[編集・発行]伊達市放射能対策課 〒960-0692 伊達市保原町字舟橋180 本庁舎3階 ☎024-575-1003
vol.26
平成27年11月12日発行
NEWS
Cエリアの除染について
1
皆さんすでにご承知のように、放射線は物理的半減によって減少していきます。定期的な市内全体の放射線 量測定結果などからも、当市のCエリアの年間追加被ばく線量は1ミリシーベルトを下回っていることは明ら かで、安心して良い数値です。
しかし残念ながら、必ずしも安全イコール安心になっていないのが現実です。例えば「娘が孫を連れて帰って こないのは、除染していないからだ」と言われる方がおりますが、多分除染をしても孫は来てくれないのではな いかと思います。来てくれないのは、福島県産というだけで農産物を買ってくれない風評被害と同じだからです。
そのような中で、一部の市民からCエリアの全面除染についての要望があり、かつ一部地区には、その要求 をアピールした立て看板などもあります。その内容は「市長は公約通りCエリアの全面除染を。」「除染費用は 市の負担ではないのだから他市町のように実施すべき。」「ガラスバッジは正確ではない。」などというものです。
放射能対策としての除染について、当市では線量に基づいて適正に行っており、Cエリアについては全面除 染の必要はないとの科学的な判断から、モニタリングに基づいてのホットスポット除染を実施してきました。
除染は放射能対策として科学的に実施するのであって、その必要がなければ実施する性質のものではありま せん。また、市の負担はないといっても国のお金(税金)ですから、回りまわれば我々納税者の負担であるこ とには変わりはありません。
他市町が実施しているではないかとの意見もありますが、除染は外部被ばく線量を低減させるために行うの であって、除染そのものが目的ではありません。事故から4年以上も経ち、それほど線量が高くないのに実施 しているとすれば、その効果には疑問があると言わざるを得ません。その上、「まだ除染が必要なのか?」とい うことから、逆に風評被害のもとになりかねません。
また、市街地での仮置き場の確保の課題もあります。確保できずに道端やあちこちに野積み状態にでもなれ ば、ますます風評被害の原因になる恐れさえあるからです。
以上のような観点から、Cエリアの全面除染は行うべきではありません。
また、立て看板にはガラスバッジが正確でないとの記述があります。ある論文を参照したようですが、この 論文には「ガラスバッジは実効線量を適正に測定している」と、きちんと書いてあります。勝手な解釈で不安 をあおる看板には、市民からも不安になるとの意見が寄せられています。市は、識者の意見をもとに放射能対 策を進めています。
我々のこの故郷は、低線量被ばく下にあることは間違いのない事実でありますから、ガラスバッジやWBC で被ばく管理をしながら健康を守っていくことが必要なのです。
伊達市長 仁志田昇司 だて復興・再生
最前線
ONEふくしま主催による『サンクスタオル贈呈式』が 10 月 17 日に保原高等学校 2015 りんどう祭にあわせて開催されました。
「サンクスタオル」とは、伊達市内で除染作業に携わった作業員の 方々に、「ありがとう」や「お疲れ様でした」の感謝の気持ちを込 めて、保原高校の学生が自らデザインしたオリジナルタオルを贈 るという取り組みで、当日は、市内の除染作業員を代表して5名 の方にタオルが贈呈されました。
『サンクスタオル贈呈式』in保原高等学校りんどう祭
2
ガラスバッジ測定による年間追加被ばく線量の集計結果について、お知らせします。
外部被ばく線量測定の集計(年間報告)
健康 news
(mSv)
市全体 Aエリア
■ 前々回 ■ 前回 ■ 今回
Bエリア Cエリア
0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 1.6 1.8
0.89
1.59
1.17
0.71 0.76
1.00
0.79 0.59 0.50
0.82
0.54 0.37
1 未満 1∼2
■ 前々回 ■ 前回 ■ 今回
2∼3 3∼4 4∼5 5以上
0 20 40 60 80 100
66.373.9
28.123.3 13.9
人数分布の推移 84.3
4.4 2.2 1.4 0.9 0.40.2 0.2 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1
年間追加被ばく線量人 数 分 布(%)
【前 回】平成 25 年 7 月~平成 26 年 6 月測定 21,080人(① 0 ~ 15 歳・妊婦・ABエリア全員、②モニタリング抽出者、③希望者)
【前々回】平成 24 年 7 月~平成 25 年 6 月測定 52,783人(全市民対象)
●対象者及び実施期間
【今回】平成 26 年 7 月~平成 27 年 6 月測定 12,912人 (1 年間継続測定者)
対象者(0 ~ 15 歳・妊婦・Aエリア全員、モニタリング抽出者、希望者)
●平均値の推移
(市全体・除染エリア別)
今回の対象者全員の年間追加被ばく線量の平均は、全体で 0.59mSv となり、前回(0.76mSv)と比較 すると 0.17mSv 減少しています。また、どの除染エリアでも、減少していることが確認できます。
●線量別人数分布の推移
(市全体)
1mSv 未満の方は、84.3% となり、前回(73.9%)から、10.4 ポイント増加しました。
3
健康福祉部 健康推進課 ☎ 024-575-1153
