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平 成 1 7 年 3 月 期 決 算 短 信 ( 連 結 )

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(1)

 

      

平 成 1 7 年 3 月 期   決 算 短 信 ( 連 結 )   平成17年5月10日    東 京 電 力 株 式 会 社            上場取引所       東京、大阪、名古屋    コード番号  9501      本社所在都道府県       東  京  都 

  ( U R L  http://www.tepco.co.jp/) 

  代            役職名          氏名  勝 俣  恒 久  問合せ先責 任 者

        役職名    経理部連結決算グループマネージャー 氏名 

 

木    豊  

TEL(03)4216−1111

    決 算 取 締 役 会 開 催 日  平成17年5月10日 

  米 国 会 計 基 準 採 用の有 無      無 

1.17年3月期の連結業績(平成16年4月1日〜平成17年3月31日)   

(1)連結経営成績      (注)金額は百万円未満の端数を切り捨てて表示している。 

  売  上  高    営  業  利  益  経  常  利  益 

17年3月期  16年3月期 

百万円    %  5,047,210 

      4.0 

4,853,826    △  1.3 

百万円      %      566,304         15.8      489,004      △  6.2 

百万円       %  408,238        32.7  307,749        13.5   

 

当 期 純 利 益  1 株 当 た り  当 期 純 利 益 

潜在株式調整後  1株当たり当期純利益 

株 主 資 本  当期純利益率 

本  経常利益率 

高  経常利益率 

17年3月期 16年3月期 

百万円   %  226,177     51.2  149,550  △  9.5 

円   銭  167  . 29  110  . 53 

円   銭 

── 

110  . 32 

%  9.3  6.5 

%  3.0  2.2 

%  8.1  6.3 

(注)① 持分法投資損益           17 年3月期     1,135 百万円   16 年3月期   △ 16,528 百万円 

② 期中平均株式数(連結)   17 年3月期   1,349,978,312 株   16 年3月期   1,350,655,362 株       ③ 会計処理の方法の変更  無 

     ④ 売上高、営業利益、経常利益、当期純利益におけるパーセント表示は、対前期増減率 

(2)連結財政状態 

      総   資   産  株 主 資 本  株主資本比率  1株当たり株主資本   

17年3月期  16年3月期 

百万円  13,748,843  13,900,906 

百万円  2,502,157  2,360,475 

%  18.2  17.0 

円   銭  1,853   .  52  1,748   .  06 

(注)期末発行済株式数(連結)    17 年3月期    1,349,762,823株    16 年3月期   1,350,186,262株 

(3)連結キャッシュ・フローの状況       営 業 活 動 に よ る  

キャッシュ・フロー 

投 資 活 動 に よ る キャッシュ・フロー 

財 務 活 動 に よ る キャッシュ・フロー 

現金及び現金同等物 高   

17年3月期  16年3月期 

百万円  1,411,470  1,147,591 

百万円 

△   577,503 

△   693,871 

      百万円 

△   785,600 

△   451,371 

百万円  132,431 

83,462 

(4)連結範囲及び持分法の適用に関する事項 

   連結子会社数  130社  持分法適用非連結子会社数  0社  持分法適用関連会社数  50社 

(5)連結範囲及び持分法の適用の異動状況 

   連結(新規)   17社  (除外)  12社   持分法(新規)  8社  (除外)   1社  2.18年3月期の連結業績予想(平成17年4月1日〜平成18年3月31日) 

    売    上    高  経   常   利   益  当  期  純  利  益   

中 間 期  通    期 

百万円     

2,500,00000        5,150,0005 

百万円   180,0005,   390,0005000 

百万円        1110,000 

         65240,000 

(2)

 

 

1.企業集団の状況 

 

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は,当社,子会社130社及び関連会社80社(平成17年3月31日現 在)で構成され,「電気事業」を中心に,「情報・通信事業」及び「その他の事業」の3部門に関係する事業を行っている。 

各事業における,当社及び関係会社の位置付けは次のとおりである。 

  なお,次の3部門は,別紙連結財務諸表注記資料の「1.セグメント情報の注記  1.事業の種類別セグメント情報」に 掲げる事業の種類別セグメント情報の区分と同一である。 

 

【電気事業】 

電気事業においては,一般電気事業を営む当社のほか,発電を行う関係会社がある。このうち当社は,当社の発電設        備のほか,グループ内外から受電する電力をあわせ,関東地方一円,山梨県及び静岡県の富士川以東の区域のお客さま        に販売している。 

 

(主な関係会社) 

  《発      電》 

      東京発電㈱,君津共同火力㈱,鹿島共同火力㈱,相馬共同火力発電㈱,常磐共同火力㈱,日本原子力発電㈱ 

  

【情報・通信事業】 

情報・通信事業においては,当社のほか,当社グループの保有する技術,設備などの経営資源を有効活用し,電気通        信事業,有線テレビジョン放送事業,情報ソフト・サービス事業を行っている関係会社がある。 

 

   (主な関係会社) 

 

     電 業:  ㈱パワードコム 

     有線テレビジョン放送事業:  ㈱テプコケーブルテレビ 

     情報ソフト・サービス事業:  ㈱テプコシステムズ,㈱アット東京   

【その他の事業】 

その他の事業においては,当社のほか,電気事業の効率的な経営に資するため,電気事業の機能を分担し,設備の建        設・保守,燃料の供給,運輸・サービス,資機材の供給,不動産管理を行っている関係会社がある。また,当社の保有 する技術,設備などの経営資源を有効活用する多角化事業として,エネルギー・環境事業,住環境・生活関連事業,海 外事業を行っている関係会社がある。 

 

  (主な関係会社) 

 

    《電気事業の機能分担》 

 

      設 備 の 建 設 ・ 保 守: 東電工業㈱,東電環境エンジニアリング㈱,東電設計㈱,東京電設サービス㈱, 

㈱東電ホームサービス,㈱関電工        燃 給: 日本原燃㈱ 

      運 輸 ・ サ ー ビ ス: 東電広告㈱,パシフィック

エルエヌジー

シッピング社        資 給: 東光電気㈱,㈱高岳製作所 

      不 理: 東電不動産管理㈱,東新ビルディング㈱ 

    《多 角 化 事 業》 

      エ ネ ル ギ ー ・ 環 境 事 業: 東京都市サービス㈱,マイエナジー㈱,関東天然瓦斯開発㈱ 

      住 環 境 ・ 生 活 関 連 事 業: ㈱キャリアライズ,ハウスプラス住宅保証㈱ 

      海 業: トウキョウ・エレクトリック・パワー・カンパニー・インターナショナル社, 

テプコ・フォレスツ・オーストラリア社, 

ティーエムエナジー・オーストラリア社   

 

