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レタス根腐病は品種耐病性と転炉スラグを用いた土壌pH矯正の併用で被害を軽減できる

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Academic year: 2018

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(1)

タス根腐病

品種耐病性

転炉ス

用い

圃場

土壌たH矯正

併用

被害

軽減

タス主産地

深刻

被害

タス根腐病

成「1

一部地域

タス根腐病対策

現在発生

本病菌

耐病性

品種

利用

土壌改良資材

一種

転炉ス

用い

圃場

土壌たH矯正

併用

被害軽減効果

確認さ

参考

タス根腐病菌

耐病性

品種

転炉ス

商品

石灰

。粉状週

用い

圃場

土壌たH矯正

併用

発病株率

発病程度

低減効果

収量性

タス根腐病菌

耐病性

品種

選択

成「5

度指

参考資料

タス根腐病菌

耐病性

品種

参照

利用

注意事

圃場

土壌たH矯正手

転炉ス

圃場土

採土

混和

用い

従来

石灰資材

使

い方

要領

緩衝曲線

作成

たH7.5

矯正

目標

「0~」0げm深矯正

目安

耕起

たH矯正可能

深さ

相当

転炉ス

重量

決定

圃場

乾い

状態

イムソワ

使っ

転炉ス

面積

さい場合

筋播

キ等

転炉ス

後直

均一

たH矯正深

混和後

土壌たH

測定

7.5程度

定植可能

要領

追加

混和

混和後

たH

確認

定植

行う

期 待 さ

効 果

品種耐病性

圃場

土壌たH矯正

合わ

耕種的

方法

タス根腐病菌

被害

軽減

安定生産

寄与

品種耐病性

品種

差異

根腐病

程度

抵抗性

気象条件や菌密度

影響さ

圃場抵抗性

転炉ス

用い

土壌たH矯正

行っ

圃場

交換性

ウム

苦土

10a当

100ずg程度

水酸

ウム

施用

転炉ス

施用量

t未

場合

10

10a当

40~60ずg程度

施用

転炉ス

用い

土壌たH矯正

行っ

圃場

地力窒素

無機

肥効

たH矯正後

目~数

程度

窒素施用量

削減

考慮

慣行施用量

窒素「.0ずg/ぐ

割程度

削減可能

いっ

試験例

利 用

注 意 事

硫酸根や塩素根

い肥料

用い

肥料

影響

土壌

酸性

軽減

たH

たH7.7超過

注意

土壌たH矯正

行っ

ウム属菌

死滅

タス根腐病

発生歴

圃場や発生中

圃場

作業

最後

行い

機械類

洗い

染土

移動

発生圃場

拡大

転炉ス

飛散

保護眼鏡

薄手

ム手袋

長袖等

着用

周囲へ

飛散

注意

扱い作業

い時

行う

そう

病等

性土壌

発生

病害

作物

選定

後作

将来的

作付

注意

農林総合研究所

病虫部

017「-5「-4」14

全域

電話番号

成「4~「5

試験成績概要集

農林総合研究所

発表文献等

成「4

度新

農林水産政策

実用技術開発事業

及び

成「5

度農林水

産業

食品産業科学技術研究推

事業

成果

(2)

【 根 拠 とな っ た 主 要な 試 験 結果 】

表 1

て ん ろ 石灰 を 用 いた 圃 場 の土 壌 pH矯 正と 品 種 耐病 性 の 併用 に よ るレ タ ス 根腐 病 の 被害 軽 減 効果 :

平 成 24年 現地 春 作 試験

( 平成 24年

青森 農 林 総研 )

(注 )1 試 験 場 所 弘 前 市 (灰 色 低 地 土 )、 レ タ ス 根 腐 病 菌 レ ー ス 1 発 生 圃 場 (以 下 共 通 )

