仮想マシンのインスタントリカバリを行う場合、環境が以下の要件を満たす必要がありま す。
■ リストアするマシンは VMware ポリシーからバックアップされている必要があります。
■ リストアのターゲットの ESX サーバーは vSphere 5.0 以降である必要があります。
■ リストアホストは Windows または Linux になることができます。
Linux リストアホストにおけるインスタントリカバリのサポートについて詳しくは、ベリタス
社の次の文書を参照してください。
http://www.veritas.com/docs/TECH127089
第 11 章 インスタントリカバリを使用した仮想マシンのリストア 195 VMware 機能のインスタントリカバリにおけるパフォーマンスに関する推奨事項
■ NetBackup マスターサーバーかメディアサーバーとは別のリストアホストの場合: マス ターサーバーにアクセス可能なサーバーのリストにリストアホストを追加する必要があ ります。
NetBackup 管理コンソールで[ホストプロパティ (Host Properties)] > [マスターサー バー (Master Servers)]の順にクリックし、NetBackup マスターサーバーをダブルク リックしてから[サーバー (Servers)]をクリックします。[追加のサーバー (Additional Servers)]タブで、[追加 (Add)]をクリックし、リストアホストを追加します。
p.310 の 「他のサーバーまたはクライアントからの仮想マシンの復元を許可する」 を参
照してください。
■ NFS クライアントサービスが ESXi ホストで有効になっている必要があります。
■ NFS 用サービスが Windows メディアサーバーとリストアホストにインストールされて
いる必要があります。
p.313 の 「Windows 2012 で NFS を構成するには (NetBackup for WMware)」 を 参照してください。
p.320 の 「Windows 2008 および 2008 R2 で NFS を構成するには (NetBackup for WMware)」 を参照してください。
p.328 の 「Windows 2003 R2 SP2 の NetBackup メディアサーバーと NetBackup クライアントでの NFS 用サービスの構成について (NetBackup for VMware)」 を参 照してください。
NetBackup メディアサーバープラットフォームは個別リカバリテクノロジをサポートして
いる必要があります。『NetBackup Enterprise Server and Server OS Software Compatibility List』を参照してください。
NetBackup マスター互換性リスト
■ Client for NFS サービスを NetBackup Windows リストアホストで再起動する必要が ある場合があります。
p.198 の 「Windows リストアホストで Client for NFS サービスを再起動する」 を参照 してください。
■ メディアサーバーは IPv4 を使う必要があります (IPv6はサポートされません)。
注意: メディアサーバーが IPv6 に登録されているが、IPv4 と IPv6 の両方に対して 構成されている場合、次の回避策を使います。
ESX サーバーで、メディアサーバーのホスト名を IPv4 アドレスに再マップするため に /etc/hosts ファイルにエントリを追加します。 たとえば、
10.84.65.60 mserver7.acme.com
10.84.65.60 は、メディアサーバー mserver7 の IPv4 アドレスです。
■ NetBackup では、vCenter サーバーとリストアホストのログオンクレデンシャルが必要
です。
p.47 の 「VMware の NetBackup クレデンシャルの追加」 を参照してください。
第 11 章 インスタントリカバリを使用した仮想マシンのリストア 196 VMware のインスタントリカバリの要件
VMware のインスタントリカバリの注意事項
VMware 仮想マシンのインスタントリカバリに関して次の点に注意してください。
■ ストレージユニット形式 (ディスクのみ) は、BasicDisk、AdvancedDisk、メディアサー バー重複排除プール (MSDP)、PureDisk 重複排除プール (PDDO)、およびサード パーティの OpenStorage デバイスがサポートされます。
注意: スナップショットのみのバックアップはサポートされません。
■ バックアップから除外されたディスクがあった仮想マシンはサポートされません。 ポリ シーの[仮想ディスクの選択 (Virtual disk selection)]オプションは、すべてのディス クを含めるように設定されている必要があります。
■ raw デバイスマッピングモード (RDM) または永続モードにディスクがある仮想マシン
はサポートされません。
■ ポリシースケジュール形式は、完全バックアップ、ディスクベースのストレージユニット で[アクセラレータを使用 (Use Accelerator)]オプションが含まれる増分バックアップ がサポートされます。 [アクセラレータを使用 (Use Accelerator)]ポリシーオプション のない増分バックアップはサポートされません。
■ 仮想マシンのテンプレートはサポートされません。
■ 仮想マシンに IDE ドライブが含まれる場合、リストアされた仮想マシンが起動しないこ とがあります。これはインスタントリカバリに固有の問題ではありません。
p.274 の 「VMware 仮想マシンがリストア後に再起動しない」 を参照してください。
■ 現在の仮想マシンとリストアする仮想マシンバージョンとの間でホスト名や IP アドレス の競合を避けるには、リカバリを開始する前に本番環境の仮想マシンを停止します。
その後、現在の仮想マシンの表示名を変更するか、nbrestorevm で -Rオプションを 使ってリストアされた仮想マシンの名前を変更します。
■ 高負荷の下で実行されている仮想マシンの場合、仮想マシンの移行に予想以上の 時間がかかることがあります。そのため、NetBackup によって仮想マシンの fsr.maxSwitchoverSeconds プロパティが 900 に変更されます。
仮想マシンが重複排除ストレージユニットからリストアされている場合などに、このよう な数値の増加が必要になることがあります。
fsr.maxSwitchoverSecondsプロパティについて詳しくは、次の VMware ナレッジ ベースの記事を参照してください。
Using Storage vMotion to migrate a virtual machine with many disks timeout
■ 仮想マシンのデータストアの名前について次の点に注意してください。
■ データストアの名前に領域が含まれている場合、名前を二重引用符 ("") で囲む 必要があります。
■ バックアップ時に使われたデータストアの名前がピリオドで終わる場合、仮想マシ ンのリストアが失敗することがあります。
詳しくは次の TechNote を参照してください。
第 11 章 インスタントリカバリを使用した仮想マシンのリストア 197 VMware のインスタントリカバリの注意事項
http://www.veritas.com/docs/TECH199771
■ インスタントリカバリでは vCloud に vCloud の仮想マシンをリストアすることはできま せん。仮想マシンは vSphere にリストアされます。vCloud の[コピー (Copy)]オプ ションを使うと、リストアされた仮想マシンを vCloud にコピーまたはインポートできま す。
vCloud の[移動 (Move)]オプションは、NetBackup データストアから実行されてい る仮想マシンでは機能しないことに注意してください。
■ ストレージライフサイクルポリシー (SLP) は、別の NetBackup ドメインに仮想マシン のバックアップイメージを複製するのに自動イメージレプリケーションを使うことができ ます。レプリケートされたイメージから仮想マシンをリストアするには、-vmproxy オプ ションを nbrestorevm コマンドに含める必要があります。仮想マシンが複製されたド メインにあるバックアップホスト (アクセスホスト) を指定するには -vmproxy オプション を使います。
-vmproxy オプションを指定しないと、nbrestorevm はデフォルトで元のドメインのバッ
クアップホストに設定され、リストアは失敗します。