以上述べた事項を「事業系統図」及び「関係会社の状況」によって示すと,次のとおりである。 

(3)

[事業系統図]

     持 分 法 非 適 用 関連 会社 サ ー ビ ス ・ 財 の 流 れ

持 分 法 適 用 関 連 会 社

お   客   さ   ま

《 発 電 》

鹿

相 馬 共 同 火 力 発 電 ㈱

日 本 原 子 力 発 電 ㈱

《 電 気 事 業 の 機 能 分 担 》

設 備 の 建 設 ・ 保 守

運 輸 ・ サ ー ビ ス

東 電 環 境 エ ン ジ ニ ア リ ン グ ㈱

東 京 電 設 サ ー ビ ス ㈱

㈱ 東 電 ホ ー ム サ ー ヒ ゙ ス

㈱ 東 設 土 木 コ ン サ ル タ ン ト

テ フ ゚ コ ・ リ ソ ー シ ス ゙ 社 テ フ ゚ コ ・ オ ー ス ト ラ リ ア 社 東 京 テ ィ モ ー ル ・ シ ー ・ リ ソ ー シ ス ゙ ( 米 ) 社

テ プ コ ・ ダ ー ウ ィ ン ・ エ ル エ ヌ ジ ー 社 東 京 テ ィ モ ー ル ・ シ ー ・ リ ソ ー シ ス ゙ ( 豪 ) 社

東 京 リ ヒ ゙ ン ク ゙ サ ー ヒ ゙ ス ㈱ 東 電 ピ ー ア ー ル ㈱

テ プ コ ・ リ イ ン シ ュ ラ ン ス 社

パシフィック・エルエヌジー・シッピング社 ハ ゚ シ フ ィ ッ ク ・ エ ル エ ヌ シ ゙ ー 輸 送 ㈱ ハ ゚ シ フ ィ ッ ク ・ ユ ー ロ ス ・ シ ッ ヒ ゚ ン ク ゙ 社 トランスオーシャン・エルエヌジー輸送㈱

◎エルエヌジー・マリン・トランスポート㈱

㈱ 環 境 美 化 セ ン タ ー

新 日 本 ヘ リ コ フ ゚ タ ー ㈱

㈱ 当 間 高 原 リ ゾ ー ト 日 本 ユ ー テ ィ リ テ ィ サ フ ゙ ウ ェ イ ㈱ 日 本 原 子 力 防 護 シ ス テ ム ㈱

東 電 不 動 産 管 理 ㈱

東 新 ビ ル デ ィ ン グ ㈱

㈱ む つ 小 川 原 ハ ビ タ ッ ト 東 双 不 動 産 管 理 ㈱

《 多 角 化 事 業 》

エ ネ ル ギ ー ・ 環 境 事 業 住 環 境 ・ 生 活 関 連 事 業

森 ヶ 崎 エ ナ ジ ー サ ー ビ ス ㈱ 伊 勢 原 エ ネ ル ギ ー サ ー ビ ス ㈱ 東 京 臨 海 リ サ イ ク ル パ ワ ー ㈱

㈱ ユ ー ラ ス エ ナ シ ゙ ー ホ ー ル テ ゙ ィ ン ク ゙ ス 日 本 自 然 エ ネ ル ギ ー ㈱

日 本 フ ァ シ リ テ ィ ・ ソ リ ュ ー シ ョ ン ㈱ ユ ー ラ ス エ ナ ジ ー ・ ヨ ー ロ ッ パ 社 他 55 社

青 山 エ ナ ジ ー サ ー ビ ス ㈱

㈱ ク リ ー ン コ ー ル ハ ゚ ワ ー 研 究 所

㈱ テ プ コ シ ス テ ム ズ 東 電 ユ ー ク エ ス ト ㈱

東 京 レ コ ー ト ゙ マ ネ シ ゙ メ ン ト ㈱

㈱ シ ゙ ャ ハ ゚ ン ・ イ ー マ ー ケ ッ ト シ ゙ ャパン ケーフ ゙ ルネットホ ールデ ィン グ ス㈱

日 本 デ ジ タ ル 配 信 ㈱

東 電 タ ウ ン プ ラ ン ニ ン グ ㈱ 東 電 ラ イ フ サ ポ ー ト ㈱

◎ ス ポ ー ツ プ レ ッ ク ス ・ ジ ャ パ ン ㈱

㈱ T E P C O コ ー ル ア ド バ ン ス

ハ ウ ス フ ゚ ラ ス 住 宅 保 証 ㈱

㈱ 東 京 エ ネ ル キ ゙ ー リ サ ー チ

㈱ ア ル フ ァ フ ゚ ラ イ ム ・ シ ゙ ャ ハ ゚ ン ハ ウ ス シ ス テ ム ・ ソ リ ュ ー シ ョ ン ㈱

ト ウ キ ョ ウ ・ エ レ ク ト リ ッ ク ・ ハ ゚ ワ ー

・ カ ン ハ ゚ ニ ー ・ イ ン タ ー ナ シ ョ ナ ル 社 テ フ ゚ コ ・ フ ォ レ ス ツ ・ オ ー ス ト ラ リ ア 社 テ ィ ー エ ム エ ナ シ ゙ ー ・ オ ー ス ト ラ リ ア 社

ロ イ ・ ヤ ン ・ マ ー ケ テ ィ ン ク ゙ ・ ホ ー ル テ ゙ ィ ン ク ゙ ス 社 ア イ テ ィ ー エ ム ・ イ ン ヘ ゙ ス ト メ ン ト 社 ク ゙ レ ー ト ・ エ ナ シ ゙ ー ・ ア ラ イ ア ン ス 社 タ ス ・ フ ォ レ ス ト ・ ホ ー ル テ ゙ ィ ン ク ゙ ス 社 ア イ テ ィ ー エ ム ・ オ ー ア ン ト ゙ エ ム 社

