1
四輪車と自転車の無信号交差点 出会い頭事故の人的要因分析
研究部 主任研究員 藤田 健
概 要
四輪車対自転車 故 中 発生件数 多い無信号交差点 出会い頭 故 着目 , 当 者 方 立場 人的 故要因 析 . 析対象 , 無信号交差点 出会い頭 故 中 特 死亡 故 易い四輪車 自転車 直進交差時 故 , 死傷 故件数 多い四輪車発進時 故
.
析 結果, 直進交差時 故 子供や高齢者 遀転 自転車側 一時不停 遊 割合 高い , 一時不停 , 車両 来 い 思い込 や交通 理解不足等 主 要因 あ
, 一方 四輪車側 , 優先遈路 油断 発見遅 明
. , 四輪車発進時 故 , 四輪車 遀転者 他 車両や歩行者 気 注意 散漫 , 右側通行 歩遈通行 自転車 予測 左方向 全確認 怠
主 要因 あ 明 . 一方 自転車側 , 自 通過 四輪車 待
う 断 誤 故 .
析結果 , 故 防 留意点 .
1. 背景 目的
成「」 中 発生 自転車 故 14万4,018件 , 故件数 減少 い 全死 傷 故 占 自転車 故 割合 5 間連続 「0％ 超え, 漸増傾向 あ .
自転車 故 相手当 者 見 8割 四輪車 あ . 四輪車乗員 自転車乗員 死傷者数 比較 自転車乗員 重重.8％ 占 , 自転車側 被害者 倒的 多 い
表 . 今後更 死傷者低減 向 全 交通環境 構築 い , 四輪車, 自転 車 方 立場 故要因 解明 , 加害者, 被害者 い 方策 検討 い
要 あ .
四輪車対自転車 故 中 , 信号機 無い交差点 出会い頭 故 全体 約 4 割 4 万 8,」06 件 占 , 突出 多い 故形態 あ . 研究 目的 , 無信号交差点 出会い 頭 故 着目 , 四輪車, 自転車 方 立場 人的 故要因 明 , 故 起 い
方策 検討 基礎資料 得 あ .
2
16.0 17.0 18.0 19.0 20.0 21.0 22.0
0 200,000 400,000 600,000 800,000 1,000,000
H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23
自 転 車 故 構 成 率咁
％咂 故
件 数咁 件咂
全死傷 故件数 自転車 故件数 構成率 ％ 21％ H23
144,018件 H23
図1 自転車 故件数 構成率 推移
6% 3%2%
5% 対 輪車
自転車相互 対歩行者
そ 他
自 転 車対四輪車 121,004件
84%
図2 自転車 故 当 者組合 構成率 H23
表1 交通手段 死傷者数 構成率 H23
四輪車乗員 自転車乗員 合計
死傷者数 人 , ,
構成率 ％ . .
信号交差点 無信号交差点
交差点付近 単路
そ 他
0 10000 20000 30000 40000 50000
面衝突 追突
出会い頭 左折時
右折時 そ 他
死 傷 故 件 数咁 件咂
故類型
発生場所
図3 故類型 発生場所 見た死傷 故件数 H23
自転車 故件数 n=144,018件 H23
四輪車対自転車 故件数 n=121,004件 H23 48,306件 40％、H23
3 2. 無信号交差点 出会い頭 故 特徴
2.1. 分析対象デ タ
析対象デ タ 交通 故統計デ タ 交通 故例調査デ タ あ . 交通 故統計デ タ , 主 故 全体的 特徴や要因 把握 使用 . 交通 故例調査デ タ , クロ統計 デ タ 把握 い 故 実態や要因 詳細 析 使用 .
