色名 (colornames)
gnuplot は限定された個数の色の名前を持っています。これらは、pm3dパレットでつながれる色の範囲を定
義するのに、あるいは個々の線種やラインスタイルの色を出力形式に依存しない形で定義したりするのに使え ます。gnuplot の持つ色名の一覧を見るには、コマンドshow colornamesを使用してください。例:
set style line 1 linecolor rgb "sea-green"
等高線 (contour)
コマンド set contourは曲面の等高線を引くことを指示します。このオプションは splot でのみ有効です。
これは、格子状データ(grid data)を必要とします。詳細は、以下参照: grid data (p. 174)。非格子状デー タで等高線を描きたい場合は、格子を生成するためにset dgrid3dを使用します。
書式:
set contour {base | surface | both}
unset contour show contour
これらの3つのオプションは等高線をどこに引くかを指定します。baseでは等高線をx/y軸の刻みのある底 面に描かれ、surfaceでは等高線はその曲面自体の上に描かれ、bothでは底面と曲面上の両方に描かれます。
オプションが指定されていない場合はbaseであると仮定されます。
等高線の描画に影響を与えるパラメータについては、以下参照:set cntrparam (p. 105)。等高線のラベルの 制御に関しては、以下参照:set clabel (p. 105)。
等高線のみのグラフを得るために、曲面自身の描画をしないようにすることもできます(以下参照: set surface (p. 154))。set sizeを使って、グラフを画面一杯に描画することも可能ですが、そういった出力形式よりも、
等高線のデータをファイルに書き出し、それを再び2次元データとして読み込んで描画すればよりよい制御が 可能になります:
unset surface set contour set cntrparam ...
set table ’filename’
splot ...
unset table
# contour info now in filename set term <whatever>
plot ’filename’
等高線を描くためには、データは格子状データ("grid data")である必要があります。そのようなファイルで は、一つのy-孤立線上の全ての点が順に並べられていきます。そして隣のy-孤立線上の点が順に並べられ、そ して隣、と続いていきます。y-孤立線同士を分離するには一行の空行(空白、復帰、改行以外の文字を含まな い行)を挟みます。以下参照: splot datafile (p. 171)。
以下も参照してください。
等高線のデモ (contours.dem) および
ユーザ定義レベルの等高線のデモ (discrete.dem).
Set datafile fortran
コマンドset datafile fortranは、入力ファイルのFortran D型、Q型の定数値の特別なチェックを可能に します。この特別なチェックは入力処理を遅くしますので、実際にそのデータファイルがFortran D型、Q型 の定数を持っている場合にのみこれを選択すべきです。このオプションは、その後でunset datafile fortran を行えば無効にできます。
Set datafile nofpe trap
コマンドset datafile nofpe trapは、入力ファイルからデータの読み込みの際に、すべての数式の評価の前 に浮動小数点例外ハンドラの再初期化をしないようにgnuplot に命令します。これにより、とても大きなファ イルからのデータの入力がかなり速くなりますが、浮動小数点例外が起きた場合にプログラムが異常終了して しまう危険はあります。
Set datafile missing
コマンドset datafile missingはgnuplotに、どのような文字列がデータファイル中の欠けたデータ(missing
data)を意味するのかを指示します。実際にその文字列がどのように取り扱われるかは、plotやsplotコマン
ドのusing指定子にも依存します。
書式:
set datafile missing {"<string>"}
show datafile missing unset datafile
例:
# IEEE NaN ("Not a Number") コードを含むエントリを無視する set datafile missing "NaN"
例:
set style data linespoints plot ’-’
1 10 2 20 3 ? 4 40 5 50 e
set datafile missing "?"
plot ’-’
1 10 2 20 3 ? 4 40 5 50 e
plot ’-’ using 1:2 1 10
2 20 3 ? 4 40 5 50 e
plot ’-’ using 1:($2) 1 10
2 20 3 ?
4 40 5 50 e
最初のplotは、"3 ?"の行では最初のデータのみを認識し、そこでは1 行に1 つしかデータがなかった場合 の規則が適用され、行番号が"x"でデータが"y"と見なされ、その点は(2,3)に(この場合は誤って)描画さ れます。
2番目と3番目のplotコマンドは、真中の行を正しく無視します。描画される曲線は、(2,20)と(4,40)が結 ばれます。
4番目の plotも真中の行を正しく無視しますが、この場合は(2,20)と(4,40)は結ばれません。
デフォルトのmissing用の文字は何も定義されていませんが、多くの場合数値が期待されるべき所にそれと 認識できない文字が見つかったらそれは欠けたデータ(missing data)であると見なされます。
Set datafile separator
コマンドset datafile separator"<char>"は、gnuplotに、この後の入力ファイルのデータ列の分離文字
が、空白(whitespace)でなくて<char>であると指示します。このコマンドの最も一般的な使用例は、表計
算ソフトやデータベースソフトによって作られたcsv (コンマ区切り)ファイルを読む時でしょう。デフォルト のデータ列の分離文字は空白(whitespace)です。
書式:
set datafile separator {"<char>" | whitespace}
例:
# タブ区切りのファイルを入力 set datafile separator "\t"
# コンマ区切りのファイルを入力 set datafile separator ","
Set datafile commentschars
コマンドset datafile commentscharsはgnuplotに、どの文字がデータファイル中のコメントを意味する のかを指示します。gnuplotは、指定された文字の中の一つがデータ行の最初の非空白文字として現われた場 合、その文字以下を無視します。
書式:
set datafile commentschars {"<string>"}
show datafile commentschars unset commentschars
デフォルトのstring は、VMS では"#!"で、それ以外では"#"です。
よって、データファイルの以下の行は完全に無視されます
# 1 2 3 4 が、以下の行
1 # 3 4 は、もし
set datafile missing ’#’
が指定されていなければ、予期せぬ結果を生じます。
例:
set datafile commentschars "#!%"
Set datafile binary
コマンドset datafile binaryは、データファイルの読み込み時にバイナリファイルをデフォルトと設定する
のに使われます。書式は、それがplotまたはsplotコマンドで使われるのと正確に同じです。<binary list>
に書けるキーワードに関しては、詳しくは、以下参照: binary matrix (p. 172),binary general (p. 75)。
書式:
set datafile binary <binary list>
show datafile binary show datafile
unset datafile 例:
set datafile binary filetype=auto
set datafile binary array=(512,512) format="%uchar"
show datafile binary # 現在の設定の一覧表示