(情報・通信事業)

有 線 テ レ ビ ジ ョ ン 放 送 事 業

情 報 ソ フ ト ・ サ ー ビ ス 事 業

◎ ㈱ フ ァ ミ リ ー ネ ッ ト ・ ジ ャ パ ン 他 1 社

◎ パ ワ ー ド コ ム ・ ア メ リ カ 社

◎ ㈱ ド リ ー ム ・ ト レ イ ン イ ン タ ー ネ ッ ト 他 1 社

コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ズ ㈱ 他 3 社

㈱ テ フ ゚ コ ケ ー フ ゙ ル テ レ ヒ ゙ 川 越 ケ ー フ ゙ ル ヒ ゙ シ ゙ ョ ン ㈱

 東   京   電   力   ㈱

◎ 関 東 天 然 瓦 斯 開 発 ㈱ イタリアン・ヴェント・パワー・コーポレーション社 他 38 社

◎ オ ア シ ス ・ パ ワ ー ・ パ ー ト ナ ー ズ 社

(その他の事業)

(電気事業)

(注) 1.◎印を付した会社は,当連結会計年度において,新たに当社グループに加えた会社である。

(4)

[関係会社の状況]

 (1)連結子会社

名   称 住 所 資本金

(百万円) 主要な事業の内容 議決権の 所有割合

役員の

兼任等 関 係 内 容

東電不動産管理㈱*1

 

東京都中央

2,000 当社保有土地等の管理,

社宅等の賃貸

100.0%

  兼  任1人 転籍等7人

不動産管理の委託,社宅用建物の賃

兼 任1人 転籍等4人

5,699

66.7% 転籍等4人 ガス田開発事業会社への

投資 3,900 万米ドル 東京ティモール・シー・リソーシズ

(米)社

アメリカ デラウェア州 ウィルミングトン

東京都港区

電気通信回線の利用,電気通信設備 の保守委託

パシフィック・エルエヌジー・

シッピング社

バハマ

ナッソー 3,755 LNG船の保有,用船 70.0% 転籍等3人 −

㈱パワードコム*2*3 東京都港区 45,010 電気通信事業

転籍等3人

転籍等9人 100.0%

LNGプラント事業投資 会社及びパイプライン事 業会社への投資

100.0%

海外事業への投資

84.1%

(0.2%)

建物の賃貸

配電用資材の管理・輸送の委託

転籍等4人 −

転籍等5人 コンピュータ,電気通信設

備等の設置場所賃貸及び 保守,管理,運営

転籍等6人 72.0%

(20.0%) 国内外の風力発電事業 60.0%

兼 任1人 転 籍6人

広告のための配電柱の賃貸,配電線 路図面管理の委託

貨物自動車運送事業,倉

庫事業 80.0% 兼 任1人

転 籍7人 当社所有の配電線路の電

柱等を媒体とする広告の請

81.8%

(1.6%)

テレビ共聴対策業務の委託 電力量計の修理調整並び

に検定代弁 100.0% 兼 任1人 転 籍4人

取引用電力量計の修理及び失効替工 事の委託

86.3%

(0.9%) 有線テレビジョン放送事業

転 籍6人 展示館の運営・管理委託

熱供給事業 100.0% 転籍等9人 温熱・冷熱の購入,冷暖房・空調設備 の保守及び管理の委託

展示館,ショウルーム等の 運営,管理 100.0%

兼 任1人

転 籍5人 社宅・厚生施設等の管理・運営委託 電気利用に関するコンサル

テ ィ ン グ , 配 電 設 備 の 設 計,保守

100.0% 兼 任1人 転 籍9人

電気利用の相談,普及開発活動及び 配電設備の設計・点検・巡視等の委託 厚生施設,社宅の営繕,賃

貸,管理運営 100.0%

兼 任1人

転 籍8人 送電・変電設備等の保守の委託 不動産の賃貸借,管理 100.0% 兼 任1人

転籍等6人 建物の賃借 送電,変電設備等の保守 100.0%

20 50

11,250 50 400

100 8,775 7,283 万豪ドル 24,000 万ユーロ 50 1,100 50

200

東京都渋谷 東京都港区

東京都港区 東京都港区 東京都港区

東京都港区 埼玉県さいた ま市

オランダ アムステルダム

オーストラリア 西オーストラリア州 パース

東京都港区 東京都港区 東京都港区

東京都港区

東電広告㈱

東電物流㈱

㈱アット東京

㈱ユーラスエナジーホールディ ングス

東電ピーアール㈱

東京都市サービス㈱

東京計器工業㈱

㈱テプコケーブルテレビ トウキョウ・エレクトリック・

パワー・カンパニー・

インターナショナル社 テプコ・オーストラリア社 東京電設サービス㈱

東新ビルディング㈱

東京リビングサービス㈱

㈱東電ホームサービス

兼 任1人 転 籍5人

土地管理委託,自然環境・資源の保全 のための山林管理委託

㈱テプコシステムズ 東京都江東

350

コンピュータ機器による情 報処理,コンピュータのソフ トウェアの開発及び保守

100.0% 兼 任1人 転 籍7人

コンピュータ関連の業務処理委託及び ソフトウェア開発・保守の委託 100.0%

尾瀬林業㈱ 東京都港区 80尾瀬・裏磐梯の山林管理,

土地の管理,造園

100.0%

東電環境エンジニアリング㈱ 東京都港区

東電設計㈱ 東京都台東

40

300環境保全設備等の運転,

保守 100.0%

発電,送電,変電設備等の 設計,工事監理

東電工業㈱ 東京都港区 300 発電設備等の補修工事

東京発電㈱ 東京都港区 2,200 電気の卸供給 100.0% 兼 任1人

転籍等7人 発生電力の購入

100.0% 兼 任1人 転 籍10人

発電・送電・変電設備等の設計及び監 理の委託

兼  任1人

転  籍9人 電力設備の補修工事の委託

火力・原子力発電所の環境保全・放射 線管理設備等の運転・保守委託 兼  任1人

転籍等11人

(5)

