた状況(学区の広さや徒歩での引き取り等)を踏まえ,保護者等と認識を共有しましょう。
また,学区内に幼稚園,保育園がある場合についても,想定をしましょう。(例:お迎えの順番は,
中学校→小学校→幼稚園・保育園,等)
<コラム> 学校周辺の渋滞対策
大穂学園吉沼小学校では,児童引き渡し時の自動車利用を許可しています。しかしながら,学校周辺 の道路が非常に狭いことから,緊急時は周辺道路を一方通行としています。また,高山学園中学校でも 同様に自動車の利用を許可しており,学校にアクセスする方面別に使用する駐車場を分けるとともに, 駐車場への出入りは左折を基本としています。
このように,学校の規模や周辺環境を踏まえた,渋滞緩和策とルールの周知を図ることで,スムーズ な学校へのアクセスと児童生徒の引き渡しを可能にしています。
<コラム> 防災手帳
吾妻学園では,茨城県教育委員会が実施した「地域と学校が連携した防災教育モデル事業」の平成26
年度モデル地域(校)に指定された成果として,「防災手帳」を作成し,全児童生徒に配付しています。
「防災手帳」には,引き渡しカードの記載内容および災害発生時の家庭での約束(例:登下校時に災
害に遭遇した場合,学校に行くか,自宅に戻るか等),さらに災害発生時に保護者が取るべき行動等を
記載しており,児童生徒がいつも携行することはもちろん,保護者も携行できるように,各家庭に2部 配付しています。これにより,例えば,保護者が引き取りに来られない場合でも,児童生徒は誰が代理 者であるか理解できます。
防災手帳はインターネットよりダウンロード可能ですので,是非参考にして下さい。
吾妻小 PTA ホームページ
●吾妻学園の防災の取り組み
http://www.azuma-pta.com/tokubetsu/h26/
●防災手帳のページ
●吾妻学園防災手帳
(5)欠席者および児童生徒が在校していない場合の安否確認(解説 5.1)
<解説 5.1>
“災害体制”入りとなる,つくば市内に震度5弱以上の地震が発生した場合や学区内で竜巻等の災害 が発生した場合には,全ての児童生徒の安否を把握する必要があるため,児童生徒の在校時は欠席者宅, 児童生徒が在校していない時間帯では全ての児童生徒宅に連絡の上,安否確認を行います。
児童生徒の安否確認は,情報の一元的な管理や連絡の輻輳を避ける観点から,児童生徒の在校時,在 校していない場合にかかわらず,クラス毎に担任が一元的に行うことを基本としますが,「児童生徒の
在校時」および「登下校時」(すなわち,児童生徒が学校管理下にある状況)では担任はクラスの対応
を行う必要があるため,欠席者等の安否確認の担当を決めておきます。
さらに,災害発生時には,学校および各家庭の電話をはじめとする通信インフラが途絶している可能 性があるため,家庭を訪問する等の直接確認を行う必要がある場合があります。
<解説 5.2>
欠席者への連絡や児童生徒が在校していない場合の連絡では,電話連絡等による状況確認が困難とな ることが想定されます。また,学校では,様々な対応を行う必要があるため,各家庭より自発的に学校 に安否の連絡を取る等,保護者との連絡体制についてあらかじめ検討しておきます。
(6)教育委員会への報告②(解説 6.1)
<解説 6.1>
「教育委員会への報告①」の続報として,その後に判明した状況等を報告します。特に,学区内の被 災状況等については,教育委員会および市災害対策本部としても重要な情報であるため,可能な限り正 確且つ詳細な情報伝達に努めます。
また,定期的な報告の必要性やタイミングについても確認を行い,報告予定時刻を教職員間で共有す ると,逆算をした情報収集,とりまとめが可能となり,効率的な学校の災害対応が可能になります。