2 4 月 20日 播 種 (220穴 ペ ー パ ー ポ ッ ト 、 以 下 共 通 )、 5 月 17日 定 植 (各 20株 、 欠 株 あ り )、 7 月 4 ~ 5 日 収 穫 ・ 発 病 調 査 、 発 病 株 で も S 球 規 格 以 上 あ っ て 調 製 切 断 面 が 褐 変 し て い な け れ ば 販 売 可 と し た ( 以 下 共 通 ) 3 て ん ろ 石 灰 施 用 区 で は て ん ろ 石 灰 3.7t/ 10a(30cm深 矯 正 相 当 量 )+ 水 マ グ 100kg/ 10aを 平 成 23年 に 施 用 4 レ ー ス 1 に 対 す る 耐 病 性 : ◎ あ り 、 ◎ ~ ○ あ り ~ や や あ り 、 ○ や や あ り 、 × な し (以 下 共 通 )

表2

て んろ 石 灰 を用 い た 圃場 の 土 壌pH矯 正 と 品種 耐 病 性の 併 用 によ る レ タス 根 腐 病の 被 害 軽減 効 果 :

平 成 24年 現地 秋 作 試験

( 平成 24年

青森 農 林 総研 )

(注 )1 8 月 2 日 播 種 、 8 月 27日 定 植 (各 30株 、 欠 株 あ り )、 10月 9 ~ 10日 収 穫 ・ 発 病 調 査

2 て ん ろ 石 灰 施 用 区 で は て ん ろ 石 灰 3.7t/ 10a(30cm深 矯 正 相 当 量 )+ 水 マ グ 100kg/ 10aを 8 月 10日 に 施 用 3 夏 秋 季 の 猛 暑 に よ り 、 品 種 「 サ ン バ レ ー 」 で は 結 球 障 害 が 多 く 、 収 量 比 較 困 難 の た め 「 - 」

表 3

て ん ろ 石灰 を 用 いた 圃 場 の土 壌 pH矯 正と 品 種 耐病 性 の 併用 に よ るレ タ ス 根腐 病 の 被害 軽 減 効果 :

平 成 25年 現地 春 作 試験

( 平成 25年

青森 農 林 総研 )

(注 )1 4 月 26日 播 種 、 5 月 20日 定 植 (各 20株 × 2 か 所 、 欠 株 あ り )、 7 月 1 ~ 2 日 収 穫 ・ 発 病 調 査 2 て ん ろ 石 灰 と 水 マ グ の 施 用 は 表 2 と 同 じ

表 4

て ん ろ石 灰 を 用い た 圃 場の 土 壌 pH矯正 と 品 種耐 病 性 の併 用 に よる レ タ ス根 腐 病 の被 害 軽 減効 果 :

平 成 25年 現地 秋 作 試験

( 平成 25年

青森 農 林 総研 )

(注 )1 8 月 1 日 播 種 、 8 月 23日 定 植 (各 20株 × 2 か 所 、 欠 株 あ り )、 10月 8 日 収 穫 、 8 ~ 9 日 発 病 調 査 2 て ん ろ 石 灰 と 水 マ グ の 施 用 は 表 1 と 同 じ (た だ し 、 本 年 5 月 13日 に 水 マ グ 60kg/ 10a追 加 施 用 )

( 参 考 ) 価 格 の 一 例 ( 現 地 試 験 農 家 露 地 圃 場 の 土 壌 pHを 7.5程 度 に 30cm深 矯 正 す る 場 合 )

て ん ろ 石 灰 ( 粉 状 ) 500円 / 20kg、 92,500円 / 3.7t/ 10a、 3 年 6 作 で 15,400円 / 作

水 酸 化 マ グ ネ シ ウ ム ( 水 マ グ ) 2,500円 / 20kg、 12,500円 / 0.1t/ 10a(2 ~ 3 年 に 1 回 、 40~ 60kg追 加 施 用 ) (注 ) レ タ ス 単 価 119円 / kg、 収 量 2,800kg/ 10aと し て 、 5 % 増 収 で 16,660円 、 10% 増 収 で 33,200円 の 収 入 増

品 種 名 発 病 株 率 S 球 規 格 以 上 の

( 耐 病 性 ) ( % ) 地 上 部 地 下 部 可 販 率 ( % )

1 サ ン バ レ ー て ん ろ 石 灰 施 用 区 ( p H 7 . 4 ) 4 7 1 7 2 3 - ( ◎ ) て ん ろ 石 灰 無 施 用 区 ( p H 5 . 9 ) 6 0 2 1 3 2 -

2 ラ プ ト ル て ん ろ 石 灰 施 用 区 6 6 2 9 3 9 7 2

( ◎ ~ ○ ) て ん ろ 石 灰 無 施 用 区 8 7 5 9 6 4 2 0 3 対 照 ) サ ウ ザ ー て ん ろ 石 灰 施 用 区 9 6 8 2 9 0 0 ( × ) て ん ろ 石 灰 無 施 用 区 1 0 0 9 7 9 6 1 0 N o .

