平成24年度
第2回
池田市子ども・子育て会議
議事録(要約)
日時:平成24年11月13日(火)午後3時より 場所:池田市役所5階 府大会議室
出席者:委員11名 事務局他 11名
1.開会 2.案件
(1)決算と今後の方向について
〇平成23年度決算 児童福祉費は約48億6,690万円
児童福祉費の予算費目・・・児童福祉総務費、子育て支援費、保育所管理費、
知的障害児通園施設管理費、なかよしこども園管理費
〇池田市の今後の方向
平成24年8月に子ども・子育て三法が公布され平成27年本格実施となる新制度の
スタートにあわせ幼保一体化をすすめる。認定子ども園を出来るだけ増やしていく。
(2)子育て施策 ①子育て支援課
【児童家庭相談事業】
・虐待の通告機関として児童家庭相談員2名が対応。
・要保護児童対策地域協議会で関係各機関とケース等の対応を協議し研修会や事例検討会を
開催しスキルアップを図る。
【児童虐待の発生予防事業】
・親支援プログラム、子ども支援プログラムの実施。
・児童虐待の防止啓発活動。
(広報誌に折り込みチラシ全戸配布。1歳半・3歳半健診時にエコバックを配布 等) ・携帯電話を利用した「池田市子育て情報サイト」を作成中。
・市役所内に子育て相談コーナーを設置。
②保育課
・保育事業の仕組み、保育所運営費(国・府負担金)について
・平成23年度保育所運営経費(池田市が保育所運営のために支出した額)
【利用者一人当たり経費(年額)】 市費)公立保育所 1,119,328円 私立保育所 374,899円 現状では市が保育所を運営していくのは経営面でかなりコストがかかるということで全国の
公立保育所の民営化がなされている。本市でも今後さらなる民営化の検討が課題である。
③やまばと学園
・池田市子ども健康部・保育課に所属。昭和46年神経薄弱児通園施設という形で設置。平成11
年知的障がい児通園施設となり平成24年に児童福祉法の改正により池田市立児童発達支援セ ンター「やまばと学園」としてスタートした。今後、児童発達支援事業を充実させていく。
④発達支援課
【発達支援システム構築事業】
・発達支援事業補助金(厚生労働省)を活用し池田市発達支援システムのマニュアルを作成する。
・池田市発達支援システム検討委員会を設置。
・統一シートの運用により保健、福祉、医療、教育等関係機関の連携強化に取り組む。
【保育所等巡回支援事業】
・発達支援事業補助金を活用し発達支援課の心理指導員による巡回指導の対象施設を拡充。
・発達相談、保育相談、職員(支援者)への支援に取り組む。
【障がい児通所支援事業】
・発達障がい個別療育事業を大阪府障害者福祉事業団「こども発達支援センター青空」で実施。
⑤健康増進課
・予防接種・・・11月1日から不活化ポリオ4種混合ワクチンが導入され個別接種として実施。
・出生連絡票(こんにちは赤ちゃん訪問依頼票)兼 低体重児出生届のハガキを母子手帳発行時に 配布。赤ちゃん訪問は児童福祉法で全戸訪問が義務づけられている。
・未熟児訪問事業・・H24年4月より大阪府下では全国に先駆け出生体重が2001g∼250
0gの赤ちゃん訪問を実施してきた。H25年4月の母子健康法の改正に伴い極小未熟児を含め 全ての未熟児を市が支援していく。
⑥教育委員会
・池田市立幼稚園預かり保育・・H24より通常の保育終了から午後6時まで預かり保育を延長。
今後も保護者のニーズ、利用状況をみながら拡充に努める。
・中学校給食の実施・・H26年4月より池田市の5中学一斉に民間調理場活用方式による完全給
食を全員必食の形で実施する準備をすすめている。
(3)質疑応答
Q1】池田市は子育て支援の場がたくさんあると思うが場所がバラバラで利用しにくい
保健福祉総合センターに全部をまとめることは出来ないのか?
A】保健福祉総合センターとの基本的な考えの違いや建設時の方針等もあり、住み分けている状況。
今後も市民の利便性、部署の連携を考えて一か所に集める方向で提案していく
Q2】虐待について池田市では本人からの相談より周りからの通報が多いのか?
A】本人から相談を受ける場合も通告を受ける時もある。通告を受けた場合、子どもに所属が無い時
には48時間以内に相談員がこどもを確認し支援が必要であれば対応する。
気軽に子育て相談が出来るコーナーも市役所内に設置する。
Q3】虐待は増加傾向にあるようだが、相談窓口などで直接対応している方の負担軽減の取り組みは?
A】池田市の実情で正職員は減る一方であるが、H25年度の大阪府の安心こども基金からの補助を
利用して非常勤職員を増やし、児童家庭相談員の負担を減らしていく
Q4】発達支援課の対象になるお子さんというのはどういうワクで決めているのか?
心理指導員の巡回先に小学校が入ってないのは何故か?
A】障害がどこにあるかは特に問う事なく、巡回を通じ気になった子どもを対象に色んな支援をして
いく。就学前から就学後、就労までの一貫したシステム作りに取り組んでいる。
教育センターが小学校への対応を担当している。発達支援課は留守児童家庭に行き小学生の支援
をしていく。今後小学校、教育センター、教育委員会とそれぞれに連携をとっていく。
Q5】H26年度からのデリバリー方式の中学校給食の導入経緯を知りたい。
A】H23年度に池田中学校、渋谷中学校で生徒、保護者の代表、地域の方、教職員で構成される
スクールランチプロジェクトを設定し中学校給食のありかたについて色々検討した。
全員必食、費用対効果、安全性、実施期間までの短さなどを考慮し、H26年4月からデリバリ
ー方式で全5中学一斉の給食開始にむけて進めている。