この手順では、利用可能なバックアップイメージの表示方法について説明します。目的 のバックアップイメージを表示した後、特定の SQL Server オブジェクトをリストアする手 順に従ってください。
バックアップのために特定のネットワークインターフェースを使用する、または別のホスト にリストアをリダイレクトする場合、次の手順を参照してください。
p.208 の 「複数の NIC を備えている場合に SQL Server のリストアを実行する」 を参照し てください。
p.96 の 「代替ホストへの SQL Server データベースのリダイレクト」 を参照してください。
バックアップイメージを表示する方法
1 アクセスするホストおよびインスタンスを変更します。
p.79 の 「SQL Server のホストとインスタンスの選択」 を参照してください。
2 [ファイル (File)]>[SQL Server オブジェクトのリストア (Restore SQL Server objects)]を選択します。
3 [バックアップ履歴のオプション (Backup History Options)]ダイアログボックスで、
表示するバックアップイメージが存在する[SQL ホスト (SQL Host)]を選択するか、
その名前を入力します。
第 6 章 SQL Server のリストアの実行 80 SQL Server バックアップイメージの表示
4 必要に応じて、[ソースクライアント (Source Client)]を指定します。
ほとんどの場合、バックアップイメージを参照するときは、[SQL ホスト (SQL Host)]
名を指定するだけですみます。NetBackup クライアント名とホスト名が異なるときは、
[ソースクライアント (Source Client)]の名前を提供する必要もあります。たとえば、
NetBackup クライアント名がネットワークインターフェース名の場合があります。イン テリジェントポリシーの場合、NetBackup クライアント名と異なるホスト名を用いるイ ンスタンスを追加するか登録するには、[ソースクライアント (Source Client)]を示す 必要もあります。
5 (オプション) [データベース名フィルタ (Database name filter)]ボックスで、その名 前のデータベースに一致するようにキーワードまたは問い合わせを指定します。デー タベース名でフィルタ処理すると、NetBackup がバックアップイメージのリストを返す ために必要な時間を大幅に削減できます。
6 検索する日付範囲を選択します。
7 [OK]をクリックします。
8 オブジェクトのリストア方法についての指示に従います。
p.85 の 「SQL Server データベースのバックアップのリストア」 を参照してください。
p.85 の 「SQL Server データベースの完全復旧の実行」 を参照してください。
p.86 の 「SQL Server ファイルグループのバックアップのリストア」 を参照してくださ い。
p.87 の 「読み書き可能なファイルグループバックアップからの SQL Server データ ベースのリカバリ」 を参照してください。
p.88 の 「SQL Server 読み取り専用ファイルグループのリストア」 を参照してくださ い。
p.88 の 「SQL Server データベースファイルのリストア」 を参照してください。
p.89 の 「完全復旧を実行しない SQL Server トランザクションログイメージのリスト ア」 を参照してください。
p.90 の 「SQL Server データベースの移動」 を参照してください。
p.92 の 「SQL Server のページレベルのリストアの実行について」 を参照してくだ さい。
NetBackup for SQL Server のオプション
表 6-1 では、リストアを実行する場合に使用可能なオプションについて説明します。[ファ イル (File)]>[SQL Server オブジェクトのリストア (Restore SQL Server objects)]を選 択すると、これらのオプションが[Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)]ダイアログボックスに表示されます。
第 6 章 SQL Server のリストアの実行 81 NetBackup for SQL Server のオプション
表 6-1 リストア操作のオプション 説明
オプション
データベースイメージからリストアする場合に使用できます。
■ 選択したオブジェクトをリストア (Restore selected object)
データベースのリストアを実行するスクリプトを生成します。このスクリプトは、デフォルトのオプ ションです。
■ 移動テンプレートの作成 (Create a move template)
選択したデータベースを移動するためのスクリプトテンプレートを作成します。
■ 読み取り専用ファイルグループをリストア (Restore read-only filegroups) 読み取り専用ファイルグループすべての最新のバックアップをリストアします。
■ ページリストアテンプレートを作成 (Create a page restore template)
選択したバックアップイメージに格納されているページからデータベース、ファイルグループま たはファイルをリストアするためのテンプレートを作成します。Microsoft SQL Server サービス には、フォルダ install_path¥netbackup¥dbext¥mssql¥temp へのフルアクセス権 がある必要があります。
■ リストアは実行せずに、バックアップイメージを検証 (Verify backup image, but do not restore) このオプションを使用できるのは、ページ検証オプションを使用してイメージをバックアップした 場合だけです。NetBackup は、エラーがないかどうかイメージを検証しますが、リストアは実行 しません。
スクリプト (Scripting)
SQL Server の REPLACE オプションを使用してリストアします。
REPLACE オプションを 使用する (Use replace option)
SQL Server リカバリオプションを 1 つ指定します。
■ 復旧しない (Not Recovered)
現在のリストアの後に追加のバックアップイメージをデータベースに適用する必要がある場合 は、リストアの実行中にこのオプションを選択します。このオプションを使用すると、データベース はロード状態のままです。
■ 復旧する (Recovered)
このオプションは、リストア順序の最後のイメージをリストアする場合に選択します。リカバリ操作 後、データベースは使用可能な状態になります。このオプションを選択しなければ、データベー スは中間状態になり、使用可能できません。中間バックアップの適用時に[復旧する (Recovered)]
を選択した場合、バックアップのリストアを続行できません。この場合、リストア操作を最初からや りなおす必要があります。
■ スタンバイ (Standby)
トランザクションログおよびデータベースのリストア時に、スタンバイデータベースを作成して保持 します。このオプションには、スタンバイ UNDO ログ (デフォルトの位置は
install_path¥NetBackup¥logs¥SQLStandBy¥) が必要です。Microsoft SQL Server サービスを実行するアカウントには SQLStandBy フォルダへのフルアクセス権がある必要があ ります。このデータベースは、リストア後、スタンバイ状態になります。