(7)教育委員会との調整
<解説 7.1>
学校施設や学区内の被災状況等を踏まえ,臨時休校の必要性とその期間を調整します。また,学校再 開時,特に再開初日の登校時間や方法については,通学路等に被災が生じている場合,その安全確認や 通学路の変更,立哨の増員等についても調整を行います。
休校期間(学校再開日)の決定に当たり,学校施設の復旧に要する期間等の判断が困難な場合には,
児童生徒への対応
【児童生徒の在校時】
○当日欠席者家庭への連絡,安否確認 【児童生徒が在校していない場合】
○児童生徒の安否確認
(震度5弱以上発生時,学区内で竜巻等の発生が想定される場合)
教職員の対応
○各クラス単位で児童生徒の安否確認
家庭・PTA・地域の対応
○欠席児童生徒の家庭,休日等に遠方にいる場合の自発的な連絡等についての共通認識 (解説 5.2)
教職員の対応
○学区の被害状況等 【児童生徒の在校時】
○下校方法,下校後の確認状況,引き渡しの状況等
児童生徒への対応
○臨時休校措置,登校の時間・方法等(解説 7.1)
教職員の対応
専門家による施設・設備の安全点検の実施および被災後の施設性能(例:大きな地震を受けた建物の余 震への影響等)の評価を受けます。
<コラム>
2012年5月に竜巻で被害を受けた北条小学校では,学校と周辺の街の被害の惨状から,当時の校長
をはじめほとんどの教職員が,「1週間程度の休校はやむを得ない」と認識していました。
一方,教育委員会では「学校が何よりも早く発災前と同様の日常を取り戻すべき」と考え,休校期間は 2日間程度と考えていました。
このため,当時の校長は,校内の全教職員に学校再開に当たっての課題について意見を求めるととも に網羅的な整理をし,課題解決の相談や調整を積極的に教育委員会に働きかけました。
これにより,通学路の安全確認や登下校時の立哨等については,教育委員会が全面的に協力すること で,北条小学校の教職員は,学校の環境整備に専念する災害対応が取られました。
(8)保護者連絡(解説 8.1)
<解説 8.1>
被災を受けた児童生徒およびその保護者にとって,学校の休業期間は避難先等の決定に大きく影響を 及ぼします。また,学校を始め学区の周辺状況等が判らないことは,非常に不安を感じます。
このため,学校の臨時休業期間や学校の状況については,定期的な周知に努めます。
特に,学校の再開日程等の連絡にあたっては,一旦,児童生徒に周知された日程等の見通しが再度延 期するようなことがないように,学校再開の要点に留意した多角的な検討が必要です。
(9)安否確認②(解説 9.1)
<解説 9.1>
自宅等に被災を受けた児童生徒は,避難先を移動することがあります。このため,定期的に連絡等を 取り,児童生徒の所在地については最新の情報を入手し,常に連絡が取れる体制を整えます。
情報伝達では,連絡する内容に応じ,担任からの個別の直接連絡,電話連絡網による連絡,等を使い 分け,教職員の負担にも配慮する必要があります。
保護者間の連絡体制(例:PTAの連絡網)等と連携を図ることで,より効率的に連絡を取ることも可
能となります。
(10)学校再開→教育委員会への報告③
<解説 10.1>
登下校の安全確保については<解説7.1>を参照。
児童生徒への対応
○翌日以降の措置の連絡(登校時間,臨時休業等) ○学校の状況の周知
児童生徒への対応
○休校が長期化した場合は,在籍児童生徒の所在と状況の確認 ○児童生徒宅および家族等の被害状況の確認
家庭・PTA・地域の対応
○保護者間の連絡体制の確立 ○避難先等の共有
教職員の対応
○登下校時の安全確保(危険個所の見守り等)(解説 10.1)