名   称 住 所 資本金

(百万円) 主要な事業の内容 議決権の 所有割合

役員の

兼任等 関 係 内 容

(注)  1.連結子会社は,いずれも特定子会社に該当しない。

     2.議決権の所有割合の( )内は,間接所有割合で内数である。

    3.*1:平成17年4月1日付で,東電不動産管理㈱は,商号を東電不動産㈱に変更した。

    4.*2:有価証券報告書を提出している。

− LNGプラント事業会社

への投資及びパイプライ ン事業

転籍等4人

転籍等4人 電気通信事業

電気通信事業

ガス田開発事業 東京都港区

テプコ・ダーウィン・

エルエヌジー社

東京ティモール・シー・

リソーシズ(豪)社

100.0%

(100.0%)

54.3%

(54.3%) フュージョン・コミュニ

ケーションズ㈱*4

東京都港区 東京都千代

田区 10,955

オーストラリア 西オーストラリア州 パース

6,922 万豪ドル

燃料油の購入,車両の賃借 燃料油の購入

燃料油の購入,火力発電所等の防災 業務の委託

兼 任1人 転 籍5人 原油及び石油製品の販売 100.0%

(100.0%)

兼 任1人 転 籍5人 原油及び石油製品の販売 100.0%

(100.0%) 石油類,油脂類の販売業 100.0%

(100.0%)

兼 任1人 転 籍4人 南明興産㈱

㈱テプコーユ

㈱テプスター

その他98社 ティーエムエナジー・

オーストラリア社

東京都港区 東京都港区

40 20 20

㈱ドリーム・トレイン・

インターネット*2*4 1,257 96.6%

(96.6%)

オーストラリア クィーンズランド州 ブリスベン

8,850 万豪ドル

高速IPネットワークサービスの提 供

豪州における発電所共同 事業体への投資

70.0%

(70.0%) 転籍等3人

直加入電話サービス及び中継電話 サービスの利用

転籍等3人 転籍等5人

    5.*3:平成16年9月30日付で,㈱パワードコムは,第三者割当増資の引受に伴い,持分法適用関連会社から連結子会社となった。

100.0%

(100.0%)

オーストラリア 西オーストラリア州 パース

31,666 万豪ドル

    6.*4:当連結会計年度において,新たに提出会社の連結子会社となった。

(6)

 (2)持分法適用関連会社

名   称 住 所 資本金

(百万円) 主要な事業の内容 議決権の 所有割合

役員の

兼任等 関 係 内 容

その他40社

 (注) 1.議決権の所有割合の( )内は,間接所有割合で内数である。 

     2.*1:有価証券報告書を提出している。

     3.*2:平成16年9月29日付で,関東天然瓦斯開発㈱は,株式取得により,持分法適用関連会社となった。 

        

                    

配電,送電設備の電気工事の委託 発生電力の購入

発生電力の購入 発生電力の購入 発生電力の購入 兼 任1人

転籍等3人

ウラン濃縮事業,再処理事 業,廃棄物管理事業,廃棄 物埋設事業

電気機械器具の購入,取引用計器の 修理及び失効替工事の委託

電気機械器具の購入

発生電力の購入

ウランの濃縮,高レベル放射性廃棄物 の一時保管及び低レベル放射性廃棄 物の埋設の委託

28.3%

(0.1%)

20.6%

電気の卸供給

21.7%

47.9%

(1.2%)

46.1%

28.3%

配電,送電設備等の電気 工事

電気機械器具その他機械 器具工具計量器及びその 部品の製造修理並びに販

電気機械器具その他の機 械器具の製造,加工,修理 及び販売

1,452

5,906

120,000

200,000

日本原燃㈱*1 青森県上北

郡六ヶ所村 東京都千代 田区

東京都中央 東京都千代 田区 東光電気㈱*1

㈱高岳製作所*1

日本原子力発電㈱*1

火 力 発 電に よる 電気 の卸 供給

火 力 発 電に よる 電気 の卸 供給

火 力 発 電に よる 電気 の卸 供給

㈱関電工*1

火 力 発 電に よる 電気 の卸 供給

50.0%

50.0%

50.0%

49.1%

兼 任1人 転籍等2人 鹿島共同火力㈱

相馬共同火力発電㈱

常磐共同火力㈱

転籍等4人 兼 任1人 転籍等7人

  兼 任1人 転籍等4人 8,500

22,000 120,000 56,000

兼 任1人 転籍等5人 東京都港区

東京都千代 田区 福島県相馬 茨城県鹿嶋  

千葉県君津

10,264 君津共同火力㈱

関東天然瓦斯開発㈱*1*2 東京都中央

7,902

天 然 ガ ス の 採 取 ・ 販 売 , ヨードの製造・販売,かん水 の販売

転 籍1人 兼 任1人 転籍等4人 兼 任1人 転籍等9人 転籍等4人

(7)

2.経営方針

[新しい経営方針] 

  昨年 10 月、本格的な競争時代における東京電力グループのさらなる発展・成長を目指 し、東京電力グループ中期経営方針「経営ビジョン2010」を発表いたしました。 

  この「経営ビジョン2010」は、従来の「経営ビジョン」(平成 13 年 3 月発表)で 取り組んできた成果を踏まえ、激しく変化する経営環境に柔軟に対応しながら、今後も お客さまのニーズに的確にお応えし、エネルギーにとどまらず情報通信などを含めた最 適なサービスをトータルで提供していくためには、当社とグループ企業の連携をこれま で以上に緊密にしていく必要があることから、東京電力グループ全体で目指す共通の方 向性や目標を示すものとして策定したものです。 

具体的には、「エネルギーの最適サービスを通じて豊かな生活と快適な環境の実現に 貢献する」ことをグループ経営理念に掲げ、その実現に向けて3つのグループ経営指針

「社会の信頼を得る」「競争を勝ち抜く」「人と技術を育てる」を示すとともに、以下の 通り、業務効率改善・財務体質改善・事業の成長・地球環境貢献といった項目について、

2010 年度までに達成すべき5つの数値目標(「数値目標2010」)を設定いたしました。 

当社は、この「経営ビジョン2010」の下で、具体的なアクションプランを実行し ていくことを通じて、さらに企業価値を高め、成長力溢れるグループ経営を確立してい きます。 

<数値目標2010> 

 

