[アクセラレータを使用 (Use Accelerator)]オプションを選択して、NetBackup アクセラ レータを使うと、VMware の完全バックアップが高速化される可能性があります。 バック アップ時間の短縮によって、VMware バックアップをバックアップ処理時間帯内に簡単に 完了できるようになります。この機能を使うには、最初に[アクセラレータを使用 (Use Accelerator)]を有効にして初回バックアップを実行する必要があります。以降のバック アップ時間はかなり減らすことができます。
SQL Server 向けのアクセラレータのサポートは、現在、完全スケジュール形式のバック アップのみに制限されています。この制限は、SQL Server を保護する VMware バック アップをアクセラレータなしで実行する場合にも適用されます。
p.103 の 「SQL Server を保護する VMware バックアップポリシーの構成」 を参照してく ださい。
クライアントの変更検出の新しい基準を定期的に確立するには、[アクセラレータ強制再 スキャン (Accelerator forced rescan)]オプションを有効にして個別のポリシースケジュー ルを作成します。
第 7 章 VMware バックアップを使用した SQL Server データの保護 100 NetBackup アクセラレータを使った VMware 完全バックアップの高速化
この機能は MSDP または PureDisk のストレージユニットと[データ保護最適化オプショ ン (Data Protection Optimization Option)]のライセンスを必要とします。VMware バッ クアップでアクセラレータを使用する方法について詳しくは、『NetBackup for VMware 管理者ガイド』を参照してください。
vSphere 用の Veritas VSS provider のインストール
Veritas VSS provider を使うには、Windows クライアントの NetBackup のインストール 後に手動でインストールする必要があります。 VMware VSS プロバイダがインストールさ れている場合はインストールプログラムによって削除され、コンピュータの再起動が必要 になることがあります。
Veritas VSS provider をインストールする方法 1 次の場所を参照します。
install_path¥Veritas¥NetBackup¥bin¥goodies¥
2 [vSphere 用の Veritas VSS provider (VSS provider for vSphere)]のショートカッ トをダブルクリックします。
3 プロンプトに従います。
4 ユーティリティが完了したら、メッセージが表示される場合はコンピュータを再起動し ます。
5 再起動後、ユーティリティが再開されます。プロンプトに従って、インストールを完了 します。
Veritas VSS provider をアンインストールする方法
1 [コントロールパネル]で、[プログラムの追加と削除]または[プログラムと機能]を開 きます。
2 [vSphere 用の Veritas VSS provider (VSS provider for vSphere)]をダブルクリッ クします。
アンインストールプログラムでは、VMware VSS プロバイダは自動的に再インストー ルされません。
SQL Server を保護する VMware バックアップの NetBackup サービスの設定
NetBackup は VMware のバックアップとリストアを実行するとき、SQL Server にアクセ スするために NetBackup クライアントサービスおよび NetBackup レガシーネットワーク サービスを使用します。VMware バックアップの場合、ログオンアカウントは次の要件を 満たす必要があります。
第 7 章 VMware バックアップを使用した SQL Server データの保護 101 vSphere 用の Veritas VSS provider のインストール
■ ログオンアカウントとしてローカルシステムアカウントを使うことはできません。
■ Replication Director を使用した VMware バックアップの場合、アカウントは NetApp ディスクアレイの CIFS 共有にアクセスできます。
■ アカウントには固定サーバーロール「sysadmin」があります。ドメインアカウント、
BUILTIN¥Administrators のメンバー、またはこのロールがある別のアカウントを使用 できます。
■ 両方のサービスが同じログオンアカウントを使う必要があります。
■ (SQL 2012 以降) ログを切り捨てることを選択した場合は、Microsoft SQL Server サービスを実行するアカウントに NetBackup レガシーネットワークサービスの temp ディレクトリに対する完全な権限があることを確認してください。
このディレクトリは C:¥Users¥user¥AppData¥Local¥Tempで、User が NetBackup Legacy Network Service を実行するアカウントになります。
メモ: リストアを実行するために使用するホストおよびバックアップを参照するために使用 するホストで、サービスのログオンアカウントを設定します。
SQL Server を保護する VMware バックアップの NetBackup サービスを設定するに は
1 sysadmin ロールと必要なローカルセキュリティ権限のあるアカウントで、Windows
ホストにログオンします。
2 SQL Server のホストとインスタンスで標準または混合セキュリティを使用する場合、
次の手順を実行します。
■ NetBackup MS SQL Client を起動します。
■ [ファイル (File)]>[SQL Server の接続のプロパティの設定 (Set SQL Server connection properties)]を選択します。
■ SQL Server のユーザー ID とパスワードを指定します。
■ [適用 (Apply)]をクリックします。
■ [閉じる (Close)]をクリックします。
3 Windows のサービスアプリケーションを開始します。
4 [NetBackup Client Service]エントリをダブルクリックします。
5 [ログオン (Log On)]タブをクリックします。
6 ログオンアカウントの名前を指定します。
ログオンアカウントを変更するには、管理者グループ権限が必要です。
アカウントは、ユーザーアカウントが後ろに続くドメイン名 domain_name¥account を含む必要があります。たとえば、recovery¥netbackup です。
第 7 章 VMware バックアップを使用した SQL Server データの保護 102 SQL Server を保護する VMware バックアップの NetBackup サービスの設定
7 [OK]をクリックします。
8 [NetBackup Legacy Network Service]エントリをダブルクリックします。
9 [ログオン (Log On)]タブをクリックします。
10 ログオンアカウントの名前を指定します。
ログオンアカウントを変更するには、管理者グループ権限が必要です。