交通 故統計デ タ クロ統計デ タ
故 成 1重 ～ 成 「」 5 間
内 容 四輪車対自転車, 無信号交差点, 出会い頭 故 件 数 「64,重重4 件
交通 故例調査デ タ クロ 例デ タ 故 成 6 ～ 成 「「 17 間
内 容 四輪車対自転車, 無信号交差点, 出会い頭 故 件 数 「「0 件
2.2. 多発事故形態
故 発生形態 把握 , 四輪車, 自転車 行動類型 故発生件数 調査 . 死亡 故 い 見 , 故 大半 約 57％ , 四輪車, 自転車 方 減速 い , 等速 直進交差 状況 発生 い . 死傷 故 , 四輪車 行動 直 進時 外 発進時, 右折時, 左折時 故 増加 , 最 多い , 死亡 故 同様 四輪車 自転車 方 等速 直進交差 状況 故 あ 「8％ , 次い 多い , 四輪車 発進 時 自転車 等速 直進交差 状況 故 あ 18％ . 故形態 合わ , 死傷 故全体 約 46％ 占 .
発進 直進加速
直進等速 直進減速
左折 右折
そ 他
0 100 200 300 400 500 600
死 亡 故 件 数咁 件咂
四輪車 行動
自転車 行動
発進 直進加速
直進等速 直進減速
左折 右折
そ 他
0 10000 20000 30000 40000 50000 60000 70000 80000
死 傷 故 件 数咁 件咂
四輪車 行動
自転車 行動
図4 各当 者 行動類型 見た死傷 故件数 H19-23
907件 57％
73,603件 28％
48,344件 18％
46％
4
結果 , 無信号交差点 出会い頭 故 中 多 発生 故形態 , 死亡 故, 死傷 故 多い, 四輪車, 自転車 方 等速 直進交差 状況 発生 直進交差時
故 , 次い 死傷 故 多い, 四輪車 発進時 自転車 等速 直進交差 状況 発生 四輪車発進時 故 あ . 降 析 故形態 い , 故 特徴 人 的 故要因 い 析 .
■直進交差時 故
［直進等速－直進等速時 故］
直進等速
直進等速
死亡 故／死傷 故 死傷 故
直進等速
発進
■四輪車発進時 故
［四輪車発進－自転車直進等速時 故］
図5 無信号交差点 出会い頭 故 け 多発 故形態
3. 多発 故形態 特徴 人的要因
3.1. 直進交差時 故
。1) 法 遊
, 直進交差時 故 自転車, 四輪車 法 遊 構成率 死亡, 傷, 軽傷 故 示 い . 自転車, 四輪車 全遀転義務遊 や交差点 全進行義務遊 多い , 自転 車 四輪車 比 , 自転車側 一時不停 遊 構成率 顕著 高 , 約」割 占 い
. , 軽傷, 傷, 死亡 故 ほ 一時不停 遊 構成率 高 傾向 あ , 一時不停 大 故 易い 伺え . , 一時不停 故 着目 故
特徴 人的 故要因 い 析 .
20%
31% 33% 12%
35% 45% 18%
13% 12% 44%
25%
38% 31% 26% 23%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
死亡 重傷 軽傷 死亡 重傷 軽傷
自転車 四輪車
法 違 反 構 成 率咁
％咂
違反 し
そ 他
指定場所一時不停 等
徐行場所違反
交差点安全進行 義務違反 安全遀転義務違反
安全不確認
n=73,603件 2%
3%
4%
図6 死亡 重傷 軽傷 故 当 者 法 違反構成率 H19-23
5
。「) 一時不停 故 危険性
一時不停 故 自転車乗員 死者構成率 調査 . 死者構成率 , 式 示 通 , 自転車乗員 死者数 死傷者数 割 値 定義 . 死者構成率 高い いう , 一 故 起 時 死亡 故 易い 意味 .
自転車乗員 死者構成率 ％ ＝ 自転車乗員死者数 平 自転車乗員 死傷者数 × 100
, 。A) 四輪車対自転車, 無信号交差点 出会い頭 故全体 死者構成率, B) 。A) う 直進交差時 故 死者構成率, 。（) 。B) う 自転車 一時不停 故 死者構成率 示 .
。A) 無信号交差点 出会い頭 故 死者構成率 0.」4％ 基準 比較 , 。B) 直進交差時 故 死者構成率 約 「 倍 昇 0.6重％ , 。（) 自転車 一時不停 故 約 」 倍 昇 0.重重％ . 一時不停 故 極 危険 故形態 あ .