(除染エリア別)
1mSv 未満の割合をみると、Aエリアで 70.3%、Bエリアで 91.4%、Cエリアで 96.7% となり、どの 除染エリアでも、前回から低減が進んでいることがわかります。
66.3% 28.1%
4.4%
0.9% 0.2%
0.1% 前々回
73.9% 23.3%
2.2%
0.4% 0.1%
0.1%
81.4% 16.2%
1.8%
0.4% 0.1% 0.1%
前 回 今 回
■ 1未満
■ 1∼2
■ 2∼3
■ 3∼4
■ 4∼5
■ 5以上
66.3% 28.1%
4.4%
0.9% 0.2%
0.1% 前々回
73.9% 23.3%
2.2%
0.4% 0.1%
0.1%
81.4% 16.2%
1.8%
0.4% 0.1% 0.1%
前 回 今 回
■ 1未満
■ 1∼2
■ 2∼3
■ 3∼4
■ 4∼5
■ 5以上 56.1%
36.7% 5.6%
1.3% 0.2% 0.1% A エリア(前回)
72.7% 25.9% 1.3%
0.1% 0.0% 0.0% B エリア(前回)
91.9% 7.9%
0.2% 0.0% 0.0% 0.0% C エリア(前回)
伊達市では、ホールボディカウンタ検査を実施しています。まだ受検していない方は、積極的に受検をお 願いします。また、すでに受検された方も、今年度は年度末(H 28. 3月)まで4回の受検ができます。 学校で受検された小中学生も、再度ご家族と一緒に受けていただくことも可能です。季節ごとに受検する など、ご利用ください。
なお、受検に関するお問い合わせは、直接検査機関へお願いします。
ホールボディカウンタ (WBC) 検査の受検案内について
健康 news
検 査 機 関 検査実施時間 予約・お問合せ先 年末年始の検査お休みの日
なかのクリニック 月、水、金曜日 18 時まで
火、木曜日 16 時まで 573-0561※予約なし受検可能(予約者優先) 12/29(火)~ 1/3(日)
梁 川 病 院 月~金曜日 16 時 30 分まで
※月曜日午前中は休み 土曜日 12 時まで
527-0015
※予約なし受検可能(予約者優先)
12/31(木)~ 1/3(日)
※ 1/4 は月曜日のため午前中は お休みになります。
福島県労働保健センター
(福島市)
月~金曜日 18 時まで
毎月 2 回土曜日 11 時 30 分まで 毎月 2 回日曜日 14 時 30 分まで
554-5195
※完全予約制。不定期休日あり。 12/19(土)~ 1/11(月)
健康福祉部 健康推進課 ☎ 024-575-1153 70.3%
25.9% 3.1%
0.4% 0.2% 0.1% A エリア(今回)
91.4% 8.3%
0.2% 0.0% 0.1% 0.0% B エリア(今回)
96.7% 3.2%
0.1% 0.0% 0.0% 0.0% C エリア(今回)
4
~平成27年度あんぽ柿産地再生に向けて~
産業部 農政課 ☎ 024-577-3173
※お知らせ 平成 27 年度の「だて復興・再生ニュース」は、年間 4 回を 目安に随時発行していきます。伊達市の復興と再生に関する内容をお届 けしますので、どうぞご覧ください。
1.産地再生に向けた取り組み
・本年は福島市も加わり、2市2町(福島市・伊達市・桑折町・国見町)において加工再開モデル地区を設 定し、農業生産工程管理(GAP)の手法を導入して安全なあんぽ柿生産のための取り組みを進めます。
・加工されたあんぽ柿は、下記の検査場所で非破壊検査を実施し、基準値(100Bq/Kg)以下であることを 確認し出荷できます。
2.安全な原料柿の確保
・本年7月中旬に実施した幼果期検査において、放射性セシウム濃度10Bq/kg以下のほ場が80%以上を占 める大字及び大字相当地区を加工再開モデル地区として設定します。
・平成26年度モデル地区のうち、全ほ場で幼果期検査を実施した地区は、すでに安全性が確認されている ことから検査不要になりました。
・モデル地区に設定された大字地区の中で10Bq/kgを超過したほ場が50%を超える小字は、小字単位で加 工自粛となります。(本年は、伊達市内21小字該当)
3.原料柿の移動
・あんぽ柿の出荷量は、平成25年度約500t、平成26年 度約700tと着実に伸びていますがさらなる産地復興 を目指すため、今年度の目標出荷量を1,157t(震災前 の出荷量75%)としています。このため、今年度から モデル地区内での原料柿の売買及び移動が可能となり ます。ただし、次の条件を満たすことができる生産者 のみが該当となります。
①原料柿の販売可能な生産者
平成25年度から平成27年度までに実施された幼果 期検査において、所有するすべてのほ場が基準値
(10Bq/Kg)以下であり、取引出来る原料柿が 200㎏(コンテナ10箱程度)以上であること。 ②原料柿の購入可能な生産者
生産者の住所、加工場、干場、ほ場のすべてがモデル地区内にあり、幼果期検査を実施した結果、加工 可能なほ場であることを確認していること。
検 査 場 所 所 在 地 検査台数
JA 伊達みらい東部広域選果場 保原町柱田字挟田 222 番地 5 JA 伊達みらい梁川営農センター 梁川町字西土橋 1 番地 3 14 JA 伊達みらい桑折営農センター 桑折町字舘 28 番地 2
伊達果実農業協同組合 桑折町大字上郡字堰上 18 番地 6
JA 伊達みらい国見営農センター 国見町大字森山字西上野 7 番地 6 6 食品モニタリング
Food monitoring