<市場の予想通り金融政策の現状維持を決定>
FOMCは1月30∼31日の定例会合で、市場の大方の予想通り政策金利を据え置き1.25∼1.50%としました。
任期満了を迎えるイエレン議長の最後の会合では金融政策は維持されるとの見方が大勢でした。一方で、 声明文において次回3月の利上げを示唆するようなタカ派的な表現へ変更されるかに注目が集まっていまし た。声明では「経済活動は底堅い拡大が続いている」と12月と同様の景気判断を示しましたが、インフレ 見通しについて「インフレ率は今年上昇」とし、利上げ見通しに関しても「一段の緩やかな引き上げを正 当化」とペースを引き上げるかのような表現に変更されました。市場ではややタカ派的な表現と受け取ら れているようです。
<米国経済は堅調さを保持>
29日に発表されたFRB(米連邦準備制度理事会)がインフレ指標としている食品とエネルギー価格を除いた
12月のコア個人消費支出(PCE)物価指数は、前年比で+1.5%とFRBが安定水準と見なす2%を下回る状態が 続いています。雇用環境では12月の失業率は4.1%とFRBが完全雇用とみなす水準を下回っています。また 17日に発表された地区連銀報告(ベージュブック)では、複数の地区で広範な分野で賃上げが見られるとの 報告がありました。26日に発表された2017年10月∼12月期の実質国内総生産(GDP)速報値は年率換算で 前期比+2.6%と伸び率は前期比から減速しましたが、7割を占める個人消費が全体を押し上げ、設備投資、 住宅投資も増加したことで米国経済は堅調さを保っていることが確認されました。
<次回FOMCで公表の経済見通しで今後の金融政策の方向性示されるか>
金利が約4年ぶりに2.7%台の高水準をつけた米国債券市場は、ややタカ派的な声明文を受け、一時低下(金
利は上昇)しましたが、その後は前日と変わらない水準に落ち着きました。米国金利の上昇から調整色が高 まっていた米国株式市場(NYダウ)は、事前の予想どおりの会合結果に警戒感が払しょくされ反発しました。 ムニューシン財務長官のドル安容認発言などを受けドル安傾向が続いていた為替は、声明文を受けドルが 買われる場面があったものの、反応は限定的となりました。市場では3月会合での利上げが織り込まれつつ あるとの見方もあります。また、次回会合では今後の金融政策を左右する経済見通しが発表されることか ら、当面は与野党の駆け引きが予想される予算審議などが市場の関心事となりそうですが、次第に3月 FOMCの注目度が増していくと思われます。
臨時レポート
FOMC(米連邦公開市場委員会)金融政策の現状維持を決定
○○○○○○○○
2018年2月1日
1/2
投資情報室
(審査確認番号H29-TB427)
2018年最初のFOMCでは当初の予想どおり金融政策の現状維持を決定。声明文では前回の景気判断が維
持されたが、インフレ見通しや利上げ見通しをややタカ派(金融引締め積極派)的な表現に変更。
市場は3月の利上げを想定か。今後の金融政策のスタンスを知る上で、パウエル新議長体制で次回示され
る経済見通しがポイントに。
図表1:米国株式指数の推移 図表2:米国金利・為替の推移
イエレン議長最後のFOMCは市場の予想どおり現状維持
出所)図表1、図表2はブルームバーグデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 3,500 5,000 6,500 8,000 12,000 17,000 22,000 27,000
2015/2/1 2016/2/1 2017/1/31 2018/1/31
(ポイント) (ドル)
(年/月/日)
データ期間:2015年2月1日∼2018年1月31日(日次)
NYダウ(左軸) ナスダック総合(右軸)
100 104 108 112 116 120 1 1.5 2 2.5 3
2017/2/1 2017/6/2 2017/10/1 2018/1/30
(円) (%)
(年/月/日)
データ期間:2017年2月1日∼2018年1月31日(日次)
10年国債金利(左軸) 米ドル/円(右軸)
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商品内容説明資料補完書面
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201108
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限3.78% 税込
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売時 手数料 売却時 手数料 該当 投資信 あ
売時 手数料 売却時 手数料 限3.00% 税込
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※外国投資信 売買時 分配時 償還時 為 外国為 市場 動向 ふ え 当社 決定い
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