4 サーバの運用(HiRDB の影 響分散スタンバイレス型系
4.8 障害検知時の動作と運用(影響分散スタン バイレス型)
HA Toolkit Ex
がサーバの障害を検知した場合の動作,およびHA Toolkit Ex
に障害が発 生した場合に必要な障害情報の退避について説明します。4.8.1 障害の検知
実行サーバの起動が完了すると,HA Toolkit Exはサーバの監視状態になります。
(1) サーバの障害
サーバ自身が障害を検知した場合,HA Toolkit Exはサーバから障害通知を受けて,サー バの障害を検知します。
サーバ自身が検知できない障害を
HA Toolkit Ex
が検知するには,HA Toolkit Exがサー バの稼働報告を監視します。環境設定時に指定したサーバ障害監視時間を超えてもサー バから稼働報告がなかった場合,HA Toolkit Exはサーバ障害が発生したと判断します。サーバ障害監視時間は,HA Toolkit Exの定義ファイル(servers)の
patrol
オペランド に指定します。サーバの障害を検知すると,HA Toolkit Exは系切り替えを実行します。
● 系切り替え
HA Toolkit Ex
はサービスプロセスを停止させ,クラスタソフトに障害通知をします。そして,クラスタソフトが系切り替えをします。
障害が発生した系では,HiRDBによって待機サーバが自動で起動されるため,待機 サーバを起動する必要はありません。
(2) 系の障害
系の障害には,次の種類があります。
● ハードウェアの障害
●
OS
の障害●
HA Toolkit Ex
の障害これらの系の障害が発生した場合,HA Toolkit Exでは障害を検知しません。ただし,
HA Toolkit Ex
に障害が発生した場合は,サービスプロセスを通じてクラスタソフトが障害を検知できます。ハードウェア障害および
OS
障害の検知は,クラスタソフトの仕様 に依存します。障害が回復した場合は,障害が発生した部位から再起動し直してください。
4.8.2 障害時の系切り替えの流れ
障害時の系切り替えの流れは,ホットスタンバイ構成での系切り替えと同じです。「2.7.2 障害時の系切り替えの流れ」を参照してください。
4.8.3 障害後の系回復の流れ
障害後に系を回復する流れは,通常の系の起動と同じです。
系回復の流れを,次に示します。システムの状態を確認し,流れに合わせて必要な操作 をしてください。
図
4-2 障害後の系回復の流れ(影響分散スタンバイレス型)
1. HiRDB
のサービスを起動してください。Windows
の場合の操作です。HP-UXおよびSolaris
の場合,この操作は不要です。2.
クラスタソフトを起動してください。3. HA Toolkit Ex
を起動してください。HA Toolkit Ex
を起動したあとの操作方法につい ては,「4.4.2 系単位でのサーバの起動」を参照してください。Windows
の場合でHA Toolkit Ex
で自動運用を設定しているとき,HA Toolkit Exの サービスを起動したあとの操作はhatestart.bat
ファイルによって起動運用を自動化 できます。4.
サーバ単位でサーバを起動します。操作方法については,「4.4.3 サーバ単位での サーバの起動」を参照してください。5. HiRDB
のコマンドによって,HiRDBユニットを起動してください。6. HiRDB
のコマンドによって,サーバ(HiRDB)を起動してください。4.8.4 系切り替え後の運用上の注意(HP-UX および Solaris)
系切り替え後の運用上の注意については,ホットスタンバイ構成での系切り替えと同じ です。「2.7.4 系切り替え後の運用上の注意(HP-UXおよび
Solaris)
」を参照してくだ さい。4.8.5 障害情報の退避(HP-UX)
障害情報の退避については,ホットスタンバイ構成での系切り替えと同じです。「2.7.5 障害情報の退避(HP-UX)」を参照してください。
4.8.6 障害情報の退避(Solaris)
障害情報の退避については,ホットスタンバイ構成での系切り替えと同じです。「2.7.6 障害情報の退避(Solaris)」を参照してください。
4.8.7 障害情報の退避(Windows)
障害情報の退避については,ホットスタンバイ構成での系切り替えと同じです。「2.7.7 障害情報の退避(Windows)」を参照してください。