死者構成率 高 原因 , 四輪車 危険認知速度 関係 い 考え . 危険認知速度 四輪車遀転者 相手自転車 認 , 危険 認知 時点 四輪車 速度 あ . 故形態 危険認知速度 構成率 示 . 。（) 自転車 一時不停 故 他 故形態 比較 危険認知速度 高い 故 構成率 高い. 。（) 危険認知速度 死者 構成率 示 い 破線枠 , 危険認知速度 高いほ 死者構成率 高 , 一時 不停 故 危険認知速度 高い 故 多い 死者構成率 昇 要因 一 い 考え . 四輪車 見 非優先側 自転車 う 断 減速 高い速度
交差点 進入 大 故 可能性 あ .
0.34
0.69
0.99
0.00 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20
自 転 車 乗 員 死 者 構 成 率咁
％咂
B A うち、 直進交差時
故 死者数：n=515人
C B うち、 自転車 一時不停 故 死者数：n=198人 A
四輪車対自転車 無信号交差点 出会い頭 故 死者数：n=907人
～10km/h 49%
16%
5% 26%
35%
～20km/h 31% 16%
31%
～30km/h 41% 7%
14% ～40km/h 18%
4%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
(A)無信号交差点 出会い頭 故
(B)直進交差時 出会い頭 故
(C)自転車 一時不停 故 危
険 認 知 速 度 構 成 率咁
％咂
～10km/h ～20km/h ～30km/h ～40km/h
～50km/h ～60km/h 60km/h～
～50km/h
：8.25%
～40km/h
：1.77%
～30km/h
：0.49%
～20km/h
：0.11%
C け 危険認知速度
：死者構成率％
図7 故形態 自転車乗員 死者構成率 H19-23 図8 四輪車 危険認知速度 故 構成率 H19-23
6
。」) 自転車遀転者 齢層 析
自転車 故 起 自転車遀転者 特徴 把握 遀転者 齢層 故 発生状況 調査 . 直進交差時 故 齢層 見 自転車遀転者数 通行目的 構成 示
. 故 起 自転車遀転者 中学生 高校生 齢層 ピ ク あ , 高齢 ほ 増加 傾向 見 . 故時 通行目的 見 , 中学生, 高校生 通学 約半 数 占 , 65 歳 高齢者 訪問 や 買物 他 齢層 比 高い割合 示 い .
結果 , 中学生, 高校生, 高齢者 自転車 常 移動手段 利用機会 多い 故件数 押 い 可能性 あ .
0 4000 8000 12000
6歳 7～9歳 10～12歳 13～15歳 16～18歳 19～24歳 25～29歳 30～34歳 35～39歳 40～44歳 45～49歳 50～54歳 55～59歳 60～64歳 65～69歳 70～74歳 75
故 を 起 こ し た 自 転 車 遀 転 者 数咁 人咂
そ 他 通学 通勤 通院 散歩 訪問 買物 通行目的
中学生 高校生 13～18歳 通学：43~56％
65歳 買物 訪問：
46~50％
図9 年齢層 自転車遀転者数 通行目的 H19-23
10 齢層 見 一時不停 故構成率 遀転免許保 割合 示 . 一時不停 故構成率 , 自転車 一時不停 遊 故件数 自転車 故件数 直進交差時 故 割 値 定義 . 見 , 一時不停 故構成率 , 子供 高 , 高齢 ほ
昇 傾向 見 . 特 中学生, 高校生 」0％ 超え , 他 齢層 比 顕著 高 い . , 一時不停 故構成率 高い 齢層 , 遀転免許保 者 少 い 齢層 合 致 い . 免許 持 い 齢層 , 一時停 規制等 交通 理解 必 十
いえ い 故発生 影響 い 可能性 あ .
