SQL Server では、ストライプと呼ばれる複数のデータストリームを介したデータベースの バックアップがサポートされています。各ストライプは、NetBackup によって個別のイメー 第 5 章 NetBackup for SQL Server の構成 70 SQL Server マルチストライプバックアップの構成
ジとして格納されます。この機能を使用すると、複数のテープデバイスを使用してデータ の転送速度を改善することができます。
バックアップイメージは、使用可能なドライブよりも多いテープに書き込まれることがありま す。この種類のバックアップイメージをリストアするときは、リストアバッチファイルで利用可 能であるドライブの数を指定します。
p.94 の 「複数ストリームの SQL Server バックアップのリストア」 を参照してください。
注意: 複数のストライプを使用したバックアップにも構成されるスケジュールの多重化を 有効にしないでください。 多重化を 1 つ以上のストライプを使用するスケジュールで有 効にすると、リストアに失敗します。
マルチストライピングされたバックアップを作成するには、次を構成します。
■ バックアップポリシーで、使う[ストライプ (Stripes)]の数を選択します。
SQL Server インテリジェントポリシーの場合は、[Microsoft SQL Server]ページで このオプションを設定します。 レガシー SQL Server ポリシーの場合は、バックアップ バッチファイルを作成するときに[ストライプ (Stripes)]オプションを設定します。
■ ポリシーのスケジュールで、[メディアの多重化 (Media multiplexing)]を、多重化を 無効にする 1 に設定します。
レガシー SQL Server ポリシーの場合、[アプリケーションバックアップ (Application Backup)]スケジュールの多重化を無効にします。 多重化を無効にすると、リストア中 にすべてのストリームが同時に利用可能になるため、リストア操作は正常に実行され ます。
■ ストレージユニットにストライプと同数のドライブが存在することを確認します。
■ ストライピングされたバックアップの実行時に十分な数のドライブが利用可能になるよ うに、バックアップスケジュールを構成します。
手動バックアップの実行
環境のサーバーおよびクライアントを設定した後、手動バックアップで構成設定のテスト を行うことができます。作成した自動バックアップスケジュールを手動バックアップで実行 します。状態コードおよびその他のトラブルシューティング情報の説明が参照できます。
『NetBackup 状態コードリファレンスガイド』を参照してください。
『NetBackup ログリファレンスガイド』を参照してください。
手動バックアップを実行する方法
1 マスターサーバーに管理者 (Windows) または root ユーザー (UNIX) としてログオ ンします。
2 NetBackup 管理コンソールを起動します。
第 5 章 NetBackup for SQL Server の構成 71 手動バックアップの実行
3 左ペインで、[ポリシー (Policies)]をクリックします。
4 [すべてのポリシー (All Policies)]ペインで、テストするポリシーを選択します。
5 [処理 (Actions)]>[手動バックアップ (Manual Backup)]を選択します。
6 手動バックアップに使うスケジュールを選択します。
7 SQL Server インテリジェントポリシーの場合は、手動バックアップに含めるデータ
ベースまたはインスタンスを選択します。 レガシーの SQL Server ポリシーの場合 は、手動バックアップに含めるクライアントを選択します。
8 バックアップの状態を確認するには、NetBackup 管理コンソールで[アクティビティ モニター (Activity Monitor)]をクリックします。
アクティビティモニターおよびスクリプトの出力には、バックアップ操作の状態が示さ れます。
第 5 章 NetBackup for SQL Server の構成 72 手動バックアップの実行
SQL Server のリストアの実 行
この章では以下の項目について説明しています。
■ NetBackup MS SQL Client の初回の起動
■ SQL Server のホストとインスタンスの選択
■ SQL Server バックアップイメージの表示
■ NetBackup for SQL Server のオプション
■ SQL Server データベースのバックアップのリストア
■ SQL Server データベースの完全復旧の実行
■ SQL Server ファイルグループのバックアップのリストア
■ 読み書き可能なファイルグループバックアップからの SQL Server データベースのリ カバリ
■ SQL Server 読み取り専用ファイルグループのリストア
■ SQL Server データベースファイルのリストア
■ 完全復旧を実行しない SQL Server トランザクションログイメージのリストア
■ SQL Server データベースの移動
■ SQL Server のページレベルのリストアの実行について
■ リダイレクトリストアの権限の構成
■ 代替ホストへの SQL Server データベースのリダイレクト
■ リモート SQL Server インストール上でのリストアの実行
6
■ フルテキストカタログを含むデータベースのリストアについて
■ 複数ストリームの SQL Server バックアップのリストア
NetBackup MS SQL Client の初回の起動
この項では、NetBackup MS SQL Client の初回の起動方法について説明します。以降 のセッションのために、エージェントは指定された情報を記憶しています。
NetBackup MS SQL Client の初回の起動方法
1 SQL Server 統合セキュリティを使用する場合、SQL Server バックアップとリストア
を実行する権限を持つ Windows アカウントで Windows ホストにログオンします。
2 NetBackup MS SQL Client を起動します。
3 ログオンパラメータを指定するように求められたら、[OK]をクリックします。
4 [SQL Server の接続のプロパティ (SQL Server Connection Properties)]ダイアロ グボックスで、ログインする SQL Server のホストおよびインスタンスを選択します。
5 SQL Server ホストおよびインスタンスで標準または混合セキュリティを使用する場
合、SQL Server ユーザー ID とパスワードを指定します。
6 [適用 (Apply)]をクリックします。
7 [閉じる (Close)]をクリックします。