避難所協力
避難所運営は本来的には防災担当部局が責任を有するものですが,担当者に引き継ぐまでに一定期間 を要することが想定されます。災害規模が大きな場合には,担当者が全ての避難所に配置されず,教職 員が避難所の開設や運営等について中心的な役割を担う状況が考えられます。
しかしながら,災害時における教職員の第一義的役割は,児童生徒等の安全確保・安否確認,教育活 動の早期正常化であり,教職員が不在の時間帯に災害が発生する確率が高いことも含め,事前に防災担 当部局や地域住民等関係者・団体と体制整備を図り,できる限り地域住民等が主体的に開設・運営がで きる状況を作っておくことが重要です。
<文部科学省「学校防災マニュアル(地震・津波災害)作成の手引き」より抜粋>
また,教職員が避難所運営に協力し,円滑に防災担当部局等または住民の自主運営へと移行すれば, 早期の学校再開につながり,児童生徒等が日常生活をいち早く取り戻すことができます。
以下に,特に学校が避難所となった場合の初期段階の対応として必要な事項を記載します。
学校が避難所になった場合の運営方策
大規模災害が発生した場合には,学校施設が避難所として指定されているか否かに関わらず,学校施 設に地域住民や帰宅困難者が来校することが想定されます。そのような場合を想定して,学校避難所運 営方策として,以下の点等について検証・整備を行う必要があります。
(ゴシック文字は特に避難所にかかる特有の事項)
①教職員の具体的な参集・配備の在り方や役割分担
②学校が避難所になった場合の開設や組織の立ち上げについての方法
③教育活動の円滑な再開を見据えた,避難所としての学校施設の利用計画(救護室や仮設トイレ等
の避難所として必要なスペースの設置場所,避難者による駐車および救援物資の搬送等に関わる 車両の進入等の場所の検討等)
④学校施設・設備の被害状況の把握方法
⑤避難者の把握方法
⑥主として高齢者や障害者,乳幼児その他の特に配慮を要する者やペットを連れた避難者への対応
⑦水や食料等の確保や備蓄品の配分方針および方法
⑧防災担当部局等や教育委員会との情報連絡の在り方
⑨地域の自冶組織やボランティア等との連絡・調整およびPTAや避難者等との情報共有の在り方
避難所の運営にあたり特に教職員に協力が求められる業務
これまでの大規模災害において,教職員が避難所運営の協力業務として,主に ・避難者の把握と名簿の作成
・避難者の誘導や学校施設内の夜間を含む安全確認
・教職員,地域の自治組織の代表やボランティア等を中心とした避難所運営のための組織の立ち上げ ・関係機関への情報伝達と報告
・備蓄品や救援物資の管理と仕分け,配布
・地域の自冶組織やボランティア等との連絡・調整 等の業務を行っています。
<平成 29 年 1 月 20 日 28 文科初第 1353 号
大規模災害時の学校における避難所運営の協力に関する留意事項について(通知)より抜粋>
なお,内閣府(防災担当)から,様々な避難所の生活環境対策について,まとめられています。
地震災害を想定したタイムライン
児童生徒への対応 教職員の対応 【児童生徒の在校時】
○校内放送、「身を守る」行動の指示 ○「身を守る」行動の実施
【児童生徒が家庭にいる場合】
○各家庭で緊急地震速報を受信した場合の「身を守る」行 動を指示
<放送の手順・役割分担>
(2) 地震発生時(1次避難)
【児童生徒の在校時および登下校時】 ○頭部保護(机の下,着帽,頭巾),その場待機を指示 ○児童生徒が自らの「身を守る」行動を促す (大人が居ない場所、机がない場所でも実践できるように)
○「身を守る」行動の実施 【児童生徒が家庭にいる場合】各家庭で「身を守る」行動がとれるよう訓練等で指示