  (1)業務効率改善目標 

      「設備安全・品質確保を大前提に、業務効率を 2003 年度比で 20%以上改善」 

  (2)財務体質改善目標 

      「株主資本比率 25%以上を達成」 

  (3)事業の成長目標 

①販売電力量の開拓 

      2004 年の離脱需要の2倍に相当する、「100 億 kWh 以上の販売電力量を開拓」 

    ②電気事業以外の売上高・営業利益 

      電気事業における売上高・営業利益の1割以上に相当する、 

         

「電気事業以外の売上高 (注 1)   6,000 億円以上、 

      電気事業以外の営業利益 (注 2)     600 億円以上を確保」 

(注 1) 連結子会社・附帯事業の外部顧客に対する売上高の合計                  (注 2) 連結子会社・附帯事業の営業利益の合計

 

  (4)地球環境貢献目標  

「CO排出原単位を 1990 年度比で 20%削減」 

 

(8)

[経営計画] 

  「経営ビジョン2010」にもとづき、今後 3 年間で取り組むアクションプランとし て、本年 3 月に「平成 17 年度経営計画」を発表いたしました。 

今回の経営計画は、「経営ビジョン2010」にて示した 3 つのグループ経営指針に沿 って、当社が重点的に取り組む課題と主要な経営目標を示しております。当社グループ は、常に企業の社会的責任を果たしながら、厳しさを増す競争環境の中で、お客さまに 選ばれ続けるために、お客さまニーズに的確にお応えする低廉かつ高品質なサービスの 提供や業務効率化の推進に総力を挙げて取り組んでいきます。 

当社は、この経営計画の実践を通じ、東京電力グループのさらなる成長・発展と企業 価値の向上に努めてまいります。 

なお、「平成 17 年度経営計画」における主要な経営目標は以下の通りです。 

<利益・フリーキャッシュフロー目標:連結・単独>(平成 17〜19 年度の 3 年間平均) 

  ○ROA(総資産利益率)          4%以上    ○フリーキャッシュフロー      5,000 億円程度    ○経常利益(単独)      3,500 億円以上 

<財務体質改善目標:単独> 

  ○株主資本比率             22%以上(平成 19 年度末) 

(平成 17〜19 年度の 3 年間で有利子負債を 1 兆円以上削減) 

<業務効率改善目標:単独> 

  ○設備投資額            6,200 億円程度(平成 17〜19 年度の 3 年間平均) 

<事業の成長目標> 

  ○販売電力量の開拓           40 億 kWh 程度(平成 17〜19 年度の 3 年間合計) 

  ○電気事業以外の売上高 (注 1)       5,000 億円程度(平成 19 年度) 

  ○電気事業以外の営業利益 (注 2)      250 億円程度(平成 19 年度) 

(注 1) 連結子会社・附帯事業の外部顧客に対する売上高の合計        (注 2) 連結子会社・附帯事業の営業利益の合計

 

   

[信頼回復に向けて]

当社は、平成 14 年に明らかになった原子力発電所における一連の不祥事を踏まえて、

再発防止の徹底をはかるため、「4つの約束」を公表し「しない風土」と「させない仕組 み」の構築に、全社を挙げて取り組んでまいりました。今後とも安全を最優先した事業 運営を積み重ね、立地地域や社会の皆さまからの信頼回復に向けて、企業倫理遵守、安 全対策や品質管理の徹底などに全力で取り組んでまいります。

 

(9)

[コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方及びその施策の実施状況]

当社では、企業の継続的な成長・発展と長期的な企業価値の向上を図る観点から、コー  ポレート・ガバナンスの充実を重要な経営課題と位置付け、以下のとおり、実践しており ます。 

当社グループが中期的に目指す基本的方向性については、中期経営方針「経営ビジョン  2010」(昨年 10 月発表)に示しており、また、当社グループとして果たすべき行動理 念のあり方は、「東京電力グループ企業行動憲章」(本年 4 月発表)に示しております。こ れらは、従来に比べ、当社グループ全体として達成すべきものという位置付けを一層明確 化しております。 

(1) 会社の機関等の内容 

①取締役会(取締役)・常務会等 

取締役会は、社外取締役 2 名を含む 18 名で構成されており、原則として月 1 回開 催されるほか、必要に応じて随時開催されております。また、取締役会に付議され る事項を含め、経営に関する重要な事項については、原則として毎週開催される常 務会やその他の会議体等において審議を行うなど、的確かつ迅速な意思決定を図り、

効率的な会社運営を実施しております。なお、昨年 6 月より、取締役の員数をスリ ム化し、取締役会の意思決定及び監督の機能を高めるとともに、執行役員制度を新 たに導入し、当社グループ全般にわたる経営課題に取り組む取締役と、特定の業務 の責任を担う執行役員の位置付けを明確化しております。 

 

②監査役(監査役会) 

監査役は、社外監査役 4 名を含む 7 名からなり、監査役会は監査役間の協議等を 行うため、原則として月 1 回開催されるほか、必要に応じて随時開催されておりま す。監査役は、取締役会その他の重要な会議への出席、本店及び主要な事業所の業 務及び財産の状況調査等により、取締役の職務執行状況等について、厳正な監査を 実施しており、定期的に開催される取締役との会合等において意見交換しておりま す。また、監査役監査に係る業務を実務的に補佐するために、監査役業務部(人員 12 名)を設置しております。なお、昨年 6 月より社外監査役を 2 名から、半数以上 である 4 名とし、監査機能の強化を図っております。 

 

③会計監査人(監査法人)

商法特例法及び証券取引法に基づく会計監査人として新日本監査法人と契約を結 び、厳正な会計監査を受けております。

当社の会計監査業務を執行した公認会計士は以下のとおりです。

氏  名       所属監査法人  継続監査年数  佐原  和正  新日本監査法人  12年  東    勝次  新日本監査法人  12年  白羽  龍三  新日本監査法人   2年 

会計監査業務に係わる補助者の構成は、公認会計士9名、会計士補7名となってお ります。 

 

(10)

(2) 内部統制の整備等の状況

取締役会等での決定事項に基づく業務執行は、「職制および職務権限規程」等にお  いて責任と権限を明確にした上、代表取締役、業務担当取締役、執行役員、本部長、

部長等が適切かつ迅速に遂行しております。なお、法令遵守や会計の適正処理をはじ めとする日常業務に関する品質の維持・向上を目的として、規程・マニュアル等の社 内規程の見直しを平成 18 年 3 月完了目途に実施しております。 

 