0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0
6歳 7～9歳 10～12歳 13～15歳 16 ～18歳 19 ～24歳 25 ～29歳 30 ～34歳 35 ～39歳 40 ～44歳 45 ～49歳 50 ～54歳 55 ～59歳 60 ～64歳 65 ～69歳 70 ～74歳 75歳
人 口 当 た 免 許 保 割 合咁
％咂
厘
一 時 不 停
厙
故 構 成 率咁
％咂
一時不停 故構成率※1 免許保 割合※2
※1各年齢層 自転車 故件数無信号交差 点出会い頭直進交差 占 自転車 一時 不停 違反 故 構成率
26～33%
※2人口：H23年10 1日推計、免許保 者数： 高齢者
H23年12 末デ タ 基 く
小 中 高生
図10 年齢層 一時不停 故構成率 免許保 割合 H19-23
7
。4) 一時不停 故 人的要因 クロ統計 析
クロ統計デ タ 使 , 自転車 一時不停 故 人的要因 析 11 自転車, 四 輪車 人的 故要因 構成率 示 . 自転車側 要因 全不確認 全確認
47％ 最 多 , 次い 全確認不十 確認 見落 「1％ 占 い . ,
規制認識 誤 規制 知 14％ , 一時停 い
知 い自転車遀転者 少 い .
一方, 四輪車側 全確認不十 48％ 最 多 , 次い 全不確認 「」％ 占 . 動静不注視 予測不適 1重％ , 自転車 発見 係わ , 自転車
方 う 断 誤 故 い .
安 全 確認 し った
47%
23% 21%
確 認 した 見 落 した
48%
10%
ま 思った
19%
規 制 知 った
14%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
自転車 四輪車
人 的 要 因 構 成 率咁
％咂
人的要因 し
そ 他
規制認識 誤 一時停 知 った 動静不注視予測不適
相手 ま 思った 安全確認不十分
確認した 見落 した 安全不確認
安全確認し った 前方不注意
漫然遀転脇見 n=19,760件
図11 自転車 一時不停 故 け 当 者 人的 故要因構成率 H19-23
クロ 例 析 対策 方向性
, クロ統計 析 , 自転車 一時不停 故 要因 概要 把握 . , 自転
車 全確認 , 四輪車 全確認 係わ 見落 等
詳細 い. 要因 詳細 明 対策 方向性 探 , クロ 例デ タ 当 者 聞 調査 析 . 析デ タ , 自転車 一時不停 故 例 40 件 あ . 析結果 1「 示 .
自転車側 全不確認 主要因 故 「0 件あ . 最 多 交通閑散
, 来 い 思い込 11 件 あ . う 6 件 い 一時停 規制 あ 知 い , 頃 交通 少 い い 一時停 い 証言 い . う 自転 車遀転者 全意識 高 一時不停 危険性 伝え, 身 全確認 必要性 周知 要 あ .
全不確認 中 次い 多い 子供 逿びや会話 夢中 い 5 件 あ . い 遉 一緒 走行中 故 あ , う 」件 一時停 規制 気付 交差点 進入
い . 逿び 夢中 周 見え 標識や交差点 見落 多 . 遈路
競走や会話 夢中 い う 自転車 い乗 方や交通 関 教育
徹底 必要 あ .
8
他 要因 急い い 見 4件あ . 急 , 焦 い 心理状態 危険行動 誘発 可能性 あ , 車両 来 い う 故発生 ク 低 見積 原因 考え , う 自転車遀転者 対 一時不停 危険性 認知
全確認 必要性 周知 要 あ .
一方, 四輪車側 要因 い 見 確認不十 主要因 故 「」 件あ . 内訳 優先意識 あ 油断 い 1「 件, 急 飛び出 発見 遅 8 件, 車両 陰
見え 」 件 あ . い 要因 い 四輪車側 優先意識 背景 あ ,
発見遅 思わ . 急 飛び出 発見 遅 いう 例 い
遀転者 衝突直前 自転車 気付 証言 い . 見通 悪い交差点 接近 際 , 飛び出 あ い 警戒 い う少 早い段階 発見 可能性 あ . 交差点 い場所 , 横断歩遈やカ ブ 手掛 危険認知 感度
大 あ . 車両 陰 見え 例」件 う 「件 , 非優先遈路 交 差点手前 一時停 い 四輪車 陰 自転車 飛び出 あ . 自転車 サイ
小 四輪車 陰 入 発見 い存 あ 危険予知 段階 意識 要
あ .
