7 環境設定(Solaris)
7.3 VCS の環境設定(Solaris)
VCS
の環境設定では,HA Toolkit Exを経由してサーバを起動するために必要な設定を します。ここでは,HA Toolkit Exを使用するために必要な環境設定の内容だけを説明し ています。環境設定の操作方法,および系切り替えやリソース切り替えの環境設定につ いては,VCSのマニュアルを参照してください。VCS
の環境設定では,次の設定をします。● サービスグループの作成
● リソースの作成
7.3.1 サービスグループの作成
系切り替えの単位となるサービスグループを作成して,属性の設定をします。HA
Toolkit Ex
を使用するためにサービスグループに設定する属性を次に示します。これら以外の属性は任意に設定してください。
表
7-3 サービスグループに設定する属性一覧(Solaris)
7.3.2 リソースの作成
HA Toolkit Ex
のサービスプロセスごとに,リソースをApplication
エージェントとして 作成して,次の属性の設定をします。● リソースの属性
属性 属性の説明 設定する値 説明
OnlineRetryLimit 障害時の再起動回 数
デフォルトまたは0 再起動はHA Toolkit Exとサーバ間 で行われるため,VCSでの設定は必 要ありません。
SystemList SystemZones FailOverPolicy AutoStartPolicy AutoStartList
サービスグループ が稼働するシステ ムとオンライン化 ポリシーに関する 属性
任意 次の点を考慮して設定してくださ い。
• システム起動の延長などで待機 サーバを起動したあとに,VCS が待機サーバをオンライン化する 設定をしないでください。実行 サーバを正常停止したあとは,待 機サーバをオンライン化できませ ん。待機サーバがホットスタンバ イできるのは,実行サーバが異常 終了したあとだけです。
• 系切り替え時に,待機サーバが稼 働していない系がオンライン化さ れた場合,ホットスタンバイはで きません。ホットスタンバイ構成 でないサーバ起動となります。
●
Application
エージェント固有のリソースの属性● リソースタイプの属性
(1) リソースの属性
HA Toolkit Ex
を使用するために設定するリソースの属性を次に示します。これら以外の属性は任意に設定してください。
表
7-4 リソースの属性一覧(Solaris)
(2) Application エージェント固有のリソースの属性
HA Toolkit Ex
を使用するために設定するApplication
エージェント固有のリソースの属 性を次に示します。表
7-5 Application
エージェント固有のリソースの属性一覧(Solaris)属性 属性の説明 設定する値
Enabled エージェントがリソースを監視する 1
MonitorOnly リソース監視だけをする 0
属性 属性の説明 設定する値 説明
user ユーザー rootユーザー なし
StartProgram 起動コマンド HA Toolkit Exの
サーバ起動コマン ド
HA Toolkit Exのサーバ起動コマンド
(hateservコマンド)を指定します。
コマンドの引数には,HA Toolkit Ex の定義ファイル(servers)のaliasオ ペランドに指定したサーバ識別名を指 定します。
StopProgram 停止コマンド HA Toolkit Exの
サービスプロセス 停止コマンド
HA Toolkit Exのサービスプロセス停 止コマンド(hatehaltservコマンド)
を指定します。コマンドの引数には,
HA Toolkit Exの定義ファイル
(servers)のaliasオペランドに指定 したサーバ識別名を指定します。
PidFiles プロセスID格納
ファイル
"/opt/hitachi/
HAmon/spool/
.pid_サーバ識別 名"
HA Toolkit Exのサービスプロセスを 監視するためのプロセスID格納ファ イルを指定します。
CleanProgram 強制停止コマンド 指定不要 なし
MonitorProgram 監視コマンド 指定不要 なし
MonitorProcess 監視対象プロセス 名称一覧
指定不要 なし
(3) リソースタイプの属性
Application
エージェントとしてのリソースタイプの属性を設定します。リソースタイプの属性はエージェントごとに設定するため,エージェントが持つすべてのリソースに対 して設定が有効になります。HA Toolkit Ex以外のアプリケーションリソースを持つシス テムでは,HA Toolkit Ex以外のアプリケーションリソースも考慮して設定値を決定して ください。
HA Toolkit Ex
を使用するために設定するリソースタイプの属性を次に示します。これら以外の属性は任意に設定してください。
表
7-6 リソースタイプの属性一覧(Solaris)
注※ サーバの障害を検知する時間の最小値と最大値は次のとおりです。
最小:監視間隔
最大:HA Toolkit Exでのサーバ障害監視時間+監視間隔
属性 属性の説明 設定する値 説明
MonitorInterval 監視間隔(秒) できるだけ小さい値を推
奨します。
ここで指定する監視間隔 は,サーバの障害を検知 する時間※に影響します。
OnlineTimeout オンライン化のタイム
オーバー値(秒)
HA Toolkit Exの定義 ファイル(servers)の actpatrol値よりも大きい 値を指定してください。
HiRDBの高速系切り替 え機能を使用する場合 は,HiRDBの
pd_system_complete_wa it_timeオペランド値の,
2倍以上の値を指定して ください。
なし
OfflineTimeout オフライン化のタイム
オーバー値(秒)
サーバが停止するために 十分な値を指定します。
なし
OnlineRetryLimit オンライン化中の障害 時の再起動回数
0(デフォルト値) 再起動はHA Toolkit Ex
とサーバ間で行われるた め,VCSでの設定は必要 ありません。
RestartLimit
(ユーザー定義)
サーバ障害時の再起動 回数
0(デフォルト値) なし
Operations 該当するリソースタイ
プのリソースに対して 有効な操作
OnOff(デフォルト値) なし
OnlineWaitLimit サーバが起動完了後,
実際にオンライン状態 にするまでの監視回数
できるだけ小さい値を推 奨します。
なし