経営上の各種のリスクについては、それぞれの担当部署において対策を講じるとと  もに、個別のリスクについては、委員会等で適宜審議し適切に対応しております。 

 

内部監査については、品質・安全監査部(人員 41 名、昨年 6 月に「業務管理部」か  ら組織名称変更)、原子力品質監査部(人員 36 名)が中心となり、経営諸活動の遂 行状況を定期的かつ必要に応じて監査しており、さらに各事業所においても各事業所 長の指揮の下に監査を行っております。これらの主要な内部監査結果は、常務会等に 報告され、所要の改善措置がとられております。特に、原子力部門の安全・品質監査 に関しては、弁護士や学者等の社外有識者のみで構成される「原子力安全・品質保証 会議」による総合的な審議を経て、厳正・公正に実施しております。 

なお、監査役、内部監査部門及び会計監査人は、監査結果の意見交換等により相互  連携を図っております。 

また、社会規範に沿った業務運営・企業倫理遵守の徹底を図るため、社外有識者を 委員に含む企業倫理全般を統括する「企業倫理委員会」や法令や倫理上の悩みを気軽 に相談できる「企業倫理相談窓口」等を設置するとともに、あらゆる企業行動の規範 となる「企業倫理遵守に関する行動基準」を制定し、その定着に向けて全社員に対し 教育・研修を実施しております。

   

さらに、経営の透明性を高め、社外の意見を経営に反映するため、株主や投資家の みなさま向けに決算等の説明会の開催や事業報告書、インターネット・ホームページ 等の媒体を通じた的確かつ迅速な経営情報の開示を行うとともに、国内外の投資家の みなさまを経営層が直接訪問して意見交換を行うなど、積極的なIR活動を展開して おります。

(3) 社外取締役及び社外監査役との関係

当社は、社外監査役西岡喬氏が取締役会長を務める三菱重工業株式会社と電力設備 に関する物品の購入、研究・工事の委託等の取引を行っております。なお、社外取締 役及び他の社外監査役との間には、利益相反等に該当する取引はございません。

(11)

(4) 役員報酬・監査報酬の内容 

当事業年度における当社の取締役及び監査役に対する報酬等の内容は、以下のとお りです。

  報      酬  役員賞与金  退職慰労金 

      (百万円)         (百万円)         (百万円)

取 締 役  460   62  339 

監 査 役  104   12  216 

合    計  564   75  556 

(注)上記のほか、使用人兼務取締役の使用人分給与 85 百万円があります。 

また、当事業年度における当社及び連結子会社の新日本監査法人に対する報酬は以  下のとおりです。 

公認会計士法(昭和23年法律第103号) 

第2条第1項に規定する業務に基づく報酬 

      (百万円) 

143 

上記以外の業務に基づく報酬   38 

      合  計  181   

なお、今後も、コーポレート・ガバナンスの一層の向上に向け、当社にふさわしい経営  機構等について引き続き検討してまいります。 

 

    <会社の機関・内部統制等の関係>

 

[親会社等に関する事項]

  当社は、親会社等を有しません。

社 員 本部長・部長等

(執行役員含む)

品質・安全監査部 原子力品質監査部 業務執行部門(注)

各種委員会

・防災対策委員会

・システムセキュリティ対策委員会

・リスク管理委員会

・品質・安全委員会

・CSR委員会 等

企業倫理委員会 原子力安全・品質

保証会議

企業倫理相談窓口 常務会

取締役会(取締役)

株主総会

(注)本店本部・部、店所(支店、電力所、火力事業所等)、第一線機関、カンパニー

監査役 (監査役会)

会計監査人 (監査法人)

企業倫理委員会統括事務局

(総務部)

内部監査部門 代表取締役・

業務担当取締役

社 員 本部長・部長等

(執行役員含む)

品質・安全監査部 原子力品質監査部 業務執行部門(注)

各種委員会

・防災対策委員会

・システムセキュリティ対策委員会

・リスク管理委員会

・品質・安全委員会

・CSR委員会 等

企業倫理委員会 原子力安全・品質

保証会議

企業倫理相談窓口 常務会

取締役会(取締役)

株主総会

(注)本店本部・部、店所(支店、電力所、火力事業所等)、第一線機関、カンパニー

監査役 (監査役会)

会計監査人 (監査法人)

企業倫理委員会統括事務局

(総務部)

内部監査部門 代表取締役・

業務担当取締役

(12)

3 . 経 営 成 績 及 び 財 政 状 態    

[ 経 営 成 績 ]  

  平 成 16 年 度 ( 平 成 16 年 4 月 1 日 〜 平 成 17 年 3 月 31 日 ) の 売 上 高 は 、 前 年 度 比 4.0% 増 の 5 兆 472 億 円 ( 単 独 で は 同 1.9% 増 、 4 兆 8,232 億 円 )、 経 常 利 益 は 前 年 度 比 32.7% 増 の 4,082 億 円 ( 単 独 で は 同 26.3% 増 、 3,845 億 円 )、 当 期 純 利 益 は 前 年 度 比 51.2% 増 の 2,261 億 円( 単 独 で は 同 61.3% 増 、2,448 億 円 ) と な り ま し た 。  

 

  販 売 電 力 量 は 、 前 年 度 の 冷 夏 の 反 動 や 昨 年 夏 の 記 録 的 な 猛 暑 の 影 響 に よ り 冷 房 需 要 が 大 幅 に 増 加 し た こ と に 加 え 、 景 気 の 緩 や か な 回 復 基 調 を 反 映 し て 産 業 用 需 要 が 増 加 し た こ と な ど か ら 、 前 年 度 比 3.9% 増 の 2,867 億 kWh と な り ま し た 。  

内 訳 と し て は 、電 灯 は 前 年 度 比 6.5% 増 の 926 億 kWh、電 力 は 同 4.2% 増 の 782 億 kWh、 特 定 規 模 需 要 は 同 1.7% 増 の 1,159 億 kWh と な り ま し た 。  

 