【児童生徒の在校時】 ○負傷者の確認・報告 【登下校時】
○教職員による通学路の巡回・安否確認 保護者がいる場合:自宅待機 保護者がいない場合:学校待機 ○バス等利用児童生徒には運転手等より指示
○二次災害(火災等)の防止 【勤務時間内】
○職員の配置状況、出張者等(帰還の可否)の確認 【勤務時間外】
○震度5弱以上:全員参集 ※職員が全員参集できない場合 ○PTAおよび地域住民に協力を依頼
【登下校時】
○通学路の巡回・安否確認の協力 【勤務時間外】
○教職員の活動の支援体制の確認
<通学路の安全確認の手順・役割分担> <参集等の連絡手順・役割分担> <保護者との支援体制>
【児童生徒の在校時】 ○避難場所および経路の安全確認 ○全校避難指示(放送・ハンドマイク)
【児童生徒の在校時】 ○2次避難の必要性判断 <伝達の手順・役割分担> <2次避難の判断手順・担当>
(5) 2次避難の実施
【児童生徒の在校時】 ○指示/頭部保護,オカシモ
(押さない・駆けない・しゃべらない・もどらない) ○教職員が連携し誘導
○教職員の配置場所等の確認 ○救護,負傷者搬送,残留者確認 ※状況によってテント設営 【児童生徒の在校時】
○人員確認(在籍数,欠席数,登校数,避難数) →報告・集計 【登下校時】
○既帰宅児童生徒の確認
○各クラス単位で児童生徒の安否確認
【登下校時】
○登下校時に地震が発生した場合の対応についての共通 認識
<人員確認の手順・役割分担> ・在校時
・登下校時
・在校していない時
<人員確認結果集計等の手順・役割分担> <保護者と共通理解しておく事項>
(7) 児童生徒の安全確保
○集団行動の維持
○負傷者等への対応(救急車等、応急機関への連絡) ○身体の保護,不安への対処(特別な配慮を要する児童生 徒への対応)
○救護施設の対応
(8) 被害状況等の把握
○施設・設備,通学路等の点検
※児童生徒の避難継続や避難所開設の判断のため,外 観上の安全確認
○避難者等の状況
○通学路等の状況把握、学校との共有 ○避難者等対応を支援
学校の対応
家庭・PTA・地域の対応 タイムライン
以降、災害発生後の対応
緊急地震速報の受信 時
(1)
(3)
地震の揺れが収まった 直後
(安全の確保と状況・人 員の確認)
(4) 2次避難の決定と指示
竜巻等の積乱雲による突風災害を想定したタイムライン
児童生徒への対応 教職員の対応 ○一日の天気の状況等を天気予報等で把握 ○行政による防災情報サービスからの情報を受信 ※気象情報で雷や突風の発生について注意喚起がなされてい る場合や、「竜巻注意情報」が発令されている場合は注意状態 に移行
○一日の天気の状況等を天気予報等で把握 ○行政による防災情報サービスからの情報を受信
<気象情報の受信等の 役割分担> <保護者と の協力・ 連絡体制>
○より詳細な雲の動き等を気象庁ホームページ等の情報で監 視
※雨雲の移動状況から雷・竜巻の発生の危険を確認したら警戒 状態に移行
○より詳細な雲の動き等を気象庁ホームページ等の情報で監 視
<気象情報の受信等の 役割分担> <保護者と の協力・ 連絡体制>
【 登下校前】
○登下校を見合わせ、自宅もしくは学校で待機させる 【 児童生徒の在校時】
○校庭・体育館での授業・部活動等を中止 ○校舎内に待避(校舎内での通常の活動)
○雨雲の動きの上流側となる方角を監視 ○緊急時避難の連絡体制を確認 【 登下校前】
○登下校の見合わせを緊急メール等で保護者に通知 【 児童生徒の在校時】
○校舎内の避難に備える
※目視等で竜巻来襲の兆しを確認した場合、退避に移行
○警戒時の学校の対応についての共通認識 【登下校前・児童生徒の在校時】 ○学校からの連絡を確認