アカウントは、ユーザーアカウントが後ろに続くドメイン名 domain_name¥account を含む必要があります。たとえば、recovery¥netbackup です。
11 [OK]をクリックします。
12 NetBackup クライアントサービスおよび NetBackup レガシーネットワークサービス
を停止し、再度開始します。
13 サービスアプリケーションを終了します。
SQL Server を保護する VMware バックアップポリシー の構成
次の手順では、SQL Server データベースの VMware バックアップを構成する方法を示 します。
SQL Server を保護する VMware バックアップポリシーを構成する方法 1 マスターサーバーに管理者としてログオンします。
2 NetBackup 管理コンソールを起動します。
3 新しいポリシーを作成するか、構成するポリシーを開きます。
4 [ポリシーの変更 (Change Policy)]ダイアログボックスで、[属性 (Attributes)]タブ をクリックします。
5 [ポリシー形式 (Policy type)]リストから、[VMware]を選択します。
6 [ポリシーストレージ (Policy storage)]フィールドで、ディスクストレージユニットを選 択します。
NetBackup アクセラレータを使う場合は、PureDisk ストレージユニット形式 (MSDP または PureDisk) を選択します。サポート対象のストレージ形式はすべて、
NetBackup のデバイスマッピングファイルにリスト表示されています。
第 7 章 VMware バックアップを使用した SQL Server データの保護 103 SQL Server を保護する VMware バックアップポリシーの構成
7 NetBackup アクセラレータを使う場合は、[アクセラレータを使用 (Use Accelerator)]
をクリックします。
アクセラレータは初回の完全バックアップを使って基準を確立します。アクセラレー タを使って実行される以降のバックアップは非常に高速に実行できます。[アクセラ レータ強制再スキャン (Accelerator forced rescan)]オプションを有効にするための 追加のポリシースケジュールを作成することもできます。このオプションにより、次回 のアクセラレータバックアップ用の新しい基準が確立されます。NetBackup アクセラ レータについて詳しくは、次を参照してください。
p.100 の 「NetBackup アクセラレータを使った VMware 完全バックアップの高速化」
を参照してください。
『NetBackup for VMware 管理者ガイド』
アクセラレータを有効にすると、[VMware]タブで[Block Level Incremental(BLI)
バックアップを有効にする (Enable block-level incremental backup)]オプションも 選択され、灰色で表示されます。
8 [スケジュール (Schedules)]タブで、完全バックアップのスケジュールを作成します。
9 [クライアント (Clients)]タブで、[問い合わせを使用して自動的に選択 (Select automatically through query)]をクリックします。
10 [仮想マシンの自動選択を実行するための NetBackup ホスト (NetBackup host to perform automatic virtual machine selection)]と使うホストを選択します。
11 バックアップする仮想マシンを選択する規則を作成するには、クエリービルダーを使 います。
クエリービルダーについて詳しくは、『NetBackup for VMware 管理者ガイド』を参 照してください。
12 [バックアップ対象 (Backup Selections)]タブをクリックします。
このタブには、[クライアント (Clients)]タブで作成したクエリーが表示されます。
13 [VMware]タブをクリックします。
このダイアログボックスのオプションについて詳しくは、『NetBackup for VMware 管 理者ガイド』を参照してください。
14 バックアップのカタログ化に使う[プライマリ VM 識別子 (Primary VM identifier)]を 選択します。
15 [VM バックアップからのファイルリカバリを有効にする (Enable file recovery from VM backup)]をクリックします。
SQL Server のアプリケーション保護を行うには、このオプションを有効にする必要 があります。
第 7 章 VMware バックアップを使用した SQL Server データの保護 104 SQL Server を保護する VMware バックアップポリシーの構成
16 [SQL Server のリカバリの有効化 (Enable SQL Server Recovery)]をクリックしま す。
このオプションは、仮想マシンのバックアップからの SQL データベースのリカバリを 有効にします。このオプションが無効になっている場合、バックアップで仮想マシン 全体をリカバリできますが、データベースを個別にリカバリすることはできません。
17 (該当する場合のみ) ログを切り捨てるかどうかを選択します。
■ トランザクションログを切り捨てない場合、ポリシーでこれ以上構成する必要はあ りません。
23 に進みます。
■ ログを切り捨てる場合、まずログの切り捨てなしでの完全バックアップを実行する 必要があります。 まずこの完全バックアップを実行しない場合、ASC ジョブは失 敗します。バックアップが完了したら、ログの切り捨てを有効にして VMware の 完全バックアップを実行します。
18 に進みます。
18 [OK]をクリックして、ポリシーを保存します。
19 完全バックアップを実行します。
20 バックアップが完了したら、ステップ 3 で作成したポリシーを開いてください。
21 [VMware]タブをクリックします。
22 [SQL Server Recovery を有効にする]の下で、[ログの切り捨て]を選択します。
SQL Server の場合、このオプションでは仮想マシンの VMware スナップショットが 完了したときにトランザクションログが切り捨てられます。 ログの切り捨てと必要条件 について詳しくは、次の項を参照してください。
p.107 の 「SQL Server を保護する VMware バックアップにおけるログの切り捨てに ついて」 を参照してください。
23 [OK]をクリックして、ポリシーを保存します。
スナップショットレプリケーションの管理に Replication Director を使用して SQL Server を保護するための VMware ポリシーの構成
このトピックでは、スナップショットレプリケーションの管理に Replication Director を使用 して SQL Server をバックアップするための VMware ポリシーの構成方法について説明 します。NetBackup が NetApp ディスクアレイ上の CIFS 共有にアクセスする必要があ ることに注意してください。
第 7 章 VMware バックアップを使用した SQL Server データの保護 105 スナップショットレプリケーションの管理に Replication Director を使用して SQL Server を保護するための VMware ポリ シーの構成