区   名

( 栽 培 期 間 の 土 壌 p H の 平 均 )

発 病 度

品 種 名 区   名 発 病 株 率 S 球 規 格 以 上 の

( 耐 病 性 ) ( 栽 培 期 間 の 土 壌 p H の 平 均 ) ( % ) 地 上 部 地 下 部 可 販 率 ( % ) 1 マ リ ー ナ て ん ろ 石 灰 施 用 区 ( p H 7 . 5 ) 0 0 0 1 0 0

( ◎ ) て ん ろ 石 灰 無 施 用 区 ( p H 6 . 0 ) 3 1 1 9 8

2 ラ プ ト ル て ん ろ 石 灰 施 用 区 1 3 5 7 9 5

( ◎ ~ ○ ) て ん ろ 石 灰 無 施 用 区 3 3 1 4 1 9 9 5

3 ス タ ー レ イ て ん ろ 石 灰 施 用 区 2 8 1 3 1 5 9 0

( ○ ) て ん ろ 石 灰 無 施 用 区 4 3 2 2 2 1 8 8

4 対 照 ) サ ウ ザ ー て ん ろ 石 灰 施 用 区 9 0 5 1 6 8 5 3

( × ) て ん ろ 石 灰 無 施 用 区 8 8 5 6 7 5 5 0

N o .

発 病 度

品 種 名 発 病 株 率 S 球 規 格 以 上 の

( 耐 病 性 ) ( % ) 地 上 部 地 下 部 可 販 率 ( % )

1 極 早 生 シ ス コ て ん ろ 石 灰 施 用 区 ( p H 7 . 4 ) 5 3 3 1 0 0 ( ◎ ) て ん ろ 石 灰 無 施 用 区 ( p H 6 . 0 ) 1 0 7 7 9 0 2 キ ン グ シ ス コ て ん ろ 石 灰 施 用 区 1 0 3 7 1 0 0 ( ◎ ~ ○ ) て ん ろ 石 灰 無 施 用 区 2 8 1 2 1 2 7 2 3 ラ プ ト ル て ん ろ 石 灰 施 用 区 1 0 5 5 1 0 0 ( ◎ ~ ○ ) て ん ろ 石 灰 無 施 用 区 1 5 8 8 1 0 0 4 対 照 ) サ ウ ザ ー て ん ろ 石 灰 施 用 区 8 0 4 9 4 6 5 0

( × ) て ん ろ 石 灰 無 施 用 区 7 0 5 2 4 9 5 0

N o .

区   名

( 栽 培 期 間 の 土 壌 p H の 平 均 )

発 病 度

品 種 名 区   名 発 病 株 率 S 球 規 格 以 上 の

( 耐 病 性 ) ( 栽 培 期 間 の 土 壌 p H の 平 均 ) ( % ) 地 上 部 地 下 部 可 販 率 ( % ) 1 サ ン バ レ ー て ん ろ 石 灰 施 用 区 ( p H 7 . 3 ) 3 5 1 7 1 6 7 0

( ◎ ) て ん ろ 石 灰 無 施 用 区 ( p H 6 . 0 ) 6 3 2 1 3 1 6 5

2 ラ プ ト ル て ん ろ 石 灰 施 用 区 4 9 1 7 2 2 8 2

( ◎ ~ ○ ) て ん ろ 石 灰 無 施 用 区 7 3 2 4 3 7 7 0 3 対 照 ) サ ウ ザ ー て ん ろ 石 灰 施 用 区 9 8 5 6 7 0 5 0 ( × ) て ん ろ 石 灰 無 施 用 区 1 0 0 6 4 8 3 4 0 N o .

参照

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