○不要の外出、児童生徒の送迎は控える 【児童生徒が家庭にいる場合】 ○各家庭での避難行動に備える
<登下校見合わせの 判断手順、 連絡体制> <天候の 監視体制等の 役割分担> <保護者と の支援体制>
【 児童生徒の在校時】
○校舎内の竜巻避難場所もしくは手近な安全な場所に誘導 ○校舎内の竜巻避難場所もしくは手近な安全な場所に誘導
【児童生徒が家庭にいる場合】 ○各家庭の避難場所に避難
<避難場所・ 避難手順の確認> <家庭内での安全体制の 確認>
(5) 竜巻等来襲時 ○避難場所で姿勢を低くし「身を守る」行動をとらせる ○避難場所で姿勢を低くし「身を守る」行動をとる ○避難場所で姿勢を低くし「身を守る」行動をとる
【 児童生徒の在校時】 ○負傷者の確認・報告 ○保護者への緊急連絡
○二次災害(飛散物等によるケガ等)の防止 【 勤務時間内】
○職員の配置状況、出張者等(帰還の可否)の確認 【 勤務時間外】
○学区内で竜巻等が発生した場合:全員参集 ※職員が全員参集できない場合 ○PTAおよび地域住民に協力を依頼
【勤務時間外】
○教職員の活動の支援体制の確認
<安全確認の 手順、 状況集約等の役割分担> <人員確認結果集計等の手順・ 役割分担> <保護者と 共通理解し て お く 事項>
(7) 2次避難の決定と指示
【 児童生徒の在校時】 ○避難場所および経路の安全確認 ○全校避難指示(放送・ハンドマイク)
【 児童生徒の在校時】 ○2次避難の必要性判断 (8) 2次避難
○指示/頭部保護,オカシモ
(押さない・駆けない・しゃべらない・もどらない) ○教職員が連携し誘導
○教職員の配置場所等の確認 ○救護,負傷者搬送,残留者確認 ※状況によってテント設営 (9) 児童生徒の安否確認 【 児童生徒の在校時】○人員確認(在籍数,欠席数,登校数,避難数) →報告・集計○各クラス単位で児童生徒の安否確認
(10) 生徒児童の安全確保
○集団行動の維持
○負傷者等への対応(救急車等、応急機関への連絡) ○身体の保護,不安への対処(特別な配慮を要する児童生徒 への対応)
○救護施設の対応
(11) 被害状況等の把握
○施設・設備,通学路等の点検
※児童生徒の避難継続や避難所開設の判断のため,外観上 の安全確認
○避難者等の状況
○通学路等の状況把握、学校との共有 ○避難者等対応を支援
以降、災害発生後の対応
学校の対応
家庭・PTA・地域の対応 タイムライン
平常時 (1)
(3) 警戒状態
(4) 退避
(6)
災害発生後の対応タイムライン
児童生徒への対応 教職員の対応 ○児童生徒の安否、教職員の安否・参集状況 ○施設の破損,電気・水道の状況等 ○避難者の状況等
<情報集約手順・整理方法、連絡担当者等の役割分担>
○危険個所の把握と校内・通学路の立ち入り禁止箇所の指 示
○下校方法(集団下校,個別引き渡し)の決定と保護者連 絡
○危険個所対応の支援 ○下校方法の決定支援
<緊急時点検の役割分担・点検ポイント>
<下校方法の判断、連絡担当者>
<保護者との支援体制>
○災害情報(被害概況)の収集(解説3.1) 報道機関等から
災害因(地震等)の規模や今後の見通し、被害の概要 地域・関係機関から
学区内の被害状況
○学区内の被害状況の把握、学校との共有
<情報集約等の役割分担>
<連絡体制>
<保護者との情報共有の体制>
【児童生徒の在校時】
○震度5弱以上の地震発生時および学区内に竜巻等が発 生した場合は、被害の有無にかかわらず自動引き渡し(事 前に周知)
○保護者が迎えの来られない児童生徒の預かり ○保護者には、連絡があるまで自宅待機(休校)を指示
【児童生徒の在校時】