確認不十 外 要因 漫然, 脇見 6件あ . , 相手 認知 関 わ 停 思 6 件あ , 四輪車側 自転車 動静 見え い あ .自転 車 動 最後 注視 要 あ .
0 2 4 6 8 10 12 14
考え 、 脇見 交通閑散 し来 い 思込
子 逿びや会話 夢中 急い い く見 った 先 行け 断 そ 他、不明
安全不確認
件
漫然、他 注意 向いた 優先意識 あ 油断し いた 急 飛び出し 発見遅 た 車両 陰 見え った 相手 停 思った そ 他、 不明
確認不十分
自 転 車
四 輪 車
図12 自転車 一時不停 故 け 人的要因 故件数 ミクロ 例デ タ
n=40件
9
3.2. 四輪車発進時の事故
節 無信号交差点 出会い頭 故 中 「番目 多い四輪車発進時 故 析 . 故形態 , 四輪車側 非優先遈路 進入 場合 大半 考え , 第1当 者
※
比率 , 重重％ 四輪車 あ . , 降 析 四輪車 第 1 当 者 故 析対象 .
※第1 当 者 過失 い側 当 者, 過失 同程度 場合 傷害 小 い側 いう. 相手当 者 第「 当 者 いう
。1) 四輪車発進時 故 特徴
四輪車発進時 故 , 停 い 四輪車 , 左折, 直進, 右折方向 前進 始 直後 起 故 言う 1」 . 自転車 走行場所 車遈や手前 歩遈 ほ あ 車遈 あ
, 右 自転車 車遈 左側通行 , 左 自転車 車遈 右側通行 い .
左折 直進
右折
1当四輪車 発進時 自転車
左 右
自転車 右 左
ま
図13 四輪車発進時 故
四輪車, 自転車 進行方向 故 発生状況 調 . 14 1 当四輪車発進時 故 い 進行方向 発生割合 示 . 直進発進時 全体 約 70% 占 最 多 , 次い 左折発進時, 右折発進時 故 多 い . 15 1 当四輪車 進行方向 「 当自転車 進行方向 故発生割合 示 . 左折発進時 左 自転車 6重％ , 右 自転車 比 倒的 多 , 右折発進時 右 自転車 54% , 左 自転車 比 倒的 多
い . 一時停 係わ 故 起 , 左折時 左 , 右折時 右
自転車 故 多い 要因 明 , 次項 各当 者 進行方
向 析 .
そ 他 0.5%
直進発進 70% 左折発進
21%
右折 発進
9%
48%
69%
左 右
22% 35%
11%
右 左
54%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
直進発進 n=33572）
左折発進 n=10012）
右折発進 n=4107） 死
傷 故 構 成 率咁
％咂
1当四輪車 進行方向 進行方向
そ 他
左 右 右 左
2当自転車 進行方向
図14 1当四輪車 進行方向 故 構成率(H19-23) 図15 1当, 2当進行方向 故 構成率(H19-23)
10
。「) 四輪車発進時 故 人的要因
一時停 係わ 故 起 要因 探 , 故時 衝突
形態 調査 16 . 衝突形態 四輪車前面 自転車側面 衝突 , 四輪車前面 自転車前面 衝突 , 四輪車 側面 自転車前面 衝突 通 類 . 左側 自転車 左 右 進行 , 右側 自転車 右 左 進行
示 い . 故件数 自転車 左 右 進行 多い , 衝突形態 構成 率 見 両者 大 遊い 見 い. い 四輪車 前面 自転車側面 衝突 形態 最 多 約6割 占 . , 自転車 先 交差点 進入 , 後 四輪車 発進
衝突 , 四輪車側 大 認知エ あ 推測 .
四 輪 車前面
→自 転車側面
59% →四 輪 車前面
自 転車側面
59% 31%
28% 4%
5%
0 5000 10000 15000 20000 25000
左 右 右 左
故 件 数咁 件咂
四輪車前面×自転車側面 四輪車前面×自転車前面 四輪車側面×自転車前面 そ 他 24,055件
15,200件
図16 1当四輪車×2当自転車 衝突形態 故構成率 H19-23
クロ統計 析
クロ統計デ タ 使 , 四輪車発進時 故 人的要因 析 17 , 1 当四輪車, 「 当自転車 人的 故要因 構成率 示 . 四輪車側 要因 全確認不十 確認 見落
66％ 約 「/」, 全不確認 全確認 「重％ 約 1/」 占 ,
故要因 大半 占 い . 一方 自転車側 動静不注視 予測不適 」」％
占 , 四輪車 発見 係わ , 四輪車 う 油断 大 要因
い .