リカバリ (Recovery)
第 6 章 SQL Server のリストアの実行 82 NetBackup for SQL Server のオプション
説明 オプション
リストア後に実行する一貫性チェックを選択します。一貫性チェックからの出力は、SQL Server クラ イアントの進捗ログに書き込まれます。データベースがリカバリ済みの状態にリストアされていない場 合は、一貫性チェックを選択できません。リカバリで一貫性チェックを選択した場合、最後のリストア の後にチェックが実行されます。
■ なし (None)
一貫性チェックを実行しません。
■ インデックスを含まない完全チェック (Full check, excluding indexes)
一貫性チェックからインデックスをエクスクルードします。インデックスをチェックしない場合、一 貫性チェックの実行速度は大幅に向上しますが、完全にはチェックされません。一貫性チェック では、各ユーザー表のデータページおよびクラスタ化インデックスページだけが対象となります。
クラスタ化されていないインデックスページの一貫性はチェックされません。
■ 物理チェックのみ (Physical check only)
少ないオーバーヘッドで SQL Server データベースの物理的一貫性をチェックする場合に選 択します。このオプションでは、ページヘッダーおよびレコードヘッダーの物理構造の整合性の みをチェックします。また、ページのオブジェクト ID やインデックス ID と割り当て構造の間の一 貫性もチェックします。
■ インデックスを含む完全チェック (Full check, including indexes) 一貫性チェックにインデックスを含めます。エラーはログに記録されます。
■ カタログのチェック (Check catalog)
指定したデータベースのシステムテーブル内およびシステムテーブル間の一貫性をチェックし ます。
一貫性チェック (Consistency check)
メモ: ページ検証を使用すると、パフォーマンスが低下することがあります。
このオプションは、[破損ページの検出 (torn page detection)]または[チェックサム (checksum)]
検証を使用してソースオブジェクトをバックアップした場合にのみ使用できます。
■ 検証を実行しない (Do not perform verification) リストアスクリプトにページ検証を指定しません。
■ 検証を実行する (Perform verification) リストアスクリプトにページ検証を指定します。
ページ検証形式 (Page verification type)
NetBackup が検出したリカバリセットを使用してデータベースをリカバリするには、このオプションを
選択します。選択したトランザクションログがリカバリセットに属していない場合、このオプションは無 効になります。
完全復旧する (Stage full recovery)
選択したトランザクションログのみをリストアする場合に選択します。選択したトランザクションログが リカバリセットに属していない場合、このオプションは無効になります。
選択したトランザクション ログのみをリストアする (Restore only the selected transaction log)
第 6 章 SQL Server のリストアの実行 83 NetBackup for SQL Server のオプション
説明 オプション
このリストには、トランザクションログをリストアするための制御が含まれています。トランザクションロ グが出力された時刻より前の時点に、トランザクションログをリストアできます。このグループの個々 のエントリは、トランザクションログのバックアップを選択した場合にのみ有効になります。
■ 指定した時点 (To point in time)
このオプションは、トランザクションログを指定した時点にリカバリする場合に選択します。
■ トランザクションログマーク (To transaction log mark)
このオプションは、トランザクションログをトランザクションログマークまでリカバリする場合に選択 します。このオプションを使用する場合、トランザクションログマークの名前を入力する必要があ ります。
■ 指定した日時以降のトランザクションログマーク (To transaction log mark but after)
このオプションは、指定した時点の後のトランザクションログマークまでトランザクションログをリカ バリする場合に選択します。このオプションを使用する場合、トランザクションログマークの名前 を入力する必要があります。
■ トランザクションログマークの前 (Before transaction log mark)
このオプションは、トランザクションログマークより前の指定した時点にトランザクションログをリカ バリする場合に選択します。このオプションを使用する場合、トランザクションログマークの名前 を入力する必要があります。
■ 指定した日時以降のトランザクションログマークの前 (Before transaction log mark but after) このオプションは、指定したトランザクションログマークより前で、指定した時点より後に、トランザ クションログをリカバリする場合に選択します。このオプションを使用する場合、トランザクションロ グマークの名前を入力する必要があります。
トランザクションログリカバ リオプション
(Transaction log recovery options)
このリストは、リストアのデータベースのトランザクションログを選択した場合に有効になります。トラン ザクションログには 1 つ以上のトランザクションログマークが含まれ、次のトランザクションログのリカ バリオプションの 1 つが選択されています。
■ トランザクションログマーク (To transaction log mark)
■ 指定した日時以降のトランザクションログマーク (To transaction log mark but after)
■ トランザクションログマークの前 (Before transaction log mark)
■ 指定した日時以降のトランザクションログマークの前 (Before transaction log mark but after) トランザクションログマー
ク (Transaction log mark)
リストアするトランザクションログの日時を指定します。これらのフィールドは、次のいずれかのトラン ザクションログのリカバリオプションを選択した場合にのみ有効になります。
■ 指定した時点 (To point in time)
■ 指定した日時以降のトランザクションログマーク (To transaction log mark but after)
■ 指定した日時以降のトランザクションログマークの前 (Before transaction log mark but after) YYYY、MM、DD、HH、
MM、SS 午前、午後
バックアップ操作をすぐに開始します。
ローカルホスト上ではない SQL Server インスタンスにログインすると、[すぐに実行する (Launch immediately)]が無効になります。ローカル以外のホスト用のスクリプトを生成した場合、スクリプトは そのホスト上で実行する必要があります。
すぐに実行する (Launch immediately)
スクリプトを生成して後で実行します。
保存 (Save)
第 6 章 SQL Server のリストアの実行 84 NetBackup for SQL Server のオプション