○自動引き渡しについて、電話連絡網もしくは緊急メールシ ステムを用いて連絡
※引き渡す場合の連絡方法、および連絡とれない場合の対 処について、保護者との共通理解、引き渡し訓練
○自動引き渡しとなる事象および引き渡し時のルール等に ついての共通理解
○通信途絶時に保護者会等の連絡ツールを活用する等の 支援
<引き渡しの手順・役割分担> <保護者への連絡方法、担当> <保護者会等の情報連絡手段の整理>
【児童生徒の在校時】
○当日欠席者家庭への連絡、安否確認 【児童生徒が在校していない場合】 ○児童生徒の安否確認
(震度5弱以上発生時、学区内で竜巻等の発生が想定され る場合)
○各クラス単位で児童生徒の安否確認
○欠席児童生徒の家庭、休日等に遠方にいる場合の自発 的な連絡等についての共通認識
<欠席者の安否確認方法、担当>
<児童生徒が在校していない場合の安否確認方法、担当 >
<各クラスの安否確認作業の支援体制>
○学区の被害状況等 【児童生徒の在校時】
○下校方法、下校後の確認状況、引き渡しの状況等 <報告事項の整理・役割分担>
○臨時休校措置,登校の時間・方法等 ○専門家による施設・設備の安全点検の実施計画等 <休校の判断と情報伝達の流れ> <連絡すべき専門家について、分野、連絡先の整理>
(8) 保護者連絡 ○翌日以降の措置の連絡(登校時間,臨時休業等) ○学校の状況の周知
○休校が長期化した場合は,在籍児童生徒の所在と状況 の確認
○児童生徒宅および家族等の被害状況の確認
○保護者間の連絡体制の確立 ○避難先等の共有 <安否確認方法、担当>
(10)学校再開→教育委員 会への報告③
○登下校時の安全確保(危険個所の見守り等) ○児童生徒宅および家族の被害状況の確認 ○児童生徒の心のケア
欠席者および児童生徒 が在校していない場合 の安否確認
(7) 教育委員との調整
安否確認② (9)
学校の対応
家庭・PTA・地域の対応 タイムライン
学校再開に向けた活動
教育委員会への報告 ①
(1)
(3) 災害情報の収集
(4) 保護者への引き渡し
(6)教育委員会への報告 ②
(2) 安全対応
用語解説
緊急地震速報(気象庁HPを基に記述)
地震の発生直後に,各地での強い揺れの到達時刻や震度を予想し,可能な限り素早く(各地に強い地 震動が伝わる前に)知らせる情報。強い揺れの前に,自らの身を守る行動を取る等の活用ができます。
緊急地震速報のしくみは,地震発生時に震源から伝わる地震波にはP波(主に縦方向の揺れ)とS波
(主に横方向の揺れ)があり,P波の方がS波より速く伝わる特性を利用しています。なお,強い揺れ
による被害をもたらす波(主要動)は主に後から伝わってくるS波です。
緊急地震速報を受信してから強い揺れが到達するまでの時間は,数秒から数十秒程度と長くはありま せん。特に震源に近いところでは速報が間に合わないことがあります。また,ごく短時間のデータを使 った速報であるため,予測された震度には誤差を伴います。
しかしながら,日頃から緊急地震速報を想定した訓練等を行うことで,地震への備えとして安全な場 所の把握が可能になり,常にとっさの安全確保行動が取れるようになります。
災害体制
災害発生時には,やるべき事項を整理し,必要な人員を確保するとともに適切な配置を行う必要があ ります。
しかしながら,災害発生後に被害状況の全容を把握してから,これらを行うと対応が後手に回ってし まいます。そのため,災害を起こす可能性がある自然現象のレベル(例えば,地震ではある震度以上, 台風では警報の発令等)に応じたルールを決めておき,それに応じた被害の可能性を想定して災害対応 を進めます。たとえば,地震では,つくば市内で震度5弱以上の地震が発生した場合,被害の有無に関