安 全 確認 し った
29% 12%
確 認 した 見 落 した
66%
27%
ま 思った
33%
人 的 要因 し
26%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
1当四輪車 2当自転車
人 的 要 因 構 成 率咁
％咂
人的要因 し
そ 他
動静不注視予測不適 相手 ま 思った 安全確認不十分
確認した 見落した 安全不確認
安全確認し った 前方不注意
漫然遀転脇見
図17 1当四輪車、2当自転車 人的 故要因構成率
11 クロ 例 析 対策 方向性
四輪車 全確認 係わ 見落 , 全確認 ,
詳細 明 対策 方向性 探 , クロ 例デ タ 当 者 聞 調査 析 . 析デ タ ,四輪車発進時 故 例 」「 件 あ . 析結果 18 示 .
18 見 全確認不十 類 」「 件中 「1 件あ , う 他 交差車 両 様子 気 10 件, 歩行者 注意 向い 」 件 注意散漫 主 要因
い . 遀転者 左右確認 い , 自転車 見 い .
漠然 注意 , 時々 交通場面 予測 潜 危険 対 危険 全
確 行 行動 必要 あ . 他 陰 隠 見え , 暗 見え
視 阻害 類 6件 . 自転車 サイ 小 目立 い
存 あ 危険予知 段階 意識 要 あ .
, 全不確認 類 重件あ , 自転車 出 思わ
危険予知 故 起 多い. 頭出 際 い い 警
戒心 持 危険予知 要 あ .
一方 自転車側 相手 待 い 思 1」 件 最 多い. 相手 自 気付い い 軽信 い , 四輪車遀転者 様子 観察 , 最後 動静 注意
要 あ . , 自 存 早 気付い え う 相手 見えや い場所 選 走行 大 あ .
車両 い 思わ った 優先道路 油断した 動静不注視 動静不注視 相手 まっ 待っ い 思った
通行区分違反、 飲酒 危険予知
そ 他不明 安全不確認
他 交差車両 様子 気 った 歩行者等 注意 向いた 車両通過後、 油断した
陰 っ 見え った 暗く 見え った
自転車 出 く 思わ った 不用意 頭出し
操作 誤 そ 他不明
安全確認 不十分 確認した 見落 した
安全不確認 確認し った
危険予知 視認阻害 注意散漫
自 転 車 四 輪 車
図18 四輪車発進時 故 け 人的要因 故件数 ミクロ 例デ タ
。」) 四輪車 左折 右折発進時 故 析
左折発進時 左 , 右折発進時 右 故 多い , 要因 探 , クロ 例デ タ 析 1重 .
左折時 故 例 14件あ , う 1「件 左方向 歩遈 走行 自転車 故 あ . 要因 注意散漫 5件, う 4件 合流相手 あ 右 車両 気
証言 い . , 左方向 自転車 予知 6件あ . 一
方 右折時 故 例 10 件あ , う 7 件 右 自転車 故 あ . 主 要因
12
注意散漫 左方向 車両 気 」 件あ .
結果 , 右左折時 進行方向 対方向 車両 合流 必要 , 対方向 全確認 気 い 間 , 右折先, 左折先 全確認 疎 故
考え . 左右 全確認 , 車両 完全 停 , 首 左右 振 確実 行 う必要 あ . 視 外 対 い い 危険予知 大 あ .