  収 入 面 で は 、電 気 事 業 に お い て 、販 売 電 力 量 が 増 加 し た 一 方 で 、昨 年 10 月 か ら 料 金 引 下 げ を 実 施 し た こ と な ど に よ り 、 電 気 料 収 入 は 前 年 度 比 0.9% 増 の 4 兆 6,372 億 円 と な り ま し た 。 こ れ に 地 帯 間 販 売 電 力 料 や 他 社 販 売 電 力 料 な ど を 加 え る と と も に 、 連 結 に お い て は 、 株 式 会 社 パ ワ ー ド コ ム を 中 間 期 末 か ら 子 会 社 化 し た 影 響 な ど に よ り 、 売 上 高 は 、 前 年 度 比 4.0% 増 の 5 兆  472 億 円 ( 単 独 で は 同 1.9% 増 、 4 兆 8,232 億 円 )、 経 常 収 益 は 前 年 度 比 4.3% 増 の 5 兆  860 億 円 ( 単 独 で は 同 1.9% 増 、 4 兆 8,517 億 円 ) と な り ま し た 。  

 

  支 出 面 で は 、 電 気 事 業 に お い て 、 原 子 力 プ ラ ン ト の 点 検 ・ 補 修 工 事 の 完 了 に 伴 う 修 繕 費 の 増 加 や 原 子 力 発 電 電 力 量 の 増 加 に 伴 う バ ッ ク エ ン ド 費 用 の 増 加 に 加 え 、 連 結 に お い て は 、 株 式 会 社 パ ワ ー ド コ ム の 子 会 社 化 に よ る 費 用 増 な ど が あ り ま し た 。 そ の 一 方 で 、 電 気 事 業 に お い て 、 原 子 力 プ ラ ン ト の 再 稼 動 な ど に よ る 燃 料 費 や 購 入 電 力 料 の 大 幅 な 減 少 に 加 え 、 設 備 投 資 の 抑 制 に よ る 減 価 償 却 費 の 減 少 や 有 利 子 負 債 残 高 の 減 少 に 伴 う 支 払 利 息 の 負 担 減 等 、 効 率 化 や コ ス ト ダ ウ ン に 努 め ま し た 結 果 、 経 常 費 用 は 前 年 度 比 2.4% 増 の 4 兆 6,778 億 円 ( 単 独 で は 同 0.3% 増 、 4 兆 4,672 億 円 ) と な り ま し た 。  

 

[ 財 政 状 態 ]  

  ○ キ ャ ッ シ ュ ・フ ロ ー の 状 況  

当 年 度 に お け る キ ャ ッ シ ュ・フ ロ ー は 、電 気 料 収 入 が 増 加 し た こ と に 加 え 、 火 力 燃 料 購 入 に 関 す る 支 出 が 減 少 し た こ と な ど に よ り 、 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 当 年 度 末 残 高 は 、 前 年 度 末 に 比 べ 489 億 円 ( 58.7% ) 増 加 し 1,324 億 円 と な り ま し た 。  

(13)

   

( 営 業 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー )  

当 年 度 に お け る 営 業 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー は 、 前 年 度 比 23.0% 増 の 1 兆 4,114 億 円 の 収 入 と な り ま し た 。 こ れ は 、 電 気 料 収 入 が 増 加 し た こ と に 加 え 、 火 力 燃 料 購 入 に 関 す る 支 出 が 減 少 し た こ と な ど に よ る も の で す 。    

( 投 資 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー )  

当 年 度 に お け る 投 資 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー は 、 前 年 度 比 16.8% 減 の 5,775 億 円 の 支 出 と な り ま し た 。 こ れ は 、 供 給 信 頼 度 を 維 持 し つ つ 、 設 備 の 効 率 的 な 形 成・運 用 な ど 設 備 投 資 の 抑 制 に 努 め た こ と な ど に よ る も の で す 。   

( 財 務 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー )  

当 年 度 に お け る 財 務 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー は 、 前 年 度 比 74.0% 増 の 7,856 億 円 の 支 出 と な り ま し た 。 こ れ は 、 設 備 投 資 の 削 減 な ど に よ っ て 生 み 出 し た キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー を 財 務 体 質 の 改 善 に 充 て る べ く 、 有 利 子 負 債 の 削 減 の た め に 支 出 し た こ と な ど に よ る も の で す 。  

 

な お 、 当 年 度 の フ リ ー キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー は 9,468 億 円 で 、 そ の 用 途 は 有 利 子 負 債 の 削 減 に 7,017 億 円 、 配 当 金 の 支 払 い に 809 億 円 を 充 当 し 、 多 角 化 事 業 へ の 投 資 な ど に 1,641 億 円 を 充 当 し ま し た 。  

 

( キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 指 標 )  

  13年 度 14年 度 15年 度   16年 度 株 主 資 本 比 率   (%) 15.0 15.8 17.0  18.2 時 価 ベ ー ス の 株 主 資 本 比 率   (%) 23.0 21.6 22.9  25.5 債 務 償 還 年 数   年 6.5  6.5 7.6  5.9 イ ン タ レ ス ト ・ カ バ レ ッ ジ ・ レ シ オ   4.6 6.5 6.6  8.5

( 注 ) 1 . 株 主 資 本 比 率 : 株 主 資 本 / 総 資 産  

      2 . 時 価 ベ ー ス の 株 主 資 本 比 率 : 株 式 時 価 総 額 / 総 資 産  

      3 . 債 務 償 還 年 数 : 有 利 子 負 債 / 営 業 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー         4 . イ ン タ レ ス ト ・ カ バ レ ッ ジ ・ レ シ オ : 営 業 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・         フ ロ ー / 利 息 の 支 払 額  

      5 . い ず れ も 連 結 ベ ー ス の 財 務 数 値 に よ り 計 算 し て い ま す 。  

      6 . 有 利 子 負 債 は 連 結 貸 借 対 照 表 に 計 上 さ れ て い る 負 債 の う ち 、 社 債 、         転 換 社 債 、 長 期 借 入 金 ( い ず れ も 1 年 以 内 に 期 限 到 来 の も の を 含 み         ま す )、 短 期 借 入 金 及 び コ マ ー シ ャ ル ・ ペ ー パ ー を 対 象 と し て い ま         す 。  

 

(14)

   