わらず,即座に教職員は学校へ参集します。これを,“災害体制”と言います。
”災害体制”に入ると,被害の可能性を想定して活動するため,児童生徒の安否確認,学校施設および
学区内の被害状況把握を自動的に行うことになります。
つくば市教育委員会では,地震災害は,つくば市内で震度5弱以上の地震した場合,積乱雲による竜
巻等が学区で発生したと考えられる場合,“災害体制”を取ることとしています。
1次避難,2次避難
学校の防災訓練等においては,多くの場合,その場での安全行動を1次避難,全児童生徒を校庭等に 集合させる避難を2次避難と呼称しますが,学校により異なる呼称を用いている場合があります。
指定緊急避難場所(つくば市 HP より)
指定緊急避難場所とは,災害が発生し,または発生するおそれがある場合に,その危険から逃れるた めに避難する場所として,洪水や津波等異常な現象の種類ごとに安全性等の一定の基準を満たす施設ま
たは場所を,市町村長が指定するものです。(災害対策基本法第49条の4)
なお,市の指定がない公園等でも,災害の危険から逃れるためであれば,一時的に避難しても差し
支えありません(必ずしも,指定緊急避難場所に逃げるということではありません)。
【指定緊急避難場所へ避難する事例】
川の洪水が予想される場合に,高台の指定緊急避難場所へ避難する。
山で土石流の発生が予測される場合や大規模な山火事が発生した場合に,指定緊急避難場所へ避難する。
つくば市の指定緊急避難場所は,以下の通りです。
※緊急指定避難所のうち,民間施設については,協定を締結し,指定避難所として利用することを取り 決めています。
指定避難所
指定避難所とは,災害の危険性があり避難した住民等を災害の危険性がなくなるまでに必要な間滞在 させ,または災害により家に戻れなくなった住民等を一時的に滞在させるための施設として市町村長が
指定するものです。(災害対策基本法第49条の7)
指定避難所は,災害対策基本法施行令第20条の6の規定により,次のすべてを満たすこととなって
います。
・被災者等を滞在させるために必要且つ適切な規模である
・速やかに被災者等を受け入れ,または生活関連物資を配布することが可能である ・想定される災害の影響が比較的少ない場所である
・車両等による輸送が比較的容易な場所である
なお,指定避難所の中で,主に高齢者,障害者,乳幼児等の要配慮者を滞在させる「福祉避難所」に ついては,上記に加え,次をすべて満たすこととなっています。
・要配慮者の円滑な利用を確保するための措置が講じられている
・災害時に要配慮者が相談し,支援を受けることができる体制が整備される
・災害時に主として要配慮者を滞在させるために必要な居室が可能な限り確保される
つくば市の指定避難所は,次ページの通りです。
上記の緊急指定避難所および指定避難所は,平成25年の災害対策基本法の改正を踏まえて指定して
います。なお,つくば市内の小中学校,児童館,交流センターには「指定避難所」を示す看板が設置さ
No. 施設・場所名 所在地 備考
1 さくら運動公園 金田1603
2 茎崎運動公園 下岩崎2160-10
3 大池公園 北条1477-1
4 川口公園 上郷3190 ※洪水・内水氾濫時は利用不可
5 研究学園駅前公園 学園南2-1
6 筑波北部公園 北原1
7 (株)鹿島アントラーズFC
つくば市の指定避難所
No. 施設名 所在地
1 大穂学園大曽根小学校 大曽根2917
2 大穂学園前野小学校 前野1367
3 大穂学園要小学校 要449-1
4 大穂学園吉沼小学校 吉沼1010
5 大穂学園大穂中学校 篠崎475
6 豊里学園沼崎小学校 沼崎1650