左折発進 注意散漫
12件
1件
1件
右折発進 注意散漫
2件 1件
6件 1件
右折時、右 自転車 故：7件
•注意散漫 ：3件
うち 左 車両 気 った：3件
•視認阻害 ：3件
•危険予知 ：1件
左折時、左 自転車 故：12件
•注意散漫 ：5件
うち 右 車両 気 った：4件
•視認阻害 ：1件
•危険予知 ：6件
左 折 時 ミクロ 件 右 折 時 ミクロ 件
図19 四輪車左折 右折発進時 故 け 人的要因 故件数 ミクロ 例デ タ
。4) 全不確認 故 析
全不確認 故 起 , 析 加え . 「0 , 1 当四輪車 進 行方向, 「 当自転車 進行方向 人的 故要因 構成率 並 あ . 先 析 。「)- 項 見 通 , 全体 全確認不十 要因全体 「/」, 全不確認 約 1/」 占 い , 「 当自転車 進行方向 着目 , 四輪車 進行方向 係わ 右 左 自転 車 , 左 右 自転車 故 方 全不確認 割合 高 傾向 見 .
原因 探 , クロ 例デ タ 析 , 車両 左側通行 , 左 車両 来 い 思 右方向 確認 , 左方向 来 い 思い確認 証言 あ
. 車遈 右側通行 車両 自転車 い い 思い込 , 左方向 危険予知 疎 可能性 あ . 自転車 車遈 左側通行 基 あ . え自転車 通行 可能 歩遈 あ , 車遈 対 右側 歩遈走行 避 , 左側 歩遈 走行 う 心 あ .
29% 26%
39%
26%
33% 27%
67% 69%
56%
68%
63% 67%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
左 右 右 左 左 右 右 左 左 右 右 左
直進発進 左折発進 右折発進
人 的 要 因 構 成 率咁
％咂
そ 他
動静不注視予測不適 安全確認不十分 安全不確認 前方不注意 安全不確認
安全確認し った
安全確認不十分
図20 1当四輪車 人的 故要因構成率 H19-23
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4. まとめ
稿 , 自転車 故防 策 検討 基礎資料 得 目的 , 発生件数 多い四 輪車 自転車 無信号交差点 出会い頭 故 着目 , 当 者 方 立場 人的 故要因 析 . 析対象 , 特 死亡 故 易い四輪車 自転車 直進交差時 故 , 死傷 故 件数 多い四輪車 発進時 故 . 主 析結果 通 あ .
直進交差時 故 特徴
四輪車, 自転車 方 減速 直進交差 状況 多 大 故 発生 い .
自転車側 一時不停 大 要因 い . 特 , 遀転免許保 割合 低い子供, 高齢者層 一時不停 遊 多い.
自転車側 一時不停 , 車両 来 い 思い込 や交通 理解不足等 主 要 因 あ . 四輪車側 , 優先遈路 油断 発見遅 い .
四輪車発進時 故 特徴
四輪車 一時停 後, 発進時 見落 や 全不確認 死傷 故 多発 い .
四輪車遀転者 他 車両や歩行者 気 注意散漫 , 右側通行 歩遈通
行 自転車 い い 思い込 左方向 全確認 怠 主 要因
あ . 一方 自転車側 , 四輪車 認知 い 係わ , 自 通過 四輪
車 待 う 断 誤 故 い .
析結果 , 故 起 い 留意点 整理 .
四輪車遀転者 留意点
見通 悪い交差点 い い 危険予知 . い いう時 衝突回避 う 全速度 減速 , 故 ク 要 あ .
自転車 発見 最後 注視 .
一時停 交差点 意識 左右 全 確 . 見 見え い う 警戒心 持 危険 探 い 行動 大 あ .
自転車遀転者 留意点
自転車 車両 あ 認識 持 , 交通 遵 . 交通標識 従い必 一時停 全確認 . 車遈 四輪車 同 左側 走行 .
通行可能 歩遈 あ , 進行方向 対 車遈 左側 歩遈 走行 . 相手 見 えや い車遈寄 走行 う 心 .
優先遈路 油断 , 四輪車 発見 動 最後 注視 .
混合交通 中 四輪車 自転車相互 全 確保 , 交通 遵
勿論 あ , 自転車側 倒的 損傷 や い弱い立場 あ 考え , 互い 遀転者層や走行場所 特性 遊い 理解 , 四輪車遀転者 自転車保護 考え 遀転 , 自転車遀転者 自 身 防衛遀転 心 大 あ .