○ 資 産 ・ 負 債 ・ 資 本 の 状 況  

当 年 度 末 の 資 産 は 、 前 年 度 末 に 比 べ 1,520 億 円 減 少 し 、 13 兆 7,488 億 円 と な り ま し た 。 こ れ は 、 株 式 会 社 パ ワ ー ド コ ム の 子 会 社 化 な ど に よ り 資 産 が 増 加 し た も の の 、 主 に 電 気 事 業 に お い て 供 給 信 頼 度 を 維 持 し つ つ 、 設 備 の 効 率 的 な 形 成 ・ 運 用 な ど 設 備 投 資 の 抑 制 に 努 め た こ と な ど に よ る も の で す 。  

当 年 度 末 の 負 債 は 、 前 年 度 末 に 比 べ 2,989 億 円 減 少 し 、 11 兆 2,143 億 円 と な り ま し た 。 こ れ は 、 株 式 会 社 パ ワ ー ド コ ム の 子 会 社 化 な ど に よ り 負 債 が 増 加 し た も の の 、 当 社 単 独 で は 有 利 子 負 債 残 高 が 前 年 度 末 に 比 べ 6,762 億 円 減 少 し た こ と な ど に よ る も の で す 。  

当 年 度 末 の 資 本 は 、 前 年 度 末 に 比 べ 1,416 億 円 増 加 し 、 2 兆 5,021 億 円 と な り ま し た 。 こ れ は 、 当 期 純 利 益 を 計 上 し た こ と に よ る 利 益 剰 余 金 の 増 加 な ど に よ る も の で す 。こ の 結 果 、株 主 資 本 比 率 は 18.2% と 前 年 度 末 に 比 べ 1.2%

向 上 し ま し た 。    

 

[ 配 当 政 策 ] 

当 社 に お い て は 、 電 力 の 小 売 自 由 化 に よ る 本 格 的 な 競 争 の 時 代 を 迎 え 、 今 後 と も お 客 さ ま か ら 、 そ し て 株 主 ・ 投 資 家 の み な さ ま か ら 選 択 し て い た だ け る 企 業 で あ り 続 け る た め 、 価 格 競 争 力 の 強 化 と サ ー ビ ス の 向 上 を は か る と と も に 、 な お 脆 弱 な 財 務 体 質 を 改 善 し 、 収 益 力 を 高 め て い く こ と が 経 営 上 の 重 要 課 題 と な っ て お り ま す 。  

  利 益 配 分 に あ た っ て は 、 安 定 配 当 の 継 続 を 基 本 に 、 業 績 及 び 財 務 体 質 の 改 善 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し て 、 株 主 の み な さ ま の ご 期 待 に お 応 え し て い き た い と 考 え て お り ま す 。  

  当 年 度 に つ き ま し て は 、期 末 配 当 金 と し て 、1 株 に つ き 30 円 を 株 主 総 会 に お 諮 り し 、中 間 配 当 金 と 合 わ せ て 1 株 に つ き 年 間 60 円 を 予 定 い た し て お り 、こ れ に よ る 当 年 度 の 配 当 性 向 は 33.1% と な り ま す 。  

  な お 、 内 部 留 保 資 金 に つ き ま し て は 、 財 務 体 質 の 強 化 、 電 気 事 業 に お け る 設 備 投 資 、 新 事 業 へ の 投 資 な ど 、 今 後 の 事 業 展 開 に 活 用 し て い く 予 定 で す 。    

(15)

 

[ 次 期 の 見 通 し ] 

  平 成 17 年 度 の 販 売 電 力 量 に つ い て は 、景 気 が 年 度 前 半 の 一 時 的 な 調 整 局 面 を 経 て そ の 後 民 需 を 中 心 に 緩 や か な 回 復 が 見 込 ま れ る も の の 、16 年 度 の 記 録 的 な 猛 暑 の 反 動 に よ る 冷 房 需 要 の 減 少 が 予 想 さ れ る こ と な ど か ら 、 前 年 度 に 比 べ て 1.1% 減 の 2,835 億 kWh を 見 込 ん で お り ま す 。  

売 上 高 に つ い て は 、電 気 事 業 に お い て 、16 年 度 後 半 か ら の 原 油 価 格 の 上 昇 に 伴 う 燃 料 費 調 整 に よ る 収 入 が 見 込 ま れ る も の の 、 販 売 電 力 量 の 減 少 や 昨 年 10 月 か ら の 電 気 料 金 引 下 げ の 影 響 な ど に 加 え て 、 連 結 に お い て は 、 株 式 会 社 パ ワ ー ド コ ム の 子 会 社 化 に よ る 影 響 な ど に よ り 、 連 結 で 5 兆 1,500 億 円 程 度 、 当 社 単 独 で 4 兆 8,000 億 円 程 度 に な る も の と 見 込 ん で お り ま す 。  

費 用 面 で は 、 電 気 事 業 に お い て 、 修 繕 費 が 流 通 設 備 に お け る 安 全 確 保 ・ 機 能 維 持 の た め の 点 検 ・ 補 修 の 強 化 な ど に よ り 増 加 す る 一 方 で 、 燃 料 費 が 、 原 油 価 格 の 上 昇 等 に よ る 負 担 増 が 見 込 ま れ る も の の 、 原 子 力 発 電 電 力 量 の 増 加 に 伴 っ て 大 幅 に 減 少 す る こ と に 加 え て 、設 備 投 資 の 抑 制 に よ る 減 価 償 却 費 の 減 少 な ど 、 業 務 運 営 全 般 に わ た る 効 率 化 ・ コ ス ト ダ ウ ン を 引 き 続 き 進 め て ま い り ま す 。 ま た 、 連 結 に お い て は 、 株 式 会 社 パ ワ ー ド コ ム の 子 会 社 化 に よ る 費 用 増 が 見 込 ま れ ま す 。  

こ れ ら に よ り 、 経 常 利 益 は 連 結 で 3,900 億 円 程 度 、 当 社 単 独 で 3,700 億 円 程 度 、 当 期 純 利 益 は 連 結 で 2,400 億 円 程 度 、 当 社 単 独 で 2,350 億 円 程 度 は 確 保 で き る 見 込 み で す 。  

   

  < 連 結 >  

      売 上 高         5 兆 1,500 億 円 程 度         経 常 利 益       3,900 億 円 程 度         当 期 純 利 益         2,400 億 円 程 度    

  < 単 独 >  

      売 上 高         4 兆 8,000 億 円 程 度         経 常 利 益           3,700 億 円 程 度         当 期 純 利 益         2,350 億 円 程 度    

   

参照

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