7 豊里学園今鹿島小学校 今鹿島1762
8 豊里学園上郷小学校 上郷2499
9 豊里学園豊里中学校 高野1213
10 輝翔学園谷田部小学校 谷田部2938
11 輝翔学園谷田部南小学校 境田191-1
12 高山学園島名小学校 真瀬2103
13 高山学園真瀬小学校 島名537-1
14 光輝学園葛城小学校 苅間689
15 輝翔学園柳橋小学校 柳橋360
16 洞峰学園小野川小学校 館野731
17 光輝学園手代木南小学校 松代4-24
18 洞峰学園二の宮小学校 二の宮4-11
19 光輝学園松代小学校 松代3-3-1
20 洞峰学園東小学校 東2-24
21 輝翔学園谷田部中学校 谷田部6100
22 高山学園高山中学校 下河原崎503
23 光輝学園手代木中学校 松代5-10
24 洞峰学園谷田部東中学校 東2-25-1
25 桜学園栄小学校 金田54
26 桜学園九重小学校 上ノ室2126
27 桜並木学園桜南小学校 大角豆789-1
28 桜学園栗原小学校 栗原2018
29 竹園学園竹園東小学校 竹園3-13
30 桜並木学園並木小学校 並木2-12
31 吾妻学園吾妻小学校 吾妻2-16
32 竹園学園竹園西小学校 竹園2-19-3
33 桜学園桜中学校 金田1500
34 竹園学園竹園東中学校 竹園3-11
35 桜並木学園並木中学校 並木3-8
36 吾妻学園吾妻中学校 天久保1-9-1
37 百合ヶ丘学園田水山小学校 水守620
38 紫峰学園田井小学校 神郡1200
39 紫峰学園北条小学校 北条1077
40 紫峰学園小田小学校 小田3107
41 (旧)山口小学校 山口913
No. 施設名 所在地
42 総合教育研究所 大形1333-1
43 百合ヶ丘学園作岡小学校 作谷1833
44 百合ヶ丘学園菅間小学校 中菅間877
45 百合ヶ丘学園筑波西中学校 作谷578-2
46 紫峰学園筑波東中学校 北条4160
47 高崎学園茎崎第一小学校 高崎2290
48 茎崎学園茎崎第二小学校 上岩崎1076
49 茎崎学園茎崎第三小学校 小茎798-1
50 茎崎学園茎崎中学校 小茎450
51 高崎学園高崎中学校 高崎1730
52 春日学園義務教育学校 春日2-47
53 市民研修センター 北条1477-1
54 市民ホールつくばね 北条5060
55 筑波交流センター 北条5060
56 大穂交流センター 筑穂1-10-4
57 豊里交流センター 高野1197-20
58 谷田部交流センター 谷田部4774-18
59 松代交流センター 松代4-16-3
60 二の宮交流センター 二の宮4-6-2
61 春日交流センター 春日2-36-1
62 島名交流センター 島名784-30
63 小野川交流センター 館野477-1
64 竹園交流センター 竹園3-19-2
65 並木交流センター 並木4-2-1
66 広岡交流センター 下広岡410-167
67 吾妻交流センター 吾妻1-10-1
68 茎崎交流センター 小茎318
69 桜交流センター 松塚1036-2
70 つくばカピオ 竹園1-10-1
71 つくばイノベーションプラザ 吾妻1-10-1
72 働く婦人の家 沼田40-2
73 教育相談センター 沼田40-2
74 (株)常陽銀行常陽つくばビル 吾妻1-14-2
75 (株)筑波銀行つくば本部ビル 竹園1-7
76 (株)鹿島アントラーズFC
つくばアカデミーセンター みどりの中央51-1
77 つくば市谷田部農業協同組合 谷田部2074-1
78 千勝神社 泊崎173
79 ~ 102
福祉避難所(※)
県立つくば特別支援学校 ほか23箇所
玉取2100
ほか23箇所